JP3610321B2 - スイッチング電源装置及びこれに用いられる制御回路、並びに、スイッチング電源装置の制御方法 - Google Patents

スイッチング電源装置及びこれに用いられる制御回路、並びに、スイッチング電源装置の制御方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スイッチング電源装置及びこれに用いられる制御回路に関し、さらに詳細には、位相シフト制御方式を用いたスイッチング電源装置及びこれに用いられる制御回路に関する。また本発明は、スイッチング電源装置の制御方法に関し、さらに詳細には、位相シフト制御方式によるスイッチング電源装置の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、スイッチング電源装置として、いわゆるDC/DCコンバータが知られている。代表的なDC/DCコンバータは、スイッチング回路を用いて直流入力を一旦交流に変換した後、トランスを用いてこれを変圧(昇圧または降圧)し、さらに、出力回路を用いてこれを直流に変換する装置であり、これによって入力電圧とは異なる電圧を持った直流出力を得ることができる。ここで、大容量が要求されるスイッチング電源装置のスイッチング回路としては、いわゆるフルブリッジ回路が用いられることが一般的であるが、この種のスイッチング回路において発生するスイッチング損失を低減可能な駆動方式として、いわゆる位相シフト制御方式が知られている。
【0003】
図10は、従来のスイッチング電源装置10を示す回路図である。
【0004】
図10に示されるように、従来のスイッチング電源装置10は、入力電源11の両端間に接続された入力コンデンサ12と、第1〜第4のトランジスタ13〜16からなるスイッチング回路17と、トランス18と、ダイオード19及び20からなる整流回路21と、インダクタ22及びコンデンサ23からなる平滑回路24と、スイッチング回路17の動作を制御する制御回路25とを備えており、平滑回路24の出力は負荷26に接続されている。また、スイッチング回路17と入力コンデンサ12との間には、配線に起因する寄生インダクタンス27が存在している。
【0005】
制御回路25は平滑回路24からの出力電圧Voを監視し、これに基づいて出力電圧Voが所定の値となるようスイッチング回路17の動作を制御する回路であり、位相シフト制御方式によってその出力信号Pulse−A〜Pulse−Dを生成している。このような位相シフト制御を行う制御回路としては、例えば、米国特許第5,291,384号公報に記載された制御回路が知られている。
【0006】
図11は、従来のスイッチング電源装置10の動作を示すタイミング図である。
【0007】
図11に示されるように、位相シフト制御においては、Pulse−AとPulse−Bは、所定のデッドタイムをはさんで交互にハイレベルとなり、Pulse−Cは、Pulse−Bに対して位相シフトされ、Pulse−Dは、Pulse−Aに対して位相シフトされる。ここで、トランス18の1次側の電圧Vmtの波形は、Pulse−Aに対するPulse−Dの位相シフト量、並びに、Pulse−Bに対するPulse−Cの位相シフト量によって決まる。具体的には、図11に示されるように、Pulse−AとPulse−Dがいずれもハイレベルとなっている期間においては、第1のトランジスタ13及び第4のトランジスタ16の両方がオン状態となるため、トランス18の1次側の電圧VmtはVinとなる一方、Pulse−BとPulse−Cがいずれもハイレベルとなっている期間においては、第2のトランジスタ14及び第3のトランジスタ15の両方がオン状態となるため、トランス18の1次側の電圧Vmtは−Vinとなる。その他の期間においては、トランス18の1次側の電圧Vmtはゼロである。
【0008】
したがって、トランス18の2次側へ伝送される電力は、Pulse−Aに対するPulse−Dの位相シフト量及びPulse−Bに対するPulse−Cの位相シフト量によって決まり、入力電源11の電圧Vinが小さくなると、制御回路25は、Pulse−Aに対するPulse−Dの位相シフト量及びPulse−Bに対するPulse−Cの位相シフト量を減少させ、これによって、Pulse−A及びPulse−Dがいずれもハイレベルとなる期間、並びに、Pulse−B及びPulse−Cがいずれもハイレベルとなる期間を長くする。一方、入力電源11の電圧Vinが大きくなると、制御回路25は、Pulse−Aに対するPulse−Dの位相シフト量及びPulse−Bに対するPulse−Cの位相シフト量を増大させ、これによって、Pulse−A及びPulse−Dがいずれもハイレベルとなる期間、並びに、Pulse−B及びPulse−Cがいずれもハイレベルとなる期間を短くする。このため、負荷26が軽負荷状態若しくは無負荷状態になると、Pulse−A及びPulse−Dがいずれもハイレベルとなる期間、並びに、Pulse−B及びPulse−Cがいずれもハイレベルとなる期間はゼロとなり、トランス18の2次側には電力が伝送されない状態とされる。
【0009】
図12は、軽負荷状態若しくは無負荷状態における従来のスイッチング電源装置10の動作を示すタイミング図である。
【0010】
図12に示されるように、従来のスイッチング電源装置10においては、軽負荷状態若しくは無負荷状態になると、Pulse−Cの位相はPulse−Bに対して約180°(約半周期)シフトし、Pulse−Dの位相はPulse−Aに対して約180°シフトするため、Pulse−A及びPulse−Dがいずれもハイレベルとなる期間、並びに、Pulse−B及びPulse−Cがいずれもハイレベルとなる期間はなくなる。これにより、トランス18の1次側の電圧Vmtはゼロに固定される。このとき、従来のスイッチング電源装置10においては、図12に示されるように、Pulse−AとPulse−Cは実質的に同一波形であり、Pulse−BとPulse−Dは実質的に同一波形となっている。
【0011】
制御回路25によるこのような制御は、制御回路25内において生成されるのこぎり波のレベルと出力電圧Voに対応する内部信号のレベルとの比較に基づいて行われる。この場合、制御回路25内で生成されるのこぎり波の周期は、クロック信号の周期と一致しており、クロック信号がハイレベルとなっている期間においてのこぎり波のレベルは最低レベルを維持し、クロック信号がローレベルとなっている期間においてのこぎり波のレベルは直線的に増大する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、同公報に記載された制御回路25を用いた従来のスイッチング電源装置10においては、出力電圧Voに対応する内部信号のレベルとのこぎり波のレベルとの比較を、のこぎり波の最小レベルから最大レベルの全領域に亘って有効に行うことができないか、或いは、トランス18の1次側電圧Vmtを入力電圧Vin(−Vin)とすべき期間の最小値(出力パルスの最小幅)を実質的に無限小まで制御することができないという問題があった。以下これについて、詳細に説明する。
【0013】
同公報に記載された制御回路25を用いた場合、トランス18の1次側電圧である出力パルスは、Pulse−AまたはPulse−Bの立ち上がりエッジが現れてから、のこぎり波のレベルが出力電圧Voに対応する内部信号のレベルを超えるまでの期間において発生するが、Pulse−A及びPulse−Bの立ち上がりエッジは、同公報に記載されているようにクロック信号の立ち上がりエッジが現れてから所定期間経過後に現れる。ここで、クロック信号の立ち上がりエッジが現れてからPulse−AまたはPulse−Bの立ち上がりエッジが現れるまでの期間は、いわゆるデッドタイムである。
【0014】
図13は、同公報に記載された制御回路25において、クロック信号のパルス幅(ハイレベル期間)よりもデッドタイムの方が長い場合における、出力電圧Voに対応する内部信号のレベルと比較可能なのこぎり波のレベル領域、並びに、出力パルスの最小幅について説明するためのタイミング図である。
【0015】
図13に示されるように、同公報に記載された制御回路25において、クロック信号のパルス幅(ハイレベル期間)よりもデッドタイムの方が長い場合、デッドタイム中においてのこぎり波のレベルの上昇が始まることから、Pulse−AまたはPulse−Bの立ち上がりエッジが出現するタイミング(デッドタイムが終了するタイミング)においては、のこぎり波のレベルは既にその最小レベルよりも所定レベルVtだけ上昇している。
【0016】
ところが、上述のとおり、トランス18の1次側電圧である出力パルスは、Pulse−AまたはPulse−Bの立ち上がりエッジが現れてから、のこぎり波のレベルが出力電圧Voに対応する内部信号のレベルを超えるまでの期間において発生することから、出力電圧Voに対応する内部信号のレベルが上記所定レベルVt以下である場合には出力パルスは発生しない。すなわち、従来の制御回路25においては、出力電圧Voに対応する内部信号のレベルとのこぎり波のレベルとの比較が、のこぎり波の最小レベルから上記所定レベルVtまでの領域においては有効に行われず、のこぎり波のレベルが上記所定レベルVtを超える領域においてのみ当該比較を有効に行うことが可能となる。
【0017】
このように、制御回路25において、クロック信号のパルス幅(ハイレベル期間)よりもデッドタイムの方が長い場合には、出力電圧Voに対応する内部信号のレベルと比較可能なのこぎり波のレベルが、所定の領域(>Vt)に制限されることが分かる。一方、出力パルスの最小幅については、実質的に無限小まで制御することが可能である。
【0018】
図14は、同公報に記載された制御回路25において、クロック信号のパルス幅(ハイレベル期間)よりもデッドタイムの方が短い場合における、出力電圧Voに対応する内部信号のレベルと比較可能なのこぎり波のレベル領域、並びに、出力パルスの最小幅について説明するためのタイミング図である。
【0019】
図14に示されるように、同公報に記載された制御回路25において、クロック信号のパルス幅(ハイレベル期間)よりもデッドタイムの方が短い場合、のこぎり波のレベルが最小レベルとなっている期間において、Pulse−AまたはPulse−Bの立ち上がりエッジが出現する。すなわち、のこぎり波のレベルが最小レベルとなっている期間において、デッドタイムが終了する。したがって、この場合には、出力電圧Voに対応する内部信号のレベルとのこぎり波のレベルとの比較を、のこぎり波の最小レベルから最大レベルの実質的全領域に亘って有効に行うことが可能となる。
【0020】
ところが、上述のとおり、トランス18の1次側電圧である出力パルスは、Pulse−AまたはPulse−Bの立ち上がりエッジが現れてから、のこぎり波のレベルが出力電圧Voに対応する内部信号のレベルを超えるまでの期間において発生することから、出力パルスの最小幅は、Pulse−AまたはPulse−Bの立ち上がりエッジが現れてからクロック信号の立ち下がりエッジが現れるまでの期間に制限され、それ以下の幅を持った出力パルスを発生させることはできない。
【0021】
このように、制御回路25において、クロック信号のパルス幅(ハイレベル期間)よりもデッドタイムの方が短い場合には、出力パルスの最小幅が制限され、無限小まで制御することはできない。一方、出力電圧Voに対応する内部信号のレベルとのこぎり波のレベルとの比較は、のこぎり波の最小レベルから最大レベルの実質的全領域に亘って有効に行うことが可能である。
【0022】
以上から明らかなように、同公報に記載された制御回路25においては、クロック信号のパルス幅(ハイレベル期間)とデッドタイムとが等しければ、出力電圧Voに対応する内部信号のレベルとのこぎり波のレベルとの比較をのこぎり波の最小レベルから最大レベルの実質的全領域に亘って有効に行うことができ、且つ、出力パルスの最小幅を実質的に無限小まで制御することができる。しかしながら、クロック信号のパルス幅(ハイレベル期間)は、ユーザによって自由に変更することができない一方、デッドタイムは、スイッチング電源装置10の特性に大きく関わる要素であることから、これをクロック信号のパルス幅(ハイレベル期間)との関係のみにおいて自由に設定することはできない。このため、同公報に記載された制御回路25において、クロック信号のパルス幅(ハイレベル期間)とデッドタイムとを完全に一致させることは困難である。
【0023】
このため、従来のスイッチング電源装置10においては、スイッチング回路17の制御を高精度で行うことは困難であった。
【0024】
したがって、本発明の目的は、スイッチング回路の制御が高精度に行われるスイッチング電源装置を提供することである。
【0025】
また、本発明の他の目的は、スイッチング電源装置に用いられる制御回路であって、スイッチング電源装置に含まれるスイッチング回路を高精度に制御することができる制御回路を提供することである。
【0026】
また、本発明のさらに他の目的は、スイッチング電源装置に含まれるスイッチング回路を高精度に制御することができるスイッチング電源装置の制御方法を提供することである。
【0027】
【課題を解決するための手段】
本発明のかかる目的は、トランスと、前記トランスの1次側に設けられ、第1及び第2のアームを含むフルブリッジ型のスイッチング回路と、前記トランスの2次側に設けられた出力回路と、前記スイッチング回路を位相シフト制御する制御回路とを備えたスイッチング電源装置であって、前記制御回路が、前記第1のアームを駆動する出力信号をクロック信号に基づいて生成し、前記第2のアームを駆動する出力信号を、前記第1のアームを駆動する前記出力信号のデッドタイムに基づいて生成されたのこぎり波を基準として生成することを特徴とするスイッチング電源装置によって達成される。
【0030】
本発明の好ましい実施態様においては、スイッチング電源装置は、さらに、前記スイッチング回路に含まれる前記各スイッチに対してそれぞれ並列に設けられた複数のコンデンサ及び複数のスナバ回路と、前記第1のアームと前記トランスとの間に挿入されたインダクタとを備えている。
【0031】
本発明の前記目的はまた、フルブリッジ型のスイッチング回路を含むスイッチング電源装置を位相シフト制御するための制御回路であって、交互にハイレベルとなる一対の第1の内部信号を生成する第1の手段と、前記第1の内部信号を受け、これに第1のデッドタイムを与えることによって前記スイッチング電源装置の第1のアームを駆動する一対の第1の出力信号を生成する第2の手段と、前記第1のデッドタイムに基づいてのこぎり波を生成する第3の手段と、少なくとも前記スイッチング電源装置の出力電圧及び前記のこぎり波に基づき、交互にハイレベルとなる一対の第2の内部信号を生成する第4の手段と、前記第2の内部信号を受け、これに第2のデッドタイムを与えることによって前記スイッチング電源装置の第2のアームを駆動する一対の第2の出力信号を生成する第5の手段とを備える制御回路によって達成される。
【0032】
本発明の好ましい実施態様においては、前記第3の手段が、前記第1のデッドタイムにおいて活性状態となる第3の内部信号を生成する論理回路と、前記第3の内部信号が活性状態となっている期間において前記のこぎり波を最小レベルとするランプ回路とを含む。
【0033】
本発明のさらに好ましい実施態様においては、前記ランプ回路は、前記第3の内部信号が非活性状態となっている期間において前記のこぎり波のレベルを上昇させる。
【0034】
本発明の前記目的はまた、いずれも高位側スイッチ及び低位側スイッチからなる第1及び第2のアームを備えるスイッチング電源装置を制御する制御回路であって、前記第1のアームを構成する高位側スイッチ及び前記第1のアームを構成する低位側スイッチを交互にオンさせる第1の手段と、前記第1のアームを構成する高位側スイッチがターンオンするタイミング及び前記第1のアームを構成する低位側スイッチがターンオンするタイミングにおいて上昇を開始するのこぎり波を生成する第2の手段と、少なくとも前記スイッチング電源装置の出力電圧及び前記のこぎり波に基づき、前記第2のアームを構成する高位側スイッチ及び前記第2のアームを構成する低位側スイッチを制御する第3の手段とを備える制御回路によって達成される。
【0035】
本発明の前記目的はまた、フルブリッジ型のスイッチング回路を含むスイッチング電源装置の駆動方法であって、前記スイッチング回路の第1のアームのデッドタイムを検出し、検出されたデッドタイムに基づいてのこぎり波を生成し、少なくとも前記スイッチング電源装置の出力電圧及び前記のこぎり波に基づいて前記スイッチング回路の第2のアームを駆動する出力信号を生成することを特徴とするスイッチング電源装置の駆動方法によって達成される。
【0036】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施態様について詳細に説明する。
【0037】
図1は、本発明の好ましい実施態様にかかるスイッチング電源装置30を示す回路図である。
【0038】
図1に示されるように、本実施態様にかかるスイッチング電源装置30は、入力電源31の両端間に接続された入力コンデンサ32と、第1〜第4のトランジスタ33〜36を含むフルブリッジ型のスイッチング回路37と、トランス38と、スイッチング回路37とトランス38との間に挿入されたインダクタ39と、ダイオード40及び41からなる整流回路42と、インダクタ43及びコンデンサ44からなる平滑回路45と、スイッチング回路37の動作を制御する制御回路46と、制御回路46と第1〜第4のトランジスタ33〜36との間にそれぞれ設けられた第1〜第4の絶縁回路47〜50とを備えており、整流回路42及び平滑回路45からなる出力回路は、負荷51に接続されている。また、スイッチング回路37と入力コンデンサ32との間には、配線に起因する寄生インダクタンス68が存在している。ここで、第1〜第4の絶縁回路47〜50は、スイッチング電源装置30の1次側回路と2次側回路との絶縁状態を確保しつつ、制御回路46より出力される出力信号Pulse−A〜Pulse−Dを第1〜第4のトランジスタ33〜36のゲートにそれぞれ供給する回路である。
【0039】
また、図1に示されるように、スイッチング回路37には、第1〜第4のトランジスタ33〜36に対してそれぞれ並列に接続されたコンデンサ52〜55がさらに含まれており、これらコンデンサ52〜55は、インダクタ39との共振によって第1〜第4のトランジスタ33〜36のスイッチング損失を低減する役割を果たす。さらに、スイッチング回路37には、第1〜第4のトランジスタ33〜36に対してそれぞれ並列に接続されたスナバ回路56〜59がさらに含まれており、これらスナバ回路56〜59は、それぞれ抵抗60〜63とコンデンサ64〜67の直列回路によって構成される。スナバ回路56〜59は、第1〜第4のトランジスタ33〜36に印加されるサージ電圧を緩和する役割を果たす。
【0040】
制御回路46は平滑回路45からの出力電圧Voを監視し、これに基づいて出力電圧Voが所定の値となるようスイッチング回路37の動作を制御する回路であり、位相シフト制御方式によってその出力信号Pulse−A〜Pulse−Dを生成している。
【0041】
図2は、制御回路46の回路図である。
【0042】
図2に示されるように、制御回路46は、クロック信号CLKを生成する発振器70を備え、かかるクロック信号CLKはデータラッチ回路71のクロック入力端子(CK)に供給される。ここで、発振器70によって生成されるクロック信号CLKの周波数は、周波数設定信号FREQ.SETによって設定することができる。データラッチ回路71の反転出力端子(反転Q)は、そのデータ入力端子(D)に接続されていることから、データラッチ回路71の反転出力端子(反転Q)より出力される内部信号Pulse−A’の論理レベル及び非反転出力端子(Q)より出力される内部信号Pulse−B’の論理レベルは、クロック信号CLKの立ち上がりエッジに応答して反転することになる。
【0043】
これら内部信号Pulse−A’及び内部信号Pulse−B’は、それぞれ第1のデッドタイム生成回路72及び第2のデッドタイム生成回路73に供給され、これら第1のデッドタイム生成回路72及び第2のデッドタイム生成回路73の出力信号Pulse−A及び出力信号Pulse−Bは、それぞれ図1に示した第1及び第2の絶縁回路47、48に供給される。
【0044】
また、制御回路46は出力信号Pluse−A及び出力信号Pluse−Bを入力とする非論理和回路(NOR)90及びランプ回路74を備え、ランプ回路74の入力端74aと接地電位GNDとの間には、非論理和回路(NOR)90の出力である内部信号DELAYA−Bをゲートに受けるトランジスタ75が接続されている。これにより、ランプ回路74の入力端74aは、内部信号DELAYA−Bがハイレベルとなるたびに接地され、これに応答してランプ回路74は、内部信号DELAYA−Bの周期に応答したのこぎり波RAMP−1を生成することができる。
【0045】
また、制御回路46は抵抗76、77からなる分圧回路78を備え、かかる分圧回路78によって、出力電圧Voを分圧した誤差電圧E/A−が生成される。かかる誤差電圧E/A−は、誤差アンプ79の反転入力端子(−)に供給されて基準電圧Vrefと比較され、その結果に基づいて第1の比較信号COMP−1が生成される。すなわち、誤差アンプ79の出力である第1の比較信号COMP−1の電圧レベルは、誤差電圧E/A−と基準電圧Vrefとの大小関係及びその電圧差に応じて定められ、誤差電圧E/A−が基準電圧Vrefよりも高ければ高いほど第1の比較信号COMP−1の電圧は低くなり、逆に、誤差電圧E/A−が基準電圧Vrefよりも低ければ低いほど第1の比較信号COMP−1の電圧は高くなる。ここで、基準電圧Vrefとは、制御回路46の内部で生成される電圧であり、出力電圧Voの目標値に基づいて設定される。
【0046】
第1の比較信号COMP−1は、第1のコンパレータ80の反転入力端子(−)及び第2のコンパレータ81の非反転入力端子(+)に供給される。第1のコンパレータ80の非反転入力端子(+)には電圧源82の出力電圧V82が供給されており、これにより、第1のコンパレータ80においては、第1の比較信号COMP−1のレベルが電圧源82の出力電圧V82よりも高い場合には、その出力である第2の比較信号COMP−2はローレベルとなり、第1の比較信号COMP−1のレベルが電圧源82の出力電圧V82よりも低い場合には、その出力である第2の比較信号COMP−2はハイレベルとなる。本明細書においては、第1の比較信号COMP−1のレベルが電圧源82の出力電圧V82よりも高い状態を「通常負荷状態」と呼び、逆に、第1の比較信号COMP−1のレベルが電圧源82の出力電圧V82よりも低い状態を「軽負荷状態」若しくは「無負荷状態」と呼ぶことがある。
【0047】
一方、第2のコンパレータ81の反転入力端子(−)には、のこぎり波RAMP−1に電圧源83による直流電圧V83を重畳した信号RAMP−2が供給されており、これにより、第2のコンパレータ81においては、第1の比較信号COMP−1のレベルが信号RAMP−2のレベルよりも高い場合には、その出力である第3の比較信号COMP−3はハイレベルとなり、第1の比較信号COMP−1のレベルが信号RAMP−2のレベルよりも低い場合には、その出力である第3の比較信号COMP−3はローレベルとなる。本実施態様においては、電圧源82の出力電圧V82と電圧源83の出力電圧V83は、実質的に等しく設定されている。
【0048】
第2の比較信号COMP−2は、非論理和回路(NOR)84の一方の入力端に供給され、非論理和回路(NOR)84の他方の入力端には、インバータ85より内部信号DELAYA−Bの反転信号が供給される。さらに、第3の比較信号COMP−3は、非論理和回路(NOR)86の一方の入力端に供給され、非論理和回路(NOR)86の他方の入力端には、内部信号DELAYA−Bが供給される。
【0049】
さらに、制御回路46はRSフリップフロップによって構成されるPWMラッチ回路87を備え、そのリセット入力端子(R)には非論理和回路(NOR)84の出力である信号RESETが供給され、そのセット入力端子(S)には非論理和回路(NOR)86の出力である信号SETが供給される。PWMラッチ回路87の反転出力端子(反転Q)より出力される内部信号PWMは、排他的非論理和回路(XNOR)88及び排他的論理和回路(XOR)89の一方の入力端に共通に供給され、排他的非論理和回路(XNOR)88及び排他的論理和回路(XOR)89の他方の入力端には、内部信号Pulse−B’ が共通に供給される。
【0050】
排他的非論理和回路(XNOR)88の出力である内部信号Pulse−C’及び排他的論理和回路(XOR)89の出力である内部信号Pulse−D’は、それぞれ第3のデッドタイム生成回路94及び第4のデッドタイム生成回路95に供給され、これら第3のデッドタイム生成回路94及び第4のデッドタイム生成回路95の出力信号Pulse−C及び出力信号Pulse−Dは、それぞれ図1に示した第3及び第4の絶縁回路49、50に供給される。
【0051】
図3は、第1〜第4のデッドタイム生成回路72、73、94、95の具体的な回路構成を示す回路図である。
【0052】
図3に示されるように、第1〜第4のデッドタイム生成回路72、73、94、95は、いずれも遅延回路96及び非論理和回路(NOR)97を備えており、非論理和回路(NOR)97の一方の入力端には、対応する内部信号Pulse−A’〜Pulse−D’が直接供給され、非論理和回路(NOR)97の他方の入力端には、遅延回路96によって内部信号Pulse−A’〜Pulse−D’ を遅延した遅延信号Pulse−A”〜Pulse−D”が供給される。ここで、遅延回路96による遅延量は、第1及び第2のデッドタイム生成回路72、73については遅延量設定信号DELAYSETA−Bによって設定することができ、第3及び第4のデッドタイム生成回路94、95については遅延量設定信号DELAYSETC−Dによって設定することができる。遅延量設定信号DELAYSETA−Bによって設定された遅延量(TdelayA−B)は、第1及び第2のデッドタイム生成回路72、73において実質的に互いに等しく、同様に、遅延量設定信号DELAYSETC−Dによって設定された遅延量(TdelayC−D)は、第3及び第4のデッドタイム生成回路94、95において実質的に互いに等しい。
【0053】
図4は、第1〜第4のデッドタイム生成回路72、73、94、95の動作を示すタイミング図である。
【0054】
図4に示されるように、遅延信号Pulse−A”〜Pulse−D”の波形は、それぞれ対応する内部信号Pulse−A’〜Pulse−D’に対して遅延回路96による遅延量(TdelayA−BまたはTdelayC−D)だけ遅れるため、出力信号Pulse−A〜Pulse−Dは、対応する内部信号Pulse−A’〜Pulse−D’及び遅延信号Pulse−A”〜Pulse−D”がいずれもローレベルの期間においてハイレベルとなる。したがって、出力信号Pulse−A〜Pulse−Dは、対応する遅延信号Pulse−A”〜Pulse−D”の立ち下がりエッジに応答して立ち上がり、対応する内部信号Pulse−A’〜Pulse−D’の立ち上がりエッジに応答して立ち下がる波形となる。
【0055】
次に、制御回路46の動作について説明する。
【0056】
図5は、通常負荷状態における制御回路46の動作を示すタイミング図である。
【0057】
図5に示されるように、通常負荷状態においては、第1の比較信号COMP−1のレベルが電圧源82の出力電圧V82よりも高いことから、第1のコンパレータ80の出力である第2の比較信号COMP−2のレベルはローレベルに固定される。一方、第2のコンパレータ81の出力である第3の比較信号COMP−3は、RAMP−2のレベルが第1の比較信号COMP−1のレベルよりも低くなる期間、すなわち、内部信号DELAYA−Bの立ち上がりから所定の期間(クロック周期の前半)においてハイレベルとなり、RAMP−2のレベルが第1の比較信号COMP−1のレベルよりも高くなる期間、すなわち、クロック周期の後半においてローレベルとなる。この場合、トランジスタ75のゲートに内部信号DELAYA−Bが供給されていることから、内部信号DELAYA−Bの立ち下がりエッジに応答してRAMP−2のレベルの上昇が始まる。
【0058】
このため、PWMラッチ回路87は、内部信号DELAYA−Bの立ち上がりエッジに応答してリセットされ、RAMP−2のレベルが第1の比較信号COMP−1のレベルを超えるタイミングにおいてセットされることになる。これにより、排他的非論理和回路(XNOR)88の出力である内部信号Pulse−C’及び排他的論理和回路(XOR)89の出力である内部信号Pulse−D’は、RAMP−2のレベルが第1の比較信号COMP−1のレベルを超えるタイミングにおいて反転する波形となる。
【0059】
このようにして生成された内部信号Pulse−C’及びPulse−D’は、第3及び第4のデッドタイム生成回路94、95によってデッドタイムが与えられ、図5に示されるような出力信号Pulse−C及びPulse−Dが得られる。図5を参照すれば、出力信号Pulse−C及びPulse−Dの波形は、出力信号Pulse−A及びPulse−Bに対し、それぞれ所定量だけ位相がシフトした波形となっていることが分かる。
【0060】
このようにして制御回路46により生成された出力信号Pulse−A〜Pulse−Dは、上述のとおり、第1〜第4の絶縁回路47〜50を介して、第1〜第4のトランジスタ33〜36のゲート電極にそれぞれ供給される。これにより、Pulse−AとPulse−Dがいずれもハイレベルとなっている期間においては、第1のトランジスタ33及び第4のトランジスタ36の両方がオン状態となるため、トランス38の1次側の電圧VmtはVinとなり、Pulse−BとPulse−Cがいずれもハイレベルとなっている期間においては、第2のトランジスタ34及び第3のトランジスタ35の両方がオン状態となるため、トランス38の1次側の電圧Vmtは−Vinとなる。その他の期間においては、トランス38の1次側の電圧Vmtはゼロである。
【0061】
これにより、Pulse−AとPulse−Dがいずれもハイレベルとなっている期間及びPulse−BとPulse−Cがいずれもハイレベルとなっている期間に応じた電力がトランス38の2次側に伝送されることになる。図5から明らかなように、Pulse−AとPulse−Dがいずれもハイレベルとなっている期間及びPulse−BとPulse−Cがいずれもハイレベルとなっている期間は、RAMP−2のレベルが第1の比較信号COMP−1のレベルを超えるタイミングに依存するため、第1の比較信号COMP−1のレベルに基づいてこれら期間が定められることになる。具体的には、第1の比較信号COMP−1のレベルが低いほど(出力電圧Voが高いほど)上記期間は短くなって、トランス38の2次側に伝送される電力は小さくなり、逆に、第1の比較信号COMP−1のレベルが高いほど(出力電圧Voが低いほど)上記期間は長くなって、トランス38の2次側に伝送される電力は大きくなる。これにより、出力電圧Voは所定の電圧に維持されることになる。
【0062】
このような動作において、第1〜第4のトランジスタ33〜36のスイッチング損失は、これら第1〜第4のトランジスタ33〜36に対してそれぞれ並列に接続されたコンデンサ52〜55とインダクタ39との共振によって低減される。
【0063】
しかも、制御回路46においては、トランジスタ75のゲートに内部信号DELAYA−Bが供給されていることから、RAMP−2のレベルは、デッドタイムが終了するタイミング、すなわち、Pulse−Aが立ち上がるタイミング及びPulse−Bが立ち上がるタイミングにおいて実質的に上昇を開始することになる。このため、制御回路46においては、クロック信号CLKのパルス幅(ハイレベル期間)とは関係なく、第2のコンパレータ81による第1の比較信号COMP−1のレベルとRAMP−2のレベルとの比較を、RAMP−2の最小レベル(=V83)から最大レベルの実質的全領域に亘って有効に行うことが可能となり、且つ、出力パルスの最小幅を実質的に無限小まで制御することが可能となる。
【0064】
以上により、本実施態様にかかるスイッチング電源装置30は、制御回路46による高精度な位相シフト制御により、通常負荷状態においてトランス38の2次側に適切な電力を伝送することができる。
【0065】
図6は、軽負荷状態若しくは無負荷状態における制御回路46の動作を示すタイミング図である。
【0066】
図6に示されるように、軽負荷状態若しくは無負荷状態においては、第1の比較信号COMP−1のレベルが電圧源82の出力電圧V82よりも低いことから、第1のコンパレータ80の出力である第2の比較信号COMP−2のレベルはハイレベルに固定される。同様に、第1の比較信号COMP−1のレベルがRAMP−2のレベルよりも常に低いことから、第2のコンパレータ81の出力である第3の比較信号COMP−3のレベルはローレベルに固定される。
【0067】
このため、PWMラッチ回路87はリセットされない状態となり、したがってその反転出力端子(反転Q)より出力される内部信号PWMは、ローレベルに固定される。これにより、排他的非論理和回路(XNOR)88の出力である内部信号Pulse−C’は内部信号Pulse−A’の波形と一致し、排他的論理和回路(XOR)89の出力である内部信号Pulse−D’は内部信号Pulse−B’の波形と一致することになる。
【0068】
このようにして生成された内部信号Pulse−C’及びPulse−D’は、第3及び第4のデッドタイム生成回路94、95によってデッドタイムが与えられ、図6に示されるような出力信号Pulse−C及びPulse−Dが得られる。図6を参照すれば、出力信号Pulse−Cと出力信号Pulse−Bがいずれもハイレベルとなっている期間はなく、また、出力信号Pulse−Dと出力信号Pulse−Aがいずれもハイレベルとなっている期間はないことが分かる。
【0069】
このようにして制御回路46により生成された出力信号Pulse−A〜Pulse−Dは、上述のとおり、第1〜第4の絶縁回路47〜50を介して、第1〜第4のトランジスタ33〜36のゲート電極にそれぞれ供給されるが、上述のとおり、Pulse−AとPulse−Dがいずれもハイレベルとなっている期間がないことから、第1のトランジスタ33及び第4のトランジスタ36の両方が同時にオン状態となることはなく、また、Pulse−BとPulse−Cがいずれもハイレベルとなっている期間がないことから、第2のトランジスタ34及び第3のトランジスタ35の両方が同時にオン状態となることはない。
【0070】
これにより、トランス38の1次側には電圧が発生せず、したがって、トランス38の2次側に伝送される電力はゼロとなり、出力電圧Voは所定の電圧に維持されることになる。
【0071】
このように、本実施態様にかかるスイッチング電源装置30では、トランジスタ75のゲートに内部信号DELAYA−Bが供給されており、これによりランプ回路74が内部信号DELAYA−Bに応答してリセットされることから、出力電圧Voに対応した信号である第1の比較信号COMP−1との比較が行われるRAMP−2のレベルは、デッドタイムが終了するタイミング、すなわち、Pulse−Aが立ち上がるタイミング及びPulse−Bが立ち上がるタイミングにおいて実質的に上昇を開始することになる。このため、本実施態様にかかるスイッチング電源装置30では、クロック信号CLKのパルス幅(ハイレベル期間)とは関係なく、第2のコンパレータ81による第1の比較信号COMP−1のレベルとRAMP−2のレベルとの比較を、RAMP−2の最小レベル(=V83)から最大レベルの実質的全領域に亘って有効に行うことが可能となり、且つ、出力パルスの最小幅を実質的に無限小まで制御することが可能となる。
【0072】
したがって、スイッチング電源装置30に含まれるスイッチング回路37の位相シフト制御がより高精度に行われるので、従来のスイッチング電源装置10に比べて、出力電圧Voの安定性が高められる。
【0073】
次に、本発明の好ましい他の実施態様について説明する。
【0074】
本発明の好ましい他の実施態様にかかるスイッチング電源装置100は図1に示されており、上記実施態様にかかるスイッチング電源装置30に対し、制御回路46が制御回路101に置き換えられている点において異なる。その他の構成要素については上記実施態様にかかるスイッチング電源装置30と同様であるので、重複する説明を波省略する。
【0075】
図7は、制御回路101の回路図である。
【0076】
図7に示されるように、制御回路101は、非論理和回路(NOR)91〜93が追加されている点、並びに、排他的非論理和回路(XNOR)88及び排他的論理和回路(XOR)89の一方の入力端に内部信号Pulse−A’が供給されている点において制御回路46と異なる。その他の構成要素については制御回路46と同様であるので、重複する説明を波省略する。
【0077】
非論理和回路(NOR)91は、一方の入力端に第2の比較信号COMP−2を受け、他方の入力端に内部信号DELAYA−Bを受けており、その出力は、非論理和回路(NOR)92、93の一方の入力端に共通に供給されている。非論理和回路(NOR)92、93の他方の入力端には、排他的非論理和回路(XNOR)88の出力及び排他的論理和回路(XOR)89の出力がそれぞれ供給されており、非論理和回路(NOR)92、93の出力信号がそれぞれ内部信号Pulse−C’及び内部信号Pulse−D’となる。
【0078】
次に、制御回路101の動作について説明する。
【0079】
まず、通常負荷状態においては、上述のとおり、第2の比較信号COMP−2がローレベルに固定されていることから、非論理和回路(NOR)91の出力はハイレベルに固定される。このため、通常負荷状態においては、出力信号Pulse−C、Pulse−Dの波形は、制御回路46におけるこれらの波形と一致する。すなわち、通常負荷状態における制御回路101の動作は、既に説明した制御回路46の動作と同様となる。
【0080】
一方、軽負荷状態若しくは無負荷状態における制御回路101の動作は、既に説明した制御回路46の動作とは異なる。
【0081】
図8は、軽負荷状態若しくは無負荷状態における制御回路101の動作を示すタイミング図である。尚、図8において、「88OUT」とは排他的非論理和回路(XNOR)88の出力レベルを意味し、「89OUT」とは排他的論理和回路(XOR)89の出力レベルを意味し、「91OUT」とは非論理積回路(NAND)91の出力レベルを意味する。
【0082】
図8に示されるように、軽負荷状態若しくは無負荷状態においては、第2の比較信号COMP−2がハイレベルに固定されていることから、非論理積回路(NAND)91の出力(91OUT)は、非論理和回路(NOR)90の出力である内部信号DELAYA−Bを反転した波形となる。このため、内部信号Pulse−C’は、排他的非論理和回路(XNOR)88の出力(88OUT)と非論理積回路(NAND)91の出力(91OUT)がいずれもハイレベルである期間においてローレベルとなり、内部信号Pulse−D’は、排他的論理和回路(XOR)89の出力(89OUT)と非論理積回路(NAND)91の出力(91OUT)がいずれもハイレベルである期間においてローレベルとなる。
【0083】
このようにして生成された内部信号Pulse−C’及びPulse−D’は、第3及び第4のデッドタイム生成回路94、95によってデッドタイムが与えられ、図8に示されるような出力信号Pulse−C及びPulse−Dが得られる。図8を参照すれば、出力信号Pulse−Cと出力信号Pulse−Bがいずれもハイレベルとなっている期間はなく、また、出力信号Pulse−Dと出力信号Pulse−Aがいずれもハイレベルとなっている期間はないことが分かる。さらに、出力信号Pulse−Cの立ち上がりエッジは、出力信号Pulse−Aの立ち上がりエッジに対してTdelayC−Dだけ遅れており、また、出力信号Pulse−Dの立ち上がりエッジは、出力信号Pulse−Bの立ち上がりエッジに対してTdelayC−Dだけ遅れていることが分かる。
【0084】
このように、制御回路101では、出力信号Pulse−Cの立ち上がりエッジが、出力信号Pulse−Aの立ち上がりエッジに対してTdelayC−Dだけ遅れて現れ、出力信号Pulse−Dの立ち上がりエッジが、出力信号Pulse−Bの立ち上がりエッジに対してTdelayC−Dだけ遅れて現れることから、スイッチング回路37におけるサージ電圧の発生が時間的に分散され、これにより、スイッチング回路37に含まれる第1〜第4のトランジスタ33〜36に与えられるストレスが大幅に低減される。
【0085】
図9(a)〜(d)は、これを説明するためのスイッチング回路37の模式図である。
【0086】
まず、Pulse−A及びPulse−Cがハイレベルであり、Pulse−B及びPulse−Dがローレベルであるタイミング(時刻t10)においては、図9(a)に示されるように、第2及び第4のトランジスタ34、36の両端間の電圧はVinであり、かかる電圧が第2のトランジスタ34の両端間の容量成分C34及び第4のトランジスタ36の両端間の容量成分C36に充電された状態となる。ここで、第2のトランジスタ34の両端間の容量成分C34とは、第2のトランジスタ34のソース−ドレイン間容量、コンデンサ53の容量及びコンデンサ65の容量からなる。同様に、第4のトランジスタ36の両端間の容量成分C36とは、第4のトランジスタ36のソース−ドレイン間容量、コンデンサ55の容量及びコンデンサ67の容量からなる。
【0087】
次に、Pulse−A及びPulse−Cがハイレベルからローレベルに変化するタイミング(時刻t11)においては、図9(b)に示されるように、第1及び第3のトランジスタ33、35がオン状態からオフ状態に変化するものの、第2及び第4のトランジスタ34、36がオフ状態に維持されていることから、時刻t10と同様、第2及び第4のトランジスタ34、36の両端間の容量成分C34、C36には電圧Vinが充電された状態が維持される。
【0088】
次に、Pulse−Bがローレベルからハイレベルに変化するタイミング(時刻t12)においては、図9(c)に示されるように、第2のトランジスタ34がオフ状態からオン状態に変化することから、第2のトランジスタ34の両端間の容量成分C34が放電される。これにより、第2のトランジスタ34の両端間の容量成分C34に充電されていた電荷は、電流I11を発生させるので、スイッチング回路37と入力コンデンサ32との間に存在する寄生インダクタンス68には、かかる電流I11が流れることになる。これにより、第1のトランジスタ33の両端間にはサージ電圧が発生するが、その電圧値は低く抑えられる。
【0089】
そして、時刻t12からTdelayC−Dが経過した後、Pulse−Dがローレベルからハイレベルに変化するタイミング(時刻t13)においては、図9(d)に示されるように、第4のトランジスタ36がオフ状態からオン状態に変化することから、第4のトランジスタ3の両端間の容量成分C36が放電される。これにより、第4のトランジスタ36の両端間の容量成分C36に充電されていた電荷は、電流I12を発生させるので、スイッチング回路37と入力コンデンサ32との間に存在する寄生インダクタンス68には、かかる電流I12が流れることになる。これにより、第3のトランジスタ35の両端間にはサージ電圧が発生するが、その電圧値は低く抑えられる。
【0090】
同様に、Pulse−A及びPulse−Cがローレベルからハイレベルに変化する場合においても、Pulse−Aがローレベルからハイレベルに変化(時刻t14)した後、Pulse−Cがローレベルからハイレベルに変化(時刻t15)する。
【0091】
このように、本実施態様にかかるスイッチング電源装置100では、軽負荷状態若しくは無負荷状態において出力信号Pulse−Cの立ち上がりエッジが、出力信号Pulse−Aの立ち上がりエッジに対してTdelayC−Dだけ遅れて現れ、出力信号Pulse−Dの立ち上がりエッジが、出力信号Pulse−Bの立ち上がりエッジに対してTdelayC−Dだけ遅れて現れることから、スイッチング回路37におけるサージ電圧の発生が時間的に分散され、これにより、スイッチング回路37に含まれる第1〜第4のトランジスタ33〜36に与えられるストレスが低減される。このため、第1〜第4のトランジスタ33〜36に対して大容量のコンデンサを付加することなく、サージ電圧による第1〜第4のトランジスタ33〜36の破壊を効果的に防止することができる。
【0092】
本発明は、以上の実施態様に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
【0093】
例えば、上記各実施態様にかかるスイッチング電源装置30、100においては、電圧源82の出力電圧V82と電圧源83の出力電圧V83が実質的に等しく設定されているが、本発明においてこれらが同じ電圧であることは必須でなく、これらが互いに異なっていても構わない。
【0094】
また、上記各実施態様にかかるスイッチング電源装置30、100が備える第1のコンパレータ80にヒステリシスを持たせてもよい。第1のコンパレータ80にヒステリシスを持たせた場合、第1の比較信号COMP−1のレベルが電圧源82の出力電圧V82とほぼ等しい場合におけるスイッチング回路37の制御をより安定的に行うことが可能となる。
【0095】
さらに、上記各実施態様にかかるスイッチング電源装置30、100においては、トランス38の2次側に設けられた整流回路42として、ダイオード40、41からなるダイオード整流回路を用いているが、整流トランジスタからなる同期整流回路を用いても構わない。
【0096】
また、上記各実施態様にかかるスイッチング電源装置30、100においては、制御回路46、101がトランス38の2次側に属しており、これら制御回路46、101とスイッチング回路37との間を第1〜第4の絶縁回路47〜50によって絶縁しているが、これら制御回路46、101と出力回路との間を絶縁することによって、制御回路46、101をトランス38の1次側に属させても構わない。
【0097】
さらに、上記各実施態様にかかるスイッチング電源装置30、100においては、分圧回路78を用いて出力電圧Voを分圧し、得られた誤差電圧E/A−と基準電圧Vrefとを誤差アンプ79によって比較することによって第1の比較信号COMP−1を生成しているが、このような分圧回路78を用いることなく、出力電圧Voと基準電圧Vref’とを誤差アンプ79によって比較することにより第1の比較信号COMP−1を生成しても構わない。
【0098】
尚、本発明において、手段とは、必ずしも物理的手段を意味するものではなく、各手段の機能がソフトウエアによって実現される場合も包含する。さらに、一つの手段の機能が二以上の物理的手段により実現されても、二以上の手段の機能が一つの物理的手段により実現されてもよい。
【0099】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、スイッチング回路の制御が高精度に行われるスイッチング電源装置及びこれに用いられる制御回路が提供される。また、本発明によれば、スイッチング電源装置に含まれるスイッチング回路を高精度に制御することができるスイッチング電源装置の制御方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい実施態様にかかるスイッチング電源装置30を示す回路図である。
【図2】制御回路46の回路図である。
【図3】第1〜第4のデッドタイム生成回路72、73、94、95の具体的な回路構成を示す回路図である。
【図4】第1〜第4のデッドタイム生成回路72、73、94、95の動作を示すタイミング図である。
【図5】通常負荷状態における制御回路46の動作を示すタイミング図である。
【図6】軽負荷状態若しくは無負荷状態における制御回路46の動作を示すタイミング図である。
【図7】制御回路101の回路図である。
【図8】軽負荷状態若しくは無負荷状態における制御回路101の動作を示すタイミング図である。
【図9】軽負荷状態若しくは無負荷状態におけるスイッチング回路37の動作を説明するための模式図である。
【図10】従来のスイッチング電源装置10を示す回路図である。
【図11】通常負荷状態における従来のスイッチング電源装置10の動作を示すタイミング図である。
【図12】軽負荷状態若しくは無負荷状態における従来のスイッチング電源装置10の動作を示すタイミング図である。
【図13】従来の制御回路25において、クロック信号のパルス幅(ハイレベル期間)よりもデッドタイムの方が長い場合における、出力電圧Voに対応する内部信号のレベルと比較可能なのこぎり波のレベル領域、並びに、出力パルスの最小幅について説明するためのタイミング図である。
【図14】従来の制御回路25において、クロック信号のパルス幅(ハイレベル期間)よりもデッドタイムの方が短い場合における、出力電圧Voに対応する内部信号のレベルと比較可能なのこぎり波のレベル領域、並びに、出力パルスの最小幅について説明するためのタイミング図である。
【符号の説明】
10 スイッチング電源装置
11 入力電源
12 入力コンデンサ
13 第1のトランジスタ
14 第2のトランジスタ
15 第3のトランジスタ
16 第4のトランジスタ
17 スイッチング回路
18 トランス
19,20 ダイオード
21 整流回路
22 インダクタ
23 コンデンサ
24 平滑回路
25 制御回路
26 負荷
27 寄生インダクタンス
30 スイッチング電源装置
31 入力電源
32 入力コンデンサ
33 第1のトランジスタ
34 第2のトランジスタ
35 第3のトランジスタ
36 第4のトランジスタ
37 スイッチング回路
38 トランス
39 インダクタンス
40,41 ダイオード
42 整流回路
43 インダクタ
44 コンデンサ
45 平滑回路
46 制御回路
47 第1の絶縁回路
48 第2の絶縁回路
49 第3の絶縁回路
50 第4の絶縁回路
51 負荷
52〜55 コンデンサ
56〜59 スナバ回路
60〜63 抵抗
64〜67 コンデンサ
68 寄生インダクタンス
70 発振器
71 データラッチ回路
72 第1のデッドタイム生成回路
73 第2のデッドタイム生成回路
74 ランプ回路
75 トランジスタ
76,77 抵抗
78 分圧回路
79 誤差アンプ
80 第1のコンパレータ
81 第2のコンパレータ
82,83 電圧源
84,86 非論理和回路(NOR)
85 インバータ
87 PWMラッチ回路
88 排他的非論理和回路(XNOR)
89 排他的論理和回路(XOR)
90 非論理和回路(NOR)
91〜93 非論理積回路(NAND)
94 第3のデッドタイム生成回路
95 第4のデッドタイム生成回路
96 遅延回路
97 非論理和回路(NOR)
100 スイッチング電源装置
101 制御回路

Claims (7)

  1. トランスと、前記トランスの1次側に設けられ、第1及び第2のアームを含むフルブリッジ型のスイッチング回路と、前記トランスの2次側に設けられた出力回路と、前記スイッチング回路を位相シフト制御する制御回路とを備えたスイッチング電源装置であって、前記制御回路が、前記第1のアームを駆動する出力信号をクロック信号に基づいて生成し、前記第2のアームを駆動する出力信号を、前記第1のアームを駆動する前記出力信号のデッドタイムに基づいて生成されたのこぎり波を基準として生成することを特徴とするスイッチング電源装置。
  2. さらに、前記スイッチング回路に含まれる各スイッチに対して、それぞれ並列に設けられた複数のコンデンサ及び複数のスナバ回路と、前記第1のアームと前記トランスとの間に挿入されたインダクタとを備えたことを特徴とする請求項1に記載のスイッチング電源装置。
  3. フルブリッジ型のスイッチング回路を含むスイッチング電源装置を位相シフト制御するための制御回路であって、交互にハイレベルとなる一対の第1の内部信号を生成する第1の手段と、前記第1の内部信号を受け、これに第1のデッドタイムを与えることによって前記スイッチング電源装置の第1のアームを駆動する一対の第1の出力信号を生成する第2の手段と、前記第1のデッドタイムに基づいてのこぎり波を生成する第3の手段と、少なくとも前記スイッチング電源装置の出力電圧及び前記のこぎり波に基づき、交互にハイレベルとなる一対の第2の内部信号を生成する第4の手段と、前記第2の内部信号を受け、これに第2のデッドタイムを与えることによって前記スイッチング電源装置の第2のアームを駆動する一対の第2の出力信号を生成する第5の手段とを備えたことを特徴とする制御回路。
  4. 前記第3の手段が、前記第1のデッドタイムにおいて活性状態となる第3の内部信号を生成する論理回路と、前記第3の内部信号が活性状態となっている期間において前記のこぎり波を最小レベルとするランプ回路とを含むことを特徴とする請求項3に記載の制御回路。
  5. 前記ランプ回路、前記第3の内部信号が非活性状態となっている期間において前記のこぎり波のレベルを上昇させることを特徴とする請求項4に記載の制御回路。
  6. いずれも高位側スイッチ及び低位側スイッチからなる第1及び第2のアームを備えるスイッチング電源装置を制御する制御回路であって、前記第1のアームを構成する高位側スイッチ及び前記第1のアームを構成する低位側スイッチを交互にオンさせる第1の手段と、前記第1のアームを構成する高位側スイッチがターンオンするタイミング及び前記第1のアームを構成する低位側スイッチがターンオンするタイミングにおいて上昇を開始するのこぎり波を生成する第2の手段と、少なくとも前記スイッチング電源装置の出力電圧及び前記のこぎり波に基づき、前記第2のアームを構成する高位側スイッチ及び前記第2のアームを構成する低位側スイッチを制御する第3の手段とを備えたことを特徴とする制御回路。
  7. フルブリッジ型のスイッチング回路を含むスイッチング電源装置の駆動方法であって、前記スイッチング回路の第1のアームのデッドタイムを検出し、検出されたデッドタイムに基づいてのこぎり波を生成し、少なくとも前記スイッチング電源装置の出力電圧及び前記のこぎり波に基づいて前記スイッチング回路の第2のアームを駆動する出力信号を生成することを特徴とするスイッチング電源装置の駆動方法。
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