JP3612954B2 - 移動式監視装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ロープ型あるいはケーブル型もしくはパイプ型走行レールを軌道とする移動式監視装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の移動式監視装置に関する技術として、例えば、特開平5−221311 号公報「移動式点検ロボット」に、開口部を下に向けたコ字型形状の走行レール内面天井部に走行用チェーン,給電用トロリー線および通信用フィーダ線を配置し、走行台車に取り付けたスプロケット,集電子およびアンテナにより走行,受電および通信を行い、点検は走行台車下部に取り付けたセンサユニットにより行う点検ロボットの技術が示されている。
【0003】
機器を給電線および通信線を含んだケーブルに吊し、遠隔制御を行う技術については、例えば、特開昭55−23640 号公報「遠隔制御装置」に示されている。本例には、機器をケーブルに固定し、ケーブルをケーブルリールで巻き取ることで移動を行う技術が示されている。また、特開昭63−314113号公報「架空ケーブルの監視装置」には、ケーブルに沿って自走可能な構造を有したケーブル点検装置についての技術が示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記移動式監視装置の従来技術は、走行レールの構造は、監視装置本体の走行ローラを包み込む構造になっており、走行レールの断面積も比較的大きく、小型に設計できたとしても、狭隘部における走行レールの布設には最適ではなかった。また、監視装置本体への給電は接触式トロリー給電方式のため、離線による監視装置停止の可能性があり、また、離線の確率を下げるための走行レールおよびトロリーケーブルについての段差を少なくする等の製作上の配慮が必要であった。
【0005】
また、給電線および通信線を含んだケーブルに装置を吊し、ケーブルリールによりケーブルを巻き取ることで移動を行う場合には、特に布設ケーブルを長くした場合に、ケーブル巻き取り装置が大変大型となってしまうという課題があった。
【0006】
ケーブルに沿って自走可能な構造を有したケーブル点検装置については、装置本体に給電用のバッテリーを備える必要があり、装置の小型化には適さないこと、また、長時間の連続運転が不可能であるという課題があった。
【0007】
本発明の目的は、走行レールの取り付けおよび取り外しが短時間ででき、かつ狭隘部へも適用可能な、小通過断面および長時間連続運転の可能な移動式監視装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明では以下の手段を用いる。
【0009】
(1)走行レールと監視装置本体とからなる移動式監視装置において、給電ケーブルあるいは通信ケーブルあるいは給電ケーブルと通信ケーブルを付加あるいは組み込んだロープもしくはパイプあるいはケーブル自体を走行レールとすることとする。本手段を用いることにより、走行レールをある程度自由な曲げ半径で曲げることが可能となり、また監視装置および走行レールの通過断面を小さくすることが可能となるため、狭隘部におけるルート設定が容易であり、布設が可能となる。また、走行レールの布設、一時取り外しおよび復旧がロープを外したりひっかけたりするだけなので、非常に容易にできる。
【0010】
(2)(1)の監視装置において、監視装置が搭載しているカメラ映像などのセンサ情報に対して監視装置本体の振れ補正回路を組み合わせることとする。本手段を用いることにより、ケーブルを走行レールとすることにより走行時に監視装置の揺れが発生する可能性があるが、カメラからの映像は振れのない映像を得ることができる。また、これにより上記(1)の欠点である監視装置が揺れることをカバーし、(1)を実現可能とすることができる。
【0011】
(3)(1)の監視装置において、少なくともロープあるいはパイプに沿って監視装置が走行する方向と平行な回転軸廻りに回転可能としたミラーを備えることとする。本手段を用いることにより、ミラーを回転させることで各方向の撮影が可能となり、かつ、各方向の監視において監視装置の通過断面積を同等に小さくすることが可能となる。
【0012】
(4)(1)の監視装置において、監視装置の給電手段として給電ケーブルから監視装置に装備した電磁誘導ピックアップを介して受電する機能を設けることとする。本手段を用いることにより、バッテリー等の給電装置を監視装置本体に設ける必要がなくなり、装置本体を小型化することが可能となる。また、非接触給電方式採用により離線の問題がなくなるので、走行レール製作時のレール継目部の段差調整等の作業をなくすことが可能となる。
【0013】
(5)(1)の監視装置において、走行レールに光ファイバ温度計を組み込むこととする。本手段を用いることにより、走行ルート上の全ての箇所の雰囲気温度をリアルタイムで測定することが可能となる。また、光ファイバ温度計で異常兆候を検知して、その場所を見に行くという運用が可能となる。
【0014】
(6)(1)の監視装置のレールクランプは、クランプの姿勢が自重によって監視装置の滑車の乗り上げる面と監視装置との相対関係が所定の向きになる構造とする。本手段を用いることにより、監視装置本体はレールクランプで走行を遮られることがなく、レールクランプ部をスムーズに通過することが可能となる。また、走行レールを挟み込み留める構造のレールクランプを用いて走行レールを張ることにより、容易に走行レールの脱着が可能となる。
【0015】
(7)(1)の監視装置のレールクランプは、監視装置の滑車が乗り上げる時に乗り上げる面と監視装置との相対関係が所定の向きになるようにクランプに滑車のガイド部を有する構造とする。本手段を用いることにより、監視装置本体は、レールクランプの姿勢が多少曲がっていてもレールクランプ部をスムーズに通過することが可能となる。
【0016】
(8)(1)の監視装置のレールは、レールのクランプ部を監視装置の滑車が乗り上げる時に乗り上げる面と監視装置との相対関係が所定の向きになるようにレールに滑車のガイド部を有する構造とする。本手段を用いることにより、監視装置本体は、レールクランプの姿勢がいかなる場合もその姿勢に影響されることなく走行レールとの相対位置を所定の向きに保ったまま走行することが可能となり、また、レールクランプ部をスムーズに通過することが可能となる。
【0017】
(9)(1)の監視装置において、監視装置の駆動滑車にレールとの着脱を可能とし把握時には駆動滑車をレールに押し付ける把持機構を付加して、2台の台車をロボットアームで連結して、駆動滑車にブレーキあるいはロック機構を設けることとする。本手段を用いることにより、監視対象にカメラを近づけて、あるいは、視野を妨げる障害物を回避し、視点少し変えて観察することが可能となる。また、レールクランプを(6)〜(8)に示した構造としなくても、監視装置本体がレールクランプ部を乗り移ることが可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下に発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
【0019】
図1にケーブル型走行レールを軌道とする移動式監視装置の概略構成正面図の基本的一実施例を、図2にケーブル型走行レールを軌道とする移動式監視装置の概略構成側面図の基本的一実施例を示す。
【0020】
移動式監視装置1は、フレーム3の上部に走行機構を備え、下部に駆動ユニット5,センサユニット6および通信/制御ユニット7を取り付けた構成をしている。
【0021】
移動式監視装置1は、走行モータ4による回転力を、ギヤー4a,8a、ドライブシャフト8を介して駆動滑車11に伝達することにより走行を行う。
【0022】
ドライブシャフト8は、フレーム3に固定されたベアリング8bによって支持される。また、上部滑車12は、シャフト9に取り付けられ、ベアリング9bによって支持される。
【0023】
ベアリング9bとベアリング8bの間にはスプリング10が取り付けられ、スプリング10による縮み力により駆動滑車11および上部滑車12が走行レール50に押し付けられ、移動式監視装置1の駆動のためのフリクション力を得る。駆動滑車11および上部滑車12は、駆動滑車11a,11b、上部滑車12a,12bと2対の構成とすることで移動式監視装置1はバランスを保った状態での走行が可能となる。
【0024】
この場合、駆動滑車11aと上部滑車12aおよび駆動滑車11bと上部滑車12bは、各々スプリング10aおよび10bを介して連結される。
【0025】
駆動滑車11a,11bは、ギヤー4a,4bにより双方を駆動する構造でも、ギヤー4a,4bのどちらか一方を取り外し、11a,11bのどちらか一方を駆動する構造でもよい。
【0026】
センサユニット6には、カメラ15が収納され、カメラ15にはズームレンズ16が取り付けられている。ズームレンズ16により、移動式監視装置1は近距離〜遠距離の範囲の監視を行うことが可能となる。
【0027】
ズームレンズ前方には、移動式監視装置1が走行する方向つまり走行レール 50の布設方向と平行な回転軸廻りに回転可能なミラー30が取り付けられている。
【0028】
ミラー30は、ミラー回転モータ40に取り付けられることにより、ミラー回転モータ40を回転することで回転が可能となる。
【0029】
本実施例のようにカメラ前方に回転可能なミラーを取り付けることで、ミラーの回転により各方向の撮影が可能となり、また、雲台機構によりカメラ本体を回転させる構造が必要でなくなるため、各方向の監視において移動式監視装置1の通過断面積を同等に小さくすることが可能となる。
【0030】
なお、センサユニット6に、カメラ15以外のマイクロフォン等の各種センサを搭載することにより、視覚点検以外の各種点検を行うことも可能となる。
【0031】
また、回転軸13を設け、回転軸13によりセンサユニット6が回転するようにすることで、斜め前方を見たり、後ろに向きを変えて前進点検,後進点検を可能としてもよい。
【0032】
図3に走行レール断面図の基本的一実施例を示す。
【0033】
走行レール50は、給電ケーブル51a,51b、および通信ケーブル52a,52bを付加あるいは組み込んだロープもしくはパイプあるいはケーブル自体で構成される。
【0034】
給電ケーブル51および通信ケーブル52が配置される中央には比誘電率の高いポリエチレン53を配置する。ポリエチレン53は、比誘電率の高い材質であればそれで代用してもよい。
【0035】
ポリエチレン53により効率のよい通信等を行うことが可能となる。
【0036】
移動式監視装置1と走行レール50は、移動式監視装置1に取り付けられたアンテナ54により通信を行うことで、カメラ映像信号や監視装置の制御信号の伝送を行う。
【0037】
また、移動式監視装置1は、走行レール50内の給電ケーブル51a,51bから非接触給電方式により受電する。
【0038】
本実施例に基づけば、監視装置の走行レールがロープ型もしくはパイプ型あるいはケーブル型となるため、ある程度自由な曲げ半径で曲げることが可能となり、また、走行レール断面が小さくなることにより、監視装置本体および走行レールの通過断面を小さくすることが可能となるため、狭隘部におけるルート設定および布設が可能となる。
【0039】
また、走行レール50内に光ファイバ温度計60を配置することにより、走行ルート上の全ての箇所の雰囲気温度をリアルタイムで測定することが可能となり、温度が高くなった箇所へ監視装置を移動させ、即座に異常発生の有無を監視するという運用が可能となる。
【0040】
これにより、異常事象等の発生時において、監視対象機器および周辺の早期状況確認を行うことができる。図4,図5に走行レール断面図の他の実施例を示す。図4は、走行レール50を給電ケーブル51a,51bを付加あるいは組み込んだロープもしくはパイプあるいはケーブル自体で構成した一実施例で、この場合、移動式監視装置1はPHSあるいはSS無線等を用いて通信を行う。
【0041】
また、給電ケーブル51a,51bを通信ケーブルと兼用し、重畳伝送方式とすることも可能である。また、給電ケーブル51a,51bの代わりに通信ケーブルを配置してもよい。
【0042】
この場合、移動式監視装置1はバッテリーを搭載することにより動力源を得る構成とする。
【0043】
図5は、走行レール50に1芯の通信ケーブル52を付加あるいは組み込んだロープもしくはパイプあるいはケーブル自体で構成した一実施例で、この場合も、移動式監視装置1はバッテリーを搭載することにより動力源を得る構成とする。
【0044】
また、通信ケーブル52の代わりに1芯の給電ケーブルを配置し、移動式監視装置1がPHSあるいはSS無線等を用いて通信を行う構成としてもよい。
【0045】
図1に示すように、レールクランプ20は走行レール50を挟み込み、レールクランプ20の上部に設けた吊り輪20aは、建屋側サポート35a,35bに取り付けた吊り輪36a,36bからワイヤー37a,37bで吊られる。
【0046】
レールクランプ20を、監視を行うルート上に数点配置することにより、走行レール50を、監視ルートに沿って布設することができる。
【0047】
レールクランプ20は例えば蝶番55により開閉される構造とすることにより、走行レール50の着脱が容易となり、容易に走行レール50を布設することが可能となる。
【0048】
本実施例に基づけば、レールクランプ20は、自重で吊り下がっている構造となるため、移動式監視装置1の駆動滑車11および上部滑車12が乗り上げる面と、移動式監視装置1との相対関係が所定の向きとなり、監視装置はレールクランプに走行を遮られることなく、レールクランプ部をスムーズに通過することが可能となる。
【0049】
またレールクランプを図6に示すようなレールクランプガイド部20bを持つ構造としてもよい。この場合、移動式監視装置1が走行レール50を走行している時に駆動滑車11および上部滑車12がレールクランプ20に対して横方向にずれてしまった状態においても、駆動滑車11および上部滑車12がレールクランプガイド部20bの形状に沿って軌道修正され、図6に示すように監視装置とレールクランパとの相対位置を修正することが可能となる。
【0050】
本実施例に基づけば、移動式監視装置1の走行姿勢が、レールクランプ20に対して所定の向きとなるため、監視装置はレールクランプに走行を遮られることなく、レールクランプの姿勢が多少曲がっていてもレールクランプ部をスムーズに通過することが可能となる。
【0051】
図7に示すように、走行レール50を走行レールツバ部50aを持つ構造としてもよい。この場合には、移動式監視装置1にガイドローラを設け、ガイドローラ65a,65b,65c,65dを、ガイドローラスプリング66a,66b,66c,66dによって走行レールツバ部50aに押し付ける。これにより、移動式監視装置1は走行レール50と所定の向きの相対位置を保ったまま走行することが可能となる。
【0052】
本例の走行レールがツバ部を有するとした場合の、レールクランプ構造図の一実施例を図8に示す。
【0053】
この場合、レールクランプ20は、クランププレート21により走行レール 50および走行レールツバ部50aを挟み込み蝶番55でクランプする。
【0054】
移動式監視装置1が、レールクランプ20部を通過する時は、ガイドローラスプリング66a,66b,66c,66dが縮み、ガイドローラ65a,65b,65c,65dがクランププレート21上を通過する。
【0055】
本実施例に基づけば、移動式監視装置1は走行レール50との相対位置を所定の向きに保ったまま走行することが可能となり、また、レールクランプの姿勢がいかなる場合も、その姿勢に影響されることなく、レールクランプ部をスムーズに通過することが可能となる。
【0056】
尚、レールクランプ20の駆動滑車11および上部滑車12の乗り上げ部にテーパを付けることにより移動式監視装置1がレールクランプ20を乗り越えることが更に容易となる。
【0057】
次に移動式監視装置1の走行レール内給電ケーブルからの受電方法について説明する。監視装置は、図2に示す監視装置に取り付けられた電磁誘導ピックアップ70により、走行レール内給電ケーブルから非接触給電方式にて受電を行う。図9に電磁誘導ピックアップによる非接触給電方式概略図の基本的一実施例を示す。
【0058】
図10に走行レール内給電ケーブルの配線図の基本的一実施例を示す。
【0059】
走行レール50内の給電ケーブル51a,51bのまわりには、各々75a,75bの磁束が発生する。
【0060】
電磁誘導ピックアップ70は、鉄芯80および鉄芯80に巻き付けたコイル 85で構成され、コイル85内に磁束75a,75bを通すことにより、電磁誘導でコイル85に誘導起電力を発生させる。
【0061】
コイル85に生じた誘導起電力を移動式監視装置1に導くことにより監視装置は受電される。
【0062】
走行レール50内には、給電ケーブル51a,51bの2本が包括されており、給電ケーブル51aおよび51bは、図10に示すように交流電源100に接続され、走行レール50の端部にコンデンサ90を取り付けた構成となっている。コンデンサ90を走行レールの端部に設け、給電ケーブル51aおよび51bに接続することにより無効電流が多く流れ、コイル85に大きな誘導起電力を生じさせることが可能となる。
【0063】
なお、給電ケーブル51a,51bは重畳伝送方式により通信線を兼ねてもよい。
【0064】
図11,図12および図13に走行レール内給電ケーブルが1本の場合の電磁誘導ピックアップによる非接触給電方式概略図の実施例を、図14に走行レール内給電ケーブルが1本の場合の走行レール内給電ケーブルの配線図の一実施例を示す。
【0065】
図11は、鉄芯80にコイル85を巻き付けた実施例であり、図12はリング型鉄芯81にコイル85を巻き付けた実施例である。
【0066】
リング型鉄芯を用いることにより、コイル85に発生する誘導起電力を大きくすることが可能となる。
【0067】
図13はクランプ型鉄芯82を用いた場合で、クランプ機構の両側にコイル 85a,85bが巻き付けられている。
【0068】
クランプ型鉄芯82は、弾力により閉じており、移動式監視装置1がレールクランプ20を通過する際には、クランプ継目部82aが離れることにより、移動式監視装置1がレールクランプ20をスムーズに通過することが可能となる。
【0069】
なお、クランプ型鉄芯82の弾力は、クランプ型鉄芯82自体が持っていなくても、外側に取り付けたスプリング(図示しない)による弾力を用いてもよい。走行レール内給電ケーブルが1本の場合の走行レール内給電ケーブルの配線は、図14に示すようにレールルートを閉ルートとし、ルート内に交流電源100およびコンデンサ90を設ける構成とする。
【0070】
走行レール内給電ケーブルが2本の場合と同様に、コンデンサ90をルート内に設けることにより無効電流が多く流れ、コイル85に大きな誘導起電力を生じさせることが可能となる。
【0071】
なお、同様に給電ケーブル51は重畳伝送方式により通信線を兼ねてもよい。図9〜図14に示す実施例に基づく非接触給電方式を用いることにより、バッテリー等の給電装置を監視装置本体に設ける必要がなくなり、装置本体を小型化することが可能となる。
【0072】
また、非接触給電であるため、集電子によるトロリー給電の場合と違い離線の問題がなくなるので、走行レール製作時のレール継目部の段差調整等の作業をなくすことが可能となる。
【0073】
図15に監視装置の振れ補正回路の機能ブロック図の基本的一実施例を、図 16に監視装置の画像メモリ概略図の基本的一実施例を、図17に監視装置の振れ補正回路の機能フロー図の基本的一実施例を示す。
【0074】
以下、図17の機能フロー図に従い、移動式監視装置の振れ補正回路について説明する。
【0075】
カメラ15からの映像は、A/D変換器105によりA/D変換され、イメージプロセッサ106によりメモリ107へ書き込まれる(A1)。
【0076】
メモリ107へ書き込まれた映像はイメージプロセッサ106により共用メモリ150に書き込まれ、映像155aが配置される(A2)。
【0077】
次のカメラ15からの映像は、A/D変換器105によりA/D変換され、イメージプロセッサ106によりメモリ107へ書き込まれる(A3)。メモリ 107へ書き込まれた映像は、イメージプロセッサ106により、共用メモリ 150上の映像との相関係数が最小となる位置を計算し(A4)、共用メモリ 150に映像155bを上書き配置する(A5)。
【0078】
以下、A3からA5の動作を繰り返すことにより(A6)、カメラ15からの各時間における映像は、共用メモリ150に映像中の共通部分160を一致させるように配置される。
【0079】
映像の出力は、イメージプロセッサ108により、共用メモリ150上の任意の範囲の映像をD/A変換器109に伝送しD/A変換を行い、モニタ110に出力する(A7)。
【0080】
本実施例に基づけば、ケーブルを走行レールとすることにより走行時に監視装置の揺れが発生する可能性があるが、カメラからの映像を振れのない映像として得ることが可能となる。
【0081】
図18にケーブル型走行レールを軌道とするアーム機構付移動式監視装置の概略構成側面図の基本的一実施例を、図19にケーブル型走行レールを軌道とするアーム機構付移動式監視装置の概略構成正面図の基本的一実施例を示す。
【0082】
アーム機構付移動式監視装置1aは、2つの台車220a,220bおよびそれらを連結するアーム206a,206b,209a,209bで構成される。台車220aは、下部フレーム207aおよび上部フレーム208aからなり、上部フレーム208aの上にはカメラ15aが取り付けられている。
【0083】
カメラ15aからの映像により周囲の監視点検を行う。
【0084】
下部フレーム207aには駆動滑車11cが取り付けられており、上部フレーム208aには上部滑車12c,12dが取り付けられている。台車220aは、下部フレーム207aおよび上部フレーム208aが、駆動滑車11cおよび上部滑車12c,12dを走行レール50に接するようにして走行レール50を把持することにより、走行レール50に吊り下がっている。
【0085】
上部フレーム208aは、把持開閉用モータ203aにより開閉され、走行レール50を掴む,放すの動作を行う。
【0086】
走行レール50把持時には、把持締付用モータ205a,205bにより閂 210a,210bを駆動することで下部フレーム207aと上部フレーム208aを締め付け、走行レール50と駆動滑車11cの間のフリクションを発生させる。
【0087】
また、閂210により、アーム機構付移動式監視装置1aにブレーキあるいはロック機構を設けることができる。
【0088】
台車220aは、下部フレーム207aに取り付けた走行モータ200aにより駆動滑車11cを駆動することで、走行レール50に沿って前進および後退を行う。
【0089】
下部フレーム207aに取り付けた手首旋回用モータ201aにより、アーム209aの旋回を行い、アーム209aの端部に取り付けた手首回転用モータ 202aによりアーム206aの回転を行う。
【0090】
台車220b,アーム206b、およびアーム209bも台車220a,アーム206a、およびアーム209aと同様な構成,機能をしており、走行モータ200b,手首旋回用モータ201b,手首回転用モータ202b,把持開閉用モータ203b,把持締付用モータ205c,205d,アーム206b,下部フレーム207b,上部フレーム208b,アーム209b,閂210c,210d,駆動滑車11d,上部滑車12e,12f、およびカメラ15bで構成される。なお、台車220a,220bは、カメラ15a,15b以外に、マイクロフォン等の各種センサを搭載することで、各種点検を行うことが可能となる。
【0091】
また、カメラ15aあるいはカメラ15bは、台車220a,220bの上部フレーム208でなく、下部フレーム207等の他の場所に取り付けてもよい。アーム206a,206b端部に肘回転用モータ204が取り付けられ、肘回転用モータ204により、アーム206a,206bの回転動作を行う。
【0092】
アーム機構付移動式監視装置1aは、走行レール50と別に動力受電用専用線(図示しない)を張って、ピックアップ(図示しない)を、別に設けたピックアップ用アーム(図示しない)で動力線を掴むようにしてもよい。
【0093】
また、アーム206,209の各関節軸は、モータ電力を省力化する為に、ウォーム減速機等の逆転ロック機構付の動力伝達部品を介すのがよい。
【0094】
また、各軸にクラッチを設けて、自負荷の少ない姿勢の時は高速低トルクで動かし、厳しい姿勢の時は低速高トルクに切り替えて、エネルギー効率良く高速動作を可能としてもよい。
【0095】
図20にアーム機構付移動式監視装置のレールクランプ部通過方法概略の一実施例を示す。アーム機構付移動式監視装置1aは走行レール50bを走行してきて、レールクランプ20手前に到達すると、下部フレーム207bと上部フレーム208bを開くことで台車220bは走行レール50bを放す。
【0096】
次にアーム206a,206b,209a,209bを制御して台車220bを走行レール50c上に移動させ、下部フレーム207bと上部フレーム208bを閉じることで台車220bは走行レール50cを把握する。その後に、下部フレーム207aと上部フレーム208bを開くことで、台車220aを走行レール50bから放し、アーム206a,206b,209a,209bを制御して台車220aを走行レール50c上に移動させる。
【0097】
ここで、下部フレーム207aと上部フレーム208aを閉じることにより台車220aは走行レール50cを把握し、アーム機構付移動式監視装置1aのレールクランプ部の通過が完了する。
【0098】
本実施例に基づけば、台車220a,220bが各々カメラ15a,15bを備えていることにより、監視対象にカメラを近づけて、あるいは、視野を妨げる障害物を回避し、視点を少し変えて観察することが可能となる。
【0099】
また、レールクランプ部を乗り移ることが可能となる。
【0100】
図21,図22にアーム機構付移動式監視装置のレールクランプ部通過方法手順の実施例を示す。
【0101】
図21の実施例の方法について以下に説明する。
【0102】
アーム機構付移動式監視装置1aは、台車220bを進行方向に対して前側に、台車220aを進行方向に対して後側にした状態で走行レール50bを走行してきて、レールクランプ20の手前で停止する(B1)。
【0103】
台車220bが走行レール50bを放し、アーム206a,206b,209a,209bを伸ばして台車220bを走行レール50c上に移動させる(B2)。
台車220bが走行レール50cを把持する(B3)。
【0104】
台車220aが走行レール50bを放した後、アーム206a,209aを、肘回転用モータ204を中心に回転させ、台車220aが走行レール50cを把持する(B4)。
【0105】
以上のB1〜B4により、アーム機構付移動式監視装置1aは、レールクランプ20を通過する。
【0106】
本実施例の場合、レールクランプ20通過後、アーム機構付移動式監視装置 1aは、台車220aを進行方向に対して前側に、台車220bを進行方向に対して後側にした状態で走行を行う。
【0107】
次に、図22の実施例の方法について以下に説明する。
【0108】
アーム機構付移動式監視装置1aは、台車220bを進行方向に対して前側に、台車220aを進行方向に対して後側にした状態で走行レール50bを走行してきて、レールクランプ20の手前で停止する(C1)。
【0109】
台車220bが走行レール50bを放し、アーム206a,206b,209a,209bを伸ばして台車220bを走行レール50c上に移動させる(C2)。台車220bが走行レール50cを把持し、把持後に台車220aが走行レール50bを放す(C3)。
【0110】
台車220bが走行レール50c上を前進する(C4)。
【0111】
台車220bが走行レール50cを把持する(C5)。
【0112】
以上のC1〜C5により、アーム機構付移動式監視装置1aは、レールクランプ20を通過する。
【0113】
本実施例の場合、レールクランプ20通過後、アーム機構付移動式監視装置 1aは通過前と同様に、台車220aを進行方向に対して後側に、台車220bを進行方向に対して前側にした状態で走行を行う。
【0114】
また、レール50cに一方の台車が乗り移る図21の(B2)および図22の(C2)において、肘回転用モータ204を中心に後側台車220aを回転させ、後側台車220aを先に走行レール50c上に乗り移らせる移動方式とすることも可能である。
【0115】
本方法を図21および図22に併せることにより、4通りのレールクランプ通過方法が可能となる。
【0116】
次に、レールクランプ通過時のアーム機構付移動式監視装置の制御方法について以下に説明する。
【0117】
図23にアーム機構付移動式監視装置1aのレールクランプ20通過前の概略状況図の一例を、図24にアーム機構付移動式監視装置1aのレールクランプ 20通過前の概略姿勢状況の側面図の一例を、図25にアーム機構付移動式監視装置1aのレールクランプ20通過前の概略姿勢状況の正面図の一例を示す。
【0118】
アーム機構付移動式監視装置1aは、レールクランプ20の手前で、後側台車221が走行レール50bを把持している状態にある。
【0119】
レールクランプ座標Pm(=(x0,y0,z0))は、データベース内に格納されており、アーム機構付移動式監視装置1aの走行用モータ(図示しない)のエンコーダのカウント値により、後側台車221からレールクランプ20までの距離sを求めることができるので、後側台車座標Pr(=(x1,y1,z1))が求まる。
【0120】
ここでアーム222端部のモータ(図示しない)のエンコーダのカウント値により、アーム222の方向、アームジョイント部におけるアーム222に対するアーム223の方向が分かるので、既知であるアーム222およびアーム223の長さからアーム先端座標Pa(=(x,y,z))が求まる。次に、傾斜角センサ225から後側台車の傾斜角度Θ1,Θ2を得ることができるので、後側台車の傾斜角度Θ1,Θ2によりアーム先端座標Pa(=(x,y,z))の補正を行う。
【0121】
これにより、走行レール50bのたわみおよび後側台車221の傾きの補正ができる。アーム先端座標Pa(=(x,y,z))が求まると、アーム先端部の前側台車227に取り付けたカメラ15のカメラ旋回角度θ1,カメラ俯仰角度 θ2で表されるカメラ方向Rcの情報により、カメラから見える走行レール50cの予想図(図26)を作成することができる。カメラから見える走行レール予想図を実際のカメラ映像に重ね合わせた画像の一例を図27に示す。
【0122】
なお、この時に、予想されるカメラ映像内のレールクランプ20の大きさと、実際のカメラ映像内のレールクランプ20の大きさの差から、後側台車221からレールクランプ20までの距離sを補正し、再度アーム先端座標Pa(=(x,y,z))を計算し直すことで、計算により求めているアーム先端座標Pa(=(x,y,z))の精度を上げることも可能である。
【0123】
走行レール50cの予想図(図26)を実際のカメラ映像に重ね合わせる際に2次元相関係数が最小となる位置を求めることにより、2次元走行レール50cについてのズレ量D(=(δx,δy,δθ))が求まる。
【0124】
このズレ量D(=(δx,δy,δθ))の分を補正するようにアーム222,223、およびアームジョイント部224を制御することで、実際のアーム先端座標を、計算により求めたアーム先端座標Pa(=(x,y,z))に精度よく近づけることが可能となる。次に、データベースにより求まる走行レール50c上の把持目標点座標と計算により求めたアーム先端座標Pa(=(x,y,z))の相対座標から求まる目標軌道に沿ってアーム先端座標を制御し、所定の位置まで来たところで前側台車(図示しない)に走行レール50cを把持させる。
【0125】
本制御手段を用いることにより、走行レール50にたるみがある場合、およびアーム機構付移動式監視装置1aが走行レール50に対して傾いている場合も、アーム機構付移動式監視装置1aがレールクランプ20を通過することが可能となる。
【0126】
図18〜図27で説明した実施例に基づけば、監視対象にカメラを近づけて、あるいは、視野を妨げる障害物を回避して視点を少し変えて監視対象を観察することが可能となる。
【0127】
また、監視装置がレールクランプ部を通過することが可能となる。
【0128】
尚、センシングのサンプリング周期,制御周期が早ければ、傾斜角センサで風による振れの影響も補正してダイナミックに不安定状態で所定の動きを制御させることもできる。
【0129】
また、監視装置の動力をバッテリーで得ることとした場合、風力発電機や太陽電池パネルを搭載してバッテリーの寿命をのばす構成としてもよい。
【0130】
また、わざわざケーブルクランプを乗り越えるのではなく、各クランプ毎に監視装置を常設しておき、制御データ,センシングデータは各監視装置を中継して伝送する方式としてもよい。
【0131】
本実施例の概略図の一例を図28に示す。
【0132】
移動式監視装置1は、走行レール50のレールクランプ20毎に設置されている。
【0133】
移動式監視装置1のデータおよび制御信号はアンテナ226を介して伝送する。
【0134】
本方式は発明者の先の出願特許である特願平9−30056号に開示した内容「遠隔監視システム」と組み合わせることにより、容易に実現可能となる。
【0135】
この場合、通信到達距離は隣り合う監視装置2台が最大離れた時にも通信は確保されるようにしてもよいし、通信時には互いに到達距離以内に近づくように制御してもよい。後者の場合には移動式監視装置1台の移動可能距離を長く取ることが可能である。
【0136】
本実施例に基づけば、監視装置の乗り越え機構等が不要となりシンプにすることができる。
【0137】
また、電磁誘導による電力受電も二つ割りピックアップでなくリング状のものを常設できるので受電効率も良くすることが可能である。
【0138】
【発明の効果】
本発明によれば、容易に布設,取り外しのできる走行レールを有する移動式監視装置を得ることができる、しかも、移動式監視装置の走行レールおよび装置本体の通過断面積を小さくすることができるため、また、走行レールの曲げ半径を自由に設定できるため、狭隘部への監視ルートの設定監視が可能となり、狭隘部の監視点検が可能となる。また、走行レールを挟み込み留める構造のレールクランプを用いて走行レールを張ることにより、走行レールの脱着を容易に行うことが可能となる。
【0139】
また、非接触給電方式を採用することにより、接触給電時の離線対策として必要であった走行レール製作時の段差調整等を不要とすることができる。
【0140】
また、2台の台車をロボットアームで連結したアーム機構付監視装置により、監視対象にカメラを近づけて、あるいは、視野を妨げる障害物を回避し、視点少し変えて観察することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるケーブル型走行レールを軌道とする移動式監視装置の概略構成正面図である。
【図2】本発明によるケーブル型走行レールを軌道とする移動式監視装置の概略構成側面図である。
【図3】走行レール断面図(その1)。
【図4】走行レール断面図(その2)。
【図5】走行レール断面図(その3)。
【図6】レールクランプガイド部の斜視図。
【図7】走行レールがツバ部を有する場合の構造図。
【図8】ツバ部を有する走行レールに対するレールクランプの構造図。
【図9】電磁誘導ピックアップによる非接触給電方式概略図(その1)。
【図10】走行レール内給電ケーブル配線図(その1)。
【図11】電磁誘導ピックアップによる非接触給電方式概略図(その2)。
【図12】電磁誘導ピックアップによる非接触給電方式概略図(その3)。
【図13】電磁誘導ピックアップによる非接触給電方式概略図(その4)。
【図14】走行レール内給電ケーブル配線図(その2)。
【図15】監視装置の振れ補正回路の機能ブロック図。
【図16】監視装置の画像メモリ概略図。
【図17】監視装置の振れ補正回路の機能フロー図。
【図18】ケーブル型走行レールを軌道とするアーム機構付移動式監視装置の概略構成側面図。
【図19】ケーブル型走行レールを軌道とするアーム機構付移動式監視装置の概略構成正面図。
【図20】アーム機構付移動式監視装置のレールクランプ部通過方法概略図。
【図21】アーム機構付移動式監視装置のレールクランプ部通過方法手順の説明図(その1)。
【図22】アーム機構付移動式監視装置のレールクランプ部通過方法手順の説明図(その2)。
【図23】アーム機構付移動式監視装置のレールクランプ通過前の概略状況図。
【図24】アーム機構付移動式監視装置のレールクランプ通過前の概略姿勢状況の側面図。
【図25】アーム機構付移動式監視装置のレールクランプ通過前の概略姿勢状況の正面図。
【図26】カメラから見える走行レール予想図。
【図27】実際のカメラ映像に映像予想図を重ね合わせた画像の表示図。
【図28】データトランス機能付監視装置の概略図。
【符号の説明】
1…移動式監視装置、1a…アーム機構付移動式監視装置、3…フレーム、4…走行モータ、4a,4b,8a…ギヤー、5…駆動ユニット、6…センサユニット、7…通信/制御ユニット、8…ドライブシャフト、8b,9b…ベアリング、9…シャフト、10,10a,10b…スプリング、11,11a,11b,11c,11d…駆動滑車、12,12a,12b,12c,12d…上部滑車、13…回転軸、15,15a,15b…カメラ、16…ズームレンズ、20…レールクランプ、20a…吊り輪、20b…レールクランプガイド部、21…クランププレート、30…ミラー、35a,35b…建屋側サポート、36a,36b…吊り輪、37a,37b…ワイヤー、40…ミラー回転モータ、50,50b,50c…走行レール、50a…走行レールツバ部、51,51a,51b…給電ケーブル、52,52a,52b…通信ケーブル、53…ポリエチレン、54…アンテナ、55…蝶番、60…光ファイバ温度計、65a,65b,65c,65d…ガイドローラ、66a,66b,66c,66d…ガイドローラスプリング、70…電磁誘導ピックアップ、75a,75b…磁束、80…鉄芯、 81…リング型鉄芯、82…クランプ型鉄芯、82a…クランプ継目部、85,85a,85b…コイル、90…コンデンサ、100…交流電源、105…A/D変換器、106…イメージプロセッサ、107…メモリ、108…イメージプロセッサ、109…D/A変換器、110…モニタ、150…共用メモリ、155a,155b…共用メモリ上に配置された映像、160…映像中の共通部分、200 ,200a,200b…走行モータ、201,201a,201b…手首旋回用モータ、202,202a,202b…手首回転用モータ、203,203a, 203b…把持開閉用モータ、204…肘回転用モータ、205,205a, 205b,205c,205d…把持締付用モータ、206,206a,206b,209,209a,209b,222,223…アーム、207,207a,207b…下部フレーム、208,208a、208b…上部フレーム、210,210a,210b,210c,210d…閂、220,220a,220b…台車、221…後側台車、224…アームジョイント部、225…傾斜角センサ、226…アンテナ、227…前側台車。

Claims (4)

  1. 走行レールと監視装置本体とからなる移動式監視装置において、給電ケーブルあるいは通信ケーブルあるいは給電ケーブルと通信ケーブルを付加あるいは組み込んだロープもしくはパイプあるいはケーブル自体を走行レールとし、前記監視装置本体には前記走行レールを挟み込んだ少なくとも1対以上の滑車を有し、前記移動式監視装置のレールクランプは、レールクランプの上部に回転可能な接続機構を介してサポートに固定するか、あるいは、レールクランプの上部は回転可能にして1本あるいは2本以上のローブ状の部材を張るようにしてクランプを空間の所定の位置に固定するようにして、クランプの形状はクランプの姿勢が自重によって回転可能な部分で回転したとき移動式監視装置の滑車の乗り上げる面と監視装置との相対関係が所定の向きになるようにしたことを特徴とする移動式監視装置。
  2. 請求項1において、前記移動式監視装置の走行レールには、レールのクランプ部を移動式監視装置の滑車が乗り上げる時に乗り上げる面と移動式監視装置との相対関係が所定の向きになるように前記走行レールに滑車のガイド部となる走行レールツバ部を設けるとともに前記移動式監視装置には前記走行レールツバ部を挟み込むガイドローラを有するようにしたことを特徴とする移動式監視装置。
  3. 請求項1又は請求項2において、前記移動式監視装置に搭載したカメラからの映像を振れのない映像として得る移動式監視装置本体の振れ補正回路を備えたことを特徴とする移動式監視装置。
  4. 請求項1又は請求項2又は請求項3において、前記移動式監視装置に搭載したカメラの前方に、少なくとも前記ロープあるいはパイプに沿って前記移動式監視装置が走行する方向と平行な回転軸廻りに回転可能としたミラーを備えたことを特徴とする移動式監視装置。
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