JP3616439B2 - 分岐継手 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被接続管から分岐して支管を接続する分岐継手に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、被接続管の側面部に開口部を開口形成し、被接続管の外周面から分岐作業を行って開口部に支管を接続して分岐させる分岐継手としては、例えば特公昭62−2196号公報に記載の構成が知られている。
【0003】
この特公昭62−2196号公報に記載の分岐継手は、筒状の分岐パイプ部材の長手方向に切り込みを有し変形可能な下方部分を、主導管の開口部に変形させつつ挿入し、開口部の縁を通過した分岐パイプ部材の下方部分の鍔状の第1の突起を開口部の周縁部に係止した後、分岐パイプ部材の下方部分に筒状のブシュを、分岐接続する枝導管をブシュの端部に当接させて押し込み、分岐パイプ部材の下方部分が変形しないように嵌合させる。そして、枝導管を分岐継手に接続して分岐を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特公昭62−2196号公報に記載の分岐継手において、ブシュが分岐パイプ部材の下方部分に確実に嵌合して下方部分の変形を防止するようになっているか否かを、例えば枝導管を取り外し分岐パイプ部材内から手を挿入して確認しなければならないとともに、ブシュを長い枝導管にて押し込むため、分岐作業が煩雑となる問題がある。
【0005】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、被接続管に支管を容易に分岐でき分岐部分の接続が確実な分岐継手を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の分岐継手は、両端を開口する略円筒状の胴体部、この胴体部の一端部に設けられ軸方向に沿って複数切り込みを有し、先端外周面に被接続管の外周に開口形成された取付開口部の内周縁に係止する係止爪部を有する弾性変形可能な複数の弾性片からなる筒状の係止部、この係止部の前記胴体部側の基端に設けられ前記被接続管の外周面に対向する押圧外段部、前記胴体部に設けられ周方向に長手方向を有する開口部、および、内周面に設けられた鎖錠部を備えた取付体と、一端部に設けられ前記取付体の係止部の内側に嵌挿され前記係止爪部を前記被接続管の開口部に係止させて前記弾性片を前記開口部の周縁に内側から押圧させる略円筒状の補強部、他端部に設けられ前記取付体の胴体部に嵌合され案内部を有し内周面に分岐される支管を嵌合保持する略円筒状の保持部、および、外周面に設けられ前記取付体の鎖錠部に軸方向に沿って摺動自在に係合する回り止め部を備えた継手体と、内周面に前記取付体を嵌挿する略円筒状の覆部、この覆部の一端縁に設けられ前記被接続管の外周面に密着する凹部、および、前記覆部に前記取付体の開口部に対応して開口形成された操作開口部を備えた固定体と、前記取付体の係止部が挿通され前記被接続管の外周面、前記取付体の押圧外段部および前記固定体の接合部分を水密に保持する環状のパッキング体と、前記取付体の開口部内にこの取付体の周方向に沿って摺動自在に係合され前記継手体の保持部および前記固定体の覆部間に挟持された移動部、この移動部に設けられ前記継手体の案内部に摺動自在に係合する摺動部、および、前記移動部に前記固定体の操作開口部を介して突出して設けられた把持部を備え、前記把持部にて前記移動部を移動させることにより前記摺動部が係合する前記案内部により継手体を軸方向に摺動移動させる押え具とを具備したものである。そして、押え具の移動部を把持部により取付体の開口部内で移動させて継手体の補強部が取付体の係止部に嵌挿されていない状態とし、この状態で被接続管の取付開口部にパッキング体を嵌挿した取付体の係止部を被接続管の外側より弾性片を弾性変形させて挿入し、係止爪部を取付開口部の縁に係合させるとともにパッキング体を取付体の押圧外段部にて被接続管の外周面に密着させ、さらに固定体の凹部を被接続管の外周面に密着させた後、把持部を持って移動部を取付体、継手体および固定体に相対して取付体の開口部内で移動させる。この際、継手体の周方向に対して傾斜した案内部に係合する押え具の摺動部が案内部を摺動移動して、取付体の鎖錠部および継手体の回り止め部が相対して軸方向に摺動自在に係合するため、移動部の周方向へ移動させる力が継手体を軸方向へ移動させる力に変換され、継手体が取付体に相対して軸方向に移動して補強部が係止部に嵌挿し、取付体の弾性片が強固に取付開口部の周縁に押圧され係止爪部が取付開口部の周縁に確実に係止し、取付体の係止部が取付開口部に確実に係止されてパッキング体により水密に取り付けられる。この後、継手体の保持部に支管を嵌合固定して被接続管の取付開口部に支管を取り付ける。
【0007】
請求項2記載の分岐継手は、請求項1記載の分岐継手において、案内部は、周方向に対して傾斜した溝状に形成され、摺動部は、突出形成され案内部に摺動自在に係合するもので、継手体の周方向に対して傾斜して溝状に形成した案内部に、押え具の移動部に突出形成した摺動部を摺動自在に係合させるため、把持部を持って移動部を取付体、継手体および固定体に相対して取付体の開口部内で周方向に移動させた際、取付体の鎖錠部および継手体の回り止め部が相対して軸方向に摺動自在に係合するため、継手体の周方向に対して傾斜した案内部に係合する押え具の摺動部が案内部を摺動移動することにより、簡単な構造で移動部の周方向へ移動させる力が継手体を軸方向へ移動させる力に変換される。
【0008】
請求項3記載の分岐継手は、請求項2記載の分岐継手において、案内部は、補強部側の端部に連続して切り欠き形成されたもので、補強部側の端部に連続して切り欠かれた部分から押え具の摺動部が係脱可能となり、組み立てが容易となるとともに、力のかかる押え具の把持部および移動部が一体形成可能となり、部品点数も減少する。
【0009】
請求項4記載の分岐継手は、請求項1ないし3いずれか記載の分岐継手において、操作開口部は、前記継手体の案内部に対応してこの案内部の傾斜方向と同方向に傾斜した固定部を有したもので、操作開口部に継手体の案内部に対応して案内部の傾斜方向と同方向に傾斜した固定部を設けたことにより、把持部を持って移動部を取付体、継手体および固定体に相対して取付体の開口部内で移動させ把持部を固定体の操作開口部の固定部を移動させた際、固定体の凹部が被接続管の外周面に係合して固定体が回り止めされることにより、把持部を周方向へ移動させる力が固定体を軸方向へ移動させる力に変換され、固定体が取付体に相対して被接続管に向けて移動し、固定体の凹部が被接続管の外周面に密着して固定体が固定されるとともに、継手体の周方向に対して傾斜した案内部に係合する押え具の摺動部が案内部を摺動移動して、継手体が取付体に相対して移動して補強部が係止部に嵌挿し、取付体の弾性片が強固に取付開口部の周縁に押圧され係止爪部が取付開口部の周縁に確実に係止し、取付体の係止部が取付開口部に確実に係止されてパッキング体により水密に取り付けられる。この後、継手体の保持部に支管を嵌合固定して被接続管の取付開口部に支管を取り付ける。
【0010】
請求項5記載の分岐継手は、請求項4記載の分岐継手において、固定部は、掛け止め部を有し、押え具は、前記掛け止め部に係脱自在に係合し移動部の移動が規制される位置決め固定部を備えたもので、固定部の掛け止め部に押え具の位置決め固定部を係脱自在に係合させることにより、継手体が取付体に確実に嵌合されるとともに、固定体の凹部が被接続管の外周面に確実に密着された状態となる押え具の把持部が固定部に移動した状態が維持され、支管の確実な分岐状態が維持される。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の分岐継手の実施の一形態の構成を図面を参照して説明する。
【0012】
図1ないし図8において、1は被接続管で、この被接続管1は、例えば塩化ビニルなどの合成樹脂にて管状に成形され、この被接続管1の一側面部には、略円形の取付開口部2が図示しないホールソーなどにより開口形成されている。
【0013】
さらに、この取付開口部2には、分岐継手本体3を介して例えば塩化ビニルなどの合成樹脂にて管状に成形された図示しない略円筒状の支管が接続されている。
【0014】
そして、分岐継手本体3は、支管が取り付けられる継手体5、この継手体5を取付開口部2に取り付ける取付体6、パッキング体7、固定体8、および、押え具9から構成されている。
【0015】
また、取付体6は、図9ないし図12に示すように、例えば塩化ビニルなどの合成樹脂や金属などにて形成され、軸方向の両端を開口する略円筒状の胴体部11を有している。そして、この胴体部11の一端には、一端縁が被接続管1の外周面に沿うように曲面状に形成され内径および外径が胴体部より径小の略円筒状の係止部12が同軸上に一体的に設けられ、取付体6は略円筒状に形成されている。
【0016】
そして、取付体6には、胴体部11と係止部12との間である係止部12の基端には、胴体部11と係止部12との外径の差により押圧外段部13が形成され、この押圧外段部13は、被接続管1の外周面に沿うように曲面状に形成されている。また、係止部12の基端には、胴体部11と係止部12との外径の差により胴体部11の内周面から内方に突出するように押圧内段部14が形成されている。さらに、この押圧内段部14の近傍には、内周方向に沿って凹溝状でOリング15が装着されるパッキング止め部16が形成されている。
【0017】
また、この取付体6の係止部12には、軸方向に沿って切り込み18,18が複数設けられ、これら切り込み18,18により弾性変形可能な複数の短冊状の弾性片19,19が設けられている。なお、これら弾性片19,19は、図3に示すように、先端が収束するように若干内方に傾斜して形成されている。また、弾性片19,19の先端の外側面には、外方に向けて楔状に突出した係止爪部20,20が形成され、係止爪部20の弾性片19の基端側の縁は、図11に示すように、被接続管1の内周面と取付開口部2の縁との連続に変化する角度に対応して傾斜して形成されている。
【0018】
さらに、胴体部11には、周方向に沿って長手方向を有する長方形状に切り欠き形成された開口部22が、胴体部11の直径方向に対向して一対形成されている。これら開口部22,22は、胴体部11の外周面側の縁が胴体部11の軸方向に幅広となるように開口段部23がそれぞれ形成されている。
【0019】
また、胴体部11の係止部12の基端部側の内周面には、図9、図10および図12に示すように、軸方向に沿って溝状の鎖錠部としての係合溝部24,24が、係止部12の軸方向の長さ寸法が最短の位置に押圧内段部14に連続して直径方向に対向して一対設けられている。さらに、胴体部11の押圧外段部13側の外周面には、軸方向に沿って溝状の位置決め溝部25,25が、係合溝部24の外周面側に位置して押圧外段部13に連続して直径方向に一対設けられている。
【0020】
一方、継手体5は、図13ないし図16に示すように、例えば塩化ビニルなどの合成樹脂や金属などにより取付体6と略同形状の円筒状に形成され、一端側に取付体6の係止部12の一端縁に対応して一端縁が被接続管1の外周面に沿うように曲面状に形成され取付体6の係止部12に嵌合する補強部31を設けている。また、継手体5の他端側には、補強部31より外径が径大で内径が同一に補強部31と同軸上に取付体6の胴体部11に嵌合する保持部32が設けられている。さらに、保持部32の一端側の内周面には、内径が径大となる位置決め段部33a が設けられている。
【0021】
なお、継手体5の補強部31は、取付体6の係止部12に嵌合した際に、先端縁が略一致する寸法に形成され、補強部31の外径と保持部32の外径との寸法差により継手体5の外周面には段差部33b が形成されている。
【0022】
そして、継手体5の補強部31の外周面には、取付体6の係合溝部24,24に係止する回り止め部としての案内凸条34,34が、軸方向に沿って凸状で、取付体6の係止部12の係合溝部24に対応した補強部31の軸方向の長さ寸法の最短位置に直径方向に一対設けられている。
【0023】
また、継手体5の保持部32の外周面には、周方向に対して傾斜した溝状の案内部36が取付体6の開口部22に対応して直径方向に位置して一対設けられている。そして、これら案内部36の端部で保持部32の補強部31側と反対側である上端部側には、周方向に沿ってく字状に案内固定部37が形成されている。
【0024】
なお、継手体5の保持部32には、図示しない支管を継手体5に取り付ける図1および図5に示す連結管継手38が嵌着される。そして、この連結管継手38は、内周面に支管の端部が当接して位置決めされる連結管段部39を有して略円筒状に形成され、支管が嵌合される一端側の内周面には、支管の外周面に水密に密着する支管パッキング40が設けられている。そして、連結管継手38は、一端部が接着剤などにて端部が位置決め段部33a にて位置決められ保持部32に嵌合固定される。なお、支管は、接着剤などにより固定してもよい。また、連結管継手38を用いず分岐継手本体3の継手体5の保持部32に直接支管を嵌合固定してもできる。
【0025】
一方、パッキング体7は、図1ないし図5に示すように、弾性ゴムや弾性を有した合成樹脂などにて環状に形成されている。そして、パッキング体7には、取付体6の押圧外段部13に水密に当接される環状の密着部42が設けられ、この密着部42の一側には、略垂直に折曲形成され取付体6の係止部12の外周面に水密に嵌合するように円筒状に形成された第1の圧着部43が設けられている。また、密着部42の他側には、第1の圧着部43と同方向で先端部が外径方向に傾斜して筒状に形成された第2の圧着部44が設けられ、パッキング体7は、密着部42、第1の圧着部43および第2の圧着部44とにて断面略U字状に一方に拡開するように空間部45を設けて形成されている。
【0026】
さらに、第1および第2の圧着部43,44の折曲側の先端縁は、被接続管1の取付開口部2の周縁近傍に水密に密着されるように、曲面状に形成されている。
【0027】
一方、固定体8は、図17ないし図19に示すように、例えば塩化ビニルなどの合成樹脂や金属などにより略円筒状に形成された覆部51を形成している。そして、この覆部51の一端縁には、取付体6の係止部12や継手体5の補強部31の一端縁と同形状に被接続管1の外周面に沿うように曲面状の凹部52が形成されている。さらに、この凹部52が設けられた覆部51の一端縁には、外周方向に鍔状にフランジ部53が一体に設けられ、このフランジ部53は、凹部52に一連で被接続管1の外周面に沿うように彎曲して形成されている。そして、覆部51のフランジ部53側の端部側の内周面には、パッキング体7の第2の圧着部44の外周面に当接しパッキング体7を押え付けるラッパ状に拡開するパッキング押え部54が形成されている。
【0028】
また、覆部51には、取付体6の開口部22および継手体5の案内部36に対応して周方向に長手状の操作開口部55が開口形成されている。そして、この操作開口部55の端部で継手体5の案内部36の案内固定部37に対応する側の一端部には、覆部51のフランジ部53側と反対側の端部側に周方向に対して案内部36と同方向に傾斜しさらに端部が幅狭となる周方向に沿った固定部56が設けられている。
【0029】
さらに、覆部51には、取付体6の位置決め溝部25,25に対応してこれら位置決め溝部25,25にそれぞれ摺動自在に係合可能な位置決め凸部57,57が、パッキング押え部54の縁に位置して直径方向に対向して一対設けられている。
【0030】
一方、押え具9は、図1、図3および図5に示すように、図20ないし図23に示す移動部61と、図24および図25に示す把持部62とから構成されている。そして、移動部61は、取付体6の開口部22内にこの取付体6の周方向に沿って摺動自在に嵌挿される長手方向が取付体6の曲率と略同率に彎曲する板状に形成されている。さらに、移動部61の長手方向の外周面側の両縁には、開口部22の開口段部23に係止するレール部65が形成されている。また、移動部61の外周面の略中央には把持部62を取り付ける窪み状の取付凹部66が形成され、さらにこの取付凹部66の略中央には把持部62を取付具としてのねじ67にて取付固定する取付孔としてのねじ孔68が設けられている。
【0031】
さらに、移動部61の内周面側の一縁側略中央には、継手体5の案内部36に摺動自在に係合する略円柱状に突出した摺動部69が設けられている。
【0032】
また、把持部62は、固定体8の操作開口部55の幅寸法より径大の有底円筒状の取手部71を形成している。そして、取手部71の底部には、固定体8の操作開口部55に挿通され操作開口部55を摺動可能に四角筒状に突出形成され先端部が移動部61の取付凹部66に係合する支柱部72が同軸上に一体に形成されて把持部62が形成されている。さらに、この支柱部72内には、ねじ止めされるねじ挿通孔73を有したねじ止め部74が設けられている。
【0033】
次に、上記実施の一形態の分岐継手本体3の組み立て動作を説明する。
【0034】
まず、継手体5の案内凸条34,34を取付体6の係合溝部24,24にそれぞれ係合させつつ、継手体5をこの継手体5の補強部31側から取付体6の胴体部11に嵌挿し、取付体6の開口部22から案内部36を臨ませる。そして、押え具9を構成する移動部61の摺動部69を取付体6の開口部22を介して案内部36に係合させつつ移動部61を取付体6の開口部22内に挿入させる。
【0035】
次に、これら継手体5、取付体6および移動部61が組まれた状態で、取付体6の位置決め溝部25,25に固定体8の位置決め凸部57,57を係合させつつ固定体8内に嵌挿し、移動部61の取付凹部66を固定体8の操作開口部55から臨ませる。そして、押え具9を構成する把持部62の支柱部72を操作開口部55を介して移動部61の取付凹部66に係合させ、移動部61に把持部62をねじ67にて固定して押え具9を構成させる。この把持部62の移動部61への取り付けにより、取付体6と継手体5とは、取付体6に取り付けられた移動部61の摺動部69と、継手体5の案内部36との係合により抜け止め連結され、取付体6と固定体8とは、把持部62と移動部61とにて抜け止め連結される。
【0036】
この後、パッキング体7の第1の圧着部43を取付体6の係止部12の外周面に密着させるとともに、パッキング体7の密着部42を取付体6の押圧外段部13に密着させて、パッキング体7を拡開する側が取付体6の係止部12の先端側である被接続管1の外周面に向くように取付体6に嵌合密着させて装着し、分岐継手本体3が一体的に組み立てられる。
【0037】
そして、この組み立てられた分岐継手本体3は、押え具9に把持部62の取手部71を持って固定体8の操作開口部55に沿って取手部71を移動させると、取手部71が一体的に取り付けられた移動部61がともに取付体6の開口部22内を摺動移動し、この移動部61の摺動部69が係合する継手体5の案内部36を摺動移動して、継手体5が取付体6に対して進退するようになっている。この継手体5の進退により、継手体5の補強部31が取付体6の係止部12に挿脱し、補強部31が係止部12に嵌挿された際に係止部12の先端が収束するように傾斜する各弾性片19,19が、係止部12の先端部が拡径するように外方へ押圧されるようになっている。
【0038】
なお、分岐継手本体3が組み立てられた状態では、押え具9を操作して継手体5を取付体6に対して進退させても、取付体6の係合溝部24と継手体5の案内凸条34は、常に係合した状態となっている。
【0039】
次に、上記実施の一形態の分岐継手本体3の取り付け動作について説明する。
【0040】
あらかじめ一体的に組み立てられた分岐継手本体3の押え具9の取手部71を操作して、継手体5の補強部31が取付体6の係止部12に嵌合しない状態、すなわち、押え具9の移動部61の摺動部69を継手体5の傾斜する案内部36の補強部31の端部側に位置させて、取付体6の胴体部11の端部から継手体5の保持部32を突出させた状態とする。そして、この状態で、図3および図4に示すように、分岐継手本体3の取付体6の係止部12をあらかじめホールソーなどにより所定の位置に穿設した取付開口部2に外側から押し込むように挿入し、パッキング体7の第1および第2の圧着部43,44の先端縁を被接続管1の取付開口部2の周縁に当接させる。この係止部12の挿入の際、係止部12が縮径するように、弾性片19,19を内側に弾性変形させて、弾性片19,19の先端の係止爪部20,20を取付開口部2の内周側縁に係止させる。この係止部12の係止の際、係止爪部20,20が取付開口部2の縁に係止していない場合には、被接続管1に当接するパッキング体7の弾性により被接続管1から押し出されるように分岐継手本体3が外れたり、分岐継手本体3自身の自重などにより分岐継手本体3が外れて、被接続管1の取付開口部2に分岐継手本体3を取り付けできないため、係止部12の係止状況を確認できる。
【0041】
次に、押え具9の取手部71を操作して取手部71を固定体8の操作開口部55の固定部56側に向けて移動させる。この取手部71の移動により、取手部71が一体的に取り付けられた移動部61が取手部71とともに取付体6の開口部22内を摺動移動し、この移動部61の摺動部69が係合する継手体5の案内部36を摺動移動して、補強部31が係止部12の先端が収束するように傾斜する各弾性片19,19を係止部12の先端部が拡径するように外方へ弾性変形させて押圧し、各弾性片19,19を取付開口部2の内周に強く押圧させるとともに、係止爪部20,20を取付開口部2の内周側縁に強固に係止させる。
【0042】
さらに、取手部71を移動させて操作開口部55の固定部56を移動させると、次第に固定体8のフランジ部53が被接続管1の外周面に向けて移動し、固定体8のパッキング押え部54がパッキング体7の第2の圧着部44に当接する。さらに、固定部56の端部側である固定体8の周方向に沿った部分の位置まで取手部71を移動させると、固定体8の凹部52およびフランジ部53の内周面が被接続管1の外周面に密着して固定体8が被接続管1に固定されるとともに、パッキング体7がパッキング押え部54に押さえ付けられ、接合部分が水密となる。この固定体8の被接続管1への密着固定とともに、移動部61の摺動部69は案内部36の案内固定部37に位置して継手体5の軸方向への移動も停止し、分岐継手本体3が強固に被接続管1に取り付けられる。
【0043】
なお、継手体5の補強部31と取付体6の係止部12との嵌挿の際の摩擦力により、取手部71を手で移動できなくなった場合には、取手部71の内周に図示しない棒などを嵌挿して、この棒にて移動させるなどにより、容易に取手部71を移動できる。
【0044】
次に、分岐継手本体3の継手体5の保持部32に連結管継手38を、一端を継手体5の位置決め段部33a に当接するまで挿入して接着剤などにより嵌合固定し、この連結管継手38に図示しない支管を水密に嵌合して、被接続管1の取付開口部2に連結管継手38および分岐継手本体3を介して支管を取り付ける。
【0045】
上記実施の一形態によれば、取付体6の係止部12を被接続管1の取付開口部2に係止部12を構成する弾性片19,19を縮径するように内側に弾性変形させて挿入し、弾性片19,19の係止爪部20,20を取付開口部2の縁に係止させ、押え具9の把持部62の取手部71を持って固定体8の周方向に長手状の操作開口部55内を周方向に移動させることにより、この把持部62が一体的に取り付けられた押え具9の移動部61が取付体6の開口部22内を周方向に摺動移動し、移動部61の摺動部69が継手体5の周方向に対して傾斜した案内部36を摺動移動することにより、取付体6の係合溝部24,24および継手体5の案内凸条34,34が相対して軸方向に摺動自在に係合するため、取手部71の移動部61の周方向へ移動させる力が継手体5を軸方向へ移動させる力に変換され、継手体5の補強部31が取付体6の係止部12に嵌挿し係止部12の弾性片19,19が広がるように外方に弾性変形されて係止爪部20,20が取付開口部2の周縁に強固に係止されるので、押え具9の把持部62を周方向に移動させるのみで、強固に分岐継手本体3を被接続管1の取付開口部2に外方から容易に取り付けでき、支管を分岐させる分岐作業性が向上する。
【0046】
また、分岐継手本体3は、パッキング体7を潰すように弾性変形させて係止爪部20,20を被接続管1の取付開口部2に係止させるため、係止爪部20,20が係止していないとパッキング体7の弾性により分岐継手本体3が取付開口部2に仮止めできないので、分岐継手本体3の取り付けが確実となる。
【0047】
さらに、操作開口部55に継手体5の案内部36に対応して案内部36の傾斜方向と同方向に傾斜した固定部56を設けたことにより、継手体5の軸方向へ移動する作用と同様に固定体8が軸方向に移動して凹部52が被接続管1の外周面に密着するようになるため、この固定体8の凹部52と被接続管1との当接状態を観察することにより確実に取り付けられたか否かが容易に判断できる。
【0048】
なお、取付体6に位置決め溝部25を設け、固定体8に位置決め凸部57を設けて回り止めとしたが、凹部52が被接続管1の外周面に当接して固定体8の回り止めとなるので、これら位置決め溝部25および位置決め凸部57を設けずともできる。また、取付体6に突出する位置決め凸部57を設け、固定体8に溝状の位置決め溝部25を設けてもできる。
【0049】
そして、継手体5の案内部36に周方向に沿った案内固定部37を設ける一方、固定体8の操作開口部55の固定部56の端部を周方向に沿って形成したたため、分岐作業中に把持部62が若干移動しても、案内固定部37および固定部56の周方向に沿った部分により継手体5および固定体8が軸方向に移動して分岐継手本体3が外れるおそれがなく、分岐作業に高度な技術を要さず、容易にできる。
【0050】
また、取付体6に支管を取り付けるための継手体5を嵌挿するので、継手体5内から作業者が手や鏡などを容易に挿入でき、確実に継手体5の補強部31が取付体6の係止部12に嵌挿されて取付体6の弾性片19,19の係止爪部20,20が被接続管1の取付開口部2に係止したことを容易に確認でき、分岐継手本体3の確実な取り付けが容易にできる。なお、補強部31が完全に係止部12に嵌合した際に補強部31の先端縁と係止部12の先端縁とが略一致するように補強部31および係止部12を形成したため、係止爪部20が被接続管1の取付開口部2の内周側縁に係止していない場合には、継手体5の補強部31全体が取付体6の係止部12に嵌合していないため、係止部12の先端と補強部31の先端との縁が一致しているか否かで容易に判断できる。
【0051】
そして、外側から容易に取り付けることができるため、例えば既に地中に埋設された被接続管1に取り付ける際に、被接続管1の全周ではなく一側部のみを掘削すればよく、取り付けの作業効率を向上することができる。
【0052】
また、被接続管1の取付開口部2の周縁に沿って取付体6の複数の弾性片19,19の先端を曲面状に形成して、これら弾性片19,19の先端近傍に取付開口部2の周縁にそれぞれ係止する係止爪部20,20を形成するとともに、一端を被接続管1の外周面に密着するように曲面状の凹部52を形成した固定体8を用いるため、押え具9の移動による締め付けにて取付体6の係止部12に嵌合する継手体5の補強部31にて取付体6の係止爪部20,20と固定体8とが取付開口部2の周縁全周を強固に安定して挟持でき、分岐継手本体3が強固に固定できる。
【0053】
さらに、継手体5、取付体6および固定体8が押え具9にて一体的に組み立てられているため、現場における分岐作業が一動作ででき施工性が向上するとともに、各部品をそれぞれ梱包・発送する必要がなくコストを低減でき、在庫管理空間も縮小できる。
【0054】
また、弾性片19,19の先端が若干収束するように係止部12を形成したため、被接続管1の取付開口部2への取付体6の係止部12の挿入が容易にできる。
【0055】
一方、パッキング体7を取付体6と被接続管1との接続部分である係止部12に設け、取付体6の押圧外段部13と被接続管1の外周面とにて挟持するように、パッキング体7を接続部分に密着させるため、接続部分を確実に密封でき、接続部分の漏水や侵入水などを防止できる。さらに、取付体6にOリング15を設けたことにより、取付体6と継手体5との接続部分を水密に接続でき、分岐継手本体3を水密に組み立てできる。
【0056】
また、固定体8の凹部52に連続してフランジ部53を設けたため、固定体8が広い面で被接続管1に密着固定されるので、さらに安定して確実に分岐継手本体3を取り付けできる。
【0057】
一方、被接続管1に分岐継手本体3を取り付けて支管を分岐させたものを取り外す場合には、押え具9の把持部62を固定体8の操作開口部55の固定部56から反対側に移動させることにより、固定体8の被接続管1への密着が解除されるとともに、把持部62と一体の移動部61が移動して、移動部61の摺動部69が継手体5の案内部36の案内固定部37から反対側に摺動移動し、この移動により継手体5が取付体6の胴体部11の端部が突出するように軸方向に移動して継手体5の補強部31が取付体6の係止部12から外れ、係止部12の弾性片19,19の取付開口部2の縁への押圧が解除されて、分岐継手本体3をこじるように取り外す。
【0058】
このため、分岐継手本体3の取り付けと反対の動作を行うのみで容易に取り外しできる。
【0059】
次に、本発明の分岐継手の他の実施の形態を図26ないし図45を参照して説明する。
【0060】
この図26ないし図45に示す実施の形態は、図1ないし図25に示す上記実施の形態の押え具9を一体に形成し、組立性を向上させたものである。
【0061】
すなわち、図26ないし図30において、被接続管1は、図1ないし図25に示す実施の形態と同様に、取付開口部2を開口形成している。
【0062】
そして、分岐継手本体101 は、図1ないし図25に示す実施の形態と同様に、支管が取り付けられる継手体102 、この継手体102 を取付開口部2に取り付ける取付体103 、パッキング体104 、固定体105 、および、押え具106 から構成されている。
【0063】
また、取付体103 は、図31ないし図34に示すように、例えば塩化ビニルなどの合成樹脂や金属などにて形成され、図1ないし図25に示す実施の形態と同様に、径の異なる略円筒状の胴体部111 と切り込み18,18にて係止爪部20,20を有した弾性片19,19を形成する係止部112 とが、押圧外段部113 および押圧内段部114 を形成して同軸上に一体形成されて略円筒状に形成されている。
【0064】
さらに、取付体103 には、胴体部111 の係止部112 側の端部の押圧内段部114 の近傍に、内周方向に沿って凹溝状でOリング115 が装着されるパッキング止め部116 が形成されている。
【0065】
また、取付体103 には、周方向に沿って長手方向を有する長方形状に切り欠き形成された開口部117 が、胴体部111 の直径方向に対向して一対形成されている。さらに、胴体部111 の軸方向の長さ寸法が長い位置の外周面には、外方に向けて凹状に形成されて肉薄の肉落ち部118 が設けられている。
【0066】
そして、胴体部111 の係止部112 の基端部側の内周面には、パッキング止め部116 より係止部112 側で胴体部111 の軸方向の長さ寸法が短い位置に、壁状に突出する鎖錠部としての案内凸条119 が設けられている。さらに、胴体部111 の押圧外段部113 側の外周面には、軸方向に沿って溝状の位置決め溝部25,25が、案内凸条119 の外周面側に位置して押圧外段部113 に連続して直径方向に一対設けられている。
【0067】
一方、継手体102 は、図35ないし図38に示すように、例えば塩化ビニルなどの合成樹脂や金属などにより取付体103 と略同形状の円筒状に形成され、図1ないし図25に示す実施の形態と同様に、外周面に周方向に対して傾斜し案内固定部121 を有した案内部122 を設けた略円筒状の補強部123 と外径が径大で周面に支管が嵌挿される連結管継手38を位置決め嵌挿する位置決め段部33a を設けた保持部124 とが、段差部33b を形成して外周面に同軸上に一体形成されて略円筒状に形成されている。
【0068】
そして、継手体102 の補強部123 の外周面には、取付体103 の案内凸条119 ,119 に係止する回り止め部としての係合溝部126 ,126 が、軸方向に沿って溝状で、取付体103 の係止部112 の案内凸条119 に対応した補強部123 の軸方向の長さ寸法の最短位置に直径方向に一対設けられている。
【0069】
さらに、案内部122 には、補強部123 側の端部に段差部33b に連続して挿入溝部127 が設けられている。
【0070】
また、パッキング体104 は、図26ないし図30に示すように、弾性ゴムや弾性を有した合成樹脂などにて、図1ないし図25に示す実施の形態と同様に、密着部42、第1の圧着部43および第2の圧着部44にて断面略コ字状に一方に拡開するように空間部45を設けて環状に形成されている。さらに、第1および第2の圧着部43,44の折曲側の先端縁は、被接続管1の取付開口部2の周縁近傍に水密に密着されるように曲面状に形成されている。
【0071】
一方、固定体105 は、図39ないし図41に示すように、図1ないし図25に示す実施の形態と同様に、一端縁に凹部52を有し操作開口部131 を有した略円筒状の覆部132 と、凹部52に一連に外周方向に錘状に突出するフランジ部133 とから形成されている。そして、操作開口部131 には図1ないし図25に示す実施の形態と同様に固定部134 が設けられている。さらに、操作開口部131 の両端部近傍の上縁には、凹状に切り欠かれた掛け止め部135 ,136 が一対設けられている。
【0072】
また、押え具106 は、図42ないし図45に示すように、移動部141 とこの移動部141 に一体形成された把持部142 とから構成されている。そして、移動部141 は、取付体103 の開口部117 内にこの取付体103 の周方向に沿って摺動自在に嵌合される長手方向が取付体103 の曲率と略同率に彎曲する板状に形成されている。また、移動部141 の内周面側の一縁側略中央には、継手体102 の案内部122 に摺動自在に係合する略円柱状に突出した摺動部143 が設けられている。
【0073】
さらに、把持部142 は、移動部141 の外周面側の略中央に外方に略四角筒状に突出形成され、移動部141 の幅方向である上下方向の寸法は固定体105 の操作開口部131 の幅寸法より若干小さい寸法に形成されている。そして、この把持部142 の上面の略中央には、把持部142 の突出方向に沿って上方に向けて開口する溝状の摺動溝部145 が設けられている。さらに、この摺動溝部145 の開口する縁には、係止レール部146 ,146 が対向して鍔状に一対形成されている。
【0074】
また、把持部142 の摺動溝部145 には、把持部142 の突出方向に沿って摺動自在の位置決め固定部147 が設けられている。この位置決め固定部147 は、長手方向の寸法が摺動溝部145 の幅寸法と略同寸法の角柱状の摺動爪部148 を有している。そして、この摺動爪部148 の一面の略中央には、幅寸法が摺動溝部145 の係止レール部146 ,146 間の寸法と略同寸法の角柱状の位置決め爪部149 が、長手方向が摺動爪部148 の長手方向と直交して一体に形成されている。
【0075】
次に、上記図26ないし図45に示す他の実施の形態の分岐継手本体101 の組み立て動作を説明する。
【0076】
まず、取付体103 の位置決め溝部25,25に固定体105 の位置決め凸部57,57を係合させつつ取付体103 を固定体105 内に嵌挿し、取付体103 の開口部117 を固定体105 の操作開口部131 から臨ませる。
【0077】
この後、押え具106 の把持部142 に設けた摺動溝部145 を上方に向けて、押え具106 を取付体103 の内周側から、把持部142 を取付体103 の開口部117 を介して固定体105 の操作開口部131 から突出させ、移動部141 を開口部117 内に挿入する。そして、固定体105 の操作開口部131 から突出する押え具106 の把持部142 の摺動溝部145 に、位置決め固定部147 を摺動自在に装着する。この際、位置決め固定部147 の位置決め爪部149 の先端が固定体105 の覆部132 の外周面に向くように、位置決め固定部147 の摺動爪部148 を、摺動溝部145 に係合させる。この状態で、押え具106 は、移動部141 の外周面と位置決め固定部147 の位置決め爪部149 の先端とにて固定体105 の覆部132 が挟持されるようになって装着される。
【0078】
次に、継手体102 の案内部122 の挿入溝部127 に押え具106 の摺動部143 を挿入係合させるとともに、継手体102 の係合溝部126 ,126 を取付体103 の案内凸条119 ,119 にそれぞれ係合させつつ、継手体102 をこの継手体102 の補強部123 側から取付体103 の胴体部111 に嵌挿する。
【0079】
この後、パッキング体104 の第1の圧着部43を取付体103 の係止部112 の外周面に密着させるとともに、パッキング体104 の密着部42を取付体103 の押圧外段部113 に密着させて、パッキング体104 を拡開する側が取付体103 の係止部112 の先端側である被接続管1の外周面に向くように取付体103 に嵌合密着させて装着し、分岐継手本体101 が一体的に組み立てられる。
【0080】
そして、この一体的に組み立てられた分岐継手本体101 の被接続管1の取付開口部2への取り付けは、図1ないし図25に示す実施の形態と同様にして取り付けられる。なお、分岐継手本体101 が被接続管1に取り付けられて押え具106 の把持部142 が固定体105 の操作開口部131 の固定部134 の端部に位置した状態で、位置決め固定部147 を摺動溝部145 に沿って摺動させ、位置決め爪部149 を固定部134 に位置して設けられた掛け止め部136 に係合させて押え具106 を固定する。
【0081】
上記図26ないし図45に示す実施の形態によれば、継手体102 の案内部122 に挿入溝部127 を設けたため、移動部141 および把持部142 を一体に形成して押え具106 を構成しても分岐継手本体101 を一体的に組み立てることができ、部品点数が減少して、製造性および製造コストの低減、部品管理、組立性などを向上できるとともに、押え具106 を一体に形成できるため、分岐継手本体101 の取り付けの際に力が掛かる移動部141 と把持部142 との境界部分が一体であることにより、移動部141 と把持部142 とを接合する強固な構成が不要で、構成が簡単となり、さらに製造性も向上する。
【0082】
また、押え具106 に位置決め固定部147 を設け、この位置決め固定部147 を、分岐継手本体101 が被接続管1に取り付けられた状態で押え具106 の把持部142 が位置する操作開口部131 の固定部134 に設けた掛け止め部136 に係合させて、押え具106 を固定させるため、外部から押え具106 を回転させる力が加わっても押え具106 が移動することがなく、分岐継手本体101 を長期に亘って確実に取り付けられる。
【0083】
なお、上記他の実施の形態において、一体的に分岐継手本体101 を組み立てた後、被接続管1に取り付けて説明したが、被接続管1に取付体103 、継手体102 、固定体105 、押え具106 を別個組み付けて分岐継手本体101 を被接続管1に組み付けてもできる。
【0084】
すなわち、まずパッキング体104 の第1の圧着部43を取付体103 の係止部112 の外周面に密着させるとともに、パッキング体104 の密着部42を取付体103 の押圧外段部113 に密着させて、パッキング体104 を拡開する側が取付体103 の係止部112 の先端側である被接続管1の外周面に向くように取付体103 に嵌合密着させて装着する。そして、この状態で、取付体103 の係止部112 をあらかじめホールソーなどにより所定の位置に穿設した被接続管1の取付開口部2に外側から押し込むように挿入し、パッキング体104 の第1および第2の圧着部43,44の先端縁を被接続管1の取付開口部2の周縁に弾性変形させて当接させる。この係止部112 の挿入の際、係止部112 が縮径するように、弾性片19,19を内側に弾性変形させて、弾性片19,19の先端の係止爪部20,20を取付開口部2の内周側縁に係止させる。
【0085】
そして、固定体105 の位置決め凸部57,57を取付体103 の位置決め溝部25,25に係合させつつ、フランジ部133 が被接続管1の外周面に当接するまで装着する。この後、押え具106 の把持部142 に設けた摺動溝部145 を上方に向けて、押え具106 を取付体103 の内周側から、把持部142 を取付体103 の開口部117 を介して固定体105 の操作開口部131 から突出させ、移動部141 を開口部117 内に挿入する。そして、固定体105 の操作開口部131 から突出する押え具106 の把持部142 の摺動溝部145 に位置決め固定部147 の摺動爪部148 を、位置決め固定部147 の位置決め爪部149 の先端が固定部の外周面に向くように係合させて、位置決め固定部147 を摺動溝部145 に摺動自在に装着し、押え具106 を取り付ける。
【0086】
次に、継手体102 の案内部122 の挿入溝部127 に押え具106 の摺動部143 を挿入係合させるとともに、継手体102 の係合溝部126 ,126 を取付体103 の案内凸条119 ,119 にそれぞれ係合させつつ、継手体102 をこの継手体102 の補強部123 側から取付体103 の胴体部111 に嵌挿する。
【0087】
そして、押え具106 の把持部142 を操作して把持部142 を固定体105 の操作開口部131 の固定部134 側に向けて移動させ、継手体102 を軸方向に移動させて継手体102 の補強部123 を取付体103 の係止部112 に嵌挿させ、弾性片19,19を取付開口部2の内周に強く押圧させるとともに、係止爪部20,20を取付開口部2の内周側縁に強固に係止させて、分岐継手本体101 を組み付ける。
【0088】
この組み付け方法により、工場などで分岐継手本体101 の組立作業が不要となる。
【0089】
なお、上記図1ないし図25に示す実施の形態、および、図26ないし図45に示す実施の形態において、継手体5,102 に周方向に対して傾斜する案内部36,122 を設け、押え具9,106 の移動部61,141 に略円柱状に突出する摺動部69,143 を設けて説明したが、継手体5,102 の案内部36,122 を略円柱状に突出形成し、押え具9,106 の移動部61,141 の摺動部69,143 を分岐継手本体3,101 の周方向である移動方向に対して傾斜して凹溝状に形成したものなど、移動部61,141 を分岐継手本体3,101 の中心軸を中心として回転させるように分岐継手本体3,101 の周方向に移動させることにより、継手体5,102 が軸方向に移動して継手体5,102 の補強部31,123 が取付体6,103 の係止部12,112 に嵌挿するいずれの構成でも同様の効果が得られる。なお、継手体5,102 の案内部36,122 を略円柱状に突出形成し、押え具9,106 の移動部61,141 の摺動部69,143 を分岐継手本体3,101 の周方向である移動方向に対して傾斜して形成したものでは、取付体6,103 内に継手体5,102 を嵌挿する際に、突出する案内部36,122 を挿通可能な挿入溝部127 のような溝状の部分を設ける必要があるが、上記実施の形態のように、継手体5,102 に周方向に対して傾斜する案内部36,122 を設け、押え具9,106 の移動部61,141 に略円柱状に突出する摺動部69,143 を設けたものはその必要がなく、簡単な構成で形成できる。
【0090】
また、取付体6,103 の鎖錠部および継手体5,102 の回り止め部において、図1ないし図25に示す実施の形態では、取付体6に鎖錠部として溝状の係合溝部24,24を設け継手体5に回り止め部として凸状の案内凸条34,34を設けて説明し、図26ないし図45に示す実施の形態では、取付体103 に鎖錠部として凸状の案内凸条119 ,119 を設け、継手体102 に回り止め部として係合溝部126 ,126 を設けて説明したが、それぞれ逆に設けるなど、取付体6,103 と継手体5,102 とが相対して中心軸を回転軸として回転しないように摺動自在に係合させるいずれの構成でもできる。
【0091】
さらに、固定体8,105 の操作開口部55,131 に固定部56,134 を設けて説明したが、固定部56,134 を設けず、操作開口部55,131 を固定体8,105 の周方向に沿って細長状に形成したのみでもできる。この場合には、係止部12,112 を取付開口部2に挿入して係止爪部20,20を取付開口部2の縁に係合させた際に、操作開口部55,131 を固定体8,105 の凹部52およびフランジ部53,133 が密着する位置に形成する。さらに、図1ないし図25に示す実施の形態の操作開口部55に掛け止め部136 を形成するとともに、把持部62に位置決め固定部147 を設けたり、図26ないし図45に示す実施の形態において、これら掛け止め部136 および位置決め固定部147 を設けなくてもできる。
【0092】
また、固定体8,105 にフランジ部53,133 を設けて説明したが、フランジ部53,133 を設けず固定体8,105 の端部に凹部52のみ形成したものでも同様の効果が得られる。
【0093】
一方、図1ないし図25に示す実施の形態において、押え具9の把持部62を移動部61に取り付けるねじを締め込むことにより、ねじ67の先端が継手体5の外周面に食い込むようにしてもできる。この構成により、分岐継手本体3を取り付けた後、ねじ67を締め込むことにより、移動部61と継手体5とが相対的に位置決め固定され、押え具9が動くことがなくなり、さらに分岐継手本体3の取り付けを確実にできる。
【0094】
また、取付体6,103 に設けたOリング15,115 は、継手体5,102 に設けるなど取付体6,103 および継手体5,102 のいずれの接合部分に設けてもでき、Oリング15,115 に限らず、いずれのパッキング部材を用いてもできる。さらに、パッキング体7,104 を取付体6,103 の押圧外段部13,113 に直接取り付けた構成にすることもできる。
【0095】
【発明の効果】
請求項1記載の分岐継手によれば、押え具を周方向に移動させるにより、取付体の鎖錠部および継手体の回り止め部が相対して軸方向に摺動自在に係合するため、周方向に移動する押え具の移動部の摺動部が継手体の周方向に対して傾斜した案内部を摺動移動することにより、継手体が取付体に相対して軸方向に移動して補強部が係止部に嵌挿し、取付体の弾性片を強固に取付開口部の周縁に押圧係止でき、係止爪部を取付開口部の周縁に確実に係止でき、被接続管の外側より容易に水密に取り付けでき、分岐作業性を向上できるとともに、係止爪部の係止状態を容易に確認でき、確実な取り付けが容易にできる。
【0096】
請求項2記載の分岐継手によれば、請求項1記載の分岐継手に加え、継手体の周方向に対して傾斜した溝状の案内部に、押え具の移動部に突出形成した摺動部を摺動自在に係合させるため、把持部を持って移動部を取付体、継手体および固定体に相対して取付体の開口部内で周方向に移動させた際、取付体の鎖錠部および継手体の回り止め部が相対して軸方向に摺動自在に係合するため、継手体の周方向に対して傾斜した案内部に係合する押え具の摺動部が案内部を摺動移動することにより、簡単な構造で移動部の周方向へ移動させる力を継手体を軸方向へ移動させる力に容易に変換でき、簡単な構成で分岐作業が容易にできる。
【0097】
請求項3記載の分岐継手によれば、請求項2記載の分岐継手に加え、案内部を補強部側の端部に連続して切り欠き形成したため、補強部側の端部に連続して切り欠かれた部分から押え具の摺動部が係脱可能となり、組み立てが容易となるとともに、力のかかる押え具の把持部および移動部が一体形成でき、構造が簡単となるとともに部品点数も減少でき、製造性を向上できる。
【0098】
請求項4記載の分岐継手によれば、請求項1ないし3いずれか記載の分岐継手に加え、操作開口部に継手体の案内部に対応して案内部の傾斜方向と同方向に傾斜した固定部を設けたため、押え具を周方向に移動させるにより、固定体の凹部が被接続管の外周面に係合して固定体が回り止めされ、固定体が取付体に相対して被接続管に向けて移動し、固定体の凹部が被接続管の外周面に密着して固定体が固定されるとともに、継手体の周方向に対して傾斜した案内部に係合する押え具の摺動部が案内部を摺動移動して、継手体が取付体に相対して移動して補強部が係止部に嵌挿し、取付体の弾性片を強固に取付開口部の周縁に押圧係止でき、係止爪部を取付開口部の周縁に確実に係止でき、被接続管の外側より容易に水密に取り付けでき、分岐作業性を向上できるとともに、係止爪部の係止状態を容易に確認でき、確実な取り付けが容易にできる。
【0099】
請求項5記載の分岐継手によれば、請求項4記載の分岐継手に加え、固定部の掛け止め部に押え具の位置決め固定部を係脱自在に係合させるため、固定体の凹部が被接続管の外周面に確実に密着された状態となる押え具の把持部が固定部に移動した状態を維持でき、継手体を取付体に確実に嵌合でき、支管の確実な分岐状態を維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の分岐継手の実施の一形態を示す接続部分の被接続管の軸方向の断面図である。
【図2】同上接続部分の被接続管の周方向の断面図である。
【図3】同上分岐継手本体を被接続管に取り付ける状況を示す接続部分の被接続管の軸方向の断面図である。
【図4】同上接続部分の被接続管の周方向の断面図である。
【図5】同上被接続管に分岐継手本体を取り付けた状態を示す断面図である。
【図6】同上取付開口部への係止爪部の強固係止状況を示す説明図である。
【図7】同上組み立てられた分岐継手本体を示す側面図である。
【図8】同上一部を切り欠いた平面図である。
【図9】同上取付体を示す軸方向の断面図である。
【図10】同上底面図である。
【図11】同上一部を切り欠いた側面図である。
【図12】同上平面断面図である。
【図13】同上継手体を示す軸方向の断面図である。
【図14】同上底面図である。
【図15】同上一部を切り欠いた側面図である。
【図16】同上平面図である。
【図17】同上固定体を示す軸方向の断面図である。
【図18】同上一部を切り欠いた側面図である。
【図19】同上平面断面図である。
【図20】同上押え具の移動部を示す側面断面図である。
【図21】同上平面断面図である。
【図22】同上正面図である。
【図23】同上背面図である。
【図24】同上押え具の把持部を示す軸方向の断面図である。
【図25】同上底面図である。
【図26】本発明の分岐継手の他の実施の形態を示す接続部分の被接続管の軸方向の断面図である。
【図27】同上接続部分の被接続管の周方向の断面図である。
【図28】同上分岐継手本体を被接続管に取り付ける状況を示す接続部分の被接続管の軸方向の断面図である。
【図29】同上接続部分の被接続管の周方向の断面図である。
【図30】同上被接続管に分岐継手本体を取り付けた状態を示す断面図である。
【図31】同上取付体を示す軸方向の断面図である。
【図32】同上底面図である。
【図33】同上一部を切り欠いた側面図である。
【図34】同上平面断面図である。
【図35】同上継手体を示す軸方向の断面図である。
【図36】同上底面図である。
【図37】同上一部を切り欠いた側面図である。
【図38】同上平面図である。
【図39】同上固定体を示す軸方向の断面図である。
【図40】同上一部を切り欠いた側面図である。
【図41】同上平面断面図である。
【図42】同上押え具を示す側面断面図である。
【図43】同上平面図である。
【図44】同上正面図である。
【図45】同上背面図である。
【符号の説明】
1 被接続管
2 取付開口部
3,101 分岐継手本体
5,102 継手体
6,103 取付体
7,104 パッキング体
8,105 固定体
9,106 押え具
11,111 胴体部
12,112 係止部
13,113 押圧外段部
18 切り込み
19 弾性片
20 係止爪部
22,117 開口部
24 鎖錠部としての係合溝部
31,123 補強部
32,124 保持部
34 回り止め部としての案内凸条
36,122 案内部
51,132 覆部
52 凹部
55,131 操作開口部
56,134 固定部
61,141 移動部
62,142 把持部
69,143 摺動部
119 鎖錠部としての案内凸条
126 回り止め部としての係合溝部
136 掛け止め部
147 位置決め固定部

Claims (5)

  1. 両端を開口する略円筒状の胴体部、この胴体部の一端部に設けられ軸方向に沿って複数切り込みを有し、先端外周面に被接続管の外周に開口形成された取付開口部の内周縁に係止する係止爪部を有する弾性変形可能な複数の弾性片からなる筒状の係止部、この係止部の前記胴体部側の基端に設けられ前記被接続管の外周面に対向する押圧外段部、前記胴体部に設けられ周方向に長手方向を有する開口部、および、内周面に設けられた鎖錠部を備えた取付体と、
    一端部に設けられ前記取付体の係止部の内側に嵌挿され前記係止爪部を前記被接続管の開口部に係止させて前記弾性片を前記開口部の周縁に内側から押圧させる略円筒状の補強部、他端部に設けられ前記取付体の胴体部に嵌合され案内部を有し内周面に分岐される支管を嵌合保持する略円筒状の保持部、および、外周面に設けられ前記取付体の鎖錠部に軸方向に沿って摺動自在に係合する回り止め部を備えた継手体と、
    内周面に前記取付体を嵌挿する略円筒状の覆部、この覆部の一端縁に設けられ前記被接続管の外周面に密着する凹部、および、前記覆部に前記取付体の開口部に対応して開口形成された操作開口部を備えた固定体と、
    前記取付体の係止部が挿通され前記被接続管の外周面、前記取付体の押圧外段部および前記固定体の接合部分を水密に保持する環状のパッキング体と、
    前記取付体の開口部内にこの取付体の周方向に沿って摺動自在に係合され前記継手体の保持部および前記固定体の覆部間に挟持された移動部、この移動部に設けられ前記継手体の案内部に摺動自在に係合する摺動部、および、前記移動部に前記固定体の操作開口部を介して突出して設けられた把持部を備え、前記把持部にて前記移動部を移動させることにより前記摺動部が係合する前記案内部により継手体を軸方向に摺動移動させる押え具と
    を具備したことを特徴とする分岐継手。
  2. 案内部は、周方向に対して傾斜した溝状に形成され、
    摺動部は、突出形成され案内部に摺動自在に係合する
    ことを特徴とする請求項1記載の分岐継手。
  3. 案内部は、補強部側の端部に連続して切り欠き形成された
    ことを特徴とする請求項2記載の分岐継手。
  4. 操作開口部は、前記継手体の案内部に対応してこの案内部の傾斜方向と同方向に傾斜した固定部を有した
    ことを特徴とする請求項1ないし3いずれか記載の記載の分岐継手。
  5. 固定部は、掛け止め部を有し、
    押え具は、前記掛け止め部に係脱自在に係合し移動部の移動が規制される位置決め固定部を備えた
    ことを特徴とする請求項4記載の分岐継手。
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