JP3609524B2 - デジタルカラーエンコーダ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、テレビジョン受像機に入力可能な複合カラー映像信号を出力するビデオ出力端子を装備するゲームプレーヤやビデオCDプレーヤ等の装置に使用されるデジタルカラーエンコーダに関する。
【0002】
【従来の技術】
光の3原色に対応する3種類の映像信号(以下「原色信号」という)からテレビジョン受像機(TV受像機)に入力可能な複合カラー映像信号を生成する際には、アナログ方式のカラーエンコーダが用いられていたが、近年、この複合カラー映像信号の生成をデジタル信号処理により行うデジタルカラーエンコーダが用いられるようになってきた。図9は、このようなデジタルカラーエンコーダの基本構成を示すブロック図である。以下、この図を参照しつつ従来のデジタルカラーエンコーダについて説明する。
【0003】
このデジタルカラーエンコーダは、入力回路11、マトリクス回路12、ローパスフィルタ(LPF)13,14、遅延回路15、カラーバースト制御回路16、変調回路20、加算器24、加算回路25、同期信号付加回路26、およびD/A変換器27を図9に示すように接続した構成となっており、デジタル化された3種類の原色信号R,G,Bから以下のようにしてTV受像機に入力可能な複合カラー映像信号を生成する。
【0004】
まず入力回路11により、所定の標本化周波数で標本化されたデジタル信号である原色信号R,G,Bが外部から入力され、これらがラッチされる。ラッチされた原色信号R,G,Bはマトリクス回路12に送られ、そこで合成されることにより、輝度信号Yと2種類の色差信号U,Vが生成される。このうち色差信号U,VはデジタルフィルタであるLPF13,14により所定の帯域に制限された後、カラーバースト制御回路16によって所定の位相および振幅の色副搬送波が所定のサイクル数だけ挿入され(ここで挿入される信号は「カラーバースト信号」と呼ばれる)、その後、変調回路20に入力される。変調回路20は色副搬送波形発生器21と乗算器22,23を備えており、色副搬送波形発生器21で発生された90度の位相差を有する2種類の色副搬送波を、乗算器22,23により色差信号U,Vでそれぞれ平衡変調する。平衡変調された二つの信号は加算器24で加算され、搬送色信号として加算回路25に入力される。加算回路25では、この搬送色信号と、遅延回路15によって時間調整された輝度信号Yとが合成される。この合成後の信号に対し同期信号付加回路26によって同期信号が付加され、これにより複合カラー映像信号が得られる。以上の処理は全てデジタル信号処理として実行され、この時点での複合カラー映像信号はデジタル信号である。このため、この複合カラー映像信号はD/A変換器27によってアナログ信号に変換された後、TV受像機に入力可能な複合カラー映像信号(以下「ビデオ信号」という)Stvとして出力される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来のデジタルカラーエンコーダでは、通常、最終段のD/A変換器に入力される信号の標本化周波数は原色信号R,G,Bの標本化周波数と同一であり、例えばCCIR(International Radio Consultive Committee)勧告で規定された13.5MHzが標本化周波数として選択される。この場合、次のよう問題が存在する。
(1)D/A変換によって生じるアパーチャ歪によりビデオ信号の高域成分が減衰する。
(2)搬送色信号の1周期当たりの標本化点は3〜4点程度であるため、ビデオ信号に波形歪が生じやすい。原理的には、デジタル化された複合映像信号に含まれる側波帯成分を除去する特性すなわち標本化周波数の1/2以上の高域成分を減衰させる急峻な特性のLPF(アナログフィルタ)にD/A変換後の信号を通すことにより、歪のないビデオ信号が得られる。しかし実際には、位相歪などの問題がありこのようなLPFは使用できないため、前記標本化周波数の場合にはビデオ信号に波形歪が生じる。この波形歪により、そのビデオ信号が入力されるTV受像機側で問題が生じる。例えばビデオ信号に含まれるカラーバースト信号が歪んでいる場合には、カラーバースト信号からPLL(Phase Locked Loop)方式により搬送色信号の復調に必要な基準副搬送波を作成する際に、ロックされなかったり、ロック状態が維持できなかったりすることがある。また、ビデオ信号における波形歪によってTV受像機の画面に障害が現れることもある。
【0006】
これに対し、標本化周波数としてより高い値を選定することにより、上記(1)および(2)の問題を解消することも考えられるが、標本化周波数を高くすると、消費電流が増大し、回路設計も困難になる。
【0007】
そこで本発明では、消費電流の増大や回路設計の困難化を招くことなく、D/A変換によるアパーチャ歪の発生を抑え、ビデオ信号における波形歪を低減することができるデジタルカラーエンコーダを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本発明に係る第1のデジタルカラーエンコーダでは、光の3原色に対応する3種類の映像信号をデジタル化した原色信号に対してマトリクス演算、周波数帯域制限、直角2相平衡変調、およびカラーバースト信号と同期信号の付加に相当する処理を含むデジタル信号処理を行うことにより、第1の標本化周波数で標本化されたデジタル化複合カラー映像信号を生成し、該デジタル化複合カラー映像信号からD/A変換手段を用いてテレビション受像機に入力可能なアナログ信号である複合カラー映像信号を生成するデジタルカラーエンコーダにおいて、
前記デジタル化複合カラー映像信号の標本化周波数を第1の標本化周波数よりも高い第2の標本化周波数に変換し、該変換後のデジタル化複合カラー映像信号を前記D/A変換手段に入力する標本化周波数変換手段を備えた構成としている。
【0009】
本発明に係る第2のデジタルカラーエンコーダでは、上記第1のデジタルカラーエンコーダにおいて、前記標本化周波数変換手段は、前記デジタル化複合カラー映像信号の値に基づく補間を行う3次以上のデジタルフィルタを有し、該デジタルフィルタを用いて前記デジタル化複合カラー映像信号の標本化周波数を第1の標本化周波数よりも高い第2の標本化周波数に変換することを特徴としている。
【0010】
本発明に係る第3のデジタルカラーエンコーダでは、上記第2のデジタルカラーエンコーダにおいて、前記標本化周波数変換手段は、前記デジタルフィルタによる補間後のデジタル化複合カラー映像信号の値が所定範囲から外れているか否かを検知する信号レベル検知手段と、信号レベル検知手段によって所定範囲から外れていることが検知された前記デジタル化複合カラー映像信号の値を所定範囲内に入るように修正する信号レベル保護手段とを有することを特徴としている。
【0011】
本発明に係る第4のデジタルカラーエンコーダでは、上記第3のデジタルカラーエンコーダにおいて、前記信号レベル保護手段は、前記信号レベル検知手段により所定範囲から外れていることが検知された前記デジタル化複合カラー映像信号の値を該値の直前の標本化点の値に修正することを特徴としている。
【0012】
本発明に係る第5のデジタルカラーエンコーダでは、上記第3のデジタルカラーエンコーダにおいて、前記信号レベル保護手段は、前記信号レベル検知手段により所定範囲から外れていることが検知された前記デジタル化複合カラー映像信号の値を予め設定された最高値または最低値に修正することを特徴としている。
【0013】
本発明に係る第6のデジタルカラーエンコーダは、上記第1のデジタルカラーエンコーダであって、前記標本化周波数変換手段は、帰線消去期間において、第1の標本化周波数の前記デジタル化複合カラー映像信号の各標本化点の間に直前の標本化点の値に等しい値の新たな標本化点を追加することにより、前記デジタル化複合カラー映像信号の標本化周波数を第2の標本化周波数に変換することを特徴としている。
【0014】
【発明の実施の形態】
<実施形態の全体構成>
図1は、本発明の一実施形態であるデジタルカラーエンコーダの全体構成を示すブロック図である。このデジタルカラーエンコーダは、図9に示した従来のデジタルカラーエンコーダと同様に、入力回路11、マトリクス回路12、ローパスフィルタ(LPF)13,14、遅延回路15、カラーバースト制御回路16、変調回路20、加算器24、加算回路25、同期信号付加回路26、およびD/A変換器27を備え、基本的には図9のデジタルカラーエンコーダと同様の接続構成となっている。しかし、このデジタルカラーエンコーダは、D/A変換器27の直前に標本化周波数変換回路30が挿入されている点で、従来のデジタルカラーエンコーダと相違する。本実施形態では、この標本化周波数変換回路30は、加算回路25から出力される複合カラー映像信号の標本化周波数を2倍にする機能を有する。
【0015】
<実施形態の全体動作>
上記構成のデジタルカラーエンコーダでは、図9に示した従来例と同様、まず入力回路11により、所定の標本化周波数(以下、これを「第1標本化周波数f1」とする)で標本化されたデジタル信号である原色信号R,G,Bが入力され、これらがラッチされる。この原色信号R,G,Bの標本化周波数としては、例えばCCIR勧告で規定された13.5MHzが用いられる。
【0016】
入力回路11でラッチされた原色信号R,G,Bはマトリクス回路12へ送られる。マトリクス回路12では、原色信号R,G,Bが人間の目の明るさを感じる割合に応じて合成され、輝度信号Yと2種類の色差信号が生成される。このうち色差信号については、伝送を容易にする目的で振幅を制限された後に色差信号U,Vとして出力される。この色差信号U,Vは、デジタルフィルタであるLPF13,14にそれぞれ入力される。このLPF13,14により、人間の目が所定値以下の面積では色を判別できないという特性を利用して、色差信号U,Vが所定の帯域に制限される。
【0017】
この後、色差信号U,Vは、カラーバースト制御回路16により、カラーバースト信号が挿入される。すなわち、変調回路20での変調に使用される色副搬送波が所定の位相および振幅で所定のサイクル数だけ挿入される。その後、色差信号U,Vは変調回路20に送られる。変調回路20は、90度の位相差を有する2種類の色副搬送波である第1副搬送波SINおよび第2副搬送波COSを発生させる色副搬送波形発生器21と、色差信号Uと第1副搬送波SINとの乗算を行う乗算器22と、色差信号Vと第2副搬送波COSとの乗算を行う乗算器23とを備えている。これらにより、色差信号U,Vで第1副搬送波SINと第2副搬送波COSがそれぞれ平衡変調される。この平衡変調により得られる2種類の信号は加算器24で合成され、これにより色副搬送波が生成される。この色副搬送波は、加算回路25に入力され、そこで、遅延回路15によって時間調整された輝度信号Yと合成される。この合成後の信号に対し同期信号付加回路26によって同期信号が付加され、これにより複合カラー映像信号が得られる。
【0018】
以上の処理は、各信号を第1標本化周波数f1で標本化されたデジタル信号として行われる。したがって、同期信号付加回路26から出力される複合カラー映像信号も第1標本化周波数f1で標本化されたデジタル信号であり、これが標本化周波数変換回路30に入力される。標本化周波数変換回路30では、この複合カラー映像信号の標本化周波数が第1標本化周波数からその2倍の周波数である第2標本化周波数f2に変換される(f2=2・f1)。このようにして得られた第2標本化周波数f2の複合カラー映像信号は、D/A変換器27によりアナログ信号に変換され、ビデオ信号Stvとして出力される。
【0019】
<標本化周波数変換回路の構成と動作>
図2は、本実施形態のデジタルカラーエンコーダにおける標本化周波数変換回路30の構成を模式的に示すブロック図である。この図に示すように、標本化周波数変換回路30は、2倍アップサンプラ31とLPF32を縦続接続した構成として表すことができる。
【0020】
2倍アップサンプラ31は、図3(a)に示すような、周波数f1で標本化されたデジタル信号S1における隣接する各2個の標本化点の中点に、図3(b)に示すように零値の標本化点を追加する。これにより、周期T1=1/f1の間隔の信号値列が、その半分の周期T2=T1/2の間隔の信号値列、すなわち標本化周波数f2=2・f1のデジタル信号S2に変換される。このデジタル信号S2はLPF32入力され、LPF32において補間処理が行われる。これにより、2倍アップサンプラ31によって追加された標本化点の値が、零値から、標本化周波数f1のデジタル信号S1の各値(標本値)を用いた補間により得られる値に置き換えられる。このようにしてLPF32による補間によって図3(c)に示すようなデジタル信号S3が得られ、これが標本化周波数f2のデジタル信号として標本化周波数変換回路30から出力される。
【0021】
図4は、上記各デジタル信号S1〜S3の周波数スペクトルを示す図である。標本化周波数変換回路30に入力されるデジタル信号S1(2倍アップサンプラ31への入力信号)は、図4(a)に示すように、原信号のスペクトル成分に相当する純成分(0〜f1/2の範囲のスペクトル成分)とそれがf1/2の点で折り返されたスペクトル成分(f1/2〜f1の範囲のスペクトル成分)とが、標本化周波数f1の間隔で繰り返されるスペクトルを持つ。2倍アップサンプラ31を通過した後のデジタル信号S2は、図4(b)に示すように、標本化周波数f2の間隔で繰り返されるスペクトルを持つが、これは実質的にはデジタル信号S1のスペクトル(図4(a))と同一であって、標本化周波数f1の間隔で繰り返されるスペクトルでもある。補間処理用のLPF32は、この図4(b)のスペクトルにおける斜線が付された部分(以下「鏡像成分」という)を減衰させるデジタルフィルタであって、図4(c)に示すような周波数特性を有する。したがって、このLPF32を通過した後のデジタル信号S3は、図4(d)に示すような周波数スペクトルを持ち、これが標本化周波数変換回路30から出力される。
【0022】
図5は、上記標本化周波数変換回路30の構成例を示すブロック図である。この例では、図4に示した2倍アップサンプラ31が、図5(a)に示すように、標本化周波数f1のデジタル信号S1が供給される接点c1と値「0」の固定信号が供給される接点c2とに接点c3を周波数f2で交互に接続する切換スイッチとして実現されている。補間処理用のLPF32は、その伝達関数を
Figure 0003609524
と表現することができる。ここで、”z−1”は単位遅延演算子であり、”Σ”は総和の記号であって、”Σ(i=n1,n2)”は次に続く項についてi=n1からi=n2まで総和をとることを意味するものとする。
【0023】
本実施形態におけるLPF32は、上式で表現される補間処理用のLPFのうちで最も簡単な構成のものであり、その伝達関数は
H(z)=(1+2・z−1+1・z−2)/2 …(2)
である。上式の伝達関数を有するLPF32は、標本化周波数f2に対応する単位遅延素子41,42と、係数2を乗じる乗算器43と、加算器44と、係数1/2を乗じる乗算器45とを図5(b)に示すように接続することにより実現することができる。このような構成によれば、2倍アップサンプラ31によって追加された標本化点の値が線形補間により得られる値となる。すなわち、標本化周波数f1の入力信号S1における隣接する標本化点の値をx,xとすると、その間に追加される標本化点の値は
=(x+x)/2 …(3)
となる。
【0024】
図5に示した上記構成の標本化周波数変換回路30では、標本化周波数f1の信号の間に「0」の標本値を挿入して標本化周波数をf2とした後に補間処理を行っているが、「0」の標本値に対する演算は省略できるため、2系統の信号を周波数f2で切り換える図6に示すような構成により標本化周波数変換回路30を実現することもできる。すなわち、変換前の標本化周波数f1に対応する単位遅延素子51と、加算器52と、係数1/2を乗じる乗算器53と、周波数f2で2系統の信号を切り換える切換スイッチ54とを図6に示すように接続した構成により実現することができる。この構成の標本化周波数変換回路30には、標本化周波数f1の各標本値が直後の標本化点まで保持される信号(零次ホールド後の信号)が入力される。そして、この入力信号とそれを単位遅延させた信号とを加算した信号に係数1/2を乗じた信号が生成され、この信号と入力信号とが周波数f2で交互に切り換えられる。これにより、図5に示した構成によって得られる出力信号と同一の信号S3が得られる。
【0025】
なお、図5および図6に示した構成では、変換後の標本化周波数f2は変換前の標本化周波数f1の2倍すなわちf2=2・f1となるが、2倍以外の有理数倍の周波数に変換する標本化周波数変換回路すなわちf2=m・f1(mは有理数)となる標本化周波数変換回路についても、m倍アップサンプラと補間処理用LPFを縦続接続した構成などにより、同様にして実現することができる。
【0026】
<実施形態の効果>
上述のような本実施形態によれば、D/A変換器27の直前に挿入された標本化周波数変換回路30により複合カラー映像信号の標本化周波数がf1からf2=2・f1(またはf2=m・f1)へと変換されるため、すなわち標本化周波数が上げられるため、D/A変換器27におけるアパーチャ歪の発生が抑えられ、アナログ化された複合カラー映像信号における高域成分の減衰も改善される。また、この標本化周波数の変換により高調波成分である鏡像成分(図4(b)の斜線部分)を減衰させることができるため(図4(d)参照)、搬送色信号やカラーバースト信号の波形歪が改善される。さらに、図4(d)に示されているように、この標本化周波数の変換により周波数スペクトルのベース帯域である純成分の上限と側波帯成分の下限との間隔が広がる。このため、D/A変換後の信号を通過させるアナログのローパスフィルタ(アナログLPF)の遮断特性は緩やかなものでよく、アナログLPFの設計が容易となる。
【0027】
ところで、標本化周波数変換回路30がD/A変換器27の直前以外の位置に挿入された場合には、次のような問題がある。例えば変調回路20の直前に標本化周波数変換回路30が挿入されると、それ以降の処理のための回路は全て変換後の高い周波数f2=m・f1(mは有理数)で動作することになり、消費電力の増大を招く。また、このとき、変調回路20が周波数f2で動作するため、例えば色副搬送波発生器21をROMを用いて作成する場合には、そのROMの容量が増大する。さらに、図1に示す処理のフロー上、挿入するパイプラインレジスタの段数も増えるため回路規模も増大し、また、高い周波数で動作する回路の設計は周波数が低い場合よりも一般に困難である。これに対し、本実施形態のように標本化周波数変換回路30がD/A変換器27の直前に挿入されると、原色信号R,G,Bから複合カラー映像信号を生成するまでの回路(入力回路11〜加算回路25)を低い周波数f1で動作させることができる。これにより、標本化周波数の上昇による消費電力の増大や、回路規模の増加、回路設計の困難化という問題を回避することができる。
【0028】
<他の実施形態>
上記実施形態では、標本化周波数変換回路30における補間処理用のLPF32は、式(1)に示す伝達関数を有するデジタルフィルタである2次LPFにより実現されているが(図5(b)参照)、2次LPFによる線形補間では補間精度が十分とは言えない。したがって、補間処理用のLPF32としては、3次以上の高次のLPFを使用するのが好ましく、例えば次式で示されるような伝達関数を有するLPFを使用するとよい。
H(z)=(24−48z−2+161z−4+256z−5+161z−6−48z−8+24z−10)/256
この伝達関数のLPFも、図5(b)に示した2次LPFと同様、単位遅延素子と乗算器と加算器を用いて実現することができる。このような高次LPFを使用することにより、D/A変換におけるアパーチャ歪の発生の抑制や、高調波成分による搬送色信号やカラーバースト信号の波形歪の防止などという本実施形態の効果を高めることができる。
【0029】
しかし、高次フィルタを使用して補間処理を行った場合、補間前の信号の急峻な変化部分において、フィルタリングの結果としてリンギングが発生する。本発明が対象とするデジタルカラーエンコーダの場合には、補間前の複合カラー映像信号には急峻な変化部分として同期信号などが含まれ、この部分において図7に示すようなリンギングが発生する。そして、このようなリンギングの含まれるビデオ信号がTV受像機に入力されると、TV受像機が誤動作するおそれがある。そこで、補間処理用のLPF32として高次LPFを使用した場合には、標本化周波数変換回路30を図8に示すような構成とするのが好ましい。
【0030】
図8に示す構成の標本化周波数変換回路30は、補間処理用のLPF32の後段にレベル比較器33とリミッタ34を備え、これらには、LPF32を通過した補間後の複合カラー映像信号が入力される。レベル比較器33は、この複合カラー映像信号を予め設定された最高値および最低値と比較する。リミッタ34は、この比較結果に基づき、補間後の複合カラー映像信号が最高値よりも大きければ最高値に制限し、最低値よりも小さければ最低値に制限する。これにより、複合カラー映像信号は、その最高値と最低値の間に収まる信号となって標本化周波数変換回路30から出力される。したがって、この最高値と最低値を適切に設定することにより、補間後の複合カラー映像信号に含まれるリンギングの部分を除去することができる。なお、この構成におけるリミッタ34の代わりに、補間後の複合カラー映像信号(標本値列)が前記最高値よりも大きいか又は前記最低値よりも小さければ、そのような標本化点の値を直前の標本化点の値に置き換える前置ホールダを備える構成としてもよい。この構成によっても、補間後の複合カラー映像信号に含まれるリンギングの部分を除去することができる。
【0031】
以上において説明した実施形態では、標本化周波数変換回路30における補間処理用のデジタルフィルタ(LPF)32としてFIR型(有限インパルス応答型)を示したが(式(1)参照)、補間処理用のLPF32をIIR型(無限インパルス応答型)として実現することもできる。すなわち、LPF32の位相特性としては直線位相が好ましいためFIR型フィルタを使用する方がよいが、本発明における標本化周波数変換回路30の構成はこれに限定されるものではない。なお、直線位相のFIR型フィルタは、周知のように、シフトと加算の組合せによって実現された乗算器およびラッチを用いることにより簡単に構成することができる。また、IIR型フィルタの伝達関数は一般的には次式により与えられる。
Figure 0003609524
【0032】
以上における実施形態の説明ではカラーテレビジョン放送の方式について言及されていないが、上記説明の実施形態の構成からわかるように、NTSCとPALのいずれの方式のビデオ信号(複合カラー映像信号)を生成する場合にも、本発明を適用することができる。
【0033】
【発明の効果】
本発明に係る第1のデジタルカラーエンコーダでは、原色信号に対するデジタル信号処理によって得られた第1の標本化周波数のデジタル化複合カラー映像信号は、D/A変換手段によってアナログ信号に変換される直前に、標本化周波数がより高い第2の標本化周波数に変換される。これにより、D/A変換におけるアパーチャ歪の発生が抑えられ、アナログ化された複合カラー映像信号における高域成分の減衰が改善される。また、この標本化周波数の変換によりデジタル化複合カラー映像信号のスペクトルにおける鏡像成分を減衰させることができるため、搬送色信号やカラーバースト信号の波形歪が改善される。この結果、TV受像器に対して安定したカラーバースト信号を供給することができ、TV受像器における画面障害も改善される。また、この標本化周波数変換の後のデジタル化複合カラー映像信号の周波数スペクトルにおいて純成分の上限と側波帯成分の下限との間隔が広がるため、D/A変換後のアナログのローパスフィルタの遮断特性は緩やかなものでよく、フィルタの設計が容易となる。さらに、標本化周波数変換手段はD/A変換手段の直前に挿入され、原色信号からデジタル化複合カラー映像信号を生成するための回路は変換前の低い周波数(第1の標本化周波数)で動作するため、標本化周波数の上昇に伴う消費電流の増大や、回路設計の困難化、回路規模の増大を抑えることができる。
【0034】
本発明に係る第2のデジタルカラーエンコーダによれば、デジタル化複合カラー映像信号の標本化周波数を変換する際に(標本化周波数を高める際に)、3次以上のデジタルフィルタ(LPF)が用いられるため、標本化周波数の変換に必要な補間処理が精度よく行われる。これにより、D/A変換におけるアパーチャ歪の発生の抑制やアナログ化された複合カラー映像信号における高域成分の減衰の改善などの上記効果を高めることができる。
【0035】
本発明に係る第3〜第5のデジタルカラーエンコーダによれば、標本化周波数変換後の複合カラー映像信号の値が予め設定された範囲に入るように、信号レベル検知手段の検知結果に基づいてその信号値が修正される。このため、その範囲を適切に設定することにより、上記補間処理に高次のLPFを用いた場合に生じるリンギングを抑えることができる。これにより、TV受像機における同期信号検出の誤判定などを防止することができる。
【0036】
本発明に係る第6のデジタルカラーエンコーダによれば、標本化周波数の変換の際に高次のLPFを用いて上記補間処理を行う場合であっても、同期信号が含まれる帰線消去期間については、新たに追加される標本化点の値は直前の標本化点の値とされるため、信号値が急激に変化する同期信号の部分においてもリンギングが生じることはない。これにより、TV受像機における同期信号検出の誤判定を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるデジタルカラーエンコーダの全体構成を示すブロック図。
【図2】前記実施形態のデジタルカラーエンコーダにおける標本化周波数変換回路の構成を模式的に示すブロック図。
【図3】標本化周波数変換回路の動作を説明するための、標本値列を示す図。
【図4】標本化周波数変換回路の動作を説明するための、周波数スペクトルを示す図。
【図5】標本化周波数変換回路の構成例を示すブロック図。
【図6】標本化周波数変換回路の他の構成例を示すブロック図。
【図7】高次LPFによる補間処理によって発生するリンギングを示す波形図。
【図8】標本化周波数変換回路の第3の構成例を示すブロック図。
【図9】従来のデジタルカラーエンコーダの全体構成を示すブロック図。
【符号の説明】
12…マトリクス回路
16…カラーバ−スト制御回路
20…変調回路
26…同期信号付加回路
27…D/A変換器
30…標本化周波数変換回路
31…2倍アップサンプラ
32…補間処理用ローパスフィルタ(LPF)
33…レベル比較器
34…リミッタ
R,G,B…原色信号
Stv …ビデオ信号(D/A変換後の複合カラー映像信号)

Claims (6)

  1. 光の3原色に対応する3種類の映像信号をデジタル化した原色信号に対してマトリクス演算、周波数帯域制限、直角2相平衡変調、およびカラーバースト信号と同期信号の付加に相当する処理を含むデジタル信号処理を行うことにより、第1の標本化周波数で標本化されたデジタル化複合カラー映像信号を生成する生成手段と、
    前記生成手段により生成されたデジタル化複合カラー映像信号を、テレビション受像機に入力可能なアナログ信号である複合カラー映像信号にD/A変換するD/A変換手段とを備えたデジタルカラーエンコーダにおいて、
    前記生成手段と前記D/A変換手段との間に設けられた標本化周波数変換手段を備え、前記標本化周波数変換手段は、
    前記生成手段により生成された前記デジタル化複合カラー映像信号の標本化周波数を第1の標本化周波数よりも高くかつ前記第1の標本化周波数の複数倍である第2の標本化周波数に変換して出力するアップサンプラ手段と、
    前記アップサンプラ手段から出力される第2の標本化周波数を有するデジタル化複合カラー映像信号のうち、鏡像部分のスペクトルを減衰させるように当該デジタル化複合カラー映像信号をろ波して出力するフィルタ手段とを備えたことを特徴とするデジタルカラーエンコーダ。
  2. 請求項1に記載のデジタルカラーエンコーダにおいて、
    前記フィルタ手段は、前記デジタル化複合カラー映像信号の値に基づく補間を行う3次以上のデジタルフィルタであることを特徴とするデジタルカラーエンコーダ。
  3. 請求項2に記載のデジタルカラーエンコーダにおいて、
    前記標本化周波数変換手段は、
    前記フィルタ手段による補間後のデジタル化複合カラー映像信号の値が所定範囲から外れているか否かを検知する信号レベル検知手段と、
    信号レベル検知手段によって所定範囲から外れていることが検知された前記デジタル化複合カラー映像信号の値を所定範囲内に入るように修正する信号レベル保護手段と、
    を有することを特徴とするデジタルカラーエンコーダ。
  4. 請求項3に記載のデジタルカラーエンコーダにおいて、
    前記信号レベル保護手段は、前記信号レベル検知手段により所定範囲から外れていることが検知された前記デジタル化複合カラー映像信号の値を該値の直前の標本化点の値に修正することを特徴とするデジタルカラーエンコーダ。
  5. 請求項3に記載のデジタルカラーエンコーダにおいて、
    前記信号レベル保護手段は、前記信号レベル検知手段により所定範囲から外れていることが検知された前記デジタル化複合カラー映像信号の値を予め設定された最高値または最低値に修正することを特徴とするデジタルカラーエンコーダ。
  6. 請求項1に記載のデジタルカラーエンコーダであって、
    前記標本化周波数変換手段は、所定の同期信号を含む帰線消去期間において、第1の標本化周波数の前記デジタル化複合カラー映像信号の各標本化点の間に直前の標本化点の値に等しい値の新たな標本化点を追加することにより、前記デジタル化複合カラー映像信号の標本化周波数を第2の標本化周波数に変換することを特徴とするデジタルカラーエンコーダ。
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