JPH10149688A - 半導体不揮発性記憶装置およびそのデータプログラム方法 - Google Patents

半導体不揮発性記憶装置およびそのデータプログラム方法

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JPH10149688A
JPH10149688A JP30976096A JP30976096A JPH10149688A JP H10149688 A JPH10149688 A JP H10149688A JP 30976096 A JP30976096 A JP 30976096A JP 30976096 A JP30976096 A JP 30976096A JP H10149688 A JPH10149688 A JP H10149688A
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memory
transistor
memory device
program
potential
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Kenshirou Arase
謙士朗 荒瀬
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】低電圧での単一電源動作に適し、ビット線毎の
データラッチ回路のレイアウトが容易で、しかもディス
ターブ耐性の良好なデータプログラム動作を行う半導体
不揮発性記憶装置を実現する。 【解決手段】データプログラム動作時、選択ワード線W
L2が在するたとえばNAND列チャンネル部の電位を
フローティング状態とした後、トンネル電流制御線TL
に高電圧パルスを印加してFNトンネル電流により電子
を引き抜いてNAND列チャンネル部の電位をプログラ
ム禁止電位まで上昇させ、その後プログラムすべきデー
タ内容に応じて当該NAND列チャンネル部のプログラ
ム禁止電位をビット線に放電し、選択ワード線に連なる
メモリトランジスタ一括にページプログラムを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、低電圧での単一電
源動作に適したNAND型フラッシュメモリ等の半導体
不揮発性記憶装置およびそのデータプログラム方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、EPROM、フラッシュメモリ等
の半導体不揮発性記憶装置においては、チャンネルホッ
トエレクトロン注入(以下、CHE)によりフローティ
ングゲートに電子を注入してデータのプログラムを行う
NOR型の半導体不揮発性記憶装置が主流であった。し
かし、上述したNOR型半導体不揮発性記憶装置におい
ては、2個のメモリトランジスタで1個のビットコンタ
クトおよびソース線を共有するため、高集積化が困難で
あり、大容量化が図れないという問題がある。
【0003】以上の観点から、複数個のメモリトランジ
スタを直列接続してNAND列を構成し、2個のNAN
D列で1個のビットコンタクトおよびソース線を共有す
ることにより、高集積化を実現したNAND型フラッシ
ュメモリが提案されている。
【0004】一般的なNAND型フラッシュメモリにお
いて、消去動作は、選択NAND列ブロックの全ワード
線に0V、非選択NAND列ブロックの全ワード線およ
びメモリアレイの基板に高電圧(たとえば20V)を印
加する。その結果、選択NAND列ブロックのメモリト
ランジスタのみ、フローティングゲートから基板に電子
が引き抜かれて、メモリトランジスタのしきい値電圧は
負方向にシフトして、たとえば−3V程度になる。
【0005】一方、データのプログラム動作は、選択す
るワード線に接続されたメモリトランジスタ一括に、い
わゆるページ単位で行われ、選択するワード線に高電圧
(たとえば18V)を、プログラムすべき(1データ)
メモリトランジスタが接続されたビット線に0V、プロ
グラムを禁止すべき(0データ)メモリトランジスタが
接続されたビット線に中間電圧(たとえば8V)を印加
する。その結果、プログラムすべき選択メモリトランジ
スタのみ、フローティングゲート中に電子が注入され
て、選択メモリトランジスタのしきい値電圧は正方向に
シフトして、たとえば2V程度になる。
【0006】かかるNAND型フラッシュメモリにおい
ては、データのプログラムおよび消去ともFN(Fowler
Nordheim) トンネル電流により行うため、動作電流をチ
ップ内昇圧回路から供給することが比較的容易であり、
単一電源で動作させ易いという利点がある。さらには、
ページ単位で、つまり選択するワード線に接続されたメ
モリトランジスタ一括にデータプログラムが行われるた
め、当然の結果として、プログラム速度の点で優位であ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したN
AND型フラッシュメモリは、以下の不利益を有する。
すなわち、NAND型フラッシュメモリのデータプログ
ラム動作は、ページ単位で行われるため、プログラムを
禁止すべきメモリトランジスタが接続されたすべてのビ
ット線に対しては中間電圧(たとえば8V)を印加する
必要がある。ページ単位でのビット線本数は、通常51
2バイト、つまり、およそ4000本にもなるため、前
記中間電圧を発生する昇圧回路の負荷が大きい。また上
記のデータプログラム動作は、プログラムメモリトラン
ジスタのしきい値電圧を制御する必要から、複数回のプ
ログラム/ベリファイ動作を繰り返し行うため、各プロ
グラム毎に、上記プログラム禁止ビット線を中間電圧に
充電する必要がある。
【0008】このため、プログラム/ベリファイ回数が
多くなると、実質的なプログラム時間より、むしろプロ
グラム/ベリファイ動作におけるビット線電圧の切り替
えに要する時間が支配的となり、プログラム速度が律速
され、高速プログラムが困難となる。さらには、各ビッ
ト線毎に設けられページデータをラッチするためのデー
タラッチ回路は、中間電圧を扱うため高耐圧仕様とする
必要があり、必然的にサイズが大きくなり、したがって
各ビット線毎のデータラッチ回路のレイアウトが困難と
なる。
【0009】上述した問題点を解決して、低電圧での単
一電源動作に適し、高速プログラムが可能で、しかも各
ビット線毎のデータラッチ回路のレイアウトが容易なN
AND型フラッシュメモリの新しいプログラム方式が、
以下の文献に開示されている。 文献:IEEE JOURNAL OF SOLID-
STATE CIRCUITS,VOL.30,NO.
11,NOVEMBER 1995 p1152〜p1
153における記述、およびFig5〜Fig6。
【0010】上述した文献に開示されたデータプログラ
ム動作は、プログラムを禁止すべきメモリトランジスタ
が接続されたNAND列をフローティング状態として、
当該NAND列のチャンネル部電圧を、主として非選択
ワード線に印加されるパス電圧(たとえば10V)との
容量カップリングにより、自動的に昇圧する。この自動
昇圧動作は、セルフブースト動作と呼ばれる。
【0011】図8は、上述したセルフブースト動作によ
りNAND型フラッシュメモリのデータプログラムを行
う場合の動作を説明するための図である。
【0012】図8のNAND型フラッシュメモリは、便
宜上、2本のビット線に接続されたNAND列1本に4
個のメモリトランジスタが直列接続された場合のメモリ
アレイを示す図であるが、実際のメモリアレイにおいて
は、1本のNAND列に直列接続されるメモリトランジ
スタの個数は16個程度が一般的である。図8におい
て、BLa、BLbはビット線を示し、ビット線BLa
には2個の選択トランジスタST1a〜ST2a、およ
び4個のメモリトランジスタMT1a〜MT4aが直列
接続されたNAND列が接続される。また、ビット線B
Lbには2個の選択トランジスタST1b〜ST2b、
および4個のメモリトランジスタMT1b〜MT4bが
直列接続されたNAND列が接続される。選択トランジ
スタタST1aおよびST1bは第1NAND列選択線
SL1により制御され、選択トランジスタタST2aお
よびST2bは第2NAND列選択線SL2により制御
される。また、メモリトランジスタMT1a〜MT4a
およびMT1b〜MT4bはそれぞれワード線WL1〜
WL4により制御される。
【0013】次に、図8のNAND型フラッシュメモリ
において、ワード線WL2を選択してページプログラム
をする場合に、MT2aがプログラムを禁止すべきメモ
リトランジスタであり、MT2bがプログラムすべきメ
モリトランジスタである場合の、動作について説明す
る。
【0014】まず、NAND列選択線SL1に電源電圧
CCVCC(3.3V)、選択線SL2に接地電圧GN
D(0V)を印加して、プログラムを禁止すべきメモリ
トランジスタMT2aが接続されたビット線BLaに電
源電圧VCCVCC(3.3V)、プログラムすべきメモ
リトランジスタMT2bが接続されたビット線BLbに
接地電圧GND(0V)が印加される。次に、選択ワー
ド線WL2にプログラム電圧Vpgm(たとえば18
V)が、非選択ワード線WL1、WL3〜WL4にパス
電圧Vpass(たとえば10V)が印加される。
【0015】その結果、プログラムを禁止すべきメモリ
トランジスタMT2aが接続されたNAND列のチャン
ネル部はフローティング状態となり、当該チャンネル部
の電位は主として非選択ワード線(図8においては3本
であるが、一般的には15本である)に印加されるパス
電圧Vpassとのキャパシタカップリングにより、ブ
ーストされプログラム禁止電圧まで上昇して、メモリト
ランジスタMT2aへのデータプログラムが禁止され
る。一方、プログラムすべきメモリトランジスタMT1
bが接続されたNAND列のチャンネル部は接地電圧G
ND(0V)に設定され、選択ワード線に印加されたプ
ログラム電圧Vpgmとの電位差により、メモリトラン
ジスタMT2bへのデータプログラムがなされ、しきい
値電圧は正方向にシフトして、たとえば消去状態の−3
Vから2V程度になる。
【0016】図9(a),(b)は、上述したセルフー
ブースト動作を説明するための図であり、図9(a)は
セルフーブースト動作時におけるプログラム禁止NAN
D列内の1個のメモリトランジスタを図示したものであ
り、図9(b)はその等価回路図である。
【0017】図9(a)において、VCはワード線WL
(コントロールゲートCG)に印加する電圧、VFはフ
ローティングゲートFGの電位、Vchはブーストされ
たNAND列チャンネル電位、C- onoはコントロー
ルゲート/フローティングゲート間の3層絶縁膜で構成
される層間容量、C- toxはトンネル酸化膜容量、C
- chはソース/ドレイン拡散層領域を含むメモリトラ
ンジスタのチャンネル部容量である。また、L- dep
はソース/ドレイン拡散層における空乏層広がり長であ
る。また、図9(b)において、C- insは層間容量
C- onoとトンネル酸化膜容量C- toxの直列接続
による合成容量である。
【0018】図9(b)の等価回路により、セルフブー
スト動作時のNAND列チャンネル電位Vchは(1)
式で表わされる。
【0019】
【数1】 Vch=Br*VC …(1) ここで、Brは下記(2)式で表わされるセルフブース
ト効率であり、デバイス構造の最適設計により通常〜
0.8程度に設定する。
【0020】
【数2】 Br=C- ins/(C- ins+C- ch) …(2)
【0021】ところで、プログラム時のセルフブースト
動作においては、(1)式のVCはすべてのワード線印
加電圧の加重平均となるが、一般的なNAND型フラッ
シュメモリにおいてはNAND列を構成するワード線本
数は16本程度であるため、非選択ワード線に印加する
パス電圧が支配的となる。よって、(1)式は(3)式
のように表わされる。
【0022】
【数3】 Vch=Br*Vpass …(3)
【0023】したがって、Br≒0.8、Vpass=
10Vとすれば、Vch≒8Vとなり、充分プログラム
禁止電圧となりうる。
【0024】上述したセルフブースト動作によるNAN
D型フラッシュメモリのデータプログラム動作は、非選
択ビット線に高電圧の中間電圧を印加する必要がないた
め、低電圧での単一電源動作に適し、高速プログラムが
可能で、しかも各ビット線毎のデータラッチ回路のレイ
アウトが容易である。
【0025】しかし、上記セルフブースト動作を実現す
るためには、セルフブースト効率Brを最低限でも0.
6〜0.8と大きくする必要がある。セルフブースト効
率Brが充分にとれない場合は、NAND列チャンネル
電位Vchが充分に上昇しないため、図8の例では、非
選択メモリトランジスタMT2aに対して誤プログラム
が行われる可能性がある。また、パス電圧Vpassを
高くすることによりチャンネル電位Vchをもち上げよ
うとすると、図8の例では、非選択メモリトランジスタ
MT1b、MT3b〜MT4bに対して誤プログラムが
行われる可能性がある。また、セルフブースト効率Br
は原理的に〜1にはなりえないため、非選択メモリトラ
ンジスタに対して誤プログラムが行われない場合であっ
ても、ディスターブの悪化は免れない。
【0026】NAND型フラッシュメモリのデバイス構
造において、上述した問題を回避するためセルフブース
ト効率Brをできる限り大きく設定するためには、
(2)式よりソース/ドレイン拡散層領域を含むメモリ
トランジスタのチャンネル部容量C- chを小さくする
必要があり、そのためにはNAND型メモリアレイが形
成されるP型ウェル領域のP型不純物濃度を低く設定し
なければならない。
【0027】ところが、上記のようにP型不純物濃度を
低く設定すれば、図9(a)に図示される空乏層広がり
長L- depが大きくなって、パンチスルー耐性が低下
してメモリトランジスタおよび選択トランジスタの短チ
ャンネル化が図れなくなり、ひいては高集積化が実現で
きなくなる。つまり、従来のNAND型フラッシュメモ
リのデバイス構造では、セルフブースト効率Brの確保
とメモリトランジスタおよび選択トランジスタの短チャ
ンネル化が相反するトレードオフの関係にあるため、デ
ィスターブ耐性の確保と高集積化が相反して両方とも実
現することが困難である。
【0028】図10(a),(b)は上述したトレード
オフの関係を示すグラフである。図10(a)におい
て、横軸はメモリアレイPウェル(WELL)濃度Nd
opeを、縦軸はセルフブースト効率Brを示してい
る。また図10(b)においては、横軸はメモリアレイ
PWELL濃度Ndopeを、縦軸はメモリトランジス
タおよび選択トランジスタの短チャンネル限界Lmin
を示している。
【0029】図10(a)により、セルフブースト効率
Brを充分に確保するためにはPWELL濃度Ndop
eを低く設定する必要があり、図10(b)により、P
WELL濃度Ndopeを低く設定するとメモリトラン
ジスタおよび選択トランジスタの短チャンネル化が困難
となることが判る。
【0030】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、低電圧での単一電源動作に適
し、ビット線毎のデータラッチ回路のレイアウトが容易
で、しかもディスターブ耐性の良好なデータプログラム
動作を行うことができるNAND型半導体不揮発性記憶
装置を提供することにある。
【0031】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、電気的にデータのプログラムおよび消去
が行われるメモリトランジスタが複数個接続され、その
一端および他端がゲート電圧に応じて導通状態が制御さ
れる選択トランジスタを介してビット線および接地線に
接続されたメモリ接続部がマトリクス状に配置され、同
一行のメモリセルトランジスタの制御ゲートが共通のワ
ード線に接続されてなる半導体不揮発性記憶装置であっ
て、データプログラム動作時、選択トランジスタを非導
通状態に保持して選択メモリトランジスタが在する前記
メモリ接続部のチャンネル部の電位をフローティング状
態とした後、当該メモリ接続部のチャンネル部からトン
ネル電流により電荷を移動させて当該メモリ接続部のチ
ャンネル部電位をプログラム禁止電位まで上昇させ、プ
ログラムすべきデータ内容に応じて前記メモリ接続部の
チャンネル部のプログラム禁止電位を前記選択トランジ
スタを導通させて放電させて、選択ワード線にプログラ
ム電圧を印加して当該選択ワード線に接続されたメモリ
トランジスタ一括にページプログラムを行う制御手段を
有する。
【0032】また、上記制御手段は、上記選択トランジ
スタとメモリ接続部とのに直列に接続され、ゲート電極
と半導体基板との間でトンネル電流により電荷の移動が
可能なトンネル用トランジスタを有し、上記トンネル用
トランジスタのゲート電極に、メモリ接続部のチャンネ
ル部からトンネル電流により電荷を移動させて当該メモ
リ接続部のチャンネル部電位をプログラム禁止電位まで
上昇させるときに、当該トンネル用トランジスタが導通
状態となる電圧を印加する。
【0033】また、上記メモリ接続体部、複数のメモリ
トランジスタが直列接続されたNAND列構成、あるい
は複数のメモリトランジスタが並列に接続されたAND
列構成を有する。
【0034】また、本発明は、電気的にデータのプログ
ラムおよび消去が行われるメモリトランジスタが複数個
接続され、その一端および他端がゲート電圧に応じて導
通状態が制御される選択トランジスタを介してビット線
および接地線に接続されたメモリ接続部がマトリクス状
に配置され、同一行のメモリセルトランジスタの制御ゲ
ートが共通のワード線に接続されてなる半導体不揮発性
記憶装置のデータプログラム方法であって、データプロ
グラム動作時、選択メモリトランジスタが在する前記メ
モリ接続部のチャンネル部の電位をフローティング状態
とした後、当該メモリ接続部のチャンネル部からトンネ
ル電流により電荷を移動させて当該メモリ接続部のチャ
ンネル部電位をプログラム禁止電位まで上昇させ、プロ
グラムすべきデータ内容に応じて前記メモリ接続部のチ
ャンネル部のプログラム禁止電位を放電させて、選択ワ
ード線に接続されたメモリトランジスタ一括にページプ
ログラムを行う。
【0035】本発明にによれば、データプログラム動作
時、選択メモリトランジスタが在するメモリ接続部、た
とえばNAND列チャンネル部の電位をフローティング
状態とした後、前記トンネル用トランジスタから、ダイ
レクト電流あるいはFNトンネル電流により電子が引き
抜かれてNAND列チャンネル部の電位がプログラム禁
止電位まで上昇する。その後プログラムすべきデータ内
容に応じて当該NAND列チャンネル部のプログラム禁
止電位がビット線に放電されて、選択ワード線に接続さ
れたメモリトランジスタ一括にページプログラムが行わ
れる。
【0036】また、メモリトランジスタがプログラムを
禁止すべき場合、当該NAND列チャンネル部の電位が
FNトンネル電流による電子引き抜きによりプログラム
禁止電位まで上昇する。したがって、ワード線印加電圧
の容量カップリングによりNAND列チャンネル部の電
位を上昇させるセルフブースト動作と比較して、プログ
ラム禁止電位を充分高い電圧値に設定することが可能で
ある。そのために、データプログラム時のディスターブ
耐性がよく、しかも選択トランジスタおよびメモリトラ
ンジスタの短チャンネル化により高集積化が実現でき
る。
【0037】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係るNAND型半
導体不揮発性記憶装置のメモリアレイを示す図である。
【0038】図1のNAND型半導体不揮発性記憶装置
は、便宜上、2本のビット線に接続されたNAND列1
本に4個のメモリトランジスタが直列接続された場合の
メモリアレイを示す図であるが、実際のメモリアレイに
おいては、1本のNAND列に直列接続されるメモリト
ランジスタの個数は16個程度が一般的である。
【0039】図1において、BLa、BLbはビット線
を示し、ビット線BLaには2個の選択トランジスタS
T1a〜ST2a、およびび4個のメモリトランジスタ
MT1a〜MT4a、およびトンネル用トランジスタT
Taが直列接続されたNAND列が接続されている。ま
た、ビット線BLbには2個の選択トランジスタST1
b〜ST2b、および4個のメモリトランジスタMT1
b〜MT4b、およびトンネル用トランジスタTTbが
直列接続されたNAND列が接続されている。
【0040】選択トランジスタタST1aおよびST1
bは第1NAND列選択線SL1により制御され、選択
トランジスタタST2aおよびST2bは第2NAND
列選択線SL2により制御される。またメモリトランジ
スタMT1a〜MT4aおよびMT1b〜MT4bはそ
れぞれワード線WL1〜WL4により制御される。さら
に、トンネル用トランジスタTTaおよびTTbはトン
ネル電流制御線TLにより制御される。このように、ト
ンネル電流制御線TLに高電圧パルスを印加することに
よりFNトンネル電流により電子が引き抜かれ、NAN
D列チャンネル部の電位が上昇する。
【0041】なお、本実施形態においては、データプロ
グラム、消去および読み出し動作時に、ワード線WL1
〜WL4、第1NAND列選択線SL1、第2NAND
列選択線SL2、およびトンネル電流制御線TLのレベ
ルを動作に応じた電圧に制御する制御系回路およびその
周辺回路については、図面の簡単化のため省略してい
る。
【0042】図2は、図1のNAND型半導体不揮発性
記憶装置における第1のデバイス構造の簡略断面図であ
る。図2においては、ST1a,ST2aは選択トラン
ジスタ、TTaはトンネル用トランジスタ、およびMT
1a〜MT4aはメモリトランジスタをそれぞれ示して
おり、図2は図1に示すNAND型半導体不揮発性記憶
装置の等価回路の1列分に相当するデバイス構造を簡略
的に示している。
【0043】このNAND型半導体不揮発性記憶装置
は、図2に示すように、半導体基板1、半導体基板1に
形成され、メモリアレイ領域が形成されるP型ウェル領
域2、半導体基板1のチャンネル形成領域上に形成され
たトンネル酸化膜3、メモリトランジスタMT1a〜M
T4aのフローティングゲート電極をなす第1層目のポ
リシリコンゲート電極4、ポリシリコンゲート電極4上
に形成された層間絶縁膜5、選択トランジスタST1
a,ST2aおよびトンネル用トランジスタTTa領域
のトンネル酸化膜3上、並びに層間絶縁膜5上に形成さ
れたメモリトランジスタMT1a〜MT4a、選択トラ
ンジスタST1a,ST2aおよびトンネル用トランジ
スタTTaの制御ゲート電極WL1〜WL4,SL1,
SL2,TLをなす第2層目のポリシリコンゲート電極
6、およびメモリトランジスタMT1a〜MT4a、選
択トランジスタST1a,ST2aおよびトンネル用ト
ランジスタTTaのソースおよびドレイン拡散層7によ
り構成されている。
【0044】また、図3は、図1のNAND型半導体不
揮発性記憶装置における第2のデバイス構造の簡略断面
図である。図3の第2のデバイス構造は、基本的に図2
の第1のデバイス構造と同様である。異なる点は、トン
ネル用トランジスタTTaのトンネル酸化膜3aがメモ
リトランジスタの膜厚10nm程度のトンネル酸化膜3
と比較して、膜厚が薄く、たとえば4〜8nm程度に形
成されていることである。トンネル用トランジスタTT
aのみ酸化膜厚を薄く形成することにより、より低電圧
パルスでFNトンネル電流を流すことができ好適であ
る。ただし、トンネル酸化膜厚を作り分けるため別々の
製造プロセス工程が必要となる。
【0045】次に、図1のNAND型半導体不揮発性記
憶装置におけるデータプログラム動作について図4に関
連付けて説明する。図4は、ワード線WL2を選択して
ページプログラムをする場合に、MT2aがプログラム
を禁止すべきメモリトランジスタであり、MT2bがプ
ログラムすべきメモリトランジスタである場合の動作を
説明する図である。
【0046】まず、NAND列選択線SL1およびSL
2に接地電圧GND(0V)が印加され、各NAND列
チャンネル部がフローティング状態に保持される。この
状態で、すべてのワード線WL1〜WL4にパス電圧V
pass(たとえば6V)が印加され、トンネル電流制
御線TLには〜数マイクロ秒程度のパルス幅の高電圧パ
ルスVtun(たとえば22V)が印加される。その結
果、フローティング状態の各NAND列チャンネル部か
らトンネル用トランジスタTTa〜TTbを介して、F
Nトンネル電流により電子が引き抜かれ、各NAND列
チャンネル部の電位がたとえば〜10V程度のプログラ
ム禁止電圧まで上昇する。
【0047】次に、トンネル電流制御線TLの印加電圧
が接地電圧GNDからパス電圧Vpass(たとえば6
V)に立ち下げられ、第1NAND列選択線SL1が電
源電圧VCC(3.3V)に立ち上げられる。ここで、
ページデータがラッチされた各ビット線毎の図示しない
データラッチ回路に駆動されて、プログラムを禁止すべ
きメモリトランジスタMT2aが接続されたビット線B
Laには電源電圧VCC(3.3V)が、プログラムす
べきメモリトランジスタMT2bが接続されたビット線
BLbには接地電圧GND(0V)が印加されている。
その結果、メモリトランジスタMT2aが在するNAN
D列チャンネル部はフローティング状態のままプログラ
ム禁止電圧(〜10V)を保持するが、メモリトランジ
スタMT2bが在するNAND列チャンネル部はビット
線BLbを介して接地電圧GND(0V)レベルに放電
される。
【0048】一方、選択ワード線WL2には〜数10マ
イクロ秒程度のパルス幅のプログラム電圧Vpgm(た
とえば18V)が印加される。その結果、メモリトラン
ジスタMT2aはプログラム禁止電圧により消去状態に
保持され、メモリトランジスタMT2bはプログラム電
圧Vpgmによりデータプログラムがなされ、しきい値
電圧は正方向にシフトして、たとえば消去状態の−3V
から2V程度になる。
【0049】上述した図1の実施形態では、ワード線印
加電圧の容量カップリングによりNAND列チャンネル
部の電位を上昇させる従来のセルフブースト動作と比較
して、プログラム禁止電位を充分高い電圧値(〜10
V)に設定することが可能である。したがって、非選択
メモリトランジスタMT2aに対するディスターブ耐性
を向上させることができる。また、パス電圧Vpass
は消去状態のメモリトランジスタをオンさせるだけでよ
いので、〜6V程度の電圧値で充分である。したがっ
て、非選択メモリトランジスタMT1b、MT3b〜M
T4bに対するディスターブ耐性を向上させることがで
きる。
【0050】なお、図1におけるNAND型半導体不揮
発性記憶装置においてはデータの書き換えはNAND列
ブロック単位で行われるため、データプログラムは接地
線側に近い位置のメモリトランジスタから順次ビット線
側に近い位置のメモリトランジスタへと、具体的にはワ
ード線WL4からワード線WL1へと順次ページプログ
ラムが行われることが好ましい。データプログラムを接
地線側に近い位置のメモリトランジスタから順次行うこ
とにより、前のページプログラムにより隣接するメモリ
トランジスタのしきい値電圧がプログラム状態に上昇し
ても、未だページプログラムがなされていない消去状態
のメモリトランジスタが在するNAND列チャンネル部
の電位に関しては、確実にプログラム禁止電圧まで上昇
する。同様の理由により、トンネル用トランジスタをN
AND列において接地線側の選択トランジスタに隣接し
て配置するような構成にする場合には、データプログラ
ムはビット線側に近い位置のメモリトランジスタから接
地線側に近い位置のメモリトランジスタへと、順次ペー
ジプログラムが行われることが好ましい。
【0051】図5は、上述のように図4に関連付けて説
明した動作のタイミングチャートを示す図である。以
下、図1のデータプログラム動作を、図5のタイミング
チャートを参照しながらさらに詳細に説明する。
【0052】図5において、φP/Rはプログラム/ベ
リファイ制御信号であり、図中、時刻t1〜t4の間に
第1回目のプログラム/ベリファイ動作が行われ、時刻
t4〜t7の間に第2回目のプログラム/ベリファイ動
作が行われる。
【0053】まず、図5(d),(e)に示すように、
時刻t1で第1回目のプログラム動作が開始されて、す
べてのワード線WLにパス電圧Vpassが印加され、
トンネル電流制御線TLには、図5(c)に示すよう
に、高電圧パルスVtunが印加される。その結果、フ
ローティング状態の各NAND列チャンネル部からFN
トンネル電流により電子が引き抜かれ、各NAND列チ
ャンネル部の電位が図5(f),(g)に示すように、
(図中VCHaおよびVCHb)プログラム禁止電圧V
bstまで上昇する。
【0054】次に、図5(c)に示すように、時刻t2
でトンネル電流制御線TLの印加電圧がパス電圧Vpa
ssに立ち下げられ、一方、図5(b)に示すように、
第1NAND列選択線SL1が電源電圧VCCに立ち上
げられる。その結果、図5(f),(g)に示すよう
に、メモリトランジスタMT2aが在するNAND列チ
ャンネル部VCHaはフローティング状態のままプログ
ラム禁止電圧Vbstを保持するが、メモリトランジス
タMT2bが在するNAND列チャンネル部VCHbは
GNDレベルに放電される。
【0055】一方、図5(d)に示すように、選択ワー
ド線WL2にはプログラム電圧Vpgmが印加される。
その結果、時刻t2〜t3の間は、メモリトランジスタ
MT2aはプログラム禁止状態のバイアス設定となり、
メモリトランジスタMT2bはプログラム状態のバイア
ス設定となる。
【0056】時刻t3〜t4の間は、上述したように、
第1回目のベリファイ動作期間であり、図5(d)に示
すように、選択ワード線WL2に接地電圧GNDが印加
され、図5(e),(b),(c)に示すように、すべ
ての非選択ワード線WLおよびNAND列選択線SLお
よびトンネル電流制御線TLに電源電圧VCCが印加さ
れパス状態として、通常のNAND型フラッシュメモリ
と同様のベリファイ動作が行われる。
【0057】また、時刻t4〜t7の間は第2回目のプ
ログラム/ベリファイ動作であり、第1回目のプログラ
ム/ベリファイ動作のまったくの繰り返しである。した
がっって、その説明は省略する。
【0058】図6は、図1のNAND型半導体不揮発性
記憶装置における、すでに説明したプログラム動作、お
よび消去動作、読み出し動作についての、各バイアス設
定を示す図である。なお図中、プログラム動作は便宜上
FNブースト時(図5において時刻t1〜t2)と実プ
ログラム時(図5において時刻t2〜t3)に分けて示
されている。
【0059】図6において、プログラム動作はすでに説
明したとおりであり、再度の説明を省略する。消去動作
については、従来のNAND型フラッシュメモリと基本
的に同様であり、選択NAND列ブロックの全ワード線
に0V、非選択NAND列ブロックの全ワード線および
メモリアレイの基板PWELLに高電圧(Verase
=22V)が印加される。その結果、選択NAND列ブ
ロックのメモリトランジスタのみ、フローティングゲー
トから基板に電子が引き抜かれて、メモリトランジスタ
のしきい値電圧は負方向にシフトして、たとえば−3V
程度になる。
【0060】読み出し動作についても、従来のNAND
型フラッシュメモリと基本的に同様であり、選択NAN
D列ブロックにおいては、選択ワード線WLにGNDレ
ベルが印加され、すべての非選択ワード線WLおよびN
AND列選択線SLおよびトンネル電流制御線TLに電
源電圧VCCが印加されてパス状態として、通常のNA
ND型フラッシュメモリと同様の読み出し動作が行われ
る。
【0061】以上説明したように、本実施形態のNAN
D型半導体不揮発性記憶装置によれば、従来のNAND
列にトンネル用トランジスタが直列接続されてNAND
列を構成し、データプログラム動作時、選択メモリトラ
ンジスタが在するNAND列チャンネル部の電位をフロ
ーティング状態とした後、前記トンネル用トランジスタ
からFNトンネル電流により電子を引き抜いてNAND
列チャンネル部の電位をプログラム禁止電位まで上昇さ
せ、その後プログラムすべきデータ内容に応じて当該N
AND列チャンネル部のプログラム禁止電位をビット線
に放電し、選択ワード線に接続されたメモリトランジス
タ一括にページプログラムを行う。したがって、ワード
線印加電圧の容量カップリングによりNAND列チャン
ネル部の電位を上昇させるセルフブースト動作と比較し
て、プログラム禁止電位を充分高い電圧値に設定するこ
とが可能であり、データプログラム時のディスターブ耐
性を改善することができる。
【0062】なお、上述した実施形態においては、NA
ND型半導体不揮発性記憶装置を例について説明した
が、本発明が図7に示すようないわゆるAND型の半導
体不揮発性記憶装置等、他の型のものでも適用できるこ
とはいうまでもない。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
低電圧での単一電源動作に適し、ビット線毎のデータラ
ッチ回路のレイアウトが容易で、しかもディスターブ耐
性の良好なデータプログラム動作を行ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るNAND型半導体不揮発性記憶装
置の一実施形態を示す回路図である。
【図2】図1のNAND型半導体不揮発性記憶装置にお
ける第1のデバイス構造の簡略断面図である。
【図3】図1のNAND型半導体不揮発性記憶装置にお
ける第2のデバイス構造の簡略断面図である。
【図4】図1のNAND型半導体不揮発性記憶装置にお
けるデータプログラム動作を説明するための図である。
【図5】図4のデータプログラム動作のタイミングチャ
ートである。
【図6】本発明のNAND型半導体不揮発性記憶装置に
おいて、プログラム動作、消去動作、読み出し動作につ
いての、各バイアス設定を示す図である。
【図7】本発明に係るAND型半導体不揮発性記憶装置
の構成例を示す回路図である。
【図8】セルフブースト動作によりNAND型フラッシ
ュメモリのデータプログラムを行う場合の、動作を説明
するための図である。
【図9】(a)はセルフーブースト動作時における1個
のメモリトランジスタを図示したものであり、(b)は
その等価回路図である。
【図10】セルフブースト効率Brの確保とトランジス
タの短チャンネル化が、相反するトレードオフの関係に
あることを説明するための図である。
【符号の説明】
SL1〜SL2…NAND列選択線、WL1〜WL4…
ワード線、BLa,BLb…ビット線、TL…トンネル
電流制御線、ST1a 〜ST2a ,ST1b 〜ST2
b …選択トランジスタ、MT1a 〜MT4a ,MT1b
〜MT4b …メモリトランジスタ、TTa ,TTb …ト
ンネル用トランジスタ、Vpgm…プログラム電圧、V
pass…パス電圧、Vtun…トンネル電流誘起高電
圧パルス、Vbst…ブースト電圧(プログラム禁止電
圧)、φP/R…プログラム/ベリファイ制御信号、C
- ono…コントロールゲート/フローティングゲート
間の層間容量、C- tox…トンネル酸化膜容量、C-
ch…チャンネル部容量、C- ins…C- onoとC
- toxの直列接続による合成容量、Br…セルフブー
スト効率、1…半導体基板、2…P型ウェル領域、3…
トンネル酸化膜、3a…トンネル酸化膜(トンネル用ト
ランジスタ)、4…第1層目のポリシリコンゲート電
極、5…層間絶縁膜、6…第2層目のポリシリコンゲー
ト電極、7…ソースおよびドレイン拡散層。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気的にデータのプログラムおよび消去
    が行われるメモリトランジスタが複数個接続され、その
    一端および他端がゲート電圧に応じて導通状態が制御さ
    れる選択トランジスタを介してビット線および接地線に
    接続されたメモリ接続部がマトリクス状に配置され、同
    一行のメモリセルトランジスタの制御ゲートが共通のワ
    ード線に接続されてなる半導体不揮発性記憶装置であっ
    て、 データプログラム動作時、選択トランジスタを非導通状
    態に保持して選択メモリトランジスタが在する前記メモ
    リ接続部のチャンネル部の電位をフローティング状態と
    した後、当該メモリ接続部のチャンネル部からトンネル
    電流により電荷を移動させて当該メモリ接続部のチャン
    ネル部電位をプログラム禁止電位まで上昇させ、プログ
    ラムすべきデータ内容に応じて前記メモリ接続部のチャ
    ンネル部のプログラム禁止電位を前記選択トランジスタ
    を導通させて放電させて、選択ワード線にプログラム電
    圧を印加して当該選択ワード線に接続されたメモリトラ
    ンジスタ一括にページプログラムを行う制御手段を有す
    る半導体不揮発性記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記選択トランジスタ
    とメモリ接続部との間に直列に接続され、ゲート電極と
    半導体基板との間でトンネル電流により電荷の移動が可
    能なトンネル用トランジスタを有し、前記トンネル用ト
    ランジスタのゲート電極に、メモリ接続部のチャンネル
    部からトンネル電流により電荷を移動させて当該メモリ
    接続部のチャンネル部電位をプログラム禁止電位まで上
    昇させるときに、当該トンネル用トランジスタが導通状
    態となる電圧を印加する請求項1記載の半導体不揮発性
    記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記メモリ接続部は、複数のメモリトラ
    ンジスタが直列接続されたNAND列構成を有する請求
    項1記載の半導体不揮発性記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記メモリ接続部は、複数のメモリトラ
    ンジスタが並列に接続されたAND列構成を有する請求
    項1記載の半導体不揮発性記憶装置。
  5. 【請求項5】 前記メモリ接続部は、複数のメモリトラ
    ンジスタが直列接続されたNAND列構成を有し、 前記制御部は、各ビット線に対応したデータラッチ回路
    を有し、選択トランジスタを導通状態にした状態で前記
    データラッチ回路のデータ内容に応じて前記NAND列
    のチャンネル部のプログラム禁止電位をビット線に放電
    させる請求項2記載の半導体不揮発性記憶装置。
  6. 【請求項6】 前記トンネル用トランジスタのトンネル
    絶縁膜の膜厚は前記メモリトランジスタのトンネル絶縁
    膜の膜厚よりも薄く形成されている請求項2記載の半導
    体不揮発性記憶装置。
  7. 【請求項7】 前記トンネル用トランジスタは前記NA
    ND列においてビット線側の選択トランジスタに隣接し
    て配置されている請求項3記載の半導体不揮発性記憶装
    置。
  8. 【請求項8】 前記トンネル用トランジスタは前記AN
    D列においてビット線側の選択トランジスタに隣接して
    配置されている請求項4記載の半導体不揮発性記憶装
    置。
  9. 【請求項9】 接地線側に近い位置のメモリトランジス
    タからビット線側に近い位置のメモリトランジスタへ
    と、順次ページプログラムが行われる請求項7記載の半
    導体不揮発性記憶装置。
  10. 【請求項10】 接地線側に近い位置のメモリトランジ
    スタからビット線側に近い位置のメモリトランジスタへ
    と、順次ページプログラムが行われる請求項8記載の半
    導体不揮発性記憶装置。
  11. 【請求項11】 前記トンネル用トランジスタは前記N
    AND列において接地線側の選択トランジスタに隣接し
    て配置されている請求項3記載の半導体不揮発性記憶装
    置。
  12. 【請求項12】 前記トンネル用トランジスタは前記N
    AND列において接地線側の選択トランジスタに隣接し
    て配置されている請求項4記載の半導体不揮発性記憶装
    置。
  13. 【請求項13】 ビット線側に近い位置のメモリトラン
    ジスタから接地線側に近い位置のメモリトランジスタへ
    と、順次ページプログラムが行われる請求項11記載の
    半導体不揮発性記憶装置。
  14. 【請求項14】 ビット線側に近い位置のメモリトラン
    ジスタから接地線側に近い位置のメモリトランジスタへ
    と、順次ページプログラムが行われる請求項12記載の
    半導体不揮発性記憶装置。
  15. 【請求項15】 電気的にデータのプログラムおよび消
    去が行われるメモリトランジスタが複数個接続され、そ
    の一端および他端がゲート電圧に応じて導通状態が制御
    される選択トランジスタを介してビット線および接地線
    に接続されたメモリ接続部がマトリクス状に配置され、
    同一行のメモリセルトランジスタの制御ゲートが共通の
    ワード線に接続されてなる半導体不揮発性記憶装置のデ
    ータプログラム方法であって、 データプログラム動作時、選択メモリトランジスタが在
    する前記メモリ接続部のチャンネル部の電位をフローテ
    ィング状態とした後、 当該メモリ接続部のチャンネル部からトンネル電流によ
    り電荷を移動させて当該メモリ接続部のチャンネル部電
    位をプログラム禁止電位まで上昇させ、 プログラムすべきデータ内容に応じて前記メモリ接続部
    のチャンネル部のプログラム禁止電位を放電させて、 選択ワード線に接続されたメモリトランジスタ一括にペ
    ージプログラムを行う半導体不揮発性記憶装置のデータ
    プログラム方法。
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