JP3622552B2 - アルミニウム押出形材の後面処理方法及び後面処理設備 - Google Patents
アルミニウム押出形材の後面処理方法及び後面処理設備 Download PDFInfo
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、押出機から送り出されたアルミニウム押出形材を冷却,矯正した後で製品長さに定寸切断する後面処理方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
押出機で押し出されるアルミニウム押出形材は、設備規模や形材のサイズにもよるが長さ40〜60mの長尺材である。押出形材は、押出機から押出方向に送り出された後、曲り,形状変形等を矯正するために長手方向に引っ張られる。次いで、製品長さに定寸切断される。
具体的には、図1に示すように押出機1の出側に設けられているプラテン切断機2で押出形材Mを押出機1から切り離し、押出方向Dに延びるランアウトテーブル3上に送り出す。押出形材Mは、ランアウトテーブル3に設けられている搬送ローラにより、クーリングテーブル4の押出機1側端部に相当するランアウトテーブル3上の位置Pに後端部Mcが到達するまでランアウトテーブル3上で搬送される。次いで、押出形材Mは、押出方向Dに直交する方向Cに沿ってランアウトテーブル3からクーリングテーブル4に移送され、クーリングテーブル4上で室温近傍の温度まで冷却される。
【0003】
冷却された押出形材Mは、ストレッチャー5で長さ方向に引っ張られて曲り,形状変形等を矯正するためストレッチテーブル5aに移送される。移送に先立って、ストレッチャー5のテールストック5bを押出形材Mの先端位置に移動させ、作業床にテールストック5bを固定し、ストレッチテーブル5aの長さを調節する。ストレッチテーブル5aに移送された押出形材Mは、先端部Mbがテールストック5bのジョー,後端部Mcがヘッドストック5cのジョーで挟まれる。そして、油圧力でヘッドストック5cを押出機1方向に移動させることにより、押出形材Mを押出方向Dに引っ張り、曲り,形状変形等を矯正する。
曲り,形状変形等が矯正された押出形材Mは、ストレージテーブル6にストックされる。次いで、所定本数の押出形材Mがストレージテーブル6からソーチャージテーブル7に移し替えられ、定寸切断機8で製品長さに切断される。
【0004】
ストレッチャー5は、次の理由からストレッチテーブル5aの押出機1側端部にヘッドストック5cを固定し、押出形材Mの長さに応じて移動可能なようにテールストック5bを配置している(特許第2806484号)。
すなわち、押出機1から切り離された押出形材Mは、ランアウトテーブル3からクーリングテーブル4に移送される。押出形材Mをクーリングテーブル4に移送してランアウトテーブル3上を空にした後で次の押出を開始することにより、ランアウトテーブル3上で押出形材Mと後続する押出形材との干渉を避けている。その結果、押出完了後早急にクーリングテーブル4上に押出形材Mを移送しないと、ランアウトテーブル3上を空にするまで押出機1に待機時間が生じる。そこで、押出形材Mをランアウトテーブル3からクーリングテーブル4に移送できる状態、すなわちランアウトテーブル3上を搬送されている押出形材Mの後端が位置Pを通過した時点で押出形材Mを直交方向Cに沿ってランアウトテーブル3からクーリングテーブル4に移送する。次いで、ストレッチテーブル5aに移送するため、ストレッチテーブル5a上では押出形材Mが押出機1側に位置する。この位置で押出形材Mをストレッチするため、ストレッチャー5のテールストック5bを押出形材Mの長さに応じて移動可能に、ヘッドストック5cを押出機1側に固定している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、押出技術の発展に伴って大型の押出形材も可能になり、大きな断面積をもつ押出形材の割合も増加している。大きな断面積の押出形材を従来設備で製造すると、押出形材Mの長さは、クーリングテーブル4やソーチャージテーブル7の長さに比較して遥かに短くなる。その結果、ソーチャージテーブル7上で搬送されている押出形材Mの先端が定寸切断機8の位置まで到達する時間が長くなり、その間定寸切断機8が停止する。定寸切断機8の稼働率が落ちると、押出能力に比較して定寸切断能力が低下し、ストレージテーブル6やクーリングテーブル4に溜まる押出形材Mの本数が多くなり、結果として押出機1を停止せざるを得なくなる。
【0006】
本発明は、このような問題を解消すべく案出されたものであり、押出形材の先端部をランアウトテーブルの定寸切断機側端部近傍まで送り出すことにより、ソーチャージテーブル上で押出形材が定寸切断機まで移動する際に必要な定寸切断機の停止を最小限に抑え、押出機の生産性を向上させることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の後面処理方法は、その目的を達成するため、押出機から切り離された押出形材を押出方向に配置されたランアウトテーブル上に送り出し、ランアウトテーブル上で押出形材の先端部が定寸切断機側端部に達するまで押出形材を搬送し、次いで押出方向に直交する方向に沿って押出形材をランアウトテーブルからクーリングテーブルを経てストレッチャーのストレッチテーブルに移送し、定寸切断機側に設けられている固定側のテールストックのジョーで押出形材の先端部を、押出機側で押出方向に移動可能で任意の位置に固定できるヘッドストックのジョーで押出形材の後端部を掴み、テールストックを油圧シリンダで引っ張って押出形材に引張り力を加えて矯正した後、押出形材をストレージテーブルを経てソーチャージテーブルに移送し、ソーチャージテーブルの押出機とは反対側端部に設けられている定寸切断機により押出形材を製品長さに定寸切断することを特徴とする。
ランアウトテーブル上で押出形材の先端部が定寸切断機側端部に近づいたとき、次の押出形材が押出機からランアウトテーブル上に送り出すこともできる。
【0008】
この方法で使用する後面処理設備は、押出機から切り離された押出形材が送り込まれる押出方向に長いランアウトテーブルと、ランアウトテーブルと平行に配列されたクーリングテーブルと、クーリングテーブルに隣接配置されたストレッチャーと、ストレッチャーで矯正された押出形材が移送されるストレージテーブルと、押出機とは反対側の端部に定寸切断機を設けたソーチャージテーブルを備えている。ストレッチャーは、ストレッチテーブルの定寸切断機側端部に固定側のテールストックをそれを引っ張る油圧シリンダとともに配置し、押出機側で押出方向に移動可能で任意の位置に固定できるヘッドストックを配置している。
【0009】
【実施の形態】
本発明に従った後面処理設備では、図2に示すようにストレッチャー5のテールストック10をストレッチテーブル5aの定寸切断機8側端部に固定し、ヘッドストック20を押出方向Dに沿って移動可能に設ける外は、図1と同じ設備構成を採用している。ストレッチテーブル5aは、ヘッドストック20を移動可能にするため、クーリングテーブル4の下方に仕舞い込まれるようになっている。テールストック10は、図3に示すように機台11に下ジョー12及び上ジョー13を取り付け、下ジョー12に向けて上ジョー13を押圧する油圧シリンダ14を備えている。機台11には、油圧シリンダ30で引っ張られたテールストック10が若干移動できるようにコロ15が設けられている。
【0010】
ヘッドストック20も、機台21に下ジョー22及び上ジョー23を取り付け、下ジョー22に向けて上ジョー23を押圧する油圧シリンダ24を備えている。ヘッドストック20は、レール41に沿って移動可能なようにレール41上を転動する車輪25,26を機台21に軸支している。一方の車輪25は、走行モータ27との間に駆動ベルト28を懸けられた駆動車輪になっている。
レール41の側方には、レール41の長手方向に沿って複数の固定孔42,42・・が穿設されている。所定の固定孔42を選択して、機台21の側面に設けられている固定ピン29を挿し込むことにより、その位置でヘッドストック20が固定される。
【0011】
押出機1から送り出された押出形材Mは、先端が定寸切断機8側の端部に来るまでランアウトテーブル3上を搬送される。先行する押出形材Mの先端が定寸切断機8側の端部に近づいた状態では、ランアウトテーブル3の押出機側は空になっており、次の押出形材を送り出しても先行押出形材Mと干渉しない。特に大きな断面積をもつ押出形材にあっては、ランアウトテーブル3に比較して形材長さが大幅に短くなっているので、先行押出形材と後続押出形材との間の干渉が起きることはない。
【0012】
ランアウトテーブル3に設けられている搬送ローラの回転速度を制御することによっても、先行押出形材と後続押出形材との間の干渉が防止される。具体的には、押出機1の出口からクーリングテーブル4の押出機1側端部に相当するランアウトテーブル3上の位置Pまでの距離及び押出速度に基づいて、押出開始から押出形材Mが位置Pに到達するのに要する時間を算出し、算出結果に応じてランアウトテーブル3上での押出形材Mの搬送速度を設定する。また、光電管等によって押出形材の位置を検出し、検出結果に応じてランアウトテーブル3上での押出形材Mの搬送速度を設定することも可能である。このようにして押出機1から次の押出形材Mを送り出すとき、ランアウトテーブル3上での押出形材Mの搬送により生じる次の押出開始までの待ち時間が少なくなる。
ランアウトテーブル3上で定寸切断機8側の端部に先端が達した押出形材Mは、押出方向Dと平行な姿勢を維持したまま、ランアウトテーブル3からクーリングテーブル4に移送される。クーリングテーブル4上の押出形材Mは、ファン等を用いて室温近傍の温度まで空冷される。
【0013】
空冷された押出形材Mは、クーリングテーブル4からストレッチャー5のストレッチテーブル5aに移送される。このとき、ストレッチャー5のヘッドストック20は、送られて来る押出形材Mの長さに対応した位置に予め移動され、選択された固定孔42に固定ピン29を挿し込むことにより所定位置に固定されている。
ストレッチテーブル5aに移送された押出形材Mの先端部Mbをテールストック10の下ジョー12と上ジョー13との間に挟み、後端部Mcをヘッドストック20の下ジョー22と上ジョー23との間に挟む。そして、油圧シリンダ30によりテールストック10を介して押出形材Mを押出方向Dに引っ張ると、押出形材Mが塑性変形し曲り,形状変化等が矯正される。
矯正された押出形材Mは、ジョー12,13及び22,23による両端部Mb,Mcの拘束が解除され、ストレッチテーブル5aからストレージテーブル6を経てソーチャージテーブル7に移送される。このように押出形材Mを移送するとき、押出形材Mの先端部Mbは、ソーチャージテーブル7上で定寸切断機8に最も近い個所に位置する。そのため、ソーチャージテーブル7上で押出形材Mを定寸切断機8に送り込む時間が短縮され、定寸切断機8の稼動効率が向上する。したがって、ストレージテーブル6やソーチャージテーブル7上に押出形材が溜まることも少なくなる。
【0014】
押出形材Mの先端部Mbをランアウトテーブル3上で定寸切断機8側の端部まで送り出すことは、押出長さが異なる押出形材を処理する場合にも有効である。すなわち、ソーチャージテーブル7上で先端部Mbが揃うように押出形材Mが移送されるため、先端揃えの作業に要する時間を必要とせず、その分だけでも定寸切断機8の停止時間が短くなる。
押出形材Mの先端部Mbをランアウトテーブル3上で定寸切断機8側の端部まで送り出すことは、押出形材Mを冷却する上でも有利である。すなわち、押出機1の周辺には高温のビレット,コンテナ,ダイス等の熱源があるため、クーリングテーブル4上の雰囲気は、押出機1に近いほど高温,押出機1から遠ざかるに従って低温になる温度勾配をもっている。そして、温度の低い定寸切断機8側の端部に先端部Mbが位置するように押出形材Mが送り込まれるので、押出形材Mが室温に冷却されるまでの時間が短縮される。なかでも、断面積が大きく冷却に時間かかる押出形材ほど、クーリングテーブル4上で押出機1から遠ざかるので雰囲気の冷却能が高くなる。したがって、クーリングテーブル4上で押出形材Mが滞留する時間も短くて済み、その分だけクーリングテーブル4のサイズを小さくできる。
【0015】
【実施例】
直径365mm,長さ1200mmのビレットから100mm×100mmの矩形断面をもつ長さ10mの押出形材を押し出した。押出機1から切り離した押出形材Mを長さ70mのランアウトテーブル3に送り出し、ランアウトテーブル3上で押出形材Mの先端部Mbが定寸切断機8側の端部に達するまで押出形材Mを搬送した。このとき、押出形材Mの先端部Mbが押出機1から25m離れたときに次の押出形材Mをランアウトテーブル3に送り出したが、先行押出形材Mとの間に何らの干渉もなかった。
先端部Mbが定寸切断機8側の端部に達した押出形材Mは、押出方向Dに直交する方向Cに沿って長さ60mのクーリングテーブル4に平行移動された。クーリングテーブル4上の雰囲気は、表1に示すように高温のビレット,コンテナ,ダイス等の熱源がある押出機1に近いほど高温で、定寸切断機8側ほど低温であった。
【0016】
【0017】
クーリングテーブル4に移送された押出形材Mの後端部Mcは、押出形材Mの長手方向に関して最も高温(500℃)の部位であり、クーリングテーブル4の押出機1側端部から50m離れた個所に位置した。この個所の雰囲気温度は25℃であり、押出形材Mがストレッチ可能な温度40℃まで冷却するのに25分を要した。これに対し、図1で説明した従来法に従って押出形材Mをクーリングテーブル4に移送したとき、押出形材Mの後端部Mcはクーリングテーブル4上で押出機1側端部に位置し、ストレッチ可能な温度40℃まで冷却するのに34分かかった。この対比から明らかなように、本発明に従った後面処理では、押出形材Mが比較的短時間でストレッチ可能な温度まで冷却するため、冷却待ちの押出形材Mがクーリングテーブル4上に溜まる本数も少なくなった。
【0018】
冷却された押出形材Mをストレッチテーブル5aに移送する前に、ヘッドストック20をレール41に沿って移動させ、押出形材Mの後端部Mcに相当する位置に固定すると共に、ストレッチテーブル5aの長さを調節した。そして、押出形材Mをストレッチテーブル5aに移送し、押出形材Mの先端部Mbをテールストック10の下ジョー12と上ジョー13との間で掴み、後端部Mcをヘッドストック20の下ジョー22と上ジョー23との間で掴み、押出形材Mを引っ張ることにより曲り,形状変形等を矯正した。
矯正後の押出形材Mをストレッチテーブル5aからストレージテーブル6に移送した。移送された押出形材Mは、ストレージテーブル6上で先端部Mbが定寸切断機8側端部に揃えられていた。
【0019】
ストレージテーブル6からソーチャージテーブル7に所定本数の押出形材Mを移送した。ソーチャージテーブル7上でも押出形材Mの先端部Mbが定寸切断機8の近傍に位置するため、極く短時間で押出形材Mの定寸切断を開始できた。
これに対し、図1の従来法式でソーチャージテーブル7に移送された押出形材Mでは、先端部Mbから定寸切断機8までの距離が50mであった。この場合、押出形材Mを速度30m/分で定寸切断機8まで送ると、100秒の送り時間が必要であった。そのため、この送り時間分だけ定寸切断機8を停止させる必要があった。1本の押出形材Mに必要な送り時間100秒が累積されるため、定寸切断機8の稼動効率が低く、ストレージテーブル6やソーチャージテーブル7に定寸切断待ちの押出形材Mが溜りがちであった。
【0020】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明においては、押出機からランアウトテーブル上に送り出された押出形材を、ランアウトテーブル上で定寸切断機側端部まで搬送した後、押出方向に直交する方向に沿ってクーリングテーブル,ストレッチャーのストレッチテーブル,ストレージテーブル,ソーチャージテーブルへと順次移送している。このように押出形材を移送するとき、クーリングテーブル上で押出形材が効率よく冷却されると共に、ソーチャージテーブル上で押出形材の先端部が定寸切断機の近傍に位置するため定寸切断機に押出形材を送り込む時間が大幅に短くなる。その結果、クーリングテーブル,ストレージテーブル,ソーチャージテーブルに溜まりがちな押出形材の本数が少なくなり、押出機及び定寸切断機本来の能力を十分に活用して生産性良く押出製品を製造することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】押出形材の後端部を押出機側に位置させて押出形材を移送する従来の後面処理設備
【図2】押出形材の先端部を定寸切断機側に位置させて押出形材を移送する本発明に従った後面処理設備
【図3】押出形材の曲り,形状変形等を矯正するストレッチャー
【符号の説明】
1:押出機 2:プラテン切断機 3:ランアウトテーブル 4:クーリングテーブル 5:ストレッチャー 6:ストレージテーブル 7:ソーチャージテーブル 8:定寸切断機
10:固定側のテールストック 20:移動可能なヘッドストック
12,22:下ジョー 13,23:上ジョー 29:固定ピン
41:レール 42:固定孔
D:押出方向 C:押出方向に直交する方向
M:押出形材
P:クーリングテーブルの押出機側端部に相当するランアウトテーブル上の位置
【産業上の利用分野】
本発明は、押出機から送り出されたアルミニウム押出形材を冷却,矯正した後で製品長さに定寸切断する後面処理方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
押出機で押し出されるアルミニウム押出形材は、設備規模や形材のサイズにもよるが長さ40〜60mの長尺材である。押出形材は、押出機から押出方向に送り出された後、曲り,形状変形等を矯正するために長手方向に引っ張られる。次いで、製品長さに定寸切断される。
具体的には、図1に示すように押出機1の出側に設けられているプラテン切断機2で押出形材Mを押出機1から切り離し、押出方向Dに延びるランアウトテーブル3上に送り出す。押出形材Mは、ランアウトテーブル3に設けられている搬送ローラにより、クーリングテーブル4の押出機1側端部に相当するランアウトテーブル3上の位置Pに後端部Mcが到達するまでランアウトテーブル3上で搬送される。次いで、押出形材Mは、押出方向Dに直交する方向Cに沿ってランアウトテーブル3からクーリングテーブル4に移送され、クーリングテーブル4上で室温近傍の温度まで冷却される。
【0003】
冷却された押出形材Mは、ストレッチャー5で長さ方向に引っ張られて曲り,形状変形等を矯正するためストレッチテーブル5aに移送される。移送に先立って、ストレッチャー5のテールストック5bを押出形材Mの先端位置に移動させ、作業床にテールストック5bを固定し、ストレッチテーブル5aの長さを調節する。ストレッチテーブル5aに移送された押出形材Mは、先端部Mbがテールストック5bのジョー,後端部Mcがヘッドストック5cのジョーで挟まれる。そして、油圧力でヘッドストック5cを押出機1方向に移動させることにより、押出形材Mを押出方向Dに引っ張り、曲り,形状変形等を矯正する。
曲り,形状変形等が矯正された押出形材Mは、ストレージテーブル6にストックされる。次いで、所定本数の押出形材Mがストレージテーブル6からソーチャージテーブル7に移し替えられ、定寸切断機8で製品長さに切断される。
【0004】
ストレッチャー5は、次の理由からストレッチテーブル5aの押出機1側端部にヘッドストック5cを固定し、押出形材Mの長さに応じて移動可能なようにテールストック5bを配置している(特許第2806484号)。
すなわち、押出機1から切り離された押出形材Mは、ランアウトテーブル3からクーリングテーブル4に移送される。押出形材Mをクーリングテーブル4に移送してランアウトテーブル3上を空にした後で次の押出を開始することにより、ランアウトテーブル3上で押出形材Mと後続する押出形材との干渉を避けている。その結果、押出完了後早急にクーリングテーブル4上に押出形材Mを移送しないと、ランアウトテーブル3上を空にするまで押出機1に待機時間が生じる。そこで、押出形材Mをランアウトテーブル3からクーリングテーブル4に移送できる状態、すなわちランアウトテーブル3上を搬送されている押出形材Mの後端が位置Pを通過した時点で押出形材Mを直交方向Cに沿ってランアウトテーブル3からクーリングテーブル4に移送する。次いで、ストレッチテーブル5aに移送するため、ストレッチテーブル5a上では押出形材Mが押出機1側に位置する。この位置で押出形材Mをストレッチするため、ストレッチャー5のテールストック5bを押出形材Mの長さに応じて移動可能に、ヘッドストック5cを押出機1側に固定している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、押出技術の発展に伴って大型の押出形材も可能になり、大きな断面積をもつ押出形材の割合も増加している。大きな断面積の押出形材を従来設備で製造すると、押出形材Mの長さは、クーリングテーブル4やソーチャージテーブル7の長さに比較して遥かに短くなる。その結果、ソーチャージテーブル7上で搬送されている押出形材Mの先端が定寸切断機8の位置まで到達する時間が長くなり、その間定寸切断機8が停止する。定寸切断機8の稼働率が落ちると、押出能力に比較して定寸切断能力が低下し、ストレージテーブル6やクーリングテーブル4に溜まる押出形材Mの本数が多くなり、結果として押出機1を停止せざるを得なくなる。
【0006】
本発明は、このような問題を解消すべく案出されたものであり、押出形材の先端部をランアウトテーブルの定寸切断機側端部近傍まで送り出すことにより、ソーチャージテーブル上で押出形材が定寸切断機まで移動する際に必要な定寸切断機の停止を最小限に抑え、押出機の生産性を向上させることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の後面処理方法は、その目的を達成するため、押出機から切り離された押出形材を押出方向に配置されたランアウトテーブル上に送り出し、ランアウトテーブル上で押出形材の先端部が定寸切断機側端部に達するまで押出形材を搬送し、次いで押出方向に直交する方向に沿って押出形材をランアウトテーブルからクーリングテーブルを経てストレッチャーのストレッチテーブルに移送し、定寸切断機側に設けられている固定側のテールストックのジョーで押出形材の先端部を、押出機側で押出方向に移動可能で任意の位置に固定できるヘッドストックのジョーで押出形材の後端部を掴み、テールストックを油圧シリンダで引っ張って押出形材に引張り力を加えて矯正した後、押出形材をストレージテーブルを経てソーチャージテーブルに移送し、ソーチャージテーブルの押出機とは反対側端部に設けられている定寸切断機により押出形材を製品長さに定寸切断することを特徴とする。
ランアウトテーブル上で押出形材の先端部が定寸切断機側端部に近づいたとき、次の押出形材が押出機からランアウトテーブル上に送り出すこともできる。
【0008】
この方法で使用する後面処理設備は、押出機から切り離された押出形材が送り込まれる押出方向に長いランアウトテーブルと、ランアウトテーブルと平行に配列されたクーリングテーブルと、クーリングテーブルに隣接配置されたストレッチャーと、ストレッチャーで矯正された押出形材が移送されるストレージテーブルと、押出機とは反対側の端部に定寸切断機を設けたソーチャージテーブルを備えている。ストレッチャーは、ストレッチテーブルの定寸切断機側端部に固定側のテールストックをそれを引っ張る油圧シリンダとともに配置し、押出機側で押出方向に移動可能で任意の位置に固定できるヘッドストックを配置している。
【0009】
【実施の形態】
本発明に従った後面処理設備では、図2に示すようにストレッチャー5のテールストック10をストレッチテーブル5aの定寸切断機8側端部に固定し、ヘッドストック20を押出方向Dに沿って移動可能に設ける外は、図1と同じ設備構成を採用している。ストレッチテーブル5aは、ヘッドストック20を移動可能にするため、クーリングテーブル4の下方に仕舞い込まれるようになっている。テールストック10は、図3に示すように機台11に下ジョー12及び上ジョー13を取り付け、下ジョー12に向けて上ジョー13を押圧する油圧シリンダ14を備えている。機台11には、油圧シリンダ30で引っ張られたテールストック10が若干移動できるようにコロ15が設けられている。
【0010】
ヘッドストック20も、機台21に下ジョー22及び上ジョー23を取り付け、下ジョー22に向けて上ジョー23を押圧する油圧シリンダ24を備えている。ヘッドストック20は、レール41に沿って移動可能なようにレール41上を転動する車輪25,26を機台21に軸支している。一方の車輪25は、走行モータ27との間に駆動ベルト28を懸けられた駆動車輪になっている。
レール41の側方には、レール41の長手方向に沿って複数の固定孔42,42・・が穿設されている。所定の固定孔42を選択して、機台21の側面に設けられている固定ピン29を挿し込むことにより、その位置でヘッドストック20が固定される。
【0011】
押出機1から送り出された押出形材Mは、先端が定寸切断機8側の端部に来るまでランアウトテーブル3上を搬送される。先行する押出形材Mの先端が定寸切断機8側の端部に近づいた状態では、ランアウトテーブル3の押出機側は空になっており、次の押出形材を送り出しても先行押出形材Mと干渉しない。特に大きな断面積をもつ押出形材にあっては、ランアウトテーブル3に比較して形材長さが大幅に短くなっているので、先行押出形材と後続押出形材との間の干渉が起きることはない。
【0012】
ランアウトテーブル3に設けられている搬送ローラの回転速度を制御することによっても、先行押出形材と後続押出形材との間の干渉が防止される。具体的には、押出機1の出口からクーリングテーブル4の押出機1側端部に相当するランアウトテーブル3上の位置Pまでの距離及び押出速度に基づいて、押出開始から押出形材Mが位置Pに到達するのに要する時間を算出し、算出結果に応じてランアウトテーブル3上での押出形材Mの搬送速度を設定する。また、光電管等によって押出形材の位置を検出し、検出結果に応じてランアウトテーブル3上での押出形材Mの搬送速度を設定することも可能である。このようにして押出機1から次の押出形材Mを送り出すとき、ランアウトテーブル3上での押出形材Mの搬送により生じる次の押出開始までの待ち時間が少なくなる。
ランアウトテーブル3上で定寸切断機8側の端部に先端が達した押出形材Mは、押出方向Dと平行な姿勢を維持したまま、ランアウトテーブル3からクーリングテーブル4に移送される。クーリングテーブル4上の押出形材Mは、ファン等を用いて室温近傍の温度まで空冷される。
【0013】
空冷された押出形材Mは、クーリングテーブル4からストレッチャー5のストレッチテーブル5aに移送される。このとき、ストレッチャー5のヘッドストック20は、送られて来る押出形材Mの長さに対応した位置に予め移動され、選択された固定孔42に固定ピン29を挿し込むことにより所定位置に固定されている。
ストレッチテーブル5aに移送された押出形材Mの先端部Mbをテールストック10の下ジョー12と上ジョー13との間に挟み、後端部Mcをヘッドストック20の下ジョー22と上ジョー23との間に挟む。そして、油圧シリンダ30によりテールストック10を介して押出形材Mを押出方向Dに引っ張ると、押出形材Mが塑性変形し曲り,形状変化等が矯正される。
矯正された押出形材Mは、ジョー12,13及び22,23による両端部Mb,Mcの拘束が解除され、ストレッチテーブル5aからストレージテーブル6を経てソーチャージテーブル7に移送される。このように押出形材Mを移送するとき、押出形材Mの先端部Mbは、ソーチャージテーブル7上で定寸切断機8に最も近い個所に位置する。そのため、ソーチャージテーブル7上で押出形材Mを定寸切断機8に送り込む時間が短縮され、定寸切断機8の稼動効率が向上する。したがって、ストレージテーブル6やソーチャージテーブル7上に押出形材が溜まることも少なくなる。
【0014】
押出形材Mの先端部Mbをランアウトテーブル3上で定寸切断機8側の端部まで送り出すことは、押出長さが異なる押出形材を処理する場合にも有効である。すなわち、ソーチャージテーブル7上で先端部Mbが揃うように押出形材Mが移送されるため、先端揃えの作業に要する時間を必要とせず、その分だけでも定寸切断機8の停止時間が短くなる。
押出形材Mの先端部Mbをランアウトテーブル3上で定寸切断機8側の端部まで送り出すことは、押出形材Mを冷却する上でも有利である。すなわち、押出機1の周辺には高温のビレット,コンテナ,ダイス等の熱源があるため、クーリングテーブル4上の雰囲気は、押出機1に近いほど高温,押出機1から遠ざかるに従って低温になる温度勾配をもっている。そして、温度の低い定寸切断機8側の端部に先端部Mbが位置するように押出形材Mが送り込まれるので、押出形材Mが室温に冷却されるまでの時間が短縮される。なかでも、断面積が大きく冷却に時間かかる押出形材ほど、クーリングテーブル4上で押出機1から遠ざかるので雰囲気の冷却能が高くなる。したがって、クーリングテーブル4上で押出形材Mが滞留する時間も短くて済み、その分だけクーリングテーブル4のサイズを小さくできる。
【0015】
【実施例】
直径365mm,長さ1200mmのビレットから100mm×100mmの矩形断面をもつ長さ10mの押出形材を押し出した。押出機1から切り離した押出形材Mを長さ70mのランアウトテーブル3に送り出し、ランアウトテーブル3上で押出形材Mの先端部Mbが定寸切断機8側の端部に達するまで押出形材Mを搬送した。このとき、押出形材Mの先端部Mbが押出機1から25m離れたときに次の押出形材Mをランアウトテーブル3に送り出したが、先行押出形材Mとの間に何らの干渉もなかった。
先端部Mbが定寸切断機8側の端部に達した押出形材Mは、押出方向Dに直交する方向Cに沿って長さ60mのクーリングテーブル4に平行移動された。クーリングテーブル4上の雰囲気は、表1に示すように高温のビレット,コンテナ,ダイス等の熱源がある押出機1に近いほど高温で、定寸切断機8側ほど低温であった。
【0016】
【0017】
クーリングテーブル4に移送された押出形材Mの後端部Mcは、押出形材Mの長手方向に関して最も高温(500℃)の部位であり、クーリングテーブル4の押出機1側端部から50m離れた個所に位置した。この個所の雰囲気温度は25℃であり、押出形材Mがストレッチ可能な温度40℃まで冷却するのに25分を要した。これに対し、図1で説明した従来法に従って押出形材Mをクーリングテーブル4に移送したとき、押出形材Mの後端部Mcはクーリングテーブル4上で押出機1側端部に位置し、ストレッチ可能な温度40℃まで冷却するのに34分かかった。この対比から明らかなように、本発明に従った後面処理では、押出形材Mが比較的短時間でストレッチ可能な温度まで冷却するため、冷却待ちの押出形材Mがクーリングテーブル4上に溜まる本数も少なくなった。
【0018】
冷却された押出形材Mをストレッチテーブル5aに移送する前に、ヘッドストック20をレール41に沿って移動させ、押出形材Mの後端部Mcに相当する位置に固定すると共に、ストレッチテーブル5aの長さを調節した。そして、押出形材Mをストレッチテーブル5aに移送し、押出形材Mの先端部Mbをテールストック10の下ジョー12と上ジョー13との間で掴み、後端部Mcをヘッドストック20の下ジョー22と上ジョー23との間で掴み、押出形材Mを引っ張ることにより曲り,形状変形等を矯正した。
矯正後の押出形材Mをストレッチテーブル5aからストレージテーブル6に移送した。移送された押出形材Mは、ストレージテーブル6上で先端部Mbが定寸切断機8側端部に揃えられていた。
【0019】
ストレージテーブル6からソーチャージテーブル7に所定本数の押出形材Mを移送した。ソーチャージテーブル7上でも押出形材Mの先端部Mbが定寸切断機8の近傍に位置するため、極く短時間で押出形材Mの定寸切断を開始できた。
これに対し、図1の従来法式でソーチャージテーブル7に移送された押出形材Mでは、先端部Mbから定寸切断機8までの距離が50mであった。この場合、押出形材Mを速度30m/分で定寸切断機8まで送ると、100秒の送り時間が必要であった。そのため、この送り時間分だけ定寸切断機8を停止させる必要があった。1本の押出形材Mに必要な送り時間100秒が累積されるため、定寸切断機8の稼動効率が低く、ストレージテーブル6やソーチャージテーブル7に定寸切断待ちの押出形材Mが溜りがちであった。
【0020】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明においては、押出機からランアウトテーブル上に送り出された押出形材を、ランアウトテーブル上で定寸切断機側端部まで搬送した後、押出方向に直交する方向に沿ってクーリングテーブル,ストレッチャーのストレッチテーブル,ストレージテーブル,ソーチャージテーブルへと順次移送している。このように押出形材を移送するとき、クーリングテーブル上で押出形材が効率よく冷却されると共に、ソーチャージテーブル上で押出形材の先端部が定寸切断機の近傍に位置するため定寸切断機に押出形材を送り込む時間が大幅に短くなる。その結果、クーリングテーブル,ストレージテーブル,ソーチャージテーブルに溜まりがちな押出形材の本数が少なくなり、押出機及び定寸切断機本来の能力を十分に活用して生産性良く押出製品を製造することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】押出形材の後端部を押出機側に位置させて押出形材を移送する従来の後面処理設備
【図2】押出形材の先端部を定寸切断機側に位置させて押出形材を移送する本発明に従った後面処理設備
【図3】押出形材の曲り,形状変形等を矯正するストレッチャー
【符号の説明】
1:押出機 2:プラテン切断機 3:ランアウトテーブル 4:クーリングテーブル 5:ストレッチャー 6:ストレージテーブル 7:ソーチャージテーブル 8:定寸切断機
10:固定側のテールストック 20:移動可能なヘッドストック
12,22:下ジョー 13,23:上ジョー 29:固定ピン
41:レール 42:固定孔
D:押出方向 C:押出方向に直交する方向
M:押出形材
P:クーリングテーブルの押出機側端部に相当するランアウトテーブル上の位置
Claims (3)
- 押出機から切り離された押出形材を押出方向に配置されたランアウトテーブル上に送り出し、ランアウトテーブル上で押出形材の先端部が定寸切断機側端部に達するまで押出形材を搬送し、次いで押出方向に直交する方向に沿って押出形材をランアウトテーブルからクーリングテーブルを経てストレッチャーのストレッチテーブルに移送し、定寸切断機側に設けられている固定側のテールストックのジョーで押出形材の先端部を、押出機側で押出方向に移動可能で任意の位置に固定できるヘッドストックのジョーで押出形材の後端部を掴み、テールストックを油圧シリンダで引っ張って押出形材に引張り力を加えて矯正した後、押出形材をストレージテーブルを経てソーチャージテーブルに移送し、ソーチャージテーブルの押出機とは反対側の端部に設けられている定寸切断機により押出形材を製品長さに定寸切断するアルミニウム押出形材の後面処理方法。
- ランアウトテーブル上で押出形材の先端部が定寸切断機側端部に近づいたとき、次の押出形材が押出機からランアウトテーブル上に送り出される請求項1記載のアルミニウム押出形材の後面処理方法。
- 押出機から切り離された押出形材が送り込まれる押出方向に長いランアウトテーブルと、ランアウトテーブルと平行に配列されたクーリングテーブルと、クーリングテーブルに隣接配置されたストレッチャーと、ストレッチャーで矯正された押出形材が移送されるストレージテーブルと、押出機とは反対側の端部に定寸切断機を設けたソーチャージテーブルを備え、ストレッチャーは、ストレッチテーブルの定寸切断機側端部に固定側のテールストックをそれを引っ張る油圧シリンダとともに配置し、押出機側で押出方向に移動可能で任意の位置に固定できるヘッドストックを配置しているアルミニウム押出形材の後面処理設備。
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