JP3613299B2 - 温水床暖房装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は温水を利用する床暖房装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
温水を利用する床暖房装置としては、図4に示すように、根太31の上に床板32を設置し、この床板32と根太31で囲まれる空間に温水管33を埋設した伝熱パネル34を配置するとともに、この伝熱パネル34の下部に断熱材35を設け、図5に示すように、熱源器36により生成された温水を往き管37と、途中に温水の流れを制御する制御弁38を設けた戻り管39を介して温水管33に循環させるようになっている。熱源器36には温水を生成するボイラ40と、このボイラ40により加熱生成された温水を貯えるタンク41と、このタンク41に貯えられた温水を伝熱パネル34側に循環させる温水循環ポンプ42と、この温水循環ポンプ42およびボイラ40を制御する制御部43等で構成され、屋外に設置される温水ボイラが利用され、この温水ボイラ(熱源器)36は室内に設けたリモートコントローラ44により遠隔制御するようになっている。なお、伝熱パネル34には戻りの温水温度を間接的に検出する温度検出手段45が設けられ、その検出値はコントローラ46に入力され、コントローラ46は温水温度に対応して制御弁38をゆっくりと開閉制御し、温水の流れを調節して床面を適温に保つようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のような温水床暖房装置においては、伝熱パネル34側の熱損失が大きく、暖房運転停止後の保温力および暖房の立ち上がりに問題がある。したがって、本発明においては、これらの問題点を解決した温水床暖房装置を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、根太上に床板を設置し、この床板と前記根太とに囲まれる空間に温水管を埋設した伝熱パネルを配置するとともに、同伝熱パネルの下部に断熱材を設け、熱源器により生成された温水を往き管および戻り管を介して前記温水管に循環させるようにしてなる温水床暖房装置において、
前記伝熱パネルと断熱材間に蓄熱パネルを敷設し、前記往き管と戻り管に温水の流れを制御する制御弁を設けるとともに、前記往き管の制御弁と前記温水管の入口間に通気弁を設け、かつ、前記戻り管の制御弁と並列に温水回収ポンプを備えたバイパス管を設け、床暖房運転の停止後、前記両制御弁により往き管と戻り管の温水の流れを制止し、前記温水回収ポンプを所定時間運転して前記伝熱パネルの温水管を空にし、前記通気弁から空気を導入するようにした。
【0005】
また、前記熱源器に温水を生成するボイラと、同ボイラにより加熱生成された温水を貯えるタンクと、同タンクに貯えられた温水を前記伝熱パネルに循環させる温水循環ポンプと、同温水循環ポンプと前記ボイラを制御する制御部とを備えた温水ボイラを用い、前記制御部を室内に設けたリモートコントローラにより遠隔制御するようにした。
【0006】
また、前記伝熱パネルに温水管の温度を検出する温度検出手段を設け、暖房運転停止後の検出値が所定値以下になったとき、コントローラにより前記温水回収ポンプの運転を開始させ、前記温水管の温水を前記熱源器側のタンクに回収するようにした。
【0007】
また、前記温水管の温水を前記熱源器側のタンクに回収する際、前記ボイラにより加熱するようにした。
【0008】
また、前記リモートコントローラに前記両制御弁と前記温水回収ポンプを対象にした制御機能を付加することにした。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明による温水床暖房装置では、根太上に床板を設置し、この床板と根太とに囲まれる空間に温水管を埋設した伝熱パネルを配置し、この伝熱パネルと下部の断熱材との間に蓄熱パネルを敷設し、温水ボイラを利用した熱源器と伝熱パネルに埋設された温水管とを繋ぐ往き管と戻り管に温水の流れを制御する制御弁を設けるとともに、往き管の制御弁と前記温水管の入口間に通気弁を設け、かつ、戻り管の開閉弁と並列に温水回収ポンプを備えたバイパス管を設け、また、前記伝熱パネルに温水管の温度を検出する温度検出手段を設け、床暖房運転が停止されるとコントローラにより往き管と戻り管の両制御弁を制御して温水の流れを制止する一方、温水管の温度を検出し、その検出値が所定値以下になったときバイパス管に設けた温水回収ポンプを所定時間運転して温水管の温水を熱源器内のタンクに回収し、空になった温水管に前記通気弁から空気を導入し、伝熱パネルを断熱材として機能させるよう構成しているので蓄熱パネルの熱損失(放熱)をより少なくすることができ、床暖房運転を再開したとき、その立ち上がりを短縮することができる。なお、温水管の温水を熱源器側のタンクに回収する際、その温水をボイラにより加熱するようにしているのでタンク内の温水温度の低下を防止することができる。
【0010】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図1〜図3に基づいて説明する。図1は温水床暖房装置の全体構成を示したもので、1は温水ボイラを利用した熱源器、2は温水の往き管、3は温水管4を埋設してなる伝熱パネル、5は温水の戻り管である。温水ボイラ(熱源器)1は温水を生成するボイラ6と、このボイラ6により加熱生成された温水を貯えるタンク7と、このタンク7に貯えられた温水を伝熱パネル3に埋設されている温水管4に循環させる温水循環ポンプ8と、この温水循環ポンプ8およびボイラ6を制御する制御部9等で構成されており、室内に設けたリモートコントローラ10により遠隔制御するようになっている。
【0011】
また、温水の往き管2には温水の流れを制御する制御弁11と通気弁12が設けられ、戻り管5には往き管2に設けられたものと同機能を有する制御弁13と、この制御弁13と並列に温水回収ポンプ14を備えたバイパス管15が設けられている。一方、伝熱パネル3には温水管4の出口側の温度を検出する温度検出手段16が設けられ、この検出信号(温度情報)は制御弁11、13および温水回収ポンプ14を制御するコントローラ17に入力するようになっている。なお、温水ボイラ(熱源器)1を遠隔操作するリモートコントローラ10と、制御弁11、13および温水回収ポンプ14を制御するコントローラ17は説明の都合上別々に示されているが、このような構成に限定することなく、例えばリモートコントローラ10側の一つのマイクロコンピュータで全体を制御処理するようにしてもよい。
【0012】
図2は伝熱パネル3等の設置状態を側面から示したもので、18は横引き(下材ともいう)19の上に所定の間隔で設けられた根太、20はその上に設けられた床板である。温水管4を埋設してなる伝熱パネル3は床板20と根太18で囲まれた空間の上部に配置され、この伝熱パネル3の下部には蓄熱パネル21が敷設され、この蓄熱パネル21の下部には横引き19の下部に固定された複数の係止具19aにより断熱材22が取付けられている。なお、図1に示す温水回収ポンプ14は伝熱パネル3よりも低位置の床下に設けられている。
【0013】
ところで、本実施例においては、このように構成された温水床暖房装置において、床暖房運転が停止されると、その情報が熱源器1側のリモートコントローラ10から伝熱パネル3側のコントローラ17に伝達されるようになっており、コントローラ17側ではこの情報を得ると制御弁11、13を制御して往き管2と戻り管5をゆっくり閉じるとともに、温度検出手段16により検出される温水管4の温度を入力し、その温度が所定値(例えば40℃)以下になるとバイパス管15に設けられている温水回収ポンプ14を所定時間運転し、温水管4とこれに繋がる往き管2および戻り管5の温水を熱源器1内のタンク7に回収し、通気弁12から空気を導入するようになっている。なお、温水管4等からタンク7に温水が回収されるときその温水はボイラ6により加熱されるようになっている。
【0014】
図3はもう一つの実施例を示したもので、図1に示すものとの相違点は温水の戻り管5に温水の流れを切り換える切換弁23を設けるとともに、その切換弁23の一方の出口と、もう一つの出口に接続された熱源器1への戻り管5との間にタンク24と温水回収ポンプ14とを直列に設けておき、床暖房運転が停止されたとき、リモートコントローラ10により切換弁23を切り換えて温水管4の温水をタンク24に流下させ、床暖房運転が再開される時に温水回収ポンプ14とボイラ6を制御してタンク24内の温水を熱源器1内のタンク7に戻し、しかる後に切換弁23を床暖房運転が可能な状態に切り換えるとともに、往き管2に設けられている制御弁11を徐々に開放しながら温水循環ポンプ8を動作させ、床暖房運転を再開させるようにしたものである。
【0015】
【発明の効果】
以上説明したような温水床暖房装置であれば、運転中および運転停止後の熱損失が少なく、運転停止後に床面の温度が急速に低下するようなことがなく、また床暖房運転を再開したときその立ち上がりが早く、床面を速やかに快適な温度にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す温水床暖房装置の全体構成図である。
【図2】本発明の温水床暖房装置の設置状態を示す側面図である。
【図3】本発明のもう一つの実施例を示す温水床暖房装置の全体構成図である。
【図4】従来の温水床暖房装置の設置状態を示す側面図である。
【図5】従来の温水床暖房装置の全体構成図である。
【符号の説明】
1 熱源器(温水ボイラ)
2 往き管
3 伝熱パネル
4 温水管
5 戻り管
6 ボイラ
7 タンク
8 温水循環ポンプ
9 制御部
10 リモートコントローラ
11 制御弁
12 通気弁
13 制御弁
14 温水回収ポンプ
15 バイパス管
16 リモートコントローラ
17 温度検出手段
18 根太
19 横引き(下材)
20 床板
21 蓄熱パネル
22 断熱材
23 切換弁
24 タンク

Claims (6)

  1. 根太上に床板を設置し、この床板と前記根太とに囲まれる空間に温水管を埋設した伝熱パネルを配置するとともに、同伝熱パネルの下部に断熱材を設け、熱源器により生成された温水を往き管および戻り管を介して前記温水管に循環させるようにしてなる温水床暖房装置において、前記伝熱パネルと断熱材間に蓄熱パネルを敷設し、前記往き管と戻り管に温水の流れを制御する制御弁を設けるとともに、前記往き管の制御弁と前記温水管の入口間に通気弁を設け、かつ、前記戻り管の制御弁と並列に温水回収ポンプを備えたバイパス管を設け、床暖房運転の停止後、前記両制御弁により往き管と戻り管の温水の流れを制止し、前記温水回収ポンプを所定時間運転して前記伝熱パネルの温水管を空にし、前記通気弁から空気を導入するようにしてなることを特徴とする温水床暖房装置。
  2. 前記熱源器に温水を生成するボイラと、同ボイラにより加熱生成された温水を貯えるタンクと、同タンクに貯えられた温水を前記伝熱パネルに循環させる温水循環ポンプと、同温水循環ポンプと前記ボイラを制御する制御部とを備えた温水ボイラを用い、前記制御部を室内に設けたリモートコントローラにより遠隔制御するようにしてなる請求項1記載の温水床暖房装置。
  3. 前記伝熱パネルに温水管の温度を検出する温度検出手段を設け、暖房運転停止後の検出値が所定値以下になったとき、コントローラにより前記温水回収ポンプの運転を開始させ、前記温水管の温水を前記熱源器側のタンクに回収するようにしてなる請求項1記載の温水床暖房装置。
  4. 前記温水管の温水を前記熱源器側のタンクに回収する際、前記ボイラにより加熱するようにしてなる請求項1〜3記載の温水床暖房装置。
  5. 前記リモートコントローラに前記両制御弁と前記温水回収ポンプを対象にした制御機能を付加してなる請求項1および2記載の温水床暖房装置。
  6. 前記温水回収ポンプを床下に設けてなる請求項1記載の温水床暖房装置。
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