JP3611325B2 - 球体又は多面体の全周に印刷・塗装する方法及び装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はゴルフボールその他の球体又は多面体の全周に印刷または塗装する方法及び装置に関する。本発明で言う多面体は、凸多面体として直径を軸として回転可能な球状体を指し、3角面体、4角面体のように相対するブランケット間に挟み込まれて円滑な回転移動ができないものは除外する。
【0002】
【従来の技術】
従来、球体表面に印刷をしたり、塗装をする場合には、球体を支持アームで支持し、回転を加えてインク等を付着させる方法等が考えられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記のような従来例では、支持アームにより支持された球体の内面には印刷ができず、支持アームの付け替えが必要となり、一度で全周の塗装ができず不便で複雑な構成となっていた。
【0004】
本発明の目的は上記のような従来例とは全く異なる発想に基づくものであり、印刷・塗装対象である球体又は多面体を相対する転写用ブランケット間でX軸方向と同時にY軸方向へ回転移動させ、表面全周に印刷・塗装されるようにした印刷・塗装方法及び印刷・塗装装置を提供しようとするものである。
なお、本発明でいうX軸方向、Y軸方向及びZ軸方向とは、図1及び図2で示したX,Y,Zのように、三次元で規定される空間位置において、水平方向で直交するX軸方向とZ軸方向及びこれらと垂直方向で直交するY軸方向を示すものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、印刷・塗装対象である球体又は多面体の直径に合わせてZ軸方向で一定間隔を開けて相対すると共にそれぞれの平面部が向かい合うように配置された転写用ブランケットを設け、これらブランケットは速度差をもって同一又は反対方向に回転され且つX軸方向に移動可能に設けられ、相対する転写用ブランケット間に投入され挟み込まれた球体又は多面体は、前記ブランケット間でX軸方向へ回転移動すると共に両ブランケット間の回転速度差によってY軸方向へ回転移動して、表面全周に印刷・塗装されるようにした球体又は多面体の全周に印刷・塗装する方法とした。
【0006】
第2発明では、第1発明の転写用ブランケット間に投入され挟み込まれた球体又は多面体が、両ブランケットのX軸方向の移動及び両ブランケット間の回転速度差によってY軸方向へ回転移動し、この球体又は多面体の回転回数により表面への印刷塗装膜の厚さを調節できるようにした球体又は多面体の全周に印刷・塗装する方法とした。
【0007】
第3発明は、平行な2軸間で周回転するよう懸架され且つ球体又は多面体の直径に合わせてZ軸方向で一定間隔をもって相対すると共にそれぞれの平面部が向かい合うように配置された転写用ブランケットと、両ブランケットを回転速度差をもって同一又は反対方向に回転させる回転機構と、X軸方向に移動させるスライド機構と、両ブランケットを球体又は多面体の直径に合わせて一定間隔を保持するようZ軸方向へ移動調節させるスライド機構とを設け、相対する転写用ブランケットの平面部間に投入された球体又は多面体がX軸方向と同時にY軸方向へ回転移動して、表面全周に印刷・塗装されるようにした球体又は多面体の全周に印刷・塗装する装置とした。
【0008】
第4発明では、平行な上下の2軸間で懸架され、周回転するよう速度調整可能な回転機構を有する転写用ブランケットと、この転写用ブランケットに接触して回転し、文字、図柄、パターン、アニロックその他のイメージを有するグラビア版胴と、インク・塗料の供給部と、グラビア版胴と接触するインクスクレーパーと、転写用ブランケットと接触するクリーニングローラーとを備えて一体化した基台を一対設け、これら一対の基台を前記転写用ブランケットが相対する位置に配置され、前記基台には転写用ブランケットをX軸方向へ移動させるスライド機構と印刷・塗装対象である球体又は多面体の直径に合わせて相対する転写用ブランケットが一定間隔を持つようZ軸方向へ移動させるスライド機構とを設けた球体又は多面体の全周に印刷・塗装する装置とした。
【0009】
第5発明では、基台上のグラビア版胴が転写用ブランケットの平面部に接触又は非接触となるようスライド機構を設けた球体又は多面体の全周に印刷・塗装する装置とした。
【0010】
第6発明では、グラビア版胴と接触して回転する平行で且つ並列した2本の転写用ブランケットと、これら2本の転写用ブランケットの上方で直交して周回転する第3のブランケットとを設け、前記2本の転写用ブランケット間に投入された球体又は多面体は、2本の転写用ブランケットによりY軸方向へ回転移動させられると共に別途第3のブランケットによりX軸方向へ回転移動させられることにより、表面の全周に印刷または塗装されるようにしたことを特徴とする球体又は多面体の全周に印刷・塗装する装置である。
【0011】
【作用】
第1発明では、印刷・塗装対象である球体又は多面体の直径に合わせて一定間隔を開けて相対する転写用ブランケットを設けたので、両ブランケット間に投入された球体等は、相対する転写用ブランケットの摺動により、軸方向(X軸方向)に回転移動する。この際往復運動とすることもできる。
【0012】
軸方向と同時に球体等は両ブランケット間の回転速度差によって、速度の速い方向(Y軸方向―図示した例では下方)へ回転移動するので、球体の全周に印刷・塗装されるようになっている。
【0013】
第2発明では、第1発明に示したように挟み込まれた球体又は多面体が相対する転写用ブランケット間でX軸方向(軸方向)とY軸方向に回転移動する。特に相対する転写用ブランケットの回転速度差によるY軸方向への回転回数により、球体は複数回の印刷・塗装が施されるので、この回転回数を調節することにより塗装膜の厚さを調節できるようになっている。
【0014】
塗布膜の厚さはグラビア版の製作時の凹部設定加工深度により自在に選択することが可能であり、1回塗りで厚さを1ミクロン以下に規制して均等に塗布することができる。従って、従来の一般的な塗装方法と比べてはるかに精度の高い均等な膜厚を確保することが可能である。
【0015】
球体の投入位置を両ブランケットの端部にして転写用ブランケットの平面部の大きさを球体の表面積より大きくしておけば、ブランケット上で球体が転動する回数に応じて複数回の塗装膜が容易に形成される。
また転写用ブランケットの平面部の一部に文字その他のイメージを付与できる構成にすれば印刷・塗装イメージに種々の変化を出現させることができる。
【0016】
第3発明では、相対するブランケットの平面部間に投入される球体又は多面体の直径に合わせてブランケットをZ軸方向に移動して一定間隔を保持するよう調節が可能であり、挟み込まれた球体は、ブランケットの軸方向の移動によるX軸方向及び回転速度差によりY軸方向に回転移動することにより、表面の全周に印刷・塗装されるようになった。
【0017】
X軸方向(軸方向)への移動は一方の転写用ブランケットだけを移動させる場合と双方を相対的に移動して調節できるようにしても良い。
【0018】
第4発明では、平行な上下の2軸間に懸架され、周回転して相対する転写用ブランケットは、平面部が垂直方向に走行するようになっており、投入される球体は平面部に挟み込まれて回転し、両者の回転速度差により速度の速い側(下方向き)へ回転移動しながら印刷・塗装される。
【0019】
これら転写用ブランケットは、それぞれグラビア版胴と接触して文字、柄、パターン、アニロックその他のイメージを付与され、グラビア版胴はインク・塗料の供給部からインク等を転移され、余分なインクはインクスクレーパーにより掻き落とされる。また転写用ブランケットは接触するクリーニングローラーにより、転写後の余分なインク等を除去するようになっている。
【0020】
上記の転写用ブランケット、グラビア版胴、インクスクレーパー及びクリーニングローラー等を備えて一体化した基台を一対設け、転写用ブランケットの平面部が相対するように配置し、前記基台には転写用ブランケットがX軸方向(軸方向)へ移動するスライド機構と、相対する転写用ブランケットの間隔を調整するためZ軸方向へ移動するスライド機構とを設けて、球体の直径に合わせることができるようにした。
【0021】
X軸方向(軸方向)及びZ軸方向へのスライド機構は、通常は基台の一方にだけ設けるが、双方に設けて相対的に移動することもできる。
【0022】
第5発明では、前記第4発明において、基台上のグラビア版胴が転写用ブランケットの平面部に接触又は非接触となるようスライド機構を設けたことにより、一方の基台上では印刷イメージを転写用ブランケットに転移しないようにできる。
【0023】
第6発明では、グラビア版胴と接触し回転する平行な2本の転写用ブランケットと、これら2本のブランケット上に投入された球体を上方より押え込むよう水平位置で走行する平面部を有し且つ前記2本の転写用ブランケットと直交して周回転する第3のブランケットとを設けたので、球体又は多面体はX軸方向と同時にY軸方向へ回転移動して表面の全周に印刷等ができるようにした。
【0024】
【発明の実施の形態】
本発明では、相対する転写用ブランケットの平面部間に印刷・塗装対象である球体又は多面体を投入して挟み込むことにより、X軸方向(軸方向)に回転移動すると同時に相対する転写用ブランケット間の回転速度差によって、球体が回転速度の高い方向のY軸方向〈通常は下方向き〉に回転移動して表面の全面に印刷・塗装ができるようにした。
【0025】
また球体又は多面体に対してY軸方向へ回転移動させるため、平行な2本の転写用ブランケットを設け、その上部に直交して周回転する第3の転写用ブランケットとを設けることによってX軸方向(軸方向)へも回転するようにできるため球体等の全周に塗装が実現される。以下実施例として示した図面に従い詳細に説明する。
【0026】
【実施例】
図1は本発明の基本的な構成を示すもので、1は転写用ブランケットであり、平行な2軸(a、b)間に懸架され、周回転するようになっている。2は転写用ブランケットの平面部であり、相対する転写用ブランケット1,1が平面部2,2で向かい合うように配置され、この間に球体又は多面体3が挟み込まれるようになっている。転写用ブランケットの平面部2の外側はそれぞれグラビア版胴4と接触し、印刷イメージを転移されるようになっている。
【0027】
相対する転写用ブランケット1,1は、通常一方がX軸方向(軸方向)にスライドするよう設けられ、勿論投入された球体等が両平面部間で移動し、はみ出さないように制限されている。球体等の投入位置は、図示した例ではブランケットの端部にしているが、これに限定されない。
【0028】
軸方向へのスライドは、往復動可能であり、また一方の転写用ブランケット側にだけスライド機構を設けるか、双方に設けて相対的に移動するようにしてもよい。
【0029】
また相対する転写用ブランケットは回転速度差をもって同一又は反対方向へ回転することにより、相対する平面部2、2は互いに逆方向又は同一方向に走行し、両者の走行速度の内、速い速度側のY軸方向へ球体を回転移動させる。
上記のようにX軸方向及びY軸方向に球体が回転移動する間にグラビア版胴から文字、図形或いはパターン、アニロックその他のイメージを精確に転移され、球体全周に転写できるようになっている。
【0030】
なお転写用ブランケットの一部に特開昭60−239240号「オフセット印刷機」を利用して文字取り出し装置を併用すると、異なる種類の塗装膜を連続的に複数層形成することも可能であり、応用範囲は広い。
【0031】
球体又は多面体の投入時、転写用ブランケットの平面部間で球体等が丁度挟み込まれるようZ軸方向にスライドさせ、一対のブランケットが一定の間隔を保持して相対するように調節される。
【0032】
図3、図4は上記の構想を取り入れた実機であり、1は転写用ブランケット、2は平面部である。一対の転写用ブランケット1,1が平面部2,2で相対するように配置され、これら相対するブランケットは、同一又は反対方向に回転し、回転速度に差を持たせることにより、速度の早い方向〈下方向き〉に挟み込まれた球体又は多面体を回転移動させるようにしている。
【0033】
本発明はゴルフボールのような小型の球体の表面を塗装するだけでなく、バレーボールやボーリング用ボールのように大型の球体についても利用できる。相対するブランケットを等速以下の速度で反対方向へ一方の転写用ブランケットを走行させることにより、装置全体の大きさを変えることなく、印刷塗装の回数を増すことができる。
【0034】
3は球体又は多面体で、印刷・塗装対象である。以下、球体を例として説明するが、本発明の対象とする多面体で直径を軸に回転可能な球状体にも適用される。
【0035】
転写用ブランケット1は、平行な上下の2軸(a、b)間に懸架され、周回転するようにしたゴムブランケットで、比較的厚く、内周縁は歯付きとして回転軸と歯合して確実に周回転する。転写用ブランケットはゴムブランケットに限らず、柔軟性を有し、弾力性のある合成樹脂等により製作されている。
【0036】
4はグラビア版胴で、表面の文字、図形、パターン、アニロックその他のイメージを表現する凹部を有し、インクや塗料を保有する。このグラビア版胴4は、転写用ブランケット1と接触し、表面接触部の進行速度と同調して同期回転する。5はスクレーバーで、グラビア版胴4の表面に供給されたインク・塗料等を掻き取るようにしている。
【0037】
6はクリーニングローラーであり、転写用ブランケットの表面に残存したインク、塗料又はごみ、埃、その他不要な要素を取り除く役目を果たす。7はスライド機構で、リニアとモーターで構成され、相対する転写用ブランケット1を軸方向(X軸方向)へ移動させる。図示した場合は双方の転写用ブランケット側に同様のスライド機構を設置している。
【0038】
8はスライド機構で、相対する転写用ブランケット1、1の間隙を球体の直径に合わせてZ軸方向へスライドさせて調節させるリニア、ハンドルを示す。
各ブランケット1、グラビア版胴4、スクレーパー5へ駆動源から動力を伝える伝達機構の詳細は図示していないが、減速機、ギアー等を介して接続されている。図3に示した9、10は回転機構の一部を示すもので、転写用ブランケット1とグラビア版胴4とはそれぞれギアー接続により同調して同期回転するようになっている。なお転写用ブランケット1は駆動源から減速機を経て速度調整され、転写用ブランケット1の周回転を制御している。図3において、11はインク供給部である。
【0039】
12はスライド機構で、グラビア版胴4が転写用ブランケット1の平面部に接触又は非接触として、印刷イメージを転写用ブランケット1に転移するか、しないかを選択できるようにしている。
【0040】
本実施例では、上記の転写用ブランケット1、グラビア版胴4、クリーニングローラー6及び駆動用の伝達機構等を一体的に配置した基台(A、B)を一対設けることにより、一体的にスライド調整できるようにしている。
【0041】
なお、図示した例では基台A、Bの内、一方にZ軸方向のスライド機構8を設けた場合を示しているが、これに限らない。
【0042】
図5、図6は相対する転写用ブランケット1,1が同一方向に回転する場合と反対方向に回転する場合とを図示したものである。図5の(イ)は側面図で小型の球体を挟み込んで反対方向へ回転(相対するブランケットは同一方向へ走行)し、(ロ)はX軸方向(軸方向)とY軸方向に回転移動する軌跡を模式的に示したものである。図6の(イ)は大型の球体を挟み込んだ場合で、同一方向へ回転(相対するブランケットは反対方向へ走行)し、(ロ)は回転移動の軌跡を略示している。
【0043】
図7、図8はは他実施例を示すもので、13、14はグラビア版胴と接触して同一方向へ回転する平行な2本の転写用ブランケットであり、15は第3の転写用ブランケットである。この第3の転写用ブランケット15は、2本の転写用ブランケット13,14上で直交して周回転し、投入された球体又は多面体3を押さえ込むように配置されている。
【0044】
2本の転写用ブランケットが回転して球体又は多面体をY軸方向へ回転移動させると共に前記第3のブランケットがX軸方向(軸方向)へ球体等を回転移動させることにより、球体の全周に印刷または塗装がされるようにした。
【0045】
【発明の効果】
本発明では印刷・塗装対象である球体又は多面体を相対するブランケット間に投入するだけで、球体等をX軸方向と同時にY軸方向へ回転移動させ、表面全周に印刷・塗装されるようにした印刷・塗装方法及び印刷・塗装装置を提供することができた。
【0046】
印刷・塗装における塗布膜の厚さはグラビア版の製作時の凹部設定加工深度により自在に選択することが可能であることから1回塗りで、その厚さを1ミクロン以下に規制して均等に塗布することができるため、本発明を実施することにより、従来の一般的な塗装方法であるスプレー塗装、静電塗装等の塗布膜厚設定に比べてはるかに精度の高い均等な膜厚を確保することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の要部を示す説明図。
【図2】転写用ブランケットが移動した状態を示す説明図。
【図3】本発明の実施例を示す側面図。
【図4】同実施例の平面図。
【図5】小型球体と回転移動軌跡の模式図。
【図6】大型球体と回転移動軌跡の模式図。
【図7】本発明の他実施例を示す説明図。
【図8】他実施例の側面説明図。
【符号の説明】
1: 転写用ブランケット
2: 平面部
3: 球体又は多面体
4: グラビア版胴
5: スクレーパー
6: クリーニングローラー
7、8、12: スライド機構
11: インク供給部
13、14: 転写用ブランケット
15: 第3の転写用ブランケット
Claims (6)
- 印刷・塗装対象である球体又は多面体の直径に合わせてZ軸方向で一定間隔を開けて相対すると共にそれぞれの平面部が向かい合うように配置された転写用ブランケットを設け、これらブランケットは速度差をもって同一又は反対方向に回転され且つX軸方向に移動可能に設けられ、相対する転写用ブランケット間に投入され挟み込まれた球体又は多面体は、前記ブランケット間でX軸方向へ回転移動すると共に両ブランケット間の回転速度差によってY軸方向へ回転移動して、表面全周に印刷・塗装されるようにしたことを特徴とする球体又は多面体の全周に印刷・塗装する方法。
- 請求項1記載の転写用ブランケット間に投入され挟み込まれた球体又は多面体が、両ブランケットのX軸方向の移動及び両ブランケット間の回転速度差によってY軸方向へ回転移動し、この球体又は多面体の回転回数により表面への印刷塗装膜の厚さを調節できるようにしたことを特徴とする請求項1記載の球体又は多面体の全周に印刷・塗装する方法。
- 平行な2軸間で周回転するよう懸架され且つ球体又は多面体の直径に合わせてZ軸方向で一定間隔をもって相対すると共にそれぞれの平面部が向かい合うように配置された転写用ブランケットと、両ブランケットを回転速度差をもって同一又は反対方向に回転させる回転機構と、X軸方向に移動させるスライド機構と、両ブランケットを球体又は多面体の直径に合わせて一定間隔を保持するようZ軸方向へ移動調節させるスライド機構とを設け、
相対する転写用ブランケットの平面部間に投入された球体又は多面体がX軸方向と同時にY軸方向へ回転移動して、表面全周に印刷・塗装されるようにしたことを特徴とする球体又は多面体の全周に印刷・塗装する装置。 - 平行な上下の2軸間で懸架され、周回転するよう速度調整可能な回転機構を有する転写用ブランケットと、この転写用ブランケットに接触して回転し、文字、図柄、パターン、アニロックその他のイメージを有するグラビア版胴と、インク・塗料の供給部と、グラビア版胴と接触するインクスクレーパーと、転写用ブランケットと接触するクリーニングローラーとを備えて一体化した基台を一対設け、
これら一対の基台を前記転写用ブランケットが相対する位置に配置され、
前記基台には転写用ブランケットをX軸方向へ移動させるスライド機構と印刷・塗装対象である球体又は多面体の直径に合わせて相対する転写用ブランケットが一定間隔を持つようZ軸方向へ移動させるスライド機構とを設けたことを特徴とする球体又は多面体の全周に印刷・塗装する装置。 - 基台上のグラビア版胴が転写用ブランケットの平面部に接触又は非接触となるようスライド機構を設けた請求項4記載の球体又は多面体の全周に印刷・塗装する装置。
- グラビア版胴と接触して回転する平行で且つ並列した2本の転写用ブランケットと、これら2本の転写用ブランケットの上方で直交して周回転する第3のブランケットとを設け、
前記2本の転写用ブランケット間に投入された球体又は多面体は、2本の転写用ブランケットによりY軸方向へ回転移動させられると共に別途第3のブランケットによりX軸方向へ回転移動させられることにより、表面の全周に印刷または塗装されるようにしたことを特徴とする球体又は多面体の全周に印刷・塗装する装置。
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