JP3609963B2 - 独立型太陽光発電方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、太陽光発電装置で発生した電力を負荷または電力変換装置等に供給する独立型太陽光発電方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の独立型太陽光発電システムのブロック構成図を図2に示す。11は太陽光発電装置、15−1,15−2,15−3は逆流阻止ダイオード、12は負荷または電力変換装置、14は電力蓄積装置、13は充電器である。
【0003】
太陽光発電装置11で発生した電力は、逆流阻止ダイオード15−1、充電器13を介して電力蓄積装置14に供給されるとともに、逆流阻止ダイオード15−2を介して負荷または電力変換装置12に供給される。太陽光発電装置11の発電電力が負荷または電力変換装置12の消費電力を下回った場合には、電力蓄積装置14から逆流阻止ダイオード15−3を介して不足分の電力を負荷または電力変換装置12に供給する。
【0004】
上記の構成を用いることにより、夜間、天候不順等により太陽光発電装置11の発電電力が、負荷または電力変換装置12の消費電力を下回った場合にも、負荷または電力変換装置12に電力蓄積装置14から電力を供給する事が可能となり、信頼性の高い独立型太陽光発電システムを構築することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
独立型太陽光発電システムでは、夜間もしくは長期の天候不順の場合にも負荷または電力変換装置に安定した電力を供給するために、大容量のバックアップ用電力蓄積装置が必要である。電力蓄積装置の定格容量は太陽光発電装置の定格容量に比べ大きく設計するため、例えば連続不日照補償日数を10日程度でシステム設計した場合、快晴時の日中においても電力蓄積装置への1時間あたりの充電量は電力蓄積装置の容量の3%程度(0.03C)と低率な電流値となる。電力蓄積装置として蓄電池、特にニッケル水素蓄電池、リチウムイオン蓄電池等を用いた場合、このような低率充電では充電効率が大幅に低下し、電力蓄積装置が満充電に至らない場合があるため、システムが所望の信頼性を発揮できないという問題が生ずる。
【0006】
この問題を解決するため、太陽光発電装置の容量を大きく設定することにより充電電力を増加させる方法等が考えられるが、この場合太陽光発電装置の大容量化に伴う高価格化や、充電器を流れる電流の増大による充電器を構成するスイッチング素子、リアクトル、コンデンサ等の大型化とそれに伴う充電器の高価格化を余儀なくされるという問題が生じる。
【0007】
また太陽光発電装置の発電電力は、日射量に伴い変動するため、太陽光発電装置からの発電電力のみで電力蓄積装置を常時安定した電流・電圧で充電することは困難である。このような不安定な電流・電圧によって充電を行った場合、電力蓄積装置の電圧・温度が不規則に変動し、電力蓄積装置として蓄電池を用いた場合には満充電の検出が困難となる。その結果、過充電による電力蓄積装置の劣化・破壊、さらには電力蓄積装置の充電不足によるシステムの信頼性の低下が避けられない。
【0008】
本発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、発電電力の一定しない太陽光発電装置、例えば太陽電池の発電電力を一旦電気二重層キャパシタに蓄えることで、大容量の太陽電池を用いることなく、蓄電池を所望の電流・電圧で安全且つ高効率で充電を行うとともに、複数の充電器を流れる電力を低減させ、充電器の小型化、低価格化も実現することが可能な独立型太陽光発電方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明の独立型太陽光発電方法は、太陽光発電装置の発電電力を蓄積する電力蓄積装置が満充電となった後、前記電力蓄積装置に蓄えられた電力量が予め定められた放電中止電力量に達するまでの期間に、複数の充電器は前記太陽光発電装置あるいは前記電力蓄積装置から供給される電力によって、充電対象である任意の個数の蓄電池を定電流で充電し、前記電力蓄積装置に蓄えられた電力量が予め決められた放電中止電力量に達した場合は、前記複数の充電器による前記充電対象である任意の個数の蓄電池の充電を中止することにより、前記電力蓄積装置の充電を行い、前記電力蓄積装置が満充電となった場合には前記複数の充電器により、再度前記充電対象である任意の個数の蓄電池の充電を開始するパルス定電流充電を実行することを特徴とする。
【0020】
また本発明の独立型太陽光発電方法は、太陽光発電装置の発電電力を蓄積する電力蓄積装置が満充電となった後、前記電力蓄積装置に蓄えられた電力量が予め定められた放電中止電力量に達するまでの期間に、複数の充電器は前記太陽光発電装置あるいは前記電力蓄積装置から供給される電力によって、充電対象である任意の個数の蓄電池を定電圧で充電し、前記電力蓄積装置に蓄えられた電力量が予め決められた放電中止電力量に達した場合は、前記複数の充電器による前記充電対象である任意の個数の蓄電池の充電を中止することにより、前記電力蓄積装置の充電を行い、前記電力蓄積装置が満充電となった場合には前記複数の充電器により、再度前記充電対象である任意の個数の蓄電池の充電を開始するパルス定電圧充電を実行することを特徴とする。
【0021】
また本発明の独立型太陽光発電方法は、太陽光発電装置の発電電力を蓄積する電力蓄積装置が満充電となった後、前記電力蓄積装置に蓄えられた電力量が予め定められた放電中止電力量に達するまでの期間、複数の充電器は前記太陽光発電装置あるいは前記電力蓄積装置から供給される電力によって、充電対象である任意の個数の蓄電池を定電流で充電を行うステップと、前記電力蓄積装置に蓄えられた電力量が予め決められた放電中止電力量に達した場合は、前記複数の充電器による前記充電対象である任意の個数の蓄電池の充電を中止し前記電力蓄積装置の充電を行うステップと、前記電力蓄積装置が満充電になった際には複数の充電器により充電対象である任意の個数の蓄電池を選択し充電を開始するステップと、前記充電対象である任意の個数の蓄電池のうち満充電に達した蓄電池を充電対象から外し、充電対象となっていなかった蓄電池のうちから新たに充電対象となる蓄電池を選択し充電を開始するステップとを具備することを特徴とする。
【0022】
また本発明は、上記独立型太陽光発電方法において、負荷への給電は、充電対象である任意の個数の蓄電池以外の蓄電池の出力側に接続されたスイッチをオンにすることで行うことを特徴とする。
【0023】
また本発明は、上記独立型太陽光発電方法において、負荷への給電は、充電対象となっている蓄電池が充電されている場合には前記充電対象となっている蓄電池の出力側に接続されたスイッチをオンにすることで行われ、前記充電対象となっている蓄電池が充電されていない場合には前記充電対象となっている蓄電池の出力側に接続されたスイッチをオフとし、前記充電対象となっている蓄電池以外の蓄電池の出力側に接続されたスイッチをオンにすることで行われることを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照して本発明の実施形態例を詳細に説明する。
【0025】
図1は本発明の一実施形態例である独立型太陽光発電システムのブロック構成図であり、1は太陽光発電装置の一例としての太陽電池、2は電力変換装置の一例としてのコンバータ、3は電力検出器、4は電力蓄積装置の一例としての電気二重層キャパシタ(EDLC)、5は負荷、6−1〜6−p〜6−nは充電器、7−1〜7−q〜7−nはNi−MH蓄電池(ニッケル水素蓄電池)、8−1〜8−r〜8−nは逆流阻止ダイオード、9−1〜9−s〜9−nはスイッチである。nは接続される蓄電池数である。
【0026】
すなわち、太陽電池1は太陽光により電力を発生する。太陽電池1の出力側にはコンバータ2の入力側が接続され、コンバータ2の出力側には電力検出器3を介してEDLC4と充電器6−1〜6−p〜6−nの入力側がそれぞれ並列に接続され、充電器6−1〜6−p〜6−nの出力側にはそれぞれ対応してNi−MH蓄電池7−1〜7−q〜7−nが接続される。前記Ni−MH蓄電池7−1〜7−q〜7−nにはそれぞれ対応した逆流阻止ダイオード8−1〜8−r〜8−n及びスイッチ9−1〜9−s〜9−nを介して負荷5が共通に接続される。
【0027】
前記コンバータ2は、太陽電池1から最大の電力を取り出せるように、電圧と電流を常時変化させる機能である最大電力追従制御機能を有し、太陽電池1が最も効率よく太陽光を電力に変換する条件で発電動作させる機能を有する。またコンバータ2は出力電圧を所望の一定電圧とする機能も有する。
【0028】
EDLC4が満充電になった後、EDLC4の電圧が予め決められた放電中止電圧V1に達するまでの期間、充電器6−1〜6−p〜6−nは太陽電池1あるいはEDLC4から供給される電力によってNi−MH蓄電池7−1〜7−q〜7−nのうち充電対象であるm個(1≦m≦n)のNi−MH蓄電池を定電流もしくは定電圧充電し、EDLC4の電圧が予め決められた放電中止電圧V1に達した場合は充電対象であるm個のNi−MH蓄電池7−1〜7−q〜7−nの充電を中止する。これによりNi−MH蓄電池7−1〜7−q〜7−nの充電を行っていない場合には太陽電池1で発電された電力はEDLC4の充電に費やされることになり、EDLC4が満充電になった際には充電器6−1〜6−p〜6−nのより充電対象であるm個のNi−MH蓄電池7−1〜7−q〜7−nの充電を再度行う、いわゆる間欠的なパルス定電流充電を実行することを特徴とする。
【0029】
充電対象であるm個のNi−MH蓄電池のうち少なくとも1つのNi−MH蓄電池が満充電に達した場合には充電対象から除外し、充電対象となっていない他のNi−MH蓄電池を順次順番通り充電を行っていくことを特徴とする。
【0030】
負荷5への給電は、Ni−MH蓄電池7−1〜7−q〜7−nの充電が行われていない場合は、n個のNi−MH蓄電池7−1〜7−q〜7−nのうち充電対象となっていないn−m個のNi−MH蓄電池から逆流阻止ダイオード8−1〜8−r〜8−n、スイッチ9−1〜9−s〜9−nを介して行われ、Ni−MH蓄電池7−1〜7−q〜7−nの充電が行われている場合には同時に充電器6−1〜6−p〜6−nから負荷5へ電力が供給される。
【0031】
太陽電池1の容量、充電器6−1〜6−p〜6−n及びNi−MH蓄電池7−1〜7−q〜7−nの個数n、個々のNi−MH蓄電池容量、一度に充電を行うNi−MH蓄電池の個数m等は例えば以下のようにして設定する。
【0032】
負荷5の容量が例えば30Wであり終夜給電が必要な場合、太陽電池1の容量は350W程度必要である。連続不日照補償日数を15日間とするとNi−MH蓄電池7−1〜7−q〜7−nの総容量は10.8kWh(12V−900Ah)となる。充電器6−1〜6−p〜6−nを安価で小形の部品を用いて構成できる場合の電流値が9.0A程度で、Ni−MH蓄電池7−1〜7−q〜7−nを最も効率よく充電できる電流量が0.1CAである場合、個々のNi−MH蓄電池の容量は12V−90Ahであり、n=10となる。
【0033】
太陽電池1が定格で発電した場合、充電に用いられる電流は負荷電力を差し引いた320Wであり、1つのNi−MH蓄電池(12V、90Ah)を0.1CA充電するのに130W程度必要であるから、余剰な発電電力を生じさせず、常に効率よく太陽電池を利用するためには
(太陽電池の発電電力)<(負荷電力、充電に必要な電力)
という条件を満たすことが必要であるので、m≧3(130W×3=390W)となる。
【0034】
次にm=3の場合における独立型太陽光発電システムの動作を図3と図4及び図5を用いて説明する。図3は本発明の一実施形態例である独立型太陽光発電システムの太陽電池の発電量と電気二重層キャパシタ及び蓄電池の充放電動作の関係を示す特性図であり、図4及び図5は本発明の一実施形態例である独立型太陽光発電システムにおけるNi−MH蓄電池とEDLCの充放電動作を示すフローチャートである。
【0035】
太陽電池1から晴天時の日中には最大350Wの発電電力が得られる。Ni−MH蓄電池7−1〜7−q〜7−nはそれぞれ12V−90Ahである。Ni−MH蓄電池7−1〜7−q〜7−nの充電順位fを定義すると(nはNi−MH蓄電池番号)、図1でのm,nの値をそれぞれm=3,n=10とした場合、初期状態での充電対象のNi−MH蓄電池は7−1〜7−3であり、充電順位fはそれぞれf=1,f=2,f=3と表され、一方放電対象のNi−MH蓄電池は7−4〜7−10であり、充電順位fはそれぞれf=4〜f10=10と表すことができる。
【0036】
充電順位f≧4であるNi−MH蓄電池は7−4〜7−10に対応するスイッチ9−4〜9−10をオン(ON)にし(図4のステップST2)、負荷5に給電を行う(図3の期間A)。コンバータ2を最大電力追従制御(MPPTモード)で動作させ(ステップST3)太陽電池1から電力を取り出し、一旦容量32V−50FのEDLC4の充電を行う(図3の期間A)。太陽電池1の出力電力Pが350W得られる場合では、約1分間でEDLC4は満充電に達する。EDLC4の満充電はEDLC電圧Veが最大定格電圧Vhと等しくなったことで判断される(ステップST4)。Ni−MH蓄電池と負荷への給電に必要な電力が太陽電池1の発電電力Pを下回り、発電電力をロスすることがないように発電電力Pを電力検出器3で計測し、同時に充電を行うNi−MH蓄電池の数を判断する(ステップST5)。なお最大電力追従制御(MPPTモード)で動作させるのは、太陽電池1の発電電力Pは図3に示されるように一定ではないので、各時刻で電力を最大に取れるように電流や電圧を制御するためである。
【0037】
ステップST5で、太陽電池1の発電電力が負荷と2個のNi−MH蓄電池の充電に必要な電力以上(P>310W)と判断されると、3個のNi−MH蓄電池を同時に充電するため充電順位f≦3となっているNi−MH蓄電池に対応する充電器を動作(ON)させ(ステップST6)、発電電力Pを負荷へ供給するために充電順位f≦3となっているNi−MH蓄電池に対応するスイッチをオン(ON)にする(ステップST7)。太陽電池1あるいはEDLC4から供給される電力によって充電順位f〜fのNi−MH蓄電池7−1 〜7−3 は定電流充電され(図3の期間B)、かつ負荷5にも逆流阻止ダイオード8−1 〜8−3とスイッチ9−1 〜9−3を通して給電される。
【0038】
ステップST8で充電順位がf〜fであるNi−MH蓄電池7−1 〜7−3が満充電に達する前に、ステップST9でEDLC電圧のVeが放電中止電圧V1以下になった場合は、充電順位が3以下のNi−MH蓄電池に対応するスイッチをオフ(OFF)とし(ステップST10)、充電順位が3以下のNi−MH蓄電池に対応する充電器を停止(OFF)させる(ステップST11)。これにより再度EDLC4が充電され(図3の期間A)、EDLC4が満充電となった後(ステップST4)にステップST5で再度同時に充電を行うNi−MH蓄電池の数を判断する。
【0039】
一方、ステップST8で充電順位がf〜fであるNi−MH蓄電池7−1〜7−3のうち少くともひとつが満充電となると、満充電になったNi−MH蓄電池に対応する充電器をオフ(OFF)とし(ステップST12)、満充電になったNi−MH蓄電池の充電順位fをf=10とする(ステップST13)。また満充電に至らなかった全てのNi−MH蓄電池について、充電順位fの小さい順から再度1〜9の充電順位を与え(ステップST14)、新たに充電順位f=3となったNi−MH蓄電池に対応する充電器をオン(ON)にする(ステップST15)。このような制御を行うことで、常に充電の対象となるNi−MH蓄電池の数は3個と一定し、全てのNi−MH蓄電池に対して順番通り充電と放電を行うことが可能となる。
【0040】
またステップST5でP≦310Wであると判断されるとステップST16において再度充電を行う蓄電池数が決定され、2個の場合はステップST17へ移行して、ステップST17〜ステップST28が上記ステップST6〜ステップST15と同様に処理され、1個の場合はステップST29へ移行して、ステップST29〜ステップST40が上記ステップST6〜ステップST15と同様に処理される。
【0041】
上述のような繰り返し充放電制御を行うことで、複数のNi−MH蓄電池7−1〜7−q〜7−nについて所望の電流・電圧により間欠充電を行うことが可能となるため、Ni−MH蓄電池7−1〜7−q〜7−nの満充電検出が容易になり、Ni−MH蓄電池7−1〜7−q〜7−nの過充電・充電不足といった危険を回避することが可能となる。またNi−MH蓄電池を分割することで充電器を流れる電流を低減させ、充電器の小型化、低価格化も実現することが可能となる。
【0042】
以上本発明の実施形態例につき説明したが、本発明は、必ずしも上述した手段及び手法に限定されるものではなく、本発明にいう目的を達成し、本発明にいう効果を有する範囲において適宜に変更実施することが可能なものである。
【0043】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、太陽光発電装置の発電電力を電気二重層キャパシタに一旦蓄えてから複数の蓄電池の充電を行うため、大容量の太陽光発電装置を用いることなく所望の電流・電圧によって複数の蓄電池の充電を行うことが可能となる。そのため満充電検出が容易になり、複数の蓄電池の過充電・充電不足といった危険を回避することが可能となる。また蓄電池を分割することで充電器を流れる電流を低減させ、充電器の小型化、低価格化も実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態例に係る独立型太陽光発電システムのブロック構成図である。
【図2】従来の独立型太陽光発電システムのブロック構成図である。
【図3】本発明の一実施形態例である独立型太陽光発電システムの太陽電池の発電量と電気二重層キャパシタ及び蓄電池の充放電動作の関係を示す特性図である。
【図4】本発明の一実施形態例である独立型太陽光発電システムのNi−MH蓄電池と電気二重層キャパシタの充放電動作を示すフローチャートである。
【図5】本発明の一実施形態例である独立型太陽光発電システムのNi−MH蓄電池と電気二重層キャパシタの充放電動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 太陽電池
2 コンバータ
3 電力検出器
4 電気二重層キャパシタ
5 負荷
6−1〜6−p〜6−n 充電器
7−1〜7−q〜7−n Ni−MH蓄電池
8−1〜8−r〜8−n 逆流阻止ダイオード
9−1〜9−s〜9−n スイッチ
11 太陽光発電装置
12 負荷又は電力変換装置
13 充電器
14 電力蓄積装置
15−1,15−2,15−3 逆流阻止ダイオード

Claims (5)

  1. 太陽光発電装置の発電電力を蓄積する電力蓄積装置が満充電となった後、前記電力蓄積装置に蓄えられた電力量が予め定められた放電中止電力量に達するまでの期間に、複数の充電器は前記太陽光発電装置あるいは前記電力蓄積装置から供給される電力によって、充電対象である任意の個数の蓄電池を定電流で充電し、前記電力蓄積装置に蓄えられた電力量が予め決められた放電中止電力量に達した場合は、前記複数の充電器による前記充電対象である任意の個数の蓄電池の充電を中止することにより、前記電力蓄積装置の充電を行い、前記電力蓄積装置が満充電となった場合には前記複数の充電器により、再度前記充電対象である任意の個数の蓄電池の充電を開始するパルス定電流充電を実行することを特徴とする独立型太陽光発電方法。
  2. 太陽光発電装置の発電電力を蓄積する電力蓄積装置が満充電となった後、前記電力蓄積装置に蓄えられた電力量が予め定められた放電中止電力量に達するまでの期間に、複数の充電器は前記太陽光発電装置あるいは前記電力蓄積装置から供給される電力によって、充電対象である任意の個数の蓄電池を定電圧で充電し、前記電力蓄積装置に蓄えられた電力量が予め決められた放電中止電力量に達した場合は、前記複数の充電器による前記充電対象である任意の個数の蓄電池の充電を中止することにより、前記電力蓄積装置の充電を行い、前記電力蓄積装置が満充電となった場合には前記複数の充電器により、再度前記充電対象である任意の個数の蓄電池の充電を開始するパルス定電圧充電を実行することを特徴とする独立型太陽光発電方法。
  3. 太陽光発電装置の発電電力を蓄積する電力蓄積装置が満充電となった後、前記電力蓄積装置に蓄えられた電力量が予め定められた放電中止電力量に達するまでの期間、複数の充電器は前記太陽光発電装置あるいは前記電力蓄積装置から供給される電力によって、充電対象である任意の個数の蓄電池を定電流で充電を行うステップと、
    前記電力蓄積装置に蓄えられた電力量が予め決められた放電中止電力量に達した場合は、前記複数の充電器による前記充電対象である任意の個数の蓄電池の充電を中止し前記電力蓄積装置の充電を行うステップと、
    前記電力蓄積装置が満充電になった際には複数の充電器により充電対象である任意の個数の蓄電池を選択し充電を開始するステップと、
    前記充電対象である任意の個数の蓄電池のうち満充電に達した蓄電池を充電対象から外し、充電対象となっていなかった蓄電池のうちから新たに充電対象となる蓄電池を選択し充電を開始するステップと
    を具備することを特徴とする独立型太陽光発電方法。
  4. 負荷への給電は、充電対象である任意の個数の蓄電池以外の蓄電池の出力側に接続されたスイッチをオンにすることで行うことを特徴とする請求項1、2又は3記載の独立型太陽光発電方法。
  5. 負荷への給電は、充電対象となっている蓄電池が充電されている場合には前記充電対象となっている蓄電池の出力側に接続されたスイッチをオンにすることで行われ、前記充電対象となっている蓄電池が充電されていない場合には前記充電対象となっている蓄電池の出力側に接続されたスイッチをオフとし、前記充電対象となっている蓄電池以外の蓄電池の出力側に接続されたスイッチをオンにすることで行われることを特徴とする請求項1、2又は3記載の独立型太陽光発電方法。
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