JP3607193B2

JP3607193B2 - Plant cultivation method using plant cultivation chemicals

Info

Publication number: JP3607193B2
Application number: JP2000345589A
Authority: JP
Inventors: 弘和床島
Original assignee: 弘和床島
Priority date: 2000-11-13
Filing date: 2000-11-13
Publication date: 2005-01-05
Anticipated expiration: 2020-11-13
Also published as: JP2002142562A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、植物の光合成および蒸散速度を速めることができ、大気浄化能力が高く室内の空気浄化装置として利用するのに好適な植物を生育することができる植物栽培用薬剤を用いた植物の栽培方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
植物は光合成に伴い、二酸化炭素や二酸化硫黄、その他の大気汚染物質を吸収して大気を浄化している。植物の葉の裏面には気孔と呼ばれる孔があり、主にこの孔から二酸化炭素や酸素を取り入れ、光合成や呼吸を行っている。
また、同時に気孔から水分を外部に放出する蒸散を行うことによって、葉の温度調節を行うとともに植物体内における養分・水分上昇の原動力としている。この蒸散によって放出される水蒸気は純粋な蒸留水であることから、植物は天然の加湿器としての働きも有している。
これらの理由から、植物は観賞用のみならず、室内の空気を浄化する天然の浄化装置・加湿器として見直され始めている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来の植物は、実験チャンバー内など一定の空間・気候下ではある程度の浄化能力を発揮することができるが、太陽光の照射量減少や人工ルクスの照度低下等の条件悪化を伴うと、実験チャンバー内でのデータ通りには浄化能力を発揮することができない。これは、植物の浄化能力が、光合成速度および蒸散速度に比例することによる。
さらに、１週間半〜１ヶ月程度の長期間連続して実験を行った場合、浄化能力が著しく低下し、浄化装置としての用をなさない。
【０００４】
本発明は、上記問題点に着目してなされたものであって、その目的とするところは、植物の光合成および蒸散速度を高めることによって、照度の少ない室内であっても常に高い大気浄化能力を発揮することができ、天然の空気浄化装置として利用するのに好適な植物を生育することができる植物栽培用薬剤を用いた植物の栽培方法を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するため、本発明請求項１記載の植物栽培用薬剤を用いた植物の栽培方法では、石英斑岩の粉砕物と、光合成細菌と、少なくとも珪素とチタンとを含有するミネラル液を組み合わせて植物栽培用薬剤を形成し、花芽分化前に前記植物栽培用薬剤を与え、花芽分化後から開花時期にかけて石英斑岩の粉砕物と、光合成細菌と、有機肥料を組み合わせた薬剤を与えることを特徴とする。
【０００６】
【作用および効果】
請求項１記載の植物栽培用薬剤が植物に与える作用効果は次の通りである。
（石英斑岩）
石英斑岩は、斑状噴出岩あるいは半深成岩であって、石英とアルカリ長石斑晶を微晶質ないし潜晶質石基中に含有する。
石英は、細胞組織の強化や害虫の食害、病原菌の侵入に対する抵抗性を高める作用があり、また、過剰な蒸散を抑制する役割を果たしている。
【０００７】
アルカリ長石は、カリウム長石とナトリウム長石とからなり、アルミニウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、ナトリウム、カリウム、チタンおよびマンガンを含んでいる。以下にこれらの成分が植物に与える作用を列記する。
アルミニウムは、生来の生長促進物質のない状態で、茎頂に与えたとき、植物の長軸方向の生長を促進させるオーキシンを生成する作用を有する。
カルシウムは、植物の分裂組織の生長、特に根の先端の正常な発育と機能の遂行効果を有し、細胞膜の中層の構造物であるペクチン酸カルシウムとして存在している。植物の生育に必要な１０元素の１つである。
マグネシウムは、葉緑素の構成要素としてすべての緑色植物にとって必要不可欠なものであり、植物の生育に必要な１０元素の１つである。
鉄は、葉緑素の形成に関係が深く、生体内の酵素の構成分としての働きを有し、カルシウムやマグネシウムと共に、植物の生育に欠くことのできない１０元素の１つである。
ナトリウムは、植物に対しては欠乏症はほとんどあらわれないが、光合成に必須のものである。
カリウムは、イオンの形で細胞液の中に含まれている。作物（植物）中におけるリン酸の形態変化、光合成、蛋白質の合成に関係している。
チタンは、植物に対しては欠乏症はほとんどあらわれないが、光合成に必須のものである。
マンガンは、鉄に伴ってある種の呼吸酵素を構成したり、または蛋白合成に関係する酵素の構成要素であり、葉緑素の合成に必要なものである。
【０００８】
（光合成細菌）
光合成細菌は、嫌気性明条件下または好気的暗条件下のいずれにおいても、すなわち、酸素の無い明るい場所または酸素のある暗い場所で活発に育成する水圏微生物の一種であり、土壌の微生物を活性化させるとともに、根毛の発達を促進し、植物が土粒間の養水分を吸収する機能を高める効果を有している。
【０００９】
よって、請求項１記載の植物栽培用薬剤を植物に与えることによって、植物の健康維持と生長促進、収穫量の増加と収穫期間の短縮、品質向上（葉の色艶向上、肉厚、大きさ、糖度増進）、種苗、植栽時の発根促進、病害の発生防止と病害の回復、連鎖障害の防止、塩害被害の緩和等が図られ、光合成速度および蒸散速度の速い植物が生育される。
したがって、常に高い大気浄化能力を確保することができるので、室内の空気浄化装置として好適な植物を生育することができるという効果が得られる。加えて、従来の加湿機器が微量ながら不純物を放出し、これが健康障害を引き起こす問題となっている昨今においては、無害の加湿器としても有用である。
【００１０】
本発明の植物栽培用薬剤では、光合成細菌により土壌中の微生物を活性化させるとともに根毛の発達を促進し、石英斑岩とミネラル液に含まれる各成分の吸収を活発化させる。
植物は、ある一定気温に合うと急速に花成誘導を起こしてしまい、石英斑岩では十分な量を吸収させることができないが、速効性のあるミネラル液を組み合わせることによって、植物の体質強化に極めて重要な珪素と、光合成に必須のチタンとを十分に吸収させて光合成および蒸散能力を高めることができるので、花芽分化前の薬剤として好適である。
【００１１】
なお、ミネラル液としては、珪素とチタンの他にカルシウム、リンを含むものが好ましく、カルシウムによって根毛の発達がさらに促進され、リンによって光沢のある葉、太く長い茎の植物がつくられる。さらに、マグネシウム、カリウム、ナトリウム、セレン、ゲルマニウム、亜鉛、マンガン、鉄、銅、コバルト、ニッケル、モリブデン、バナジウム、タングステン、バリウム、ルビジウムおよびアルミニウム等、植物の生育に必要あるいは有効な成分が含まれていればなお効果的である。
【００１２】
本発明の植物栽培用薬剤では、光合成細菌と有機肥料により土壌中の微生物の繁殖を促進しつつ、石英斑岩に含まれる各成分の吸収を活発化させる。
花芽分化後は、花芽、葉および根の生長が速くなり、急激に肥大させると花弁が奇形となってしまうので、遅効性の有機肥料を組み合わせたものを使用することでこれを回避しつつ、微生物の繁殖を促進することができる。また、開花時期は、蓄積した養分の消費にあたり、効能の継続性のみを考慮すれば良いので、管理の容易さから花芽分化後と同様の薬剤を用いるのが好ましい。これらの理由から、本発明の植物栽培用薬剤は、花芽分化後から開花時期の薬剤として好適である。
【００１３】
なお、有機肥料としては、ホルムアルデヒド加工尿素肥料、乾燥菌体肥料および骨粉質類が含まれたものが好ましく、肥料全体の重量に対して肥料の３要素である窒素、リンおよびカリウムがそれぞれ１０％ずつ占めるものが適当である。
【００１４】
本発明の栽培方法では、生長速度の速い花芽分化前には速効性のあるミネラル液を与えて十分な体質強化と光合成促進を図り、花芽分化後および開花時期には遅効性の有機肥料を与えて急激な肥大を抑制しつつ養分の吸収を活発化させることで、照度の少ない室内であっても常に高い大気浄化能力を発揮することができ、天然の空気浄化装置として利用するのに好適な植物を育成することができる。加えて、花芽、葉および茎の見栄えを向上させることができ、美しく高品質で商品価値の高い植物を生育することができるという効果を奏する。
【００１５】
ここで、本発明の植物栽培用薬剤の用土（土壌）１リットルに対する各成分の分量について、（１）花弁分化前、（２）花弁分化後および（３）開花時期に分けてそれぞれ具体的に説明する。
（１）花芽分化前
イ）石英斑岩の粉砕物は、０．３〜４ｇの範囲で効果があり、０．６〜２ｇの範囲を気候等の諸条件に合わせて調節して与えるのが好ましい。また、粉砕物の大きさとしては、粉末（一辺の長さが１ｍｍのメッシュを通らないもの）と１ｍｍ³の細粒（１ｍｍのメッシュを通り２ｍｍのメッシュを通らないもの）を同重量ずつ用いるのが良い。
ロ）光合成細菌は、例えば適量のクロレラを蒸留水等で３０００〜１００００培程度に薄めたものを与えるのが最も好ましい。
ハ）ミネラル液は、珪素１１．３０ｐｐｍ，チタン１０５．６０ｐｐｍを含むものを蒸留水等で５００〜２０００培程度に薄めたものを与えるのが良い。
（２）花芽分化後
イ）石英斑岩の粉砕物は、０．６５〜４ｇの範囲で効果があり、１．３〜２ｇの範囲を気候等の諸条件に合わせて調節して与えるのが好ましい。また、粉砕物の大きさとしては、１ｍｍ³の細粒と３ｍｍ³の細粒（３ｍｍのメッシュを通り４ｍｍのメッシュを通らないもの）を同重量ずつ用いるのが好ましい。
ロ）光合成細菌は、（１）の花芽分化前と同じである。
ハ）有機肥料は、上述したように肥料全体の重量に対して窒素、リンおよびカリウムがそれぞれ１０％ずつの割合を占めるものを、０．２５〜４ｇの範囲で与えると効果があり、０．５〜２ｇの範囲が最も好ましい。
（３）開花時期
イ）石英斑岩の粉砕物は、（１）の花芽分化前と同じである。
ロ）光合成細菌は、（１）の花芽分化前と同じである。
ハ）有機肥料は、（２）の花芽分化後と同じである。
【００１６】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を説明する。
本実施の形態の植物栽培用薬剤は、花芽分化前、花芽分化後および開花時期に土壌に混入して使用するものであって、その成分を以下に示す。
（花芽分化前の植物栽培用薬剤Ａ）
石英斑岩の粉砕物…粉末０．５ｇと１ｍｍ³程度の細粒０．５ｇを土壌に散布する。（合計１回）
ミネラル液…珪素１１．３０ｐｐｍ、チタン１０５．６０ｐｐｍ、カルシウム５０．０ｐｐｍ、リン２５．４ｐｐｍ、マグネシウム１０．３０ｐｐｍ、カリウム２２４．０ｐｐｍ、ナトリウム２４．９ｐｐｍ、セレン２．６５ｐｐｍ、ゲルマニウム８．９６ｐｐｍ、亜鉛２．４１ｐｐｍ、マンガン２０．５０ｐｐｍ、鉄３２８．９５ｐｐｍ、銅０．５５ｐｐｍ、コバルト０．９９ｐｐｍ、ニッケル０．３９ｐｐｍ、モリブデン０．７４ｐｐｍ、バナジウム３．１６ｐｐｍ、タングステン１．００ｐｐｍ、バリウム０．０１ｐｐｍ、ルビジウム０．５ｐｐｍおよびアルミニウム１３００．００ｐｐｍを含んだもの適量を、蒸留水等で１０００培程度薄めて土壌に混入、または植物に直接かける。（毎日与える）
光合成細菌…クロレラを蒸留水等で５０００培程度薄めて土壌に混入、または植物に直接かける。（合計１回）
【００１７】
（花芽分化後用の植物栽培用薬剤Ｂ）
石英斑岩の粉砕物…１ｍｍ³の細粒０．５ｇと３ｍｍ³の細粒１ｇを土壌に散布する。
（合計１回）
有機肥料…ホルムアルデヒド加工尿素肥料１０重量％、乾燥菌体肥料１０重量％、骨粉質類１０重量％を含むもの１ｇを土壌に混入する。（合計１回）
光合成細菌…クロレラを蒸留水等で１００００培程度薄めて土壌に混入、または植物に直接かける。（合計１回）
【００１８】
（開花時期用の植物栽培用薬剤Ｃ）
石英斑岩の粉砕物…粉末０．５ｇと１ｍｍ³程度の細粒１ｇを土壌に散布する。（合計１回）
有機肥料…Ｂに同じ。
光合成細菌…Ａに同じ。
【００１９】
土壌の成分は、田土１０％、腐葉土１０％、鹿沼土１０％、パーライト１０％、バーミキュライト（蛭石）１０％、ヤキヌカ１０％、赤土１０％、調整ピート３０％とした。
【００２０】
【実施例】
次に、実施例を用いて本発明をさらに詳細に説明する。
（実施例１）
上述の植物栽培用薬剤Ａ，Ｂ，Ｃを用いて、光下と暗黒下でそれぞれシクラメンの栽培実験を実施したものをそれぞれ実施例１ａ，１ｂとし、一方植物栽培用薬剤Ａ，Ｂ，Ｃを用いることなく通常の方法でシクラメンを栽培したものを光下と暗黒下でそれぞれ比較例１ａ，１ｂとし、生長したシクラメンの水分吸収量、塩類の吸収量および根の糖含量を測定した。
測定結果を下表に示す。
【００２１】
【表１】

【００２２】
地上部新鮮量１ｇ当たりの吸収した水分量は、実施例１ａが９．６０ｍｌと最も多く、次いで比較例１ａの７．６０ｍｌ、実施例１ｂの６．９０ｍｌ、比較例１ｂの１．４９ｍｌという結果となったが、実施例１ｂは比較例１ａとほとんど差が無いことから、植物栽培用薬剤Ａ，Ｂ，Ｃを用いることで、通常は蒸散量が激減する暗黒下においても充分な蒸散が行われていることが分かった。
全新鮮量１ｇ当たりの塩類の吸収量は、実施例１ａ，１ｂが共に高く、カリウム（Ｋ）がそれぞれ１０．８５ｍｌ×１０²と１０．４０×１０²、臭素（Ｂｒ）がそれぞれ９．５２×１０²と９．６５×１０²であり、比較例１ａに対して２培程度の数値を示した。
実験終了時の根の糖含量は、実施例１ａが３．５ｇ／ｌと最も多く、次いで実施例１ｂの２．５ｇ／ｌ、比較例１ａの１．１ｇ／ｌ、比較例１ｂの０．３ｇ／ｌとなった。
【００２３】
上記の実験結果から、本実施の形態の植物栽培用薬剤Ａ，Ｂ，Ｃを用いることによって、シクラメンの水分吸収量、塩類の吸収量および根の糖含量が著しく高められることが明らかであり、これは光合成速度および蒸散速度、すなわち大気浄化能力が向上していると判断することができるものである。
【００２４】
（実施例２）
次に、実験チャンバー内にホルムアルデヒド２０ｐｐｍを噴霧し、ホルムアルデヒド雰囲気下においてポトスの浄化能力を測定した。植物栽培用薬剤Ａ，Ｂ，Ｃを用いて栽培したものを実施例２、植物栽培用薬剤Ａ，Ｂ，Ｃを用いることなく通常の方法で栽培したものを比較例２とし、時間と酸素放出量との関係を計測した。
【００２５】
図１において、実線は実施例２のＡＭＳ（アンモニア）センサでの測定結果、破線は実施例２のＣＧＳ（可燃性ガス）センサでの測定結果、一点鎖線は比較例２の測定結果を示す。
図で明らかなように、実施例２が比較例２よりも酸素の放出量（Ｖ）が多くなっている。
【００２６】
続いて、上記測定結果に基づいて、次式により浄化能力を算出する。
Ｐ_α ＝（ｈ／ｔ_ｗ）×１００ …式１
ここで、Ｐ_α は浄化能力、ｈはＡＭＳ（アンモニア）センサのベースレベルからの高さ、ｔ_ｗは半値幅である（図２参照）。
【００２７】
式１に基づいて算出した実施例２と比較例２の浄化能力Ｐαは、それぞれ次の通りである。なお、実施例２についてはセンサ別の値を平均して算出した。
実施例２の大気浄化能力Ｐ_α ＝１５．１
比較例２の大気浄化能力Ｐ_α ＝３０．０
【００２８】
以上、本発明の実施の形態を説明してきたが、本発明の具体的な構成は本実施の形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。
石英斑岩の粉砕物、光合成細菌、ミネラル液、有機肥料の分量は、本実施の形態で述べた例に限定されず、気温、日照、湿度および水質等の自然条件によって適宜変化させることで最適な分量とする。
【図面の簡単な説明】
【図１】実施例２の時間と酸素放出量との関係を示す図である。
【図２】パラメータｈとｔ_ｗの意味を示す図である。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
INDUSTRIAL APPLICABILITY The present invention can increase plant photosynthesis and transpiration rates, and can grow plants using plant cultivation agents that can grow plants suitable for use as indoor air purification devices with high air purification capabilities. Regarding the method .
[0002]
[Prior art]
Plants purify the atmosphere by absorbing carbon dioxide, sulfur dioxide and other air pollutants during photosynthesis. There are pores called stomata on the back of the leaves of plants, and carbon dioxide and oxygen are mainly taken from these pores to carry out photosynthesis and respiration.
At the same time, the temperature of the leaves is adjusted by transpiration that releases moisture from the pores to the outside, and it is used as a driving force for the increase of nutrients and moisture in the plant body. Since the water vapor released by this transpiration is pure distilled water, the plant also functions as a natural humidifier.
For these reasons, plants are beginning to be reconsidered not only for ornamental purposes, but also as natural purification devices and humidifiers that purify indoor air.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, conventional plants can exhibit a certain degree of purification capacity in a certain space and climate, such as in an experimental chamber, but with accompanying deterioration in conditions such as a decrease in the amount of sunlight and illuminance of artificial lux, The purification ability cannot be demonstrated according to the data in the experimental chamber. This is because the purification capacity of plants is proportional to the photosynthetic rate and transpiration rate.
Further, when the experiment is continuously performed for a long period of about one and a half weeks to one month, the purification ability is remarkably reduced and the purification apparatus is not used.
[0004]
The present invention has been made paying attention to the above-mentioned problems, and the object of the present invention is to increase the photosynthesis and transpiration rate of the plant, so that it always has a high air purification capacity even in a room with low illuminance. An object of the present invention is to provide a method for cultivating a plant using a plant cultivation agent that can be exerted and can grow a plant suitable for use as a natural air purification device.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-described problem, in the plant cultivation method using the plant cultivation agent according to claim 1 of the present invention, a mineral liquid containing a pulverized quartz porphyry, photosynthetic bacteria, and at least silicon and titanium. To form a plant cultivation agent, give the plant cultivation agent before flower bud differentiation, and give a combination of quartz porphyry ground, photosynthetic bacteria, and organic fertilizer from after flower bud differentiation to flowering time It is characterized by that.
[0006]
[Action and effect]
The effect which the plant cultivation chemical | medical agent of Claim 1 has on a plant is as follows.
(Quartz porphyry)
Quartz porphyry is porphyry rock or semi-plutonic rock, and contains quartz and alkali feldspar porphyry in the microcrystalline or latent crystalline rock base.
Quartz has the effect of strengthening cell tissues, increasing the resistance to insect pests and invading pathogens, and plays a role in suppressing excessive transpiration.
[0007]
Alkaline feldspar consists of potassium feldspar and sodium feldspar, and contains aluminum, calcium, magnesium, iron, sodium, potassium, titanium and manganese. The effects of these components on plants are listed below.
Aluminum has an action of generating auxin that promotes growth in the long axis direction of plants when given to the shoot apex in the absence of a natural growth promoting substance.
Calcium has a growth effect of plant meristems, particularly normal growth and function of root tips, and exists as calcium pectate, a structure in the middle layer of the cell membrane. It is one of 10 elements necessary for plant growth.
Magnesium is indispensable for all green plants as a component of chlorophyll and is one of ten elements necessary for plant growth.
Iron is closely related to the formation of chlorophyll, has a function as a component of enzymes in the living body, and is one of 10 elements indispensable for plant growth together with calcium and magnesium.
Sodium is essential for photosynthesis, although there is little deficiency in plants.
Potassium is contained in the cell fluid in the form of ions. It is related to phosphoric acid morphological changes, photosynthesis, and protein synthesis in crops (plants).
Titanium is essential for photosynthesis, although there is little deficiency in plants.
Manganese constitutes certain respiratory enzymes with iron, or is a component of enzymes related to protein synthesis, and is necessary for the synthesis of chlorophyll.
[0008]
(Photosynthetic bacteria)
A photosynthetic bacterium is a type of aquatic microorganism that actively grows under anaerobic light conditions or aerobic dark conditions, i.e., in a bright place without oxygen or in a dark place with oxygen. It is activated and has the effect of promoting the development of root hairs and enhancing the function of the plant to absorb moisture from soil grains.
[0009]
Therefore, by providing the plant cultivation agent according to claim 1 to the plant, maintaining the health of the plant and promoting its growth, increasing the yield and shortening the harvest period, improving the quality (improvement of leaf color, thickness, size) , Sugar content enhancement), seedlings, rooting promotion at planting, prevention of disease occurrence and recovery, prevention of chain damage, mitigation of salt damage, etc., plants with fast photosynthetic rate and transpiration rate are grown .
Therefore, it is possible to always ensure a high air purification capacity, so that it is possible to grow a plant suitable as an indoor air purification device. In addition, it is useful as a harmless humidifier in recent years when conventional humidifiers emit impurities in a small amount, which causes a health problem.
[0010]
The plant cultivation agent of the present invention activates microorganisms in the soil by photosynthetic bacteria and promotes the development of root hairs, and activates the absorption of each component contained in quartz porphyry and mineral liquid.
Plants rapidly induce flowering when they meet a certain temperature, and quartz porphyry cannot absorb a sufficient amount, but by combining a fast-acting mineral solution, the plant's constitution can be strengthened. It is suitable as a drug before flower bud differentiation because it can absorb extremely important silicon and titanium essential for photosynthesis to enhance photosynthesis and transpiration ability.
[0011]
The mineral liquid preferably contains calcium and phosphorus in addition to silicon and titanium, and the development of root hairs is further promoted by calcium, and shiny leaves and thick and long stem plants are produced by phosphorus. In addition, magnesium, potassium, sodium, selenium, germanium, zinc, manganese, iron, copper, cobalt, nickel, molybdenum, vanadium, tungsten, barium, rubidium, and aluminum are included as necessary or effective ingredients for plant growth. It is still effective.
[0012]
In the plant cultivation agent of the present invention, the absorption of each component contained in the quartz porphyry is activated while promoting the propagation of microorganisms in the soil by photosynthetic bacteria and organic fertilizers.
After flower bud differentiation, flower buds, leaves and roots grow faster, and suddenly enlarged, petals become malformed, so avoiding this by using a combination of slow-acting organic fertilizers, It can promote the growth of microorganisms. Moreover, since the flowering time should just consider only the continuity of an effect in consumption of the accumulated nutrient, it is preferable to use the same chemical | medical agent after flower bud differentiation from the ease of management. For these reasons, the plant cultivation drug of the present invention is suitable as a drug at the flowering time after flower bud differentiation.
[0013]
The organic fertilizer preferably includes formaldehyde-processed urea fertilizer, dry cell fertilizer and bone meal, and nitrogen, phosphorus and potassium, which are three elements of the fertilizer, are 10% of the total weight of the fertilizer. What occupies each is appropriate.
[0014]
In the cultivation method of the present invention, a fast-acting mineral solution is given before flower bud differentiation with a fast growth rate to sufficiently enhance the constitution and promote photosynthesis, and a slow-acting organic fertilizer is given after flower bud differentiation and at the flowering time. By activating the absorption of nutrients while suppressing rapid hypertrophy, it can always demonstrate high air purification capacity even in a room with low illuminance, and is suitable for use as a natural air purification device Plants can be grown. In addition, it is possible to improve the appearance of flower buds, leaves and stems, and to produce beautiful and high quality plants with high commercial value.
[0015]
Here, the amount of each component with respect to 1 liter of soil (soil) for the plant cultivation agent of the present invention is specifically divided into (1) before petal differentiation, (2) after petal differentiation and (3) flowering time. explain.
(1) Pre-flower bud differentiation b) Quartz porphyry pulverized material is effective in the range of 0.3 to 4 g, and the range of 0.6 to 2 g should be adjusted according to various conditions such as the climate. preferable. In addition, as the size of the pulverized product, powder (one that does not pass a 1 mm mesh) and 1 mm ³ fine particles (one that passes through a 1 mm mesh and does not pass through a 2 mm mesh) are used in the same weight. Is good.
B) It is most preferable that the photosynthetic bacterium is obtained by diluting an appropriate amount of chlorella to about 3000 to 10,000 cultures with distilled water or the like.
C) It is preferable to give a mineral solution obtained by diluting a material containing 11.30 ppm of silicon and 105.60 ppm of titanium with distilled water or the like to about 500 to 2000 medium.
(2) After flower bud differentiation a) Quartz porphyry pulverized product is effective in the range of 0.65 to 4 g, and the range of 1.3 to 2 g should be adjusted according to various conditions such as the climate. preferable. Further, as the size of the pulverized product, it is preferable to use 1 mm ³ fine particles and 3 mm ³ fine particles (those passing through a 3 mm mesh and not passing through a 4 mm mesh) by the same weight.
B) Photosynthetic bacteria are the same as (1) before flower bud differentiation.
C) The organic fertilizer is effective when nitrogen, phosphorus and potassium occupy 10% of the total weight of the fertilizer, as described above, in the range of 0.25 to 4 g. A range of 5 to 2 g is most preferred.
(3) Flowering time b) The crushed quartz porphyry is the same as before (1) flower bud differentiation.
B) Photosynthetic bacteria are the same as (1) before flower bud differentiation.
C) Organic fertilizer is the same as (2) after flower bud differentiation.
[0016]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described.
The plant cultivation agent of the present embodiment is used by being mixed in soil before flower bud differentiation, after flower bud differentiation and at the time of flowering, and its components are shown below.
(Plant cultivation agent A before flower bud differentiation)
Quartz porphyry crushed material: 0.5 g of powder and 0.5 g of fine particles of about 1 mm ³ are sprayed on the soil. (Total 1 time)
Mineral liquid: silicon 11.30ppm, titanium 105.60ppm, calcium 50.0ppm, phosphorus 25.4ppm, magnesium 10.30ppm, potassium 224.0ppm, sodium 24.9ppm, selenium 2.65ppm, germanium 8.96ppm, zinc 2 .41 ppm, manganese 20.50 ppm, iron 328.95 ppm, copper 0.55 ppm, cobalt 0.99 ppm, nickel 0.39 ppm, molybdenum 0.74 ppm, vanadium 3.16 ppm, tungsten 1.00 ppm, barium 0.01 ppm, rubidium 0 Appropriate amount containing 5 ppm and 1300.00 ppm of aluminum is diluted with distilled water or the like by about 1000 cultivation, mixed in soil, or directly applied to plants. (Give every day)
Photosynthetic bacteria: Dilute chlorella with distilled water etc. for about 5,000 and mix with soil or directly on plants. (Total 1 time)
[0017]
(Plant cultivation agent B for flower bud differentiation)
Quartz porphyry crushed material: 0.5 g of 1 mm ³ fine particles and 1 g of 3 mm ³ fine particles are sprayed on the soil.
(Total 1 time)
Organic fertilizer: 1 g of 10% by weight of formaldehyde-processed urea fertilizer, 10% by weight of dry cell fertilizer, and 10% by weight of bone powder is mixed in the soil. (Total 1 time)
Photosynthetic bacteria: Dilute chlorella with distilled water or the like for about 10000, mix with soil, or apply directly to plants. (Total 1 time)
[0018]
(Plant cultivation agent C for flowering time)
Quartz porphyry crushed material: 0.5 g of powder and 1 g of fine particles of about 1 mm ³ are sprayed on the soil. (Total 1 time)
Same as organic fertilizer B
Photosynthetic bacteria ... same as A
[0019]
The components of the soil were 10% paddy, 10% humus, 10% Kanuma soil, 10% pearlite, 10% vermiculite, 10% yakinuka, 10% red soil, and 30% adjusted peat.
[0020]
【Example】
Next, the present invention will be described in more detail using examples.
Example 1
What carried out the cultivation experiment of cyclamen under the light and the darkness using the above-mentioned plant cultivation agents A, B, C, respectively, was designated as Examples 1a, 1b, respectively, while the plant cultivation agents A, B, C were Cyclamen cultivated by a normal method without using was used as Comparative Examples 1a and 1b under light and dark conditions, respectively, and the water absorption, salt absorption and root sugar content of the grown cyclamen were measured.
The measurement results are shown in the table below.
[0021]
[Table 1]

[0022]
The amount of water absorbed per gram of fresh ground part was the largest in Example 1a (9.60 ml), followed by 7.60 ml in Comparative Example 1a, 6.90 ml in Example 1b, and 1.49 ml in Comparative Example 1b. However, since Example 1b has almost no difference from Comparative Example 1a, the use of plant cultivation agents A, B, and C allows sufficient transpiration even in the dark, where the amount of transpiration is usually drastically reduced. I found out.
The amount of salt absorbed per gram of total fresh amount is high in Examples 1a and 1b, potassium (K) is 10.85 ml × 10 ² and 10.40 × 10 ² , and bromine (Br) is 9.52 respectively. × 10 ² and 9.65 × 10 ² , showing a value of about 2 times that of Comparative Example 1a.
The sugar content of the root at the end of the experiment was highest at 3.5 g / l in Example 1a, followed by 2.5 g / l in Example 1b, 1.1 g / l in Comparative Example 1a, and 0. 0 in Comparative Example 1b. It became 3 g / l.
[0023]
From the above experimental results, it is clear that the water absorption amount of cyclamen, the absorption amount of salts and the sugar content of the roots are significantly increased by using the plant cultivation agents A, B and C of the present embodiment, It can be determined that the photosynthetic rate and the transpiration rate, that is, the air purification capability is improved.
[0024]
(Example 2)
Next, 20 ppm of formaldehyde was sprayed into the experimental chamber, and the purification capacity of Potos was measured under a formaldehyde atmosphere. What was cultivated using plant cultivation agents A, B, C was Example 2, and what was cultivated in a normal manner without using plant cultivation agents A, B, C was Comparative Example 2, and time and oxygen release. The relationship with quantity was measured.
[0025]
In FIG. 1, the solid line indicates the measurement result with the AMS (ammonia) sensor of Example 2, the broken line indicates the measurement result with the CGS (combustible gas) sensor of Example 2, and the alternate long and short dash line indicates the measurement result of Comparative Example 2.
As is apparent from the figure, the amount of released oxygen (V) in Example 2 is larger than that in Comparative Example 2.
[0026]
Subsequently, based on the measurement result, the purification capacity is calculated by the following equation.
P _α = (H / _tw ) × 100 ... Formula 1
Where P _α The purification capacity, h is AMS (ammonia) height from the base level of the sensor, t _w is the half-width (see FIG. 2).
[0027]
The purification capacities Pα of Example 2 and Comparative Example 2 calculated based on Equation 1 are as follows. For Example 2, the value for each sensor was averaged.
Air purification capacity P _{α of} Example 2 = 15.1
Air purification capacity P _α of Comparative Example 2 = 30.0
[0028]
Although the embodiment of the present invention has been described above, the specific configuration of the present invention is not limited to the present embodiment, and even if there is a design change or the like without departing from the gist of the invention, Included in the invention.
Quartz porphyry ground, photosynthetic bacteria, mineral liquid, organic fertilizer amount is not limited to the example described in this embodiment, it is optimal by changing appropriately according to natural conditions such as temperature, sunshine, humidity and water quality Make an appropriate amount.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a graph showing the relationship between time and oxygen release amount in Example 2. FIG.
FIG. 2 is a diagram illustrating the meaning of the parameters h and t _w.

Claims

Combining a pulverized quartz porphyry, a photosynthetic bacterium, and a mineral liquid containing at least silicon and titanium to form a plant cultivation agent,
Giving the plant cultivation agent before flower bud differentiation,
A method for cultivating a plant using a plant cultivation agent, characterized by providing a combination of quartz porphyry pulverized material, photosynthetic bacteria, and organic fertilizer after flower bud differentiation and flowering time.