JP3611262B2 - 車両用計器の照明装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、光源からの光で計器を照明する車両用計器の照明装置であって、特にその光源からの光を、複数個の導光板を介して複数の表示部を同時照明する構造の車両用計器の照明装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図4は従来の車両用計器照明装置の導光板構造を示すものであって、これは第1の導光板1と第2の導光板2を具備しており、第1の導光板1は、例えばアナログ式計器の指針(図示せず)を照明する導光板であり、また第2の導光板2は、例えば時計、積算計等の液晶表示器を透過照明するための導光板であって、上記第1の導光板1には、第1の光源3からの光を受ける受光面5、及び第2の光源4からの光を受ける受光面6を有し、また第2の導光板2には、第1の光源3からの光を受ける受光面7を有している。
【0003】
そして上記第1の光源3及び第2の光源4を点灯すれば、それら光源3,4からの光は、受光面5,6及び7によって受光され、第1の導光板1では、不図示の指針方向へ導光され、また第2の導光板2では、横長長方形の発光面8が面発光されて、その発光面8上に重ね合せられる透過光式液晶表示器(図示せず)が透過照明されるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このような計器照明装置における特に第2の導光板2にあっては、時計の時刻修正用のノブ又は、積算計(トリップメータ)のリセットノブ等が、液晶表示器の側方に配置されると、第2の導光板2は第2の光源4からの光を導光する導光部を形成するスペースを得ることができず、第2の光源4からの光を有効に利用できず、受光面を第1の光源3側のみしか形成できないため、長方形発光面8の全面を均一に面発光せしめることができず、これによって透過光式液晶表示器の表示に輝度むらが生じたり、輝度不足を生じる可能性があった。
【0005】
また第2の導光板2にあっては、長方形発光面8の片方に受光面7に通じる導光部9を突設しなければならないことから、その導光部9を配置すべきスペースが車両用計器の内部に確保しなければならず、これにより車両用計器全体が大型化されてしまう不具合もあった。
【0006】
また上記第1の光源3及び第2の光源4の配置位置は、車種毎に異るため、導光板の汎用性がなく、特に第2の導光板2にあっては、各車種毎に使用される各種導光板を用意しなければならず、経済性に欠けるものであった。
【0007】
本発明は、かかることに着目してなされたもので、第1の導光板により導光される光の一部を第2の導光板へ放射せしめるようにして、第2の導光板においては、光源からの光を直接に受ける受光面及び導光部を省くことができるようにして、第2の導光板の全体形状の小型化を図り、これにより車両用計器内部のスペースの有効利用度を高め、さらには、各車種に対応して汎用性に優れた導光板となすことを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、本発明では、第1の導光板と、第2の導光板を備えた車両用計器の照明装置において、第1の導光板の導光部辺縁と、第2の導光板の辺縁とを対向させ、上記第1の導光板の辺縁には、第2の導光板への導光方向に対し直交する多数の放射面を形成し、また第2の導光板の上記辺縁には、上記多数の放射面から出光する光を受光可能な多数の受光面を形成したことを特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下に本発明を図面に示す実施形態に基いて詳細に説明する。
【0010】
図1、図2において、11は車両用計器の基板であって、この基板11には、計器照明用の光源12が保持されている。13は上記光源12からの光をアナログ式計器の指針(図示せず)を照明するために設備されている第1の導光板であって、この第1の導光板13は、計器プリント基板14の上面に載置固定されている計器本体に、取付部15を介して固定される。
【0011】
またこの第1の導光板13には、前記の光源12に近接される第1及び第2の受光面16A,16Bを有し、それら第1、第2の受光面16A,16Bで受光された光は、導光路17を経て不図示の指針方向へ導光されるものである。
【0012】
さらにまた第1の導光板13には、第2の導光板19に光を導くために、光源12に近接して受光面16C,16Dを有する導光路24を有し、かつ導光路24により導かれた光を第2の導光板に向けて放射する光放射面18が、第2の導光板19と対向する面に形成されている。この光放射面18は、導光路24を介して導かれた光源12からの光の光放射効率を高めるために図3で示すように、導光路24を介して導かれた光の光放射方向に対して直交する多数の放射面18に形成されているものである。
【0013】
19は、透過式液晶表示器20を、その裏側から透過照明するための第2の導光板であって、この第2の導光板の形状は、透過式液晶表示器20の長方形状に合せて横長の長方形に形成されている。また底面はなし地状又は反射面状に形成されていると共に、第1の導光板から導かれた光を上方へ反射させるように傾斜されている。
【0014】
さらに、この第2の導光板19の上縁つまり、上記第1の導光板13に設けた放射面18の形成辺縁と対向する辺縁には、第1の導光板13から放射される光を受光する受光面21が形成されているが、この受光面21は、上記多数の放射面18に対して平行に位置される多数の受光面21に形成されている。なお22は透過式液晶表示器20による表示窓部、23は計器文字板を示す。尚、前記受光面21は、放射面18と平行としたが、若干のずれがあっても放射面18からの放射光を受光できれば問題はない。
【0015】
以上が本実施形態であるが、次にその作用について述べると、本実施形態では、アナログ計器の指針、文字板等を照明するための第1の導光板13と、透過式液晶表示器20を透過照明するための第2の導光板19を有し、その第1の導光板13には、光源12から光を受光する受光面16A,16Bが設けられているので、第1の導光板13では、光源12から光を直接受けてアナログ計器の照明が可能である。さらに第1の導光板13には受光面16C,16Dを有する導光路24により、光源からの光を導光し、かつ、第2の導光板19へ放射する放射面18を設けると共に、第2の導光板19には、上記放射面18から放射される光を受光する第1の導光板13の放射面18と平行する受光面21を設けて、光源12からの光を、第1の導光板13を介して間接的に受光する構造であるから、第2の導光板19にあっては、光源12に近接する受光面の構成が不要となる。
【0016】
また第2の導光板19に形成される受光面は、第1の導光板13における放射面形成の辺縁に対向接近される辺縁に形成したものであるから、その第2の導光板19にあっては、該第2の導光板の側方へ突出される受光面を形成する必要がなくなる等のことでこの第2の導光板の汎用性が高められると共に第2の導光板の全体形状を小型化することができる。
【0017】
この第2の導光板19の小型化により、車両用計器内のスペースが拡大し、他部品の設備スペース等として有効利用することができる。
【0018】
また第2の導光板19では、第1の導光板13の長尺の辺縁で放射する放射光を第2の導光板19の長尺の辺縁で受光することができるので、第2の導光板19による導光量を増大させることができ、透過照明式液晶表示器の輝度を十分に高めることができる。
【0019】
【発明の効果】
以上のように本発明では、2つの光源の放射光を透過式液晶表示器に導く導光路(24A、24B)を第1の導光板(13)に設け、第1の導光板(13)の導光路(24A、24B)辺縁部と、方形の第2の導光板(19)の辺縁部とを対向近接させ、第1の導光板(13)の辺縁部には、第2の導光板(19)への導光方向に対し直交する多数の放射面(18)を形成し、また第2の導光板(19)の辺縁部には、上記多数の放射面(18)から放射される光を受光可能に形成される多数の受光面(21)を形成したことたことにより、2つの光源の放射光を第2の導光板(19)の方形の辺縁で受光することができ、第2の導光板(19)による導光量を増大させ、透過照明式液晶表示器の輝度を十分に高めることができ、輝度むらをなくすことができる。
また、透過式液晶表示器に導光するための第2の導光板(19)の突設部をなくし、方形にして小型に形成することができるので、第2の導光板(19)を各車種に共通使用することが可能であって汎用性が高められると共に、車両用計器内のスペース利用度が高められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の車両用計器照明装置の実施形態を示した正面説明図。
【図2】図1の側面説明図。
【図3】本発明実施例の車両用計器照明装置の実施形態を示した要部拡大図。
【図4】従来の車両用計器照明装置を示した正面説明図。
【符号の説明】
11…基板 12(12A、12B)…光源
13…第1の導光板 14…計器プリント基板
15…取付部 16A,16B…受光面
17(17A、17B)…導光路
18…放射面
19…第2の導光板 20…透過式液晶表示器
21…受光面 22…表示窓部
23…計器文字板
24(24A、24B)…導光路
Claims (1)
- 計器の指針軸の左右に略相対して設けられた2つの光源(12A、12B)と、
該2つの光源に近接した受光面(16A、16B)を有し、該2つの光源の放射光をそれぞれ指針、文字板等に導く2つの導光路(17A、17B)と、該2つの光源に近接した受光面(16C、16D)を有し、該2つの光源の放射光をそれぞれ透過式液晶表示器へ導く2つの導光路(24A、24B)を有する第1導光板(13)と、
該第1導光板の2つの導光路(24A、24B)によって導かれた光を受光して、上記透過式液晶表示器をその裏側から照明する方形の第2導光板(19)と、
を備えた車両用計器の照明装置であって、
上記第1の導光板(13)の導光路(24A、24B)辺縁部と、上記第2の導光板(19)の辺縁部とを対向近接させ、上記第1の導光板(13)の辺縁部には、上記第2の導光板(19)への導光方向に対し直交する多数の放射面(18)を形成し、また上記第2の導光板(19)の辺縁部には、上記多数の放射面(18)から放射される光を受光可能に形成される多数の受光面(21)を形成したことを特徴とする車両用計器の照明装置。
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---|---|---|---|
JP00428196A JP3611262B2 (ja) | 1996-01-12 | 1996-01-12 | 車両用計器の照明装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JPH09196708A JPH09196708A (ja) | 1997-07-31 |
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JP00428196A Expired - Fee Related JP3611262B2 (ja) | 1996-01-12 | 1996-01-12 | 車両用計器の照明装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3611262B2 (ja) |
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1996
- 1996-01-12 JP JP00428196A patent/JP3611262B2/ja not_active Expired - Fee Related
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