JP3609442B2 - 電磁弁制御される燃料調量システムを制御する方法と装置 - Google Patents

電磁弁制御される燃料調量システムを制御する方法と装置 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、電磁弁制御される燃料調量システムを制御する方法と装置、さらに詳細には、電子制御装置により少なくとも1つの給送期間信号に基づいて電磁弁の遮断時点が決定される、特にディーゼル式内燃機関用の電磁弁制御される燃料調量システムを制御する方法と装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電磁弁制御される調量システムを制御するこの種の方法およびこの種の装置はDE−OS4204091から知られている。そこには電磁弁制御される燃料調量システムを有するディーゼル式内燃機関を制御する方法と装置が記載されている。この調量システムには、少なくとも1つの給送期間に基づいて電磁弁の遮断時点を計算する電子制御装置が設けられている。
【0003】
公知のシステムにおいては従来は駆動期間が噴射量マップのパラメータとして使用されていた。それによって駆動期間が一定でかつ回転数が上昇する場合には、噴射量の減少がもたらされる。従って噴射量マップには下降する特性曲線が得られる。この下降する特性曲線はエンジンの運転に作用して安定化させる。
【0004】
DE−OS4204091に記載されている装置においては実際の給送開始が補間によって求められる。ということは、噴射開始の実際の時点は同じ噴射の間に求めらることを意味している。このようにして求められた噴射開始に基づいて遮断時点が非常に正確に決定される。それによって個々の調量間の噴射量のばらつきが減少される。しかしここではパラメータとして駆動期間の代わりに給送期間が噴射量マップに用いられるので、動的に見て特性曲線は上昇する特性になる。これは、給送期間が一定でかつ回転数が上昇する場合には噴射量が上昇することを意味している。
【0005】
この上昇する噴射量特性曲線によってエンジン駆動に非安定化がもたらされる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、冒頭で述べた種類の電磁弁制御される燃料調量システムを制御する方法と装置において、上述したエンジン駆動における非安定化を除去することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この課題は、本発明によれば、
電子制御装置により、噴射開始(FBI)と噴射終了(FEI)間の期間を示す少なくとも1つの給送期間信号(FD)に基づいて電磁弁の遮断時点(A)が決定されるディーゼル式内燃機関用の電磁弁制御される燃料調量システムを制御する方法において、
前記給送期間信号を補正し、
前記給送期間信号(FD)の補正が、平均回転数(M)の検出時点(310)と噴射時点(350)間の現回転数(N)の変化量(NA)と、該変化量に乗算的に作用する補正係数(K)とに従って行われ
該補正により、回転数と所定給送期間での噴射燃料量との間の関係を示す特性曲線が局所的に下降し、それにより回転数が上昇するにつれて噴射される燃料量が減少する特性が得られる構成によって解決される。
【0008】
また、本発明では、
電子制御装置により、噴射開始(FBI)と噴射終了(FEI)間の期間を示す少なくとも1つの給送期間信号(FD)に基づいて電磁弁の遮断時点(A)が決定されるディーゼル式内燃機関用の電磁弁制御される燃料調量システムを制御する装置において、
前記給送期間信号(FD)を、平均回転数(M)の検出時点(310)と噴射時点(350)間の現回転数(N)の変化量(NA)と、該変化量に乗算的に作用する補正係数(K)とに従って補正する補正手段を設け、
該補正手段による補正により、回転数と所定給送期間での噴射燃料量との間の関係を示す特性曲線が局所的に下降し、それにより回転数が上昇するにつれて噴射される燃料量が減少する特性が得られる構成も採用している。
【0009】
【作用】
給送期間を補正して、局所的ないし部分的に下降する特性曲線が発生するようにすることによって、エンジン駆動の安定性が著しく改良される。
【0010】
好ましい実施例によれば、給送期間信号の補正が、補正係数および他の変量に従って行われる。この他の変量は、平均回転数の検出時点と噴射時点間の現回転数の変化に対応する。エンジンの各駆動点に対して補正係数が形成され、この補正係数はそれぞれの駆動点における給送期間に対する噴射量の勾配に対応する。好ましくは、その最大勾配が補正係数として使用される。
【0011】
【実施例】
以下、図面に示す実施例を用いて本発明を詳細に説明する。
【0012】
以下においては本発明を自己着火式内燃機関の例で説明する。しかし本発明は外部着火式内燃機関を制御する場合、特に噴射される燃料量を制御する場合にも使用することができる。
【0013】
図1はディーゼルエンジンの電磁弁制御される燃料ポンプの制御装置を示すものである。不図示の内燃機関の個々のシリンダに、ポンプピストン15を有する燃料ポンプ10を介して燃料が供給される。その場合に各シリンダにそれぞれ燃料ポンプを設けることが可能であって、その場合にはポンプノズルシステムとなり、あるいは1つのポンプで個々のシリンダに交互に燃料が調量される。その場合には分配型ポンプとなる。
【0014】
燃料ポンプ10は電磁弁20と接続されている。弁20には出力段40を介して、特に固定値メモリ(ROM)35を有する電子制御ユニット30からスイッチングパルスが供給される。出力段40、電磁弁20あるいは不図示の噴射ノズルに配置されたセンサ70が信号FBIを電子制御ユニット30へ供給する。その場合に信号は好ましくは実際の給送開始を示す信号FBIである。
【0015】
カム軸60に取り付けられたインクリメントホイール55上に角度マークが配置されている。それぞれ2つのマークによりインクリメント(増分)が決まる。インクリメントホイールには基準マークとして少なくとも1つの間隙が形成されている。基準マークは例えばマークを欠くことによって、あるいは他の手段によって実現される。測定装置50が角度マークによって出力されるパルス、従ってインクリメントホイール55の回転を検出して、パルス形状の対応した信号を電子制御ユニット30へ供給する。
【0016】
このインクリメントホイールはクランク軸上へ取り付けることも可能である。インクリメントホイールはポンプ駆動軸の角度位置に関する信号KWを出力し、かつポンプ駆動軸のその時の回転数を示す信号Nを出力する。他のセンサ80からは他の変量、すなわち平均回転数NM、温度Tおよびアクセルペダル位置に相当する負荷Lなどに関する情報が電子制御ユニット30へ供給される。
【0017】
平均回転数NMは比較的大きな角度範囲にわたって検出される。好ましくは、クランク軸あるいはカム軸が1回転する間に数個のパルスしか出力しないセンサが使用される。好ましくは1回転当り4つまでのパルスが検出される。その場合に、これらのパルスが評価されて平均回転数NMが求められる。回転数検出は、平均回転数NMが好ましくは1エンジンサイクルにわたって、あるいは1燃焼過程にわたって平均されるように構成される。
【0018】
この装置は次のように機能する。すなわち制御ユニット30がセンサ80によって検出された変量と測定装置50を介して検出されたポンプ駆動軸60の回転運転に従って燃料ポンプ10の所望の給送開始FBSと所望の給送期間FDSを決定する。
【0019】
給送開始FBSと給送期間FDSのこれらの目標値に基づき、実際の噴射開始の信号FBIを用いて出力段40の駆動時点Eと遮断時点Aが計算される。その後出力段40により電磁弁20にそれに対応した電流が供給される。
【0020】
運転パラメータとして特に、平均回転数NM、空気温度T、排ガスのラムダ値、燃料温度、アクセルペダル位置ないしは所望の走行速度を特徴づける負荷信号Lなどの1つあるいは多数の変量、あるいは種々の他の信号が用いられる。ポンプ駆動軸60の回転運動の代わりに、カムおよび/またはクランク軸の回転運動を調べることも可能である。
【0021】
内燃機関のカム軸あるいはそれと結合された軸がポンプ駆動軸として機能する。ポンプ駆動軸60によりポンプピストン15が駆動され、燃料ポンプ10の燃料が加圧される。その場合に電磁弁20により圧力形成が制御される。
【0022】
電磁弁は好ましくは、弁が開放している場合には実質的な圧力形成が生じないように構成されている。電磁弁20が閉鎖された場合に初めて燃料ポンプ内に圧力が形成される。燃料ポンプ内の圧力が所定になった場合に不図示の噴射弁が開放し、燃料が不図示の噴射ノズルを介して内燃機関の燃焼室に達する。
【0023】
どの時点で電磁弁が開閉するかを検出するためにセンサ70が使用される。センサ70は噴射ノズルに取り付けてもよく、その場合には燃焼室への燃料噴射の実際の開始ないしは終了を示す信号が発生される。
【0024】
センサ70の出力信号の代わりに、電磁弁がどの位置にあるかを示す信号を使用してもよい。そのような信号は、電磁弁に流れる電流あるいは電磁弁に印加される電圧を調べることによって得られる。
【0025】
図2にはポンプ駆動軸KWの位置の関数としての種々の信号が図示されている。第1列には電磁弁出力段ないしは電磁弁の駆動信号が記載されている。駆動時点Eにおいて電磁弁に電圧が供給される。遮断時点Aで電磁弁は電源電圧から遮断される。駆動時点Eと遮断時点A間の期間は駆動期間ADと呼ばれる。
【0026】
第2列には比較的回転数が低い場合の電磁弁ニードルのストロークが図示されている。駆動時点Eまで電磁弁ニードルは待機(オフ)位置にある。この時点から電磁弁ニードルは所定の期間内に第2の位置へ移動する。電磁弁ニードルが新しい位置へ達する時点は給送開始FBIといわれる。駆動時点Eと給送開始FBIまでの期間はターンオン期間TEと呼ばれる。
【0027】
電磁弁ニードルは遮断時点Aまでその位置に留まる。この時点から電磁弁ニードルは再び緩慢に待機位置へ復帰する。遮断時点Aから待機位置へ達するまでの期間はターンオフ期間TAといわれる。
【0028】
電磁弁ニードルが待機位置へ達すると、噴射が終了する。この時点は給送終了FEIといわれる。実際の給送開始FBIと実際の給送終了FEI間の期間が給送期間FDと呼ばれる。この期間にポンプ駆動軸が回転した角度が噴射された燃料量を示す値になる。
【0029】
第3列には回転数が大きい場合の状況が図示されている。ターンオン期間TEはほぼ一定であるので、電磁弁ニードルはかなり遅れた角度位置になってからその第2の位置へ達する。ターンオフ期間TAはターンオン期間TEより短く、従って回転数がターンオフ期間TAに与える影響はずっと小さく、実効的な給送期間FDは回転数が上昇するにつれて短くなる。
【0030】
噴射は通常はずっと早く、すなわち開放動作の開始直後に終了する。というのはその時にはすでに圧力が崩壊するからである。すなわち、物理的に有効な給送期間FDは図2に示すよりもさらに短くなる。遮断時点Aから電磁弁ニードルが動くまでの時間が開放遅延時間TVである。従って給送期間FDが短くなるのは、差TE−TAが理由になっており、また物理的な給送期間FDが短くなるのは、差TE−TVによってもたらされる。
【0031】
給送期間FDが角度として設定されている場合には、噴射される燃料量は一次近似で給送期間FDにのみ関係する。給送期間FDが同一である場合には同一の燃料量が噴射される。これは、駆動期間ADが同一であれば、回転数が上昇するにつれて、給送期間FDが減少し、従って噴射される燃料量が減少することを意味している。この効果は望ましいことである。というのはそれによって内燃機関の安定性が促進されるからである。駆動期間ADの計算の間に回転数が増大すると、その結果噴射される燃料量が減少する。
【0032】
本発明の装置においては、個々のプログラムステップは図3に示すように処理される。第1のプログラムステップ310において平均回転数NMとアクセルペダルの位置Lに基づいて、かつ必要に応じて他の運転パラメータに従って給送開始の目標値FBSと給送期間の目標値FDSが計算される。平均回転数NMとアクセルペダルの位置L並びに他のパラメータは、好ましくはステップ310の開始時に新たに検出される。その後ステップ320において、その時の回転数Nとポンプ駆動軸の位置KWを用いて駆動時点Eが計算される。この計算は例えばDE−OS4204091に記載されている。
【0033】
その後ステップ330において実際の給送開始FBIが検出される。次のステップ350において、給送期間FDの実際の給送開始FBI、その時の現回転数Nおよびポンプ駆動軸KWの位置に基づいて遮断時点Aが計算される。その時の回転数Nとポンプ駆動軸KWの位置の各変量はステップ350の開始時に新たに検出される。この計算は例えばDE−OS4204091に記載されている。
【0034】
噴射される燃料量は、ステップ310で給送期間FDSを求めたときとステップ350で遮断パルスAを出力する間に回転数が上昇した場合に、増大することが明らかにされている。この効果は給送期間FDの代わりに駆動期間ADを使用した場合には発生しない。というのはその場合にはターンオン時間TEにより給送期間が短くなることによって噴射される燃料量が減少するからである。
【0035】
給送期間の目標値FDSと給送開始の目標値FBSは特性値マップに格納されている。特に給送期間は噴射すべき燃料量QKと平均回転数NMの関数としてマップに格納されている。それに対して逆の噴射量マップが図4と5に記載されている。図4には燃料量がストローク(H)当り立方ミリメートルの単位で平均回転数NMに関して図示されている。パラメータとしては駆動期間ADが用いられている。
【0036】
ある駆動期間を見てみると、回転数が増大するにつれて下降する特性曲線が得られる。この下降する特性曲線は内燃機関の運転を安定化させる。このことは特に動的な走行運転状態において重要である。
【0037】
すなわちステップ310における目標値の計算からステップ350における遮断パルスAの出力までの間に回転数が上昇する場合には、ステップ310において例えば1000回転/分の低回転数に相当する給送期間FDSの値が読み出される。その場合に18°の駆動期間で10立方mm/ストロークの燃料が噴射される。調量(噴射)までに回転数が1500回転/分に上昇すると、この場合には18°の駆動期間ADで約2立方mm/ストロークの燃料量が得られる。
【0038】
図5には燃料量QKが回転数に関して図示されている。ここではパラメータとして給送期間FDが用いられている。所定の給送期間において噴射される燃料量はほぼ一定であるか、ないしは回転数を介してわずかに上昇する。
【0039】
回転数が1500回転であって、給送期間が15°であると、この場合には噴射される燃料量は40立方mm/ストロークとなる。調量までに回転数が2000回転まで上昇すると、45立方mm/ストロークの燃料量が噴射される。このように噴射量が増大されることによって、内燃機関が加速され、それによってさらに回転数が増大し、従って噴射される燃料量はさらに増大する。
【0040】
この非安定化を防止するために、本発明によればステップ310においてマップから読み出された給送期間の目標値FDSがステップ340でそれに応じて補正される。給送期間FDSは、給送期間を計算してから調量までに平均回転数が上昇した場合でも、一定あるいは下降する燃料量が調量されるように補正される。このことは、部分的ないし局所的に下降する特性曲線になることを意味している。補正された給送期間FDKは、例えばマップから読み出された給送期間FDSに基づいて次のように計算される。
【0041】
FDK=FDS−NA*K
変量(NA)は、平均回転数の検出時点と噴射の時点間の現回転数の変化に対応する。この変量はポンプ駆動軸当たりの回転数勾配を、マップ値計算のためにエンジン回転数を求めた時点と調量の時点の間隔で乗算することによって得られる。係数Kは噴射量マップにおける勾配dQ/dFDである。
【0042】
値Kについて対応する駆動点のそれぞれの勾配dQ/dFDが用いられる場合には、動的な運転状態においても各駆動点において水平の特性曲線が得られる。
【0043】
実用的な実施例の場合には、全マップ領域に関して単一の値Kを設定すると簡単である。この値は少なくとも図5に示すマップ値の最大勾配dQ/dFDに対応させるとよい。従ってマップでは各点において動的に見て下降する特性曲線が得られ、この特性曲線はそれぞれ実際のマップ値勾配に従って0と−K間の勾配を有する。このように動的に局所的に下降する特性曲線が図5に一つの駆動点について点線で示されている。
【0044】
本発明方法および装置によれば、燃料噴射を可能な限り最大に正確にしながら内燃機関の運転を動的に安定にさせることが可能になる。燃料調量の精度は、実際の噴射開始FBIに基づいて遮断時点Aを計算することによって改良される。安定性は給送期間FDを補正することによって得られる。
【0045】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば特にディーゼル式内燃機関の電磁弁制御される燃料調量システムを制御する方法と装置において、非安定化を防止することができる。即ち、実際の噴射開始に基づいて遮断時点を計算することによって燃料噴射を可能な限り最大に正確にすることができ、また給送期間を補正することによって、回転数が上昇するにつれて噴射される燃料量が減少する特性が得られるので、内燃機関の運転を動的に安定化させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による制御装置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】燃料調量の際に発生する種々の変量の特性を示す線図である。
【図3】調量のシーケンスを説明するフローチャートである。
【図4】駆動期間をパラメータとしたときの噴射量マップを示す説明図である。
【図5】給送期間をパラメータとしたときの噴射量マップを示す説明図である。
【符号の説明】
10 燃料ポンプ
15 ポンプピストン
20 電磁弁
30 電子制御ユニット
35 固定値メモリ
40 出力段
50 測定装置
55 インクリメントホイール
70、80 センサ

Claims (4)

  1. 電子制御装置により、噴射開始(FBI)と噴射終了(FEI)間の期間を示す少なくとも1つの給送期間信号(FD)に基づいて電磁弁の遮断時点(A)が決定されるディーゼル式内燃機関用の電磁弁制御される燃料調量システムを制御する方法において、
    前記給送期間信号を補正し、
    前記給送期間信号(FD)の補正が、平均回転数(M)の検出時点(310)と噴射時点(350)間の現回転数(N)の変化量(NA)と、該変化量に乗算的に作用する補正係数(K)とに従って行われ
    該補正により、回転数と所定給送期間での噴射燃料量との間の関係を示す特性曲線が局所的に下降し、それにより回転数が上昇するにつれて噴射される燃料量が減少する特性が得られることを特徴とする電磁弁制御される燃料調量システムを制御する方法。
  2. 前記補正係数としてそれぞれの駆動点における給送期間に対する噴射燃料量の勾配(dQ/dFD)が使用されることを特徴とする請求項に記載の方法。
  3. 前記勾配の最大勾配が補正係数として使用されることを特徴とする請求項に記載の方法。
  4. 電子制御装置により、噴射開始(FBI)と噴射終了(FEI)間の期間を示す少なくとも1つの給送期間信号(FD)に基づいて電磁弁の遮断時点(A)が決定されるディーゼル式内燃機関用の電磁弁制御される燃料調量システムを制御する装置において、
    前記給送期間信号(FD)を、平均回転数(M)の検出時点(310)と噴射時点(350)間の現回転数(N)の変化量(NA)と、該変化量に乗算的に作用する補正係数(K)とに従って補正する補正手段を設け、
    該補正手段による補正により、回転数と所定給送期間での噴射燃料量との間の関係を示す特性曲線が局所的に下降し、それにより回転数が上昇するにつれて噴射される燃料量が減少する特性が得られることを特徴とする電磁弁制御される燃料調量システムを制御する装置。
JP03401394A 1993-03-17 1994-03-04 電磁弁制御される燃料調量システムを制御する方法と装置 Expired - Fee Related JP3609442B2 (ja)

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