JP3609873B2 - 色補正装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カラースキャナ等の画像読取装置で読み取られたカラー画像の色補正を行う色補正装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、原稿をカラーCCD(Charge Coupled Device)等からなるカラースキャナで読み取り、この画像データに基づいて記録紙にカラー画像を形成するカラー複写機が知られている。
【0003】
かかるカラー複写機においては、読み取られた画像は、カラースキャナからR(レッド),G(グリーン),B(ブルー)の三原色の画像データに分離して出力され、これら三原色の画像データは、補色関係にあるC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)(C、M、Yはそれぞれ、R、G、Bの補色成分)の画像データに変換された後、下記数1に示すマスキング方程式による色補正が施されるようになっている。
【0004】
【数1】
Figure 0003609873
【0005】
上記色補正処理は、C,M,Yの各色のトナーが理想的な分光特性を有していないため、実際のトナーの分光特性に応じて不足している色成分及び不要な色成分を加減して原稿色の再現性を向上するものである。
【0006】
ここで、マゼンタの色を例に上記マスキング方程式による色補正処理について簡単に説明する。
【0007】
図9は、マゼンタのトナーの分光特性の一例を示す図である。マゼンタのトナーの分光特性が理想的な場合は、図9の点線で示すように、青色の波長領域λB及び赤色の波長領域λRの光は全反射され、緑色の波長領域λGの光は完全吸収されるが、実際に使用されるマゼンタのトナーの分光特性は、同図の実線で示すように、青色の波長領域λB及び赤色の波長領域λRの光は一部吸収され、緑色の波長領域λGの光は一部反射される。
【0008】
このため、入力された画像データが純粋なマゼンタであっても記録紙に形成されるマゼンタの色には青色領域及び赤色領域に不足成分(図9、領域A1の成分)が生じるとともに、緑色領域に不要成分(図9の領域A2の成分)が生じ、純粋なマゼンタの色再現は行われない。
【0009】
そこで、記録紙に形成されるマゼンタの色が可及的に純粋なマゼンタの色成分を有するように、入力されたC,M,Yの各色成分の画像データの補正が行われる。この補正は、C,M,Yの各色成分の画像データを所定割合で加減して上記青色領域及び赤色領域の不足成分を補うとともに、上記緑色領域の不要成分を低減するもので、数学的には一般に上記マスキング方程式で表される。
【0010】
なお、上記マスキング方程式の補正係数Aij(i=1,2,3、j=1,2,3)は、トナーの分光特性やカラースキャナの色フィルタの分光特性に応じて理論的又は実験的に設定される。
【0011】
また、上記カラー複写機においては、グレーの黒再現を良好にするために、UCR(Under Color Redaction)処理と呼ばれる色補正処理が施されている。
【0012】
UCR処理は、図10に示すように、C,M,Yの各色成分の画像データの濃度レベルから最小の濃度レベルの50%に相当する濃度レベル(以下、補正レベルという。)をそれぞれ減算する一方、この補正レベルを有するBK(ブラック)の色成分の画像データを生成し、上記C,M,Yの各色成分の画像データに付加するものである。
【0013】
図10の例では、Cの色の画像データの濃度レベルDCが最小値であるから、C,M,Yの各色成分の画像データの濃度レベルDC,DM,DYはそれぞれDC′(=DC−DC/2),DM′(=DM−DC/2),DY′(=DY−DC/2)に補正され、DC/2と同一濃度レベルを有するBKの色成分の画像データが付加されている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来のマスキング方程式による色補正処理は、実際に使用されるトナーの分光特性と出力階調特性とに起因する色ずれを補正するもので、カラースキャナの色フィルタの分光特性に起因する色ずれは考慮されていない。このため、カラースキャナによる画像データの読取段階で色ずれが生じた場合は、色ずれしているC,M,Yの各色成分の画像データに基づいてマスキング方程式による色補正処理が行われるので、記録紙に形成されたカラー画像の色は原稿の色と異なることになる。
【0015】
特にカラースキャナで読み取られた画像データには不要な色成分が含まれるので、読み取られたC,M,Y(又はR,G,B)の各色成分の画像データに基づいてマスキング補正処理を行うと、色によっては不要な色成分が不必要に加算されて記録紙に形成された色の彩度が原稿の色に比して低下し、色再現性の点で違和感を与えることになる。
【0016】
純粋な青色を例にとり、上記色再現性の不具合について具体的に説明すると、カラースキャナに適用されるRGB表色系の色フィルタは、一般に図11に示す分光特性を有し、各色フィルタの分光特性は、理想的な分光特性(同図、点線で示す特性)より透過範囲が広く、裾野の部分が隣の色領域まで広がっている。このため、カラースキャナで読み取られた画像データは、厳密には原稿画像の有する色の分光特性と異なったものになっている。
【0017】
純粋な青色原稿をカラースキャナで読み取った場合、色フィルタが理想的であればカラースキャナからはBの色成分が高い値で出力され、G及びRの色成分は出力されないが、実際にはBの色成分は低い値で出力される。このため、カラースキャナから出力されたR,G,Bの各色成分の画像データをC,M,Yの各色成分の画像データに変換した場合、C及びMの色成分の外、不要なYの色成分が多く生じることになる。
【0018】
理想的な青色の画像データは、Yの色成分の画像データは有していないので、上記数1に示すマスキング方程式により色補正処理を行った場合、好適な濃度レベルDY′のYの色成分の画像データが得られるが、不要なYの色成分を有している場合、色補正処理後の画像データの濃度レベルDY′が適正値より高くなり、この分青色のトナー像は原稿色より彩度が低下して黒っぽくなる。
【0019】
青色の色再現性における上記不具合を改善するため、例えばマスキング方程式におけるYの色成分の画像データの変換値DY′を抑制するように補正係数Aijを設定することも可能であるが、このようにすると、例えば純粋な緑色のYの色成分の画像データの変換値DY′が必要以上に小さくなり、緑色において色再現性の不具合が生じる。
【0020】
従って、カラースキャナによる読取画像の色ずれをマスキング方程式による色補正処理のみで補正することは困難である。
【0021】
また、γ補正処理においては、画像全体が暗くならないように、低濃度の黒色のγ変換値は抑制されるのが一般的であるが、グレーについてはUCR処理によりC,M,Yの各色成分の濃度レベルが低減されるため、そのγ変換値は抑制される。このため、グレーに対して有彩色と同一のマスキング方程式による色補正処理が行われると、その濃度レベルが適性値より高くなり、原稿の色に比して淡くなるというグレー特有の色再現性の不具合が生じる。
【0022】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、カラースキャナによる読取画像の色ずれを補正し、トナー像の色再現性を高めた色補正装置を提供するものである。
【0023】
【課題を解決するための手段】
本発明は、カラー画像読取手段で読み取られた三原色の色成分からなる画像データ上の予め設定された補正対象色のみに、記カラー画像読取手段の分光特性に基づく色ずれの補正が施されるものであり、且つ前記三原色の色成分が当該三原色の色成分と補色関係にある色成分に変換され、その変換された色成分に対して色補正が施される色補正装置であって、前記変換された色成分において、前記補正対象色と補色関係にある対象補色成分以外の、2つの色成分の濃度レベルが略同一かどうかを判別する濃度レベル判別手段と、前記濃度レベル判別手段により、前記2つの色成分の濃度レベルが略同一と判別された場合前記変換された色成分の内、前記対象補色成分の濃度レベルの、前記対象補色成分以外の2つの色成分の濃度レベルに対する比をそれぞれ求め、それら比の値が、いずれも前記比の値のそれぞれについて予め設定された値より小さいとき、前記カラー画像読取手段で読み取られた三原色の色成分からなる画像データの当該読み取り部分が前記予め設定された補正対象色であると判別する補正対象色抽出手段と、前記補正対象色抽出手段により、前記カラー画像読取手段で読み取られた三原色の色成分からなる画像データの当該読み取り部分が前記補正対象色であると判別された場合に、当該読み取り部分の画像データにおいて、前記対象補色成分の濃度レベルを所定の濃度レベルに補正する補正手段とを備えたものである(請求項1)。
【0024】
本発明によれば、カラー画像読取手段で読み取られた画像が、三原色の色成分からなる画像データで入力されると、各色成分の濃度バランスが予め設定された濃度バランス範囲内にあるか否かが判別され、所定の濃度バランス範囲内にある画像データが補正対象色の画像データとして抽出される。そして、抽出された各色成分の画像データの内、補正対象色に対応して予め設定された色成分の濃度レベルが、所定の濃度レベルに補正される。
【0025】
なお、記三原色の色成分はレッド(R)、グリーン(G)及びブルー(B)の色成分にするとよい(請求項2)。
【0026】
上記構成によれば、読み取られた画像がR,G,Bの色成分からなる画像データで入力されると、R,G,Bの各色成分の濃度バランスから補正対象色の画像データが抽出される。
【0027】
また、記補正手段は予め設定された補正係数を前記対象補色成分の濃度レベルに乗じて濃度補正するようにするとよい(請求項3)。
【0028】
本発明によれば、補正対象色の画像データとして抽出された各色成分の画像データの内、この補正対象色に対応して予め設定された色成分の濃度レベルDは、予め設定された補正係数Kを乗じて所定の濃度レベルD′(=K・D)に補正される。例えば補正対象色が青色の場合、抽出された青色の画像データの色成分の内、Y成分の濃度レベルDYは補正係数KYを乗じて濃度レベルDY′(=KY・DY)に補正される。
【0029】
【実施の形態】
図1は、本発明に係る色補正装置を備えたカラー複写機の斜視図、図2は、同カラー複写機の内部構成を示す図である。
【0030】
カラー複写機1は、カラー原稿を読み取るスキャナ部2とこのスキャナ部2で読み取られた画像データに基づいて記録紙にカラー画像を形成するプリンタ部3とから構成されている。
【0031】
スキャナ部2はカラー複写機1の本体上部に設けられ、プリンタ部3はスキャナ部2の下部に設けられている。スキャナ部2の上面には原稿がセットされるプラテンガラス4及び操作パネル5が設けられ、更にこのプラテンガラス4の上部に原稿押え6が開閉自在に設けられている。操作パネル5にはコピーキー、テンキー、クリアキー及び濃度調整キー等のコピー動作に関連した操作スイッチが設けられている。
【0032】
上記プラテンガラス4の下方には、画像読取部9がホームポジションから最大原稿サイズの終端位置まで図中、A方向に往復動可能に配設されている。上記画像読取部9は、プラテンガラス4上に載置された原稿を照明する照明ランプ91、反射傘92、原稿からの反射光を撮像素子94に結像させるセルフォックレンズ93、結像された原稿像を読み取るCCDカラーラインセンサ等からなる撮像素子94及びこの撮像素子94(以下、CCD94という。)で読み取られたR,G,Bの各色成分の画像データをC,M,Yの各色成分の画像データに変換する変換回路95とを備えている。
【0033】
CCD(カラー画像読取手段)94は、各画素に対してR,G,Bのカラーフィルタを有し、同一画素位置の画像をR,G,Bの色成分の画像信号(アナログ信号)に分離して出力する。変換回路95は、R,G,Bの各色成分の画像信号をA/D変換した後、減色法の3原色であるC,M,Yの各色成分の画像データに変換して出力する。
【0034】
なお、R,G,Bの各色成分の画像データは、下記数2によりC,M,Yの各色成分の画像データに変換される。
【0035】
【数2】
Figure 0003609873
【0036】
例えば画像データを8ビットデータで構成した場合、画像濃度は256階調の分解能で表され、最大濃度レベルR0,G0,B0は255となるから、C,M,Yの各色成分の画像データは、C=(1−Ri/255)、M=(1−Gi/255)、Y=(1−Bi/255)となる。
【0037】
画像読取部9は、ホームポジションから原稿サイズの終端位置まで往動する間にライン単位で原稿画像を読み取り、この画像信号は、前述したようにC,M,Yの各色成分の画像データに変換されてプリンタ部3内に設けられた画像処理部10に送出される。
【0038】
プリンタ部3は、上記画像処理部10の外、原稿像の潜像を形成すべく感光体ドラム121を露光する露光部11、記録紙に原稿のカラー画像を形成する像形成部12、この像形成部12への記録紙の給送/排出を行なう用紙搬送部13及び排出された記録紙を収納する排出トレイ8を備えている。
【0039】
露光部11は、画像データで変調されたレーザ光を発光するレーザ発光器111、レーザ光を感光体ドラム121の表面上で軸方向に走査させるポリゴンミラー112及びレーザ光を感光体ドラム121に導くミラー113から構成されている。
【0040】
像形成部12は、原稿の潜像及びカラー顕像を生成する感光体ドラム121を備え、この周囲にこの感光体ドラム121を帯電させる帯電装置122、感光体ドラム121に形成された潜像を顕在化させる現像装置123、感光体ドラム121に残留した不要トナーを除去するクリーニング装置124が配設されている。また、現像装置123の下流側に感光体ドラム121の周面に接触させて記録紙を給送する転写ドラム133が配設されている。
【0041】
感光体ドラム121は、潜像及び顕像形成に際し、所定速度で矢印B方向に回転駆動されるようになっている。一方、転写ドラム133は、感光体ドラム121の回転駆動に同期して矢印C方向に回転駆動されるようになっている。このとき、転写ドラム133の周速度は感光体ドラム121の周速度と同一となるように回転制御される。
【0042】
現像装置123は縦方向に多段配置され、かつ、一体的に昇降可能な4個の現像器123a〜123dを有し、各現像器には上からシアン、マゼンタ、イエロー及びブラックのカラートナーが収納されている。現像器123a〜123dは高さ方向における所定の現像位置で感光体ドラム121の周面に当接可能になされ、現像器123a〜123dを順次、現像位置に昇降させ、シアン、マゼンタ、イエロー及びブラックの順にトナー像を形成することで、感光体ドラム121に形成された潜像を顕在化させる。
【0043】
用紙搬送部13はプリンタ部3の下部に記録紙が収納された給紙カセット131a,131b、この給紙カセット131a,131bから搬送された記録紙を転写ドラム133に案内するガイド機構132、転写ドラム133の表面に静電吸着された記録紙を分離する分離爪134、分離された記録紙を定着装置136に搬送する搬送機構135及び記録紙に形成されたトナー像を定着する定着装置136からなる。
【0044】
転写ドラム133の内部には感光体ドラム121に形成されたトナー像をコロナ放電により記録紙に転写させる転写器133aが設けられている。また、転写器133aよりも転写ドラム133の回転方向に沿う下流側であって転写ドラム133の内部及び外部に、コロナ放電により記録紙を転写ドラム133からの分離させるための一対の分離器133bが対向配置されている。そして、この分離器133bの下流側に上記分離爪134が配設されている。
【0045】
更に転写ドラム133の周囲であって分離爪134の下流側に、記録紙が分離された後、転写ドラム133の表面をクリーニングするクリーニング装置137が設けられている。
【0046】
上記構成において、スキャナ部2で取り込まれた原稿のR,G,Bの各色成分の画像データはC,M,Yの各色成分の画像データに変換された後、画像処理部10に出力され、この画像処理部10で後述する所定の画像信号処理が行なわれる。この画像信号処理においては、BK(黒)の画像データが生成され、画像処理部10からプリンタ部3にC,M,Y及びBKの各色成分の画像データが順次、送出され、これら画像データに基づいて記録紙にカラー画像が形成される。
【0047】
カラー画像は、C,M,Y及びBKの4種類のトナー像を記録紙に4回転写して形成される。
【0048】
すなわち、最初、Cの色成分の画像データで変調されたレーザ光が露光部11から帯電装置122で所定電位に帯電された感光体ドラム121に照射されて原稿像のCの色成分の潜像が形成される。レーザ光は感光体ドラム121の周速度に同期してこの感光体ドラム121の表面をラスター方向に走査しつつ照射され、これにより潜像が形成される。
【0049】
感光体ドラム121に形成された潜像は現像位置に回転移動され、現像装置123の現像器123aによりシアンのトナーを静電吸着させて顕在化される。そして、このトナー像は像形成位置に回転移動され、転写ドラム133により給送された記録紙に圧接されてこの記録紙に原稿像のC成分の像が転写形成される。
【0050】
像形成後の感光体ドラム121はクリーニング装置124によりその表面がクリーニングされた後、再度、帯電装置122により所定電位に帯電され、前述と同様の方法で原稿像のM成分の潜像形成とマゼンタのトナーによる現像化とが行なわれる。そして、このマゼンタのトナー像は分離されることなく転写ドラム133により再度、転写位置に給送された記録紙に転写形成される。
【0051】
以下、同様の方法で原稿像のY成分及びBK成分のトナー像が順次、記録紙に転写形成されると、カラー画像の像形成が終了し、転写ドラム133に吸着された記録紙は分離爪134で剥離され、搬送機構135により定着装置136に搬送され、転写されたトナー像の定着処理が行なわれた後、排出トレイ8に排出される。
【0052】
図3は、画像処理部10の基本ブロック構成図である。画像処理部10は入力処理回路101、画像判別回路102、色補正回路103、出力色セレクト回路104、出力フォーマット処理回路105、画質補正回路106、階調調整回路107、出力制御回路108及び制御回路109(図中、CPUで示す。)から構成されている。画像処理部10には各画素位置のC,M,Yの各色成分の画像データがパラレルに入力され、後述する色補正処理までパラレルに画像処理が行なわれる。
【0053】
入力処理回路101は記録紙における像形成位置の調整やカラー/モノクロの判別等を行なう回路である。入力処理回路101は原稿のエッジ部の画像データをカットし、記録紙のエッジ部に像形成されるのを防止するとともに、入力画像の記録紙における像形成位置を調整する。また、入力処理回路101はC,M,Yの各色成分の画像データの信号レベルから入力画像がカラー画像かモノクロ画像かの判別を行なう。
【0054】
画像判別回路102は入力画像内の文字画像領域、写真画像領域及び網点画像領域を判別する回路である。画像判別回路102は画像を構成する各画像データの信号レベル及び配列に基づいて上記領域の判別を行なう。例えばある領域が2値化信号で構成されていれば、文字画像領域と判別し、階調レベルの信号で構成されていれば、写真画像領域と判別し、同一レベルの画像信号が一定の周期で繰り返されていれば、網点画像領域と判別する。
【0055】
色補正回路103は入力されたC,M,Yの各色成分の画像データに対してCCD94の色フィルタの分光特性及びC,M,Yの各色のカラートナーの分光特性を考慮した色補正処理を行うとともに、C,M,Yの各色成分の画像データから黒色の画素位置を抽出し、この画素位置におけるBK(黒)の画像データを生成する回路である。色補正回路103は本発明に係る濃度レベル判別手段、補正対象色抽出手段、及び補正手段とを構成している。
【0056】
色補正回路103は上記マスキング方程式の補正係数Aijが記憶されたROM(Read Only Memory)等からなるメモリ103Aを備えている。補正係数AijはC,M,Yの各色成分の濃度レベルに応じて、下記表1に示すように、それぞれ異なる係数値が用意されている。
【0057】
【表1】
Figure 0003609873
【0058】
すなわち、256階調で表されたC,M,Yの各色成分の画像データは「100」、「150」及び「190」を境界値として4つの濃度レベルに分割されている。そして、入力された各色成分の画像データの濃度レベルに応じて、対応する補正係数(A11,A12,A13)、(A21,A22,A23)及び(A31,A32,A33)が選択設定される。例えばC,M,Yの各色成分の画像データの濃度レベルがいずれも(0〜100)の範囲にあれば、マスキング方程式の補正係数A1j,A2j,A3j(j=1,2,3)は、それぞれA1j=(0.53,−0.2,0.12)、A2j=(−0.08,0.77,−0.12)、A3j=(−0.10,0.03,0.47)となるから、マスキング方程式は、下記数3のようになる。
【0059】
【数3】
Figure 0003609873
【0060】
出力色セレクト回路104は色補正回路103からパラレルで入力されたC,M,Y,BKの各色成分の画像データをC,M,Y,BKの順にシリアルに出力する回路である。
【0061】
出力フォーマット処理回路105は操作パネル5でセットされた鏡像、ズーム、移動等の出力フォーマットに基づいてC,M,Y,BKの各色成分の画像データを加工する回路である。
【0062】
画質補正回路106は記録紙に像形成される画像の画質を補正する回路である。例えばスキャナ部2の分解能により入力画像の輪郭が不明瞭となった場合に輪郭補正を行なって明瞭度を高くしたり、入力画像が硬調になっている場合に出力画像のソフト化を行なう。
【0063】
階調調整回路107はC,M,Y,BKの各色成分の画像データの階調を補正する回路である。出力制御回路108は露光部11のレーザ発光器111へ出力される発光制御信号を生成する回路である。出力制御回路108は基準クロックを画像データでPWM変調してなる制御信号を生成し、この制御信号を露光部11に出力する。
【0064】
制御回路109はマイクロコンピュータからなり、上記入力処理回路101〜出力制御回路108の動作を集中的に統括制御する回路である。
【0065】
次に、色補正回路103における色補正処理について説明する。色補正処理はC,M,Yの各色成分の画像データの濃度バランスからこの画素位置の色(色相)を判別し、C,M,Yの各色成分の画像データの濃度バランスを予め設定された当この色の好適な濃度バランスに色補正する第1色補正処理と、補正後のC,M,Yの各色成分の画像データを予め設定されたマスキング方程式により色補正する第2色補正処理とからなる。
【0066】
第1色補正処理はCCD94の色フィルタの分光特性に起因する画像読取時の色ずれを補正するものであり、第2色補正処理は実際に使用されるC,M,Yの各色のカラートナーの分光特性に起因する像形成時の色ずれを補正するものである。
【0067】
第2色補正処理は、例えば特開平6−113126号公報等に詳細に説明されているので、ここでは第2色補正処理の詳細説明は省略し、第1色補正処理について説明する。
【0068】
表2はカラースキャナの分光特性に基づく色ずれを補正する第1色補正処理の一例を示したものである。
【0069】
【表2】
Figure 0003609873
【0070】
同表において、「色ずれ原因」はカラースキャナの分光特性に基づく色ずれの原因を示し、「補正内容」は各色ずれに対する色補正内容を示している。また、「抽出判別基準」及び「処理内容」は色補正内容の具体的な処理内容を示すもので、「抽出判別基準」はC,M,Yの各色成分の画像データの濃度レベルDC,DM,DYから補正対象色を抽出するための判別基準を示し、「処理内容」は抽出された色の所定の色成分の画像データの濃度レベルの補正値を示している。
【0071】
表2に示すように、複数色についてそれぞれ固有の色ずれ原因と対応する色補正処理がある。しかし、第1色補正処理はC,M,Yの各色成分の濃度レベルDC,DM,DYから補正対象色であるか否かを判別し、補正対象色であれば、この色に対応する所定の色成分の画像データの濃度レベルを所定の濃度レベルに変更するもので、基本的な補正処理は同一であるから、ここでは同表のNo.1とNo.3とを例に詳細説明を行うことにする。
【0072】
先ず、No.1のB色系統の色ずれ補正について説明する。図4は、純粋な青色をカラースキャナで読み取って得られる画像データのC,M,Yの各色成分の出力特性の一例を示す図である。
【0073】
同図において、縦軸はスキャナ部2から出力される画像データの信号レベルを示し、横軸は原稿の濃度を示している。また、C,M,Yはそれぞれシアン、マゼンタ、イエローの色成分の出力特性である。
【0074】
CCD94のR,G,Bの各色成分のカラーフィルタが理想的な分光特性を有していれば、青色を読み取って得られるC,M,Yの各色成分の画像データにはY成分は含まれないが、実際に使用されるR,G,Bの各色成分のカラーフィルタは図10に示すような分光特性を有するので、青色を読み取って得られるC,M,Yの各色成分の画像データには、図4に示すように不要なY成分が含まれている。
【0075】
このため、入力されたC,M,Yの各色成分の画像データを用いて上記数1に示すマスキング方程式により色補正を行うと、シアン及びマゼンタに含まれるY成分と入力された不要なY成分とが加算されてイエローの画像データDY′が生成されるので、画像データDY′の濃度が適正値より高くなり、C,M,Yの各色成分の濃度データDC′,DM′,DY′に基づいて像形成されたカラー画像の青色は明度が低下して原稿の青色より黒っぽくなる。
【0076】
この色再現性の不具合を解消するため、入力されたY成分を除去して理想的な青色の色成分に補正してもよいが、このようにすると、他の色についてのマスキング処理において色再現性が悪化するという不具合が生じる。例えば純粋な緑色をカラースキャナで読み取って得られるC,M,Yの各色成分の画像データの出力特性は図5に示すようにY成分のウエイトが高いので、青色の場合と同様に入力されたY成分を除去する補正を行うと、記録紙に形成された画像のY成分が不足し、純粋な緑色が再現されないことになる。
【0077】
そこで、本実施例では、第1補正処理において、入力されたC,M,Yの各色成分の画像データの濃度バランスから純粋な青色か否かを判別し、純粋な青色と判別されたときは、入力されたY成分(青に対する対象補色成分)の画像データに予め設定された補正係数を乗じてY成分の濃度を低減するようにしている。そして、補正されたY成分の画像データと入力されたC成分及びM成分の画像データとにマスキング方程式によるマスキング処理を施して第2補正処理を行っている。
【0078】
図6は、上記色補正処理のフローチャートである。図6に示すフローチャートは入力されたC,M,Yの各色成分の画像データの濃度バランスから青色を抽出し、この青色の画像データのY成分の濃度レベルを略半分に低減するようにしたものである。
【0079】
スキャナ部2から時系列的に入力されたC,M,Yの各色成分の画像データは、入力処理回路101及び画像判別回路102で所定の画像処理が行われた後、色補正処理103に入力され、図6のフローチャートに従って色補正処理が行われる。
【0080】
まず、C成分の濃度レベルDCとM成分の濃度レベルDMとが略同一か否かが判別され(ステップS1)、濃度レベルが異なれば(DC≠DM)、この画素位置の色は青色若しくは黒色でないと判断してステップS4に移行する。
【0081】
一方、C成分の濃度レベルDCとM成分の濃度レベルDMとが略同一であれば、更にC成分の濃度レベルに対するY成分の濃度レベルのレベル比(DY/DC)及びM成分の濃度レベルに対するY成分の濃度レベルのレベル比(DY/DM)が(DY/DC)<0.5及び(DY/DM)<0.5を満足するか否かが判別される(ステップS2)。この判別は青色と黒色とを区別するためのもので、上記判別式が満足されなければ(ステップS2でNO)、Y成分が比較的多いので純粋な青色ではないと判断してステップS4に移行し、上記判別式が満足されていれば(ステップS2でYES)、純粋な青色と判断し、Y成分の濃度レベルDYを0.4・DYに低減してステップS4に移行する(ステップS3)。
【0082】
なお、本実施例では、Y成分の濃度レベルDYに乗じる補正係数KBを0.4にしているが、この補正係数KBはトナーの分光特性及びCCD94の色フィルタの分光特性に基づいて論理式若しくは実験等により設定されるものである。
【0083】
そして、ステップS4でC,M,Yの各色成分の画像データの濃度レベルDC,DM,DY(又は0.4DY)は、表1に示す各色成分の濃度レベルの応じた補正係数A1j,A2j,A3j(j=1,2,3)で構成されたマスキング方程式によりそれぞれ濃度レベルDC′,DM′,DY′に変換された後(第2補正処理後)、出力色セレクト回路104に出力される(ステップS5)。
【0084】
次に、No.3のY色系統の色ずれ補正について説明する。図7は赤味を帯びた黄色の画像データのC,M,Yの各色成分の出力特性であり、図8は純粋な赤色の画像データのC,M,Yの各色成分の出力特性である。
【0085】
純粋な赤色は、図8に示すように、淡濃度の領域においてM成分及びY成分の画像データが急峻に変化する。淡濃度の領域においては色再現性の観点から黄色っぽくさせる必要性があり、このためマスキング処理においては同図の点線で示すようにM成分の傾斜を小さくするようにしている。
【0086】
しかし、このような処理を行うと、赤味を帯びた黄色の場合、レベルの小さい淡濃度の領域で更にM成分のレベルが小さくなり、黄色の赤味の色再現ができなくなる。そこで、この場合は入力されたM成分の濃度レベルを増加させるようにしている。具体的には、例えばY成分の濃度レベルDYに対するM成分の濃度レベルDMのレベル比(DM/DY)及びY成分の濃度レベルDYに対するC成分の濃度レベルDCのレベル比(DC/DY)が(DM/DY)<0.7、(DC/DY)<0.1の範囲の濃度バランスのとき、M成分の濃度レベルDMを1.4・DMに増加するようにしている。
【0087】
この場合の色補正処理は、前述した図6のフローチャートにおいて、ステップS1を除去し、ステップS2及びステップS3の内容をそれぞれ「DM/DY<0.7&DC/DY<0.1」と「DM=1.4×DM」とに変更したフローチャートに従って色補正処理を行うことができる。
【0088】
ところで、特定の有彩色については前述のように一部の色成分の画像データを増加若しくは低減することにより色再現性を向上させることができるが、灰色の場合はC,M,Yの各色成分の濃度レベルがバランスよく入力されるので、入力された画像データに有彩色に対するマスキング方程式を適用して色補正処理を行うと、却って補正後のC,M,Yの各色成分の濃度レベルDC′,DM′,DY′のバランスが崩れ、灰色の色再現性が悪化することになる。そこで、この場合は灰色に対する特別の補正係数を有するマスキング方程式により色補正処理を行うようにしている。
【0089】
具体的には、下記数4に示す色判別式によりグレーを構成するC,M,Yの各色成分の画像データを抽出し、これら画像データに対して表3に示す特別のマスキング方程式により色補正処理を行っている。
【0090】
【数4】
Figure 0003609873
【0091】
【表3】
Figure 0003609873
【0092】
従って、例えばC成分の濃度レベルDCに対するM成分の濃度レベルDMのレベル比(DM/DC)及びC成分の濃度レベルDCに対するY成分の濃度レベルDYのレベル比(DM/DY)が0.7<(DM/DC)<1.4、0.7<(DM/DY)<1.4の範囲の濃度バランスで、かつ、C成分の濃度レベルDCが0〜100の範囲内にあれば、このC,M,Yの色成分からなる色はグレーと判別され、これら各色成分の画像データは上記数3に示すマスキング方程式に代えて上記表3のNo.1のマスキング方程式により色補正処理が行われる。
【0093】
なお、上記実施例では原稿内の特定の色についてのみ色ずれを補正するようにしているので、色ずれ補正がなされた色の周辺でトーンが不連続になり、不自然な色の変化や擬似輪郭が生じるおそれがあるが、かかる場合は特開平6−113126号公報に示されるように、マスキング方程式の補正係数を変化させてトーンの不連続部分が可及的連続性を有するように色補正処理を行うとよい。
【0094】
また、上記実施例ではカラー複写機を例に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、カラースキャナ、カラープリンタ及びコンピュータを組み合わせた画像処理システムにも適用することができる。
【0095】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によればR,G,B等の三原色の色成分に分離して画像データが入力されると、各色成分の濃度バランスから補正対象色の画像データを抽出し、抽出した各色成分の画像データの内、この補正対象色に対応して予め設定された色成分の濃度レベルを所定の濃度レベルに補正するようにしたので、画像読取手段の分光特性に基づく画像読取時の色ずれが好適に補正され、色再現性が向上する。
【0096】
また、補正すべき色成分の濃度レベルに所定の補正係数を乗じて濃度レベルの補正を行うようにしたので、濃度補正が簡単に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る色補正装置を備えたカラー複写機の斜視図である。
【図2】本発明に係る色補正装置を備えたカラー複写機の内部構成を示す図である。
【図3】画像処理部の基本ブロック構成図である。
【図4】純粋な青色をカラースキャナで読み取って得られる画像データのC,M,Yの各色成分の出力特性の一例を示す図である。
【図5】純粋な緑色をカラースキャナで読み取って得られる画像データのC,M,Yの各色成分の出力特性の一例を示す図である。
【図6】本発明に係る色補正処理のフローチャートの一例を示す図である。
【図7】赤味を帯びた黄色をカラースキャナで読み取って得られる画像データのC,M,Yの各色成分の出力特性の一例を示す図である。
【図8】赤色をカラースキャナで読み取って得られる画像データのC,M,Yの各色成分の出力特性の一例を示す図である。
【図9】マゼンタのトナーの分光特性の一例を示す図である。
【図10】UCR処理を説明するための画像の分光特性を示すもので、(a)はUCR処理前の分光特性を示す図、(b)はUCR処理後の分光特性を示す図である。
【図11】カラースキャナに適用されるR,G,Bの色フィルタの分光特性の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 カラー複写機
2 スキャナ部
3 プリンタ部
4 プラテンガラス
5 操作パネル
6 原稿押え
8 排出トレイ
9 画像読取部
10 画像処理部
101 入力処理回路
102 画像判別回路
103 色補正回路
103A メモリ
104 出力色セレクト回路
105 出力フォーマット処理回路
106 画質補正回路
107 階調調整回路
108 出力制御回路
109 制御回路
11 露光部
12 像形成部
13 用紙搬送部

Claims (3)

  1. カラー画像読取手段で読み取られた三原色の色成分からなる画像データ上の予め設定された補正対象色のみに、記カラー画像読取手段の分光特性に基づく色ずれの補正が施されるものであり、且つ前記三原色の色成分が当該三原色の色成分と補色関係にある色成分に変換され、その変換された色成分に対して色補正が施される色補正装置であって、
    前記変換された色成分において、前記補正対象色と補色関係にある対象補色成分以外の、2つの色成分の濃度レベルが略同一かどうかを判別する濃度レベル判別手段と、
    前記濃度レベル判別手段により、前記2つの色成分の濃度レベルが略同一と判別された場合前記変換された色成分の内、前記対象補色成分の濃度レベルの、前記対象補色成分以外の2つの色成分の濃度レベルに対する比をそれぞれ求め、それら比の値が、いずれも前記比の値のそれぞれについて予め設定された値より小さいとき、前記カラー画像読取手段で読み取られた三原色の色成分からなる画像データの当該読み取り部分が前記予め設定された補正対象色であると判別する補正対象色抽出手段と、
    前記補正対象色抽出手段により、前記カラー画像読取手段で読み取られた三原色の色成分からなる画像データの当該読み取り部分が前記補正対象色であると判別された場合に、当該読み取り部分の画像データにおいて、前記対象補色成分の濃度レベルを所定の濃度レベルに補正する補正手段とを備えたことを特徴とする色補正装置。
  2. 記三原色の色成分はレッド、グリーン及びブルーの色成分であることを特徴とする請求項1記載の色補正装置。
  3. 記補正手段は予め設定された補正係数を前記対象補色成分の濃度レベルに乗じて濃度補正することを特徴とする請求項1又は2に記載の色補正装置。
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