JP3610691B2 - 半導体不揮発性記憶装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気的にプログラム可能な半導体不揮発性記憶装置に係り、特にNAND型フラッシュメモリ等のようにファウラーノルドハイム(以下FN)トンネル現象によりフローティングゲートに電子を注入等してデータプログラムを行う半導体不揮発性記憶装置における、データプログラム系回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、EPROM、フラッシュメモリ等の半導体不揮発性記憶装置においては、チャンネルホットエレクトロン(以下CHE)注入によりフローティングゲートに電子を注入してデータのプログラムを行うNOR型の半導体不揮発性記憶装置が主流であった。
【0003】
しかし、上述したNOR型半導体不揮発性記憶装置においては、CHEデータプログラム時に大電流を必要とし、この電流をチップ内昇圧回路から供給することは難しく、今後電源電圧が低電圧化していった場合、単一電源で動作させることは困難になると予想されている。
しかも、NOR型半導体不揮発性記憶装置においては、上記の電流制限からバイト単位で、つまり一度に〜8個程度のメモリトランジスタにしか並列にデータプログラムが行えず、プログラム速度の点で非常な制約があった。
以上の観点から、FNトンネル現象によりフローティングゲートに電子を注入等してデータのプログラムを行う半導体不揮発性記憶装置、たとえばNAND型フラッシュメモリが提案されている。
【0004】
図9は、NAND型フラッシュメモリにおける、メモリアレイ構造を示す図である。
図9のNAND型フラッシュメモリは、便宜上、1本のビット線に接続されたNAND列1本に4個のメモリトランジスタが接続された場合の、メモリアレイを示す図である。
【0005】
図9において、BLはビット線を示し、当該ビット線BLに2個の選択トランジスタST1,ST2、および4個のメモリトランジスタMT1〜MT4が直列接続されたNAND列が接続される。
選択トランジスタST1,ST2はそれぞれ選択ゲート線SL1,SL2により制御され、またメモリトランジスタMT1〜MT4はそれぞれワード線WL1〜WL4により制御される。
【0006】
かかるNAND型フラッシュメモリのプログラム動作においては、データプログラム時の動作電流が小さいため、この電流をチップ内昇圧回路から供給することが比較的容易であり、単一電流で動作させ易いという利点がある。
さらに、NAND型フラッシュメモリにおいては、上記の動作電流の優位性からページ単位で、つまり選択するワード線に接続されたメモリトランジスタ一括にデータプログラムを行うことが可能であり、当然の結果として、プログラム速度の点で優位である。
さらに、上述したNAND型フラッシュメモリにおいては、プロセスバラツキ等に起因してメモリトランジスタ間でプログラム特性がバラツいても、プログラム動作がベリファイ読み出し動作を介して複数回のプログラム動作を繰り返し行うことによりなされるため、プログラムしきい値電圧Vthのバラツキが抑えられるという利点がある。
【0007】
つまり、選択するワード線に接続されたメモリトランジスタ一括にページプログラムを行う場合、ページプログラムデータをビット線毎のデータラッチ回路に転送し、プログラム終了セルのラッチデータを順次反転してプログラム禁止状態とすることにより、いわゆるビット毎ベリファイ動作が行われ、過剰プログラムを防止してプログラムしきい値電圧Vthのバラツキが抑えられる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述したNAND型フラッシュメモリは以上説明したような種々の利点を有するが、以下の問題点を有する。
すなわち、NAND型フラッシュメモリのデータプログラム動作において、プロセスバラツキ等に起因するプログラム特性のバラツキが大きい場合に、選択ワード線に接続されたメモリトランジスタ間でプログラム速度の差が大きくなり、プログラム/ベリファイ回数が増大し、プログラム速度が律速されるという問題がある。
【0009】
これは、プロセスバラツキ等に起因するプログラム速度のバラツキは、選択ワード線内のメモリトランジスタ間で、経験的におよそ〜2桁程度のプログラム時間差にもなることから、従来の同一パルス電圧値、同一パルス時間幅の単純プログラムパルスの繰り返し印加方式では、プログラム/ベリファイ回数も〜100程度行う必要があるためである。
このような場合、実質的なプログラム電圧印加時間よりも、むしろプログラム動作/ベリファイ読み出しの電圧切り替えに要する時間が支配的となり、実質的にプログラム速度が損なわれてしまう。
【0010】
かかる問題を回避するためには、プログラム/ベリファイ回数を最大限でも〜10回程度に抑制してデータプログラムを行う必要がある。
しかし、従来の同一パルス電圧値、同一パルス時間幅の単純プログラムパルスの繰り返し印加方式でこれを実行するには、パルス電圧値を強めたプログラムパルスを印加する必要がある。この場合、最もプログラム速度の早いメモリトランジスタが過剰プログラムされてプログラムしきい値電圧Vthのバラツキが増大するという副作用をもたらす。
【0011】
上述した問題点を解決して、プログラムしきい値電圧Vthのバラツキを増大することなくプログラム/ベリファイ回数を抑制することのできるNAND型フラッシュメモリの新しいプログラム方式が、以下の文献に開示されている。
文献:『A 3.3V 32Mb NAND Flash Memory with Incremental Step Pulse Programming Scheme』 ’95 ISSCC p128〜。
【0012】
上述した文献に開示されたデータプログラム動作は、選択ワード線に高電圧のプログラムワード線電圧、ビット線に基準ビット線電圧を印加して、前記プログラムワード線電圧と基準ビット線電圧とのプログラム電圧差により、データプログラムを行うNAND型フラッシュメモリにおいて、プログラム動作がベリファイ読み出し動作を介して複数回のプログラム動作を繰り返し行うことによりなされ、前記プログラムワード線電圧がプログラム回数の増加にしたがって漸増する方向に可変の電圧値に設定することにより、また前記基準ビット線電圧がプログラム回数にかかわらず一定の電圧値に設定することにより、前記プログラム電圧差がプログラム回数の増加にしたがって漸増するように、データのプログラムを行う。
つまり、Incremental Step Pulse Programming法(以下ISPP法)と呼ばれる由縁である。
【0013】
図10は、上述したISPP法によりNAND型フラッシュメモリのデータプログラムを行う場合の、タイミングチャートを示す図である。
以下、図10のタイミングチャートについて、順を追って説明する。
【0014】
まず時刻t1〜t2の間は、ページデータ転送クロック信号φCLと同期してページプログラムデータを各ビット線毎に設けられたデータラッチ回路1〜mに転送するステップである。
【0015】
次に時刻t2から時刻t4の間は、第1回目のプログラム/ベリファイ動作を行うステップである。
すなわちプログラム/ベリファイ制御信号φP/Rの制御により、選択ワード線WLには第1番目のプログラムワード線電圧VPP1(14V)とベリファイ読み出しワード線電圧VR(1.5V)が交互に印加され、非選択ワード線WLには中間値のプログラム禁止電圧VW(8V)とNAND列をパスさせるための読み出し電圧VCC(3.3V)が交互に印加される。またプログラムメモリトランジスタが接続された選択ビット線BLには基準ビット線電圧GND(0V)、非プログラムメモリトランジスタが接続された非選択ビット線BLには中間値のプログラム禁止電圧VM(8V)が印加される。その結果、時刻t4までに第1回目のプログラムが終了し、プログラム終了セルのラッチデータは反転して次回からはプログラム禁止状態となる。
【0016】
時刻t4〜t6の間は、第2回目のプログラム/ベリファイ動作を行うステップであるが、基本的には第1回目のプログラム/ベリファイ動作と同様である。異なる点は、第2番目のプログラムワード線電圧VPP2(14.5V)が第1番目のプログラムワード線電圧VPP1(14V)より0.5Vインクリメントされることである。
【0017】
時刻t6〜t8の間は、第3回目のプログラム/ベリファイ動作を行うステップであり、同様に、第3番目のプログラムワード線電圧VPP3(15V)が0.5Vインクリメントされる。
【0018】
最後に時刻t9〜t11の間は、最終のk回目(たとえば10回目)のプログラム/ベリファイ動作を行うステップであり、第k番目のプログラムワード線電圧VPPk(18.5V)が印加され、すべてのプログラムが終了し、その後、すべてのデータラッチ回路のデータがハイレベルになったことを検出して、プログラム動作を終了する。
【0019】
なお、プログラム回数の進行は、常に最終のk回目(たとえば10回目)まで行われるとは限られず、すべてのデータラッチ回路のデータがハイレベルになったことを検出すれば、自動的に終了する。
【0020】
かかるISPP法によるデータプログラム動作においては、プログラム回数の増加にしたがってメモリトランジスタのプログラムが進行してしきい値電圧Vthが上昇しても、これによるフローティングゲート電位の低下は漸増するプログラムワード電圧により補償されて、メモリトランジスタのトンネル酸化膜に印加される電界は一定に保たれる。
したがって、プログラム回数の増加にかかわらずフローティングゲートに注入されるFNトンネル電流値は常に一定値に保たれ、プログラム回数の増加とプログラムしきい値電圧Vthの上昇値が線形関係となる。
その結果、プログラム/ベリファイ回数を抑えながら、精度のよりプログラムしきい値電圧Vthの制御が可能となる。
【0021】
これに対して、従来の同一パルス電圧値、同一パルス時間幅の単純プログラムパルスの繰り返し印加方式によるデータプログラム動作においては、プログラム回数の増加にしたがってメモリトランジスタのプログラムが進行してしきい値電圧Vthが上昇した場合、これによりフローティングゲート電位が低下するため、メモリトランジスタのトンネル酸化膜に印加される電界は減少する。
したがって、プログラム回数の増加にしたがってフローティングゲートに注入されるFNトンネル電流値は次第に減少し、プログラム回数の増加とともにプログラムしきい値電圧Vthの飽和現象が顕著となり、理論的にはプログラム回数の増加に対するプログラムしきい値電圧Vthの上昇値が対数関係となる。
その結果、プログラム/ベリファイ回数を抑えながらの精度によりプログラムしきい値電圧Vthの制御が困難であり、プログラム電圧値を高くすると過剰プログラム等の副作用をもたらす。
【0022】
上述したISPP法によるデータプログラム動作は、プログラム/ベリファイ回数の抑制と精度の高いプログラム制御が両立できる点で、非常にすぐれたプログラム方法である。
しかしながら、上記ISPP法によるデータプログラム動作においては、プログラムワード線電圧のみ電圧値が漸増変化するため、プログラム回数の増加にしたがって、プログラムワード線電圧と基準ビット線電圧とプログラム禁止電圧との間の電圧バランスが変化し、その結果、非プログラムメモリトランジスタに対するディスターブが悪化するという問題がある。
【0023】
たとえば上述した図10の例においては、プログラム回数(K=1〜10)の進行にしたがって、プログラムワード線電圧はVPP1〜VPPk=14V〜18.5Vと漸増変化するが、基準ビット線電圧は0Vに、プログラム禁止電圧は8Vに固定される。
したがって、選択ワード線と選択ビット線が交差する位置にあるプログラムメモリトランジスタに印加されるプログラム電圧差は、プログラム回数の進行にしたがって、14V〜18.5Vと漸増変化する。
【0024】
これに対して、選択ワード線と非選択ビット線が交差する位置にある非プログラムメモリトランジスタに印加されるディスターブ電圧は、プログラム回数の進行にしたがって、6Vから10.5Vと漸増変化する。
また、非選択ワード線と選択ビット線が交差する位置にある非プログラムメモリトランジスタに印加されるディスターブ電圧は、プログラム回数の進行にかかわらず、一定の8Vである。
【0025】
一般的なNAND型フラッシュメモリのデータプログラム動作において、ディスターブマージンを最大限確保するためには、上述した2種類の非プログラムメモリトランジスタに印加されるディスターブ電圧が、プログラムメモリトランジタに印加されるプログラム電圧差の半分になるように、プログラムワード線電圧と基準ビット線電圧とプログラム禁止電圧との間の電圧バランスを最適設定する必要がある。
したがって、上述した図10の例においては、2種類の非プログラムメモリトランジスタに印加されるディスターブ電圧が、ともにプログラム回数の進行に従って7V〜9.25Vと漸増変化させるのが、理想的である。
以上の観点から、図10の従来例のISPP法によるデータプログラム動作においては、以下のようにディスターブバランスが悪化する。
【0026】
すなわち、選択ワード線と非選択ビット線が交差する位置にある非プログラムメモリトランジスタに印加されるディスターブ電圧は、プログラム回数の進行初期にディスターブ電圧が1V理想値より軽減されるが、プログラム回数の進行終期にはディスターブ電圧が1.25V理想値より激しくなる。
【0027】
これに対して、非選択ワード線と選択ビット線が交差する位置にある非プログラムメモリトランジスタに印加されるディスターブ電圧は、プログラム回数の進行初期にはディスターブ電圧が2V理想値より激しくなり、プログラム回数の進行終期にはディスターブ電圧が2.5V理想値より軽減される。
したがって、全体的なディスターブの激しさは、2種類のディスターブモードのより激しい方で決定されるため、プログラム回数の進行初期にディスターブ電圧が2V理想値より激しくなり、プログラム回数の進行終期にもディスターブ電圧が1.25V理想値より激しくなる。
これはディスターブ時間に換算した場合、およそ1.5桁〜3桁程度も、ディスターブ耐性が悪化することが、経験的に確認されている。
【0028】
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ISPP法と同様の効率で高速にかつ精度の高いデータプログラムが可能で、しかもISPP法にともなうディスターブの悪化を除去できる半導体不揮発性記憶装置を実現することにある。
【0029】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、接続されたワード線およびビット線への印加電圧に応じて電気的にプログラム可能なメモリ素子が行列状に配置され、選択メモリ素子が接続されたワード線およびビット線に高電圧の第1のプログラム電圧および低電圧の第2のプログラム電圧のいずれかをそれぞれ印加して前記第1のプログラム電圧と第2のプログラム電圧とのプログラム電圧差により前記選択メモリ素子にデータプログラムを行い、非選択メモリ素子のワード線またはビット線の少なくともいずれか一方に前記第1のプログラム電圧よりは低く前記第2のプログラム電圧よりは高い電圧値に設定されたプログラム禁止電圧を印加して前記非選択メモリ素子へのデータプログラムを禁止する半導体不揮発性記憶装置であって、ベリファイ読み出し動作を介して複数回のプログラム動作を繰り返し行い、前記第2のプログラム電圧をプログラム回数にかかわらず一定の電圧値に設定し、かつ前記第1のプログラム電圧およびプログラム禁止電圧をともにプログラム回数の増加にしたがって漸増させる手段を有し、前記プログラム禁止電圧のプログラム回数増加毎の各電圧漸増値は、前記第1のプログラム電圧のプログラム回数増加毎の各電圧漸増値の半分に設定される。
【0031】
また、本発明は、接続されたワード線およびビット線への印加電圧に応じて電気的にプログラム可能なメモリ素子が行列状に配置され、選択メモリ素子が接続されたワード線およびビット線に高電圧の第1のプログラム電圧および低電圧の第2のプログラム電圧のいずれかをそれぞれ印加して前記第1のプログラム電圧と第2のプログラム電圧とのプログラム電圧差により前記選択メモリ素子にデータプログラムを行い、非選択メモリ素子のワード線またはビット線の少なくともいずれか一方に前記第1のプログラム電圧よりは低く前記第2のプログラム電圧よりは高い電圧値に設定されたプログラム禁止電圧を印加して前記非選択メモリ素子へのデータプログラムを禁止する半導体不揮発性記憶装置であって、ベリファイ読み出し動作を介して複数回のプログラム動作を繰り返し行い、前記プログラム禁止電圧をプログラム回数にかかわらず一定の電圧値に設定し、かつ前記第1のプログラム電圧をプログラム回数の増加にしたがって漸増させ、かつ前記第2のプログラム電圧をプログラム回数の増加にしたがって漸減させる手段を有し、前記第1のプログラム電圧のプログラム回数増加毎の各電圧漸増値と前記第2のプログラム電圧のプログラム回数増加毎の各電圧漸減値は、同電圧値に設定される。
【0033】
また、前記半導体不揮発性記憶装置において、前記第1のプログラム電圧は昇圧回路により昇圧された昇圧電圧であり、前記第2のプログラム電圧は電源電圧の範囲内において分圧された分圧電圧である。
【0034】
また、本発明は、行列状に配置された複数のメモリトランジスタを有し、ビット線にNAND構造をなす複数のNAND列が接続され、同一行に配置されたメモリトランジスタが共通のワード線に接続され、選択メモリトランジスタが接続されたワード線およびビット線に高電圧のプログラムワード線電圧および基準ビット線電圧を印加して前記プログラムワード線電圧と基準ビット線電圧とのプログラム電圧差により前記選択メモリトランジスタにデータプログラムを行い、非選択メモリトランジスタのワード線またはビット線の少なくともいずれか一方に前記プログラムワード線電圧よりは低く前記基準ビット線電圧よりは高い電圧値に設定されたプログラム禁止電圧を印加して前記非選択メモリトランジスタへのデータプログラムを禁止するNAND型の半導体不揮発性記憶装置であって、ベリファイ読み出し動作を介して複数回のプログラム動作を繰り返し行い、前記基準ビット線電圧をプログラム回数にかかわらず一定の電圧値に設定し、かつ前記プログラムワード線電圧およびプログラム禁止電圧をともにプログラム回数の増加にしたがって漸増させる手段を有し、前記プログラム禁止電圧のプログラム回数増加毎の各電圧漸増値は、前記プログラムワード線電圧のプログラム回数増加毎の各電圧漸増値の半分に設定される。
【0036】
また、本発明は、行列状に配置された複数のメモリトランジスタを有し、ビット線にNAND構造をなす複数のNAND列が接続され、同一行に配置されたメモリトランジスタが共通のワード線に接続され、選択メモリトランジスタが接続されたワード線およびビット線に高電圧のプログラムワード線電圧および基準ビット線電圧を印加して前記プログラムワード線電圧と基準ビット線電圧とのプログラム電圧差により前記選択メモリトランジスタにデータプログラムを行い、非選択メモリトランジスタのワード線またはビット線の少なくともいずれか一方に前記プログラムワード線電圧よりは低く前記基準ビット線電圧よりは高い電圧値に設定されたプログラム禁止電圧を印加して前記非選択メモリトランジスタへのデータプログラムを禁止するNAND型の半導体不揮発性記憶装置であって、ベリファイ読み出し動作を介して複数回のプログラム動作を繰り返し行い、前記プログラム禁止電圧をプログラム回数にかかわらず一定の電圧値に設定し、かつ前記プログラムワード線電圧をプログラム回数の増加にしたがって漸増させ、かつ前記基準ビット線電圧をプログラム回数の増加にしたがって漸減させる手段を有し、前記プログラムワード線電圧のプログラム回数増加毎の各電圧漸増値と前記基準ビット線電圧のプログラム回数増加毎の各電圧漸減値は、同電圧値に設定される。
【0038】
また、前記NAND型半導体不揮発性記憶装置において、前記プログラムワード線電圧は昇圧回路により昇圧された昇圧電圧であり、前記基準ビット線電圧は電源電圧の範囲内において分圧された分圧電圧である。
【0039】
本発明の半導体不揮発性記憶装置によれば、プログラムワード線電圧と基準ビット線電圧とのプログラム電圧差によりプログラムメモリトランジスタに対してデータプログラムがなされ、基準ビット線電圧がプログラム回数に係わらず一定の電圧値に設定され、かつプログラムワード線電圧がプログラム回数の増加にしたがって漸増する。
したがって、ISPP法と実質的に同様の効果により、高速にかつ精度の高いデータプログラムを行うことが可能である。
さらに、中間値のプログラム禁止電圧もプログラム回数の増加にしたがって漸増し、かつ当該プログラム禁止電圧のプログラム回数増加毎の各電圧漸増値は、プログラムワード線電圧のプログラム回数増加毎の各電圧漸増値の半分に設定される。したがって、非プログラムメモリトランジスタに印加される2種類のディスターブ電圧も、プログラムメモリトランジスタに印加されるプログラム電圧差がプログラム回数の増加にしたがって漸増するのと、同じ比率で漸増する。
このために、従来のISPP法において問題となるディスターブの悪化を、除去することができる。
【0040】
また、本発明の半導体不揮発性記憶装置によれば、プログラムワード線電圧と基準ビット線電圧とのプログラム電圧差によりプログラムメモリトランジスタに対してデータプログラムがなされ、プログラムワード線電圧がプログラム回数の増加にしたがって漸増し、かつ基準ビット線電圧がプログラム回数の増加にしたがって漸減する。
したがって、ISPP法と実質的に同様の効果により、高速にかつ精度の高いデータプログラムを行うことが可能である。
一方、中間値のプログラム禁止電圧はプログラム回数の増加にかかわらず一定の電圧値に設定され、かつ前記プログラムワード線電圧のプログラム回数増加毎の各電圧漸増値と前記基準ビット線電圧のプログラム回数増加毎の各電圧漸減値は、同電圧値に設定される。
したがって、非プログラムメモリトランジスタに印加される2種類のディスターブ電圧も、プログラムメモリトランジスタに印加されるプログラム電圧差がプログラム回数の増加にしたがって漸増するのと、同じ比率で漸増する。
このため、従来のISPP法において問題となるディスターブの悪化を、除去することができる。
【0041】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明に係る第1のNAND型フラッシュメモリのデータプログラム系回路の具体的な構成例を示す図である。
【0042】
図1において、1はメモリアレイを示し、メモリアレイ1では、m本のビット線B1〜Bmが配線される。
また、おのおのビット線B1〜Bmは、それぞれがn本のNAND列に接続され、各NAND列は、それぞれ2個の選択トランジスタ(図中□)とj個のメモリトランジスタ(図中○)から構成される。
つまり、メモリアレイ1はNAND列S11〜Snmから構成される。
SL11〜SLn1、SL12〜SLn2は選択トランジスタを制御する選択ゲート線を示し、WL11〜WLnjはメモリトランジスタを制御するワード線を示している。
【0043】
また、SA1〜SAmは、おのおのビット線B1〜Bm毎に対応して設けられたデータラッチ回路を示している。
データラッチ回路SA1〜SAmの供給電源は、陰極側が(VB)L、陽極側が(VB)Hに接続され、データプログラム時には、(VB)Lは基準ビット線電圧GND(0V)に設定され、(VB)Hはプログラム回数kの進行(k=1〜10)にしたがって0.25Vステップで漸増する中間値のプログラム禁止電圧VM1〜VMk=7V〜9.25Vのいずれかに設定される。
【0044】
2はメインローデコーダを示し、メインローデコーダ2は、X入力の上位X1〜Xaをデコードして、選択ゲート線SL11〜SLn1、SL12〜SLn2の出力電圧、およびNAND列選択信号x1〜xnを発生する。
【0045】
3はサブローデコーダを示し、サブローデコーダ3は、X入力の上位X1〜Xbをデコードして、選択NAND列におけるワード線電圧V1〜Vjを発生する。
データプログラム時のワード線電圧V1〜Vjは、選択ワード線電圧がプログラム回数kの進行(k=1〜10)にしたがって0.5Vステップで漸増する高電圧に昇圧されたプログラムワード線電圧VPP1〜VPPk=14V〜18.5Vのいずれかに設定され、非選択ワード線電圧がプログラム回数k(k=1〜10)の進行にしたがって0.25Vステップで漸増する中間値のプログラム禁止電圧VM1〜VMk=7V〜9.25Vのいずれかに設定される。
【0046】
4はローカルデコーダを示し、ローカルデコーダ4は、各ワード線WL11〜WLnjに対応した伝達回路T11〜Tnjから構成され、NAND列選択信号x1〜xnによりNAND列単位で選択される。
それぞれの伝達回路T11〜Tnjは、NAND列選択信号により選択される場合には、ワード線電圧V1〜Vjを対応するワード線に出力し、また、NAND列選択信号により選択されない場合には、動作に応じた適当な電圧値(たとえば接地電圧GND)を対応するワード線に出力する。
【0047】
5はプログラムワード線電圧発生部を示し、プログラムワード線電圧発生部5は、プログラム回数kの進行(k=1〜10)にしたがって、制御信号φ1〜φkにより次第に漸増する高電圧に昇圧されたプログラムワード線電圧VPP1〜VPPkを発生して出力する。
【0048】
6は中間禁止電圧発生部を示し、中間禁止電圧発生部6は、プログラム回数kの進行(k=1〜10)にしたがって、制御信号φ1〜φkにより次第に漸増する中間値のプログラム禁止電圧VM1〜VMkを発生して出力する。
【0049】
8は電圧制御部を示し、電圧制御部8は、プログラム回数kの進行(k=1〜10)にしたがって、前記制御信号φ1〜φkを出力する。
【0050】
9はカラムデコーダを示し、カラムデコーダ9は、Y入力Y1〜Ycをデコードして、カラム選択部10でビット線B1〜Bmの任意の1本を選択する。
ページプログラムデータ転送時のカラムアドレスは、ページデータ転送信号φCKと同期して順次インクリメントされ、データバスDBからデータラッチ回路SA1〜SAmに順次ページプログラムデータがシリアル転送される。
【0051】
図1の本発明の第1のNAND型フラッシュメモリにおいては、プログラムワード線電圧がプログラム回数kの進行(k=1〜10)にしたがって14Vから18.5Vまで0.5Vステップで段階的に漸増し、一方プログラム禁止電圧はプログラム回数kの進行(k=1〜10)にしたがって7Vから9.25Vまで0.25Vステップで段階的に漸増するように設定する。
一方、基準ビット線電圧は、プログラム回数kの進行(k=1〜10)にかかわらず一定の0Vに設定される。
したがって、非プログラムメモリトランジスタに印加される2種類のディスターブ電圧は、ともにプログラム回数kの進行(k=1〜10)にしたがって7Vから9.25Vまで0.25Vステップで段階的に漸増し、プログラム回数の進行にかかわらず、プログラムメモリトランジスタに印加されるプログラム電圧差の丁度半分になる。
このために、従来のISPP法において問題となるディスターブの悪化を、防止することができる。
【0052】
図2は、図1の第1のNAND型フラッシュメモリの具体的な構成例において、プログラムワード線電圧発生部5の具体的な回路構成の例を示す図である。基本的には、中間禁止電圧発生部6の回路構成も同様である。
【0053】
図2において、5aは昇圧回路を示し、昇圧回路5aは、発振回路5bにより出力された相補のクロック信号により駆動されて昇圧電圧VPPを出力する。
【0054】
5cは抵抗分割部を示し、抵抗分割部5cは、抵抗素子R0を制御信号φ1〜φkに制御された転送ゲートT1〜Tkを介して抵抗素子R1〜Rkのいずれかに直列接続することにより、分圧電圧Vaを出力する。
【0055】
5dは基準電圧発生回路を示し、基準電圧発生回路5dは基準電圧Vrefを発生する。
5eは比較器を示し、比較器5eは、抵抗分割部5cによる分圧電圧Vaと基準電圧Vrefの比較出力C−outを出力して、分圧電圧Vaが基準電圧Vrefより大きくなると発振回路5bを停止し、小さくなると再活性化する。
【0056】
このようにして出力されるプログラムワード線電圧VPP1〜VPPkは、理論的に以下の電圧値となる。
【0057】
【数1】
(VPP)1〜k=Vref×{1+(R0 /R1−k )} …(1)
【0058】
したがって、抵抗素子R1〜Rkの抵抗値R0 〜Rk をkの進行(k=1〜10)にしたがって漸減する方向に設定することにより、プログラムワード線電圧VPP1〜VPPkを漸増することができる。
【0059】
図3は、図1の本発明に係る第1のNAND型フラッシュメモリの構成例において、データプログラム動作時における、タイミングチャートを示す図である。以下、図3のタイミングチャートを、図1の構成例等を参照しながら、順を追って説明する。
【0060】
まず時刻t1〜t2の間は、ページデータ転送クロック信号φCLと同期してページプログラムデータを各ビット線毎に設けられたデータラッチ回路1〜mに転送するステップである。
【0061】
次に時刻t2から時刻t4の間は、k=1であって、第1回目のプログラム/ベリファイ動作を行うステップである。
すなわちプログラム/ベリファイ制御信号φP/Rの制御により、選択ワード線WLには第1番目のプログラムワード線電圧VPP1(14V)とベリファイ読み出しワード線電圧VR(1.5V)が交互に印加される。非選択ワード線WLには中間値の第1番目のプログラム禁止電圧VM1(7V)とNAND列をパスさせるための読み出し電圧VCC(3.3V)が交互に印加される。またプログラムメモリトランジスタが接続された選択ビット線BLには基準ビット線電圧GND(0V)、非プログラムメモリトランジスタが接続された非選択ビット線BLには中間値のプログラム禁止電圧VM1(7V)が印加さる。
その結果、時刻t4までに第1回目のプログラムが終了し、プログラム終了セルのラッチデータは反転して次回からはプログラム禁止状態となる。
【0062】
時刻t4〜t6の間は、k=2であって、第2回目のプログラム/ベリファイ動作を行うステップであるが、基本的には第1回目のプログラム/ベリファイ動作と同様である。異なる点は、第2番目のプログラムワード線電圧VPP2(14.5V)が第1番目のプログラムワード線電圧VPP1(14V)より0.5Vインクリメントされること、および第2番目のプログラム禁止電圧VM2(7.25V)が第1番目のプログラム禁止電圧VM1(7V)より、0.25Vインクリメントされることである。
【0063】
時刻t6〜t8の間は、k=3であって、第3回目のプログラム/ベリファイ動作を行うステップであり、同様に、第3番目のプログラムワード線電圧VPP3(15V)が0.5Vインクリメントされ、第3番目のプログラム禁止電圧VM3(7.5V)が0.25Vインクリメントされる。
【0064】
最後に時刻t9〜t11の間は、最終のk回目(10回目)のプログラム/ベリファイ動作を行うステップであり、第k回目のプログラムワード線電圧VPPk(18.5V)が印加され、および第k番目のプログラム禁止電圧VMk(9.25V)が印加され、すべてのプログラムが終了し、その後、すべてのデータラッチ回路のデータがハイレベルになったことを検出して、プログラム動作を終了する。
【0065】
なお、プログラム回数の進行は、常に最終のk回目(10回目)まで行われるとは限られず、すべてのデータラッチ回路のデータがハイレベルになったことを検出すれば、自動的に終了する。
【0066】
以上説明したように、本発明の第1のNAND型フラッシュメモリによれば、プログラムワード線電圧と基準ビット線電圧とのプログラム電圧差によりプログラムメモリトランジスタに対してデータプログラムがなされ、基準ビット線電圧がプログラム回数に かかわらず一定の電圧値に設定され、かつプログラムワード線電圧がプログラム回数の増加にしたがって漸増する。
したがって、ISPP法と実質的に同様の効果を得られ、高速にかつ精度の高いデータプログラムを行うことが可能である。
さらに、中間値のプログラム禁止電圧もプログラム回数の増加にしたがって漸増し、かつ当該プログラム禁止電圧のプログラム回数増加毎の各電圧漸増値は、プログラムワード線電圧のプログラム回数増加毎の各電圧漸増値の半分に設定される。したがって、非プログラムメモリトランジスタに印加される2種類のディスターブ電圧も、プログラムメモリトランジスタに印加されるプログラム電圧差がプログラム回数の増加にしたがって漸増するのと、同じ比率で漸増する。
このために、従来のISPP法において問題となるディスターブの悪化を、除去することができる。
【0067】
図4は、本発明に係る第2のNAND型フラッシュメモリのデータプログラム系回路の具体的な構成例を示す図である。
図4の第2のNAND型フラッシュメモリは、図1の第1のNAND型フラッシュメモリと基本的には同様であるが、下記の文献に詳しく開示されているいわゆるセルフブースト動作を行うデータプログラム動作に適した構成例である。
文献:IEEE JOURNAL OF SOLID−STATE CIRCUITS,VOL.30,NO.11,NOVEMBER 1995〜p1149。
【0068】
図4の第2のNAND型フラッシュメモリが図1の第1のNAND型フラッシュメモリと異なる点は、データプログラム動作時に、データラッチ回路SA1〜SAmの供給電源(VB)Hが、プログラム回数kの進行にしたがって漸増するプログラム禁止電圧VM1〜VMkではなく、電源電圧VCC(3.3V)に接続されることである。
したがって、昇圧回路により発生するプログラム禁止電圧VM1〜VMkの負荷が軽減されて低電圧動作に有利であり、また高耐圧トランジスタを必要としないため、データラッチ回路SA1〜SAmのパターンレイアウト上の制約が軽減されてチップ面積縮小に有利である。
【0069】
上述した文献に開示されているセルフブースト動作の原理については、ここでは説明しないが、図4の場合、データプログラム動作時にビット線に印加される実質的な電圧値は、以下のようになる。
すなわち、プログラムメモリトランジスタが接続された選択ビット線BLには基準ビット線電圧GND(0V)が印加され、非プログラムメモリトランジスタが接続された非選択ビット線BLには、セルフブースト原理により、実質的に次式で表される電圧Vchが、印加されることになる。
【0070】
【数2】
Vch≒Br・VM1〜k …(2)
ここで、Brはデバイス構造で決定されるセルフブースト効率を示し、一般的に、Br≒0.8程度に設定することができる。
【0071】
したがって、非選択ビット線に印加される実質的な電圧Vchは、プログラム回数kの進行にしたがって漸増変化するプログラム禁止電圧VM1〜VMkと同様に、漸増変化する。
【0072】
したがって、図4の本発明の第2のNAND型フラッシュメモリにおいても、図1の本発明の第1のNAND型フラッシュメモリと同様に、非プログラムメモリトランジスタに印加される2種類のディスターブ電圧は、ともにプログラム回数kの進行にしたがって段階的に漸増し、プログラム回数の進行にかかわらず、プログラムメモリトランジスタに印加されるプログラム電圧差の半分程度に設定することができる。
よって、従来のISPP法において問題となるディスターブの悪化を、防止することができる。
【0073】
図5は、図4の本発明に係る第2のNAND型フラッシュメモリの構成例において、データプログラム動作時における、タイミングチャートを示す図である。
【0074】
図5のタイミングチャートは、基本的には図3の第1のNAND型フラッシュメモリのタイミングチャートと同様である。
異なる点は、データプログラム動作時に、非プログラムメモリトランジスタが接続された非選択ビット線BLに印加される電圧が、プログラム回数kの進行にしたがって漸増するプログラム禁止電圧VM1〜VMkではなく、電源電圧VCC(3.3V)であることだけである。
【0075】
以上説明したように、本発明の第2のNAND型フラッシュメモリによれば、本発明の第1のNAND型フラッシュメモリと同様に、ISPP法と実質的に同様の効果を得ることでき、高速にかつ精度の高いデータプログラムを行うことが可能であり、かつ、従来のISPP法において問題となるディスターブの悪化を除去することができる。
【0076】
図6は、本発明の係る第3のNAND型フラッシュメモリのデータプログラム系回路の具体的な構成例を示す図である。
【0077】
図6の第3のNAND型フラッシュメモリが図1の第1のNAND型フラッシュメモリと主に異なる点は、データプログラム動作時に、中間値のプログラム禁止電圧VM1〜VMkをプログラム回数kの進行にしたがって漸増させるのではなく、基準ビット線電圧VS1〜VSkをプログラム回数kの進行にしたがって漸減させることである。
【0078】
したがって、昇圧回路により発生するプログラム禁止電圧を段階的に変化させる必要がなく、電源電圧VCC(3.3V)を分圧して発生する基準ビット線電圧を段階的に変化すればよいため、回路構成が簡単となって好適である。
【0079】
以下、図6の第3のNAND型フラッシュメモリが図1の第1のNAND型フラッシュメモリと異なる点を中心に、説明する。
【0080】
図6において、データラッチ回路SA1〜SAmの供給電源は、陰極側が(VB)L、陽極側が(VB)Hに接続され、データプログラム時には、(VB)Lはプログラム回数lの進行(k=1〜10)にしたがって、0.25Vステップで漸減する基準ビット線電圧VS1〜VSk=2.25V〜0Vのいずれかに設定され、(VB)Hはプログラム回数kの進行に依存しない中間値のプログラム禁止電圧VM=9.25Vに設定される。
【0081】
また、サブデコーダ3から出力されるデータプログラム時のワード線電圧V1〜Vjは、選択ワード線電圧がプログラム回数kの進行(k=1〜10)にしたがって0.25Vステップで漸増する高電圧に昇圧されたプログラムワード線電圧VPP1〜VPPk=16.25V〜18.5Vのいずれかに設定され、非選択ワード線電圧がプログラム回数kに依存しない中間値のプログラム禁止電圧VM=9.25Vに設定される。
【0082】
プログラムワード線電圧発生部5は、プログラム回数kの進行(k=1〜10)にしたがって、制御信号φ1〜φkにより次第に漸増する高電圧に昇圧されたプログラムワード線電圧VPP1〜VPPkを発生して出力する。
【0083】
基準ビット線電圧発生部7は、プログラム回数kの進行(k=1〜10)にしたがって、制御信号φ1〜φkにより次第に漸減する基準ビット線電圧VS1〜VSkを発生して出力する。
【0084】
また、電圧制御部8は、プログラム回数kの進行(k=1〜10)にしたがって、前記制御信号φ1〜φkを出力する。
【0085】
図6の本発明の第3のNAND型フラッシュメモリにおいては、プログラムワード線電圧がプログラム回数kの進行(k=1〜10)にしたがって16.25Vから18.5Vまで0.25Vステップで段階的に漸増し、一方基準ビット線電圧はプログラム回数kの進行(k=1〜10)にしたがって2.25Vから0Vまで0.25Vステップで段階的に漸減するように設定する。
一方、中間値のプログラム禁止電圧は、プログラム回数kの進行(k=1〜10)に係わらず一定の9.25Vに設定される。
【0086】
したがって、非プログラムメモリトランジスタに印加される2種類のディスターブ電圧は、ともにプログラム回数kの進行(k=1〜10)にしたがって7Vから9.25Vまで0.25Vステップで段階的に漸増し、プログラム回数の進行にかかわらず、プログラムメモリトランジスタに印加されるプログラム電圧差の丁度半分になる。
このために、従来のISPP法において問題となるディスターブの悪化を、防止することができる。
【0087】
図7は、図6の第3のNAND型フラッシュメモリの具体的な構成例において、基準ビット線電圧発生部7の具体的な回路構成の例を示す図である。
図7において、電源電圧間(VCC〔3.3V〕〜GND〔0V〕間)は、直列に接続された抵抗素子R0〜Rkにより分圧されて、基準ビット線電圧VS1〜VSkを発生する。
また各基準ビット線電圧VS1〜VSkは、転送ゲートT1〜Tkを介して、制御信号φ1〜φkの制御によりプログラム回数kの進行(k=1〜10)にしたがって漸減する基準ビット線電圧VS1〜VSkを、ボルテージフォロワ構成をとるバッファBUFを介して出力する。
【0088】
図8は、図6の本発明に係る第3のNAND型フラッシュメモリの構成例において、データプログラム動作時における、タイミングチャートを示す図である。
以下、図8のタイミングチャートを、図6の構成例等を参照しながら、順を追って説明する。
【0089】
まず時刻t1〜t2の間は、ページデータ転送クロック信号φCLと同期してページプログラムデータを各ビット線毎に設けられたデータラッチ回路1〜mに転送するステップである。
【0090】
次に時刻t2から時刻t4の間は、k=1であって、第1回目のプログラム/ベリファイ動作を行うステップである。
すなわちプログラム/ベリファイ制御信号φP/Rの制御により、選択ワード線WLには第1番目のプログラムワード線電圧VPP1(16.25V)とベリファイ読み出しワード線電圧VR(1.5V)が交互に印加される。非選択ワード線WLには中間値のプログラム禁止電圧VM(9.25V)とNAND列をパスさせるための読み出し電圧VCC(3.3V)が交互に印加される。またプログラムメモリトランジスタが接続された選択ビット線BLには第1番目に基準ビット線電圧VS1(2.25V)、非プログラムメモリトランジスタが接続された非選択ビット線BLには中間値のプログラム禁止電圧VM(9.25V)が印加される。
その結果、時刻t4までに第1回目のプログラム禁止が終了し、プログラム終了セルのラッチデータは反転して次回からはプログラム禁止状態となる。
【0091】
時刻t4〜t6の間は、k=2であって、第2回目のプログラム/ベリファイ動作を行うステップであるが、基本的には第1回目のプログラム/ベリファイ動作と同様である。
異なる点は、第2番目のプログラムワード線電圧VPP2(16.5V)が第1番目のプログラムワード線電圧VPP1(16.25V)より0.25Vインクリメントされること、および第2番目の基準ビット線電圧VS2(2V)が第1番目のプログラム禁止電圧VS1(2.25V)より0.25Vデクリメントされることである。
【0092】
時刻t6〜t8の間は、k=3であって、第3回目のプログラム/ベリファイ動作を行うステップであり、同様に、第3回目のプログラムワード線電圧VPP3(16.75V)が0.25Vインクリメントされ、第3番目の基準ビット線電圧VS3が(1.75V)が0.25Vデクリメントされる。
【0093】
最後に時刻t9〜t11の間は、最終のk回目(10回目)のプログラム/ベリファイ動作を行うステップであり、第k回目のプログラムワード線電圧VPPk(18.5V)、および第k番目の基準ビットVSk(0V)が印加され、すべてのプログラムが終了し、その後、すべてのデータラッチ回路のデータがハイレベルになったことを検出して、プログラム動作を終了する。
【0094】
なお、プログラム回数の進行は、常に最終のk回目(10回目)まで行われるとは限られず、すべてのデータラッチ回路のデータがハイレベルになったことを検出すれば、自動的に終了する。
【0095】
以上説明したように、本発明の第3のNAND型フラッシュメモリによれば、プログラムワード線電圧と基準ビット線電圧とのプログラム電圧差によりプログラムメモリトランジスタに対してデータプログラムがなされ、プログラムワード線電圧がプログラム回数の増加にしたがって漸増し、かつ基準ビット線電圧がプログラム回数の増加にしたがって漸減する。
したがって、ISPP法と実質的に同様の効果を得ることができ、高速にかつ精度の高いデータプログラムを行うことが可能である。
しかも、中間値のプログラム禁止電圧がプログラム回数にかかわらず一定の電圧値に設定され、かつプログラムワード線電圧のプログラム回数増加毎の各電圧漸増値と基準ビット線電圧のプログラム回数増加毎の各電圧漸減値は、同電圧値に設定される。
したがって、非プログラムメモリトランジスタに印加される2種類のディスターブ電圧も、プログラムメモリトランジスタに印加されるプログラム電圧差がプログラム回数の増加にしたがって漸増するのと、同じ比率で漸増する。
このために、従来のISPP法において問題となるディスターブの悪化を、除去することができる。
【0096】
以上説明したように、本発明のNAND型フラッシュメモリによれば、プログラムメモリトランジスタに印加されるプログラム電圧差がプログラム回数の増加にしたがって漸増するため、従来のISPP法と同様に、高速にかつ精度の高いデータプログラムを行うことが可能である。
しかも、選択ワード線と非選択ビット線、および非選択ワード線と選択ビット線により指定される2種類の非プログラムメモリトランジスタに印加されるディスターブ電圧も、プログラムメモリトランジスタに印加されるプログラムディスターブ電圧も、プログラムメモリトランジスタに印加されるプログラム電圧差がプログラム回数の増加にしたがって漸増するのと、同じ比率で漸増する。
このために、従来のISPP法において問題となるディスターブの悪化を、除去することができる。
【0097】
また、上述の説明においては、便宜上、主としてNAND型フラッシュメモリについて説明したが、本発明がFNトンネル現象によりフローティングゲートに電子を注入等してデータプログラムを行う他の半導体不揮発性記憶装置に適用できることは、言うまでもないことである。
【0098】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ISPP法と同様の効率で高速にかつ精度の高いデータプログラムが可能で、しかもISPP法にともなうディスターブの悪化を除去できる半導体不揮発性記憶装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1のNAND型フラッシュメモリの具体的な構成例を示す図である。
【図2】図1の第1のNAND型フラッシュメモリにおいて、プログラムワード線電圧発生部の具体的な回路構成の例を示す図である。
【図3】図1の第1のNAND型フラッシュメモリにおいて、データプログラム時の、タイミングチャートを示す図である。
【図4】本発明に係る第2のNAND型フラッシュメモリの具体的な構成例を示す図である。
【図5】図4の第2のNAND型フラッシュメモリにおいて、データプログラム時の、タイミングチャートを示す図である。
【図6】本発明に係る第3のNAND型フラッシュメモリの具体的な構成例を示す図である。
【図7】図6の第3のNAND型フラッシュメモリにおいて、基準ビット線電圧発生部の具体的な回路構成図の例を示す図である。
【図8】図6の第3のNAND型フラッシュメモリにおいて、データプログラム時の、タイミングチャートを示す図である。
【図9】NAND型フラッシュメモリにおける、メモリアレイ構造を示す図である。
【図10】従来のISPP法によりNAND型フラッシュメモリのデータプログラムを行う場合の、タイミングチャートを示す図である。
【符号の説明】
SL11〜SLn2…選択ゲート線、W11〜Wnj…ワード線、B1〜Bm…ビット線、X1〜Xa,X1〜Xb…X入力、Y1〜Yc…Y入力、V1〜Vj…選択NAND列ワード線電圧、x1〜xn…NAND列選択信号、T11〜Tnj…ワード線電圧伝達回路、S11〜Snm…NAND列、SA1〜SAm…データラッチ回路、(VB)H…陽極電源(データラッチ回路)、(VB)L…陰極電源(データラッチ回路)、VPP…昇圧電圧、VM…中間禁止電圧、VPP1〜VPPk…第1〜第k番目のプログラムワード線電圧、VM1〜VMk…第1〜第k番目のプログラム禁止電圧、VS1〜VSk…第1〜第k番目の基準ビット線電圧、φ1〜φk…第1〜第k番目の制御信号、T1〜Tk…第1〜第k番目の転送ゲート、R0〜Rk…分圧抵抗素子、Vref…基準電圧、Va…分圧電圧φ、φ ̄…相補クロック信号(昇圧回路)、φCL…ページデータ転送クロック信号、φP/R…プログラム/ベリファイ制御信号、ST1〜ST2…選択トランジスタ、MT1〜MT4…メモリトランジスタ、1…メモリアレイ、2…メインローデコーダ、3…サブローデコーダ、4…ローカルローデコーダ、5…プログラムワード線電圧発生部、5a…昇圧回路、5b…発振回路、5c…抵抗分割部、5d…基準電圧発生回路、5e…比較器、6…中間禁止電圧発生部、7…基準ビット線電圧発生部、8…電圧制御部、9…カラムデコーダ、10…カラム選択部。
Claims (6)
- 接続されたワード線およびビット線への印加電圧に応じて電気的にプログラム可能なメモリ素子が行列状に配置され、選択メモリ素子が接続されたワード線およびビット線に高電圧の第1のプログラム電圧および低電圧の第2のプログラム電圧のいずれかをそれぞれ印加して前記第1のプログラム電圧と第2のプログラム電圧とのプログラム電圧差により前記選択メモリ素子にデータプログラムを行い、非選択メモリ素子のワード線またはビット線の少なくともいずれか一方に前記第1のプログラム電圧よりは低く前記第2のプログラム電圧よりは高い電圧値に設定されたプログラム禁止電圧を印加して前記非選択メモリ素子へのデータプログラムを禁止する半導体不揮発性記憶装置であって、
ベリファイ読み出し動作を介して複数回のプログラム動作を繰り返し行い、前記第2のプログラム電圧をプログラム回数にかかわらず一定の電圧値に設定し、かつ前記第1のプログラム電圧およびプログラム禁止電圧をともにプログラム回数の増加にしたがって漸増させる手段を有し、
前記プログラム禁止電圧のプログラム回数増加毎の各電圧漸増値は、前記第1のプログラム電圧のプログラム回数増加毎の各電圧漸増値の半分に設定される
半導体不揮発性記憶装置。 - 接続されたワード線およびビット線への印加電圧に応じて電気的にプログラム可能なメモリ素子が行列状に配置され、選択メモリ素子が接続されたワード線およびビット線に高電圧の第1のプログラム電圧および低電圧の第2のプログラム電圧のいずれかをそれぞれ印加して前記第1のプログラム電圧と第2のプログラム電圧とのプログラム電圧差により前記選択メモリ素子にデータプログラムを行い、非選択メモリ素子のワード線またはビット線の少なくともいずれか一方に前記第1のプログラム電圧よりは低く前記第2のプログラム電圧よりは高い電圧値に設定されたプログラム禁止電圧を印加して前記非選択メモリ素子へのデータプログラムを禁止する半導体不揮発性記憶装置であって、
ベリファイ読み出し動作を介して複数回のプログラム動作を繰り返し行い、前記プログラム禁止電圧をプログラム回数にかかわらず一定の電圧値に設定し、かつ前記第1のプログラム電圧をプログラム回数の増加にしたがって漸増させ、かつ前記第2のプログラム電圧をプログラム回数の増加にしたがって漸減させる手段を有し、
前記第1のプログラム電圧のプログラム回数増加毎の各電圧漸増値と前記第2のプログラム電圧のプログラム回数増加毎の各電圧漸減値は、同電圧値に設定される
半導体不揮発性記憶装置。 - 前記第1のプログラム電圧は昇圧回路により昇圧された昇圧電圧であり、前記第2のプログラム電圧は電源電圧の範囲内において分圧された分圧電圧である
請求項2記載の半導体不揮発性記憶装置。 - 行列状に配置された複数のメモリトランジスタを有し、ビット線にNAND構造をなす複数のNAND列が接続され、同一行に配置されたメモリトランジスタが共通のワード線に接続され、選択メモリトランジスタが接続されたワード線およびビット線に高電圧のプログラムワード線電圧および基準ビット線電圧を印加して前記プログラムワード線電圧と基準ビット線電圧とのプログラム電圧差により前記選択メモリトランジスタにデータプログラムを行い、非選択メモリトランジスタのワード線またはビット線の少なくともいずれか一方に前記プログラムワード線電圧よりは低く前記基準ビット線電圧よりは高い電圧値に設定されたプログラム禁止電圧を印加して前記非選択メモリトランジスタへのデータプログラムを禁止するNAND型の半導体不揮発性記憶装置であって、
ベリファイ読み出し動作を介して複数回のプログラム動作を繰り返し行い、前記基準ビット線電圧をプログラム回数にかかわらず一定の電圧値に設定し、かつ前記プログラムワード線電圧およびプログラム禁止電圧をともにプログラム回数の増加にしたがって漸増させる手段を有し、
前記プログラム禁止電圧のプログラム回数増加毎の各電圧漸増値は、前記プログラムワ ード線電圧のプログラム回数増加毎の各電圧漸増値の半分に設定される
NAND型半導体不揮発性記憶装置。 - 行列状に配置された複数のメモリトランジスタを有し、ビット線にNAND構造をなす複数のNAND列が接続され、同一行に配置されたメモリトランジスタが共通のワード線に接続され、選択メモリトランジスタが接続されたワード線およびビット線に高電圧のプログラムワード線電圧および基準ビット線電圧を印加して前記プログラムワード線電圧と基準ビット線電圧とのプログラム電圧差により前記選択メモリトランジスタにデータプログラムを行い、非選択メモリトランジスタのワード線またはビット線の少なくともいずれか一方に前記プログラムワード線電圧よりは低く前記基準ビット線電圧よりは高い電圧値に設定されたプログラム禁止電圧を印加して前記非選択メモリトランジスタへのデータプログラムを禁止するNAND型の半導体不揮発性記憶装置であって、
ベリファイ読み出し動作を介して複数回のプログラム動作を繰り返し行い、前記プログラム禁止電圧をプログラム回数にかかわらず一定の電圧値に設定し、かつ前記プログラムワード線電圧をプログラム回数の増加にしたがって漸増させ、かつ前記基準ビット線電圧をプログラム回数の増加にしたがって漸減させる手段を有し、
前記プログラムワード線電圧のプログラム回数増加毎の各電圧漸増値と前記基準ビット線電圧のプログラム回数増加毎の各電圧漸減値は、同電圧値に設定される
NAND型半導体不揮発性記憶装置。 - 前記プログラムワード線電圧は昇圧回路により昇圧された昇圧電圧であり、前記基準ビット線電圧は電源電圧の範囲内において分圧された分圧電圧である
請求項5記載のNAND型半導体不揮発性記憶装置。
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