JP3608233B2 - 移動体識別装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、リーダライタとデータキャリアにより構成される移動体識別装置に関するものであって、リーダライタとデータキャリアの送受信方式に同期式を用いたものの技術に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
図5は移動体識別装置のリーダライタとデータキャリアの基本機能を説明する図である。この図5について説明する。
リーダライタXは、上位ホストCを介してその指示に従ってアンテナ部PまたはリーダライタXのヘッドから信号を発信し、データキャリアYから応答信号を送信して、リーダライタXのアンテナPで受信する。データキャリアY内には情報記憶用の素子が入っており、リーダライタXの指定された番地の情報を読み取ることができる。またデータキャリアYへの書込みは、リーダライタXのアンテナ部Pを介して送信される情報を指定のメモリー内の番地に格納するようになっている。なお、図5中のQはリーダライタXの制御部,RはデータキャリアYの移動体である。
【0003】
リーダライタXとデータキャリアYとにより構成されている従来の移動体識別装置では、リーダライタXからデータキャリアYへ送信している状態、すなわち移動体識別装置が動作中であることを、アンテナ部Pに表示することはできるが、リーダライタXとデータキャリアYとの間で交信中であることを表示する機能は備えていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このように従来の移動体識別装置では、リーダライタとデータキャリアとの間で交信中の状態にあるとしても、その交信状態をアンテナ部では確認することができないものである。
またデータキャリアから何らかの応答があれば、リーダライタとデータキャリアとの間で交信中であることを表示するものが知られているが、リーダライタのアンテナ部に返信を受信したことが判っていても、リーダライタとデータキャリアとの応答状態が正常に機能しているか否かが判別できないという問題がある。
【0005】
本発明は前記のような問題点にかんがみ、データキャリアからの返信信号内に同期キャラクタを受信すれば、リーダライタとデータキャリアとの間では正常に交信中であるものとし、信号処理回路をリーダライタのアンテナ部に設けてこの信号処理回路の表示器により、リーダライタとデータキャリアとが正常に交信中であることを確実に表示することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために本発明に係る移動体識別装置は、制御部とアンテナ部とが分離されたリーダライタとデータキャリアとにより構成される移動体識別装置において、リーダライタとデータキャリアとの間で交信する送受信方式に同期式を使用するとともに、同期キャラクタを判定するための同期キャラクタ判定回路と、交信中表示制御回路により制御される表示器とを、前記アンテナ部内に具備し、前記交信中表示制御回路は、前記同期キャラクタ判定回路の判定出力を受けて同期キャラクタを受信した後から交信終了まで前記表示器を制御することを特徴とする。
【0007】
【作用】
次に本発明に係る移動体識別装置の作用について述べる。同期式通信の場合、同期キャラクタによりデータの始まりを表すものであり、リーダライタのアンテナ部に設けられた同期キャラクタ判定回路により、データキャリアからの返信信号内の同期キャラクタの有無を判別するものである。そして同期キャラクタ判定回路による判別により、リーダライタとデータキャリアとの間で正常な交信が行われていることを確認し、この判定出力を受けて、交信中表示制御回路が同期キャラクタを受信した後から交信終了までの期間、アンテナ部に設けられている表示器を制御するのである。
【0008】
【実施例】
以下図面を参照しながら本発明の実施例を具体的に説明する。図1は図2に示すような移動体識別装置のアンテナ部に設けた表示器出力を行うための信号処理回路のブロック図を示したものであり、また図2は移動体識別装置の構成ブロック図である。そして図2に示したリーダライタXのアンテナ部Pに設けられている同期キャラクタ判定回路1,交信中表示制御回路2及び表示器3の回路ブロック図を図1に示している。同期キャラクタ判定回路1は、例えばシフトレジスタと論理回路で構成されており、また交信中表示制御回路2は、例えば論理回路で構成されている。さらに表示器3は、LED(発光ダイオード),ブザー,表示パネルなどが使用されている。なお、図2中のZは上位ホストである。
【0009】
リーダライタXのアンテナ部Pに設けられる同期キャラクタ判定回路1は、データキャリアYからの返信信号RXD内に同期キャラクタを受信すれば、これを検出して出力を行うもので、この出力と制御部Qから供給される送信制御信号TXC、または制御部Qから供給される受信制御信号RXCにより、交信中表示制御回路2は表示器3を制御するものである。
【0010】
次に本発明に係る移動体識別装置の動作について説明する。同期式通信の場合同期キャラクタによりデータの始まりを表すものであるが、リーダライタXのアンテナ部Pに設けられた同期キャラクタ判定回路1により、データキャリアYからの返信信号RXD内の同期キャラクタの有無を判別することにより、正常な交信が行われていることを確認するものである。交信中表示制御回路2は、この判定出力を受けて同期キャラクタを受信した後から交信終了までアンテナ部Pに設けられた表示器3を制御するのである。
【0011】
これを図3を参照しながら説明する。リーダライタXのアンテナ部Pに設けられる同期キャラクタ判定回路1は、データキャリアYからの返信信号RXD{図3(c)}を受け、同期キャラクタを検出して出力を行うものである。交信中表示制御回路2は、同期キャラクタ判定回路1の出力と、制御部Qから供給される送信制御信号TXC{図3(a)}及び制御部Qから供給される受信制御信号RXC{図3(b)}により交信期間を決定して表示器3を制御するのである。ここで送信制御信号TXCは、リーダライタXからデータキャリアYへ送信データを送信する期間を決定する信号を示しており、また受信制御信号RXCは、データキャリアYからの返事を受信する期間を決定する信号を示している。
【0012】
すなわち、データキャリアYからの返信データ内に同期キャラクタを検出してから受信制御信号RXC、または送信制御信号TXCの出力がオフするまでの期間、表示器3が出力されるのである{図3(d)}。そして制御部Qは、上位ホストZからの命令、例えば読み出し命令,書き込み命令などを受けてこれを独自の通信形式に変換し、アンテナ部Pを介してこれを受信し、上位ホストZとの間の通信形式に変換して上位ホストZへ送信するのである。
【0013】
図3はこのような信号処理回路のタイムチャートを示すものであるが、上位ホストZからの一つの命令に対して、リーダライタXとデータキャリアYとの間の交信の送受信が一回の場合のタイムチャートを示している。なお、制御部Qとアンテナ部Pの信号には送信信号TXDもあるがこの図では省略している。
図4も同様に信号処理回路のタイムチャートを示すものであるが、上位ホストZからの一つの命令に対して、リーダライタXとデータキャリアYとの間の交信の送受信が複数回の場合のタイムチャートを示している。なお、制御部Qとアンテナ部Pの信号には送信信号TXDもあるがこの図では省略している。この図4の場合でも図3の場合と同様に、データキャリアYからの返信データ内に同期キャラクタを検出してから受信制御信号RXC、または送信制御信号TXCの出力がオフするまでの期間、表示器3は出力されるものである。
【0014】
すなわち、{図4(d)}ではデータキャリアYからの返信データ内に同期キャラクタを検出してから送信制御信号TXCの出力がオフするまでの期間、表示器3が出力されるものを示しており、また{図4(e)}では受信制御信号RXCの出力がオフするまでの期間、表示器3は出力されるものを示している。換言すれば、{図4(d)}ではデータキャリアYからの返信データ内に同期キャラクタを検出してから送信制御信号TXCの出力がオフして交信終了する場合を示しており、また{図4(e)}では受信制御信号RXC出力がオフして交信終了する場合を示している。
【0015】
なお、図3及び図4において、mは送信期間、nは受信期間、kは同期キャラクタとデータキャリアYからの返信データを示している。
以上に述べたように移動体識別装置のリーダライタXのアンテナ部Pの表示だけで、リーダライタXとデータキャリアYとの間の交信の送受信が行われていることが判り、また正常通信可能領域が判るのである。
【0016】
【発明の効果】
本発明に係る移動体識別装置は、制御部とアンテナ部とが分離されたリーダライタとデータキャリアとにより構成される移動体識別装置において、リーダライタとデータキャリアとの間で交信する送受信方式に同期式を使用するとともに、同期キャラクタを判定するための同期キャラクタ判定回路と、交信中表示制御回路により制御される表示器とを、前記アンテナ部内に具備し、前記交信中表示制御回路は、前記同期キャラクタ判定回路の判定出力を受けて同期キャラクタを受信した後から交信終了まで前記表示器を制御するものであるから、アンテナ部における表示器の出力を見ることにより、リーダライタとデータキャリアとの間で正常な交信を行っているか否かを正確に判別することができ、この正常な交信状態及び正常な交信可能領域をアンテナ部により的確に確認できる特長がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】移動体識別装置のアンテナ部に設けた表示器出力を行うための信号処理回路のブロック図。
【図2】移動体識別装置の構成ブロック図。
【図3】上位ホストからの一つの命令に対して、リーダライタとデータキャリアとの間の交信の送受信が一回の場合の信号処理回路のタイムチャート。
【図4】上位ホストからの一つの命令に対して、リーダライタとデータキャリアとの間の交信の送受信が複数回の場合の信号処理回路のタイムチャート。
【図5】移動体識別装置のリーダライタとデータキャリアの基本機能の説明図。
【符号の説明】
1 同期キャラクタ判定回路
2 交信中表示制御回路
3 表示器
TXC 送信制御信号
RXC 受信制御信号
RXD 返信信号
Claims (3)
- 制御部とアンテナ部とが分離されたリーダライタとデータキャリアとにより構成される移動体識別装置において、リーダライタとデータキャリアとの間で交信する送受信方式に同期式を使用するとともに、同期キャラクタを判定するための同期キャラクタ判定回路と、交信中表示制御回路により制御される表示器とを、前記アンテナ部内に具備し、前記交信中表示制御回路は、前記同期キャラクタ判定回路の判定出力を受けて同期キャラクタを受信した後から交信終了まで前記表示器を制御することを特徴とする移動体識別装置。
- 上位ホストからの一つの命令に対して、前記リーダライタとデータキャリアとの間の交信の送受信が一回行われて、前記データキャリアからの返信データ内に前記同期キャラクタを検出してから受信制御信号または送信制御信号の出力がオフするまでの期間、前記表示器が出力されることを特徴とする請求項1記載の移動体識別装置。
- 上位ホストからの一つの命令に対して、前記リーダライタとデータキャリアとの間の交信の送受信が複数回行われて、前記データキャリアからの返信データ内に前記同期キャラクタを検出してから受信制御信号または送信制御信号の出力がオフするまでの期間、前記表示器が出力されることを特徴とする請求項1記載の移動体識別装置。
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1994
- 1994-11-15 JP JP28102894A patent/JP3608233B2/ja not_active Expired - Fee Related
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