JP3609260B2 - 半導体装置の増幅回路 - Google Patents

半導体装置の増幅回路 Download PDF

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    • G11C7/06Sense amplifiers; Associated circuits, e.g. timing or triggering circuits
    • G11C7/062Differential amplifiers of non-latching type, e.g. comparators, long-tailed pairs

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、半導体装置の増幅回路及びその制御方法に関する。特に、本発明は電流型増幅回路(カレントセンスアンプ)に関する。
【0002】
【従来の技術】
入力されたデータを高速に転送する回路として、入力された2つのデータの電流差を電圧差に変換して増幅するカレントセンスアンプが知られている。
【0003】
このようなカレントセンスアンプは、例えば、DIGEST OF TECHNICAL PAPERS,pp.208−209,ISSCC 92,FEBRUARY 21,1992に紹介されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来のカレントセンスアンプでは、センス動作の期間中、すなわち、カレントセンスアンプの制御信号がアクティブである期間中、定常的に電流が流れてしまう。従って、カレントセンスアンプの消費電流が大きくなってしまう。
【0005】
また、上記電流により、入力端子と接地電位間に設けられたMOSトランジスタ毎に大きな電圧降下が生じるため、出力端子からの出力電圧の振幅が電源電圧の数分の一という小さなものになってしまう。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的は、消費電流を大幅に低減できる増幅回路を提供することである。
【0007】
本発明の他の目的は、ノイズに対する耐性が向上した増幅回路を提供することである。
【0008】
本発明の他の目的は、電源電圧にほぼ等しい振幅を持つ出力電圧を出力できる増幅回路を提供することである。
【0009】
このような目的を達成するために、本発明の代表的な発明は以下の構成よりなる。
【0010】
すなわち、電源電位が与えられる電源電位ノードと基準電位が与えられる基準電位ノードとの間に、入力データが与えられる入力端子及び前記入力データに応じた出力データが出力される出力端子が配置された増幅回路において、
前記入力端子に前記入力データが与えられる前には、前記出力端子と前記基準電位ノードとが接続されると共に前記入力端子と前記出力端子との間が非接続にされ、前記入力端子に前記入力データが与えられた後には、前記出力端子と前記基準電位ノードとが非接続にされる共に前記入力端子と前記出力端子との間が接続される。
【0011】
本発明の構成によれば、消費電流が大幅に低減できる増幅回路を実現することが可能になる。
【0012】
本発明の構成によれば、ノイズに対する耐性が向上した増幅回路を実現することができる。
【0013】
本発明の構成によれば、電源電圧にほぼ等しい振幅を持つ出力電圧を出力できる増幅回路を実現することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照しながら本発明の実施の形態が説明される。以下の説明では、本発明に直接係わる部分が中心に説明され、それ以外の部分については説明が省略される。まず、図1を参照して第1の実施の形態が説明される。
【0015】
図1にはデータを転送する転送回路10と、転送回路10から増幅回路20へデータを伝搬するデータバスDB1、DB2と、入力ノードに与えられたデータに基づいて出力ノードから出力電圧を出力する増幅回路20とが示されている。
【0016】
転送回路10は、図示しないメモリセルからデータが与えられるビット線対BL、/BLと、ビット線BLにゲート電極が接続され、ソース電極が接地に接続され、ドレイン電極がNチャンネル型MOSトランジスタ(以下NMOSという)TR3のソース電極に接続されるNMOSTR1と、ビット線/BLにゲート電極が接続され、ソース電極が接地電位Vssに接続され、ドレイン電極がNMOSTR4のソース電極に接続されるNMOSTR2と、ゲート電極に転送制御信号φTRが与えられ、ソース電極がNMOSTR1のドレイン電極に、ドレイン電極がデータバスDB1に接続されたNMOSTR3と、ゲート電極に転送制御信号φTRが与えられ、ソース電極がNMOSTR2のドレイン電極に、ドレイン電極がデータバスDB2に接続されたNMOSTR4とから成る。各NMOSのソース電極、ドレイン電極は上述の説明とは逆に定義される場合もある。
【0017】
この転送回路10では、データ読み出し期間に転送制御信号φTRが“Highレベル”になりNMOSTR3、4がオンし、ビット線対BL、/BLの一方のビット線に“Highレベル”のデータが読み出されると、 NMOSTR1またはNMOSTR2の一方がオンする。
【0018】
データバスDB1、DB2はデータの読み出し期間の前、電源電位にプリチャージされているので、データが読み出されると、オンした一方のNMOS(TR1またはTR2)に接続されているデータバス(DB1またはDB2)の電位が降下する。このようにしてメモリセルからのデータがデータバス上に転送される。このデータバス上のデータは増幅回路20に伝搬される。
【0019】
この転送回路10は本発明とは直接的に関連するものではないので、簡単に説明が示された。詳細は、沖電気工業社製64MシンクロナスDRAM,MD56V62320等を参照すれば容易に理解されるであろう。
【0020】
本発明に係わる増幅回路20の構成が以下に示される。
【0021】
増幅回路20は、データバスDB1、DB2からそれぞれ入力データが与えられる入力ノードNin1,Nin2を有する。この入力ノードNin1,Nin2と電源より電源電位Vddが与えられる電源電位ノードNp1,Np2との間には負荷回路L1、L2とがそれぞれ配置されている。この負荷回路は、Pチャンネル型MOSトランジスタ(以下、PMOSという)あるいは抵抗により構成される。PMOSにより構成した例は後述される。
【0022】
入力ノードNin1、Nin2にはそれぞれPMOS1、 PMOS2のソース電極が接続される。 PMOS1、 PMOS2のゲート電極はそれぞれ出力ノードNout2,Nout1に接続され、ドレイン電極はスイッチ回路SW1に接続される。
【0023】
このスイッチ回路SW1は、制御信号に応答してPMOS1、 PMOS2のドレイン電極と出力ノードNout1,Nout2との間を接続あるいは非接続にする。
【0024】
スイッチ回路SW1は、 PMOS1のドレイン電極と出力ノードNout1との間に配置されたスイッチ素子SW11と、 PMOS2のドレイン電極と出力ノードNout2との間に配置されたスイッチ素子SW12とから構成される。このスイッチ素子は後述のようにMOSトランジスタにより構成することができる。
【0025】
出力ノードNout1,Nout2と基準電源より基準電位Vssが与えられる基準電位ノードNs1,Ns2との間にはスイッチ回路SW2が配置される。この例では基準電位として接地電位が用いられる。
【0026】
このスイッチ回路SW2は、制御信号に応答して出力ノードNout1,Nout2と基準電位ノードNs1,Ns2との間を接続あるいは非接続にする。
【0027】
この制御信号にはスイッチ回路SW1に与えられる制御信号と同じ制御信号が用いられる。後述するようなタイミングが実現できれば、異なる制御信号を信号を適宜用いることも可能である。
【0028】
スイッチ回路SW2は、 出力ノードNout1と基準電位ノードNs1との間に配置されたスイッチ素子SW21と、出力ノードNout2と基準電位ノードNs2との間に配置されたスイッチ素子SW22とから構成される。このスイッチ素子は後述のようにMOSトランジスタにより構成することができる。
【0029】
出力ノードNout1,Nout2にはそれぞれ出力端子DO1,DO2が接続され、出力ノード上の電位をそれぞれ外部へ出力する。
【0030】
ここで、この増幅回路20の動作が簡単に説明される。詳細な動作に関しては後述の実施の形態の説明から理解されるであろう。
【0031】
この増幅回路20では、データが読み出される前、プリチャージ期間が設定されている。
【0032】
プリチャージ期間には、データバスDB1、DB2が電源電位Vddにプリチャージされているので、入力ノードNin1,Nin2は電源電位にプリチャージされる。また、この期間には、スイッチ回路SW1はオフに、スイッチ回路SW2はオンになるように制御されるので、出力ノードNout1,Nout2は接地電位にプリチャージされている。
【0033】
ここでデータが読み出され、データバスDB1とデータバスDB2との間に電位差が生じると、スイッチ回路SW1がオン、スイッチ回路SW2がオフするように制御する。
【0034】
このデータバスDB1とデータバスDB2との間に電位差、すなわち、入力ノードNin1と入力ノードNin2との間の電位差は、差動増幅回路20により増幅されて出力ノードNout1,Nout2上に現われる。
【0035】
例えば、データバスDB1の電位よりデータバスDB2の電位が低い場合、すなわち、入力ノードNin1の電位より入力ノードNin2の電位が低い場合、PMOS1のゲート電極に与えられる電圧とPMOS2のゲート電極に与えらる電圧とに差が生じる。その結果、PMOS1のソース・ドレイン間に流れる電流は、PMOS2のソース・ドレイン間に流れる電流より大きくなる。
【0036】
従って、出力ノードNout1の電位は出力ノードNout2の電位よりも高くなる。これによりPMOS2のソース・ドレイン間に流れる電流はますます小さくなる。このようにしてPMOS1とPMOS2の電流差はさらに拡大する。このように出力ノードNout2に対して出力ノードNout1の電位は急速に上昇するので、PMOS2はオフする。
【0037】
この結果、出力ノードNout2は接地電位から若干電位が上昇するものの電源電位Vddからの電流の供給がなくなるため、接地電位に近い低電位になる。一方、 PMOS1はオンしたままなので、出力ノードNout1の電位は電源電位になる。
【0038】
このように本実施の形態では、出力ノードNout1と出力ノードNout2との間において電源電圧(電源電位と接地電位との電位差)と同程度の電圧差が生じる。すなわち、電源電圧と同程度の論理振幅を持つ出力が得られたことになる。
【0039】
また、電源電位と接地電位との間にスイッチ回路SW1及びSW2が配置され、一方をオンする時には他方がオフされるように制御されるので、回路内を流れる電流が著しく低減される。スイッチ回路SW1をオンした瞬間に流れる過渡的な電流の存在は考えられるが、従来のようにセンス動作の期間中(制御信号がアクティブである期間中)、定常的に電流が流れてしまう回路に比べると、本実施の形態の増幅回路では回路内を流れる電流が非常に小さい。
【0040】
上述の第1の実施の形態では、本発明の基本的な部分のみが説明されたが、以下に図2及び図3を参照しながら、具体的な形態が第2の実施の形態として説明される。この形態では、前出の要素と同一部分には同じ符号を付すことによりその説明が省略されることもある。ここでは、本発明に直接係わる増幅回路の回路構成及びその動作についての説明が示される。
【0041】
増幅回路21は、データバスDB1、DB2からそれぞれ入力データが与えられる入力ノードNin1,Nin2を有する。この入力ノードNin1,Nin2と電源より電源電位Vddが与えられる電源電位ノードNp1,Np2との間にはPMOS3,4とがそれぞれ配置されている。このPMOS3,4のゲート電極には、接地電位Vssが与えられるので、PMOS3,4は常にオンし負荷として機能する。
【0042】
入力ノードNin1、Nin2にはそれぞれPMOS1、PMOS2のソース電極が接続される。 PMOS1、PMOS2のゲート電極はそれぞれ出力ノードNout2,Nout1に接続され、ドレイン電極はスイッチ回路SW1であるPMOS5、6のソース電極に接続される。
【0043】
このPMOS5、6は、ゲート電極に与えられる制御信号SEに応答してPMOS1、 PMOS2のドレイン電極と出力ノードNout1,Nout2との間を接続あるいは非接続にする。
【0044】
出力ノードNout1,Nout2と基準電源より基準電位Vssが与えられるにはスイッチ回路SW2であるNMOS1,2がそれぞれ配置される。
【0045】
このNMOS1,2は、制御信号SEに応答して出力ノードNout1,Nout2と基準電位ノードNs1,Ns2との間を接続あるいは非接続にする。
【0046】
この制御信号SEはPMOS5,6に与えられる制御信号と同じ制御信号が用いられる。従って、PMOS5、6がオンする時、NMOS1、2はオフし、 PMOS5、6がオフする時、NMOS1、2はオンするように制御される。
【0047】
出力ノードNout1,Nout2にはそれぞれインバータInv1,Inv2を介して出力端子DO1,DO2が接続され、出力ノード上の電位をそれぞれ外部へ出力する。このインバータはCMOS型のインバータである。
【0048】
このインバータInv1,Inv2は、入力が出力ノードNout1,Nout2にそれぞれ接続され、出力が出力端子DO1,DO2及びNMOS3、4のゲート電極にそれぞれ接続されている。
【0049】
NMOS3、4は、出力ノードNout1,Nout2と基準電位ノードNs1,Ns2との間に NMOS1、2とそれぞれ並列に接続されている。
【0050】
次に、この増幅回路21の動作が図3のタイミングチャートを参照して説明される。図3において、“Highレベル”は電源電位であり、“Lowレベル”は接地電位である。
【0051】
この増幅回路21では、データが読み出される前、プリチャージ期間が設定されている。プリチャージ期間には、データバスDB1、DB2が電源電位Vddにプリチャージされているので、入力ノードNin1,Nin2は電源電位にプリチャージされる。また、この期間には、制御信号SEが“Highレベル”であるので、PMOS5,6はオフし、 NMOS1、2はオンする。従って、出力ノードNout1,Nout2は“Lowレベル”にプリチャージされている。
【0052】
ここでデータが読み出され、データバスDB1とデータバスDB2との間に電位差が生じると、制御信号SEが“Lowレベル”になる。 それによりPMOS5,6はオンし、NMOS1、2はオフする。
【0053】
このデータバスDB1とデータバスDB2との間に電位差、すなわち、入力ノードNin1と入力ノードNin2との間の電位差は、差動増幅回路21により増幅されて出力ノードNout1,Nout2上に現われる。
【0054】
データバスDB1の電位よりデータバスDB2の電位が低い場合、すなわち、入力ノードNin1の電位より入力ノードNin2の電位が低い場合、PMOS1のゲート電極に与えられる電圧とPMOS2のゲート電極に与えらる電圧とに差が生じる。その結果、PMOS1のソース・ドレイン間に流れる電流は、PMOS2のソース・ドレイン間に流れる電流より大きくなる。
【0055】
従って、出力ノードNout1の電位は出力ノードNout2の電位よりも高くなる。これによりPMOS2のソース・ドレイン間に流れる電流はますます小さくなる。このようにしてPMOS1とPMOS2の電流差はさらに拡大する。このように出力ノードNout2に対して出力ノードNout1の電位は急速に上昇するので、PMOS2はオフする。これにより出力ノードNout2側を流れる電流I2はカットされる。
【0056】
出力ノードNout2の電位(“Lowレベル”)はインバータInv2により反転されて、NMOS4のゲート電極に“Highレベル”の信号が与えられることになるので、NMOS4はオンする。これにより出力ノードNout2の電位は“Lowレベル”に確定される。
【0057】
一方、出力ノードNout1の電位が上昇すると、インバータInv1の出力が“Lowレベル”に変化するので、NMOS3はオフする。これにより出力ノードNout1側を流れる電流I1はカットされる。これにより出力ノードNout1の電位は“Highレベル”に確定される。
【0058】
このように出力ノードNout1、Nout2の電位が確定する時、それぞれの電流経路が自ずとカットされ、貫通電流が抑制される。
【0059】
ここでは、出力ノードNout1が“Highレベル”、出力ノードNout2が“Lowレベル”、すなわち、出力端子DO1から“Lowレベル”のデータが出力され、出力端子DO2から“Highレベル”のデータが出力される場合が説明された。
【0060】
出力ノードNout1が“lowレベル”、出力ノードNout2が“Highレベル”、すなわち、出力端子DO1から“Highレベル”のデータが出力され、出力端子DO2から“Lowレベル”のデータが出力される場合も同様に考えれば容易に理解されるであろう。
【0061】
すなわち、出力ノードNout1、Nout2の電位が確定する時、PMOS1及びNMOS4がオフするので、それぞれの電流経路が自ずとカットされ、貫通電流が抑制される。
【0062】
このように本実施の形態では、前述の第1の実施の形態と同様に出力ノードNout1と出力ノードNout2との間において電源電圧(電源電位と接地電位との電位差)と同程度の電圧差が生じる。すなわち、電源電圧と同程度の論理振幅を持つ出力が得られたことになる。
【0063】
また、前述の第1の実施の形態と同様に電源電位と接地電位との間にスイッチ回路SW1及びSW2が配置され、一方をオンする時には他方がオフされるように制御されるので、回路内を流れる電流が著しく低減される。スイッチ回路SW1をオンした瞬間に流れる過渡的な電流の存在は考えられるが、従来のようにセンス動作の期間中(制御信号がアクティブである期間中)、定常的に電流が流れてしまう回路に比べると、本実施の形態の増幅回路では回路内を流れる電流が非常に小さい。
【0064】
さらに、インバータInv1,2の出力により制御されるNMOS3、4により、出力ノードの電位が確定するまでの間電流経路が存在するので、出力端子DO1,DO2上のノイズ耐性が向上する。
【0065】
以下に本発明の第3の実施の形態が説明される。この形態では、前出の要素と同一部分には同じ符号を付すことによりその説明が省略されることもある。ここでは、本発明に直接係わる増幅回路の回路構成及びその動作についての説明が示される。
【0066】
増幅回路22は、データバスDB1、DB2からそれぞれ入力データが与えられる入力ノードNin1,Nin2を有する。この入力ノードNin1,Nin2と電源より電源電位Vddが与えられる電源電位ノードNp1,Np2との間にはPMOS3,4とがそれぞれ配置されている。このPMOS3,4のゲート電極には、接地電位Vssが与えられるので、PMOS3,4は常にオンし負荷として機能する。
【0067】
入力ノードNin1、Nin2にはそれぞれPMOS5、PMOS6のソース電極が接続される。このPMOS5、6のドレイン電極はPMOS1、2のソース電極に接続される。 PMOS5、6はゲート電極に与えられる制御信号SEに応答して入力ノードNin1、Nin2とPMOS1、PMOS2のソース電極との間を接続あるいは非接続にする。
PMOS1、2はPMOS5、6のドレイン電極と出力ノードNout1,Nout2との間に接続される。PMOS1、PMOS2のゲート電極はそれぞれ出力ノードNout2,Nout1に接続される。
【0068】
出力ノードNout1,Nout2と基準電源より基準電位Vssが与えられるにはスイッチ回路SW2であるNMOS1,2がそれぞれ配置される。
【0069】
このNMOS1,2は、制御信号SEに応答して出力ノードNout1,Nout2と基準電位ノードNs1,Ns2との間を接続あるいは非接続にする。
【0070】
この制御信号SEはPMOS5,6に与えられる制御信号と同じ制御信号が用いられる。従って、PMOS5、6がオンする時、NMOS1、2はオフし、 PMOS5、6がオフする時、NMOS1、2はオンするように制御される。
【0071】
出力ノードNout1,Nout2にはそれぞれインバータInv1,Inv2を介して出力端子DO1,DO2が接続され、出力ノード上の電位をそれぞれ外部へ出力する。このインバータはCMOS型のインバータである。
【0072】
このインバータInv1,Inv2は、入力が出力ノードNout1,Nout2にそれぞれ接続され、出力が出力端子DO1,DO2及びNMOS3、4のゲート電極にそれぞれ接続されている。
【0073】
NMOS3、4は、出力ノードNout1,Nout2と基準電位ノードNs1,Ns2との間に NMOS1、2とそれぞれ並列に接続されている。
【0074】
この増幅回路22の動作も図3のタイミングチャートを参照して説明される。図3において、“Highレベル”は電源電位であり、“Lowレベル”は接地電位である。
【0075】
この増幅回路22においても、データが読み出される前、プリチャージ期間が設定されている。プリチャージ期間には、データバスDB1、DB2が電源電位Vddにプリチャージされているので、入力ノードNin1,Nin2は電源電位にプリチャージされる。また、この期間には、制御信号SEが“Highレベル”であるので、PMOS5,6はオフし、NMOS1、2はオンする。従って、出力ノードNout1,Nout2は“Lowレベル”にプリチャージされている。
【0076】
ここでデータが読み出され、データバスDB1とデータバスDB2との間に電位差が生じると、制御信号SEが“Lowレベル”になる。 それによりPMOS5,6はオンし、NMOS1、2はオフする。
【0077】
このデータバスDB1とデータバスDB2との間に電位差、すなわち、入力ノードNin1と入力ノードNin2との間の電位差は、差動増幅回路22により増幅されて出力ノードNout1,Nout2上に現われる。
【0078】
この実施の形態と第2の実施の形態とで異なるのは、第1のスイッチ回路であるPMOS5、6が本実施の形態では増幅回路として機能することである。制御信号SEが“Lowレベル”になり、PMOS5,6はオンしているので、 PMOS5,6は所謂、ゲート接地型の増幅回路として機能する。すなわち、 PMOS5,6も増幅動作に寄与するので、第2の実施の形態の構成よりも高い感度を持つ増幅回路が実現できる。この実施の形態では、入力ノードNin1と入力ノードNin2との間に電位差が現われると、PMOS5,6とPMOS1、2との間のノードN1とノードN2との間に電位差が生じる。
【0079】
データバスDB1の電位よりデータバスDB2の電位が低い場合、すなわち、入力ノードNin1の電位より入力ノードNin2の電位が低い場合、PMOS1のゲート電極に与えられる電圧とPMOS2のゲート電極に与えらる電圧とに差が生じる。その結果、PMOS1のソース・ドレイン間に流れる電流は、PMOS2のソース・ドレイン間に流れる電流より大きくなる。
【0080】
従って、出力ノードNout1の電位は出力ノードNout2の電位よりも高くなる。これによりPMOS2のソース・ドレイン間に流れる電流はますます小さくなる。このようにしてPMOS1とPMOS2の電流差はさらに拡大する。このように出力ノードNout2に対して出力ノードNout1の電位は急速に上昇するので、PMOS2はオフする。これにより出力ノードNout2側を流れる電流はカットされる。
【0081】
出力ノードNout2の電位(“Lowレベル”)はインバータInv2により反転されて、NMOS4のゲート電極に“Highレベル”の信号が与えられることになるので、NMOS4はオンする。これにより出力ノードNout2の電位は“Lowレベル”に確定される。
【0082】
一方、出力ノードNout1の電位が上昇すると、インバータInv1の出力が“Lowレベル”に変化するので、NMOS3はオフする。これにより出力ノードNout1側を流れる電流I1はカットされる。これにより出力ノードNout1の電位は“Highレベル”に確定される。
【0083】
このように出力ノードNout1、Nout2の電位が確定する時、それぞれの電流経路が自ずとカットされ、貫通電流が抑制される。
【0084】
ここでは、出力ノードNout1が“Highレベル”、出力ノードNout2が“Lowレベル”、すなわち、出力端子DO1から“Lowレベル”のデータが出力され、出力端子DO2から“Highレベル”のデータが出力される場合が説明された。
【0085】
出力ノードNout1が“lowレベル”、出力ノードNout2が“Highレベル”、すなわち、出力端子DO1から“Highレベル”のデータが出力され、出力端子DO2から“Lowレベル”のデータが出力される場合も同様に考えれば容易に理解されるであろう。
【0086】
すなわち、出力ノードNout1、Nout2の電位が確定する時、PMOS1及びNMOS4がオフするので、それぞれの電流経路が自ずとカットされ、貫通電流が抑制される。
【0087】
このように本実施の形態では、前述の第1の実施の形態と同様に出力ノードNout1と出力ノードNout2との間において電源電圧(電源電位と接地電位との電位差)と同程度の電圧差が生じる。すなわち、電源電圧と同程度の論理振幅を持つ出力が得られたことになる。
【0088】
また、前述の第1の実施の形態と同様に電源電位と接地電位との間にスイッチ回路SW1及びSW2が配置され、一方をオンする時には他方がオフされるように制御されるので、回路内を流れる電流が著しく低減される。スイッチ回路SW1をオンした瞬間に流れる過渡的な電流の存在は考えられるが、従来のようにセンス動作の期間中(制御信号がアクティブである期間中)、定常的に電流が流れてしまう回路に比べると、本実施の形態の増幅回路では回路内を流れる電流が非常に小さい。
【0089】
また、第2の実施の形態と同様にインバータInv1,2の出力により制御されるNMOS3、4により、出力ノードの電位が確定するまでの間電流経路が存在するので、出力端子DO1,DO2上のノイズ耐性が向上する。
【0090】
さらに、本実施の形態では、PMOS5,6も増幅動作に寄与するので、第2の実施の形態の構成よりも高い感度を持つ増幅回路が実現できる。
【0091】
以下に本発明の第4の実施の形態が説明される。この形態では、前出の要素と同一部分には同じ符号を付すことによりその説明が省略されることもある。ここでは、本発明に直接係わる増幅回路の回路構成及びその動作についての説明が示される。
【0092】
増幅回路23は、データバスDB1、DB2からそれぞれ入力データが与えられる入力ノードNin1,Nin2を有する。この入力ノードNin1,Nin2と電源より電源電位Vddが与えられる電源電位ノードNp1,Np2との間にはPMOS3,4とがそれぞれ配置されている。このPMOS3,4のゲート電極には、接地電位Vssが与えられるので、PMOS3,4は常にオンし負荷として機能する。
【0093】
入力ノードNin1、Nin2にはそれぞれPMOS1、 PMOS2のソース電極が接続される。 PMOS1、PMOS2のゲート電極はそれぞれ出力ノードNout2,Nout1に接続され、ドレイン電極はスイッチ回路SW1であるPMOS5、6のソース電極に接続される。
【0094】
このPMOS5、6は、ゲート電極に与えられる制御信号SEに応答してPMOS1、PMOS2のドレイン電極と出力ノードNout1,Nout2との間を接続あるいは非接続にする。
【0095】
出力ノードNout1,Nout2と基準電源より基準電位Vssが与えられるにはスイッチ回路SW2であるNMOS1,2がそれぞれ配置される。
【0096】
このNMOS1,2は、制御信号SEに応答して出力ノードNout1,Nout2と基準電位ノードNs1,Ns2との間を接続あるいは非接続にする。
【0097】
この制御信号SEはPMOS5,6に与えられる制御信号と同じ制御信号が用いられる。従って、PMOS5、6がオンする時、NMOS1、2はオフし、 PMOS5、6がオフする時、NMOS1、2はオンするように制御される。
【0098】
出力ノードNout1,Nout2にはそれぞれインバータInv1,Inv2を介して出力端子DO1,DO2が接続され、出力ノード上の電位をそれぞれ外部へ出力する。このインバータはCMOS型のインバータである。
【0099】
このインバータInv1,Inv2は、入力が出力ノードNout1,Nout2にそれぞれ接続され、出力がNMOS3、4のゲート電極にそれぞれ接続されている。
【0100】
NMOS3、4は、出力ノードNout1,Nout2と基準電位ノードNs1,Ns2との間に NMOS1、2とそれぞれ並列に接続されている。
【0101】
さらに、本実施の形態が第2の実施の形態と異なるのは、出力ノードに接続する出力バッファ回路としてNMOS5,6が設けられている点である。
【0102】
NMOS5では、インバータInv1の入力及び出力ノードNout1にゲート電極が接続され、ソース電極が基準電位が与えられる基準電位ノードNS3に接続され、ドレイン電極が出力端子DO1に接続されている。
【0103】
NMOS6では、インバータInv2の入力及び出力ノードNout2にゲート電極が接続され、ソース電極が基準電位が与えられる基準電位ノードNS4に接続され、ドレイン電極が出力端子DO2に接続されている。
【0104】
この増幅回路23の動作も図3のタイミングチャートを参照して説明される。図3において、“Highレベル”は電源電位であり、“Lowレベル”は接地電位である。
【0105】
この増幅回路23では、データが読み出される前、プリチャージ期間が設定されている。プリチャージ期間には、データバスDB1、DB2が電源電位Vddにプリチャージされているので、入力ノードNin1,Nin2は電源電位にプリチャージされる。また、この期間には、制御信号SEが“Highレベル”であるので、PMOS5,6はオフし、 NMOS1、2はオンする。従って、出力ノードNout1,Nout2は“Lowレベル”にプリチャージされている。
【0106】
ここでデータが読み出され、データバスDB1とデータバスDB2との間に電位差が生じると、制御信号SEが“Lowレベル”になる。 それによりPMOS5,6はオンし、NMOS1、2はオフする。
【0107】
このデータバスDB1とデータバスDB2との間に電位差、すなわち、入力ノードNin1と入力ノードNin2との間の電位差は、差動増幅回路21により増幅されて出力ノードNout1,Nout2上に現われる。
【0108】
データバスDB1の電位よりデータバスDB2の電位が低い場合、すなわち、入力ノードNin1の電位より入力ノードNin2の電位が低い場合、PMOS1のゲート電極に与えられる電圧とPMOS2のゲート電極に与えらる電圧とに差が生じる。その結果、PMOS1のソース・ドレイン間に流れる電流は、PMOS2のソース・ドレイン間に流れる電流より大きくなる。
【0109】
従って、出力ノードNout1の電位は出力ノードNout2の電位よりも高くなる。これによりPMOS2のソース・ドレイン間に流れる電流はますます小さくなる。このようにしてPMOS1とPMOS2の電流差はさらに拡大する。このように出力ノードNout2に対して出力ノードNout1の電位は急速に上昇するので、PMOS2はオフする。これにより出力ノードNout2側を流れる電流I2はカットされる。
【0110】
出力ノードNout2の電位(“Lowレベル”)はインバータInv2により反転されて、NMOS4のゲート電極に“Highレベル”の信号が与えられることになるので、NMOS4はオンする。これにより出力ノードNout2の電位は“Lowレベル”に確定される。
【0111】
一方、出力ノードNout1の電位が上昇すると、インバータInv1の出力が“Lowレベル”に変化するので、NMOS3はオフする。これにより出力ノードNout1側を流れる電流I1はカットされる。これにより出力ノードNout1の電位は“Highレベル”に確定される。
【0112】
このように出力ノードNout1、Nout2の電位が確定する時、それぞれの電流経路が自ずとカットされ、貫通電流が抑制される。
【0113】
出力ノードNout1が“Highレベル”、出力ノードNout2が“Lowレベル”がなるので、NMOS5がオンし、NMOS6がオフする。従って、出力端子DO1から“Lowレベル”のデータが出力され、出力端子DO2から“Highレベル”のデータが出力される。
【0114】
すなわち、出力ノードNout1、Nout2の電位が確定する時、PMOS1及びNMOS4がオフするので、それぞれの電流経路が自ずとカットされ、貫通電流が抑制される。
【0115】
このように本実施の形態では、前述の第1の実施の形態と同様に出力ノードNout1と出力ノードNout2との間において電源電圧(電源電位と接地電位との電位差)と同程度の電圧差が生じる。すなわち、電源電圧と同程度の論理振幅を持つ出力が得られたことになる。
【0116】
また、前述の第1の実施の形態と同様に電源電位と接地電位との間にスイッチ回路SW1及びSW2が配置され、一方をオンする時には他方がオフされるように制御されるので、回路内を流れる電流が著しく低減される。スイッチ回路SW1をオンした瞬間に流れる過渡的な電流の存在は考えられるが、従来のようにセンス動作の期間中(制御信号がアクティブである期間中)、定常的に電流が流れてしまう回路に比べると、本実施の形態の増幅回路では回路内を流れる電流が非常に小さい。
【0117】
また、第2の実施の形態と同様にインバータInv1,2の出力により制御されるNMOS3、4により、出力ノードの電位が確定するまでの間電流経路が存在するので、出力端子DO1,DO2上のノイズ耐性が向上する。
【0118】
さらに、本実施の形態では、NMOS5,6がバッファ回路として機能するため、すなわち、出力端子が接続される出力データ線が増幅回路の出力ノードに直接、接続されないため、寄生容量の大きな出力データ線が貫通電流の流れに影響することがない。従って、上述の実施の形態の増幅回路よりもさらに貫通電流の少ない増幅回路が実現される。
【0119】
本発明は、例証的な実施態様を用いて説明されたが、この説明は限定的な意味に受け取られてはならない。この例証的実施態様の様々な変更、並びに本発明のその他の実施態様が当業者にはこの説明を参考にすることによって明らかになるであろう。従って、特許請求の範囲はそれらのすべての変更または実施態様を本発明の真の範囲に含むものとしてカバーするであろうと考えられている。
【0120】
【発明の効果】
本発明によれば消費電流を大幅に低減した増幅回路を提供できる。
【0121】
また、本発明によればノイズに対する耐性が向上した増幅回路を提供できる。また、本発明によれば電源電圧にほぼ等しい振幅を持つ出力電圧を出力できる増幅回路を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の説明する部分回路図である。
【図2】第2の実施の形態の説明する部分回路図である。
【図3】増幅回路の動作を示す部分タイミング図である。
【図4】第3の実施の形態の説明する部分回路図である。
【図5】第4の実施の形態の説明する部分回路図である。
【符号の説明】
10 転送回路
20〜23 増幅回路
SW1 第1のスイッチ回路
SW2 第2のスイッチ回路
Nin 入力ノード
Nout 出力ノード

Claims (6)

  1. 第1の電位を有する第1のデータが与えらる第1入力ノードと、
    前記第1の電位とは異なる第2の電位を有する第2のデータが与えられる第2入力ノードと、
    前記第1及び第2の入力ノードに接続され、電源電位が与えられる電源電位ノードと、
    前記第1入力ノード上の電位に応答した電位が現われる第1出力ノードと、
    前記第2入力ノード上の電位に応答した電位が現われる第2出力ノードと、
    前記第1及び第2の出力ノードに接続され、前記電源電位より十分に低い基準電位が与えられる基準電位ノードと、
    前記第1入力ノードと前記第1出力ノードとの間に配置された第1スイッチ素子と、前記第2入力ノードと前記第2出力ノードとの間に配置された第2スイッチ素子とを備えた第1のスイッチ回路と、
    前記第1出力ノードと前記基準電位ノードとの間に配置され第1Nチャンネル型MOSトランジスタから構成される第3スイッチ素子と、前記第2出力ノードと前記基準電位ノードとの間に配置された第2Nチャンネル型MOSトランジスタから構成される第4スイッチ素子とを備え、該第1及び第2Nチャンネル型MOSトランジスタのゲート電極には制御信号が与えられる第2のスイッチ回路と
    前記第1出力ノードと前記基準電位ノードとの間に前記第1Nチャンネル型MOSトランジスタと並列に接続された第3Nチャンネル型MOSトランジスタと、
    前記第2出力ノードと前記基準電位ノードとの間に前記第2Nチャンネル型MOSトランジスタと並列に接続された第4Nチャンネル型MOSトランジスタと、
    前記第1出力ノードに入力が接続され、前記第3Nチャンネル型MOSトランジスタのゲート電極に出力が接続された第1インバータ回路と、
    前記第2出力ノードに入力が接続され、前記第4Nチャンネル型MOSトランジスタのゲート電極に出力が接続された第2インバータ回路とを有し、
    前記第1入力ノード及び前記第2入力ノードに前記第1及び第2のデータが与えられる前には前記第1及び第2のスイッチ素子が実質的に非導通であり、かつ、前記第3及び第4のスイッチ素子は導通することにより前記第1及び第2出力ノードの電位が実質的に前記基準電位に設定され、
    前記第1入力ノード及び前記第2入力ノードに前記第1及び第2のデータが与えられた後には、前記第1及び第2のスイッチ素子が導通になり、かつ、前記第3及び第4のスイッチ素子が実質的に非導通になることにより、前記第1及び第2の出力ノードの電位が前記基準電位から前記第1及び第2入力ノードに与えられたデータに応じた電位に変化することを特徴とする増幅回路。
  2. 前記第1のスイッチ回路の第1及び第2スイッチ素子はそれぞれ第1および第2Pチャンネル型MOSトランジスタから構成され、前記第1及び第2Pチャンネル型MOSトランジスタのゲート電極には前記制御信号が与えられ、
    前記第1入力ノードと前記第1Pチャンネル型MOSトランジスタとの間にはゲート電極が前記第2の出力ノードに接続された第3Pチャンネル型MOSトランジスタが配置され、
    前記第2入力ノードと前記第2Pチャンネル型MOSトランジスタとの間にはゲート電極が前記第1の出力ノードに接続された第4Pチャンネル型MOSトランジスタが配置され、
    前記第1入力ノードまたは前記第2入力ノードに前記第1または第2のデータが与えられる前には、前記制御信号は前記電源電位と実質的に等しい電位を有し、
    前記第1入力ノードまはた前記第2入力ノードに前記第1または第2のデータが与えられた後には、前記制御信号は前記基準電位と実質的に等しい電位を有することを特徴とする請求項1記載の増幅回路。
  3. 前記第1のスイッチ回路の第1及び第2スイッチ素子はそれぞれ第1および第2Pチャンネル型MOSトランジスタから構成され、前記第1及び第2Pチャンネル型MOSトランジスタのゲート電極には前記制御信号が与えられ、
    前記第1出力ノードと前記第1Pチャンネル型MOSトランジスタとの間にはゲート電極が前記第2の出力ノードに接続された第3Pチャンネル型MOSトランジスタが配置され、
    前記第2出力ノードと前記第2Pチャンネル型MOSトランジスタとの間にはゲート電極が前記第1の出力ノードに接続された第4Pチャンネル型MOSトランジスタが配置され、
    前記第1入力ノードまたは前記第2入力ノードに前記第1または第2のデータが与えられる前には、前記制御信号は前記電源電位と実質的に等しい電位を有し、
    前記第1入力ノードまはた前記第2入力ノードに前記第1または第2のデータが与えられた後には、前記制御信号は前記基準電位と実質的に等しい電位を有することを特徴とする請求項1記載の増幅回路。
  4. 前記第1入力ノードと前記電源電位ノードとの間に配置された第5Pチャンネル型MOSトランジスタと、前記第2入力ノードと前記電源電位ノードとの間に配置された第6Pチャンネル型MOSトランジスタとを備え、前記第5及び第6Pチャンネル型MOSトランジスタのゲート電極には前記基準電位が与えられる負荷回路を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の増幅回路。
  5. 第1出力端子と前記基準電位ノードとの間に接続され、ゲート電極が前記第1出力ノードに接続された第5Nチャンネル型MOSトランジスタと、
    第2出力端子と前記基準電位ノードとの間に接続され、ゲート電極が前記第2出力ノードに接続された第6Nチャンネル型MOSトランジスタとを有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の増幅回路。
  6. 電源電位と基準電位との間に直列に配置された第1の入力ノード、第1のPチャンネル型MOSトランジスタ及び第1の出力ノードを有する第1の系と、前記電源電位と前記基準電位との間に直列に配置された第2の入力ノード、第2のPチャンネル型MOSトランジスタ及び第2の出力ノードを有する第2の系とを備え、前記第1のPチャンネル型MOSトランジスタのゲート電極と前記第2の出力ノードが接続され、前記第2のPチャンネル型MOSトランジスタのゲート電極と前記第1の出力ノードが接続され、前記第1及び第2の入力ノードに同時に与えられる第1の電位及び第2の電位の電位差を増幅して前記第1及び第2の出力ノードからそれぞれ第3及び第4の電位として出力する増幅回路において、
    ゲート電極に制御信号が与えられた、前記第1の出力ノードと前記基準電位との間に配置された第1のNチャンネル型MOSトランジスタ及び前記第2の出力ノードと前記基準電位との間に配置された第2のNチャンネル型MOSトランジスタと、
    前記第1出力ノードと前記基準電位ノードとの間に前記第1Nチャンネル型MOSトランジスタと並列に接続された第3Nチャンネル型MOSトランジスタと、
    前記第2出力ノードと前記基準電位ノードとの間に前記第2Nチャンネル型MOSトランジスタと並列に接続された第4Nチャンネル型MOSトランジスタと、
    前記第1出力ノードに入力が接続され、前記第3Nチャンネル型MOSトランジスタのゲート電極に出力が接続された第1インバータ回路と、
    前記第2出力ノードに入力が接続され、前記第4Nチャンネル型MOSトランジスタのゲート電極に出力が接続された第2インバータ回路とを有し、
    前記入力ノードに前記第1及び第2の電位が与えられる前には、前記第1及び第2のPチャンネル型MOSトランジスタと前記第1及び第2の出力ノードとの間を電気的に非接続な状態にすると共に、前記第1及び第2の出力ノードと前記基準電位との間を電気的に接続状態にし、
    前記入力ノードに前記第1及び第2の電位が与えられると、前記第1及び第2のPチャンネル型MOSトランジスタと前記第1及び第2の出力ノードとの間を電気的に接続状態にすると共に、前記第1及び第2の出力ノードと前記基準電位との間を電気的に非接続な状態にすることを特徴とする増幅回路。
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