JP3615568B2 - 複合警報装置 - Google Patents

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B60Q1/00Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor
    • B60Q1/26Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to indicate the vehicle, or parts thereof, or to give signals, to other traffic
    • B60Q1/2611Indicating devices mounted on the roof of the vehicle

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、緊急用車両および警護用車両等に搭載されて使用される複合警報装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば実公平4−9686号公報に示されるように、パトカーおよび救急車等からなる緊急用車両のルーフパネル上に、回転灯等からなる散光式警報灯と、サイレン音およびマイク放送音等を出力する拡声器とを備えた警報装置を設置するとともに、上記警告灯を操作する操作スイッチと、拡声器に音声信号を入力するマイクロフォンとを車室内に設置することが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記警報装置は、車両の走行時に脱落しないようにルーフパネルに固定する必要があるため、緊急用車両のルーフパネルに上記警報装置の設置部が設けられている。したがって、予め緊急用車両として特別に形成された車両にのみ上記警報装置を設置することが可能であり、普通乗用車等の一般車両に設置することができない。しかも、上記警報装置をルーフパネルから容易に取り外すことができないので、上記緊急用車両によって急行した災害発生現場等において、拡声器および警報灯を使用する場合には、携帯用の拡声器および警告灯等を車両に搭載する必要があるという問題がある。
【0004】
また、上記警報装置が搭載される緊急用車両には、外部連絡用の無線通信機が搭載されることが一般的であるが、これらを限られた車両の設置スペースに適正にレイアウトすることが困難であるという問題があった。
【0005】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、普通乗用車等のルーフパネル上に必要に応じて容易に取り付けることができるとともに、列車事故、山岳事故等の災害発生時等において携帯使用することができる複合警報装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、ケーシングに設置された警報灯および拡声器と、外部との通信を行なう無線通信機と、この無線通信機および上記拡声器に音声信号を入力するマイクロフォンと、上記ケーシングを車両のルーフパネル上に着脱自在に係止する係止部材とを設け、ケーシングの上面に回転灯と、閃光灯とを設けるとともに、上記回転灯の照射方向が閃光灯の設置部の反対側に位置した時点で閃光灯が点灯するように、その点灯タイミングを制御する閃光灯制御手段を設けたものである。
【0007】
請求項2に係る発明は、請求項1記載の複合警報装置において、ケーシング内に無線通信機を内蔵させたものである。
【0008】
請求項3に係る発明は、請求項1または2記載の複合警報装置において、ルーフパネルの上面に着脱自在に係止される磁石板をケーシングの下面に設けたものである。
【0009】
請求項4に係る発明は、請求項1〜3の何れかに記載の複合警報装置において、車体に設けられた係合部とケーシングとを係脱自在に連結する連結部材を設けたものである。
【0010】
請求項5に係る発明は、請求項1〜4の何れかに記載の複合警報装置において、携帯用バッテリーまたは車載バッテリーの一方からケーシングに設置された警報灯および拡声器に駆動電流を供給する接続ラインを設けたものである。
【0011】
請求項6に係る発明は、請求項1〜5の何れかに記載の複合警報装置において、ケーシングに拡声器のホーン部を形成するとともに、このホーン部の前面に音波の伝播方向を規制する指向プレートを着脱自在に設置したものである。
【0012】
請求項に係る発明は、請求項1〜の何れかに記載の複合警報装置において、携帯用の吊下部と、警報灯を外部に露出させた状態でケーシングを保持する保持部とを有する携帯具を設けたものである。
【0013】
【作用】
上記請求項1記載の発明によれば、ケーシングが車両のルーフパネル上に設置されることにより、このルーフパネル上に警報灯および拡声器が配設されるとともに、上記ケーシングがルーフパネルから取り外されることにより、上記警報灯等を携帯して使用することが可能となる。そして、拡声器の使用時にマイクロフォンから入力された音声信号がケーシングに設置された拡声器によって音波に変換されて出力されるとともに、無線通信機の使用時にマイクロフォンから入力された音声信号が無線通信機によって電波に変換されて送信されるこになる。また、回転灯に設けられた着色ランプ等の照射方向が変化して周囲に警告が与えられるとともに、この回転灯の照射方向が閃光灯の設置部の反対側に位置した時点で、閃光灯が点灯されて遠方まで白色閃光等が照射されることになる。
【0014】
上記請求項2記載の発明によれば、ケーシングが車両のルーフパネル上に設置されることにより、警報灯、拡声器および無線通信機を有する緊急用車両が構成されるとともに、上記ケーシングがルーフパネルから取り外されることにより、上記警告灯、拡声器および無線通信機を携帯して使用することが可能となる。
【0015】
上記請求項3記載の発明によれば、磁石板の磁力によって車両のルーフパネル上にケーシングが安定状態で係止されるとともに、必要に応じてケーシングがルーフパネルから容易に取り外されることになる。
【0016】
上記請求項4記載の発明によれば、連結部材によってケーシングが車体に安定状態で係止されることになる。
【0017】
上記請求項5記載の発明によれば、ケーシングがルーフパネル上に設置された車載時に、車載バッテリーから供給される駆動電流に応じて警報灯等が駆動されるとともに、ケーシングがルーフパネルから取り外された携帯時に、携帯用バッテリーから供給される駆動電流に応じて上記警報灯等が駆動されることになる。
【0018】
上記請求項6記載の発明によれば、指向プレートがホーン部の前面に設置されることにより、拡声器から出力された音波の伝播方向に指向性が付与されるとともに、上記指向プレートがホーン部の前面から取り外されることにより、拡声器から出力された音波がホーン部によって拡散されつつ、ケーシングの前方に出力されることになる。
【0019】
上記請求項記載の発明によれば、携帯使用時にケーシングが携帯具の保持部に保持されるとともに、上記保持部から外部に露出した警報灯等から警報光が外部に照射されることになる。
【0020】
【実施例】
図1〜図3は、本発明に係る複合警報装置の実施例を示している。この複合警報装置は、回転灯1および閃光灯2からなる警報灯が上面板の前後に設置されたケーシング3と、このケーシング3内に配設されたコントローラ4、拡声器5および無線通信機6と、この拡声器5および無線通信機6に音声信号を入力するマイクロフォン7とを有している。
【0021】
上記回転灯1は、図示を省略した赤色、オレンジ色または紫色等に着色された着色ランプと、駆動機構によって上記着色ランプを中心に回転駆動される反射板とを有し、ケーシング3の側面に設けられた操作スイッチ8がオン操作された時点で携帯用バッテリー9または図外の車載バッテリーからコントローラ4を経て供給される駆動電流に応じ、上記着色ランプが点灯されるとともに、上記反射板が回転駆動されて着色光の照射方向が変化するように構成されている。
【0022】
上記ケーシング3には、携帯用バッテリー9に接続された平面ケーブル等からなる第1接続ライン10が連結される第1コネクター11と、シガーライターの設置部12に接続される電源コード等からなる第2接続ライン13が連結される第2コネクター14とが設置されている。そして、上記第1,第2接続ライン10,13の一方から上記コントローラ4に供給された駆動電流が上記回転灯1の着色ランプおよび駆動機構に供給されるようになっている。
【0023】
また閃光灯2は、上記携帯用バッテリー9または図外の車載バッテリーから供給される駆動電流に応じて点灯され、白色閃光を周囲に照射するとともに、その点灯タイミングが上記回転灯1と同期するようにコントローラ4によって制御されるように構成されている。
【0024】
すなわち、上記コントローラ4には、回転灯1の回転角度を測定するロータリエンコーダ等の測定手段15の出力信号に応じ、その照射方向を検出する照射方向検出手段16と、閃光灯2の作動タイミングを制御する閃光灯制御手段17とが配設され、上記照射方向検出手段16によって回転灯1の照射方向が閃光灯2の設置部と反対側に位置していることが確認された時点で、上記閃光灯制御手段17から閃光灯2に作動指令信号を出力されるようになっている。なお、上記のように閃光灯2の点火タイミングを電気的に制御するようにした構成に代え、回転灯1の回転に連動させて閃光灯2の点火タイミングを機械的に制御する閃光灯制御手段を設けた構造としてもよい。
【0025】
上記拡声器5は、操作スイッチ8の入力信号に応じてサイレン音を出力するとともに、上記マイクロフォン7から入力された音声信号を音波に変換して出力する音響変換部18と、上記ケーシング3に形成された先広がりの空間部からなるホーン部19とを有し、上記音響変換部18から出力された音波がホーン部19を介して前方に伝播させるように構成されている。
【0026】
また、上記マイクロフォン7には、入力された音声信号を上記拡声器5または無線通信機6に選択的に出力する選択スイッチ20が設けられ、この選択スイッチ20によって上記無線通信機6が選択された場合には、上記音声信号がコントローラ4を介して無線通信機6に出力された後、この無線通信機6によって電波信号に変換されて送信されるようになっている。
【0027】
上記ケーシング3は、内部にコントローラ4、拡声器5および無線通信機6等の設置スペースが設けられた上下に2分割される偏平形状の箱体からなっている。そして上記ケーシング3には、無線通信機6用のアンテナ21が上面に突設されるとともに、マイクロフォン7の接続ライン22が接続される第3コネクター23が側面に設けられている。
【0028】
また、上記ケーシング3には、持ち運び用の取手24,25が側面および後面に設置されるとともに、上記ホーン部19の前面を覆う指向プレート26が前端部に着脱自在に設置されるようになっている。この指向プレート26は、上記ケーシング3の上面部との間に所定の間隙27を置いて取り付けられることにより、上記ホーン部19の前方に伝播された音声をケーシング3の上面側に方向変換させるように構成されている。
【0029】
さらに、図4に示すように、上記ケーシング3の下面には、フェライト粉末や希土類コバルト合金粉末に結合剤となる10〜15%のプラスチック材を混入して押出成形することにより形成されたプラスチック磁石等からなる磁石板28が固着されている。
【0030】
また、上記ケーシング3の側面に設けられた取手24と、車体に設けられたアシストグリップ30とを着脱自在に連結する連結部材31が設けられている。この連結部材30は、両端部に係合フック32が設けられたワイヤもしくはベルト部材等からなり、上記係合フック32の一方がケーシング3の取手24に係脱自在に係合されるとともに、係合フック32の他方が車体のアシストグリップ30に係脱自在に係合されることにより、上記ケーシング3を車体に係止するように構成されている。
【0031】
上記のように構成された複合警報装置のケーシング3を普通乗用車等のルーフパネル29上に載置し、上記磁石板28の磁力によってルーフパネル29の上面に吸着させるとともに、上記連結部材31によってケーシング3の取手24と、車体のアシストグリップ30とを着脱自在に連結することにより、上記拡声器5のホーン部19を前方に向けた状態でケーシング3をルーフパネル29上に係止する。
【0032】
そして、上記第2接続ライン13の両端部をそれぞれシガーライターの設置部12およびケーシング3の第2コネクタ14に接続することにより、車載バッテリーと、ケーシング3に設置された回転灯1、閃光灯2、コントローラ4および拡声器5の音響変換部18とを接続する。
【0033】
また、マイクロフォン7の接続ライン22をケーシング3の第3コネクター23に接続することにより、回転灯1、閃光灯2、拡声器5および無線通信機6を有する複合警報装置の本体部を構成するケーシング3がルーフパネル29上に係止されるとともに、上記拡声器5および無線通信機6に音声信号を出力するマイクロフォン7が車室内に設置された緊急用車両または警護用車両が構成されることになる。
【0034】
このように磁石板28からなる係止部材によって回転灯1、閃光灯2、拡声器5および無線通信機6が設置されたケーシング3を車両のルーフパネル29上に着脱自在に係止するように構成したため、車体に特別な設置部を設けることなく上記回転灯1等を設置することができる。したがって、普通乗用車等の一般車両を、上記複合警報装置が設けられた緊急用車両または警護用車両に容易に変化させることができる。
【0035】
そして、列車事故、旅客機墜落事故、および大規模な交通事故等の事故発生時または凶悪犯罪の発生時、または国家行事および国際行事を行なう場合等に、車両のルーフパネル29上に設置された上記回転灯1および閃光灯2からなる警告灯を点灯させることにより、周囲に警告を与えるとともに、マイクロフォン7から入力された音声およびサイレン音を拡声器5から出力することにより、周囲に指示または警告を与えつつ、事故等の発生現場に急行し、かつ交通整理や車両の誘導等を容易に行なうことができる。
【0036】
さらに、必要に応じて上記マイクロフォン7から入力された音声信号を無線通信機6を介して外部に送信することにより、事故対策本部または病院等との連絡を行なうことができる。しかも、上記ケーシング3をルーフパネル29から容易に取り外すことができるため、山岳事故または大型地震等の発生現場等に上記緊急用車両が到達した時点で、上記ケーシング3を取り外して携帯することにより、上記回転灯1、閃光灯2、拡声器5および無線通信機6を使用して救助作業等を効率よく行なうことができる。
【0037】
また、上記のようにケーシングの上面に回転灯1と、閃光灯2とからなる警告灯を設けるとともに、回転灯1の照射方向が閃光灯の設置部の反対側に位置していることが確認された時点で閃光灯2が点灯するように、その点灯タイミングを閃光灯制御手段18によって制御するように構成したため、回転灯1から照射される着色光等を回転させつつ、周囲に照射することができるとともに、この回転灯1の照射方向が閃光灯2の設置部の反対側に位置した時点で、閃光灯2を点灯することにより、その閃光を遠方まで効果的に行き渡らせることができる。
【0038】
また、上記実施形態に示すように、ケーシング3内に無線通信機6を内蔵させるように構成した場合には、車両の限られたスペース内を有効に利用して上記無線通信機6をコンパクトに配設することができるとともに、この無線通信機6を車載用と携帯用との両方に容易にかつ便利に使用することができる。
【0039】
なお、無線通信機を車室内に設置するとともに、この車載無線通信器と上記ケーシング3内のコントローラ4とを接続ケーブルで係脱自在に接続することにより、上記マイクロフォン7から入力された音声信号をコントローラ4および上記接続ケーブルを介して車載無線通信機に入力し、この無線通信機から外部に送信するように構成してもよい。
【0040】
上記実施例では、マイクロフォン7から入力された音声信号を選択スイッチ20の操作に応じ、上記拡声器5および無線通信機6に選択的に入力するように構成しているが、拡声器5用のマイクロフォンと、無線通信機6用のマイクロフォンとを別々に設けた構造としてもよい。
【0041】
また、上記のようにケーシング3の下面に固着された磁石板28の磁力によって上記ケーシング3を車両のルーフパネル29上に係止するように構成した場合には、ルーフパネル29に対するケーシング3の着脱作業をワンタッチで容易に行なうことができるとともに、ルーフパネル29上にケーシング3を安定状態で係止することができる。
【0042】
さらに、上記実施例では、ケーシング3に設けられた取手34と、車体に設けられたアシストグリップ30からなる係止部とを連結部材31によって係脱自在に連結するように構成したため、ケーシング3の携帯性を損なうことなく、衝突時等に作用する衝撃荷重によって上記ケーシング3が車両のルーフパネル25上から落下するという事態の発生を確実に防止することができる。
【0043】
なお、上記実施例では、ケーシング3の一側辺部を連結部材31によって車体の係止部に着脱自在に連結するように構成した例について説明したが、ケーシング3の左右両側辺部を一対の連結部材31によって車体の両側辺部に設けられた係止部にそれぞれ着脱自在に連結するように構成してもよい。
【0044】
また、上記のように携帯バッテリー9に接続される第1接続ライン10と、車載バッテリーに接続される第2接続ライン13とを設け、上記携帯用バッテリー9または車載用バッテリーの一方から上記回転灯1等に駆動電流を供給するように構成した場合には、上記複合警報装置を携帯して使用する際に、携帯用バッテリー9から供給される駆動電流に応じて上記複合警報装置を作動させることができる。そして、上記複合警報装置を車両に搭載して使用する際には、第2接続ライン10を車両に設けられたシガーライターの設置部12に接続して車載バッテリーから上記複合警報装置に駆動電流を供給することにより、携帯用バッテリー9の電力が消費されるのを防止することができる。
【0045】
なお、上記実施例では、携帯用バッテリー9に接続される第1接続ライン10と、車載バッテリーに接続される第2ケーブル13とを別体に形成しているが、単一の接続ラインを上記携帯用バッテリー9および車載バッテリーに選択的に接続するように構成してもよい。
【0046】
また、上記のようにケーシング3に拡声器5のホーン部19を構成する先広がりの空間部を設けるとともに、このホーン部19の前面に音波の伝播方向を規制する指向プレート29を設けた場合には、上記複合警報装置を車両に搭載して使用する際等に、上記指向プレート26を取り外すことにより、拡声器5の音響変換部18から出力された音波を上記ホーン部19によって拡散させつつ、車両の前方の広範囲に伝播させることができる。
【0047】
そして、上記指向プレート29をケーシング3に設置してホーン部19の前面を覆うことにより、上記音波の出力方向をケーシング3の上面側に向けることができる。したがって、上記取手25を持って複合警報装置を携帯使用する際等に、拡声器5から出力された音波が地面側に伝播されるのを効果的に防止し、遠方に上記音波を伝播させることができる。なお、上記指向プレート29によって変更される音波の伝播方向は、ケーシング3の上面側に限られず、ケーシング3の側面側等の任意の方向に設定することができる。
【0048】
なお、図5に示すように、ケーシング3の下面に対応した形状に形成された基板33と、この基板33の裏面に設けられた一対の肩紐等からなる携帯用の吊下部34と、上記基板33表面に設けられた係止ベルト35および落下防止用ベルト36からなるケーシング3の保持部37とを有する携帯具38を設け、上記回転灯1および閃光灯2からなる警告灯を外部に露出させた状態で、上記保持部37によってケーシング3を基板33に保持させるとともに、上記携帯用の係止具34を利用してケーシング3を携帯するように構成してもよい。
【0049】
上記携帯具38を用いて複合警報装置のケーシング3を携帯するように構成した場合には、山岳事故の発生時等に捜索活動を容易に行なうことができる。また、上記ケーシング3の携帯具38とともに、マイクロフォン7および携帯用バッテリー9等の保持部を有する携帯用ベルト39を使用するように構成した場合には、不使用時にマイクロフォン7を把持する必要がないので、上記捜索活動をさらに容易に行なうことができる。
【0050】
なお、上記携帯具38に対するケーシング3の保持作業を容易に行ない得るようにするため、テープファスナーまたは係止ホック等によって上記保持部37の少なくとも一端部を基板33に対して着脱自在に係止するように構成することが望ましい。また、図6に示すように、基板33の背面に発泡樹脂材等からなる突部40を設けることにより、緩衝機能を持たせることが望ましい。
【0051】
さらに、上記基板33の下端部にU字形の金具等からなる係合部41を設けるとともに、この係合部41に着脱自在に連結される係止部42を携帯用ベルト39に設け、この係止部42を上記係合部41に係合した状態で、その先端部をテープファスナー等によって携帯用ベルト39に係止することにより、基板33の下端部を携帯用ベルト39に連結するように構成してもよい。このように構成した場合には、携帯具38に保持されたケーシング3が歩行時等に上下移動することを効果的に防止することができる。
【0052】
また、図7に示すように、ケーシング3、マイクロフォン7、携帯用バッテリー9および使用説明書43等の設置部と、メンテナンス用の表示部44とが設けられた収納ケース45を設け、搬送用または保管時等に上記ケーシング3等を収納ケース42内に収納するように構成してもよい。
【0053】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に係る本発明は、係止部材によって警告灯および拡声器が設置されたケーシングを車両のルーフパネル上に着脱自在に係止するように構成したため、車両に特別な設置部を設けることなく上記警告灯等を設置することができる。したがって、普通乗用車等の一般車両を、上記複合警報装置が設けられた緊急用車両または警護用車両に容易に変化させることができ、列車事故、旅客機墜落事故、および大規模な交通事故等の事故発生時または凶悪犯罪の発生時、または国家行事および国際行事を行なう場合等に、迅速に対応することができる。また、上記ケーシングをルーフパネルから容易に取り外すことができるため、山岳事故または大型地震等の発生現場等に上記緊急用車両が到達した時点で、複合警報装置を携帯することにより、上記警告灯および拡声器等を使用して効率よく救助作業等を行なうことができる。
【0054】
そして、ケーシングの上面に回転灯と、閃光灯とからなる警告灯を設けるとともに、上記回転灯の照射方向が閃光灯の設置部の反対側に位置した時点で閃光灯が点灯するように、その点灯タイミングを閃光灯制御手段によって制御するように構成したため、回転灯から照射される着色光等によって周囲に警告を与えることができる。また、上記回転灯の照射方向が閃光灯の設置部の反対側に位置した時点で閃光灯を点灯することにより、回転灯の光と閃光灯の光とが混合されることを防止しつつ、閃光灯の光を遠方まで効果的に行き渡らせることができるという利点がある。
【0055】
また、請求項2に係る発明は、ケーシング内に無線通信機を内蔵させるように構成したため、車両の限られたスペース内を有効に利用して上記無線通信機をコンパクトに配設することができるとともに、この無線通信機を車載用と携帯用との両方に容易にかつ便利に使用することができる。
【0056】
また、請求項3に係る発明は、ケーシングの下面に固着された磁石板の磁力よって上記ケーシングを車両のルーフパネル上に係止するように構成したため、ルーフパネルに対するケーシングの着脱作業をワンタッチで容易に行なうことができるとともに、ルーフパネル上にケーシングを安定状態で係止できるという利点がある。
【0057】
また、請求項4に係る発明は、ケーシングと、車体に設けられたアシストグリップ等からなる係止部とを連結部材によって係脱自在に連結するように構成したため、ケーシングの携帯性を損なうことなく、衝突時等に作用する衝撃荷重によって車両のルーフパネル上から上記ケーシングが落下して破損したり、落下したケーシングによって二次災害が引き起こされたりするという事態の発生を確実に防止することができる。
【0058】
また、請求項5に係る発明は、携帯バッテリーまたは車載バッテリーの一方から上記警告灯および拡声器に駆動電流を供給する接続ラインを設けたため、上記複合警報装置を携帯して使用する際に、携帯用バッテリーから供給される駆動電流に応じて上記警告灯等を作動させることができるとともに、上記複合警報装置を車両に搭載して使用する際に、車載バッテリーから上記警告灯等に駆動電流を供給することにより、この警告灯等を作動させることができる。
【0059】
また、請求項6に係る発明は、ケーシングに拡声器のホーン部を形成するとともに、このホーン部の前面に音波の伝播方向を規制する指向プレートを設けたため、上記複合警報装置を車両に搭載して使用する際等に、上記指向プレートを取り外すことにより、拡声器から出力された音波を上記ホーン部によって拡散させつつ、広範囲に伝播させることができるとともに、上記指向プレートをケーシングに設置してホーン部の前面を覆うことにより、上記音波の出力方向を規制して遠方に上記音波を伝播させることができる。
【0060】
また、請求項に係る発明は、一対の肩紐等からなる携帯用の吊下部と、上記警報灯を外部に露出させた状態でケーシングを母子する保持部とを有する携帯具を設けたため、上記山岳事故の発生時等にケーシングを容易に携帯することができ、このケーシングに設けられた警報灯および拡声器等を使用して捜索活動を容易に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る複合警報装置の実施例を示す分解斜視図である。
【図2】ケーシングの内部構造を示す斜視図である。
【図3】制御部の構成を示すブロック図である。
【図4】ケーシングの設置状態を示す断面図である。
【図5】携帯具の構成を示す斜視図である。
【図6】携帯具と携帯用ベルトとの連結状態を示す斜視図である。
【図7】収納ケースの構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 回転灯(警告灯)
2 閃光灯(警告灯)
3 ケーシング
5 拡声器
6 無線通信機
7 マイクロフォン
9 携帯用バッテリー
10,13 接続ライン
18 閃光灯制御手段
19 ホーン部
26 指向プレート
28 磁石板(係止部材)
29 ルーフパネル
30 係止部
31 連結部材
34 吊下部
36 保持部
38 携帯具

Claims (7)

  1. ケーシングに設置された警報灯および拡声器と、外部との通信を行なう無線通信機と、この無線通信機および上記拡声器に音声信号を入力するマイクロフォンと、上記ケーシングを車両のルーフパネル上に着脱自在に係止する係止部材とを設け、ケーシングの上面に回転灯と、閃光灯とを設けるとともに、上記回転灯の照射方向が閃光灯の設置部の反対側に位置した時点で閃光灯が点灯するように、その点灯タイミングを制御する閃光灯制御手段を設けたことを特徴とする複合警報装置。
  2. ケーシング内に無線通信機を内蔵させたことを特徴とする請求項1記載の複合警報装置。
  3. ルーフパネルの上面に着脱自在に係止される磁石板をケーシングの下面に設けたことを特徴とする請求項1または2記載の複合警報装置。
  4. 車体に設けられた係合部とケーシングとを係脱自在に連結する連結部材を設けたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の複合警報装置。
  5. 携帯用バッテリーまたは車載バッテリーの一方からケーシングに設置された警報灯および拡声器に駆動電流を供給する接続ラインを設けたことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の複合警報装置。
  6. ケーシングに拡声器のホーン部を形成するとともに、このホーン部の前面に音波の伝播方向を規制する指向プレートを着脱自在に設置したことを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の複合警報装置。
  7. 携帯用の吊下部と、警報灯を外部に露出させた状態でケーシングを保持する保持部とを有する携帯具を設けたことを特徴とする請求項1〜の何れかに記載の複合警報装置。
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