JP3613720B2 - ポリエステル水分散体 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、水性塗料用添加剤、水性バインダ−、紙用塗工剤、フィルム用コ−ティング材、インラインコ−ト材、インキ、化粧品、プリンタ、印刷機用色剤等として盛んに利用されてきている水分散性樹脂に関するものであり、特に着色された水分散性の樹脂に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、環境問題対策があらゆる分野で求められており、塗料、接着剤、インク、ペイント、フィルム用コ−ティング材等で脱溶剤・水性化が進められている。水性樹脂としてはカルボキシル基を有するアクリル系樹脂、カルボキシル基を有するスチレン系樹脂、カルボキシル基化ロジン、ポリアミド樹脂、セラック、酢酸ビニル系樹脂、カゼイン、アルブミン、レシチン、セルロ−ス誘導体、天然ゴム径樹脂、ポリビニルアルコ−ル系樹脂等、多数のものが知られている。
水性樹脂はその形態から水溶性樹脂と水分散性樹脂とに大別できる。水溶性樹脂は文字通り水に対して溶解する樹脂であり、水分散性樹脂とはミクロな微粒子として樹脂が水系媒体中に分散する形態を有するものである。一般に前者は水に対して樹脂の配合量が増加すると溶液の粘度が著しく上昇するが、後者ではかなり樹脂量を増やしても低い粘度を保つと云われている。塗料としての応用を考えた場合、後者の方が固形分量を増せるため有利である。
【0003】
かかる水性樹脂を着色する場合には主として顔料が用いられている。顔料は水性樹脂の水溶液、あるいは水分散体に適当な界面活性剤ととも配合され、ペイントシェイカ−、サンドミル、アトライタ−等の分散器にて微分散される。顔料による着色では透明な着色を行うことが困難であり、また分散工程が必要となるために加工コストの上昇が避けられない。また顔料の分散が不十分であると沈降などにより保存安定性が低下する。等々の問題があり、特に隠蔽性を要求される塗料の場合には用いることが可能であるが、透明性を要求されるプロセスカラ−用色材等の場合には不都合な点が多い。
さて、かかる水性樹脂を透明着色性を有する染料を用いて着色する場合について考察する。水溶性樹脂を水溶性染料を用いて着色した場合には樹脂と染料とが相溶性を有さないため、塗膜とした場合に樹脂と染料が分離し、良好な着色状態を示さない。さらに、染料が水に溶解するため色落ちを生じ、およそ実用的な着色塗膜を実現することはできない。
水分散性樹脂を着色するには、水溶性染料、油溶性染料いずれをも用いることができる。しかしながら水溶性染料を用いた場合には前述の水溶性樹脂を水溶性染料にて着色した場合と同様の欠点を有する。
油溶性染料により水分散性樹脂を着色する提案がインクジェット記録用インクとしてなされている。これらは「着色されたポリマー微粒子を記録剤として用いたインク」に関する提案である。例えば特開昭54−58504においては、疎水性染料溶液とビニル重合体微粒子の混合物を水中油型分散させたインクが提案されている。ビニル重合体微粒子は疎水性染料溶液と混合されることにより染料溶液の溶媒にて膨潤し、さらに染料により着色されることが本文にて開示されている。疎水性染料を記録剤とするため、得られる画像は耐水性を有するものとなるとある。
該提案では、連続相として水を用い、分散相として溶剤にて膨潤した着色ビニル重合体粒子を用いることにより、インク粘度の支配を水に持たせ、溶剤としてある程度高粘度(低揮発性)のものを用いることを許容させている。
特開平3−250069には染料によって染色された乳化重合または分散重合粒子を用いたインクが提案されている。提案の主旨は特開昭54−58504と同様、着色した粒子を分散質、水(透明)を媒体とすることによるニジミ防止であるが、この提案の場合には溶剤を含まないため、粒子が造膜することにより記録紙に定着されることが必要となる。造膜の必要、分散安定性の確保の観点より、望ましい粒子径はサブミクロン領域であることが示唆されている。
特開昭54−58504、特開平3−250069、いずれの提案においても水分散性樹脂はビニル重合体であるこれらビニル重合体においては樹脂に対する染料の溶解度が低いために高濃度の着色を行うことは難しい。特開昭54−58504では重合体微粒子を溶剤にて膨潤させることにより染着性を稼ぐことが容認されているが、この場合には真の意味で水系樹脂とはいいがたい。また溶剤膨潤により分散状態での先着性を上げる事ができても、乾燥造膜後に染料のブリードが生じる可能性が高い。
【0004】
本発明者等はかかる状況に鑑み鋭意研究を続けた結果、主として芳香族多価カルボン酸と脂肪族ないし脂環族ジオールからなるイオン性基含有ポリエステル樹脂の水分散体が、油性ないし疎水性染料により極めて高濃度に着色できることを見出した。しかしながら、かかるポリエステル水分散体はエステル結合を持つために必然的に加水分解を生じやすく、特に、水分散体がアルカリ性に保持された場合においておいては耐アルカリ加水分解性に大きな難点を有することが判明した。水分散体の実際の使用において、金属部分との長時間の接触が想定される場合には、金属部分の腐蝕防止の観点より水分散体のpHを弱アルカリに調整する場合が多い。分散ポリエステル樹脂の加水分解が生じる場合には、分子量低下に伴う塗膜物性低下のみならず、加水分解の結果生じるカルボン酸により系のpHが酸性側にまで低下し、金属部分が腐蝕するといった問題を生じる恐れがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
以上述べてきたように、従来技術では水分散性樹脂において、染料による高濃度で耐水性を有する透明着色性と、耐アルカリ性を両立する事が困難であった。本発明者らはかかる状況に鑑み鋭意研究を重ねた結果、次なる発明に到達した。
【0006】
【課題を解決するための手段】
すなわち本発明は、主として多価カルボン酸と多価アルコ−ルから得られるポリエステル樹脂を主成分とし、水に不溶ないしは難溶性でかつ有機溶剤に可溶である染料にて着色され、一般式化1にて示されるイオン性基を20〜2000eq./ton の範囲にて含有する樹脂成分が、水系媒体中に微分散されたことを特徴とする着色ポリエステル水分散体であり、ポリエステル樹脂が80mol%以上の芳香族ジカルボン酸を含む多価カルボン酸類と10〜100mol%の脂肪族ジオール、0〜90mol%の脂環族ジオールを含む多価アルコール類から得られ、数平均分子量1000〜20000、ガラス転移温度20℃以上のポリエステル樹脂である前記の着色ポリエステル水分散体であり、樹脂成分が、水系媒体中に微分散された分散粒子径が0.08〜1.0μmの範囲である前記の着色ポリエステル水分散体であり、イオン性基が、化1においてn=3,m=0である化2で示されるイオン性基である前記の着色ポリエステル水分散体であり、さらにpHが7.5以上である前記の着色ポリエステル水分散体である。
【0007】
本発明におけるポリエステル樹脂は多価カルボン酸類と多価アルコ−ル類との縮合により得られる。
ポリエステル樹脂に用いられる多価カルボン酸類としては、ジカルボン酸として、例えば、テレフタル酸、イソフタル酸、オルソフタル酸、1,5−ナフタルレンジカルボン酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、ジフェン酸等の芳香族ジカルボン酸、p−オキシ安息香酸、p−(ヒドロキシエトキシ)安息香酸などの芳香族オキシカルボン酸、フェニレンジアクリル酸等の芳香族不飽和多価カルボン酸、コハク酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカンジカルボン酸等の脂肪族ジカルボン酸、フマル酸、マレイン酸、イタコン酸、メサコン酸、シトラコン酸、ヘキサヒドロフタル酸、テトラヒドロフタル酸、脂肪族不飽和多価カルボン酸、および、シクロヘキサンジカルボン酸等の脂環族ジカルボン酸等を、また多価カルボン酸としては他にトリメリット酸、トリメシン酸、ピロメリット酸等の三価以上の多価カルボン酸等を例示できる。
ポリエステル樹脂に用いられる多価アルコ−ル類としては脂肪族多価アルコ−ル類、脂環族多価アルコ−ル類、芳香族多価アルコ−ル類等を例示できる。
脂肪族多価アルコ−ル類としては、エチレングリコ−ル、プロピレングリコ−ル、1,3−プロパンジオ−ル、2,3−ブタンジオ−ル、1,4−ブタンジオ−ル、1,5−ペンタンジオ−ル、1,6−ヘキサンジオ−ル、ネオペンチルグリコ−ル、ジメチロ−ルヘプタン、ジエチレングリコ−ル、ジプロピレングリコ−ル、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオ−ル、ポリエチレングリコ−ル、ポリプロピレングリコ−ル、ポリテトラメチレングリコ−ル等の脂肪族ジオ−ル類、トリメチロ−ルエタン、トリメチロ−ルプロパン、グリセリン、ペンタエルスリト−ル等のトリオ−ルおよびテトラオ−ル類等を例示できる。
脂環族多価アルコ−ル類としては1,4−シクロヘキサンジオ−ル、1,4−シクロヘキサンジメタノ−ル、スピログリコ−ル、水素化ビスフェノ−ルA、水素化ビスフェノ−ルAのエチレンオキサイド付加物およびプロピレンオキサイド付加物、トリシクロデカンジオ−ル、トリシクロデカンジメタノ−ル等を例示できる。
芳香族多価アルコ−ル類としてはパラキシレングリコ−ル、メタキシレングリコ−ル、オルトキシレングリコ−ル、1,4−フェニレングリコ−ル、1,4−フェニレングリコ−ルのエチレンオキサイド付加物、ビスフェノ−ルA、ビスフェノ−ルAのエチレンオキサイド付加物およびプロピレンオキサイド付加物等を例示できる。
さらにポリエステルポリオ−ルとして、ε−カプロラクトン等のラクトン類を開環重合して得られる、ラクトン系ポリエステルポリオ−ル類等を例示することができる。
これらの他、ポリエステル高分子末端の極性基の一部を封鎖する目的にて単官能単量体がポリエステルに導入される場合がある。
単官能単量体としては、安息香酸、クロロ安息香酸、ブロモ安息香酸、パラヒドロキシ安息香酸、スルホ安息香酸モノアンモニウム塩、スルホ安息香酸モノナトリウム塩、シクロヘキシルアミノカルボニル安息香酸、n−ドデシルアミノカルボニル安息香酸、タ−シャルブチル安息香酸、ナフタレンカルボン酸、4−メチル安息香酸、3メチル安息香酸、サリチル酸、チオサリチル酸、フェニル酢酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、イソ酪酸、オクタンカルボン酸、ラウリル酸、ステアリル酸、およびこれらの低級アルキルエステル、等のモノカルボン酸類、あるいは脂肪族アルコ−ル、芳香族アルコ−ル、脂環族アルコ−ル等のモノアルコ−ルを用いることができる。
【0008】
本発明において好ましく用いられるポリエステル樹脂は多価カルボン酸成分に芳香族ジカルボン酸、多価アルコ−ル成分に脂肪族ジオ−ル、およびまたは、脂環族ジオ−ルを用いたものである。本発明では、80mol%以上の芳香族ジカルボン酸を含む多価カルボン酸類と10〜100mol%の脂肪族ジオール、0〜90mol%の脂環族ジオールを含む多価アルコール類から得られるポリエステル樹脂を用いる事が好ましい。
【0009】
ポリエステル樹脂は、真空重合法、あるいは減圧重合法等の常法により得ることができる。前者は繊維、フィルム、ポリボトル等に用いられポリエチレンテレフタレ−ト等を重合する際に用いられる方法であり比較的高分子量のポリエステルを得ることができる。後者はアルキッド樹脂等の不飽和ポリエステル樹脂を重合する際に用いられる方法であり、比較的低分子量のポリエステルが得られる。またこれらの常法の他、酸クロライド法などによりポリエステル樹脂を得ることができる。
本発明におけるポリエステル樹脂の数平均分子量は1000〜20000であることが好ましく、さらに好ましくは1500〜10000、またさらに好ましくは2000〜5000である。分子量が低いと得られる塗膜の物性が不十分となる場合がある。また分子量が高すぎると乾燥造膜が阻害される場合がある。
本発明におけるポリエステル樹脂のガラス転移温度は、20℃以上であることが好ましく、さらに好ましくは30〜70℃の範囲である。ガラス転移温度が低すぎると乾燥塗膜に粘着性が生じ、用途によって不都合となる場合がある。またガラス転移温度が高すぎると乾燥造膜が阻害される場合がある。
【0010】
本発明におけるポリエステル樹脂は、一般式化1にて示されるイオン性基を20〜2000eq./ton の範囲にて含有することが必須である。
化1はさらに化2であることが好ましい。
かかるイオン性基は、ポリエステル樹脂にカルボキシル基を導入し、その後化3、好ましくは化4に示されるアミン系化合物にて中和することによって得ることができる。
【化3】
Figure 0003613720
、R:化1におけるR、Rと同じ基を示す。
N(─R−OH) ...化4
:C=1〜4の分岐してもよいアルキレン基
【0011】
ポリエステル樹脂にカルボキシル基を導入する方法としては、真空重合法においてはポリエステルの重合末期にトリメリット酸等の多価カルボン酸を系内に導入する方法を例示することができる。また減圧重合法においてはポリエステル末端に残るカルボキシル基をそのまま利用できる。
化3、好ましくは化4に示されるアンモニウム系化合物としては、モノアルカノールアミン、ジアルキルモノアルカノールアミン、ジアルカノールアミン、モノアルキルジアルカノールアミン、トリアルカノールアミン、を例示することができ、好ましくはトリアルカノールアミンであり、さらに好ましくは2,2’,2’’−ニトリルトリエタノール、トリプロパノールアミン、トリブタノールアミン、トリヘキサノールアミンを用いることができる。
本発明における化1、好ましくは化2に示されるイオン性基の含有量は20〜2000m当量/1000gが必須であり、50〜1000m当量/1000gが好ましく、またさらに、100〜500m当量/1000gの範囲である。
【0012】
本発明におけるポリエステル樹脂には必要に応じて他のイオン性基を導入する事ができる。ポリエステルに導入してもよいイオン性基としては、スルホン酸アルカリ金属塩基あるいはスルホン酸アンモニウム塩基、カルボン酸アルカリ金属塩基あるいはカルボン酸アンモニウム塩基、硫酸基、リン酸基、ホスホン酸基、ホスフィン酸基もしくはそれらのアンモニウム塩、アルカリ金属塩等のアニオン性基、または第1級ないし第3級アミン基等のカチオン性基などを用いることができる。
カチオン性基を導入するためには、2−アミノプロパン1,3ジオ−ルを好ましく用いることができる。
スルホン酸アルカリ金属塩基あるいはスルホン酸アンモニウム塩基、をポリエステルに導入するためには、スルホテレフタル酸、5−スルホイソフタル酸、4−スルホフタル酸、4−スルホナフタレン−2,7ジカルボン酸、5〔4−スルホフェノキシ〕イソフタル酸、メタスルホ安息香酸等、スルホン酸基を有するモノないし多価カルボン酸類のアルカリ金属塩、アンモニウム塩などをポリエステルに共重合すればよい。
塩としてはアンモニウム系イオン、Li、Na、K、Mg、Ca、Cu、Fe等の塩があげられ、特に好ましいものはK塩またはNa塩である。本発明では5−ナトリウムスルホイソフタル酸、あるいはメタナトリウムスルホ安息香酸を用いることが好ましい。
これらイオン性基の含有量は、化1、好ましくは化2に示されるイオン性基を含め、該ポリエステル樹脂に対し、20〜2000m当量/1000gが必須であり、好ましくは20〜1000m当量/1000g、なお好ましくは50〜500m当量/1000g、なおさらに好ましくは50〜200m当量/1000gである。イオン性基の含有量が所定の量より少ない場合には十分なる水分散性が得られない。またイオン性基の含有良が多すぎる場合にはポリエステル樹脂が水溶化し目的とする水分散体が得られない。
【0013】
本発明における「水に不溶ないしは難溶性でかつ有機溶剤に可溶である染料」としては油溶性染料、分散染料、および一部の建浴染料を例示することができる。これらはカラ−インデックスにおいて「Solvent Dye」、「Disperse Dye」、「Vat Dye」に分類されるものである。
化学構造的には、アントラキノン系染料、アゾ系染料、ジスアゾ系染料、トリアゾ系染料、フタロシアニン系染料、インジゴ系染料、メチン系染料、ニトロ系染料、キノフタロン系染料、キノリン系染料、シアノメチン系染料、トリフェニルメタン系染料、キサンテン系染料などを使用できる。
より具体的には、油溶性染料として
・C.I.Solvent Yellow 96
・C.I.Solvent Yellow 162
・C.I.Solvent Red 49
・C.I.Solvent Blue 25
・C.I.Solvent Blue 35
・C.I.Solvent Blue 38
・C.I.Solvent Blue 64
・C.I.Solvent Blue 70
・C.I.Solvent Black 3
等を例示できる。また分散染料として
・C.I.Disperse Yellow 33
・C.I.Disperse Yellow 42
・C.I.Disperse Yellow 54
・C.I.Disperse Yellow 64
・C.I.Disperse Yellow 198
・C.I.Disperse Red 60
・C.I.Disperse Red 92
・C.I.Disperse Violet 26
・C.I.Disperse Violet 35
・C.I.Disperse Violet 38
・C.I.Disperse Blue 56
・C.I.Disperse Blue 60
・C.I.Disperse Blue 87
から選択される少なくとも1種の染料が好ましく用いられる。これらは特に耐光堅牢度、昇華堅牢度、色相、彩度に優れるものであり、プロセスカラ−用三原色として好ましいものである。他に色相の微調整のために公知の染顔料を併用してもよい。
かかる染料は、ポリエステル樹脂に対して0.2〜30重量%の範囲にて配合され、さらに好ましくは2〜25重量%、なおさらに好ましくは5〜20重量%、なおまたさらに好ましくは10〜20重量%の範囲に配合される。配合量が少ないと十分なる着色濃度が得られない。また逆に配合量が多すぎると水分散体の安定性が損なわれる。
【0014】
本発明における水分散体は、これまでに述べてきた「水に不溶ないしは難溶性でかつ有機溶剤に可溶である染料」にて着色された特定のイオン性基含有ポリエステル樹脂が水を主成分とする水系媒体に微分散したものである。分散粒子径は、0.01μm〜10μmの範囲が好ましく、0.08〜1.0μmの範囲がさらに好ましい。
水系媒体には水溶性の各種添加剤を含むことができる。添加剤としては水溶性有機化合物を例示することができる。水溶性有機化合物としてはメタノール、エチルアルコール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノ−ル、エチレングリコ−ル、プロピレングリコ−ル、ジプロピレングリコ−ル、ポリプロピレングリコ−ル、ブチルセロソルブ、タ−シャルブチルセルソルブ、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、チオジグリコール、グリセリン、2,2’ ,2’’− ニトリルトリエタノール、エチレンジアミン、アルキレングリコールモノエーテル等を例示できる。かかる水溶性有機化合物は水系媒体の50%を越えない範囲にて適宜添加することができる。
本発明の水系媒体にはフッ素系、ないしはシリコ−ン系の消泡剤などを添加することができる。さらに各種殺菌剤や防カビ剤、また必要に応じて、透明性を損なわない程度に無機、有機系の顔料類を添加することもできる。
また5〜50ppm 程度の微量のアルカリ金属イオン、アルカリ土類金属イオンの添加は水分散体の粘度を低下させるために好ましい。
本発明の水分散体のpHは4以上が好ましく、6以上がさらに好ましく、7.5以上がまたさらに好ましく、7.5〜9.5の範囲がなおさらに好ましい。
【0015】
水分散体とは一般にエマルジョンあるいはコロイダルディスパ−ジョンと称される状態を意味するものである。イオン性基は水系媒体中において解離し、ポリエステル樹脂と水との界面に電気二重層を形成する。ポリエステル樹脂が微細なミクロ粒子として水系内に存在する場合には電気二重層の働きによりミクロ粒子間には静電的な反発力が生じ、ミクロ粒子が水系内にて安定的に分散する。
ポリエステル樹脂の微粒子分散体は、ポリエステル樹脂と水溶性有機化合物とをあらかじめ混合後に水を加える方法、イオン性基含有ポリエステル樹脂と水溶性有機化合物と水とを一括して混合加熱する方法等により得ることができる。またその際に界面活性剤等を併用することもできる。
水溶性有機化合物としてはエタノ−ル、イソプロパノ−ル、ブタノ−ル、エチレングリコ−ル、プロピレングリコ−ル、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、ブチルセロソルブ、タ−シャルブチルセルソルブ、アセトン、メチルエチルケトン、テトラヒドロフラン、ジオキサン等を用いることができる。水溶性有機化合物はイオン性基含有ポリエステル樹脂を水分散化した後に共沸等により除去することができるものが好ましい。
【0016】
本発明における着色ポリエステル樹脂の水分散体を得る好ましい方法として、所定量のカルボキシル基を有するポリエステル樹脂をまず重合し、該ポリエステル樹脂、染料、水溶性有機化合物、化3好ましくは化4の化合物を十分に混合溶解し、その後水を添加し水分散化し、必要に応じ水溶性有機化合物を共沸等により除去する方法を例示できる。またポリエステル樹脂の水分散体を得たる後に染料を系内に添加し高温にて処理することによっても同様に着色水分散体を得る事ができる。
【0017】
本発明の着色ポリエステル水分散体の固形分濃度は特にこれを限定するものではないが、5〜50重量%が好ましく、20〜40重量%がさらに好ましい。
本発明の着色ポリエステル水分散体の表面張力は特にこれを限定するものではないが、25℃において、好ましくは10〜72、さらに好ましくは20〜70、またさらに好ましくは30〜60dyn/cmである。
本発明の着色ポリエステル水分散体の粘度は特にこれを限定するものではないが、25℃において0.9〜100、好ましくは1.0〜20さらに好ましくは1.2〜5.0、なおさらに好ましくは1.3〜2.8センチポイズの範囲である。
本発明の着色ポリエステル水分散体のゼ−タ電位は特にこれを限定するものではないが、20〜70mV、好ましくは30〜60mVの範囲である。
また本発明ではポリエステルに不飽和単量体を導入し、水分散した後にスチレン、ジビニルベンゼン、アクリル酸ないしメタクリル酸、またはそれらのエステル等により分散微粒子を膨潤させ、後架橋させることもできる。
【0018】
本発明では、耐光性、耐熱性向上を目的として紫外線吸収剤、酸化防止剤等を添加することができる。
紫外線吸収剤、光安定剤としてはサリチレ−ト系化合物、ベンゾフェノン系化合物、ベンゾトリアゾ−ル系化合物等を用いることができる。
金属不活性剤としてはN−サリシロイル−N’−アルデヒドヒドラジン、N−サリシロイル−N’−アセチルヒドラジン、N,N’−ジフェニル−オキサミド、N、N’−ジ(2−ヒドロキシフェニル)オキサミド等を用いることができる。
オゾン劣化防止剤としては6−エトキシ−2,2,4−トリメチル−1,2ジヒドロキノリン、N−フェニル−N’−イソプロピル−p−フェニレンジアミン等を用いることができる。
ラジカル連鎖禁止剤(一次酸化防止剤)としてはフェノ−ル系化合物、アミン系化合物、アスコルビン酸系化合物等を用いることができる。
過酸化物分解剤(二次酸化防止剤)としては硫黄系化合物、相乗剤としてはクエン酸、りん酸等を用いることができる。
本発明ではベンゾトリアゾ−ル系、ベンゾフェノン系、ベンゾサリシレ−ト系から選択される少なくとも1種の紫外線吸収剤を用いることが好ましい。これら酸化防止剤の配合量はポリエステル樹脂に対し0.01〜5.0重量%、好ましくは0.02〜1.0重量%、さらに好ましくは0.05〜0.5重量%程度である。
【0019】
本発明の着色ポリエステル水分散体によれば、高濃度かつ透明性の高い良好な塗膜を得ることができる。かかる特性は本発明のポリエステル樹脂が染料の溶解に対し非常に大きな許容力を有するためであり、スチレン、アクリル、塩化ビニル等々のビニル系乳化重合により得られる水分散体では得ることができない。
【0020】
以下に実施例を示し、本発明をより具体的に説明するが本発明はここに示す実施例に限定されるものではない。。
−実施例−
[ポリエステル樹脂の重合]
温度計、撹拌機を備えたオ−トクレ−ブ中に、
テレフタル酸ジメチルエステル 96重量部、
イソフタル酸ジメチルエステル 96重量部、
エチレングリコ−ル 72重量部、
ネオペンチルグリコ−ル 103重量部、
テトラブトキシチタネ−ト 0.1重量部、
および
テトラブトキシチタネ−ト 0.1重量部
を仕込み150〜220℃で180分間加熱してエステル交換反応を行った。次いで、240℃に昇温した後、系の圧力を徐々に減じて30分後に10mmHgとし、60分間反応を続けた。その後オ−トクレ−ブ中を窒素ガスで置換し、大気圧とした。温度を200℃に保ち、
無水トリメリット酸 4重量部を加え、
60分間反応を行い、共重合ポリエステル樹脂(A1)を得た。得られた共重合ポリエステル樹脂は
テレフタル酸 49mol %、
イソフタル酸 49mol %、
トリメリット酸末端 2mol %、
エチレングリコ−ル 52mol %、
ネオペンチルグリコール 48mol %
であった。また数平均分子量は3100、酸価214eq./ton 、ガラス転移温度は58℃であった。以下原料を代えて重合を行い表1.に示すポリエステル樹脂(A2)〜(A5)を得た。ポリエステル樹脂(A5)においてはCOOH価に代えてS価を示した。
温度計、撹拌機を備えたオ−トクレ−ブ中に、
無水マレイン酸 19.6重量部、
ビスフェノ−ルAのエチレンオキサイド付加物 70重量部、
ハイドロキノン 0.2重量部を
を仕込み、反応系内に窒素ガスを導入し不活性雰囲気に保ち、0.05重量部のジブチル錫オキサイドを加え200℃にて反応させ表1.に示すポリエステル樹脂(A6)を得た。
【表1】
Figure 0003613720
なお、表1.において、
TPA :テレフタル酸
IPA :イソフタル酸
SIP :5−ナトリウムスルホイソフタル酸
MA :マレイン酸
TMA :トリメリット酸
EG :エチレングリコール
NPG :ネオペンチルグリコール
TCDD:トリシクロデカンジメタノール
BPE :ビスフェノールAエチレンオキサイド付加物
をそれぞれ示す。
【0021】
[着色水分散体の製造]
温度計、コンデンサ−、撹拌羽根を備えた四つ口の10リットルセパラブルフラスコにポリエステル樹脂(A1)200重量部、メチルエチルケトン200重量部、テトラハイドロフラン100重量部、染料としてオイルブラックHBB(C.I.Solvent Black 3)10重量部を仕込み70℃にて溶解した。次いで塩基として2,2’ ,2’’− ニトリルトリエタノール7重量部を加えた後、70℃のイオン交換水500重量部を加え、水分散化した後、蒸留用フラスコにて留分温度が103℃に達するまで蒸留し、冷却後に水を加え固形分濃度を25%の着色ポリエステル水分散体(B1)とした。得られたポリエステル水分散体に存在する微分散粒子の平均粒子径は0.28μm、ゼ−タ電位は−52mVであった。以下染料を変えて表1.に示す着色ポリエステル分散体を得た。さらにポリエステル樹脂、塩基を変えて同様に表2.に示す着色ポリエステル分散体(B2)〜(B4)、(B6)〜(B13)を得た.
温度計、コンデンサ−、撹拌羽根を備えた四つ口の10リットルセパラブルフラスコにポリエステル樹脂(A5)200重量部、メチルエチルケトン200重量部、テトラハイドロフラン100重量部、染料としてオイルブラックHBB(C.I.Solvent Black 3)10重量部を仕込み70℃にて溶解した。次いで70℃のイオン交換水500重量部を加え、水分散化した後、蒸留用フラスコにて留分温度が103℃に達するまで蒸留し、冷却後に水を加え固形分濃度を25%の着色ポリエステル水分散体(B5)とした。
【0022】
得られた着色ポリエステル水分散体のpHを2,2’,2’’−ニトリルトリエタノールを用いて9.0±0.1の範囲に調整し、70℃の恒温槽に200時間放置後のpHおよび分散状態を観察した。結果を表2.に示す。
着色ポリエステル水分散体(B1)のの製造と同様の方法にて、染料のみを
・マクロレックスイエロー3G[BAYER社製]
・スミカロンレッドS−BLFコンクケーキ[住友化学社製]
・スピロンブルー2BNH[保土ヶ谷化学]
に代え、それぞれイエロー水分散体(Y1)、マゼンタ分散体(M1)、シアン分散体(C1)とした。いずれの分散体も粘度2.2cps 、表面張力は58dyn/cmであった。
これら3色の水分散体を、バーコーターを用いて乾燥膜厚みが1〜2μmになるようにポリエステルフィルム上に塗布し、乾燥し、着色フィルムを得た。得られた着色フィルムをオーバーヘッドプロジェクタにて観察したところ良好な色再現性を示した。これはかかる水分散体から得られる塗膜が高い色純度と良好な透明性を有することを示すものである。
【表2】
Figure 0003613720
なお表2.において、
NTEL:2,2’,2’’−ニトリルトリエタノール
NTBL:2,2’,2’’−ニトリルトリブタノール
DELA:ジエタノールアミン
MELA:モノエタノールアミン
TEA :トリエチルアミン
をそれぞれ示す。
−比較例−
温度計、コンデンサ−、撹拌羽根を備えた四つ口の10リットルセパラブルフラスコに乳化重合により得られた平均粒子径0.15ミクロンのスチレンラテックス(固形分30wt%)600重量部、染料としてオイルブラックHBB(C.I.Solvent Black 3)10重量部、染料分散剤ミグノール802[一方社油脂工業社製]10重量部を仕込み90℃にて240分間撹拌し着色スチレン水分散体(B14)を得た。以下染料を
・マクロレックスイエロー3G[BAYER社製]
・スミカロンレッドS−BLFコンクケーキ[住友化学社製]
・スピロンブルー2BNH[保土ヶ谷化学]
に変えて(Y14)、(M14)、(C14)を得た。以下実施例と同様に、着色ポリエステルフィルムを得て、オーバーヘッドプロジェクタにて観察したところ不透明な濁った色彩を示した。光学顕微鏡にて拡大観察したところ、染料が微結晶として析出しており、これが透明度を落とす原因であることが判明した。かかる現象はポリスチレンに対する染料の溶解度が十分でないためと考えられる。
【0023】
【発明の効果】
以上述べてきたように、本発明の着色ポリエステル水分散体は、透明性の高い高彩度な着色塗膜を形成し得る優れたものである。

Claims (5)

  1. 主として多価カルボン酸と多価アルコ−ルから得られるポリエステル樹脂を主成分とし、水に不溶ないしは難溶性でかつ有機溶剤に可溶である染料にて着色され、一般式化1にて示されるイオン性基を20〜2000eq./ton の範囲にて含有する樹脂成分が、水系媒体中に微分散されたことを特徴とする着色ポリエステル水分散体。
    Figure 0003613720
    Figure 0003613720
    、R:それぞれ独立にC=1〜8の分岐してもよいアルキレン基(R)、アルキル基(R
  2. ポリエステル樹脂が80mol%以上の芳香族ジカルボン酸を含む多価カルボン酸類と10〜100mol%の脂肪族ジオール、0〜90mol%の脂環族ジオールを含む多価アルコール類から得られ、数平均分子量1000〜20000、ガラス転移温度20℃以上のポリエステル樹脂である請求項1の着色ポリエステル水分散体。
  3. 樹脂成分が、水系媒体中に微分散された分散粒子径が0.08〜1.0μmの範囲である請求項1の着色ポリエステル水分散体。。
  4. イオン性基が、化1においてn=3,m=0である化2で示されるイオン性基である請求項1記載の着色ポリエステル水分散体。
    Figure 0003613720
    :C=1〜4の分岐してもよいアルキレン基
  5. pHが7.5以上である請求項1記載の着色ポリエステル水分散体。
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