JP3621211B2 - トランスミッション - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、走行装置への伝動機構を収容したミッションケースの上部にHST式変速装置を配置する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、左右走行装置に対する伝動機構を収容したミッションケースにHST式変速装置を連設し、該HST式変速装置のポンプ軸にエンジンより動力を入力して、HST式変速装置の出力軸をミッションケースの入力軸と連結して、HST式変速装置で変速した動力をミッションケースへ伝え、PTO軸を駆動するとともに、該ミッションケース内で副変速し、左右のサイドクラッチを介して車軸を駆動するようにした技術は公知とされているのである。例えば、同一出願人の実公平7−1541号公報に記載の技術の如くである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、該従来の技術においては、HST式変速装置が、その油圧ポンプと油圧モータとを略垂直状態に配置する方向に向けられていたので、ミッションケースの上面からの突出量を低く抑えるためには、ミッションケースの外側面にHST式変速装置を貼設せざるを得ず、その取付部にはHST式変速装置の自重、及び、トルク伝達時の反力がかかるために、その取付部はそれらの力に耐えるだけの強度が必要があり、取付側のミッションケースの壁面を厚く構成する必要があり、その側にHST式変速装置を取り付けるために左右の重量バランスが崩れていたのである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次に該課題を解決する為の手段を説明する。
走行装置に対する伝動機構を収容したミッションケース1において、該ミッションケース1の上方に、HSTケース5内に油圧ポンプPと油圧モータMを並列配置して成るHS T式変速装置2を、その油圧ポンプPと油圧モータMとが略水平状態となるように横設し、該ミッションケース1の両側面から上方へ突出する第一、第二突出部を形成し、該第一突出部は、ミッションケース1の一側面に設けたサイドケース10であって、前記ドライブトレーン組み込み用の開口部を有する前記サイドケース10のケース本体10aと、該開口部を閉鎖する蓋体72とから構成し、前記第一突出部の内部に、HST式変速装置の出力軸と前記伝動機構の入力軸とを連動連結するためのドライブトレーンを設け、前記第二突出部を、ミッションケース1の他側面に貼設した支持プレート49から構成し、該HSTケース5内の両側面より油圧ポンプPのポンプ軸3を突出し、その一方側に入力プーリー4を、他方側にチャージポンプCPを配置し、前記ミッションケース1の上面にHSTケース5と併置してフィルター70を装着し、該フィルター70でろ過した油を、配管71を介してチャージポンプCPの吸入口に接続し、前記油圧モータMが配置されるHSTケース5の両側を、前記第1突出部と第2突出部にて挟持したものである。
【0005】
【発明の実施の態様】
次に、本発明の実施の態様を、図面に基づいて説明する。
図1は走行動力伝動機構のスケルトン図、図2はトランスミッションの後面断面図、図3は同じく上部拡大展開断面図、図4は同じく上部平面断面図、図5はトランスミッションの左側面図、図6は同じく右側面図、図7は油圧回路図である。
【0006】
本発明のトランスミッションをコンバインのミッションケースに適用した実施例について説明する。
図1〜図4において、動力伝達構成から説明する。ミッションケース1の上方にHST式変速装置2が配置され、後述する本発明の支持構成によって強固に固定される。該HST式変速装置2はHSTケース5内に油圧ポンプPと油圧モータMを前後方向でかつ水平方向に並設している。該HSTケース5より動力入力軸となるポンプ軸3を一側(本実施例では左側)に突出して入力プーリー4を固設し、図示しないエンジンからの駆動力をVベルト9を介して入力プーリー4に伝えている。
【0007】
該入力プーリー4が回動されることによって、HSTケース5内に収容した可変容積型の油圧ポンプPが駆動され、該油圧ポンプPからの圧油が油圧モータMに送油される。このとき油圧ポンプPの変速アームを人為的に変更操作することによって、斜板油圧ポンプPの容積が変更されて、吐出量と吐出方向が変更される。この圧油によって、油圧モータMの出力軸となるモーター軸6が無段に変速されて駆動される。該モーター軸6上に出力歯車7が固設され、該出力歯車7は、後述するサイドケース10内の中間軸11上に遊嵌された歯車12と噛合し、該歯車12は入力軸13上に固設した入力歯車14と噛合して、HST式変速装置2によって変速した動力をミッションケース1内の車軸への伝動機構に伝えている。
【0008】
前記ミッションケース1は左右半割りケース1L・1Rに構成されて、該ミッションケース1に入力軸13と副変速軸15と操向軸16とカウンター軸17とPTO軸18が回転自在に平行に横架され、ミッションケース1内の前記入力軸13上には歯車20・21が固設され、該歯車20は副変速軸15上の遊嵌歯車22と、カウンター軸17上に固設した歯車24と常時噛合し、前記歯車21は副変速軸15上の遊嵌歯車23と噛合している。前記カウンター軸17上には更に歯車25が固設され、該歯車25はPTO軸18上に一方向クラッチ29を介して外嵌した歯車26と噛合している。該PTO軸18のミッションケース1外にはPTOプーリー27が固設され、HST式変速装置2に同期した回転動力を取り出せるようにしている。
【0009】
前記副変速軸15上の遊嵌歯車22と遊嵌歯車23の間にはクラッチ摺動体30が左右軸方向へ摺動自在にスプライン嵌合され、また、前記遊嵌歯車22と遊嵌歯車23の各々の内側面にはそれぞれ歯部22a・23aが形成されて、クラッチ摺動体30の摺動操作で、クラッチ摺動体30を歯部22a・歯部23aの何れか一方と噛合できるようにし、また、入力軸13上にはクラッチ摺動体8が左右軸方向へ摺動自在にスプライン嵌合され、遊嵌歯車28も回転自在に遊嵌され、該遊嵌歯車28の側面には歯部28aを設けてクラッチ摺動体8と噛合できるようにし、該遊嵌歯車28は副変速軸15上の幅広の歯車31と噛合させて、副変速シフター(図示せず)によりクラッチ摺動体8・30を同時に摺動させることによって、高・中・低の3段の副変速回転が得られる構成としている。このようにして、入力軸13から副変速軸15に動力が伝えられる。そして、前記歯車31は副変速軸15上に刻設され、ミッションケース1外の副変速軸15上にはブレーキドラム32が固設されて、ブレーキアーム33(図3)を回動することによって駐車ブレーキを制動させる構成としている。
【0010】
前記操向軸16の中央部には駆動ギア34が遊嵌支持され、該駆動ギア34は前記副変速軸15上の歯車31と噛合して動力を伝え、該駆動ギア34の両側面の回転軸心周囲には内歯34L・34Rが形成されている。一方、操向軸16上の駆動ギア34両側には中空円筒体35L・35Rが回転自在に外嵌され、該中空円筒体35L・35Rの外周面にスプライン状に歯部が形成されて、一端(駆動ギア側)外周上にクラッチギア35aが形成されて、前記駆動ギア34の内歯34L(または34R)と係脱自在に噛合できるようにしてサイドクラッチを構成している。
【0011】
前記中空円筒体35L・35Rの歯部の中央部はサイドギアとして減速歯車36L・36Rと常時噛合し、該減速歯車36L・36Rはミッションケース1下部に支持した走行駆動軸19L・19Rの内端部に固設され、該走行駆動軸19L・19Rは軸受を介してミッションケース1及びアクスルケース47L・47Rに支持され、該走行駆動軸19L・19Rの外側他端に駆動スプロケット48L・48Rが固設されて、クローラを駆動する構成としている。
【0012】
前記中空円筒体35L・35Rの他側(外側)の歯部上には多板式のサイドブレーキ用の回転側摩擦板37・37・・・が相対回転不能に係止されている。該摩擦板37・37・・・の間には固定側の摩擦板38・38・・・が配置されており、前記操向軸16の両外側端部を支持する軸受ケース42が装着されるミッションケース1の部分から、ケース内方に向けて凹入形成した中空の筒状部1aの内周に前記摩擦板38・38・・・が回転不能に係止されて、この摩擦板37・38・・・によってサイド(操向)ブレーキが構成されている。前記中空円筒体35L・35Rの他端(外側端部)には押動部を設けており、ピストン部材41を前記摩擦板37・38・・・に対向するように軸受ケース42内に配設して、図示しない作業車両に装備された操向レバーの回動で後述の操向切換バルブ50を切り換えて圧油を軸受ケース42に形成したシリンダー室へ送油して、前記ピストン部材41をミッションケース内方へ前進させることにより、サイドクラッチ及びサイドブレーキを順次作動させて機体を旋回させることができるようにしている。
【0013】
そして、作業車両がコンバインの場合、その機体前部に作業機として刈取装置を装着しており、該刈取装置は油圧シリンダー54の伸縮制御によって昇降され、該油圧シリンダー54、及び、前記サイドクラッチ・サイドブレーキを作動させるピストン部材41は図7に示す油圧回路によって制御される。即ち、エンジンEの出力軸に前記入力プーリ4を駆動するための駆動プーリー55の他に油圧ポンプP0の入力軸が固設され、油圧ポンプP0を駆動している。該油圧ポンプP0の駆動によって、ミッションケース1内の潤滑油がストレーナ67を介して吸入される。図5、図6、図7に示すように、該ストレーナ67はミッションケース1の隔室内に横架され、該ストレーナ67の出口側は二つに分岐されて、一方は配管69を介して油圧ポンプP0の吸入口に接続され、他方は更にミッションケース1の上面に装着されたフィルター70でろ過して配管71を介してチャージポンプCPの吸入口に接続し、該チャージポンプCPから吐出された油は油圧ポンプPと油圧モータMとを流体接続する閉回路にチャージしている。
【0014】
前記油圧ポンプP0から吐出された油は、図7に示すように、フィルター56を介してフローデバイダー57へ送油され、該フローデバイダー57によって、分割された油流の一方は前記操向切換バルブ50に送油され、該操向切換バルブ50の切換操作によって前記ピストン部材41・41のいずれかのシリンダー室へ供給される。該シリンダー室にはサイドクラッチ切り位置に相当するストローク部位にドレン孔が設けられ、その各々のドレン孔はサイドブレーキ用リリーフ弁58を介してミッションケース1内に通じている。サイドクラッチ作動時はサイドブレーキ用リリーフ弁58を開放操作し、ブレーキ作動時に該サイドブレーキ用リリーフ弁58のリリーフ設定圧を上昇操作するように構成されている。
【0015】
前記フローデバイダー57によって分けられた他方の油流は昇降バルブ59、チェック弁60等を介して油圧シリンダー54と接続して、図示しない昇降レバーの操作で昇降バルブ59を人為的に切り換えて、油圧シリンダー54を伸縮制御できるようにしている。61は油圧シリンダー54の作動圧を設定するリリーフ弁である。これら方向切換弁59、ロードチェック弁60、リリーフ弁61、及びフローデバイダ57、サイドブレーキ用リリーフ弁38はバルブケース74内に収められている。そして、前記昇降バルブ59からの戻り油は油路62を介してオイルクーラ63に送油されて、戻り油が冷却される。該オイルクーラ63はエンジンEのラジエータ65近傍に配置され、該オイルクーラ63、ラジエータ65はエンジンEの冷却ファン66によって強制的に冷却される。該オイルクーラ63から出た冷却された油は図5に示すように、配管64を介してHSTケース5に戻される。
【0016】
該HSTケース5内には油圧ポンプPと油圧モータMを収容し、潤滑油を貯留しており、油圧ポンプP及び油圧モータMの回転摺動部分等からリークした油もHSTケース5内に貯留される。そして、図2、図6に示すように、HSTケース5は蓋体72によって閉じられており、該HSTケース5とミッションケース1側面に付設した後述するサイドケース10とは油孔72a・43aを介して連通し、HSTケース5内の潤滑油が、所定量を越えるとオーバーフローして油孔72a・43aよりサイドケース10に形成した収容室R1内に入るようにしている。
【0017】
更に、図2に示すように、サイドケース10内には収容室R1が連続して油溜まりR2を形成しており、前記収容室R1からこの油溜まりR2に潤滑油が流入するようにサイドケース10内の上下中途部に油孔43bを開口して、この油孔43bが油溜まりR2の上部に位置するように配置している。該油溜まりR2から更に潤滑油がミッションケース1内に戻るように、ケース半部1Rの側壁上部に油孔1bが開口され、前記油孔43bと両孔位置が一致するように開口している。こうして、油溜まりR2に所定量以上の潤滑油が溜まると、オーバーフローして油路1bよりミッションケース1内へ還流する。
【0018】
そして、前記PTO軸18の一側の端面から軸心方向に潤滑油路18aが穿設され、該PTO軸18の軸端は前記油溜まりR2内に臨んで配置され、潤滑油路18aの他側は軸心と垂直方向に開口して、PTO軸18と歯車26の間の一方向クラッチ29に臨ませている。こうして、前記油溜まりR2内の油が潤滑油路18aの一端から入り、PTO軸18に外嵌した一方向クラッチ29に流れて潤滑するようにしている。
【0019】
ミッションケース1内の潤滑油は油圧ポンプP0によって作動油として吸い上げられて、作業機駆動用の油圧シリンダー54を駆動できるように昇降バルブ59へ送油され、該昇降バルブ59からの戻り油は、配管62を介してオイルクーラ63に送油され、冷却されて更に配管64を介してHSTケース5内に送油され、HSTケース5内の油圧ポンプPや油圧モータMからのリーク油と混ざり、油圧ポンプPや油圧モータM等を冷却する。そして、HSTケース5からオーバーフローした油は油孔72a・43aよりサイドケース10内の収容室R1に入り、外気と接しているサイドケース10内を流下する間に再び冷却され、サイドケース10下部の油溜まりR2からオーバーフローした油は油孔1bよりミッションケース1内に戻される。そして、油溜まりR2に臨ませたPTO軸18の軸心に設けた潤滑油路18aより、戻り油が一方向クラッチ29へ流れて潤滑するのである。このとき、ミッションケース1内の潤滑油の液面L0は油路1bや潤滑油路18aより低く、一方向クラッチ29を潤滑した油は自然に落下して流れるようにしている。
【0020】
そして、本発明は前記ミッションケース1の一側(右側)の側面に取り付けたサイドケース10は図6に示すように、その上端がミッションケース上面より上方へ延出するように固設されて第一突出部を形成し、他側(左側)の側面には図5に示すように、支持プレート49がその上端がミッションケース上面より上方へ延出して固設され第二突出部を形成している。該サイドケース10の第一突出部、支持プレート29の第二突出部の、各々の内側面にとHSTケース5の左右外側面をボルト73・73・・・によって固設している。支持プレート49は鉄板等の硬質プレート材から構成して、HST式変速装置2は左右両側からボルトによってミッションケースの上方で強固に支持され、HST式変速装置2はミッションケース1上方の空いた空間に横たわるように配置されてコンパクト化を図っている。
【0021】
前記サイドケース10は、歯車組み込み用の開口部を有するケース本体10aと、該開口部を閉鎖する蓋体10bとを固設してなり、該サイドケース10のケース本体10aと蓋体10bとの間に前記収容室R1が形成されており、該収容室R1内に前記HST式変速装置2のモータ軸6が突出されて、歯車7を固設し、サイド油路板43とサイドケース10内との上下方向中央位置に中間軸11を支持し、該中間軸11上にベアリングを介して歯車12を回転自在に設置し、該歯車12を前記出力歯車7に噛合し、更に、ミッションケース1より収容室R1内に突出した入力軸13上に固設した入力歯車14にも歯車12を噛合させて、HST式変速装置2からミッションケース内に動力を伝えるためのドライブトレーンを構成としている。
【0022】
【発明の効果】
本発明は以上の如く構成したので、次のような効果を奏するのである。
HST式変速装置をミッションケースの上方に配して、その両側から第一・第二突出部によって固定支持でき、片側で支持するよりも強固に固定できるので、HST式変速装置を安定して支持でき、しかも重量バランスも優れている。
そして、HST式変速装置からの変速回転は、第一突出部内のドライブトレーンを介してからミッションケース内へ導入できるようになり、第一突出部を支持部材と伝動ケースとに兼用できる。そして、ミッションケース上方のわずかなデッドスペースに無段変速ユニットを設置でき、油圧ポンプと油圧モータが水平状に配置されるので、重心を出来るだけ低く抑えることができる。
【0023】
また、ミッションケースの型を複雑化せずに突出部を構成でき、その突出部の中へのドライブトレーンの組み込みが容易にできるようになり、構成も簡単にできる。
また、ミッションケースの型を複雑化せずに突出部を、強度を備えつつ簡素に構成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】走行動力伝動機構のスケルトン図である。
【図2】トランスミッションの後面断面図である。
【図3】同じく上部拡大展開断面図である。
【図4】同じく上部平面断面図である。
【図5】トランスミッションの左側面図である。
【図6】同じく右側面図である。
【図7】油圧回路図である。
【符号の説明】
P 油圧ポンプ
M 油圧モータ
R1 収容室
1 ミッションケース
6 HST式変速装置の出力軸
7 ドライブトレーン
10 サイドケース
10a ケース本体
10b 蓋体
12 ドライブトレーン
13 伝動機構の入力軸
14 ドライブトレーン
49 支持プレート
72 蓋体

Claims (1)

  1. 走行装置に対する伝動機構を収容したミッションケース1において、該ミッションケース1の上方に、HSTケース5内に油圧ポンプPと油圧モータMを並列配置して成るHST式変速装置2を、その油圧ポンプPと油圧モータMとが略水平状態となるように横設し、
    該ミッションケース1の両側面から上方へ突出する第一、第二突出部を形成し、該第一突出部は、ミッションケース1の一側面に設けたサイドケース10であって、前記ドライブトレーン組み込み用の開口部を有する前記サイドケース10のケース本体10aと、該開口部を閉鎖する蓋体72とから構成し、前記第一突出部の内部に、HST式変速装置の出力軸と前記伝動機構の入力軸とを連動連結するためのドライブトレーンを設け、
    前記第二突出部を、ミッションケース1の他側面に貼設した支持プレート49から構成し
    該HSTケース5内の両側面より油圧ポンプPのポンプ軸3を突出し、その一方側に入力プーリー4を、他方側にチャージポンプCPを配置し、
    前記ミッションケース1の上面にHSTケース5と併置してフィルター70を装着し、該フィルター70でろ過した油を、配管71を介してチャージポンプCPの吸入口に接続し、
    前記油圧モータMが配置されるHSTケース5の両側を、前記第1突出部と第2突出部にて挟持したことを特徴とするトランスミッション。
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