JP3608725B2 - 遊技台 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スロットマシン、パチンコ等の遊技台に関する。
【0002】
【従来の技術】
スロットマシン等の遊技台では、複数種類の図柄を施した複数のリールを回転させ、その停止時の図柄の組合せにより入賞の有無等を定めたり、或いは、遊技性を高めるための演出等が行われる。そのようなリールの回転制御を行う構成としては、例えば、ステッピングモータを採用することが提案されている。また、リールに遮光板を一つ設け、これを光センサにより検出することによりリールの回転位置を検出し、ステッピングモータに供給するパルスを調整する手法も提案されている。
【0003】
より具体的には、リールに設けられた遮光板の位置を基準位置とし、光センサが遮光板の通過を検出した時に、パルスのカウンタをリセットすると共に新たにカウントを開始し、このカウント値によってリールの回転位置を検出して制御している。これにより、リールが1回転する度に、リールの回転位置の再セットが行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来では、リールの回転位置の再セットが、リールの1回転につき1度だけしか行われないために、例えば、再セット直後にステッピングモータが脱調等した場合に、これが迅速に補正されないという問題があった。
【0005】
従って、本発明の目的は、ステッピングモータが脱調等してもリールの回転位置を迅速に再セットし得る遊技台を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、図柄を施したリールと、前記リールを正転、逆転するステッピングモータと、前記ステッピングモータを回転させるためのパルスを出力する手段と、出力した前記パルスの数をカウントするカウント手段と、前記リールに設けられた遮光板と、前記遮光板の通過を検出する光センサと、を備えた遊技台において、前記リールに、少なくとも2種類の前記遮光板を設け、前記カウント手段は、前記リールの1回転分の前記パルスの数の範囲で前記パルスの数を循環的に、かつ、前記リールの回転方向に応じて前記パルスの数を加算又は減算してカウントし、更に、前記光センサを通過した前記遮光板の種類を判定する判定手段と、前記光センサを前記遮光板が通過した場合に、前記判定手段により判定された種類の前記遮光板の前記リールに対する位置と前記リールの回転方向とに応じて予め定めた値により、前記カウント手段のカウント値を更新する更新手段と、前記リールの回転停止時に、前記カウント手段がカウントしたカウント値を保存する手段と、を備えたことを特徴とする遊技台が提供される。
また、本発明によれば、図柄を施したリールと、前記リールを回転するステッピングモータと、前記ステッピングモータを回転させるためのパルスを出力する手段と、出力した前記パルスの数をカウントするカウント手段と、前記リールに設けられた遮光板と、前記遮光板の通過を検出する光センサと、を備えた遊技台において、前記リールに、前記リールの周方向の長さが異なる少なくとも2種類の前記遮光板を設け、前記遮光板が前記光センサを通過する間に出力された前記パルスの数により、前記光センサを通過した前記遮光板の種類を判定する判定手段と、前記光センサを前記遮光板が通過した場合に、前記判定手段により判定された種類の前記遮光板の前記リールに対する位置に応じて予め定めた値により、前記カウント手段のカウント値を更新する更新手段と、を備え、更に、前記ステッピングモータを加速して回転させる第1のモードと、前記ステッピングモータを定速で回転させる第2のモードと、を有し、前記第2のモードでは、前記光センサにより所定のタイミングで前記遮光板の通過を検出し、前記更新手段は、前記第2のモードにおいて前記カウント値を更新する一方、前記第1のモードから前記第2のモードへ移行した時の、最初の前記タイミングにおいて前記光センサにより前記遮光板の通過が検出された場合には、当該遮光板の通過については前記カウント値を更新せず、更に、前記リールの回転停止時に、前記カウント手段がカウントしたカウント値を保存する手段を備えたことを特徴とする遊技台が提供される。
また、本発明によれば、図柄を施したリールと、前記リールを回転するステッピングモータと、前記ステッピングモータを回転させるためのパルスを出力する手段と、出力した前記パルスの数をカウントするカウント手段と、前記リールに設けられた遮光板と、前記遮光板の通過を検出する光センサと、を備えた遊技台において、前記リールに、少なくとも2種類の前記遮光板を設け、前記光センサを通過した前記遮光板の種類を判定する判定手段と、前記光センサを前記遮光板が通過した場合に、前記判定手段により判定された種類の前記遮光板の前記リールに対する位置に応じて予め定めた値により、前記カウント手段のカウント値を更新する更新手段と、前記光センサを前記遮光板が通過した場合に、前記予め定めた値と、前記カウント手段のカウント値と、の差を算出する算出手段を備え、前記更新手段は、前記算出手段により算出された差が、予め定めた範囲にある場合、前記カウント手段のカウント値を更新せず、更に、前記リールの回転停止時に、前記カウント手段がカウントしたカウント値を保存する手段を備えたことを特徴とする遊技台が提供される。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、スロットマシンを例にとり、本発明の実施の形態を、図面を用いて詳細に説明する。
【0009】
<構成の概略>
図1は、本実施形態に係るスロットマシン100の概略を示す正面図である。
【0010】
スロットマシン100は、その中央付近内部に複数(ここでは3つ)のメインリール110乃至112を備える。これらのメインリール110乃至112は、略円筒状に構成されており、それぞれに割当てられたモータ(図示せず)により、独立して回転駆動可能である。各々のメインリール110乃至112の周面には、複数種類の図柄が表されており(図示せず)、無端の図柄列を形成している。そのような図柄としては、例えば、「3」、「7」といった数字、「BAR」といった文字列や文字、ベルやチェリー若しくはキャラクター等のイラスト、若しくは、記号、といった遊技者が識別可能な全ての表現が含まれる。
【0011】
このようなメインリール110乃至112の図柄列は、例えば、複数種類の図柄を一列に適宜間隔にて帯状のテープ表面に施し、これをリールを構成する円筒部材の周面に貼着することにより形成可能である。
【0012】
メインリール110乃至112は、遊技者から見て、それぞれ略3つの図柄、合計9個の図柄が表れるように配置されている。そして、各メインリール110乃至112を回転駆動すると、その周面に表された図柄列が循環し、図柄が可変表示されることとなる。なお、本実施形態では、3個のメインリールを備えているが、メインリールの数やメインリールの設置位置は多様に選択することができる。
【0013】
メインリール110乃至112付近の前面には、透明又は半透明のパネル113が設けられており、パネル113にはメインリール表示窓が設けられ、そこに3つの水平入賞ライン113aと、2つの斜め入賞ライン113bと、が施されている。5つの入賞表示ランプ120は、各遊技毎に有効となる入賞ライン113a又は113bを示すランプである。有効となる入賞ラインは、通常スロットマシン100に投入されたメダル等の遊技媒体の数によって定まる。例えば、遊技媒体を1つ投入した時は中段の水平入賞ライン113a、2つ投入した時は、全ての水平入賞ライン113a、3つ投入した時は更に斜め入賞ライン113bを加えた5ラインが有効となる。
【0014】
スタートランプ121は、停止中のメインリール110乃至112が回転可能な状態にあることを知らせるランプである。再遊技ランプ122は、ゲームの結果、再遊技に入賞した場合に、これを知らせるランプである。告知ランプ123は、内部抽選の結果、予め定めた入賞役の種類に内部当選した場合に、これを遊技者に報知するランプである。
【0015】
表示器124は、遊技者へ払い出される遊技媒体の個数を数字で表示する7セグメント表示器である。表示器125は、ビッグボーナスゲーム中といった一定の場合に入賞回数等を数字で表示する表示器である。表示器126は、スロットマシン100内に貯留されている遊技媒体の個数を表示する表示器である。ランプ127は、遊技者に遊技媒体の投入が可能であることを知らせるランプである。演出用ランプ128群は、遊技の興趣を高めるためのいわゆる演出に使用されるランプである。
【0016】
クレジットボタン130乃至132は、貯留された遊技媒体の中から各ボタン毎に予め定めた数の遊技媒体を投入するためのボタンである。投入口133は、遊技媒体を投入するための投入口である。スタートレバー134は、メインリール110乃至112の回転を開始させるレバーである。このレバー134を傾倒するとメインリール110乃至112が回転し始める。ストップボタン135乃至137は、それぞれ対応するメインリール110乃至112の回転を個別に停止させるボタンである。
【0017】
貯留/精算ボタン138は、スロットマシン本体100内に貯留されている遊技媒体を精算して排出するための精算機能と、遊技媒体の貯留機能と、のいずれかを切換えるためのボタンである。パネル150には、各入賞役の図柄の組合せや各入賞役により払い出される遊技媒体の個数等、ゲームに関する情報が表示される。排出口150は、入賞によって払い出される遊技媒体の排出口であり、排出された遊技媒体は受皿151に溜まるように構成されている。
【0018】
音孔162は、スロットマシン100内部に設けられているスピーカの音を遊技者に対して出力するために設けられた穴である。上部ランプ170は、ゲームを盛り上げるための装飾用のランプである。
【0019】
次に、スロットマシン100は、その上部付近内部に3つのサブリール180乃至182を備える。
【0020】
サブリール180乃至182は、上述したメインリール110乃至112と略同様の構成のものであり、スロットマシン100の各種内部情報を表示等するものである。例えば、特別遊技(ボーナスゲーム)または特殊遊技(レギュラーボーナス/シフトレギュラーボーナス)といった入賞役の内部当選への期待感を高めるための演出として、図柄を可変表示するといったことを行う。具体的には、例えば、サブリール180乃至182の各図柄が「7」で揃えば特別遊技に内部当選していることを遊技者に知らせる。
【0021】
本実施形態において、サブリール180乃至182は、メインリール110乃至112に対応して3つ設けられている。また、サブリール180乃至182は、メインリール110乃至112よりも径が小さいものである。サブリール180乃至182の周面には、複数種類の図柄、例えば、6つの図柄が描かれる。なお、サブリールの数は、3つに限られることなく一つ又は複数としてもよい。また、サブリールの配置も種々の態様が考えられる。
【0022】
<制御部の構成例>
次に、図2を参照して、スロットマシン100を制御する制御部の構成について説明する。図2に示すように制御部は、スロットマシン100の全体を制御する主制御部300と、主としてサブリール180乃至182の回転制御を行う副制御部400とで構成されている。尤も、副制御部400の機能をも主制御部300で実現してもよいことはいうまでもない。
【0023】
主制御部300において、マイクロプロセッサであるMainCPU310は、スロットマシン100における制御の中枢となるものであり、バス330を介して周辺部との制御信号やデータの受渡しを行う。乱数発生器311は内部抽選に用いられる乱数を発生しており、バス330を介して、MainCPU310に接続されている。
【0024】
ROM(リード・オンリー・メモリ)318は、MainCPU310が実行するプログラム等を記憶している。RAM(ランダム・アクセス・メモリ)319は、MainCPU310によって処理されるプログラムのワークエリアを有し、可変データ等を記憶する。
【0025】
また、MainCPU310には、入力インターフェース317およびバス330を介して、メダル投入口133より投入された遊技メダルを検知するメダルセンサ312、スタートレバー134に対する操作を検知するスタートレバーセンサ313、ストップボタン135乃至137のいずれかが押されたことを検知するストップボタンセンサ314、メダル投入ボタン130乃至132のいずれかが押されたことを検知する投入ボタンセンサ315、および、メダル払出装置(以下、ホッパーという)から補助タンク(図示省略)に溢れ出たメダルが規定量を超えたことを検知するためのオーバーフローセンサ316が接続されている。
【0026】
また、MainCPU310には、入出力インターフェース322およびバス330を介して、メインリール110乃至112の回転あるいは停止を行うモータ50を制御するモータ制御部320、ホッパーによるメダルの払い出しを制御するホッパー制御部321が接続されている。モータ制御部320は、例えば、3つのモータ50を個別に駆動するドライブ回路、メインリール110乃至120の回転位置を検出するセンサ(図示せず)からの信号を受信等する回路、等を含む。
【0027】
ランプ制御部323は、例えば、図1で示した入賞表示ランプ120等の点灯、消灯、点滅等を制御しており、出力インターフェース324およびバス330を介してMainCPU310と接続されている。
【0028】
出力インターフェース325は、MainCPU310の指示に基づいてサブリール180乃至182の動作等を指定するコマンド等を、副制御部400の入力インターフェース416へ送信する。
【0029】
次に、副制御部400の構成について説明する。マイクロプロセッサであるSubCPU410は、主制御部300からの各種コマンドを入力インターフェース416およびバス430を介して受信し、受信したコマンドの内容に応じてその周辺部と制御信号等のデータの受渡し等を制御する。
【0030】
入出力インターフェース412は、SubCPU410の命令により、モータ制御部411に対して、各サブリール180乃至182を回転させるステッピングモータ200を回転させるためのパルス(以下、タイミングパルスともいう。)を出力する。また、各サブリール180乃至182の回転位置を検出するための各センサ203からの信号をモータ制御部411から受信してSubCPU410へ出力する。
【0031】
モータ制御部411は、入出力インターフェース412から出力されるタイミングパルスに従って、各ステッピングモータ200に対する励磁信号を発生・出力し、ステッピングモータ200を回転駆動するドライブ回路を備える。また、各センサ203からの出力信号を受信し、入出力インターフェース412へ出力する。
【0032】
バックライト制御部413は、SubCPU410の指示に従って、メインリール110乃至112及びサブリール180乃至182の内部に設置されるバックライト等の、点灯/点滅/消灯制御を行う。演出ランプ制御部414は、SubCPU410の指示に従って、図1の演出ランプ128の点灯/消灯制御を行う。
【0033】
ROM417には、サブリール180乃至182の回転制御を行うためのプログラム等の制御プログラムや、制御データ等が格納されている。RAM418は、SubCPU410によって処理されるプログラムのワークエリアを有し、可変データ等を記憶する。楽音信号形成部419は、SubCPU410から受け渡された制御信号やデータに基づいて、楽音信号を形成、出力する。この楽音信号は、アンプ420で増幅された後、スピーカー421から音として出力される。
【0034】
<ゲームの概略>
次に、図4のフローチャートを参照してスロットマシン100におけるゲームの処理手順の一例を示す。
【0035】
S1で、遊技者は、所望の枚数(例えば、1乃至3枚)の遊技メダルをメダル投入口133から投入するか、またはメダル投入ボタン130乃至132のいずれかを押下する。メダル投入口133からメダルが投入された場合、MainCPU310は、ランプ制御部323を介して、投入されたメダルの枚数に応じて入賞表示ランプ120を点灯させ、遊技者に対し、ゲームができる状態であることが報知(表示)する。
【0036】
メダル投入ボタン130乃至132のいずれかが押下された場合、MainCPU310は、投入ボタンセンサ315からの信号に基づいてどのボタンが押下されたのかを判断し、押下されたボタンに応じて入賞表示ランプ120を点灯させ、貯留枚数表示器126に表示されている貯留枚数から、押下されたメダル投入ボタンに対応する投入枚数を減算する。
【0037】
S2で、遊技者がスタートレバー134を操作すると、スタートレバーセンサ313がONになり、MainCPU310はスタート操作の受付を検知する。これにより、ゲームが開始される。
【0038】
S3で、MainCPU310は、乱数発生器311から乱数を取得して内部抽選を行い、内部当選の有無と、内部当選した場合にはその入賞役を判定する。これらの判定の結果はRAM319に格納される。
【0039】
S4では、S3で取得した乱数を用いて、ROM318に記憶されている演出抽選テーブルに基き、実行する演出の内容を抽選(以下、演出抽選という)する。なお、この演出抽選により決定される各種演出内容の当選率は、S3で行った乱数抽選の結果(はずれた場合も含む)に応じて変更するようにしてもよいし、乱数抽選とは無関係に予め設定しておいてもよい。また、演出抽選の対象となる各種演出内容の中に、「演出なし」という内容を含めてもよい。
【0040】
S5で、MainCPU310は、S4の演出抽選において、何らかの演出に当選したか否かを判断し、当選した場合はS6へ進み、当選しなかった場合はS7へ進む。
【0041】
S6では、S4の演出抽選によって当選した演出内容に対応するコマンドをROM318から読み出し、出力インターフェース325を介して副制御部400へ出力する。これにより、副制御部400は受信したコマンドの内容を解釈し、その内容に従った演出、例えば、サブリール180乃至182の回転/停止制御、バックライトの点灯/消灯/点滅/発光色の変更、および、効果音の発生、もしくは、それらの組合せ等を行う。ただし、受信したコマンドが「演出なし」であった場合、何ら演出を行わないことはいうまでもない。
【0042】
S7では、図柄表示窓上に表示される図柄を上から下へ移動するように、各メインリール110乃至112を一斉に、またはランダムに回転させるよう、モータ制御部320に指示し、メインリールの回転を開始する。
【0043】
S8では、ストップボタンセンサ314の出力をチェックし、ストップボタン135乃至137のいずれかが押下されたか否かを判断する。いずれかのストップボタンが押下されるまで停止ボタンセンサ314の出力のチェックを継続して行い、押下された場合はS9へ進む。
【0044】
S9では、メインリール110乃至112のうち、押下されたストップボタンに対応するメインリールの停止制御を行う。すなわち、モータ制御部320を介して、押下されたストップボタンに対応するステッピングモータを内部抽選の結果に応じて停止制御する。
【0045】
S10では、全てのメインリール110乃至112が停止したか否かを判断する。全メインリール110乃至112が停止していた場合はS11へ進み、そうでない場合はS8へ戻る。
【0046】
S11では、リール図柄表示窓上に表示されている各メインリール110乃至112の図柄を判断し、入賞ライン上に表示されている図柄組合せがいずれかの入賞役の図柄組合せと一致しているか否かの判定を行う。入賞ライン上に入賞図柄組合せが揃っていなかった場合は、1回のゲームが終了する。一方、揃っていた場合は、S12へ進む。
【0047】
S12では、特別遊技または特殊遊技に入賞しているか否かを判定する。特別遊技または特殊遊技に入賞していた場合は、S13へ進む。そうでない場合は、S14へ進む。
【0048】
S13では、次のゲームから入賞した特別遊技または特殊遊技が開始されるように、例えば、RAM319内の特別遊技または特殊遊技フラグをセットするなどして、各種データを更新する。
【0049】
S14では、特別遊技または特殊遊技に入賞した場合は、それら遊技の入賞時に払い出すべきメダル枚数を、また、その他の入賞役に入賞した場合は、その入賞役に対応するメダル枚数を、ホッパー制御部321を介して図1に示すメダル排出口160からメダル受皿161へ払い出すか、もしくは、貯留枚数表示器126に表示されている貯留枚数に加算する。
【0050】
以上の処理を終えると、制御部300は、次にメダル投入口133からメダルが投入されるか、または、メダル投入ボタン130乃至132のいずれかが押下されるまで待機状態となる。
【0051】
<リールの回転制御>
以下、本実施形態におけるリールの回転制御について説明する。ここでは、サブリール180乃至182の左サブリール180の回転制御について説明するが、他のサブリール181及び182や、メインリール110乃至112も同様の手法により回転制御することができることは言うまでもない。
【0052】
図3(a)は、サブリール180及びその周辺の構成を示した分解図であり、図3(b)は、サブリール180の左側面図(図3(a)の矢印Cの方向から見た図)である。同図において、サブリール180の図柄は、矢印Aの方向で遊技者が見ることができる。また、サブリール180は正逆転可能であり、ここでは、図3(a)の矢印Bの方向を正転方向とする。
【0053】
ステッピングモータ200の回転軸にはサブリール固定板201が取り付けられており、サブリール180は、4つの取付ネジ202によってサブリール固定板201に固定され、ステッピングモータ200の回転軸に取り付けられる。この構造により、サブリール180は、ステッピングモータ200の回転軸に従って回転する。
【0054】
ステッピングモータ200は、タイミングパルスが400パルスで1回転するモータを想定する。これによりサブリール180は1回転当り400の回転位置(以下、各回転位置を0乃至399と表し、ポジションとも称する。)を有することとなる。
【0055】
センサ203は、コ型に形成された光センサ(フォトインタラプタ)であり、その窪みに物体が存在すると、光が遮断されてON/OFFが切り替る。本実施形態では、センサ203は、その窪みを後述する遮光板190aおよび190bが通過することを検出し、遮光板190a及び190bの通過時にはON状態となり、Loレベルの信号を出力する。また、通過していない時はOFF状態となり、Hiレベルの信号を出力する。
【0056】
サブリール180の端面には、サブリール180の回転位置を識別するためのの大きさの異なる2種類の遮光板190aおよび190bが設けられている。このように本実施形態では、各リールに少なくとも2種類の遮光板を設けている。遮光板190aおよび190bは、センサ203の光を遮断する材料からなり、センサ203の窪みを通過する厚さ及び配置とされている。
【0057】
また、サブリール180の周方向の遮光板190aの一方の端部a2と、遮光板190bの一方の端部b2とは、サブリール180の回転軸に対して対称に位置しており、遮光板190aの端部a2から遮光板190bの端部b2までの角度が180゜となるように設けられている。
【0058】
また、図3(b)に示すように遮光板190aおよび190bは、それぞれ、サブリール180の周方向に沿う弧状部分の長さが異なり、遮光板190bの当該長さは、遮光板190aの略2倍としている。具体的には、遮光板190aの弧状部分の長さ(端部a1から端部a2までの長さ)L1は、サブリール180の10ポジション分(10タイミングパルス分:回転角度9[deg])の長さ、すなわち、 L1=9/360×2πr (rはサブリール180の半径)
となっている。これに対し、遮光板190bの弧状部分の長さ(端部b1から端部b2までの長さ)L2は、20ポジション分の長さになっている。
【0059】
なお、遮光板190aおよび190bは、サブリール180の正転時には、端部a1及びb1側から各々センサ203を通過することとなり、端部a2及びb2から抜けることとなる。すなわち、サブリール180の正転時には、端部a1及びb1がセンサ203の通過開始位置となり、端部a2及びb2が通過終了位置となる。サブリール180の逆転時には、端部a2及びb2がセンサ203の通過開始位置となり、端部a1及びb1が通過終了位置となる。これらの端部の位置関係は、サブリール180の回転位置(ポジション)と対応付けられていることはいうまでもない。
【0060】
バックライト204は、左サブリール180の円周面に描かれた図柄を裏側から照明するライトである。
【0061】
次に、副制御部400が、主制御部300からのコマンドに基づいてサブリール180の回転制御を行う場合の処理について図5乃至図7を参照して説明する。図5は、副制御部400のROM417およびRAM418に格納されている、サブリール180の回転制御に用いる各種データの内容を示す図である。
【0062】
図5(a)に示すように、副制御部400のROM417には、サブリール180の回転制御に関するデータとして、サブリール180に描かれた各図柄を特定する図柄番号と、当該図柄が遊技者に見えるサブリール180の停止ポジションの値と、が対応付けられて格納されている。本実施形態では、サブリール180に6つの図柄が描かれていることを想定し、図柄番号を1から6と割当てている。また、停止ポジションの値は、サブリール180が取り得るポジション0乃至399から選択されている。
【0063】
次に、図5(c)に示すように、副制御部400のRAM418には、以下に説明する5つの可変データが記憶される領域が設けられている。これらの可変データは、状況に応じてSubCPU410により更新される。
【0064】
同図において、「センサ信号状態フラグ」は、図3に示したサブリール180の遮光板190aまたは190bのいずれかが、センサ203を通過中であるか否かの判定結果を示すフラグである。遮光板190a又は190bがセンサ203を通過中であれば、センサ203がON状態となってLoレベルの信号を出力し、SubCPU410がこれを検出してセンサ信号状態フラグを「0」にセットする。通過中でなければ、センサ203がOFF状態となってHiレベルの信号を出力し、SubCPU410がこれを検出してセンサ信号状態フラグを「1」にセットする。
【0065】
「回転方向フラグ」とは、サブリール180の回転方向を示すフラグである。サブリール180の正転時には「0」に、逆転時には「1」にSubCPU410によってセットされる。
【0066】
「ステータス」とは、サブリール180(ステッピングモータ200)の回転の状態を示す情報であり、本実施形態では、A乃至Dの4つの状態が設定されている。ここで、「A」はサブリール180が停止状態から定速(ここでは180[rpm]とする)状態へ至るまでの加速状態を示している。「B」は加速状態を脱し、定速状態へ移行してから最初にセンサ203がOFFになるまでの状態を示している。「C」は定速状態において、遮光板190aまたは190bがセンサ203を通過していない状態を示している。「D」は定速状態において、遮光板190aまたは190bがセンサ203を通過中である状態を示している。
【0067】
「ポジションカウンタのカウント値pc」とは、サブリール180(ステッピングモータ200)の回転位置(ポジション)を示す値であり、モータ制御部411へ入出力インターフェース412から出力されたタイミングパルスの数を示す値である。SubCPU410は、入出力インターフェース412にタイミングパルスの出力指示を出すたびに、このカウント値pcを更新する。これにより、モータ制御部411へ出力されたタイミングパルス数がカウントされる。
【0068】
なお、正転時にタイミングパルスを出力する場合には、カウント値pcが1つインクリメントされ、逆転時には、カウント値pcが1つデクリメントされる。また、カウント値の範囲は0乃至399であり、その値が399の時にインクリメントされると0となり、0の時にデクリメントされると399となる。
【0069】
「遮光板判定用カウンタのカウント値sc」とは、遮光板190aまたは190bがセンサ203を通過する間に、モータ制御部411へ出力されたタイミングパルス数を示す値である。SubCPU410は、サブリール180の回転方向に関係なく、センサ信号状態フラグが「0」の間に、入出力インターフェース412にタイミングパルスの出力指示を出すたびに、このカウント値scを更新し、タイミングパルスを出力するたびに値が1つインクリメントし、センサ信号状態フラグが「1」になるとクリアされる。上述したとおり、遮光板190aと190bとは、それぞれ弧状部分の長さが異なっており、それぞれ10ポジション分(10タイミングパルス分)、20ポジション分(20タイミングパルス分)となっている。従って、このカウント値scの値により、センサ203を通過した遮光板の種類、すなわち、遮光板190aか190bかの判断を行うことができる。
【0070】
次に、図5(b)に示すように、副制御部400のROM417には、回転方向に応じて、遮光板190a及び190bの端部を検出した時に、当該遮光板の種類に応じて予め定められたポジションカウンタのカウント値pcを更新する値(図5(b))が格納されている。例えば、サブリール180の正転時に、遮光板190aの端部a2がセンサ203を通過したことが検出されると、カウンタ値pcとして、0がセットされ、遮光板190bの端部b2がセンサ203を通過したことが検出されると、カウンタ値pcとして、200がセットされる。
【0071】
次に、図6のフローチャートを参照して、サブリール180に関する回転制御の処理手順を説明する。ここで、SubCPU410は、タイマー割り込みにより主制御部300からのコマンドをチェックしており、主制御部300からのコマンドに従って図6の処理を実行する。割込周期は、例えば833μsecである。また、サブリール180の初期状態(停止時)には、RAM418に格納されたステータスが「A」、遮光板判定カウンタのカウント値scが0とされる。
【0072】
S101で、SubCPU410は、図5(c)に示したRAM418に記憶されているステータスが「A」であればS102へ、「B」であればS106へ、「C」であればS110へ、「D」であればS114へ、それぞれ移行する。ここで、ステータス「A」は、ステッピングモータ200を加速して回転させる制御モードであり、ステータス「B」乃至「D」は、定速回転させる制御モードである。
【0073】
S102で、SubCPU410は、モータ制御部411へ加速用のタイミングパルスを出力する処理を行う。ここで、ステッピングモータはタイミングパルスの周期によりその回転速度が決定される。従って、起動時にはタイミングパルスの周期を長くし、回転速度の上昇に伴いこれを短くする必要がある。
【0074】
従って、S102では、最初のタイミングパルスから10個目のタイミングパルスまでは、3回の割り込みで1つ分のタイミングパルスを出力し、(タイミングパルスの周期は約2.50[msec]となる)、11個目のタイミングパルスから20個目のタイミングパルスまでは2回の割り込みで1つ分のタイミングパルスを出力する(タイミングパルスの周期は約1.67[msec]となる)等して、タイミングパルスの周期を調整する。本実施形態では、20個目までのタイミングパルスを加速用のタイミングパルスとする。なお、21個目以降のタイミングパルスからは、サブリール180の回転速度が定速状態に達したとみなして、各回毎にタイミングパルスを1つづつ出力する(S106、S110、S114)。この場合、タイミングパルスの周期は割り込みの周期と同じく833[μsec]となる。
【0075】
S103では、図5(c)に示したRAM418内の回転方向フラグを読み取り、「0」であればRAM418内のポジションカウンタのカウント値pcを、出力したタイミングパルス1つにつき1つインクリメントし、「1」であれば1つデクリメントする。すなわち、上述したS102において、3回の割り込みで1つ分のタイミングパルスを出力する場合には、このカウント値pcの更新も、3回の割り込みで1回行うこととなり、2回の割り込みで1つ分のタイミングパルスを出力する場合には、2回の割り込みで1回行うこととなる。
【0076】
S104では、S102で述べた20個の加速用タイミングパルスをすべて出力し終えたか否かを判断する。すべて出力していなかった場合は20個の加速用タイミングパルスをすべて出力するまで、S101乃至S104を繰り返す。また、加速用タイミングパルスをすべて出力した場合は、S105へ進む。
【0077】
S105では、サブリール180が定速状態に達したとみなし、図5(c)に示すRAM418内のステータスを「A」から「B」に更新する。
【0078】
次に、S101でステータスが「B」と判断された場合は、S106へ進み、モータ制御部411にタイミングパルスを1つ出力する。S107では、RAM418内の回転方向フラグを読み取り、「0」であればRAM418内のポジションカウンタのカウント値pcを1つインクリメントし、「1」であれば1つデクリメントする。
【0079】
S108では、図5(c)に示したRAM418内のセンサ信号状態フラグを読み取り、センサ203を遮光板190aまたは190bが通過中か否かを判定し、「0」(通過中を示す。)であればリターンし、「1」(通過中でないことを示す。)であれば、S109へ進む。S109では、RAM418内のステータスを「B」から「C」に更新する。
【0080】
次に、S101でステータスが「C」と判断された場合は、S110へ進み、モータ制御部411にタイミングパルスを1つ出力する。S111では、RAM418内の回転方向フラグを読み取り、「0」であればRAM418内のポジションカウンタのカウント値pcを1つインクリメントし、「1」であれば1つデクリメントする。
【0081】
S112では、RAM418内のセンサ信号状態フラグを読み取り、センサ203を遮光板190aまたは190bが通過中か否かを判定し、「1」(通過中でないことを示す。)であればリターンし、「0」(通過中を示す。)であれば、S113へ進む。S113では、RAM418内のステータスを「C」から「D」に更新する。
【0082】
次に、S101でステータスが「D」と判断された場合は、S114へ進み、モータ制御部411にタイミングパルスを1つ出力する。S115では、RAM418内の回転方向フラグを読み取り、「0」であればRAM418内のポジションカウンタのカウント値pcを1つインクリメントし、「1」であれば1つデクリメントする。
【0083】
S116では、RAM418内のセンサ信号状態フラグを読み取り、センサ203を遮光板190aまたは190bが通過中か否かを判定し、「0」(通過中を示す。)であればS117へ進み、「1」(通過中でないことを示す。)であればS118へ進む。S117では、RAM418内の遮光板判定用カウンタのカウント値scを1つインクリメントし、リターンする。
【0084】
S118では、センサ203を通過した遮光板の種類を判定する。すなわち、遮光板190aと190bとのうち、どちらがセンサ203を通過したかを判定する。具体的には、RAM418内の遮光板判定用カウンタのカウント値scが所定値(ここでは15)以下か否かを判断し、15以下であった場合は、遮光板190aがセンサ203を通過したと判断してS119へ進む。また、15を超えていた場合は、遮光板190bがセンサ203を通過したと判断してS120へ進む。
【0085】
ここで、上述したとおり、遮光板190aと190bとは、それぞれ弧状部分の長さが10ポジション分(10タイミングパルス分)、20ポジション分(20タイミングパルス分)となっているが、S118においては、カウント値scが所定値(15)以下か否かを基準として遮光板の種類を判定している。これは、各遮光板の製造時における長さのばらつきや、温度変化など何らかの原因による変形による長さの変化、或いは、遮光板の取付時の誤差、若しくは、ステッピングモータ200の脱調等を考慮したものである。
【0086】
S119とS120では、RAM418内のポジションカウンタのカウント値pcを、サブリール180の回転方向、及び、センサ203を通過した遮光板の種類に基づいて予め定めた値により更新する。
【0087】
具体的には、S119では、RAM418内の回転方向フラグが「0」(正転)であれば、図5(b)に示すデータを参照し、遮光板190aの端部a2に対応する値(0)をポジションカウンタのカウント値pcとしてセットする。また、回転方向フラグが「1」(逆転)であれば、遮光板190aの端部a1に対応する値(390)をポジションカウンタのカウント値pcとしてセットする。
【0088】
また、S120では、RAM418内の回転方向フラグが「0」(正転)であれば、図5(b)に示すデータを参照し、遮光板190bの端部b2に対応する値(200)をポジションカウンタのカウント値pcとしてセットする。また、回転方向フラグが「1」(逆転)であれば、遮光板190bの端部b1に対応する値(180)をポジションカウンタのカウント値pcとしてセットする。
【0089】
このようにS119とS120においてポジションカウンタのカウント値pcの値を更新することにより、リール180の回転位置の再セットが行われる。また、この補正は、リールの1回転につき2度行われるので、リール180の回転位置が迅速に再セットされる。また、従来の遊技台に比べて、物理的に追加した構成は、遮光板だけであるから、比較的簡単な構成により安価にこれが達成できる。
【0090】
次に、S121では、遮光板判定用カウンタのカウント値scをクリアする(0にする)。S122では、RAM418内のステータスを「D」から「C」に更新する。
【0091】
以上により図6の処理が終了する。なお、サブリール180を停止させる際は、図6の処理を行うためのタイマー割り込みを停止させることとなる。このとき、ポジションカウンタの値pcを消去せずに維持しておくことにより、サブリール180を再度回転させる場合に、遮光板190a又は190bの通過を待つことなく(すなわち、ポジションカウンタの値pcをセットすることなく)、ポジションカウンタの値pcを参照して現在のサブリール180の位置を判断し、サブリール180の停止位置から直ちに正逆転させるといった制御が可能となる。
【0092】
以上、本実施形態におけるリールの回転制御について説明したが、本実施形態では、サブリール180の回転状態として、A乃至Dの4つのステータスを設定し、各ステータスにより異なる処理を行った。ここで、ステータス「B」を設定し、これに対応した処理を採用した利点について説明する。
【0093】
ステータス「B」の処理S106乃至S109は、センサ203を通過中の遮光板の種類を正確に判断するためにある。例えば、仮にサブリール180が定速状態に達した直後に、偶然、遮光板190bがセンサ203を通過途中であったとする。この時、図6の処理では、ステータス「C」の処理から「D」の処理へ移行し(S113)、更に、S117において遮光板判定用カウンタのカウント値scが更新されることとなる。そうすると、カウント値scが、本来の値(20)よりも小さくなって遮光板190aと誤認する可能性があり、ポジションカウンタのカウント値pcに誤った値をセットしてしまうおそれがある。このため、本実施の形態では、ステータス「A」の状態を脱した直後にセンサ203がON(遮光板通過状態)であった場合、上述したステータス「B」の処理を経てからステータスC→Dの処理と移行するようにしている。
【0094】
次に、図6の処理を実行した場合における、サブリール180が定速状態に達した後の、センサ203の信号の状態と、遮光板判定カウンタおよびポジションカウンタの各カウント値(sc、pc)との推移について、図7を参照して説明する。ここで、図7(a)は、サブリール180が正転している時の推移を示し、(b)は逆転している時の推移を示している。
【0095】
まず、サブリール180の正転時について説明すると、図7(a)において、サブリール180が正転しており、ステータス「C」の状態で図6のS110乃至S112を繰り返し行っているとき、遮光板190aがセンサ203を通過し始めたとする。なお、この時、正常な位置検出がなされていたとすると、ポジションカウンタの値pcは「390」となっている。これにより、センサ203の信号がOFFからONに変化すると、図6のS112の判定結果がYesとなって、S113でステータスが「D」に更新される。
【0096】
次に、図6のS117で遮光板判定カウンタによるタイミングパルスのカウントが開始される。遮光板190aがセンサ203を通過し終わり、センサ信号がONからOFFに変化すると、遮光板判定カウンタの値scが「10」であることから、図6のS118の判定結果がYesとなる。この時、ポジションカウンタの値pcは「399」となっている。これにより、S119へ進み、RAM内の回転方向フラグ(図5(c))からサブリールが正転していることが認識され、ポジションカウンタの値pcが、遮光板190aの端部a2に対応する値「0」(図5(b))にセットされる。そして、S121で遮光板判定カウンタの値scがクリアされ、S122でステータスが「C」に更新される。
【0097】
以後、図6のS110乃至S112が繰り返され、タイミングパルスを出力する毎にポジションカウンタの値pcをインクリメントしていくこととなる。
【0098】
次に、遮光板190bがセンサ203の通過を開始すると、センサ信号がOFFからONに変化し、図6のS113でステータスが「D」に更新される。そして、遮光板190bがセンサ203を通過し終わり、センサ信号がONからOFFに変化すると、遮光板判定カウンタの値scが「20」であることから、図6、S118の判定結果がNoとなる。これにより、S120へ進み、サブリール180が正転していることから、ポジションカウンタの値pcが、遮光板190bの端部b2に対応する値「200」(図5(c))にセットされる。そして、S121で遮光板判定カウンタの値scがクリアされ、S122でステータスが「C」に更新される。
【0099】
以下、サブリール180が停止するまで、遮光板190aが通過し終えた時点でポジションカウンタの値pcが「0」に、遮光板190bが通過し終えた時点で「200」に、繰り返しセットされる。
【0100】
次に、サブリール180が逆転時について説明すると、図7(b)において、サブリール180が逆転しており、ステータス「C」の状態で図6のS110乃至S112を繰り返し行っているとき、遮光板190bがセンサ203を通過し始め、図6のS113でステータスが「D」に更新されたとする。この時、正常な位置検出がなされていたとすると、ポジションカウンタの値pcは「200」となっている。
【0101】
次に、図6のS117で遮光板判定カウンタによるタイミングパルスのカウントが開始される。遮光板190bがセンサ203を通過し終わり、センサ信号がONからOFFに変化すると、遮光板判定カウンタの値scが「20」であることから、図6のS118の判定結果がNoとなる。
【0102】
これにより、S120へ進み、RAM418内の回転方向フラグ(図5(c))からサブリール180が逆転していることが認識され、ポジションカウンタの値pcが、遮光板190bの端部b1に対応する値「180」(図5(b))にセットされる。そして、S121で遮光板判定カウンタの値scがクリアされ、S122でステータスが「C」に更新される。以後、図6のS110乃至S112が繰り返され、タイミングパルスを出力する毎にポジションカウンタの値pcをデクリメントしていくこととなる。
【0103】
次に、遮光板190aがセンサ203の通過を開始すると、センサ信号がOFFからONに変化して、図6のS113でステータスが「D」に更新される。この時、正常な位置検出がなされていたとすると、ポジションカウンタの値pcは「0」となっている。
【0104】
そして、遮光板190aがセンサ203を通過し終わり、センサ信号がONからOFFに変化すると、遮光板判定カウンタの値scが「10」であることから、図6、S118の判定結果がYesとなる。これにより、S119へ進み、サブリールが逆転していることから、ポジションカウンタの値pcが、遮光板190aの端部a1に対応する値「390」(図5(c)参照)にセットされる。そして、S121で遮光板の遮光板判定カウンタの値scがクリアされ、S122でステータスが「C」に更新される。
【0105】
以下、サブリールが停止するまで、遮光板190bが通過し終えた時点でポジションカウンタの値pcが「180」に、遮光板190aが通過し終えた時点で「390」に、繰り返しセットされる。
【0106】
<回転制御の他の実施形態>
ステッピングモータは、一般に加速時に脱調を起こしやすいため、S104においてYesとなり、ステータスが「B」へ移行した場合でも、実際にはサブリール180(ステッピングモータ200)の回転速度が定速に達していない場合が起こり得る。このため、ステータスが「B」乃至「D」の時に、以下の(ア)、(イ)の状態が発生した場合、図6のタイマー割込処理を一旦停止し、ステータスを「A」に戻してから、再度S102乃至S105の処理を行うようにすることもできる。
【0107】
(ア)センサ203の出力信号の状態が変化すべき最大タイミングパルス数、すなわち、遮光板190bの端部b2から遮光板190aの端部a1までに最大タイミングパルス数(190個)を出力しても、センサ203の出力信号が変化しない場合である。
【0108】
(イ)センサ203の出力信号の状態が維持されるべき最小タイミングパルス数、すなわち、遮光板190aの端部a1から端部a2までに最小タイミングパルス数(10個)を出力する前に、センサ203の出力信号が変化した場合である。
【0109】
なお、各遮光板の製造時における長さのばらつき等を考慮する場合は、上記(ア)、(イ)による脱調発生の判定基準となるタイミングパルス数を、例えば、上記(ア)の場合は185個、上記(イ)の場合は5個と、少な目に設定することもできる。
【0110】
また、上述した実施形態では、遮光板190a又は190bがセンサ203を通過し終えた時に、図6のS119またはS120において、必ずポジションカウンタの値pcを図5(b)に示す値にセットしていたが、これら各処理の前に、図5(b)に示す値と、現在のポジションカウンタの値pcとを比較し、両者の差が所定値以内(例えば「5」とする)であれば、ポジションカウンタの値pcを更新せずに、すなわち、S119またはS120の処理を行わずに、そのままポジションカウンタのカウント値pcを維持するようにしてもよい。
【0111】
例えば、遮光板190bの製造誤差、温度変化、変形、もしくは、サブリールの回転速度等によって、遮光板190bの長さが定速状態時のタイミングパルス、18個分になってしまった(もしくは認識されてしまった)とする。この状態で正転時に、SubCPU410がサブリールを、ポジションカウンタの値pc=199の位置で停止させようとしていた場合、上述した処理が無かったとすると、遮光板190bがセンサ203を通過し終えた時に、ポジションカウンタの値pcが「198」であった場合、必ず「200」にセットされてしまうため、サブリールをポジションカウンタの値pc=199の位置で停止させることができなくなる場合も生じえる。
【0112】
これに対して、上述した処理を追加すれば、仮に遮光板190bがセンサ203を通過し終えた時に、ポジションカウンタの値pcが「198」であっても、その差(この場合、200−198=2)が許容範囲(例えば「5」)内であれば、ポジションカウンタの値pcの値を「199」とすることができ、所望する位置でサブリール180を停止させることができる。
【0113】
また、上述した実施形態では、遮光板190aと190bの2種類の遮光板を設けていたが、3種類以上の遮光板を設けてもよい。この場合、各遮光板の各端部に対応するポジションの値を予め記憶しておく必要があることはいうまでもない。
【0114】
また、この場合、例えば各遮光板の弧状部分の長さを、それぞれタイミングパルスが10個分、20個分、30個分の長さに相当するものとして遮光板の種類の判断基準となるタイミングパルス数(S118)を、15個、25個としてもよい。すなわち、この場合、遮光板判定用カウンタの値scが15個以下であれば、最も短い遮光板と判断し、26個以上であれば最も長い遮光板と判断し、16個以上25個以下であれば、中間の長さの遮光板と判断する。
【0115】
また、この場合、リールの周方向の各遮光板の一方の端部(例えば、上述した例の端部a2、b2)を等間隔となるように各遮光板を配置することが望ましい。例えば、遮光板を3つ設けた場合には、各遮光板の一方の端部の位置間隔を、角度にして120゜分の弧長とすれば、補正の間隔が均等かつ短縮化される。
【0116】
また、上記実施形態では、リールの回転位置を識別するための識別部材として各リールに遮光板を設け、その通過を検出するセンサとして光センサを採用することによりリールの回転制御を行ったが、これに限られず、例えば、識別部材として磁気テープを用い、その通過を検出するセンサとして磁気センサを用いることもできる。
【0117】
また、上記実施形態では、少なくとも2種類の遮光板を設け、その通過を1つの光センサにより検出してリールの回転制御を行ったが、これとは逆に、1つの遮光板を設け、その通過を少なくとも2つの光センサにより検出して同様のリールの回転制御を行うことも可能である。
【0118】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ステッピングモータが脱調等してもリールの回転位置を迅速に再セットすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るスロットマシン100の概略を示す正面図である。
【図2】スロットマシン100の制御部の構成を示すブロック図である。
【図3】(a)は、サブリール180及びその周辺の構成を示した分解図であり、(b)は、サブリール180の左側面図(図3(a)の矢印Cの方向から見た図)である。
【図4】スロットマシン100におけるゲームの処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図5】(a)及び(b)は、副制御部400のROM417に記憶される制御データの例、(c)は、RAM418に記憶される制御データの例を示す図である。
【図6】スロットマシン100におけるサブリール180の回転制御の手順を示したフローチャートである。
【図7】副制御部400のRAM418に記憶される制御データの変化等を示すタイミングチャートである。

Claims (4)

  1. 図柄を施したリールと、前記リールを正転、逆転するステッピングモータと、前記ステッピングモータを回転させるためのパルスを出力する手段と、出力した前記パルスの数をカウントするカウント手段と、前記リールに設けられた遮光板と、前記遮光板の通過を検出する光センサと、を備えた遊技台において、
    前記リールに、少なくとも2種類の前記遮光板を設け、
    前記カウント手段は、前記リールの1回転分の前記パルスの数の範囲で前記パルスの数を循環的に、かつ、前記リールの回転方向に応じて前記パルスの数を加算又は減算してカウントし、
    更に、
    前記光センサを通過した前記遮光板の種類を判定する判定手段と、
    前記光センサを前記遮光板が通過した場合に、前記判定手段により判定された種類の前記遮光板の前記リールに対する位置と前記リールの回転方向とに応じて予め定めた値により、前記カウント手段のカウント値を更新する更新手段と、
    前記リールの回転停止時に、前記カウント手段がカウントしたカウント値を保存する手段と、
    を備えたことを特徴とする遊技台。
  2. 前記遮光板は、その種類毎に前記リールの周方向の長さが異なり、かつ、前記リールの周方向の両端部が、それぞれ前記センサに対する通過開始位置又は通過終了位置を構成し、
    前記判定手段は、前記遮光板が前記光センサを通過する間に出力された前記パルスの数により、前記遮光板の種類を判定し、
    前記更新手段は、前記光センサに対する前記遮光板の通過終了時に前記カウント値を更新し、
    前記予め定めた値は、前記リールに対する前記両端部の各位置毎に定められ、前記両端部のうちの一方の端部に対応する値として前記リールの正転時の値が設定され、他方の端部に対応する値として前記リールの逆転時の値が設定されていることを特徴とする請求項1に記載の遊技台。
  3. 図柄を施したリールと、前記リールを回転するステッピングモータと、前記ステッピングモータを回転させるためのパルスを出力する手段と、出力した前記パルスの数をカウントするカウント手段と、前記リールに設けられた遮光板と、前記遮光板の通過を検出する光センサと、を備えた遊技台において、
    前記リールに、前記リールの周方向の長さが異なる少なくとも2種類の前記遮光板を設け、
    前記遮光板が前記光センサを通過する間に出力された前記パルスの数により、前記光センサを通過した前記遮光板の種類を判定する判定手段と、
    前記光センサを前記遮光板が通過した場合に、前記判定手段により判定された種類の前記遮光板の前記リールに対する位置に応じて予め定めた値により、前記カウント手段のカウント値を更新する更新手段と、を備え、
    更に、
    前記ステッピングモータを加速して回転させる第1のモードと、前記ステッピングモータを定速で回転させる第2のモードと、を有し、前記第2のモードでは、前記光センサにより所定のタイミングで前記遮光板の通過を検出し、
    前記更新手段は、
    前記第2のモードにおいて前記カウント値を更新する一方、前記第1のモードから前記第2のモードへ移行した時の、最初の前記タイミングにおいて前記光センサにより前記遮光板の通過が検出された場合には、当該遮光板の通過については前記カウント値を更新 ず、
    更に、
    前記リールの回転停止時に、前記カウント手段がカウントしたカウント値を保存する手段を備えたことを特徴とする遊技台。
  4. 図柄を施したリールと、前記リールを回転するステッピングモータと、前記ステッピングモータを回転させるためのパルスを出力する手段と、出力した前記パルスの数をカウントするカウント手段と、前記リールに設けられた遮光板と、前記遮光板の通過を検出する光センサと、を備えた遊技台において、
    前記リールに、少なくとも2種類の前記遮光板を設け、
    前記光センサを通過した前記遮光板の種類を判定する判定手段と、
    前記光センサを前記遮光板が通過した場合に、前記判定手段により判定された種類の前記遮光板の前記リールに対する位置に応じて予め定めた値により、前記カウント手段のカウント値を更新する更新手段と、
    前記光センサを前記遮光板が通過した場合に、前記予め定めた値と、前記カウント手段のカウント値と、の差を算出する算出手段を備え、
    前記更新手段は、
    前記算出手段により算出された差が、予め定めた範囲にある場合、前記カウント手段のカウント値を更新せず、
    更に、
    前記リールの回転停止時に、前記カウント手段がカウントしたカウント値を保存する手段を備えたことを特徴とする遊技台。
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