JP2542142B2 - 非接触識別装置の交信方式 - Google Patents

非接触識別装置の交信方式

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JP2542142B2
JP2542142B2 JP3341519A JP34151991A JP2542142B2 JP 2542142 B2 JP2542142 B2 JP 2542142B2 JP 3341519 A JP3341519 A JP 3341519A JP 34151991 A JP34151991 A JP 34151991A JP 2542142 B2 JP2542142 B2 JP 2542142B2
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隆之 新居
隆 佐伯
秀生 鍋嶋
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、移動体に付帯された応
答器に対して、質問器から電波等の非接触交信手段を用
いて、応答器の識別番号を読み取ったり、応答器へデー
タを書き込んだりする非接触識別装置に関するものであ
り、例えば、生産ラインの自動化等に用いられるもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来の非接触識別装置の一例を図3に示
す。図中、10は質問器、20は移動体に保有される応
答器、Sは質問器10の交信可能エリア、Qは質問信
号、Aは応答信号を示している。質問器10と応答器2
0の概略構成を図4に示す。質問器10は、送受信デー
タ制御部11と、変復調などの信号処理を行う信号処理
部12と、送受信兼用アンテナ13を備えている。ま
た、応答器20は、送受信データ制御部21と、変復調
などの信号処理を行う信号処理部22と、送受信兼用ア
ンテナ23を備えている。
【0003】上記のように構成された非接触識別装置に
おいては、質問器10は、応答器20を検出するための
質問信号Qを間欠的に送出している。このとき、交信可
能エリアS内に応答器20が存在すれば、この応答器2
0は前記質問信号Qを受信した後、応答信号Aを返信す
る。応答信号Aは、通常、応答器20の識別番号か、あ
るいは応答器20の内部に記憶されたデータであり、質
問器10の側でこの応答信号を受信することにより、応
答器20の検出や識別を行う。このような質問器と応答
器からなる非接触識別装置においては、応答器20は、
生産ライン上の移動体に取り付けられたり、人が携帯し
たりする場合が多く、その場合、応答器20の電源は内
蔵電池から供給されることが多く、電池寿命を長くする
ために様々な工夫がなされている。
【0004】従来例における交信方式を図2に示す。図
2(a)は、質問器10の質問信号Qの制御信号であ
り、この信号がHighレベルの間は質問信号Qが送出
され、Lowレベルの間は応答器20からの応答信号A
を待っている状態となっている。図2(b)は、応答器
20の受信部の制御信号であり、この信号がHighレ
ベルの間は受信部の回路が動作するようになっている。
図2(c)は、応答器20からの応答信号Aの制御信号
であり、この信号がHighレベルの間に応答信号Aが
送出される。そして、受信部が動作している間に質問器
10からの質問信号Qを検出した場合は、応答器20の
全体の回路を動作状態にして質問器10からの質問信号
Qを受信して、それに基づいて質問器10に応答器20
のデータを返信し、交信を完了するものである。そし
て、交信完了後は再び間欠受信モードに戻る。ここに示
した従来例では、このように、間欠受信モードを備える
ことにより、待機時の消費電流を低減させて、内蔵電池
の長寿命化を図っているものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のような従来の非
接触識別装置では、質問器10からの質問信号Qを受信
した後、質問器10の質問信号Qのタイミングを考慮せ
ず、応答器20を動作状態とするために、応答器20が
受信可能となった直後に、質問器10からの質問信号Q
のタイミングによっては、質問信号Qの途中から受信を
始める場合がある。その場合は、質問器10からの命令
が応答器20に正しく伝達されず、再度交信を行わなけ
ればならず、交信に必要な時間が長くなってしまう。交
信に必要な時間が長くなると、多くの電流を消費する動
作モードの時間が長くなり、内蔵電池の長寿命化の妨げ
になったり、1つの質問器が短時間の間に複数の応答器
と交信を行う場合に妨げになるという問題があった。
【0006】本発明は、上述のような点に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、質問器と応答
器との間で非接触的に交信を行う非接触識別装置におい
て、質問器と応答器の交信に要する時間を短縮すること
により、応答器の消費電力を低減すると共に、質問器の
交信エリア内に複数の応答器が存在する場合でも、質問
器が交信エリア内のすべての応答器と迅速に交信できる
ような交信方式を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明においては、上記
の課題を解決するために、質問信号を一定周期で送信
し、識別情報を含む応答信号を受信する質問器と、間欠
受信により質問信号を受信したときに、識別情報を含む
応答信号を返信する応答器とからなる非接触識別装置に
おいて、応答器は、図1に示すように、質問器からの質
問信号の終了時刻t2を検出し、質問信号の終了時刻t
2から一定時間T2を計時して質問器から送信される質
問信号の開始時刻を予測し、この予測された質問信号の
開始時刻に同期して受信動作を開始させることを特徴と
するものである。
【0008】
【作用】本発明の交信方式によれば、質問器からの質問
信号の開始時刻に同期して応答器を交信モードに移行さ
せることができるので、質問信号をその開始時刻から正
しく受信することができ、受信誤りによる再受信の必要
がなく、1回の送受信で交信を完了させることが可能で
ある。
【0009】
【実施例】図1は本発明の非接触識別装置の交信方式を
示している。図1(a)は質問器からの質問信号の制御
信号であり、この信号がHighレベルの間は質問信号
が送出され、Lowレベルの間は応答器からの応答信号
を待っている状態となっている。図1(b)は応答器の
受信部の制御信号であり、この信号がHighレベルの
間は受信部の回路が動作するようになっている。図1
(c)は応答器の応答信号の制御信号であり、この信号
がHighレベルの間に応答信号が返信される。図中、
T1は間欠受信周期、T2は交信待機時間、T3は交信
継続時間、t1は交信エリア進入時刻、t2は交信待機
開始時刻である。
【0010】以下、本発明の交信方式における質問器と
応答器の動作について詳しく説明する。図1(b)に示
すように、所定の周期T1で間欠的に受信動作を行って
いる応答器が時刻t1で質問器の交信エリア内に進入し
たとすると、応答器は次に受信部を動作させたときに質
問信号を検出する。質問信号を検出した応答器は、その
まま受信部の動作を継続させ、質問信号の終了時刻t2
まで受信を続けて、その後、応答器を交信モードに移行
させ、予め算出しておいた一定時間T2の経過後に質問
信号が受信できるだけの時間にわたり、受信部を動作さ
せて、その受信された質問信号に基づいた応答信号を返
信し、1回の交信を完了する。
【0011】このような交信方式を採用することによ
り、質問器からの質問信号をデータの先頭から確実に受
信することができ、受信不良による再受信の必要がなく
なる。したがって、応答器を必要最小限の短い時間だけ
交信モードとするだけで交信を完了することができ、再
び間欠受信モードに移行して、消費電力を節約すること
ができる。また、質問器と応答器の交信時間が短いの
で、質問器の交信エリア内に複数の応答器が存在する場
合でも、質問器はすべての応答器と迅速に交信を完了す
ることができる。
【0012】
【発明の効果】本発明においては、質問信号を一定周期
で送信する質問器と、質問信号を間欠受信して応答信号
を返信する応答器とからなる非接触識別装置において、
応答器では、質問信号の終了時刻から一定時間を計時し
て、次の質問信号の開始時刻に同期して受信動作を開始
させるようにしたので、短い時間で確実に交信を完了す
ることができ、応答器の消費電力を低減できると共に、
迅速な交信が可能になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の交信動作を示す説明図であ
る。
【図2】従来例の交信動作を示す説明図である。
【図3】従来の非接触識別装置の動作説明図である。
【図4】従来の非接触識別装置のブロック図である。
【符号の説明】
10 質問器 20 応答器 S 交信エリア T1 間欠受信周期 T2 交信待機時間 T3 交信継続時間 t1 交信エリア進入時刻 t2 交信待機開始時刻
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−116776(JP,A) 特開 平3−238935(JP,A) 特開 昭62−228958(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 質問信号を一定周期で送信し、識別情
    報を含む応答信号を受信する質問器と、間欠受信により
    質問信号を受信したときに、識別情報を含む応答信号を
    返信する応答器とからなる非接触識別装置において、応
    答器は、質問器からの質問信号の終了時刻を検出する手
    段と、質問信号の終了時刻から一定時間を計時して質問
    器から送信される質問信号の開始時刻を予測する手段
    と、予測された質問信号の開始時刻に同期して受信動作
    を開始させる手段とを備えることを特徴とする非接触識
    別装置の交信方式。
JP3341519A 1991-12-24 1991-12-24 非接触識別装置の交信方式 Expired - Lifetime JP2542142B2 (ja)

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JPH05172939A JPH05172939A (ja) 1993-07-13
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