JP3614848B1 - ボトルの把持装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ボトル等の特定のワークを把持するのに適した、構造が簡便でコンパクトな把持装置を提供する。
【解決手段】 略円筒状の面を持った被把持部14を有するワークを把持する把持装置に関する。環状の保持部2と、保持部2の外周に設けられ、第1の位置P1と第2の位置P2との間を移動する環状の移動体26と、保持部2に形成された複数の貫通孔4と、各貫通孔4に各々保持された複数の接触部材5とを備え、移動体26が第1の位置P1に移動している場合は、接触部材5が保持部2の径方向Yの外方に向って移動して退避可能とされていることで、被把持部14に対する保持部2の嵌合が許容され、移動体26が第2の位置P2に移動した場合は、接触部材5の一部分が貫通孔4から被把持部14に向って突出した状態で保持され、被把持部14に押し付けられる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ボトルを把持するのに適した把持装置に関する。
従来、種々の形状、大きさや径のワークを掴むため、チャックの構造が複雑化するのは避けられなかった。しかし、単一の形状、大きさや径のワークを掴めれば事足りる場合も多い。
たとえば、ボトルを掴むための把持装置として、下記の2つの文献が知られている。
特開平8−108389号公報 (第2−4頁、図1) 特開昭62−153019号公報 (第1−3頁、図1)
前記特許文献1の把持装置は、把持部材を膨張体で構成し、該膨張体の膨張・縮小によりボトルを保持・解放する。しかし、この装置を用いて整列状態のボトルを把持した場合、ボトル把持後の移送工程において、ボトルがぐらつき、隣接のボトル同士が接触してヒビ割れや破損が生じるおそれがある。
また、前記特許文献2の把持装置は、ボトルのヒビ割れや破損を防止するために、アーム状ないしリンク状に形成された把持部材をボトルのくびれ部に係合させた後に、ボトル同士の間隔を拡げてボトルを把持する。しかし、かかる装置では、その構造が複雑になり、かつ、アーム状の把持部材でボトルを把持するので、装置全体が大型化する。
したがって、本発明の目的は、ボトルがぐらつかないように把持してボトルのヒビ割れや破損を防止することができ、かつ、コンパクトなボトルの把持装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の把持装置は、ボトルのネック部に形成されたくびれ部を把持するボトルの把持装置であって、前記ネック部の概ね全周を取り囲むように形成された筒状の保持部と、前記保持部に形成され、前記保持部を径方向に貫通する複数の貫通孔と、前記各貫通孔に各々移動自在に保持された樹脂製の複数の接触部材と、前記保持部の内部において前記貫通孔および接触部材よりも上方に設けられ、下方から上方に向かうに従って径小となるように形成され、ボトルの口部の周縁部に当接可能な円錐台状の凹面と、前記保持部の外周に設けられ、前記外周に沿って前記保持部に対し前記保持部の軸線方向に上下に相対移動可能で、前記接触部材が前記貫通孔から前記保持部の外方に脱落するのを防止しつつ、前記接触部材が前記貫通孔内を前記径方向に移動するのを許容する第1の位置と、前記接触部材の一部分を前記貫通孔から前記保持部の内部に突出させた状態で前記接触部材を保持させる第2の位置との間を移動可能な環状の移動体とを備え、ボトルを把持する前の解放状態において、前記移動体が前記第1の位置に移動されていることで、前記径方向の外方に前記接触部材が退避することが可能であることにより前記ネック部に対する前記保持部の嵌合を許容し、前記下方から上方に向かうに従って径小な凹面が前記ボトルの口部の周縁部に当接した把持状態において、前記移動体が前記第2の位置に移動されていることで、前記接触部材の一部分が前記径方向の内方に向って突出した状態で前記くびれ部に押し付けられて係合する
本発明によれば、前記移動体が前記保持部の軸線方向に上下に移動することで、複数の係合部材が前記保持部の径方向に移動される。前記移動体が第1の位置に移動した場合は、前記保持部をボトルのネック部に嵌合させる際に、前記係合部材が前記径方向の外方に移動して退避することで、前記嵌合が許容される。前記保持部を前記ネック部に嵌合させた状態で前記移動体が第2の位置に移動すると、前記複数の係合部材がボトルのくびれ部に押し付けられて係合した状態に保持されることで、ボトルが把持される。
したがって、ボトルのネック部に嵌合する保持部と、ボトルのくびれ部に圧接される複数の係合部材とによりボトルをぐらつかないように把持するので、搬送中にボトルがヒビ割れたり、破損するおそれがない。
また、移動体が上下動するだけでボトルを把持することができるので構造がシンプルになる。しかも、把持装置の幅がコンパクトになるので、整列状態の複数本のボトルを把持するように本把持装置を複数台取り付けた場合でも、搬送装置全体を小型化することができる。
本発明においては、ボトルのキャップの有無に応じてアタッチメントを取り付け可能としてもよい。一般に、ボトルの搬送工程では、キャップ(蓋)が取り付けられたボトルを搬送する場合と、キャップの取り付けられていないボトルを搬送する場合がある。前記キャップの有無により、同じボトルを搬送する場合でもボトルの上端部近傍の径の大きさが変化する。キャップが取り付けられたボトルを搬送する場合は、前記保持部がボトルのネック部に嵌合すると共に、複数の係合部材がボトルのくびれ部に係合することで、ボトルをぐらつかないように把持することができる。一方、キャップが取り付けられていないボトルを搬送する場合は、ボトルを安定した姿勢に保持するためのアタッチメントを本把持装置に取り付けることでボトルの姿勢を安定させた状態でグラつかないように把持することができる。しかも、アタッチメントをキャップの有無に応じて取り付けるようにすることで、把持装置自体の構造を変更することなく、1つの把持装置で異なる状態のボトルに対応してボトルを把持することができ、汎用性が広がる。
また、前記係合部材(接触部材)は樹脂で形成する。これにより、前記ボトルのくびれ部に押し付けられた際に、前記係合部材が若干弾性変形して、前記くびれ部との接触面積が大きくなることで、より安定した状態でボトルを把持することができるからである。また、ボトルの損傷も防ぐことができる(鋼球では硬いため、ピストンの力でボトルが割れるおそれがある。)。
なお、本発明において、「くびれ部」とは、ボトルのネック部が滑らかに湾曲してくびれた部位を意味すると共に、ネック部に設けられた凸部の一部または全部により形成される段差部位も意味するものとする。
以下、本発明の実施例1を図面に従って説明する。この実施例1では、まず、キャップが取り付けられたボトルを把持する場合について説明する。
図3に示すように、本発明の把持装置1は、たとえば、ボトルBを搬送するための搬送装置100に取り付けられ、所定の把持位置PC でボトルBを把持し、前記搬送装置100による移送後に、前記把持位置PC とは別の所定の移送位置PR でボトルBを解放するものである。
図1(a)、(b)に示すように、把持装置1は、把持本体200、フランジ3および摺動筒(移動体)26を備えている。前記把持本体200の下端部には、保持部2が一体に形成されている。
前記保持部2はボトルBのネック部14の概ね全周を取り囲むように円筒状に形成されており、前記ネック部14に嵌合するものである。前記保持部2の内周面21の内径は、前記ネック部14の外径と概ね等しい大きさに設定されている。なお、前記保持部2の下端部には、前記ネック部14に嵌合する際にボトルBをセンタリングできるように、下方から上方に向って径小となるテーパ面2aが形成されている。
前記フランジ3は、図示しないボルトにより前記把持本体200の上端部に締結されている。前記フランジ3の下方、すなわち、前記把持本体200内の上部近傍にはシリンダ17が形成されており、該シリンダ17内にはピストン18が挿入されている。前記フランジ3には、前記シリンダ17に連通する連通孔3aが形成されており、該連通孔3aからシリンダ17内にエアが供給されることで前記ピストン18が下降する。
前記摺動筒26は、円筒状に形成されており、第1および第2の内周面26a、26bを有している。前記摺動筒26の第1内周面26aの内径は、把持本体200(保持部2)の外周面22の外径と概ね同じ大きさに設定されており、第1内周面26aが前記外周面22に嵌合している。一方、前記摺動筒26の第2内周面26bの内径は前記外周面22の外径よりも若干大きな径に設定されている。前記摺動筒26は、ロッド25により、前記把持本体200(保持部2)の外周面22に沿って上下方向Zに摺動可能に保持されている。前記ロッド25は、止め輪31により前記摺動筒26に対して径方向Yに動かないように係止されている。
図1(a)に示すように、前記ロッド25は把持装置1の外方から順に、摺動筒26、把持本体200、ピストン18を径方向Yに貫通して設けられている。したがって、前記摺動筒26は前記ロッド25を介して前記ピストン18に連結されており、ピストン18の上下動により、前記摺動筒26が図1(a)に示す第1の位置P1と図1(b)に示す第2の位置P2との間で上下動される。なお、前記ロッド25が貫通する前記把持本体200における許容孔32は、前記ロッド25の上下動を許容するように、上下方向Zに沿って長孔状に形成されている。
前記把持本体200内において、前記ピストン18の下方には、前記ピストン18(摺動筒26)の下降端(第2の位置)P2を位置決めするストッパ19が設けられている。該ストッパ19はピン20により把持本体200内に保持されている。前記ストッパ19と前記ピストン18の下端部18aとの間には復帰バネ33が設けられている。前記復帰バネ33は、図1(b)に示すように、ピストン18が下降すると圧縮され、当該圧縮により生じたバネ力により前記ピストン18を上昇させて上昇端(第1の位置)P1に復帰させるものである。
前記保持部2には、保持部2を径方向Yに貫通する複数の貫通孔4が穿孔されている。前記各貫通孔4内には、各々、係合部材(接触部材)5が保持されている。前記係合部材5は概ね球面状の外表面を有しており、樹脂で形成されている。前記貫通孔4および係合部材5は、前記保持部2が前記ボトルBのネック部14に嵌合した際に、ネック部14に形成されているくびれ部15に対応する位置に設けられている。
なお、前記貫通孔4および係合部材5は、ボトルBのネック部14に対し、図1の縦断面図における左右2ヵ所だけでなく、二点鎖線で示すように、紙面に垂直な前後の位置にも設けられ、合計4ヵ所に設けられている。
図2に示すように、前記保持部2の内周面21における前記各貫通孔4の近傍には、落下防止部4aが前記保持部2と一体に形成されている。前記落下防止部4aは、前記係合部材5が前記貫通孔4から前記保持部2の内方の空間に落下するのを防止するためのものである。
前記摺動筒26が第1の位置P1に上昇している解放状態(図1(a))において、前記係合部材5の径方向Yの外方には、図2に二点鎖線で示すように、前記摺動筒26の第2内周面26bが近接している。前述したように、前記第2内周面26bの内径は前記保持部2の外周面22の外径よりも若干大きな径に設定されているので、前記係合部材5は、落下防止部4aと貫通孔4と第2内周面26bとで囲まれる空間内で径方向Yに若干移動できる。したがって、図1(a)に示すように、前記保持部2を前記ボトルBのネック部14に嵌合させる際には、前記係合部材5は径方向Yの外方に向って移動して退避することで、前記ネック部14に対する前記保持部2の嵌合を許容する。
前記ピストン18が下降して前記摺動筒26が下降すると、図2に実線で示すように、前記摺動筒26に押されて前記係合部材5が径方向Yの内方に向って移動する。摺動筒26がさらに下降して第2の位置P2に到った把持状態(図1(b))において、前記係合部材5は前記摺動筒26の第1内周面26aに押されて径方向Yの内方に向って移動すると共に、前記係合部材5の一部分が前記貫通孔4から前記保持部2の内方の空間に向って突出した状態で保持される。したがって、前記係合部材5の一部分が前記くびれ部15に押し付けられて係合し、当該係合により、把持装置1はボトルBを把持することができる。
動作:
つぎに、本装置の動作について説明する。
図3に示すように、本把持装置1は、所定の把持位置PC において縦横に整列された複数本のボトルBの位置に各々対応して、搬送装置100に複数台取り付けられている。各把持装置1は、前記搬送装置100とは別の搬送手段により、ボトルBが搬送されてくる間は、前記把持位置PC の上方で待機している。縦横に整列されたボトルBが前記把持位置PC に搬送されると、前記待機位置から搬送装置100が下降することで、前記複数の把持装置1が下降される。
この下降の際、各把持装置1は、図1(a)に示す解放状態に保持されており、そのため、ボトルBのネック部14に対する保持部2の嵌合が許容される。
前記ネック部14に前記保持部2が嵌合した状態で、フランジ3の連通孔3aからシリンダ17内にエアが送られると、ピストン18が下降し、図1(b)に示すように、摺動筒26が下降する。複数の係合部材5は、前記摺動筒26の第1内周面26aに押されて係合部材5の一部分が貫通孔4から前記ネック部14に向って突出した状態に保持され、ボトルBのくびれ部15に押し付けられて係合する。これにより、各把持装置1はボトルBを把持する。なお、当該把持状態を保持するため、前記シリンダ17内のエア圧は一定の圧力に保持されている。
把持装置1によりボトルBを把持すると、ボトルBは整列状態を保ったまま、搬送装置100により上昇される。その後、搬送装置100によりボトルBが所定の移送位置PR まで移送される。当該移送位置PR において、各把持装置1のシリンダ17内のエア圧が開放されると、圧縮されていた復帰バネ33のバネ力の作用で、前記ピストン18が上昇し、摺動筒26が上昇する。したがって、各把持装置1は、図1(a)に示す解放状態となり、ボトルBを解放してボトルBの移載が完了する。
ボトルBの移載が完了すると、搬送装置100は移動し、前記待機位置に復帰して待機する。
このように、保持部2がボトルBのネック部14の概ね全周を取り囲むように嵌合すると共に、ボトルBのくびれ部14に複数の係合部材5が係合することで、ボトルBをぐらつかないように把持することができる。したがって、整列状態のまま複数のボトルBを搬送しても、ボトルBがヒビ割れたり、破損することがない。また、把持装置1は、摺動筒26が上下動するだけでボトルBを把持するので、各把持装置1の幅がコンパクトになり、図3に示すように、複数台の把持装置1を取り付けた場合でも、搬送装置100全体を小型化することができる。
なお、前記係合部材5は樹脂で形成されているので、くびれ部15に押し付けられた際に前記くびれ部15の形状に倣って前記係合部材5が若干弾性変形し、前記くびれ部15との接触面積が大きくなるので、より確実にボトルBを把持することができる。
図4において、把持装置1は、前記保持部2の内周面21に嵌合して取り付けられたアタッチメント35を備えている。該アタッチメント35は、キャップの取り付けられていないボトルBを把持する場合に、把持装置1に取り付けるものである。
前記アタッチメント35は概ね円筒状ないし円柱状に形成された部材で、その下端部には下方から上方に向かうに従って径小となるように形成された円錐台状の凹面35aが設けられている。図4に示すように、ボトルBの把持状態において、前記凹面35aはボトルBの口部16の周縁部16aに当接する。該当接と、前記くびれ部15に対する前記係合部材5の係合とにより、前記ボトルBは位置の異なる2つの部位の間で保持される。したがって、キャップが有る場合に比べ、ネック部14の外径が小さくなっているボトルBでも安定した姿勢を保持しながらボトルBを把持することができるので、ボトルBのぐらつきを防止することができる。
アタッチメントの着脱方法:
前記アタッチメント35は、把持(搬送)対象となるボトルBのキャップの有無に応じて予め着脱しておく。その着脱方法について以下に説明する。
取外し方法
(1) 図4の取付状態から、フランジ3を把持本体200に締結しているボルト(図示せず)を緩めて、フランジ3を取り外す。
(2) 摺動筒26に対しロッド25を係止している止め輪31を取り外して、ロッド25を引き抜く。
(3) 把持本体200(保持部2)に嵌合している摺動筒26を取り外す。
(4) シリンダ17からピストン18および復帰バネ33を抜き取る。
(5) ストッパ19およびアタッチメント35を保持しているピン20を抜き取り、アタッチメント35を取り外す。
以上の(1) 〜(5) の手順でアタッチメント35を取り外した後、再び把持装置1を組み立てて、アタッチメント35の取外しが完了する。
取付け方法
アタッチメント35を取り付ける場合は、上記(1) 〜(5) とは逆の手順で取り付けを行う。
ところで、係合部材(接触部材)5は必ずしも球形状に形成する必要は無く、たとえば、図5に示すように、係合部材5を概ねピン形状に形成するようにしてもよい。なお、動作をスムースにするため、係合部材5の外方の端部5aおよび内方の端部5bの外表面は概ね球面状に形成するのが好ましい。また、係合部材5を突出する方向(径方向Yの内方)に付勢するコイルスプリングを設けてもよい。
また、保持部2の貫通孔4は、保持部2の円周方向に連なる長孔状に形成してもよく、たとえば、図6(a)に示すように、当該長孔状の各貫通孔4内に、各々、複数の係合部材5が保持されるようにしてもよい。
また、ボトルBのネック部14の全周を取り囲むように保持部2を形成していたが、保持部2に概ね上下方向Zに連なるスリットを複数本形成してもよい。 また、前記保持部2および摺動筒(移動体)26は、図6(b)に示すように、矩形の筒状に形成してもよい。ただし、前記保持部2の内周面21は、ボトルがグラつかないようにするため、円形に形成するのが好ましい。
さらに、復帰バネ33は必ずしも設ける必要は無く、シリンダ17にエアを吹込・吸引することでピストン18を上下動させてもよい。また、摺動筒26を上下動させるための駆動源としてエアシリンダの代わりに、モータやソレノイド等を用いてもよい。
つぎに、実施例について、図を参照しながら説明する。この実施例の把持装置は、前述の実施例1と同様にボトルを把持するのに適した把持装置である。なお、以下の説明においては、前記実施例1とは異なる部分について主に説明し、同一部分または相当部分に同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
(a),(b)に示すように、実施例にかかる把持装置1では、保持部2とは別体の把持本体200が設けられている。前記保持部2は前記把持本体200の下部に取り付けられている。前記保持部2の外周には環状の移動体26が設けられている。移動体26の上部は、前記把持本体200に外嵌しており、把持本体200の外周面210に沿って保持部2の軸線Lに平行な軸線方向(上下方向)Zに摺動可能に設けられている。一方、移動体26の下部は、保持部2の外方の周囲を取り囲み、かつ、下方に向かうに従って径小となることで保持部2の外周面22に近接するように設けられている。したがって、前記移動体26と前記保持部2との間には、下方に向かうに従って断面積が小さくなる空間Sが形成されている。
前記保持部2は、保持部2を径方向Yに貫通する複数の貫通孔4と、前記各貫通孔4に各々保持され、ボトルBのくびれ部15に圧接される複数の係合部材5とを備えている。図(a)に示すように、前記移動体26が第1の位置P1に下降した解放状態においては、前記各係合部材5が、前記空間Sに向って前記貫通孔4内を移動して退避可能とされている。この際、前記移動体26は前記係合部材5に接触して、前記係合部材5が前記貫通孔4から前記保持部2の外方に脱落するのを防止する。
一方、図(b)に示すように、前記移動体26が第2の位置P2に上昇した把持状態においては、前記移動体26が、各係合部材5を径方向Yの内方に向って押すことで、各係合部材5の一部分が、図(c)に示すように、前記貫通孔4から前記保持部2の中心(軸線L)に向って突出される。前記係合部材5の一部分は、前記貫通孔4から突出した状態で保持され、図(b)に示すように、ボトルBのくびれ部15に押し付けられて係合することでボトルBを把持することができる。
このように、実施例にかかる把持装置は、実施例1とは逆に、移動体26が下降したときに解放状態となってボトルBに対する嵌合が許容され、移動体26が上昇したときに把持状態となってボトルBを把持する。
本発明は、ペットボトル、ビール瓶などのボトルを把持するのに適した把持装置に適用することができる。
本発明にかかる把持装置の実施例1を示す縦断面図である。 同要部を示す縦断面図である。 同把持装置をボトルの搬送装置に取り付けた場合の動作を示す概略正面図である。 本発明にかかる把持装置を示す縦断面図である。 係合部材の変形例を示す縦断面図である。 保持部および摺動筒の変形例を示す横断面図である。 (a),(b)は、本発明にかかる把持装置の実施例2を示す縦断面図、(c)は図7(b)に示す把持状態の把持装置を下から見た平面図である。
符号の説明
1:把持装置
2:保持部
22:外周面
4:貫通孔
4a:落下防止部
5:接触部材
26:摺動筒(移動体)
26a:第1内周面
26b:第2内周面
29:ワーク侵入孔
35:アタッチメント
35a:凹面
P1:第1の位置
P2:第2の位置
L:保持部の軸線
Y:径方向
Z:上下方向
B:ボトル
14:ネック部
15:くびれ部
16:口部
16a:口部の周縁部

Claims (3)

  1. ボトルのネック部に形成されたくびれ部を把持するボトルの把持装置であって、
    前記ネック部の概ね全周を取り囲むように形成された筒状の保持部と、
    前記保持部に形成され、前記保持部を径方向に貫通する複数の貫通孔と、
    前記各貫通孔に各々移動自在に保持された樹脂製の複数の接触部材と、
    前記保持部の内部において前記貫通孔および接触部材よりも上方に設けられ、下方から上方に向かうに従って径小となるように形成され、ボトルの口部の周縁部に当接可能な円錐台状の凹面と、
    前記保持部の外周に設けられ、前記外周に沿って前記保持部に対し前記保持部の軸線方向に上下に相対移動可能で、前記接触部材が前記貫通孔から前記保持部の外方に脱落するのを防止しつつ、前記接触部材が前記貫通孔内を前記径方向に移動するのを許容する第1の位置と、前記接触部材の一部分を前記貫通孔から前記保持部の内部に突出させた状態で前記接触部材を保持させる第2の位置との間を移動可能な環状の移動体とを備え、
    ボトルを把持する前の解放状態において、前記移動体が前記第1の位置に移動されていることで、前記径方向の外方に前記接触部材が退避することが可能であることにより前記ネック部に対する前記保持部の嵌合を許容し、
    前記下方から上方に向かうに従って径小な凹面が前記ボトルの口部の周縁部に当接した把持状態において、前記移動体が前記第2の位置に移動されていることで、前記接触部材の一部分が前記径方向の内方に向って突出した状態で前記くびれ部に押し付けられて係合するボトルの把持装置。
  2. 請求項1において、
    前記保持部の内周面に嵌合し、着脱自在に取り付けられたアタッチメントを更に備え、 前記アタッチメントの下端部に前記凹面が設けられているボトルの把持装置。
  3. 請求項1もしくは2において、
    前記接触部材が球形状に形成されているボトルの把持装置。
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