JP3616979B2 - 自動変速機の変速制御油圧回路 - Google Patents

自動変速機の変速制御油圧回路 Download PDF

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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/18Preventing unintentional or unsafe shift, e.g. preventing manual shift from highest gear to reverse gear
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F16H61/12Detecting malfunction or potential malfunction, e.g. fail safe; Circumventing or fixing failures
    • F16H2061/1204Detecting malfunction or potential malfunction, e.g. fail safe; Circumventing or fixing failures for malfunction caused by simultaneous engagement of different ratios resulting in transmission lock state or tie-up condition

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、前進走行中に運転者が誤って後退レンジを選択する操作を行なっても後退段の成立を禁止する後退段成立禁止機能を持たせた自動変速機の変速制御油圧回路の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
従来、後退段成立禁止機能を持たせた自動変速機の変速制御油圧回路としては、例えば、特願平1−210649号公報に記載のものが知られている。
【0003】
この公報に記載の後退段成立禁止回路を分かりやすくしたものが図14に示す回路であり、コントローラは、前進走行中に後退レンジを選択したことを検出すると、後退段禁止弁をドレーン側に切り換える指令を出力し、クラッチC3 とブレーキB2 への油圧をカットして後退段に入らなくしてある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の自動変速機の変速制御油圧回路にあっては、後退段禁止弁の切り換えによる許可・禁止の作用が2つのクラッチC3 とブレーキB2 に対し同時に働く回路構成となってるため、前進コースト時に締結されるブレーキB2 の締結・解放のタイミング制御を後退段禁止弁を用いて行なうことができないという問題がある。
【0005】
すなわち、停車状態から後退する通常時に後退レンジを選択すると、2つのクラッチC3 とブレーキB2 が共に締結される。よって、後退時には後退段禁止弁を切り換えることで2つの締結要素に対する油圧の入切のタイミング制御を行なうことができる。
【0006】
しかし、前進コースト時にはブレーキB2 のみが締結されクラッチC3 は解放されたままである。よって、前進コースト時には後退段禁止弁とは無関係な油圧回路構成によりブレーキB2 のみの締結を確保する必要があり、前進時に後退段禁止弁を用いてブレーキB2 の締結・解放のタイミング制御を行なうことができない。
【0007】
この結果、ブレーキB2 とクラッチC1 が締結される前進コースト時、同時締結により車両の前後加速度が急激に変化するエンブレショックを招いたり、また、ブレーキB2 が解放される1−2アップシフト時、ブレーキB2 の解放遅れに伴うワンウェイクラッチの空転遅れにより引き込みショックを招く。
【0008】
本発明が解決しようとする課題は、後退段成立禁止機能を損なうことなく、前進時に第2締結要素の締結・解放のタイミング制御確保による変速品質の向上を達成する自動変速機の変速制御油圧回路を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
(解決手段1)
上記課題の解決手段1(請求項1)は、図1のクレーム対応図に示すように、
後退時にのみ締結される第1締結要素aと、
後退時と前進コースト時にワンウェイクラッチの空転を防ぐべく締結される第2締結要素bと、
前記両締結要素a,bのうち第2締結要素bのみに対して締結圧供給と締結圧ドレーンの制御を行なう制御バルブcと、
後退レンジへの選択時に第1締結要素aに締結圧を導くと共に制御バルブcの入力側に締結圧を導く後退圧油路dと、
低速段固定レンジへの選択時または前進レンジでの1速への変速時に制御バルブcの入力側に締結圧を導く前進1速圧油路eと、
前記制御バルブcの出力ポートと第2締結要素bとを連通する第2締結要素圧油路fと、
前記制御バルブcを作動させるアクチュエータgに接続され、前進走行中に後退レンジが選択された時、第2締結要素bへの後退圧をカットする指令を出力すると共に、第2締結要素bの締結時または解放時、締結・解放のタイミングを適切に制御する指令を出力するコントローラhと、
を備えていることを特徴とする。
【0010】
、前記制御バルブcを、入力ポートとドレーンポートと出力ポートを有し、入力ポートにはシャトルボールを経過した切換圧油路が接続され、後退圧発生時には後退圧が前進1速圧発生時には前進1速圧が1つの入力ポートに入力されるバルブとしてもよい
【0011】
また、前記制御バルブcを、第1入力ポートと第2入力ポートと出力ポートを有し、第1入力ポートに後退圧が入力され第2入力ポートに前進1速圧が入力されるバルブとし、後退圧入力時には前進1速圧油路をドレーン回路とし、前進1速圧入力時には後退圧油路をドレーン回路としてもよい
【0012】
(解決手段
上記課題の解決手段(請求項)は、請求項1記載の自動変速機の変速制御油圧回路において、
前記コントローラhを、アクセル足離しによるコースティング状態で1速ギヤ位置になった時、同時に締結される他の締結要素の締結時期に対し変速品質を考慮した遅れ時間を経過した後に第2締結要素bを締結する締結タイミング制御指令を出力する手段としたことを特徴とする。
【0013】
(解決手段
上記課題の解決手段(請求項)は、請求項1または請求項記載の自動変速機の変速制御油圧回路において、
前記コントローラhを、第2締結要素bが締結された1速ギヤ位置から2速ギヤ位置へのアップシフト時、1−2アップシフト判断時に第2締結要素bの油圧を抜く解放タイミング制御指令を出力し、シフトバルブ作動による油路の切り換えを第2締結要素bの解放時期より遅らせる変速制御指令を出力する手段としたことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
実施の形態1は、請求項1,2,に記載の発明に対応する自動変速機の変速制御油圧回路である。
【0015】
まず、構成を説明する。
【0016】
図2は実施の形態1の変速制御油圧回路が適用された自動変速機のギヤトレーンを示す図である。
【0017】
ギヤトレーンは、遊星歯車3組、多板クラッチ5組、多板ブレーキ2組、バンドブレーキ1組及びワンウェイクラッチ3組で構成されている。
【0018】
図2において、1はトルクコンバータ、2はオイルポンプ、3はインプットシャフト、4はバンドブレーキ、5はリバースクラッチ、6はハイクラッチ、7はフロントサンギヤ、8はフロントピニオン、9はフロントリングギヤ、10はフロントキャリヤ、11はリヤサンギヤ、12はリヤピニオン、13はリヤリングギヤ、14はリヤキャリヤ、15はフォワードクラッチ、16はフォワードワンウェイクラッチ、17はオーバーランクラッチ、18はローワンウェイクラッチ、19はロー&リバースブレーキ、20はインタミディエイトシャフト、21はリダクションリングギヤ、22はリダクションピニオン、23はリダクションサンギヤ、24はリダクションキャリヤ&パーキングギヤ、25はパーキングポール、26はダイレクトクラッチ、27はリダクションブレーキ、28はリダクションワンウェイクラッチ、29はアウトプットシャフトである。
【0019】
図3は実施の形態1の変速制御油圧回路が適用された自動変速機の制御システム図である。
【0020】
前進5段のフルレンジ電子制御が採用されていて、A/Tコントロールユニット30は、アイドルスイッチ等のエンジン取り付けセンサ類31やインヒビタースイッチ等のトランスミッション取り付けセンサ類32等からの入力情報を電気信号により取り込み、設定されている制御プログラムに従って情報処理をし、変速アクチュエータであるシフトソレノイドA,シフトソレノイドB,シフトソレノイドCやオーバランクラッチソレノイド33やロックアップソレノイド34やライン圧ソレノイド35やL&R/Bソレノイド36に対して制御指令を出力する。
【0021】
図4は実施の形態1の変速制御油圧回路が適用された自動変速機で行なわれる変速制御で用いられる変速スケジュールを示す図、図5は変速制御での各ギヤ位置でのシフトソレノイド作動表を示す図、図6は減速時の各ギヤ位置での締結作動表を示す図、図7は加速時の各ギヤ位置での締結作動表を示す図である。
【0022】
変速制御は、検出されたスロットル開度と車速により決まる運転点が図4の変速スケジュールにおいてシフトアップ線やシフトダウン線を横切るとシフト判断指令が出力され、図5に示すシフトソレノイド作動表に従ってシフトソレノイドA,B,Cに対し変速後のギヤ位置に応じたON,OFF指令が出力され、油路を切り換えるシフトバルブを作動させることで行なわれる。
【0023】
アクセル足離し等による減速時には、各ギヤ位置で変速要素が図6に示すように作動することでエンジンブレーキが効く。尚、フォワードワンウェイクラッチ16とローワンウェイクラッチ18とリダクションワンウェイクラッチ28は、加速状態ではクラッチ作動状態となり動力の伝達をするが、減速側では空転状態となるため、それぞれオーバーランクラッチ(O/C)17とロー&リバースブレーキ(L&R/B)19とリダクションブレーキ(RD/B)27を締結状態にしてエンジンブレーキを効かせる。
【0024】
アクセル踏み込み等による加速時には、各ギヤ位置で変速要素が図7に示すように作動する。
【0025】
図8は実施の形態1の変速制御油圧回路を示す図である。
【0026】
図8において、5はリバースクラッチ(第1締結要素aに相当)、19はロー&リバースブレーキ(第2締結要素bに相当)、37はロー&リバースブレーキバルブ(制御バルブcに相当)、38はリバース圧油路(後退圧油路dに相当)、39は1速レデューシング圧油路(前進1速圧油路eに相当)、40はロー&リバースブレーキ圧油路(第2締結要素圧油路fに相当)、36はL&R/Bソレノイド(アクチュエータgに相当)、30はA/Tコントロールユニット(コントローラhに相当)、41はシャトルボール、42は切換圧油路、43はシフトバルブA、44はシフトバルブB、45は1速レデューシングバルブ、46はリバースクラッチアキュムレータ、47はオリフィス、48はワンウェイボールである。
【0027】
前記リバースクラッチ5は、後退時にのみ締結される。
【0028】
前記ロー&リバースブレーキ19は、後退時と前進コースト時にローワンウェイクラッチ18の空転を防ぐべく締結される。
【0029】
前記ロー&リバースブレーキバルブ37は、前記両締結要素5,19のうちロー&リバースブレーキ19のみに対して締結圧供給と締結圧ドレーンの制御を行なうバルブで、入力ポート37aとドレーンポート37bと出力ポート37cを有し、入力ポート37aにはシャトルボール41を経過した切換圧油路42が接続され、リバース圧発生時にはリバース圧が入力ポート37aに入力され、1速レデューシング圧発生時には1速レデューシング圧が入力ポート37aに入力される。
【0030】
前記リバース圧油路38は、後退レンジへの選択時にリバースクラッチ5にリバース圧を導くと共にロー&リバースブレーキバルブ37の入力側にシャトルボール41を介してリバース圧を導く。
【0031】
前記1速レデューシング圧油路39は、1速段固定レンジまたは2速段固定レンジへの選択時に1速へ変速されると、1速レデューシングバルブ45→シフトバルブB44→シフトバルブA43→シャトルボール41を介した1速レデューシング圧を、ロー&リバースブレーキバルブ37の入力側に導く。
【0032】
前記ロー&リバースブレーキ圧油路40は、ロー&リバースブレーキバルブ37の出力ポート37cとロー&リバースブレーキ19の油室とを連通する。
【0033】
前記A/Tコントロールユニット30は、ロー&リバースブレーキバルブ37を作動させるL&R/Bソレノイド36に接続され、前進走行中に後退レンジが選択された時、ロー&リバースブレーキ19へのリバース圧をカットする指令を出力すると共に、ロー&リバースブレーキ19の締結時または解放時、締結・解放のタイミングを適切に制御する指令を出力する電子回路である。
【0034】
次に、作用を説明する。
【0035】
[後退段レンジ(Rレンジ)選択時]
車両後退走行のためにRレンジを選択すると、リバース圧油路38にリバース圧が導かれ、リバースクラッチ5には、オリフィス47を通りリバースクラッチアキュムレータ46で減圧された油圧が入る。一方、リバース圧によりシャトルボール41がシフトバルブA43側を塞ぐことで、ロー&リバースブレーキ19には、切換油路42→ロー&リバースブレーキバルブ37→ロー&リバースブレーキ圧油路40を経過してリバース圧が供給される。
【0036】
また、この例では、Rレンジを選択すると、さらに、リダクションブレーキ27の締結が必要であるが、このリダクションブレーキ27には、エンジン始動後、前進・後退に関係なく油圧が入る。
【0037】
すなわち、車両後退走行は、リバースクラッチ5とロー&リバースブレーキ19とリダクションブレーキ27の3つの締結要素が全て締結作動することによって達成される。
【0038】
[後退段成立禁止制御]
前進走行中に運転者が誤ってRレンジを選択する操作を行なった場合、A/Tコントロールユニット30において、検出信号に基づき前進走行中条件とRレンジ選択条件を同時に満足することが判断されると、L&R/Bソレノイド36に対しON信号が出力される。
【0039】
これによって、ロー&リバースブレーキバルブ37が、出力ポート37cとドレンポート37bとを連通する側へ切り換えられ、ロー&リバースブレーキ19へのリバース圧供給がカットされ、リバースクラッチ5とリダクションブレーキ27の2つの締結要素が締結されるだけで後退段が成立せず、後退走行ができなく前進空走状態にされる。
【0040】
すなわち、前進走行中に運転者が誤ってRレンジを選択する操作を行なっても後退段の成立を禁止する後退段成立禁止機能が達成される。
【0041】
[1速エンブレ(エンジンブレーキの略)のタイミング制御]
前進走行中に1速エンブレが欲しい場合、1速圧が1速レデューシングバルブ45に入り、ロー&リバースブレーキ19を締結するために調圧を行ない、この油圧がシフトバルブB44→シフトバルブA43を経過してシャトルボール41に向かいリバースクラッチ5側を塞ぐ。よって、調圧された1速レデューシング圧は、ロー&リバースブレーキバルブ37を介し、ロー&リバースブレーキ19に導かれることになる。つまり、ロー&リバースブレーキ19に導かれる1速レデューシング圧は、L&R/Bソレノイド36に対するON・OFFによって入切が可能である。
【0042】
ここで、1速エンブレ制御とは、他のレンジまたはギヤ位置からアクセル足離しによるコースティング状態で1速ギヤ位置になった時、空転するワンウェイクラッチとは並列に設けてあるオーバーランクラッチ17とロー&リバースブレーキ19とリダクションブレーキ27を締結状態にしてエンジンブレーキを効かせる制御である。
【0043】
この場合、オーバーランクラッチ17とロー&リバースブレーキ19とリダクションブレーキ27を締結することで、プロペラシャフト側からの入力(車体のイナーシャ)をトルクコンバータ1を介してエンジン回転を上昇させることで吸収する訳であるが、この際、3つの締結要素17,19,27が締結されるため、これらの締結タイミング如何により変速ショックが決まってしまう。
【0044】
そこで、3つの締結要素17,19,27のうち締結タイミング制御が可能なオーバーランクラッチ17とロー&リバースブレーキ19とを1速エンブレ変速が判断されると同時のタイミングで締結させるようにした場合、図9に示すように、急激な前後加速度Gの低下と上昇があり、前後加速度Gの落差で大きなエンブレショックとなる。
【0045】
これに対し、図10に示すように、1速エンブレ変速が判断されると、まず、t0 の時点でオーバランクラッチソレノイド33に対するON指令を出力し、このt0 の時点から遅れ時間TS1を経過したt1 の時点でL&R/Bソレノイド36に対するOFF指令を出力し、オーバーランクラッチ17の締結時期に対しロー&リバースブレーキ19の締結時期を遅らせるようにした場合、エンジンブレーキを得るために前後加速度Gの低下はあるものの、その後の前後加速度Gの上昇による前後加速度Gの落差が抑えられ、エンブレショックが改善される。
【0046】
尚、遅れ時間TS1は、試験データ等に基づき良好な変速品質が得られる時間に設定されるもので、固定値で与えても良いし、ショックに影響を及ぼす車速等の要素により可変値で与えるようにしても良い。
【0047】
[1−2アップシフトのタイミング制御]
1速ギヤ位置から2速ギヤ位置へのアップシフト時、1速時のトルクはローワンウェイクラッチ18によって伝達されており、通常、Dレンジ中(ロー&リバースブレーキ19が非締結)での1−2アップシフト時には、バンドブレーキ4が締結することで自動的にローワンウェイクラッチ18が空転し始めるようになる。しかし、ロー&リバースブレーキ19が締結状態での1−2アップシフト時には、ロー&リバースブレーキ19の油圧抜けの間、バンドブレーキ4が締結を始めてもローワンウェイクラッチ18を空転させにくくなる。
【0048】
すなわち、図11に示すように、ロー&リバースブレーキ19が締結状態での1−2アップシフト判断時、アップシフト判断と同時(時間t2 )にL&R/Bソレノイド36にON指令を出力しシフトソレノイドAにOFF指令を出力した場合、ロー&リバースブレーキ19とバンドブレーキ4との締結干渉により引っ込みショックを生じてしまう。
【0049】
これに対し、ロー&リバースブレーキ19が締結状態での1−2アップシフト判断時、図12に示すように、アップシフト判断と同時(時間t2 )にL&R/Bソレノイド36にON指令を出力し、このt2 の時点から遅れ時間TS2を経過したt3 の時点でシフトソレノイドAにOFF指令を出力した場合、ロー&リバースブレーキ19とバンドブレーキ4との締結干渉が防止され、ローワンウェイクラッチ18の空転遅れによる引っ込みショックが改善され、Dレンジ中の1−2アップシフトショックと同様の変速品質を得ることができる。
【0050】
尚、遅れ時間TS2は、試験データ等に基づき良好な変速品質が得られる時間に設定されるもので、固定値で与えても良いし、ショックに影響を及ぼす車速等の要素により可変値で与えるようにしても良い。
【0051】
次に、効果を説明する。
【0052】
(1) 後退時と前進コースト時にローワンウェイクラッチ18の空転を防ぐべく締結されるロー&リバースブレーキ19のみに対して締結圧供給と締結圧ドレーンの制御を行なうロー&リバースブレーキバルブ37を設け、このロー&リバースブレーキバルブ37を作動させるL&R/Bソレノイド36には、前進走行中に後退レンジが選択された時、ロー&リバースブレーキ19へのリバース圧をカットする指令を出力すると共に、ロー&リバースブレーキ19の締結時または解放時、締結・解放のタイミングを適切に制御する指令を出力するA/Tコントロールユニット30を接続したため、後退段成立禁止機能を損なうことなく、前進時にロー&リバースブレーキ19の締結・解放のタイミング制御確保による変速品質の向上を達成することができる。
【0053】
(2) ロー&リバースブレーキバルブ37を、入力ポート37aとドレーンポート37bと出力ポート37cを有し、入力ポート37aにはシャトルボール41を経過した切換圧油路42が接続され、リバース圧発生時にはリバース圧が、1速レデューシング圧発生時には1速レデューシング圧が1つの入力ポート37aに入力されるバルブとしたため、ロー&リバースブレーキ19を解放する際のドレーン油路を短く設定でき、ロー&リバースブレーキ19の高い解放応答を得ることができる。
【0054】
(3) A/Tコントロールユニット30を、アクセル足離しによるコースティング状態で1速ギヤ位置になった時、同時に締結されるオーバーランクラッチ17の締結時期に対し変速品質を考慮した遅れ時間TS1を経過した後にロー&リバースブレーキ19を締結するOFF指令を出力する制御手段としたため、締結時期のズレによりエンブレショックを決める前後加速度特性の形をうまく作ることでエンブレショックを改善することができる。
【0055】
(4) A/Tコントロールユニット30を、ロー&リバースブレーキ19が締結された1速ギヤ位置から2速ギヤ位置へのアップシフト時、1−2アップシフト判断時にロー&リバースブレーキ19の油圧を抜くON指令を出力し、シフトバルブAの作動による油路の切り換えをロー&リバースブレーキ19の解放時期より遅らせる制御を行なう手段としたため、ローワンウェイクラッチ18の空転遅れによる引っ込みショックが改善され、Dレンジ中の1−2アップシフトショックと同様の変速品質を得ることができる。
【0056】
(実施の形態2)
実施の形態2は、請求項1,2,に記載の発明に対応する自動変速機の変速制御油圧回路である。
【0057】
まず、構成を説明する。
【0058】
図13は実施の形態2の変速制御油圧回路を示す図である。
【0059】
図13において、5はリバースクラッチ(第1締結要素aに相当)、19はロー&リバースブレーキ(第2締結要素bに相当)、37’はロー&リバースブレーキバルブ(制御バルブcに相当)、38はリバース圧油路(後退圧油路dに相当)、39は1速レデューシング圧油路(前進1速圧油路eに相当)、40はロー&リバースブレーキ圧油路(第2締結要素圧油路fに相当)、36はL&R/Bソレノイド(アクチュエータgに相当)、30はA/Tコントロールユニット(コントローラhに相当)である。
【0060】
前記ロー&リバースブレーキバルブ37’は、第1入力ポート37a’と第2入力ポート37b’と出力ポート37c’を有し、第1入力ポート37a’にリバース圧が入力され、第2入力ポート37b’に1速レデューシング圧が入力されるバルブとし、リバース圧入力時には1速レデューシング圧油路39がドレーン回路とされ、1速レデューシング圧入力時にはリバース圧油路38がドレーン回路とされる。
【0061】
この実施の形態2の変速制御油圧回路を採用しても実施の形態1の変速制御油圧回路と同様に、後退段成立禁止機能を損なうことなく、前進時にロー&リバースブレーキ19の締結・解放のタイミング制御確保による変速品質の向上を達成することができる。
【0062】
加えて、実施の形態2の変速制御油圧回路は、実施の形態1の変速制御油圧回路と対比した場合、シャトルボール41を用いない回路としているため、回路構成の簡潔化を達成することができる。
【0063】
(他の実施の形態)
本願発明の変速制御油圧回路は、実施の形態1で示した自動変速機以外にも、後退時にのみ締結される第1締結要素と、後退時と前進コースト時にワンウェイクラッチの空転を防ぐべく締結される第2締結要素とを備えた自動変速機に適用することができる。
【0064】
実施の形態1では、1速圧が1速固定レンジと2速固定レンジで入る例を示したが、Dレンジの1速ギヤ位置でエンジンブレーキが必要である場合には、ロー&リバースブレーキの元圧としてDレンジ圧を入れても良い。
【0065】
【発明の効果】
請求項1記載の自動変速機の変速制御油圧回路にあっては、後退時にのみ締結される第1締結要素と、後退時と前進コースト時にワンウェイクラッチの空転を防ぐべく締結される第2締結要素と、両締結要素のうち第2締結要素のみに対して締結圧供給と締結圧ドレーンの制御を行なう制御バルブと、後退レンジへの選択時に第1締結要素に締結圧を導くと共に制御バルブの入力側に締結圧を導く後退圧油路と、低速段固定レンジへの選択時または前進レンジでの1速への変速時に制御バルブの入力側に締結圧を導く前進1速圧油路と、制御バルブの出力ポートと第2締結要素とを連通する第2締結要素圧油路と、制御バルブを作動させるアクチュエータに接続され、前進走行中に後退レンジが選択された時、第2締結要素への後退圧をカットする指令を出力すると共に、第2締結要素の締結時または解放時、締結・解放のタイミングを適切に制御する指令を出力するコントローラと、を備えている手段としたため、後退段成立禁止機能を損なうことなく、前進時に第2締結要素の締結・解放のタイミング制御確保による変速品質の向上を達成することができる。
【0066】
尚、制御バルブを、入力ポートとドレーンポートと出力ポートを有し、入力ポートにはシャトルボールを経過した切換圧油路が接続され、後退圧発生時には後退圧が前進1速圧発生時には前進1速圧が1つの入力ポートに入力されるバルブとした場合、上記効果に加え、第2締結要素を解放する際のドレーン油路を短く設定でき、第2締結要素の高い解放応答を得ることができる。
【0067】
また、制御バルブを、第1入力ポートと第2入力ポートと出力ポートを有し、第1入力ポートに後退圧が入力され第2入力ポートに前進1速圧が入力されるバルブとし、後退圧入力時には前進1速圧油路をドレーン回路とし、前進1速圧入力時には後退圧油路をドレーン回路とした場合、請求項1記載の発明の効果に加え、回路構成の簡潔化を達成することができる。
【0068】
請求項記載の発明にあっては、請求項1記載の自動変速機の変速制御油圧回路において、コントローラを、アクセル足離しによるコースティング状態で1速ギヤ位置になった時、同時に締結される他の締結要素の締結時期に対し変速品質を考慮した遅れ時間を経過した後に第2締結要素を締結する締結タイミング制御指令を出力する手段としたため、請求項1記載の発明の効果に加え、締結時期のズレによりエンブレショックを決める前後加速度特性の形をうまく作ることでエンブレショックを改善することができる。
【0069】
請求項記載の発明にあっては、請求項1または請求項記載の自動変速機の変速制御油圧回路において、コントローラを、第2締結要素が締結された1速ギヤ位置から2速ギヤ位置へのアップシフト時、1−2アップシフト判断時に第2締結要素の油圧を抜く解放タイミング制御指令を出力し、シフトバルブ作動による油路の切り換えを第2締結要素の解放時期より遅らせる変速制御指令を出力する手段としたため、請求項1または請求項記載の発明の効果に加え、ワンウェイクラッチの空転遅れによる引っ込みショックが改善され、Dレンジ中の1−2アップシフトショックと同様の変速品質を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動変速機の変速制御油圧回路を示すクレーム対応図である。
【図2】実施の形態1の変速制御油圧回路が適用された自動変速機のギヤトレーンを示す図である。
【図3】実施の形態1の変速制御油圧回路が適用された自動変速機の制御システム図である。
【図4】実施の形態1の変速制御油圧回路が適用された自動変速機で行なわれる変速制御で用いられる変速スケジュールを示す図である。
【図5】変速制御での各ギヤ位置でのシフトソレノイド作動表を示す図である。
【図6】減速時の各ギヤ位置での締結作動表を示す図である。
【図7】加速時の各ギヤ位置での締結作動表を示す図である。
【図8】実施の形態1の変速制御油圧回路を示す図である。
【図9】1速エンブレの同期締結タイミング制御での前後加速度特性を示すタイムチャートである。
【図10】1速エンブレの遅れ締結タイミング制御での前後加速度特性を示すタイムチャートである。
【図11】1−2アップシフトでのロー&リバースブレーキ解放制御とシフト制御との同期タイミング制御での前後加速度特性を示すタイムチャートである。
【図12】1−2アップシフトでのシフト制御に対しロー&リバースブレーキ解放制御を遅らせたタイミング制御での前後加速度特性を示すタイムチャートである。
【図13】実施の形態2の変速制御油圧回路を示す図である。
【図14】従来の変速制御油圧回路を示す図である。
【符号の説明】
a 第1締結要素
b 第2締結要素
c 制御バルブ
d 後退圧油路
e 前進1速圧油路
f 第2締結要素圧油路
g アクチュエータ
h コントローラ

Claims (3)

  1. 後退時にのみ締結される第1締結要素と、
    後退時と前進コースト時にワンウェイクラッチの空転を防ぐべく締結される第2締結要素と、
    前記両締結要素のうち第2締結要素のみに対して締結圧供給と締結圧ドレーンの制御を行なう制御バルブと、
    後退レンジへの選択時に第1締結要素に締結圧を導くと共に制御バルブの入力側に締結圧を導く後退圧油路と、
    低速段固定レンジへの選択時または前進レンジでの1速への変速時に制御バルブの入力側に締結圧を導く前進1速圧油路と、
    前記制御バルブの出力ポートと第2締結要素とを連通する第2締結要素圧油路と、
    前記制御バルブを作動させるアクチュエータに接続され、前進走行中に後退レンジが選択された時、第2締結要素への後退圧をカットする指令を出力すると共に、第2締結要素の締結時または解放時、締結・解放のタイミングを適切に制御する指令を出力するコントローラと、
    を備えていることを特徴とする自動変速機の変速制御油圧回路。
  2. 請求項1記載の自動変速機の変速制御油圧回路において、
    前記コントローラを、アクセル足離しによるコースティング状態で1速ギヤ位置になった時、同時に締結される他の締結要素の締結時期に対し変速品質を考慮した遅れ時間を経過した後に第2締結要素を締結する締結タイミング制御指令を出力する手段としたことを特徴とする自動変速機の変速制御油圧回路。
  3. 請求項1または請求項2記載の自動変速機の変速制御油圧回路において、
    前記コントローラを、第2締結要素が締結された1速ギヤ位置から2速ギヤ位置へのアップシフト時、1−2アップシフト判断時に第2締結要素の油圧を抜く解放タイミング制御指令を出力し、シフトバルブ作動による油路の切り換えを第2締結要素の解放時期より遅らせる変速制御指令を出力する手段としたことを特徴とする自動変速機の変速制御油圧回路。
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