JP3621157B2 - 塩ビ製小口径マンホ−ルの蓋用枠。 - Google Patents

塩ビ製小口径マンホ−ルの蓋用枠。 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、例えば塩ビ製小口径マンホ−ルの蓋用枠に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
昭和40年代前半より下水道管に塩ビ管が採用されてからも、依然として現在、公道においてはコンクリ−ト製マンホ−ルが用いられている。そのため、塩ビ製マンホ−ルの出現が強く要請されている。
【0003】
そこで、本出願人は、塩ビ製小口径宅内ますや小口径公共ますについての長年の実績のもとに、これらの小口径ますを略スケ−ルアップした塩ビ製小口径マンホ−ルを開発し(例えば、実開平5−96144号公報参照)、その実施品を既に提供している。
【0004】
ところで、小口径ますをスケ−ルアップするに際し、次のような問題のあることが判明した。
【0005】
すなわち、先ず、代表的な塩ビ製小口径ますについて述べる。図3において、1はインバ−トを形成した塩ビ製ます本体で、いわゆる90YT(右)のものを図示しており、水平方向に第1の流入管用受口2と第2の流入管用受口3と流出管用受口4を備えている。このます本体1には上向きに点検筒用受口5を設け、この点検筒用受口5に塩ビ管(VUパイプ)を用いた点検筒6が接続される。この点検筒6は小口径ますの埋設深さに合せて切管される。
【0006】
そして、この点検筒6の上方開口部には、いわゆるVUパイプ内径接合方式として、図2で示すように塩ビ射出成形品である受枠(蓋用枠)7が接着剤を介して嵌合される。この受枠7にパッキン8を介して塩ビ製の円板状の蓋9が開閉自在に密接嵌合される。この受枠7は点検筒6の内周面に密接する差口部10と、蓋9の外周面が密接する若干外向きにテ−パをもつ受口部11とから構成されている。なお、この蓋9の外径、つまり受口部11の内径を点検筒6の外径と一致させている。
【0007】
したがって、この蓋9を覆設すれば、点検筒6は完全密閉され、下水の臭気がもれることなく、また、雨水が小口径ますに流入することがない。
【0008】
ところで、かかる小口径ますをスケ−ルアップすれば、例えば、点検筒6を200mmφから300mmφ以上にスケ−ルアップすれば、意外にも次のような問題が判明した。
【0009】
一般にプラスチックパイプを押出成形するには、ダイから出たパイプをその径を規制しながら冷却して引取っており、この径の規制には種々の方式があるが、VUパイプの場合、外径規制方式をとり、その内径はその肉厚により副次的に決められる。
【0010】
したがって、VUパイプの径をスケ−ルアップして点検筒6に用いると、点検筒6と、それに嵌合する受枠7の差口10との間に嵌合誤差があることが判明した。これを分析してみると、受枠7は生産工場において射出成形により精密に成形されるが、点検筒6は施工現場において一般のVUパイプを切管して用いるので、このVUパイプは前記のように外径規制であることから、その内径は、外径そのもの誤差と、肉厚の誤差とが加算される。殊に、VUパイプが大径化して、その外径および肉厚が大になれば誤差が拡大する。その結果、嵌合施工許容範囲を超えた誤差が発生すると考えられる。
【0011】
【課題を解決するための手段】
そこで本発明は、かかる問題を解決するためになされたもので、その要旨とするところは、1)インバ−トを形成した塩ビ製本体に、上向きに点検筒用接続部を設け、該接続部に、外径規制による押出成形製パイプからなる切管可能の点検筒を接続し、該点検筒の上方開口部に、差口部を下方にもち精密に成形された塩ビ射出成形製蓋用枠を接着剤を介して内嵌し、該蓋用枠に蓋を開閉自在に密接嵌合させたスケ−ルアップした塩ビ製ますまたは塩ビ製小口径マンホ−ルにおいて、前記蓋用枠の差口部の外径を、前記点検筒の平均内径と同径か、あるいは、該点検筒の内径が若干小径であっても嵌合できる径とし、該差口部の外周に、開口側を小径とし、徐々に拡径したテ−パとその頂点とをもつ鋸歯部を設け、該鋸歯部の径を前記点検筒の内径より若干大径にし、該鋸歯部において前記接着剤による樹脂膨潤や樹脂変形を発生させることにより、前記パイプ外径規制押出成形と蓋用枠射出成形による嵌合誤差を解消して密閉させると共に、前記蓋用枠の差口部を点検筒に圧入できるようにしたことを特徴とするスケ−ルアップした塩ビ製ますまたは塩ビ製小口径マンホ−ルの蓋用枠にあり、また、2)前記鋸歯部を前記差口部の軸方向中央に設けた請求項1に記載の塩ビ製ますまたは塩ビ製小口径マンホ−ルの蓋用枠にある。
【0012】
【実施例】
本発明を添付図面に示す実施例により詳細に述べる。
図1は本発明の実施例の要部拡大図で、従来例を示す図2および図3と同一部分には同一符号を付し、共通する部分は図示・説明を省略している。
【0013】
本実施例は、スケ−ルアップした塩ビ製小口径宅内ます、すなわち、大口径化された塩ビ製ますや、小口径公共ますに適用可能なことは勿論、塩ビ製小口径マンホ−ルにも好適である。
【0014】
図1において、本実施例の受枠7は塩ビ射出成形品であって、その受口部11は、図2で示す従来例と同様の構造であるが、差口部10の外周の軸方向中央には、開口側を小径とした鋸歯部12を設けている。そして、差口部10の外径d1 を、VUパイプを用いた点検筒6の平均内径(通常の平均的な肉厚に基づくVUパイプの平均的な内径をいう)と同径か、これより若干小径にして、点検筒6の内径が誤差により若干小径であっても容易に嵌合できるようにしている。
【0015】
また、この鋸歯部12は、差口部10の開口端径d2 より除々に拡径されたテ−パとその頂点で形成し、この鋸歯部12の径Dは、前記点検筒6の平均内径より若干大径にし、この径Dは、使用するVUパイプの点検筒6の内径より大であっても、鋸歯部12の接着剤による樹脂膨潤や樹脂変形を利用して圧入できるようにしている。例えば、d1 ,d2 ,Dの寸法は図示のようにする。
なお、この鋸歯部12は複数個数設けてもよい。
【0016】
以上のような受枠7と点検筒6との嵌合について述べる。
【0017】
所定の長さに切管された点検筒6の開口部に接着剤を塗布すると共に、受枠7の差口部10の外周にも接着剤を塗布した後、点検筒6に受枠7を嵌合させ、所定時間、両者を固定しておく。この嵌合の際、点検筒6の内径に誤差があって、予定の内径より小であっても、鋸歯部12が接着剤による樹脂膨潤をしたり、若干樹脂変形して円滑に嵌合できる。また、点検筒6が予定の内径より大であっても、鋸歯部12の頂点によって密接嵌合できる。
【0018】
したがって、施工現場における嵌合作業を支障なく行うことができると共に、完全密閉された設備となって、施工に信頼性を与えることができる。殊に、点検筒6の切管後、受枠7の嵌合不良によって当該点検筒6の破棄等による無駄がない。
【0019】
【発明の効果】
本発明によれば、パイプ製点検筒に蓋用枠を接着剤で嵌合して固着するに際し、この枠の差口部外周に鋸歯部を設けたので、市販のいずれのパイプからなる点検筒でも容易に嵌合させることができ、施工現場の不便を解消できると共に、密閉施工の信頼性を向上させることができる。また、挿入時の押込力が小さくなるため、人力による挿入が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の要部拡大図である。
【図2】従来例図である。
【図3】従来例図である。
【符号の説明】
1…ます本体、6…点検筒、7…受枠、10…差口部、12…鋸歯部

Claims (2)

  1. インバ−トを形成した塩ビ製本体に、上向きに点検筒用接続部を設け、該接続部に、外径規制による押出成形製パイプからなる切管可能の点検筒を接続し、該点検筒の上方開口部に、差口部を下方にもち精密に成形された塩ビ射出成形製蓋用枠を接着剤を介して内嵌し、該蓋用枠に蓋を開閉自在に密接嵌合させたスケ−ルアップした塩ビ製ますまたは塩ビ製小口径マンホ−ルにおいて、
    前記蓋用枠の差口部の外径を、前記点検筒の平均内径と同径か、あるいは、該点検筒の内径が若干小径であっても嵌合できる径とし、該差口部の外周に、開口側を小径とし、徐々に拡径したテ−パとその頂点とをもつ鋸歯部を設け、該鋸歯部の径を前記点検筒の内径より若干大径にし、該鋸歯部において前記接着剤による樹脂膨潤や樹脂変形を発生させることにより、前記パイプ外径規制押出成形と蓋用枠射出成形による嵌合誤差を解消して密閉させると共に、前記蓋用枠の差口部を点検筒に圧入できるようにしたことを特徴とするスケ−ルアップした塩ビ製ますまたは塩ビ製小口径マンホ−ルの蓋用枠。
  2. 前記鋸歯部を前記差口部の軸方向中央に設けた請求項1に記載の塩ビ製ますまたは塩ビ製小口径マンホ−ルの蓋用枠。
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