JP3611748B2 - 無線機 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、送信信号の搬送波信号を高速でオン/オフの切換えをする必要があるディジタル無線機、例えば、TDMA(Time Division Multiple Access:時分割多元接続)方式の無線機における搬送波信号のオン/オフ切換え手段を改良した無線機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、無線機は、送信信号を他の無線機へ送信する送信機と、他の無線機から送信され大気中を伝送されてきた他の無線機の送信信号を受信する受信機とで構成されており、伝送したい信号、例えば、音声、あるいは、データで所要周波数の搬送波信号を変調した送信信号を送信機から他の無線機へ送信したり、他の無線機の伝送したい信号で変調された送信信号を受信機で受信し、受信信号を復調して音声、あるいは、データを取り出したりしている。
このように無線による通信が可能な無線機は、伝送したい信号の種類や無線通信の目的などにより、多くの方式の無線機が開発され、実用化されているが、近時は、ディジタル信号処理による無線機が目覚ましい進展をしている。
このディジタル無線機の中で、例えば、TDMA方式の無線機は、限られた周波数を有効活用することができるように、使用する一つの周波数で時分割多元接続を行ない、複数のディジタル無線機による通信を可能としている。
このようなディジタル無線機では、時分割多元接続を行なうために、変調信号で変調する搬送波信号を所要の制御手段で高速のオン/オフ制御をしている。
【0003】
まず、従来のディジタル無線機で使用されている搬送波信号を高速でオン/オフ制御するための基本的な制御手段を、図3、図4を使用して説明する。
図3は、従来のディジタル無線機に使用されている送信信号発生部のブロック図を示し、図4は、送信信号発生部から出力される送信信号のオン/オフを制御する送信オン/オフ制御信号の波形と、ドライブアンプのオン/オフにより影響され周波数のふらつきが発生した搬送波信号を示す。なお、図3は、ディジタル無線機の送信オン/オフ制御の説明に必要な部分のみを記載し、他の部分は省略している。
図3において、30は送信信号発生部、31は所要周波数の搬送波信号を発生するシンセサイザ、34は、シンセサイザ31から出力された所要周波数の搬送波信号を所要信号レベルまで増幅するドライブアンプ、37は、ドライブアンプ34で増幅された所要周波数の搬送波信号を変調信号で変調して送信信号とする変調器、38は、変調器37で搬送波信号を変調する変調信号の入力端子、39は、変調器37から出力される送信信号の出力端子、35は、ドライブアンプ34へ供給する電源を制御信号でオン/オフ制御することができる電源スイッチ、40は、電源スイッチ35でオン/オフされドライブアンプ34に供給される電源の入力端子、41は、電源スイッチ35をオン/オフ制御する送信オン/オフ制御信号の入力端子を示す。
【0004】
つぎに、送信信号発生部30の動作を説明する。
シンセサイザ31は、所要周波数の搬送波信号を、常時、発生しており、発生した搬送波信号をドライブアンプ34へ出力する。
このとき、電源入力端子40は、所定電圧の電源に接続されているので、送信オン/オフ制御信号の入力端子41から送信オン制御信号が電源スイッチ35に入力され、電源スイッチ35がオンとなると、電源入力端子40に接続されている電源から所定電圧の電力がドライブアンプ34へ供給される。
ドライブアンプ34は、送信オン/オフ制御信号が電源スイッチ35をオン制御しているとき、シンセサイザ31から入力される所要周波数の搬送波信号を所定レベルまで増幅し、増幅した搬送波信号を変調器37へ出力する。
変調器37は、ドライブアンプ34から入力される所定レベルまで増幅した所要周波数の搬送波信号を、変調信号入力端子38から入力される変調信号で変調して送信信号とし、送信信号を送信信号出力端子39へ出力する。
このように、送信信号発生部30は、ドライブアンプ34へ供給する所定電圧の電力をオン、あるいは、オフとする電源スイッチ35が、送信オン/オフ制御信号の入力端子41から入力される送信オン/オフ制御信号によりオン、あるいは、オフと制御される。
オン制御のときには、上述のように送信信号が出力されるが、オフ制御のときには、送信信号は出力されない。
【0005】
さらに、図4に示す、電源スイッチ35をオン/オフとする送信オン/オフ制御信号の波形およびドライブアンプ34のオン/オフにより影響され周波数のふらつきが発生した搬送波信号を示す図を使用して説明する。
図4の波形42は、電源スイッチ35に入力される送信オン/オフ制御信号、波形43は、シンセサイザ31から出力される搬送波信号を示しており、波形48は送信オン制御信号、波形49は送信オフ制御信号である。
送信信号発生部30(図3参照)の電源スイッチ35には、電源入力端子40から、常に、所定電圧の電力が供給されており、送信オン/オフ制御信号の入力端子41から送信オン/オフ制御信号42(図4参照)が入力される。
送信オン/オフ制御信号42が送信オン制御信号48のときには電源スイッチ35がオン状態で上述のように送信信号が出力されるが、送信オフ制御信号49のときには電源スイッチ35がオフ状態で送信信号は出力されない。
【0006】
上述のように、送信信号発生部30は、電源スイッチ35を送信オン/オフ制御信号42でオン/オフ制御し、搬送波信号を増幅するドライブアンプ34に印加される所定電圧の電力をオン/オフ制御することで、送信信号発生部30から出力される送信信号のオン/オフを制御している。
送信信号発生部30では、シンセサイザ31から所要周波数の搬送波信号が、常時、ドライブアンプ34へ出力されており、ドライブアンプ34に所定電圧の電力が供給されたときのみ、搬送波信号をドライブアンプ34で増幅し、変調器37へ出力しているが、ドライブアンプ34に供給される所定電圧の電力がオン/オフされることにより、その都度、シンセサイザ31から出力される搬送波信号43に周波数のふらつきが発生してしまう。
このシンセサイザ出力周波数ふらつき現象は、ドライブアンプ34に供給する所定電圧の電力をオン/オフ制御することによるドライブアンプ34の動作変化に伴う入力インピーダンス変動が原因である。
【0007】
このようにシンセサイザ31から出力されるシンセサイザ出力周波数43にふらつきが発生することにより、ドライブアンプ34で増幅され変調器37において変調信号により変調された送信信号にも周波数のふらつきが発生しており、この送信信号を受信機で受信すると、受信信号を正確に復調することができず、データ誤りを起し易くなる。
このように、シンセサイザ出力周波数のふらつきはデータ誤りを起し易くなるので、図4に示すようなシンセサイザ出力周波数43のふらつきを減少させる必要があり、従来、シンセサイザ31とドライブアンプ34との間にアッテネータとバッファアンプとを設けることにより、ドライブアンプ34の電源オン/オフ動作をした直後に発生するドライブアンプ34のインピーダンス変動によるシンセサイザ31への影響を低減させ、シンセサイザ31で発生する周波数のふらつきを改善していた。
【0008】
つぎに、シンセサイザとドライブアンプとの間にアッテネータとバッファアンプと設けシンセサイザ出力周波数のふらつきを改善する従来の技術を図5、図6を使用して説明する。
図5は、従来のディジタル無線機に使用されている改善された送信信号発生部のブロック図を示し、図6は、送信信号発生部から出力される送信信号のオン/オフを制御する送信オン/オフ制御信号の波形と、送信信号のオン/オフ制御による影響を減少するように改善したシンセサイザ出力周波数を示す。なお、図5は、ディジタル無線機の送信オン/オフ制御の説明に必要な部分のみを記載し、他の部分は省略している。
図5において、50は送信信号発生部、51は所要周波数の搬送波信号を発生するシンセサイザ、53−1、53−2、53−3は所要周波数の搬送波信号を増幅するとともに前後の回路の動作による影響を遮断するためのバッファアンプ、52−1、52−2は、所要周波数の搬送波信号を減衰させるアッテネータ、54は、バッファアンプ53−3から出力された所要周波数の搬送波信号を所要信号レベルまで増幅するドライブアンプ、57は、ドライブアンプ54で増幅された所要周波数の搬送波信号を変調信号で変調して送信信号とする変調器、58は、変調器57で搬送波信号を変調する変調信号の入力端子、59は、変調器57から出力される送信信号の出力端子、55は、ドライブアンプ54へ供給する電源を制御信号でオン/オフ制御することができる電源スイッチ、60は、電源スイッチ55でオン/オフされドライブアンプ54に供給される電源の入力端子、61は、電源スイッチ55をオン/オフ制御する送信オン/オフ制御信号の入力端子を示す。
【0009】
つぎに、送信信号発生部の動作を説明する。
シンセサイザ51は、所要周波数の搬送波信号を、常時、発生しており、発生した搬送波信号をバッファアンプ53−1へ出力する。
バッファアンプ53−1は、シンセサイザ51から入力される所要周波数の搬送波信号を所要信号レベルまで増幅し、増幅した搬送波信号をアッテネータ52−1へ出力する。
アッテネータ52−1は、バッファアンプ53−1から入力される所要周波数の搬送波信号の信号レベルを減衰し、信号レベルを減衰した搬送波信号をバッファアンプ53−2へ出力する。
バッファアンプ53−2は、アッテネータ52−1から入力される信号レベルを減衰した所要周波数の搬送波信号を所要信号レベルまで増幅し、増幅した搬送波信号をアッテネータ52−2へ出力する。
アッテネータ52−2は、バッファアンプ53−2から入力される所要周波数の搬送波信号の信号レベルを減衰し、信号レベルを減衰した搬送波信号をバッファアンプ53−3へ出力する。
バッファアンプ53−3は、アッテネータ52−2から入力される信号レベルを減衰した所要周波数の搬送波信号を所要信号レベルまで増幅し、増幅した搬送波信号をドライブアンプ54へ出力する。
【0010】
このとき、電源入力端子60は、所定電圧の電源に接続されているので、送信オン/オフ制御信号の入力端子61から送信オン制御信号が電源スイッチ55に入力され、電源スイッチ55がオンとなると、電源入力端子60に接続されている電源からドライブアンプ54へ所定電圧の電力が供給される。
ドライブアンプ54は、送信オン制御信号が電源スイッチ55をオン制御しているとき、バッファアンプ53−3から入力される所要周波数の搬送波信号を所定レベルまで増幅し、増幅した搬送波信号を変調器57へ出力する。
変調器57は、ドライブアンプ54から入力される所定レベルまで増幅した所要周波数の搬送波信号を、変調信号入力端子58から入力される変調信号で変調して送信信号とし、送信信号を送信信号出力端子59へ出力する。
このように、送信信号発生部50は、ドライブアンプ54へ供給する所定電圧の電力をオン、あるいは、オフとする電源スイッチ55が、送信オン/オフ制御信号の入力端子61から入力される送信オン/オフ制御信号によりオン、あるいは、オフと制御される。
オン制御のときには、上述のように送信信号が出力されるが、オフ制御のときには、送信信号は出力されない。
【0011】
さらに、図6に示す、電源スイッチ55をオン/オフとする送信オン/オフ制御信号およびドライブアンプ54のオン/オフにより影響された周波数のふらつきを改善したシンセサイザ出力周波数を示す図を使用して説明する。
図6の波形62は、電源スイッチ55に入力される送信オン/オフ制御信号、波形63は、シンセサイザ51から出力される搬送波信号を示しており、波形68は送信オン制御信号、波形69は送信オフ制御信号である。
送信信号発生部50(図5参照)の電源スイッチ55には、電源入力端子60から、常に、所定電圧の電力が供給されており、別途、送信オン/オフ制御信号入力端子61から送信オン/オフ制御信号62(図6参照)が入力される。
送信オン/オフ制御信号62が送信オン制御信号68のときには電源スイッチ55がオン状態で上述のように送信信号が出力されるが、送信オフ制御信号69のときには電源スイッチ55がオフ状態で送信信号は出力されない。
【0012】
送信信号発生部50は、上述のように、電源スイッチ55を送信オン/オフ制御信号62でオン/オフ制御し、搬送波信号を増幅するドライブアンプ54に印加される所定電圧の電力のオン/オフを制御して、送信信号発生部50から出力される送信信号のオン/オフを制御している。
送信信号発生部50は、シンセサイザ51から所要周波数の搬送波信号が、常時、出力されており、ドライブアンプ54に所定電圧の電力が供給されたときのみ、シンセサイザ51で発生した搬送波信号をドライブアンプ54で増幅し、変調器57へ出力しているが、ドライブアンプ54からシンセサイザ51までの間にバッファアンプ53とアッテネータ52とを数段実装することにより、ドライブアンプ54からシンセサイザ51へのアイソレーションを多く取ることができ、ドライブアンプ54の電源オン/オフ制御時に発生するインピーダンスの変動によるシンセサイザ51への影響を減少させることが可能となり、シンセサイザ1で発生する周波数のふらつきを押さえ、図6に示すように、周波数のふらつきの無い、搬送波信号63を得ていた。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術による無線機は、搬送波信号を増幅するドライブアンプの電源オン/オフ直後のドライブアンプの入力インピーダンス変動によるシンセサイザの発振周波数のふらつきを押さえるため、ドライブアンプとシンセサイザとの間に多段のバッファアンプとアッテネータを設けてバッファ効果によるアイソレーションを得ていたが、回路の実装に多くのスペースを必要とし、且つ、バッファアンプの数が多くなるために消費電流も多くなるという問題があった。
本発明は、前記問題を解決し、ドライブアンプの電源オン/オフ直後の送信周波数のふらつきをなくし、且つ、回路実装スペースおよび消費電流の減少を図った無線機を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明の無線機は、単一周波数の搬送波信号を発生するシンセサイザと、該シンセサイザから入力される上記搬送波信号の信号レベルを、別途減衰制御信号発生手段から入力される減衰制御信号により所要の減衰量の変化で減衰させることができるアッテネータと、該アッテネータから入力される搬送波信号の信号レベルを所要信号レベルまで増幅するドライブアンプと、該ドライブアンプから入力される搬送波信号を別途入力される変調信号で変調し送信信号を出力する変調器と、所要電圧の電源に接続されており、送信オン/オフ制御信号に応じて前記ドライブアンプに供給する所要電圧の電力をオン/オフする電源制御手段と、前記送信オン/オフ制御信号に応じて前記アッテネータの減衰量を変化させる前記減衰制御信号を出力する前記減衰信号発生手段とを備える送信信号発生部を有し送信信号を送信する送信機を具備し、前記減衰制御信号に基づいて前記アッテネータの減衰量を前記変調信号の予め定められた振幅の立ち上がり/立ち下がり特性に応じて予め定められた反比例した関数で変化させ、前記ドライブアンプから出力される搬送波信号の立ち上がり/立ち下がりを前記変調信号の特性とほぼ等しくなるようにし、前記ドライブアンプのオン/オフ制御においても周波数のふらつきを抑えたものである。
【0015】
また、本発明の無線機は、単一周波数の搬送波信号を発生するシンセサイザと、該シンセサイザから入力される上記搬送波信号の信号レベルを、別途減衰制御信号発生手段から入力される減衰制御信号により所要の減衰量の変化で減衰させることができるアッテネータと、該アッテネータから入力される減衰された搬送波信号の信号レベルを所要信号レベルまで増幅するバッファアンプと、該バッファアンプから入力される搬送波信号の信号レベルを所要信号レベルまで増幅するドライブアンプと、該ドライブアンプから入力される搬送波信号を別途入力される変調信号で変調し送信信号を出力する変調器と、所要電圧の電源に接続されており、送信オン/オフ制御信号に応じて前記ドライブアンプに供給する所要電圧の電力をオン/オフする電源制御手段と、前記送信オン/オフ制御信号に応じて前記アッテネータの減衰量を変化させる前記減衰制御信号を出力する前記減衰信号発生手段とを備える送信信号発生部を有し送信信号を送信する送信機を具備し、前記減衰制御信号に基づいて前記アッテネータの減衰量を前記変調信号の予め定められた振幅の立ち上がり/立ち下がり特性に応じて予め定められた反比例した関数で変化させ、前記ドライブアンプから出力される搬送波信号の立ち上がり/立ち下がりを前記変調信号の特性とほぼ等しくなるようにし、前記ドライブアンプのオン/オフ制御においても周波数のふらつきを抑えたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明による無線機の実施の形態の一例を図1、図2を使用して説明する。
図1は、本発明によるディジタル無線機の送信信号発生部のブロック図を示し、図2は、送信信号発生部から出力される送信信号のオン/オフを制御する送信オン/オフ制御信号の波形と、シンセサイザから出力される周波数のふらつきを改善した搬送波信号と、各回路の動作波形とを示す。なお、図1は、本発明によるディジタル無線機の送信オン/オフ制御の説明に必要な部分のみを記載し、他の部分は省略している。
図1において、20は送信信号発生部、1は所要周波数の搬送波信号を発生するシンセサイザ、2は、シンセサイザ1から入力される所要周波数の搬送波信号の信号レベルを、別途入力される制御信号により減衰量を制御し減衰させるアッテネータ、3は所要周波数の搬送波信号を増幅するとともに前後の回路の動作による影響を遮断するためのバッファアンプ、4は、バッファアンプ3から出力される所要周波数の搬送波信号を所要信号レベルまで増幅するドライブアンプ、7は、ドライブアンプ4で増幅された所要周波数の搬送波信号を変調信号で変調して送信信号とする変調器、8は、変調器7で搬送波信号を変調する変調信号(例えば、音声、データなどの伝送したい信号)の入力端子、9は、変調器7から出力される送信信号の出力端子、5は、ドライブアンプ4へ供給する電源を制御信号でオン/オフ制御する電源スイッチ、10は、電源スイッチ5でオン/オフされドライブアンプ4に供給される電源の入力端子、6は、送信オン/オフ制御信号に応じてアッテネータ2の減衰量を制御する制御信号を出力するCPU、11は、電源スイッチ5のオン/オフおよびCPU6から出力する制御信号の制御をする送信オン/オフ制御信号の入力端子を示す。
【0017】
つぎに、本発明による無線機の送信信号発生部の動作を説明する。
シンセサイザ1は、所要周波数の搬送波信号を、常時、発生しており、発生した搬送波信号をアッテネータ2へ出力する。
アッテネータ2は、例えば電圧制御型可変アッテネータで構成され、シンセサイザ1から入力される所要周波数の搬送波信号の信号レベルを、別途、CPU6から入力される制御信号(例えば制御信号にもとづく制御電圧)に応じた減衰量で減衰し、信号レベルを減衰した搬送波信号をバッファアンプ3へ出力する。
バッファアンプ3は、アッテネータ2から入力される信号レベルを減衰した所要周波数の搬送波信号を所要信号レベルまで増幅し、所要信号レベルまで増幅した搬送波信号をドライブアンプ4へ出力する。
【0018】
このとき、電源入力端子10は、所定電圧の電源に接続されているので、送信オン/オフ制御信号の入力端子11から送信オン制御信号が電源スイッチ5とCPU6とに入力され、電源スイッチ5がオンとなると、電源入力端子10に接続されている電源から所定電圧の電力がドライブアンプ4へ供給されるともに、CPU6からアッテネータ2へ制御信号が出力される。
ドライブアンプ4は、送信オン/オフ制御信号が電源スイッチ5をオン制御しているとき、バッファアンプ3から入力される所要周波数の搬送波信号を所定レベルまで増幅し、増幅した搬送波信号を変調器7へ出力する。
変調器7は、ドライブアンプ4から入力される所定レベルまで増幅した所要周波数の搬送波信号を、変調信号入力端子8から入力される変調信号で変調して送信信号とし、変調信号で変調した送信信号を電力増幅器(図示していない)で所定の電力レベルまで電力増幅したのち、送信信号出力端子9へ出力する。
このように、送信信号発生部20は、ドライブアンプ4へ供給する所定電圧の電力をオン、あるいは、オフとする電源スイッチ5と、アッテネータ2の減衰量を制御する制御信号を出力するCPU6とが、送信オン/オフ制御信号の入力端子11から入力される送信オン/オフ制御信号によりオン、あるいは、オフと制御される。
オン制御のときには、上述のように送信信号が出力されるが、オフ制御のときには、送信信号は出力されない。
【0019】
さらに、図2に示す、電源スイッチ5をオン/オフとする送信オン/オフ制御信号の波形、シンセサイザ1から出力される搬送波信号、各回路の波形図を使用して説明する。
図2の波形12は、電源スイッチ5とCPU6とに入力される送信オン/オフ制御信号、波形13は、シンセサイザ1から出力される搬送波信号、波形14は、送信信号発生部20から出力される送信信号、波形15は、アッテネータ2の動作波形、波形16は、変調器7に入力される変調信号、波形17は、波形16に示す変調信号の有効部、波形18は、送信オン制御信号、波形19は、送信オフ制御信号である。
なお、図2おいて、tは時間、fは搬送波信号周波数、pは送信信号出力レベル、ATTはアッテネータ減衰量、ΔTは信号の立ち上がり/立ち下がり時間を示す。
送信信号発生部20(図1参照)のドライブアンプ4を除く他の回路は、動作状態であり、電源スイッチ5には、電源入力端子10から、常に、所定電圧の電力が供給されている状態とする。
【0020】
送信オン/オフ制御信号12が、送信オン/オフ制御信号の入力端子11から電源スイッチ5とCPU6とに入力される。
送信オン/オフ制御信号12が送信オン制御信号18のときには電源スイッチ5がオン状態で上述のように送信信号が出力されるが、送信オフ制御信号19のときには電源スイッチ5がオフ状態で送信信号は出力されない。
CPU6は、送信オン/オフ制御信号12が入力されると、D/A出力端子からアッテネータ2へ減衰量を制御する制御信号を出力する。
アッテネータ2は、CPU6から入力される制御信号にもとづき、アッテネータ減衰波形15のように変調信号16の振幅と反比例した関数で減衰量を変化させる。
【0021】
送信オン/オフ制御信号12は、このアッテネータ2の減衰量制御とともに、電源スイッチ5をオン/オフさせ、ドライブアンプ4に供給する所定電圧の電力をオン/オフ制御することで、ドライブアンプ4のオン/オフ制御を行ない、オン制御のときに所要レベルまで増幅した搬送波信号を変調器7へ出力する。
前述のアッテネータ減衰波形15のように減衰され、ドライブアンプ4で増幅され、変調器7に入力される所要レベルまで増幅された搬送波信号の振幅特性は、アッテネータ減衰波形15と同様の振幅特性となる。
この振幅特性の搬送波信号が、変調器7において変調信号入力端子8に入力される、例えば、音声、あるいは、データのような変調信号で変調され、送信信号となり、電力増幅器(図示していない)で所定の電力レベルまで電力増幅されたのち、送信信号出力端子9から送信信号出力波形14に示す送信信号が出力される。
このとき、シンセサイザ1からは、ドライブアンプ4の電源をオン/オフ制御することによる影響をアッテネータ2とバッファアンプ3で遮断された周波数のふらつきの無い搬送波信号13が得られる。
【0022】
アッテネータ減衰波形15のような減衰特性は、変調信号16の立ち上り/立ち下がり特性と反比例した関数で変化させることにより得ることができ、ドライブアンプ4のオン/オフ直後に発生するインピーダンス変動が大きいときには減衰量を大きく設定しているため、ドライブアンプ4の入力部とシンセサイザ1との間のアイソレーションが大きくなり、ドライブアンプ4の入力インピーダンスの変動の影響をシンセサイザ1へ伝えにくくなり、シンセサイザ1で発生する搬送波信号の周波数のふらつきを押さえることができる。
また、時間の経過とともにアッテネータ2の減衰量を減少/増大させるようにしているため、ドライブアンプ4のインピーダンス変動が小さくなったときには、送信信号出力レベルとしても十分な値を得ることができ、変調信号有効信号部17は、規定された搬送波信号レベルで送信を行なうことができ、変調信号有効信号部17は欠落することなく伝送することが可能となる。
【0023】
上述のように、本発明による無線機は、減衰量を制御信号で制御することが可能なアッテネータを使用し、送信オン/オフ制御のタイミングで変調信号の立ち上がり/立ち下がり特性と逆特性となるように減衰量を変化させることで、多段のバッファアンプとアッテネータが無くても、ドライブアンプの電源オン/オフ直後に発生する入力インピーダンスの変動の影響により発生するシンセサイザから出力される搬送波信号の周波数のふらつきを減少するこちとができ、回路の実装スペース、消費電流の減少を行なうことができる。
【0024】
【発明の効果】
本発明によれば、ドライブアンプの電源オン/オフ直後の送信周波数のふらつきをなくし、且つ、回路実装スペースおよび消費電流の減少を図った無線機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による無線機の送信信号発生部のブロック図。
【図2】本発明による無線機の送信信号発生部の各回路の信号波形説明図。
【図3】従来の無線機の送信信号発生部のブロック図。
【図4】従来の無線機の送信信号発生部の信号波形説明図。
【図5】従来の無線機の送信信号発生部のブロック図。
【図6】従来の無線機の送信信号発生部の信号波形説明図。
【符号の説明】
1、31、51 シンセサイザ、
2 アッテネータ、
3、53 バッファアンプ、
4、34、54 ドライブアンプ、
5、35、55 電源スイッチ、
6 CPU、
7、37、57 変調器、
8、38、58 変調信号入力端子、
9、39、59 送信信号出力端子、
10、40、60 電源入力端子、
11、41、61 送信オン/オフ制御信号入力端子、
20、30、50 送信信号発生部、
52 アッテネータ。
12、42、62 送信オン/オフ制御信号、
13、43、63 搬送波信号、
14 送信信号、
15 アッテネータ動作波形、
16 変調信号、
17 変調信号有効部、
18、48、68 送信オン制御信号、
19、49、69 送信オフ制御信号。
【発明の属する技術分野】
本発明は、送信信号の搬送波信号を高速でオン/オフの切換えをする必要があるディジタル無線機、例えば、TDMA(Time Division Multiple Access:時分割多元接続)方式の無線機における搬送波信号のオン/オフ切換え手段を改良した無線機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、無線機は、送信信号を他の無線機へ送信する送信機と、他の無線機から送信され大気中を伝送されてきた他の無線機の送信信号を受信する受信機とで構成されており、伝送したい信号、例えば、音声、あるいは、データで所要周波数の搬送波信号を変調した送信信号を送信機から他の無線機へ送信したり、他の無線機の伝送したい信号で変調された送信信号を受信機で受信し、受信信号を復調して音声、あるいは、データを取り出したりしている。
このように無線による通信が可能な無線機は、伝送したい信号の種類や無線通信の目的などにより、多くの方式の無線機が開発され、実用化されているが、近時は、ディジタル信号処理による無線機が目覚ましい進展をしている。
このディジタル無線機の中で、例えば、TDMA方式の無線機は、限られた周波数を有効活用することができるように、使用する一つの周波数で時分割多元接続を行ない、複数のディジタル無線機による通信を可能としている。
このようなディジタル無線機では、時分割多元接続を行なうために、変調信号で変調する搬送波信号を所要の制御手段で高速のオン/オフ制御をしている。
【0003】
まず、従来のディジタル無線機で使用されている搬送波信号を高速でオン/オフ制御するための基本的な制御手段を、図3、図4を使用して説明する。
図3は、従来のディジタル無線機に使用されている送信信号発生部のブロック図を示し、図4は、送信信号発生部から出力される送信信号のオン/オフを制御する送信オン/オフ制御信号の波形と、ドライブアンプのオン/オフにより影響され周波数のふらつきが発生した搬送波信号を示す。なお、図3は、ディジタル無線機の送信オン/オフ制御の説明に必要な部分のみを記載し、他の部分は省略している。
図3において、30は送信信号発生部、31は所要周波数の搬送波信号を発生するシンセサイザ、34は、シンセサイザ31から出力された所要周波数の搬送波信号を所要信号レベルまで増幅するドライブアンプ、37は、ドライブアンプ34で増幅された所要周波数の搬送波信号を変調信号で変調して送信信号とする変調器、38は、変調器37で搬送波信号を変調する変調信号の入力端子、39は、変調器37から出力される送信信号の出力端子、35は、ドライブアンプ34へ供給する電源を制御信号でオン/オフ制御することができる電源スイッチ、40は、電源スイッチ35でオン/オフされドライブアンプ34に供給される電源の入力端子、41は、電源スイッチ35をオン/オフ制御する送信オン/オフ制御信号の入力端子を示す。
【0004】
つぎに、送信信号発生部30の動作を説明する。
シンセサイザ31は、所要周波数の搬送波信号を、常時、発生しており、発生した搬送波信号をドライブアンプ34へ出力する。
このとき、電源入力端子40は、所定電圧の電源に接続されているので、送信オン/オフ制御信号の入力端子41から送信オン制御信号が電源スイッチ35に入力され、電源スイッチ35がオンとなると、電源入力端子40に接続されている電源から所定電圧の電力がドライブアンプ34へ供給される。
ドライブアンプ34は、送信オン/オフ制御信号が電源スイッチ35をオン制御しているとき、シンセサイザ31から入力される所要周波数の搬送波信号を所定レベルまで増幅し、増幅した搬送波信号を変調器37へ出力する。
変調器37は、ドライブアンプ34から入力される所定レベルまで増幅した所要周波数の搬送波信号を、変調信号入力端子38から入力される変調信号で変調して送信信号とし、送信信号を送信信号出力端子39へ出力する。
このように、送信信号発生部30は、ドライブアンプ34へ供給する所定電圧の電力をオン、あるいは、オフとする電源スイッチ35が、送信オン/オフ制御信号の入力端子41から入力される送信オン/オフ制御信号によりオン、あるいは、オフと制御される。
オン制御のときには、上述のように送信信号が出力されるが、オフ制御のときには、送信信号は出力されない。
【0005】
さらに、図4に示す、電源スイッチ35をオン/オフとする送信オン/オフ制御信号の波形およびドライブアンプ34のオン/オフにより影響され周波数のふらつきが発生した搬送波信号を示す図を使用して説明する。
図4の波形42は、電源スイッチ35に入力される送信オン/オフ制御信号、波形43は、シンセサイザ31から出力される搬送波信号を示しており、波形48は送信オン制御信号、波形49は送信オフ制御信号である。
送信信号発生部30(図3参照)の電源スイッチ35には、電源入力端子40から、常に、所定電圧の電力が供給されており、送信オン/オフ制御信号の入力端子41から送信オン/オフ制御信号42(図4参照)が入力される。
送信オン/オフ制御信号42が送信オン制御信号48のときには電源スイッチ35がオン状態で上述のように送信信号が出力されるが、送信オフ制御信号49のときには電源スイッチ35がオフ状態で送信信号は出力されない。
【0006】
上述のように、送信信号発生部30は、電源スイッチ35を送信オン/オフ制御信号42でオン/オフ制御し、搬送波信号を増幅するドライブアンプ34に印加される所定電圧の電力をオン/オフ制御することで、送信信号発生部30から出力される送信信号のオン/オフを制御している。
送信信号発生部30では、シンセサイザ31から所要周波数の搬送波信号が、常時、ドライブアンプ34へ出力されており、ドライブアンプ34に所定電圧の電力が供給されたときのみ、搬送波信号をドライブアンプ34で増幅し、変調器37へ出力しているが、ドライブアンプ34に供給される所定電圧の電力がオン/オフされることにより、その都度、シンセサイザ31から出力される搬送波信号43に周波数のふらつきが発生してしまう。
このシンセサイザ出力周波数ふらつき現象は、ドライブアンプ34に供給する所定電圧の電力をオン/オフ制御することによるドライブアンプ34の動作変化に伴う入力インピーダンス変動が原因である。
【0007】
このようにシンセサイザ31から出力されるシンセサイザ出力周波数43にふらつきが発生することにより、ドライブアンプ34で増幅され変調器37において変調信号により変調された送信信号にも周波数のふらつきが発生しており、この送信信号を受信機で受信すると、受信信号を正確に復調することができず、データ誤りを起し易くなる。
このように、シンセサイザ出力周波数のふらつきはデータ誤りを起し易くなるので、図4に示すようなシンセサイザ出力周波数43のふらつきを減少させる必要があり、従来、シンセサイザ31とドライブアンプ34との間にアッテネータとバッファアンプとを設けることにより、ドライブアンプ34の電源オン/オフ動作をした直後に発生するドライブアンプ34のインピーダンス変動によるシンセサイザ31への影響を低減させ、シンセサイザ31で発生する周波数のふらつきを改善していた。
【0008】
つぎに、シンセサイザとドライブアンプとの間にアッテネータとバッファアンプと設けシンセサイザ出力周波数のふらつきを改善する従来の技術を図5、図6を使用して説明する。
図5は、従来のディジタル無線機に使用されている改善された送信信号発生部のブロック図を示し、図6は、送信信号発生部から出力される送信信号のオン/オフを制御する送信オン/オフ制御信号の波形と、送信信号のオン/オフ制御による影響を減少するように改善したシンセサイザ出力周波数を示す。なお、図5は、ディジタル無線機の送信オン/オフ制御の説明に必要な部分のみを記載し、他の部分は省略している。
図5において、50は送信信号発生部、51は所要周波数の搬送波信号を発生するシンセサイザ、53−1、53−2、53−3は所要周波数の搬送波信号を増幅するとともに前後の回路の動作による影響を遮断するためのバッファアンプ、52−1、52−2は、所要周波数の搬送波信号を減衰させるアッテネータ、54は、バッファアンプ53−3から出力された所要周波数の搬送波信号を所要信号レベルまで増幅するドライブアンプ、57は、ドライブアンプ54で増幅された所要周波数の搬送波信号を変調信号で変調して送信信号とする変調器、58は、変調器57で搬送波信号を変調する変調信号の入力端子、59は、変調器57から出力される送信信号の出力端子、55は、ドライブアンプ54へ供給する電源を制御信号でオン/オフ制御することができる電源スイッチ、60は、電源スイッチ55でオン/オフされドライブアンプ54に供給される電源の入力端子、61は、電源スイッチ55をオン/オフ制御する送信オン/オフ制御信号の入力端子を示す。
【0009】
つぎに、送信信号発生部の動作を説明する。
シンセサイザ51は、所要周波数の搬送波信号を、常時、発生しており、発生した搬送波信号をバッファアンプ53−1へ出力する。
バッファアンプ53−1は、シンセサイザ51から入力される所要周波数の搬送波信号を所要信号レベルまで増幅し、増幅した搬送波信号をアッテネータ52−1へ出力する。
アッテネータ52−1は、バッファアンプ53−1から入力される所要周波数の搬送波信号の信号レベルを減衰し、信号レベルを減衰した搬送波信号をバッファアンプ53−2へ出力する。
バッファアンプ53−2は、アッテネータ52−1から入力される信号レベルを減衰した所要周波数の搬送波信号を所要信号レベルまで増幅し、増幅した搬送波信号をアッテネータ52−2へ出力する。
アッテネータ52−2は、バッファアンプ53−2から入力される所要周波数の搬送波信号の信号レベルを減衰し、信号レベルを減衰した搬送波信号をバッファアンプ53−3へ出力する。
バッファアンプ53−3は、アッテネータ52−2から入力される信号レベルを減衰した所要周波数の搬送波信号を所要信号レベルまで増幅し、増幅した搬送波信号をドライブアンプ54へ出力する。
【0010】
このとき、電源入力端子60は、所定電圧の電源に接続されているので、送信オン/オフ制御信号の入力端子61から送信オン制御信号が電源スイッチ55に入力され、電源スイッチ55がオンとなると、電源入力端子60に接続されている電源からドライブアンプ54へ所定電圧の電力が供給される。
ドライブアンプ54は、送信オン制御信号が電源スイッチ55をオン制御しているとき、バッファアンプ53−3から入力される所要周波数の搬送波信号を所定レベルまで増幅し、増幅した搬送波信号を変調器57へ出力する。
変調器57は、ドライブアンプ54から入力される所定レベルまで増幅した所要周波数の搬送波信号を、変調信号入力端子58から入力される変調信号で変調して送信信号とし、送信信号を送信信号出力端子59へ出力する。
このように、送信信号発生部50は、ドライブアンプ54へ供給する所定電圧の電力をオン、あるいは、オフとする電源スイッチ55が、送信オン/オフ制御信号の入力端子61から入力される送信オン/オフ制御信号によりオン、あるいは、オフと制御される。
オン制御のときには、上述のように送信信号が出力されるが、オフ制御のときには、送信信号は出力されない。
【0011】
さらに、図6に示す、電源スイッチ55をオン/オフとする送信オン/オフ制御信号およびドライブアンプ54のオン/オフにより影響された周波数のふらつきを改善したシンセサイザ出力周波数を示す図を使用して説明する。
図6の波形62は、電源スイッチ55に入力される送信オン/オフ制御信号、波形63は、シンセサイザ51から出力される搬送波信号を示しており、波形68は送信オン制御信号、波形69は送信オフ制御信号である。
送信信号発生部50(図5参照)の電源スイッチ55には、電源入力端子60から、常に、所定電圧の電力が供給されており、別途、送信オン/オフ制御信号入力端子61から送信オン/オフ制御信号62(図6参照)が入力される。
送信オン/オフ制御信号62が送信オン制御信号68のときには電源スイッチ55がオン状態で上述のように送信信号が出力されるが、送信オフ制御信号69のときには電源スイッチ55がオフ状態で送信信号は出力されない。
【0012】
送信信号発生部50は、上述のように、電源スイッチ55を送信オン/オフ制御信号62でオン/オフ制御し、搬送波信号を増幅するドライブアンプ54に印加される所定電圧の電力のオン/オフを制御して、送信信号発生部50から出力される送信信号のオン/オフを制御している。
送信信号発生部50は、シンセサイザ51から所要周波数の搬送波信号が、常時、出力されており、ドライブアンプ54に所定電圧の電力が供給されたときのみ、シンセサイザ51で発生した搬送波信号をドライブアンプ54で増幅し、変調器57へ出力しているが、ドライブアンプ54からシンセサイザ51までの間にバッファアンプ53とアッテネータ52とを数段実装することにより、ドライブアンプ54からシンセサイザ51へのアイソレーションを多く取ることができ、ドライブアンプ54の電源オン/オフ制御時に発生するインピーダンスの変動によるシンセサイザ51への影響を減少させることが可能となり、シンセサイザ1で発生する周波数のふらつきを押さえ、図6に示すように、周波数のふらつきの無い、搬送波信号63を得ていた。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術による無線機は、搬送波信号を増幅するドライブアンプの電源オン/オフ直後のドライブアンプの入力インピーダンス変動によるシンセサイザの発振周波数のふらつきを押さえるため、ドライブアンプとシンセサイザとの間に多段のバッファアンプとアッテネータを設けてバッファ効果によるアイソレーションを得ていたが、回路の実装に多くのスペースを必要とし、且つ、バッファアンプの数が多くなるために消費電流も多くなるという問題があった。
本発明は、前記問題を解決し、ドライブアンプの電源オン/オフ直後の送信周波数のふらつきをなくし、且つ、回路実装スペースおよび消費電流の減少を図った無線機を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明の無線機は、単一周波数の搬送波信号を発生するシンセサイザと、該シンセサイザから入力される上記搬送波信号の信号レベルを、別途減衰制御信号発生手段から入力される減衰制御信号により所要の減衰量の変化で減衰させることができるアッテネータと、該アッテネータから入力される搬送波信号の信号レベルを所要信号レベルまで増幅するドライブアンプと、該ドライブアンプから入力される搬送波信号を別途入力される変調信号で変調し送信信号を出力する変調器と、所要電圧の電源に接続されており、送信オン/オフ制御信号に応じて前記ドライブアンプに供給する所要電圧の電力をオン/オフする電源制御手段と、前記送信オン/オフ制御信号に応じて前記アッテネータの減衰量を変化させる前記減衰制御信号を出力する前記減衰信号発生手段とを備える送信信号発生部を有し送信信号を送信する送信機を具備し、前記減衰制御信号に基づいて前記アッテネータの減衰量を前記変調信号の予め定められた振幅の立ち上がり/立ち下がり特性に応じて予め定められた反比例した関数で変化させ、前記ドライブアンプから出力される搬送波信号の立ち上がり/立ち下がりを前記変調信号の特性とほぼ等しくなるようにし、前記ドライブアンプのオン/オフ制御においても周波数のふらつきを抑えたものである。
【0015】
また、本発明の無線機は、単一周波数の搬送波信号を発生するシンセサイザと、該シンセサイザから入力される上記搬送波信号の信号レベルを、別途減衰制御信号発生手段から入力される減衰制御信号により所要の減衰量の変化で減衰させることができるアッテネータと、該アッテネータから入力される減衰された搬送波信号の信号レベルを所要信号レベルまで増幅するバッファアンプと、該バッファアンプから入力される搬送波信号の信号レベルを所要信号レベルまで増幅するドライブアンプと、該ドライブアンプから入力される搬送波信号を別途入力される変調信号で変調し送信信号を出力する変調器と、所要電圧の電源に接続されており、送信オン/オフ制御信号に応じて前記ドライブアンプに供給する所要電圧の電力をオン/オフする電源制御手段と、前記送信オン/オフ制御信号に応じて前記アッテネータの減衰量を変化させる前記減衰制御信号を出力する前記減衰信号発生手段とを備える送信信号発生部を有し送信信号を送信する送信機を具備し、前記減衰制御信号に基づいて前記アッテネータの減衰量を前記変調信号の予め定められた振幅の立ち上がり/立ち下がり特性に応じて予め定められた反比例した関数で変化させ、前記ドライブアンプから出力される搬送波信号の立ち上がり/立ち下がりを前記変調信号の特性とほぼ等しくなるようにし、前記ドライブアンプのオン/オフ制御においても周波数のふらつきを抑えたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明による無線機の実施の形態の一例を図1、図2を使用して説明する。
図1は、本発明によるディジタル無線機の送信信号発生部のブロック図を示し、図2は、送信信号発生部から出力される送信信号のオン/オフを制御する送信オン/オフ制御信号の波形と、シンセサイザから出力される周波数のふらつきを改善した搬送波信号と、各回路の動作波形とを示す。なお、図1は、本発明によるディジタル無線機の送信オン/オフ制御の説明に必要な部分のみを記載し、他の部分は省略している。
図1において、20は送信信号発生部、1は所要周波数の搬送波信号を発生するシンセサイザ、2は、シンセサイザ1から入力される所要周波数の搬送波信号の信号レベルを、別途入力される制御信号により減衰量を制御し減衰させるアッテネータ、3は所要周波数の搬送波信号を増幅するとともに前後の回路の動作による影響を遮断するためのバッファアンプ、4は、バッファアンプ3から出力される所要周波数の搬送波信号を所要信号レベルまで増幅するドライブアンプ、7は、ドライブアンプ4で増幅された所要周波数の搬送波信号を変調信号で変調して送信信号とする変調器、8は、変調器7で搬送波信号を変調する変調信号(例えば、音声、データなどの伝送したい信号)の入力端子、9は、変調器7から出力される送信信号の出力端子、5は、ドライブアンプ4へ供給する電源を制御信号でオン/オフ制御する電源スイッチ、10は、電源スイッチ5でオン/オフされドライブアンプ4に供給される電源の入力端子、6は、送信オン/オフ制御信号に応じてアッテネータ2の減衰量を制御する制御信号を出力するCPU、11は、電源スイッチ5のオン/オフおよびCPU6から出力する制御信号の制御をする送信オン/オフ制御信号の入力端子を示す。
【0017】
つぎに、本発明による無線機の送信信号発生部の動作を説明する。
シンセサイザ1は、所要周波数の搬送波信号を、常時、発生しており、発生した搬送波信号をアッテネータ2へ出力する。
アッテネータ2は、例えば電圧制御型可変アッテネータで構成され、シンセサイザ1から入力される所要周波数の搬送波信号の信号レベルを、別途、CPU6から入力される制御信号(例えば制御信号にもとづく制御電圧)に応じた減衰量で減衰し、信号レベルを減衰した搬送波信号をバッファアンプ3へ出力する。
バッファアンプ3は、アッテネータ2から入力される信号レベルを減衰した所要周波数の搬送波信号を所要信号レベルまで増幅し、所要信号レベルまで増幅した搬送波信号をドライブアンプ4へ出力する。
【0018】
このとき、電源入力端子10は、所定電圧の電源に接続されているので、送信オン/オフ制御信号の入力端子11から送信オン制御信号が電源スイッチ5とCPU6とに入力され、電源スイッチ5がオンとなると、電源入力端子10に接続されている電源から所定電圧の電力がドライブアンプ4へ供給されるともに、CPU6からアッテネータ2へ制御信号が出力される。
ドライブアンプ4は、送信オン/オフ制御信号が電源スイッチ5をオン制御しているとき、バッファアンプ3から入力される所要周波数の搬送波信号を所定レベルまで増幅し、増幅した搬送波信号を変調器7へ出力する。
変調器7は、ドライブアンプ4から入力される所定レベルまで増幅した所要周波数の搬送波信号を、変調信号入力端子8から入力される変調信号で変調して送信信号とし、変調信号で変調した送信信号を電力増幅器(図示していない)で所定の電力レベルまで電力増幅したのち、送信信号出力端子9へ出力する。
このように、送信信号発生部20は、ドライブアンプ4へ供給する所定電圧の電力をオン、あるいは、オフとする電源スイッチ5と、アッテネータ2の減衰量を制御する制御信号を出力するCPU6とが、送信オン/オフ制御信号の入力端子11から入力される送信オン/オフ制御信号によりオン、あるいは、オフと制御される。
オン制御のときには、上述のように送信信号が出力されるが、オフ制御のときには、送信信号は出力されない。
【0019】
さらに、図2に示す、電源スイッチ5をオン/オフとする送信オン/オフ制御信号の波形、シンセサイザ1から出力される搬送波信号、各回路の波形図を使用して説明する。
図2の波形12は、電源スイッチ5とCPU6とに入力される送信オン/オフ制御信号、波形13は、シンセサイザ1から出力される搬送波信号、波形14は、送信信号発生部20から出力される送信信号、波形15は、アッテネータ2の動作波形、波形16は、変調器7に入力される変調信号、波形17は、波形16に示す変調信号の有効部、波形18は、送信オン制御信号、波形19は、送信オフ制御信号である。
なお、図2おいて、tは時間、fは搬送波信号周波数、pは送信信号出力レベル、ATTはアッテネータ減衰量、ΔTは信号の立ち上がり/立ち下がり時間を示す。
送信信号発生部20(図1参照)のドライブアンプ4を除く他の回路は、動作状態であり、電源スイッチ5には、電源入力端子10から、常に、所定電圧の電力が供給されている状態とする。
【0020】
送信オン/オフ制御信号12が、送信オン/オフ制御信号の入力端子11から電源スイッチ5とCPU6とに入力される。
送信オン/オフ制御信号12が送信オン制御信号18のときには電源スイッチ5がオン状態で上述のように送信信号が出力されるが、送信オフ制御信号19のときには電源スイッチ5がオフ状態で送信信号は出力されない。
CPU6は、送信オン/オフ制御信号12が入力されると、D/A出力端子からアッテネータ2へ減衰量を制御する制御信号を出力する。
アッテネータ2は、CPU6から入力される制御信号にもとづき、アッテネータ減衰波形15のように変調信号16の振幅と反比例した関数で減衰量を変化させる。
【0021】
送信オン/オフ制御信号12は、このアッテネータ2の減衰量制御とともに、電源スイッチ5をオン/オフさせ、ドライブアンプ4に供給する所定電圧の電力をオン/オフ制御することで、ドライブアンプ4のオン/オフ制御を行ない、オン制御のときに所要レベルまで増幅した搬送波信号を変調器7へ出力する。
前述のアッテネータ減衰波形15のように減衰され、ドライブアンプ4で増幅され、変調器7に入力される所要レベルまで増幅された搬送波信号の振幅特性は、アッテネータ減衰波形15と同様の振幅特性となる。
この振幅特性の搬送波信号が、変調器7において変調信号入力端子8に入力される、例えば、音声、あるいは、データのような変調信号で変調され、送信信号となり、電力増幅器(図示していない)で所定の電力レベルまで電力増幅されたのち、送信信号出力端子9から送信信号出力波形14に示す送信信号が出力される。
このとき、シンセサイザ1からは、ドライブアンプ4の電源をオン/オフ制御することによる影響をアッテネータ2とバッファアンプ3で遮断された周波数のふらつきの無い搬送波信号13が得られる。
【0022】
アッテネータ減衰波形15のような減衰特性は、変調信号16の立ち上り/立ち下がり特性と反比例した関数で変化させることにより得ることができ、ドライブアンプ4のオン/オフ直後に発生するインピーダンス変動が大きいときには減衰量を大きく設定しているため、ドライブアンプ4の入力部とシンセサイザ1との間のアイソレーションが大きくなり、ドライブアンプ4の入力インピーダンスの変動の影響をシンセサイザ1へ伝えにくくなり、シンセサイザ1で発生する搬送波信号の周波数のふらつきを押さえることができる。
また、時間の経過とともにアッテネータ2の減衰量を減少/増大させるようにしているため、ドライブアンプ4のインピーダンス変動が小さくなったときには、送信信号出力レベルとしても十分な値を得ることができ、変調信号有効信号部17は、規定された搬送波信号レベルで送信を行なうことができ、変調信号有効信号部17は欠落することなく伝送することが可能となる。
【0023】
上述のように、本発明による無線機は、減衰量を制御信号で制御することが可能なアッテネータを使用し、送信オン/オフ制御のタイミングで変調信号の立ち上がり/立ち下がり特性と逆特性となるように減衰量を変化させることで、多段のバッファアンプとアッテネータが無くても、ドライブアンプの電源オン/オフ直後に発生する入力インピーダンスの変動の影響により発生するシンセサイザから出力される搬送波信号の周波数のふらつきを減少するこちとができ、回路の実装スペース、消費電流の減少を行なうことができる。
【0024】
【発明の効果】
本発明によれば、ドライブアンプの電源オン/オフ直後の送信周波数のふらつきをなくし、且つ、回路実装スペースおよび消費電流の減少を図った無線機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による無線機の送信信号発生部のブロック図。
【図2】本発明による無線機の送信信号発生部の各回路の信号波形説明図。
【図3】従来の無線機の送信信号発生部のブロック図。
【図4】従来の無線機の送信信号発生部の信号波形説明図。
【図5】従来の無線機の送信信号発生部のブロック図。
【図6】従来の無線機の送信信号発生部の信号波形説明図。
【符号の説明】
1、31、51 シンセサイザ、
2 アッテネータ、
3、53 バッファアンプ、
4、34、54 ドライブアンプ、
5、35、55 電源スイッチ、
6 CPU、
7、37、57 変調器、
8、38、58 変調信号入力端子、
9、39、59 送信信号出力端子、
10、40、60 電源入力端子、
11、41、61 送信オン/オフ制御信号入力端子、
20、30、50 送信信号発生部、
52 アッテネータ。
12、42、62 送信オン/オフ制御信号、
13、43、63 搬送波信号、
14 送信信号、
15 アッテネータ動作波形、
16 変調信号、
17 変調信号有効部、
18、48、68 送信オン制御信号、
19、49、69 送信オフ制御信号。
Claims (2)
- 単一周波数の搬送波信号を発生するシンセサイザと、該シンセサイザから入力される上記搬送波信号の信号レベルを、別途減衰制御信号発生手段から入力される減衰制御信号により所要の減衰量の変化で減衰させることができるアッテネータと、該アッテネータから入力される搬送波信号の信号レベルを所要信号レベルまで増幅するドライブアンプと、該ドライブアンプから入力される搬送波信号を別途入力される変調信号で変調し送信信号を出力する変調器と、所要電圧の電源に接続されており、送信オン/オフ制御信号に応じて前記ドライブアンプに供給する所要電圧の電力をオン/オフする電源制御手段と、前記送信オン/オフ制御信号に応じて前記アッテネータの減衰量を変化させる前記減衰制御信号を出力する前記減衰信号発生手段とを備える送信信号発生部を有し送信信号を送信する送信機を具備し、前記減衰制御信号に基づいて前記アッテネータの減衰量を前記変調信号の予め定められた振幅の立ち上がり/立ち下がり特性に応じて予め定められた反比例した関数で変化させ、前記ドライブアンプから出力される搬送波信号の立ち上がり/立ち下がりを前記変調信号の特性とほぼ等しくなるようにし、前記ドライブアンプのオン/オフ制御においても周波数のふらつきを抑えたことを特徴とする無線機。
- 単一周波数の搬送波信号を発生するシンセサイザと、該シンセサイザから入力される上記搬送波信号の信号レベルを、別途減衰制御信号発生手段から入力される減衰制御信号により所要の減衰量の変化で減衰させることができるアッテネータと、該アッテネータから入力される減衰された搬送波信号の信号レベルを所要信号レベルまで増幅するバッファアンプと、該バッファアンプから入力される搬送波信号の信号レベルを所要信号レベルまで増幅するドライブアンプと、該ドライブアンプから入力される搬送波信号を別途入力される変調信号で変調し送信信号を出力する変調器と、所要電圧の電源に接続されており、送信オン/オフ制御信号に応じて前記ドライブアンプに供給する所要電圧の電力をオン/オフする電源制御手段と、前記送信オン/オフ制御信号に応じて前記アッテネータの減衰量を変化させる前記減衰制御信号を出力する前記減衰信号発生手段とを備える送信信号発生部を有し送信信号を送信する送信機を具備し、前記減衰制御信号に基づいて前記アッテネータの減衰量を前記変調信号の予め定められた振幅の立ち上がり/立ち下がり特性に応じて予め定められた反比例した関数で変化させ、前記ドライブアンプから出力される搬送波信号の立ち上がり/立ち下がりを前記変調信号の特性とほぼ等しくなるようにし、前記ドライブアンプのオン/オフ制御においても周波数のふらつきを抑えたことを特徴とする無線機。
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-
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