JP3615575B2 - 地盤改良装置及び地盤改良方法 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、止水壁、地下連続壁、基礎地盤の安定工事等において、基礎構造体を造成するための地盤改良方法とその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
基礎構造体を造成するための地盤改良方法として、従来より例えば本出願人の提案に係る特公平4−48894号公報に開示されたものが知られている。
また、それを改良したものとして、本出願人は先に特願平5−55230号により「地中パイルの製造方法を」提案した(以下、先発明例という)。
図7は先発明例に係る実施例装置を示し、図8(a)〜(e)は先発明例に係る地盤改良方法の手順を示す図である。以下、この先発明例を図8(a)〜(e)に基づき説明する。
【0003】
据付・穿孔工程《図8(a)》では、地上にパイル造成装置Mを設置し、先導管10を地中の所定の深さまで挿入する。
この地盤改良装置Mは、旋回昇降駆動装置1、硬化材超高圧供給装置2、超高圧水供給装置3及び圧縮空気供給装置4と、旋回昇降駆動装置1に支持された先導管10と、先導管10内に挿入される三重管からなる硬化材注入管5とを備える。
【0004】
上記先導管10の上端部には、専用のスイベル6Aが接続され、先導管10の下端部には専用のメタルクラウン9を有する下部先導管10Bが接続される。所定の施工位置に先導管10を垂直に立て、上記スイベル6Aの泥水入口6aに超高圧水供給装置3を接続し、下部先導管10Bからベントナイト泥水Wを下向きに吐出させ、旋回昇降駆動装置1を作動させて先導管10を旋回させながら下降させて、メタルクラウン9で縦孔10aを穿孔しつつ、先導管10を地中の所定の深さまで挿入する。
【0005】
注入管装着工程《図8(b)》では、図6及び図8(b)に示すように、先導管10内に硬化材注入管5を挿入して、この硬化材注入管5を先導管10の下端及び上端より突出させ、先導管10の上端部に泥漿回収器20を付設し、この泥漿回収器20を介して先導管10と硬化材注入管5とを一体に連結する。上記硬化材注入管5の上端部にスイベル6《図7(A)》を連結するとともに、硬化材注入管5の下端部にモニター機構7《図7(B)》を連結する。
上記泥漿回収器20は排泥口21aを備え、排泥口21aは先導管10と硬化材注入管5との挿通間隙20aに連通しており、この挿通間隙20aより泥漿を上昇させて排出するように構成されている。
【0006】
上記スイベル6は、図7(A)に示すように、スイベル本体60の上部の側面に開口した第1入口6aと、この第1入口6aと連通してスイベル本体60の軸心に沿って下端面まで延びる通路6eと、下部の側面に開口したエア入口6cと、中間高さ部に形成した第2入口6bと、第2入口6bに連通する通路6fと、エア入口6cに連通するエア通路6gとを備えている。なお、通路6f及びエア通路6gは、それぞれ通路6eの周囲に、これとは独立に環状の通路として形成されている。
【0007】
上記モニター機構7は、図7(B)に示すように、モニター本体70の軸心に沿って上下に貫通する通路7eと、モニター本体70の側面に径方向外向きに開口され、通路7eに連通する第1噴射ノズル7aと、第1噴射ノズル7aの周囲から径方向外向きにエアを噴出する第1エアノズル7cと、第1噴射ノズル7aよりも高位置で、モニター本体70の側面に第1噴射ノズル7aの開口方向と反対向きに開口された第2噴射ノズル7bと、第2噴射ノズル7bの周囲から径方向外向きにエアを噴出する第2エアノズル7dとを備えている。
モニター本体70の下部には縦孔10aを掘削する際に、水Wを下方へ向けて吐出する給水孔75が開口され、この給水孔75は、縦孔10aの掘削が終了したら、スイベル6の第1入口6aよりボール弁71を投入して閉止される。
なお、符号74は逆止弁、8は縦孔10aを掘削するためのメタルクラウンである。
【0008】
噴射テスト工程《図8(c)》では、上記スイベル6の第1入口6aに硬化材超高圧供給装置2を、第2入口6bに超高圧水供給装置3を、エア入口6cに圧縮空気供給装置4をそれぞれ接続するとともに、旋回昇降駆動装置1を作動させて、先導管10と硬化材注入管5とを試行的に設定された回転速度で一体に旋回駆動する。そして、前記モニター機構7の上段の第2噴射ノズル7bから超高圧水Wを、その周囲の第2エアノズル7dから高圧エアーを管半径方向へ連続的に噴射させてその周囲の地盤を切削する。一方では、モニター機構7の下段の第1噴射ノズル7aから硬化材Gを、その周囲の第1エアノズル7cから高圧エアーを噴射させる。これにより、噴射テストが順調なら造成工程へ移行する。
【0009】
造成工程《図8(d)》では、旋回昇降駆動装置1を作動させて、先導管10及び硬化材注入管5を一体に旋回駆動しながら引上げ駆動することにより、超高圧で連続的に噴出する上段の超高圧水Wと下段の硬化材Gを旋回させながら引上げて行き、その噴出力でその周囲の地盤を切削するとともに、その切削域11に切削泥と水Wと硬化材Gとが混練されてできる混練材で満たされた未硬化パイルPが造成される。このとき、余剰の混練材は噴射ノズル7a・7b・7c・7dから噴出する水やエアーの高圧によって押し上げられ、先導管10と硬化材注入管5との挿通間隙20aを通って泥漿回収器20の排出口21aより排出される。
【0010】
引抜洗浄工程《図8(e)》では、硬化材注入管5を地上に引き抜き、管内を清水で洗浄する。この後、次の造成地点に移動し、同様の手順で土中に未硬化パイルPを造成する。この未硬化パイルPが硬化することにより、地中に基礎構造体13が造成される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来例や上記先発明例の地盤改良方法では、次のような問題がある。
▲1▼ 余剰の混練材等は、縦孔10aの狭い間隙や、先導管10と硬化材注入管5との間の狭い挿通間隙20aを通って地上に排出されるが、造成する地盤の中でも、特に玉石や砂礫などの含有率が高い地盤や、粘度質の地盤を造成する場合には、狭い間隙より玉石や砂礫、粘度の塊が排出されにくいため、施工が困難で、施工能力を高めることができなかった。ここで、混練材とは切削泥と硬化材Gとが混練されてできるものをいう。
▲2▼ さらに、排出される混練材等の排出量が多くなると、その排泥処理の費用も高価につく。
本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、上記難点を解消することを技術課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は以下のように構成される。
請求項1に記載の発明は、硬化材注入管5と、排泥管30と、泥水分離器35と、旋回昇降駆動装置1とを備えて成り、
上記硬化材注入管5は、その上部にスイベル6を、その下部にモニター機構7を組み付け、スイベル6に硬化材超高圧供給装置2と超高圧水供給装置3と圧縮空気供給装置4とを接続可能に構成し、モニター機構7から硬化材G又はベントナイト泥水Wを、それらの周囲からそれぞれエアーAを同時に管半径方向へ連続的に噴射可能に構成し、
上記排泥管30は、その上部にスイベル6Aを、その下部にモニター機構7Aを組み付け、上記モニター機構7Aから切削泥と硬化材Gとの混練材G0又は切削泥とベントナイト泥水Wとの混練泥漿W0を吸い込み、スイベル6Aの吐出口61から混練材G0又は混練泥漿W0を吐出可能に構成し、
上記旋回昇降駆動装置1は、上記硬化材注入管5と排泥管30とをそれぞれ異なる縦孔10a , 10aから並列に地表から地中に挿入可能に、硬化材注入管5を旋回駆動しながら引上げ駆動可能に、かつ、排泥管30を硬化材注入管5と並列に引上げ駆動可能に構成し、
硬化材注入管 ( 5 ) のモニター機構7から連続的に噴射する混練材G0とエアーA又はベントナイト泥水WとエアーAとの旋回噴流でその周囲の地盤を切削し、硬化材注入管5とは異なる縦孔10aから硬化材注入管5と並列に地中に挿入された排泥管30により上記混練材G0又は混練泥漿W0を回収可能に構成したことを特徴とする地盤改良装置である。ここで、混練泥漿W0とは、切削泥とベントナイト泥水とが混練されてできるものをいう。
【0013】
請求項2に記載の発明は、硬化材注入管5を地表から地中の目標深さまで挿入し、硬化材注入管5の上部に組み付けたスイベル6から硬化材GとエアーAを超高圧で圧入し、硬化材注入管5の下部に組み付けたモニター機構7から硬化材Gを、その周囲からエアーAを、それぞれ同時に管半径方向へ連続的に噴射させ、硬化材注入管5を旋回駆動しながら引上げ駆動することにより、モニター機構7から連続的に噴射する硬化材GとエアーAとの旋回噴流でその周囲の地盤を切削し、この切削域11に切削泥と硬化材Gとの混練材G0で満たされた未硬化パイルPを造成し、この未硬化パイルPが硬化することにより、地中に基礎構造体13を造成する地盤改良工法において、
前記硬化材注入管5とは異なる縦孔10aから硬化材注入管5と並列に排泥管30を地表から地中の目標深さまで挿入し、排泥管30により余剰の混練材G0を回収することを特徴とする地盤改良方法である。
【0014】
請求項3に記載の発明は、先導管10と排泥管30とをそれぞれ異なる縦孔10a , 10aから並列に地表から地中の目標深さまで挿入し、この先導管10内に硬化材注入管5を挿入して、この硬化材注入管5を先導管10下端及び上端より突出させ、硬化材注入管5の上部に組み付けたスイベル6からベントナイト泥水WとエアーAとを超高圧で圧入し、硬化材注入管5の下部に組み付けたモニター機構7からベントナイト泥水Wを、その周囲からエアーAを、それぞれ同時に管半径方向へ連続的に噴射させ、先導管10と硬化材注入管5とを旋回駆動しながら引上げ駆動することにより、モニター機構7から連続的に噴射するベントナイト泥水WとエアーAとの旋回噴流でその周囲の地盤を切削して、混練泥漿W0で満たされた切削域11を形成し、この切削域11内に先導管10内を挿通して硬化材注入管5により袋部材36を浸漬し、前記排泥管30で混練泥漿W0を回収しつつ、硬化材注入管5を介して袋部材36の中に硬化材Gを注入することにより、その切削域11に硬化材Gで満たされた未硬化パイルPを造成し、この未硬化パイルPが硬化することにより、地中に基礎構造体13を造成することを特徴とする地盤改良方法である。
【0015】
請求項4に記載の発明は、請求項2及び請求項3に記載の地盤改良方法により、それぞれ隣接して未硬化パイルPを造成するにあたり、請求項2に記載の地盤改良方法により排泥管30で回収された余剰の混練材G0 を、請求項3に記載の地盤改良方法により硬化材注入管5を介して硬化材Gとして袋部材36の中に注入することを特徴とする地盤改良方法である。
【0016】
請求項5に記載の発明は、硬化材注入管5と排泥管30とをそれぞれ異なる縦孔10a , 10aから並列に地表から地中の所定の深さまで挿入し、硬化材注入管5の上部に組み付けたスイベル6からベントナイト泥水WとエアーAとを超高圧で圧入し、硬化材注入管5の下部に組み付けたモニター機構7からベントナイト泥水Wを、その周囲からエアーAを、それぞれ同時に管半径方向へ連続的に噴射させ、硬化材注入管5を旋回下降駆動することにより、モニター機構7から連続的に噴射するベントナイト泥水WとエアーAとの旋回噴流でその周囲の地盤を切削しながら、余剰の混練泥漿W0を排泥管30で回収して、ベントナイト泥水Wを循環使用することにより、混練泥漿W0で満たされた切削域11を形成し、排泥管30を介して切削域11中に硬化材Gを注入することにより、混練泥漿W0を硬化材Gで置換して未硬化パイルPを造成し、この未硬化パイルPが硬化することにより、地中に基礎構造体13を造成することを特徴とする地盤改良方法である。
【0017】
【発明の作用・効果】
請求項1に記載の発明では、旋回昇降駆動装置1により、硬化材注入管5と排泥管30とをそれぞれ異なる縦孔10a , 10aから並列に地表から地中の目標深さまで挿入する。そして、旋回昇降駆動装置1により、硬化材注入管5を旋回駆動しながら引上げ駆動するとともに、排泥管30を硬化材注入管5と並列に引上げ駆動し、モニター機構7から連続的に噴射する硬化材GとエアーA又はベントナイト泥水WとエアーAとの旋回噴流でその周囲の地盤を切削する。その際に生ずる余剰の混練材G0又は混練泥漿W0を、排泥管30で回収する。
【0018】
上記のように、余剰の混練材G0又は混練泥漿W0は硬化材注入管5とは異なる縦孔10aから硬化材注入管5と並列に地中に挿入された専用の排泥管30で回収されるので、玉石や砂礫などの含有率が高い地盤や、粘度質の地盤を造成する場合にも、玉石や砂礫、粘度の塊は容易に排出されるため、施工が容易で、施工能力を高めることができる。なお、排出される混練泥漿W0は硬化材Gと混練されていないので、泥水分離器35によりベントナイト泥水Wを分離して再利用することができる。
【0019】
請求項2に記載の本発明では、硬化材注入管5と排泥管30とをそれぞれ異なる縦孔10a , 10aから並列に地表から地中の目標深さまで挿入し、硬化材注入管5を旋回駆動しながら引上げ駆動するとともに、排泥管30を硬化材注入管5と並列に引上げ駆動し、モニター機構7から連続的に噴射する硬化材GとエアーAとの旋回噴流でその周囲の地盤を切削する。その際に生ずる切削泥と硬化材Gとの混練材G0を排泥管30により回収する。
【0020】
上記のように、余剰の混練材G0は硬化材注入管5とは異なる縦孔10aから硬化材注入管5と並列に地中に挿入された専用の排泥管30で回収されるので、玉石や砂礫などの含有率が高い地盤や、粘度質の地盤を造成する場合にも、玉石や砂礫、粘度の塊は容易に排出されるため、施工が容易で、施工能力を高めることができる。
【0021】
請求項3に記載の本発明では、先導管10と排泥管30とをそれぞれ異なる縦孔10a , 10aから並列に地表から地中の目標深さまで挿入し、この先導管10内に硬化材注入管5を挿入し、先導管10と硬化材注入管5とを一体に旋回駆動しながら引上げ駆動するとともに、排泥管30を硬化材注入管5と並列に引上げ駆動し、モニター機構7から連続的に噴射するベントナイト泥水WとエアーAとの旋回噴流でその周囲の地盤を切削する。その際に生ずる余剰の混練泥漿W0を排泥管30で回収する。
次いで、混練泥漿W0で満たされた切削域11内に先導管10内を挿通して硬化材注入管5により袋部材36を浸漬し、排泥管30で混練泥漿W0を回収しつつ、硬化材注入管5を介して袋部材36の中に硬化材Gを注入し、その切削域11に硬化材Gで満たされた未硬化パイルPを造成する。
【0022】
上記のように、余剰の混練泥漿W0は硬化材注入管5とは異なる縦孔10aから硬化材注入管5と並列に地中に挿入された専用の排泥管30で回収されるので、玉石や砂礫などの含有率が高い地盤や、粘度質の地盤を造成する場合にも、玉石や砂礫、粘度の塊は容易に排出されるため、施工が容易で、施工能力を高めることができる。また、硬化材Gは袋部材36の中に注入されるので、排出される混練泥漿W0中に硬化材Gが混ざることもないので、回収した混練泥漿W0よりベントナイト泥水Wを分離して再利用することができる。
【0023】
請求項4に記載の本発明では、請求項2及び請求項3に記載の地盤改良方法により、一度に二つの未硬化パイルPを隣接して造成する。そして二つの未硬化パイルPを造成するにあたり、請求項2に記載の地盤改良方法により排泥管30で回収した余剰の混練材G0 を、請求項3に記載の地盤改良方法により硬化材注入管5を介して硬化材として袋部材36の中に注入する。
【0024】
上記のように、排泥管30で回収した余剰の混練材G0を硬化材Gとして袋部材36の中に注入して利用するので、排泥として処理する混練材G0の量が極度に少なくなり、排泥処理費用を大幅に低減することができる。また、余剰の混練材G0を硬化材注入管5とは異なる縦孔10aから硬化材注入管5と並列に地中に挿入された専用の排泥管30で回収するので、玉石や砂礫などの含有率が高い地盤や、粘度質の地盤を造成する場合にも、玉石や砂礫、粘度の塊は容易に排出されるため、施工が容易で、施工能力を高めることができる。
【0025】
請求項5に記載の本発明では、硬化材注入管5と排泥管30とをそれぞれ異なる縦孔10a , 10aから並列に地表から地中の所定の深さまで挿入し、硬化材注入管5を旋回下降駆動するとともに、排泥管30を硬化材注入管5と並列に下降駆動し、モニター機構7から連続的に噴射するベントナイト泥水WとエアーAとの旋回噴流でその周囲の地盤を切削する。その際に生ずる余剰の混練泥漿W0を排泥管30で回収して、ベントナイト泥水Wを循環使用することにより、混練泥漿W0で満たされた切削域11を形成する。次いで、排泥管30を介して切削域11中に比重の重い硬化材Gを注入することにより、混練泥漿W0を硬化材Gで置換して未硬化パイルPを造成する。
【0026】
上記のように、余剰の混練泥漿W0は硬化材注入管5とは異なる縦孔10aから硬化材注入管5と並列に地中に挿入された専用の排泥管30で回収されるので、玉石や砂礫などの含有率が高い地盤や、粘度質の地盤を造成する場合にも、玉石や砂礫、粘度の塊は容易に排出されるため、施工が容易で、施工能力を高めることができる。しかも、比重の重い硬化材Gは排泥管30を介して切削域11中に注入されるため、混練泥漿W0中に硬化材Gが混ざることも少ないので、排出される混練泥漿W0よりベントナイト泥水Wを分離して再利用することができる。
【0027】
【実施例】
以下本発明の実施例を図面に基づいてさらに詳しく説明する。図1は本発明の実施例に係る地盤改良装置を示し、前記図6相当する図である。
この地盤改良装置Mは、従来例と同様の旋回昇降駆動装置1と、硬化材超高圧供給装置2と、超高圧水供給装置3と、圧縮空気供給装置4と、旋回昇降駆動装置1に支持された硬化材注入管5と、排泥管30と、排泥ポンプ32と、泥水分離器35とを備える。
【0028】
硬化材注入管5の上部には図7(A)と同様のスイベル6が、下部には図7(B)と同様のモニター機構7が組み付けてある。
また、排泥管30の上部にはスイベル6Aが、下部にはモニター機構7Aが組み付けられ、モニター機構7Aの吸込口7aから切削泥とベントナイト泥水Wとの混練泥漿W0 を吸い込み、スイベル6Bの吐出口61に接続した排泥ポンプ32から混練泥漿W0 を泥水分離器35に吐出するように構成されている。
上記旋回昇降駆動装置1は、上記硬化材注入管5と排泥管30とを並列に地表から地中に挿入可能に、硬化材注入管5を旋回駆動しながら引上げ駆動可能に、かつ、排泥管30を硬化材注入管5と並列に引上げ駆動可能に構成されている。
【0029】
なお、図1中の符号3Aはベントナイト泥水Wの貯溜容器、3Bは三方弁であり、三方弁3Bを適宜切り換えて貯溜容器3A内のベントナイト泥水W又は泥水分離器35より回収・分離したベントナイト泥水Wを使用できるように構成されている。つまり、噴射ノズル7bから連続的に噴射するベントナイト泥水WとエアーAとの旋回噴流でその周囲の地盤を切削し、排泥管30により混練泥漿W0 を回収して、泥水分離器35によりベントナイト泥水Wを分離するように構成されている。
次に上記地盤改良装置Mを用いて施工する地盤改良方法について説明する。
【0030】
《第1の地盤改良方法》
図2(a)〜(d)は第1の地盤改良方法を示す工程図である。なお、(a)据付・穿孔工程、(b)噴射テスト工程、(c)造成工程、及び(d)引抜・洗浄工程のうち、先発明例《図8(a)〜(e)》と重複する説明は極力省略して、本発明の特徴部分につき説明する。
【0031】
(a)据付・穿孔工程
据付工程では、所定の施工位置に硬化材注入管5と排泥管30とを垂直に立て、硬化材注入管5のスイベル6の第1入口6aと排泥管30のスイベル6Aの吐出口61に前記超高圧水供給装置3を接続する。
穿孔工程では、硬化材注入管5のモニター機構7及び排泥管30のモニター機構7Aからベントナイト泥水Wを下向きに吐出させ、旋回昇降駆動装置1により硬化材注入管5と排泥管30とを作動させて旋回させながら下降させて、前記メタルクラウン8でそれぞれ縦孔10aを穿孔しつつ、硬化材注入管5と排泥管30とを並列に地中の目標深さまで挿入する。
【0032】
(b)噴射テスト工程
噴射テスト工程では、硬化材注入管5のスイベル6の第1入口6a及び第2入口6bに硬化材超高圧供給装置2を接続し、エア入口6cに圧縮空気供給装置4を接続するとともに、排泥管30のスイベル6Aの吐出口61に前記排泥ポンプ32を接続する。そして旋回昇降駆動装置1を作動させて、硬化材注入管5を試行的に設定された回転速度で旋回駆動する。そして前記モニター機構7の第1及び第2噴射ノズル7a・7bから超高圧の硬化材Gを、それらの周囲の第1及び第2エアノズル7c・7dから高圧エアーを管半径方向へ連続的に噴射させてその周囲の地盤を切削する。これにより、噴射テストが順調なら造成工程へ移行する。
【0033】
(c)造成工程
造成工程では、旋回昇降駆動装置1を作動させて、硬化材注入管5を旋回駆動しながら引上げ駆動することにより、超高圧で連続的に噴出する硬化材Gを旋回させながら引上げて行き、その噴出力でその周囲の地盤を切削するとともに、その切削域11に切削泥と硬化材Gとが混練されてできる混練材W0 で満たされた未硬化パイルPが造成される。このとき、硬化材注入管5と並行して排泥管30を引上げながら、この排泥管30により余剰の混練材W0 を排出する。
【0034】
ちなみに、造成工程においては、硬化材Gの吐出圧は100〜400Kg/cm2 、吐出量は70〜300l/min、圧縮空気の吐出圧は6〜30Kg/cm2、吐出量は1.5〜15.0m3/minに設定されている。また、切削域11の半径をモニター機構7に設けた超音波検知器(図示せず)により計測しながら、硬化材Gの注入量と混練材の排出量とをバランスさせながら施工する。図2(C)中の符号33は排出量を計測する計測器である。なお、モニター機構7に設けた図示しない超音波検知器は、前記スイベル6、硬化材注入管5、モニター機構7の各中央の通路6e〜7e内に挿通した計測用ケーブルと接続され、排泥量は地上で計測される。
【0035】
(d)引抜洗浄工程
引抜洗浄工程では、硬化材注入管5と排泥管30とを地上に引き抜き、管内を清水で洗浄する。この後、次の造成地点に移動し、同様の手順で地中に未硬化パイルPを造成する。この未硬化パイルPが硬化することにより、地中に基礎構造体13が造成される。
【0036】
《第2の地盤改良方法》
図3(a)〜(d)は第2の地盤改良方法を示す工程図である。
(a)据付・穿孔工程
据付工程では、所定の施工位置に先導管10と排泥管30とを垂直に立て、先導管10のスイベル6の入口と排泥管30のスイベル6Aの吐出口61に前記超高圧水供給装置3を接続する。
穿孔工程では、それぞれのモニター機構からベントナイト泥水Wを下向きに吐出させ、旋回昇降駆動装置1により先導管10と排泥管30とを並列に地中の目標深さまで挿入する。
【0037】
(b)噴射・切削工程
噴射・切削工程では、先導管10内にモニター機構7を組み付けた硬化材注入管5を挿入して、この硬化材注入管5を先導管10下端及び上端より突出させ、硬化材注入管5の上部にスイベル6を組み付け、先導管10と硬化材注入管5とを一体回転可能に固定する。硬化材注入管5のスイベル6の第1入口6a及び第2入口6bに超高圧水供給装置3を接続し、エア入口6cに圧縮空気供給装置4を接続するとともに、排泥管30のスイベル6Aの吐出口61に前記排泥ポンプ32を介して泥水分離器35を接続し、泥水分離器35で分離したベントナイト泥水Wを再利用可能に接続する。
【0038】
そして旋回昇降駆動装置1を作動させて、硬化材注入管5を試行的に設定された回転速度で旋回駆動する。そして前記モニター機構7の第1及び第2噴射ノズル7a・7bから超高圧のベントナイト泥水Wを、それらの周囲の第1及び第2エアノズル7c・7dから高圧エアーを管半径方向へ連続的に噴射させてその周囲の地盤を切削する。これにより、噴射テストが順調なら切削工程へ移行する。切削工程では、先導管10と硬化材注入管5とを旋回駆動しながら引上げ駆動するとともに、排泥管30を並行して引上げ駆動することにより、噴射ノズル7a・7bから連続的に噴射するベントナイト泥水WとエアーAとの旋回噴流でその周囲の地盤を切削し、その際に生ずる余剰の混練泥漿W0 を排泥管30で回収して、ベントナイト泥水Wを循環使用する。このようにして混練泥漿W0 で満たされた切削域11を形成する。
【0039】
ちなみに、噴射・切削工程においては、ベントナイト泥水Wの各吐出圧は200〜600Kg/cm2 、吐出量は60〜300l/min、圧縮空気の吐出圧は6〜30Kg/cm2、吐出量は1.5〜15.0m3/minに設定される。
この場合にも、切削域11の半径をモニター機構7に設けた超音波検知器(図示せず)により計測しながら、ベントナイト泥水Wの注入量と混練泥漿W0 の排出量とをバランスさせながら施工することができる。
【0040】
(d)硬化材注入工程
硬化材注入工程では、一旦硬化材注入管5を引き上げ、その硬化材注入管5の下端部に、例えば部分拡大図(e)のように、袋部材36の口金37をねじ込んで装着する。なお、上記口金37に逆流防止弁37aを付設することにより、硬化材Gの注入圧力を0〜15kg/cm2 程度に設定することができる。
上記袋部材36は、布・合成樹脂・金属等の繊維材料により、必要な大きさに製作され、その下端部には浸漬を容易にするための重りが付設されている。この袋部材36を硬化材注入管5を介して先導管10内に挿通し、切削域11内の中央部に浸漬する。次いで排泥管30で混練泥漿W0 を回収しつつ、浸漬された袋部材36の中に硬化材注入管5を介して硬化材Gを注入することにより、その切削域11に硬化材Gで満たされた未硬化パイルPを造成する。
【0041】
(d)引抜・洗浄工程
引抜洗浄工程では、硬化材注入管5を捩って袋部材36の口金37を外し、後は図2(d)と同様に硬化材注入管5や排泥管30を地上に引き抜き、管内を清水で洗浄する。
【0042】
《第3の地盤改良方法》
図4は第3の地盤改良方法を示す部分工程図である。第3の地盤改良方法は、第1及び第2の地盤改良方法により、それぞれ隣接して基礎構造体13を造成する場合に適用することができる。即ち、隣接して形成した切削域11・11に未硬化パイルP・Pを造成するにあたり、第1の地盤改良方法《図2(c)造成工程》において排泥管30で回収された余剰の混練材G0 を、第2の地盤改良方法《図3(c)硬化材注入工程》において硬化材注入管5を介して硬化材として袋部材35の中に注入する方法である。
【0043】
このように、排泥管30で回収した余剰の混練材G0 を硬化材として袋部材36の中に注入して利用するので、排泥として処理する混練材G0 の量が極度に少なくなり、排泥処理費用を大幅に低減することができる。
また、余剰の混練材G0を専用の排泥管30で回収するので、玉石や砂礫などの含有率が高い地盤や、粘度質の地盤を造成する場合にも、玉石や砂礫、粘度の塊は容易に排出されるため、施工が容易で、施工能力を高めることができる。
【0044】
《第4の地盤改良方法》
図5は第4の地盤改良方法を示す工程図である。
(a)据付・穿孔工程
据付・穿孔工程では、硬化材注入管5と排泥管30とを並列に地表から地中の所定の深さ(造成すべき基礎構造体13の上限の深さ)まで挿入する。
【0045】
(b)噴射・切削工程
噴射・切削工程では、噴射ノズルから連続的に噴射するベントナイト泥水WとエアーAとの旋回噴流でその周囲の地盤を切削しながら、余剰の混練泥漿W0 を排泥管30で回収して、ベントナイト泥水Wを循環使用する。このようにして、混練泥漿W0 で満たされた切削域11を形成する。
【0046】
(c)硬化材注入工程
硬化材注入工程では、硬化材注入管5を引き抜くとともに、排泥管30のスイベル6Aに硬化材超高圧供給装置2を接続し、排泥管30を介して切削域11中に比重の重い硬化材Gを注入することにより、混練泥漿W0 を硬化材Gで置換して未硬化パイルPを造成する。なお、硬化材注入管5を引き抜くと縦孔10aが開口するので、混練泥漿W0 はこの縦孔10aを経て地表に形成したピットPに溢れ出る。この混練泥漿W0 は、バキュームVにより排出され泥水分離器35によりベントナイト泥水Wを分離して再利用される。
(d)引抜洗浄工程では、前記と同様に硬化材注入管5や排泥管30を清水で洗浄する。
【0047】
本発明は上記実施例に限るものではなく、スイベル6やモニター機構7、あるいは硬化材注入管5についても、適宜2重管〜3重管を適用し、排泥管30の構造についても、適宜変更を加えて実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の地盤改良方法に適用する地盤改良装置の概要図である。
【図2】本発明に係る第1の地盤改良方法の手順を示す説明図である。
【図3】本発明に係る第2の地盤改良方法の手順を示す説明図である。
【図4】本発明に係る第3の地盤改良方法の要部を示す説明図である。
【図5】本発明に係る第4の地盤改良方法の手順を示す説明図である。
【図6】先発明例の地盤改良方法に適用する装置の概要図である。
【図7】同図(A)(B)はそれぞれ地盤改良方法で使用されるスイベル及びモニター機構の断面図である。
【図8】先発明例に係る地盤改良方法の手順を示す説明図である。
【符号の説明】
5…硬化材注入管、6・6A…スイベル、7・7A…モニター機構、10…先導管、11…切削域、13…基礎構造体、30…排泥管、35…泥水分離器、36…、A…エアー、G…硬化材、G0 …混練材、M…地盤改良装置、P…未硬化パイル、W…ベントナイト泥水、W0 …混練泥漿。
Claims (5)
- 硬化材注入管(5)と、排泥管(30)と、泥水分離器(35)と、旋回昇降駆動装置(1)とを備えて成り、
上記硬化材注入管(5)は、その上部にスイベル(6)を、その下部にモニター機構(7)を組み付け、スイベル(6)に硬化材超高圧供給装置(2)と超高圧水供給装置(3)と圧縮空気供給装置(4)とを接続可能に構成し、モニター機構(7)から硬化材(G)又はベントナイト泥水(W)を、それらの周囲からそれぞれエアー(A)を同時に管半径方向へ連続的に噴射可能に構成し、
上記排泥管(30)は、その上部にスイベル(6A)を、その下部にモニター機構(7A)を組み付け、モニター機構(7A)から切削泥と硬化材(G)との混練材(G0)又は切削泥とベントナイト泥水(W)との混練泥漿(W0)を吸い込み、スイベル(6A)から混練材(G0)又は混練泥漿(W0)を吐出可能に構成し、
上記旋回昇降駆動装置(1)は、上記硬化材注入管(5)と排泥管(30)とをそれぞれ異なる縦孔(10a)(10a)から並列に地表から地中に挿入可能に、硬化材注入管(5)を旋回駆動しながら引上げ駆動可能に、かつ、排泥管(30)を硬化材注入管(5)と並列に引上げ駆動可能に構成し、
硬化材注入管 ( 5 ) のモニター機構(7)から連続的に噴射する硬化材(G)とエアー(A)又はベントナイト泥水(W)とエアー(A)との旋回噴流でその周囲の地盤を切削し、硬化材注入管 ( 5 ) とは異なる縦孔(10a)から硬化材注入管 ( 5 ) と並列に地中に挿入された排泥管(30)により上記混練材(G0)又は混練泥漿(W0)を回収可能に構成したことを特徴とする地盤改良装置。 - 硬化材注入管(5)を地表から地中の目標深さまで挿入し、
硬化材注入管(5)の上部に組み付けたスイベル(6)から硬化材(G)とエアー(A)とを超高圧で圧入し、
硬化材注入管(5)の下部に組み付けたモニター機構(7)から硬化材(G)を、その周囲からエアー(A)を同時に管半径方向へ連続的に噴射させ、
硬化材注入管(5)を旋回駆動しながら引上げ駆動することにより、モニター機構(7)から連続的に噴射する硬化材(G)とエアー(A)との旋回噴流でその周囲の地盤を切削し、この切削域(11)に切削泥と硬化材(G)との混練材(G0)で満たされた未硬化パイル(P)を造成し、
この未硬化パイル(P)が硬化することにより、地中に基礎構造体(13)を造成する地盤改良工法において、
前記硬化材注入管(5)とは異なる縦孔(10a)から硬化材注入管 ( 5 ) と並列に排泥管(30)を地表から地中の目標深さまで挿入し、排泥管(30)により余剰の混練材(G0)を回収することを特徴とする地盤改良方法。 - 先導管(10)と排泥管(30)とをそれぞれ異なる縦孔(10a)(10a)から並列に地表から地中の目標深さまで挿入し、
この先導管(10)内に硬化材注入管(5)を挿入して、この硬化材注入管(5)を先導管(10)下端及び上端より突出させ、
硬化材注入管(5)の上部に組み付けたスイベル(6)からベントナイト泥水(W)とエアー(A)とを超高圧で圧入し、
硬化材注入管(5)の下部に組み付けたモニター機構(7)からベントナイト泥水(W)を、その周囲からエアー(A)を、それぞれ同時に管半径方向へ連続的に噴射させ、
先導管(10)と硬化材注入管(5)とを旋回駆動しながら引上げ駆動することにより、モニター機構(7)から連続的に噴射するベントナイト泥水(W)とエアー(A)との旋回噴流でその周囲の地盤を切削して、混練泥漿(W0)で満たされた切削域(11)を形成し、
この切削域(11)内に先導管(10)内を挿通して硬化材注入管(5)により袋部材(36)を浸漬し、
前記排泥管(30)で混練泥漿(W0)を回収しつつ、硬化材注入管(5)を介して袋部材(36)の中に硬化材(G)を注入することにより、その切削域(11)に硬化材(G)で満たされた未硬化パイル(P)を造成し、
この未硬化パイル(P)が硬化することにより、地中に基礎構造体(13)を造成することを特徴とする地盤改良方法。 - 請求項2及び請求項3に記載の地盤改良方法により、それぞれ隣接して未硬化パイル(P)を造成するにあたり、請求項2に記載の地盤改良方法により排泥管(30)で回収された余剰の混練材(G0)を、請求項3に記載の地盤改良方法により硬化材注入管(5)を介して硬化材として袋部材(36)の中に注入することを特徴とする地盤改良方法。
- 硬化材注入管(5)と排泥管(30)とをそれぞれ異なる縦孔(10a)(10a)から並列に地表から地中の所定の深さまで挿入し、
硬化材注入管(5)の上部に組み付けたスイベル(6)からベントナイト泥水(W)とエアー(A)とを圧入し、
硬化材注入管(5)の下部に組み付けたモニター機構(7)の噴射ノズル(7a)からベントナイト泥水(W)を、その周囲からエアー(A)を、それぞれ同時に管半径方向へ連続的に噴射させ、
硬化材注入管(5)を旋回下降駆動することにより、モニター機構(7)から連続的に噴射するベントナイト泥水(W)とエアー(A)との旋回噴流でその周囲の地盤を切削しながら、余剰の切削泥漿(W0)を排泥管(30)で回収して、ベントナイト泥水(W)を循環使用することにより、混練泥漿(W0)で満たされた切削域(11)を形成し、
排泥管(30)を介して切削域(11)中に硬化材(G)を注入することにより、混練泥漿(W0)を硬化材(G)で置換して未硬化パイル(P)を造成し、
この未硬化パイル(P)が硬化することにより、地中に基礎構造体(13)を造成することを特徴とする地盤改良方法。
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