JP3623289B2 - アングルシヤー付き数値制御式タレットパンチプレスの製品集積装置 - Google Patents
アングルシヤー付き数値制御式タレットパンチプレスの製品集積装置 Download PDFInfo
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、タレットパンチプレス、特にアングルシヤー付き数値制御式タレットパンチプレスにおける製品集積装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のアングルシヤー付きの数値制御式タレットパンチプレスにおいては、各製品の切り離し用にアングルパンチを使用して各製品間の桟の部分を抜きつぶして各製品を取り出したり、あるいは格納棚に製品及び材料を収納してパンチングライン運転を維持していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、以上のように各製品を切り離した後、コンベヤで所定の格納棚に集積させていたため、この製品はその棚のサイズに適応した大きさである必要があり、また半ミクロジョイントの状態で取扱われるため、労力と時間とを要し、生産性が低下すると共に、集積される製品の種類もある程度限定されるという難点があった。
【0004】
このため、本発明は、2段型の製品搬出用コンベヤを採用することにより、多種類の製品の仕分け搬出ができ、またこの作業中にも別製品のパンチング加工作業を行うことのできる作業性向上手段の提供を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明では、アングルシヤー付き数値制御式タレットパンチプレスの製品集積装置を次の(1)のとおりに構成する。
(1)アングルシヤー付き数値制御式タレットパンチプレスの製品集積装置であって、前記アングルシヤーを、パンチセンタより水平左右方向にオフセットして配設し、その切断位置をカットラインとすると共に、その製品搬出用コンベヤの下段に、前記コンベヤ上の製品を受けとるチップボックスを搬出するためのコンベヤを2段式に形成、配設したアングルシヤー付き数値制御式タレットパンチプレスの製品集積装置。
【0006】
【作用】
以上のような本発明構成により、複数種類の製品の仕分け搬出を円滑に行うことができ、また、この製品仕分け中にも他製品の加工作業を行うことができるため、生産性を向上することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施例の形態を一実施例により詳細に説明する。
【0008】
【実施例】
(構成)
図1に、本発明に係る数値制御式タレットパンチプレスの一実施例の全体構成のそれぞれ水平左右方向X,水平前後方向Y,垂直方向Zの各座標軸における三面図((a)平面図,(b)側面図,(c)正面図)を示す。
【0009】
図1において、1はタレット、2はパンチセンタ、3はアングルシヤーである。4/5はそれぞれ各固定テーブル、6は、両固定テーブル4/5間に配設された製品搬出用のベルトコンベヤである。また、7/8は、それぞれフレーム下部における製品搬出コンベヤ/スクラップ搬出コンベヤを示す。
【0010】
また、9はX軸ロケートピン、10は一対の材料(ワーク)クランプで、10aはそのワーク突当面を示す。また、11はキャリッジ、11aはキャリッジ操作盤、12はNCコンソール、13は別置型の油圧ユニットを示す。
【0011】
図1に示すように、本実施例においては、アングルシヤー3は、パンチセンタ2よりX軸方向に所定距離オフセットした所に配設され、この切断位置をカットライン3aとするよう構成され、ここでミクロジョイントもしくはネスティングした製品を切断して分離し、分離された製品をベルトコンベヤ6で搬出するよう構成されている。
【0012】
本発明実施例の特徴は、製品搬出コンベヤ機構を、図1に示すように、従来のベルトコンベヤ6の下段のX方向右方に、ベルトコンベヤ6上の製品を引継ぎ受取り可能に、製品用のチップボックス搬出用ベルトコンベヤ14を配設して2段式ベルトコンベヤ機構に形成したことにある。
【0013】
図2に、この実施例要部全体配置構成例の拡大斜視図を、また図3(a),(b)に、2種類の切離し製品のW,W1 の集積状態例を示す。
【0014】
図2において、15は製品収納用のチップボックスを示し、このチップボックス搬出用のベルトコンベヤ14は、既設の製品搬出用の上段ベルトコンベヤ6の下段でベルトコンベヤ6上のワークWをチップボックス15内に受け取ることができるよう2段型に配設構成されている。
【0015】
なお、図2において、1aはタレット、W0 はワーク素材、16はワークローダを示す。
【0016】
(動作)
次に、本実施例の動作を説明する:
アングルシヤー3(図1)で、切り離した製品W(同一形状の製品はまとめて切断し、その後、別形状製品(例えばW1 )を切断する)は、ベルトコンベヤ6上より、下段のベルトコンベヤ14上の製品チップボックス15内に所定量集積されて搬出される。
【0017】
次に、異形状の製品がベルトコンベヤ6から流れてくる場合には、下段の搬出コンベヤ14が運転されて、集積された各前製品Wをチップボックス15ごと搬出する。その後、空のチップボックス15がパレット等により下段のベルトコンベヤ14上に供給されて、異形状製品がその中に集積され、パレット等により搬出される。上記同様の搬出作業を繰返す。また、下段のベルトコンベヤ14が回転中は、上段で切離し加工作業が可能なため、生産性が格段に向上する。
【0018】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、アングルシヤー付き数値制御式タレットパンチプレスにおいて、製品搬出用ベルトコンベヤを上/下2段型に構成し、上段コンベヤを製品のみの搬出用に、下段コンベヤを製品収納用チップボックス搬出用に使用するようにしたため、複数種類の製品の仕分け搬出が円滑にでき、またこの製品仕分け中にも他製品の加工作業ができるため、生産性を向上し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】タレットパンチプレスの一実施例の全体構成三面図
【図2】2段式製品搬出ベルトコンベヤの一実施例の構成説明図
【図3】2種類の切り離し製品の集積状態例
【符号の説明】
1 タレットセンタ
1a タレット
2 パンチセンタ
3 アングルシヤー
4,5 固定テーブル
6 製品搬出ベルトコンベヤ(上段)
7 製品搬出コンベヤ
8 スクラップ搬出コンベヤ
10 ワーククランプ
11 キャリッジ
12 NCコンソール
14 チップボックス搬出ベルトコンベヤ(下段)
15 チップボックス
16 ワークローダ
X,Y,Z 各座標軸
W0 素材
W,W1 製品
【発明の属する技術分野】
本発明は、タレットパンチプレス、特にアングルシヤー付き数値制御式タレットパンチプレスにおける製品集積装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のアングルシヤー付きの数値制御式タレットパンチプレスにおいては、各製品の切り離し用にアングルパンチを使用して各製品間の桟の部分を抜きつぶして各製品を取り出したり、あるいは格納棚に製品及び材料を収納してパンチングライン運転を維持していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、以上のように各製品を切り離した後、コンベヤで所定の格納棚に集積させていたため、この製品はその棚のサイズに適応した大きさである必要があり、また半ミクロジョイントの状態で取扱われるため、労力と時間とを要し、生産性が低下すると共に、集積される製品の種類もある程度限定されるという難点があった。
【0004】
このため、本発明は、2段型の製品搬出用コンベヤを採用することにより、多種類の製品の仕分け搬出ができ、またこの作業中にも別製品のパンチング加工作業を行うことのできる作業性向上手段の提供を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明では、アングルシヤー付き数値制御式タレットパンチプレスの製品集積装置を次の(1)のとおりに構成する。
(1)アングルシヤー付き数値制御式タレットパンチプレスの製品集積装置であって、前記アングルシヤーを、パンチセンタより水平左右方向にオフセットして配設し、その切断位置をカットラインとすると共に、その製品搬出用コンベヤの下段に、前記コンベヤ上の製品を受けとるチップボックスを搬出するためのコンベヤを2段式に形成、配設したアングルシヤー付き数値制御式タレットパンチプレスの製品集積装置。
【0006】
【作用】
以上のような本発明構成により、複数種類の製品の仕分け搬出を円滑に行うことができ、また、この製品仕分け中にも他製品の加工作業を行うことができるため、生産性を向上することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施例の形態を一実施例により詳細に説明する。
【0008】
【実施例】
(構成)
図1に、本発明に係る数値制御式タレットパンチプレスの一実施例の全体構成のそれぞれ水平左右方向X,水平前後方向Y,垂直方向Zの各座標軸における三面図((a)平面図,(b)側面図,(c)正面図)を示す。
【0009】
図1において、1はタレット、2はパンチセンタ、3はアングルシヤーである。4/5はそれぞれ各固定テーブル、6は、両固定テーブル4/5間に配設された製品搬出用のベルトコンベヤである。また、7/8は、それぞれフレーム下部における製品搬出コンベヤ/スクラップ搬出コンベヤを示す。
【0010】
また、9はX軸ロケートピン、10は一対の材料(ワーク)クランプで、10aはそのワーク突当面を示す。また、11はキャリッジ、11aはキャリッジ操作盤、12はNCコンソール、13は別置型の油圧ユニットを示す。
【0011】
図1に示すように、本実施例においては、アングルシヤー3は、パンチセンタ2よりX軸方向に所定距離オフセットした所に配設され、この切断位置をカットライン3aとするよう構成され、ここでミクロジョイントもしくはネスティングした製品を切断して分離し、分離された製品をベルトコンベヤ6で搬出するよう構成されている。
【0012】
本発明実施例の特徴は、製品搬出コンベヤ機構を、図1に示すように、従来のベルトコンベヤ6の下段のX方向右方に、ベルトコンベヤ6上の製品を引継ぎ受取り可能に、製品用のチップボックス搬出用ベルトコンベヤ14を配設して2段式ベルトコンベヤ機構に形成したことにある。
【0013】
図2に、この実施例要部全体配置構成例の拡大斜視図を、また図3(a),(b)に、2種類の切離し製品のW,W1 の集積状態例を示す。
【0014】
図2において、15は製品収納用のチップボックスを示し、このチップボックス搬出用のベルトコンベヤ14は、既設の製品搬出用の上段ベルトコンベヤ6の下段でベルトコンベヤ6上のワークWをチップボックス15内に受け取ることができるよう2段型に配設構成されている。
【0015】
なお、図2において、1aはタレット、W0 はワーク素材、16はワークローダを示す。
【0016】
(動作)
次に、本実施例の動作を説明する:
アングルシヤー3(図1)で、切り離した製品W(同一形状の製品はまとめて切断し、その後、別形状製品(例えばW1 )を切断する)は、ベルトコンベヤ6上より、下段のベルトコンベヤ14上の製品チップボックス15内に所定量集積されて搬出される。
【0017】
次に、異形状の製品がベルトコンベヤ6から流れてくる場合には、下段の搬出コンベヤ14が運転されて、集積された各前製品Wをチップボックス15ごと搬出する。その後、空のチップボックス15がパレット等により下段のベルトコンベヤ14上に供給されて、異形状製品がその中に集積され、パレット等により搬出される。上記同様の搬出作業を繰返す。また、下段のベルトコンベヤ14が回転中は、上段で切離し加工作業が可能なため、生産性が格段に向上する。
【0018】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、アングルシヤー付き数値制御式タレットパンチプレスにおいて、製品搬出用ベルトコンベヤを上/下2段型に構成し、上段コンベヤを製品のみの搬出用に、下段コンベヤを製品収納用チップボックス搬出用に使用するようにしたため、複数種類の製品の仕分け搬出が円滑にでき、またこの製品仕分け中にも他製品の加工作業ができるため、生産性を向上し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】タレットパンチプレスの一実施例の全体構成三面図
【図2】2段式製品搬出ベルトコンベヤの一実施例の構成説明図
【図3】2種類の切り離し製品の集積状態例
【符号の説明】
1 タレットセンタ
1a タレット
2 パンチセンタ
3 アングルシヤー
4,5 固定テーブル
6 製品搬出ベルトコンベヤ(上段)
7 製品搬出コンベヤ
8 スクラップ搬出コンベヤ
10 ワーククランプ
11 キャリッジ
12 NCコンソール
14 チップボックス搬出ベルトコンベヤ(下段)
15 チップボックス
16 ワークローダ
X,Y,Z 各座標軸
W0 素材
W,W1 製品
Claims (1)
- アングルシヤー付き数値制御式タレットパンチプレスの製品集積装置であって、前記アングルシヤーを、パンチセンタより水平左右方向にオフセットして配設し、その切断位置をカットラインとすると共に、その製品搬出用コンベヤの下段に、前記コンベヤ上の製品を受けとるチップボックスを搬出するためのコンベヤを2段式に形成、配設したことを特徴とするアングルシヤー付き数値制御式タレットパンチプレスの製品集積装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27780495A JP3623289B2 (ja) | 1995-10-25 | 1995-10-25 | アングルシヤー付き数値制御式タレットパンチプレスの製品集積装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27780495A JP3623289B2 (ja) | 1995-10-25 | 1995-10-25 | アングルシヤー付き数値制御式タレットパンチプレスの製品集積装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09122779A JPH09122779A (ja) | 1997-05-13 |
JP3623289B2 true JP3623289B2 (ja) | 2005-02-23 |
Family
ID=17588505
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27780495A Expired - Fee Related JP3623289B2 (ja) | 1995-10-25 | 1995-10-25 | アングルシヤー付き数値制御式タレットパンチプレスの製品集積装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3623289B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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CN106077226B (zh) * | 2016-08-11 | 2018-02-06 | 中山市万达机械自动化科技有限公司 | 一种软金属切割生产线 |
CN107537948A (zh) * | 2017-07-31 | 2018-01-05 | 浦江县晶富农业科技有限公司 | 一种低能耗切屑收集装置 |
-
1995
- 1995-10-25 JP JP27780495A patent/JP3623289B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09122779A (ja) | 1997-05-13 |
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Legal Events
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A131 | Notification of reasons for refusal |
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A521 | Written amendment |
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