JP3608909B2 - 馬蹄錠 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自転車等に装着される馬蹄錠に関する。
【0002】
【従来の技術】
実公平5−38211号公報には、馬蹄錠の錠杆(カンヌキ)から突設された操作突起(ピン)に、掛止突起を備えた摺動防止部材(ノブ)を回動自在に嵌装し、馬蹄錠のケースに設けた切欠部により上記掛止突起を係止することで、解錠状態の錠杆の望ましくない摺動(施錠操作が行われないにもかかわらず施錠されてしまうこと)を防止した馬蹄錠が開示されている。
【0003】
特開平8−303085号公報には、係合突起を備えたツマミを馬蹄錠のカンヌキから突設されたピンに対してピン方向に摺動自在に設け、馬蹄錠のケースに設けた切欠穴に上記係合突起を係合させることで、解錠状態のカンヌキの望ましくない摺動(施錠操作が行われないにもかかわらず施錠されてしまうこと)を防止した馬蹄錠が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記実公平5−38211号公報に記載の馬蹄錠は、摺動防止部材(ノブ)を90°回すことにより掛止突起と切欠部の係止を解除して錠杆(カンヌキ)を摺動可能にし、その状態で摺動防止部材(ノブ)をケースに沿って下端まで押し下げることにより錠杆(カンヌキ)を押し下げて施錠するものである。
【0005】
前記特開平8−303085号公報に記載の馬蹄錠は、ツマミを引っ張って係合突起を切欠穴から離脱させることにより両者の係合を解除してカンヌキを摺動可能し、その状態でツマミをケースに沿って下端まで押し下げることによりカンヌキを押し下げて施錠するものである。
【0006】
前記各公報に記載の馬蹄錠は、荷台の荷物や後席の幼児の脚等が施錠用の操作レバーに触れて意図しない施錠を引き起こすことを防止するために、前述のような複雑な機構を備えている。このため、簡易な機構に比べて故障し易いという問題がある。また、施錠するためには前述の2段階の操作が必要であり、操作が煩雑であるという問題もある。即ち、前記実公平5−38211号公報では、摺動防止部材を90°回して掛止突起と切欠部の係止を解除する操作と、その状態で摺動防止部材をケースに沿って下端まで押し下げる操作が必要である。また、前記特開平8−303085号公報では、ツマミを引っ張って係合突起を切欠穴から離脱させる操作と、その状態でツマミをケースに沿って下端まで押し下げる操作が必要である。
本発明は、荷台の荷物や後席の幼児の脚等が施錠用の操作レバーに触れても意図しない施錠が引き起こされることがなく、施錠操作も簡単な馬蹄錠を、故障し難い簡易な機構で実現することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、下部が開放された中空円弧状のケース内に円弧状の錠杆が円弧方向に摺動可能に設けられ、ケースの一方の開放端部から送り出された錠杆の先端部がケースの他方の開放端部に達して錠杆の所定の部位とケース側とが係合されることにより施錠され、該係合を鍵により解除された錠杆がケース内へ収容されることにより解錠される馬蹄錠であって、前記錠杆の後端部には該錠杆を摺動させるための操作レバーが突設され、前記ケースには前記他方の開放端部寄りの部位を始端部とするレバー長孔が前記操作レバーの移動時の案内用に形成され、解錠状態に於いて前記始端部に在る前記操作レバーが前記レバー長孔に沿って引き上げられることにより施錠されることを特徴とする馬蹄錠である。
「下部」や「引き上げられる」は、本馬蹄錠が自転車等の被施錠物に装着された状態での位置関係をいう。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1は本実施の形態の馬蹄錠を一部透視して示す正面図、図2(a)は操作レバーの部分を示す図1内A−A線断面図、同図(b)は自転車への装着状態を示す斜視図である。
【0009】
図1に示すように、本馬蹄錠は、下部が開放された中空円弧状のケース101 内に、円弧状の錠杆(カンヌキ)102 を、円弧方向に沿って摺動可能に設けたものである。また、本馬蹄錠は、ケース101 の開放部分(開放端部101a〜開放端部101b間の部分)が下になるようにして、取付台座109 に固着されている取付金具109a(図2(a)参照)を用いて、自転車のホークに、図2(b)に示すように取り付けられる。
【0010】
本馬蹄錠では、錠杆102 の後端部102bの付近から操作者方向(図1で手前方向)へ突設された操作レバー104 を、ケース101 に形成されているレバー長孔101dに沿って、図中時計回りに操作する(=上方へ引き上げるように操作する)ことで、錠杆102 が、ケース101 の一方の開放端部101aから送り出される。
【0011】
送り出された錠杆102 の先端部102aが、ケース101 の他方の開放端部101bに達して(図中二点鎖線部分参照)、該錠杆102 の所定部位に形成されている切欠部102cと、ケース101 と一体の支持板105 に回動可能に取り付けられているラチェット103 の第1アーム103aの先端部とが係合すると、施錠状態となる。ラチェット103 は、スプリング103dにより図中時計回りに常時付勢されているため、錠杆102 の切欠部102cが第1アーム103aの先端位置まで変位したとき、上述の係合が自動的に実現される。なお、図示されているスプリング103dの状態は、ラチェット103 が切欠部102cに係合された状態(施錠状態)の位置を示す。また、施錠状態とは、錠杆102 がケース101 の下部の開放部分に掛け渡されてケース101 が円環状に閉じられた状態をいう。
【0012】
この施錠状態に於いて、ケース101 と一体の支持板105 に設けられている鍵孔106 に不図示の鍵を挿入して、図中時計回りに回すと、該回転に連動して解錠レバー107 も同方向に回転する。これにより、解錠レバー107 の周面から突設されている突起部107aがラチェット103 の第2アーム103bに当接して、該第2アーム103bを図中反時計回りに付勢する。これにより、ラチェット103 も図中反時計回りに回動して、該ラチェット103 の第1アーム103aの先端部と錠杆102 の切欠部102cの係合が外れる。
【0013】
こうして、ラチェット103 の第1アーム103aの先端部と錠杆102 の切欠部102cの係合が外れると、錠杆102 は、スプリング102d(図中にスプリングの中心線を一点鎖線で示す;このスプリング102dは、図中の一点鎖線の一端は錠杆102 に接続され、他端はケース101 側に接続されており、錠杆102 に対して解錠位置へ戻す引張力を与えている)の引張力により図中反時計回りに回動して、元の位置に復帰する。即ち、ケース101 の下部の開放部分(開放端部101a〜開放端部101b間の部分)に掛け渡されていた錠杆102 が、ケース101 の一方の開放端部101aを経てケース101 内へ収容されて解錠状態となる。
【0014】
このように、本馬蹄錠では、施錠操作用の操作レバー104 が、錠杆102 の後端部102bにピン104aを介して一体に突設されているとともに、ケース101 には、前記他方の開放端部101b寄りの部位を始端部とするレバー長孔101dが、操作レバー104 の移動時の案内用に形成されており、レバー長孔101dの始端部(図1では下端部)に在る操作レバー104 を、レバー長孔101dに沿って上方へ引き上げることにより施錠が行われる。このため、荷台の荷物や後席の幼児の脚等が操作レバー104 に触れて該操作レバー104 を下方へ付勢しても、その付勢方向は施錠するための方向ではなく、したがって、望ましくない施錠が行われる恐れはない。
【0015】
【発明の効果】
本発明では、錠杆の後端部に突設された操作レバーをレバー長孔に沿って引き上げることにより施錠が行われる。即ち、操作レバーの上方への移動によって施錠が行われる。このため、荷台の荷物や後席の幼児の脚等が操作レバーに触れて該操作レバーを下方へ付勢しても施錠は行われない。また、施錠は、操作レバーを引き上げるという1段階の操作で行われため、操作性も良い。さらに、機構も簡易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態の馬蹄錠の一部を透視して示す正面図。
【図2】(a)は操作レバーの部分を示す図1内A−A線断面図、(b)は実施の形態の馬蹄錠を自転車に装着した状態を示す斜視図。
【符号の説明】
101 ケース
102 錠杆(カンヌキ)
103 ラチェット
104 操作レバー
105 支持板
107 解錠レバー
109 取付台座

Claims (1)

  1. 下部が開放された中空円弧状のケース内に円弧状の錠杆が円弧方向に摺動可能に設けられ、ケースの一方の開放端部から送り出された錠杆の先端部がケースの他方の開放端部に達して錠杆の所定の部位とケース側とが係合されることにより施錠され、該係合を鍵により解除された錠杆がケース内へ収容されることにより解錠される馬蹄錠であって、
    前記錠杆の後端部には該錠杆を摺動させるための操作レバーが突設され、
    前記ケースには前記他方の開放端部寄りの部位を始端部とするレバー長孔が前記操作レバーの移動時の案内用に形成され、
    解錠状態に於いて前記始端部に在る前記操作レバーが前記レバー長孔に沿って引き上げられることにより施錠される、
    ことを特徴とする馬蹄錠。
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