JP3606063B2 - 面発光型半導体レーザの製造方法 - Google Patents

面発光型半導体レーザの製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体基板に対して垂直にレーザ光を出射する面発光型半導体レーザ製造方法に関する。
【0002】
【背景技術】
面発光型半導体レーザは、端面レーザに比べてレーザ放射角が等方的で、かつ、小さいという特徴を有している。面発光型半導体レーザを大コア径の光ファイバー、たとえば、プラスチック光ファイバーに適用した場合には、上記の特徴のため、レンズなどを介さず、直接にレーザ光をファイバー内に効率よく入射することができる。そのため、プラスチック光ファイバーと面発光型半導体レーザを組み合わせることにより、きわめて簡単な構成の光通信モジュールを実現することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、プラスチック光ファイバーには、伝達損失が大きいという欠点があるため、伝送距離を長くするには、大きな光出力の光源が必要になる。面発光型半導体レーザのレーザ出力を増すには、レーザ出射口径を大きくすることが有効である。しかし、レーザ出射口径を大きくすると放射角が大きくなるという問題が生じる。光送信モジュールの構成の簡略化のため、直接結合、すなわち、光ファイバーと光源との間にレンズを介さずに、直接にレーザ光を光ファイバーに入射を行った場合において、放射角の増大は、結合効率、すなわち、ファイバーコア内に入射するレーザ光の光量の低下および取り付けマージンの減少などを招く結果となる。そのため、伝送距離の長さを確保することと、直接結合による光送信モジュールの構成の簡略化の両立が難しいという問題があった。
【0004】
さらに、面発光型半導体レーザは、面発光型半導体レーザを構成する半導体が露出していると、酸素や水分などにより、性能の劣化が引き起こされる。
【0005】
本発明の目的は、レーザ光の放射角を小さく設定することを可能とし、さらに、酸素や水分などの半導体の性能を劣化させる物質に対して耐性のある面発光型半導体レーザ製造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の面発光型半導体レーザは、
半導体基板上に垂直方向の共振器を有し、該共振器より該半導体基板に垂直な方向にレーザ光を出射する面発光型半導体レーザであって、
前記共振器を含む半導体堆積体の表面に、樹脂層が設けられ、
前記共振器の上に位置する前記樹脂層の表面部にレンズ形状部が形成されている。
【0007】
この面発光型半導体レーザ(以下「面発光レーザ」という)によれば、半導体堆積体の表面に、樹脂層を設けているため、酸素や水分など半導体を劣化させる物質からレーザ素子を保護することができる。
【0008】
さらに、前記共振器の上に位置する樹脂層の表面部にレンズ形状部が形成されていることにより、レンズ形状部の表面、すなわち、レーザ出射面において、レーザビームを屈折させ、その放射角を狭めることができる。また、この構成によれば、レーザ出射面において放射角を狭めることができるため、レーザ出力を増すためにレーザ出射口径を大きくしたとしても放射角を小さく設定することも可能となる。
【0009】
また、本発明の面発光レーザは、前記樹脂層の所定位置に電極に連続するコンタクトホールが設けられた構成をとることができる。
【0010】
本発明にかかる面発光レーザは、以下の工程(a)および(b)を含む製造方法により、形成することができる。
【0011】
(a)半導体基板上に、複数の半導体層を堆積して、共振器を含む半導体堆積体を形成する工程、および
(b)レンズ形状部の反転形状部を有するスタンパを用いて樹脂層を形成する工程であって、
前記反転形状部が前記半導体堆積体の共振器上に位置するように、前記スタンパを位置合わせした状態で、前記半導体堆積体と前記スタンパとの間に樹脂の液状物を介在させ、該樹脂の液状物を硬化させて樹脂層を形成し、前記共振器の上に位置する前記樹脂層の表面部にレンズ形状部を形成する工程。
【0012】
この製造方法によれば、スタンパを利用してレンズ形状部を形成することができるため、フォトリソグラフィー法により、レンズ形状部を形成することに比べて、簡単であり、製造に要する工程を簡略化できる。また、スタンパは、一度作成すれば、再度繰り返して使用することができるため、製造コストを削減することができ、経済的である。
【0013】
また、前記スタンパは、その型面と前記樹脂層との密着性が前記樹脂層と前記半導体堆積体との密着性よりも低くなるような表面処理が施されていることが望ましい。
【0014】
このような表面処理が前記スタンパに施されることにより、樹脂層とスタンパを剥離する際に、その剥離を容易にすることができる。
【0015】
また、前記スタンパは、さらに、コンタクトホールの反転形状部を有していてもよい。これにより、同時に、レンズ形状部とコンタクトホールを形成することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0017】
(デバイスの構造)
図1は、本発明の実施の形態にかかる面発光レーザ100を模式的に示す断面図である。
【0018】
図1に示す面発光レーザ100は、n型GaAs基板109上に、Al0.15Ga0.85AsとAlAsとを交互に積層した25ペアの分布反射型多層膜ミラー(以下「下部DBRミラー」という)104、厚さ3nmのGaAsウエル層と厚さ3nmのAl0.3Ga0.7Asバリア層から成り該ウエル層が3層で構成される量子井戸活性層105、Al0.15Ga0.85AsとAl0.9Ga0.1Asとを交互に積層した30ペアの分布反射型多層膜ミラー(以下「上部DBRミラー」という)103およびコンタクト層102が順次積層されて形成されている。
【0019】
上部DBRミラー103は、Znがドーピングされることにより、p型にされ、下部DBRミラー104は、Seがドーピングされることにより、n型とされている。したがって、上部DBRミラー103、不純物がドーピングされていない量子井戸活性層105および下部DBRミラー104とで、pinダイオードが形成される。
【0020】
コンタクト層102は、後述する上部電極106とオーミック接触可能な材質であることが必要で、AlGaAs系材料の場合、たとえば、1019cm−3以上の高濃度の不純物がドーピングされたAl0.15Ga0.85Asからなる。
【0021】
コンタクト層102、上部DBRミラー103、量子井戸活性層105および下部DBRミラー104の途中まで、所定の領域を除き、メサ状にエッチングすることにより、柱状部101が形成されている。
【0022】
さらに、絶縁層108は、柱状部101の側面の一部分および下部DBRミラー104の上面を覆うようにして形成されている。
【0023】
そして、上部電極106は、柱状部101の上面において、コンタクト層102とリング状に接触し、露出した柱状部101の側面、および絶縁層108の表面の一部を覆うようにして形成されている。また、n型GaAs基板109の下には、下部電極107が形成されている。
【0024】
さらに、柱状部101の上面および上部電極106を覆うように樹脂層52が形成されている。また、柱状部101の上に位置する樹脂層52の表面部には、レンズ形状部54が形成されている。さらに、樹脂層52には、上部電極106の一部分が露出するように、コンタクトホール70が形成されている。
【0025】
以下に、面発光レーザ100の動作を説明する。
【0026】
上部電極106と下部電極107とで、pinダイオードに順方向の電圧を印加すると、量子井戸活性層105において、電子と正孔との再結合が起こり、再結合発光が生じる。そこで生じた光が上部DBRミラー103と下部DBRミラー104との間を往復する際、誘導放出が起こり、光の強度が増幅される。光利得が光損失を上まわるとレーザ発振が起こり、レンズ形状部54の上面、すなわち、凸レンズ面から基板に対して垂直方向にレーザ光が出射される。
【0027】
本実施の形態において特徴的なことは、図1に示すように、柱状部101の上面および上部電極106の一部分を覆うように、樹脂層52が形成されていることである。樹脂層52を形成することで、酸素や水分など半導体を劣化させる物質からレーザ素子を保護する。
【0028】
さらに、柱状部101の上に位置する樹脂層52の表面部にレンズ形状部54が形成されていることにより、レンズ形状部54の上面、すなわち、凸レンズ面において、レーザビームを屈折させ、その放射角を狭めることができる。また、この構成によれば、レーザ出射面において放射角を制御できるため、レーザ出射口径を大きくしたとしても放射角を小さく設定することが可能となる。
【0029】
また、樹脂層52にコンタクトホール70を設けることにより、樹脂層52の上に金属層を設けた場合において、この金属層と上部電極106との電気的な接触も可能となる。
【0030】
上述したレンズ形状部54およびコンタクトホール70を具えた樹脂層52の形成方法としては、たとえば、スタンパ40を用いる方法を挙げることができる。
【0031】
この樹脂層52にレンズ形状部54およびコンタクトホール70を形成する方法は、特に限定されるものではないが、好ましい方法として、たとえば、スタンパ40を用いて、一体的にレンズ形状部54とコンタクトホール70を形成する方法を挙げることができる。そのため、本実施の形態において面発光レーザ100の製造方法として、スタンパを用いた面発光レーザ100の製造方法について詳細に説明する。面発光レーザ100の製造方法の説明の前に、まず、スタンパ40の製造方法について説明する。
【0032】
(スタンパの製造方法)
図2および図3は、スタンパ40を製造するための一連の製造工程を示した模式図である。具体的には、図2は、マザー型の製造工程を示した模式図であり、図3は、マザー型を利用してスタンパを製造する工程を示した模式図である。
【0033】
スタンパ40を製造するにあたって、スタンパ40の母型となるマザー型14を製造する。まず、図2を参照しながら、マザー型14の製造方法を説明する。
【0034】
(1)平坦性の高いシリコン基板10上に、フォトレジストを塗布する。その後、フォトリソグラフィー法を用いて、フォトレジストをパターニングすることにより、図2(a)に示すように、所定のパターンの第1のレジスト層R1を形成する。
【0035】
(2)次いで、第1のレジスト層R1を加熱、リフロー、すなわち、溶融したレジストを流動させて再形成する。これにより、第1のレジスト層R1は、表面張力の影響を受けて、図2(b)に示すような凸レンズ形状に変形し、第2のレジスト層R2が形成される。加熱方法としては、例えば、ホットプレートまたは温風循環式オーブンなどを用いて行うことができる。ホットプレートを使用した場合の加熱条件は、レジストの材質により変わるが、150℃以上で、2〜10分、好ましくは5分である。また、温風循環式オーブンの場合は、160℃以上で、20〜30分が適当である。
【0036】
(3)その後、レジスト層に対するシリコンの選択比(以下「選択比」という)が0.5〜1.0であるドライエッチング法により、第2のレジスト層R2とシリコン基板10をエッチングし、図2(c)に示すように、シリコン基板10上に凸形状部11を形成する。ここで形成された凸形状部11は、最終的に製造される面発光レーザのレンズ形状部54の形状を具えている。この選択比によれば、このエッチングにおいて、図2(b)の想像線で示すように、エッチング工程を行う前の第2のレジスト層R2の凸レンズ形状を反映させながら、シリコン基板10にその凸レンズ形状を転写することができる。その結果、シリコン基板10上に凸形状部11を形成することができる。エッチングガスとしては、シリコンに対してエッチング性の高いガス(たとえばCF)に、レジスト層を積極的にエッチングする酸素を混合したガスなどを挙げることができる。このように酸素を混合することにより、選択比の調節をすることができる。
【0037】
(4)次いで、シリコン基板10上に、フォトレジストを塗布する。その後、フォトリソグラフィー法を用いて、フォトレジストをパターニングすることにより、図2(d)に示すように、所定のパターンの第3のレジスト層R3を形成する。続いて、第3のレジスト層R3をマスクとして、シリコン基板10の所定の位置を、所望の深さにまでエッチングし、ホール12を形成する。ここで形成されたホール12は、最終的に製造される面発光レーザ100のコンタクトホール70の形状を具えている。このエッチングは、選択比の大きなエッチングガス、たとえば、CFガスなどを用いて行う。エッチング後、第3のレジスト層R3を除去する。こうして、図2(e)に示すような、最終的に製造される面発光レーザ100のレンズ形状部54とコンタクトホール70の形状を具えたマザー型14が完成する。
【0038】
以下に、ここで得られたマザー型14を用いて、スタンパ40を製造する方法を、図3を参照しながら説明する。
【0039】
(1)図3(a)に示すように、マザー型14の、凸形状部11およびホール12を有する面上に、液状の紫外線硬化型樹脂30を載せる。
【0040】
(2)そして、紫外線に対して透明な第1の補強板20を、液状の紫外線硬化型樹脂30を介してマザー型14と密着させる。このように第1の補強板20とマザー型14とを密着させることにより、液状の紫外線硬化型樹脂30は、図3(b)に示すように、所定領域まで塗り拡げられ、マザー型14と第1の補強板20との間に液状の紫外線硬化型樹脂30からなる層が形成される。第1の補強板20としては、たとえば、ホウケイ酸ガラスからなる板を挙げることができる。
【0041】
(3)ついで、第1の補強板20側から、液状の紫外線硬化型樹脂30に対して紫外線24を照射することにより、液状の紫外線硬化型樹脂30を硬化させ、硬化した樹脂層からなる中間盤32を形成する。その後、図3(c)に示すように、スタンパ40となる中間盤32と第1の補強板20とを一体的にマザー型14から剥離する。以下、マザー型14と接していたスタンパ40の面、具体的には、マザー型14と接していた中間盤32の面を鋳型面32aという。こうして得られた鋳型面32aには、マザー型14の凸形状部11とホール12の形状の反転形状が転写されている。以下、マザー型14の凸形状部11に対応するスタンパ40の凹形状部を凹部34といい、マザー型14のホール12の形状に対応するスタンパ40の凸形状部を凸部36という。凹部34は、最終的に製造されるレンズ形状部54の反転形状部となり、凸部36は、最終的に製造されるコンタクトホールの反転形状部となる。スタンパ40を構成する中間盤32および第1の補強板20は、紫外線に対して透明である。そのため、スタンパ40は、紫外線に対して透明である。
【0042】
(4)次いで、図3(d)に示すように、鋳型面32aに、表面処理を施す。この表面処理は、後述する樹脂層52とスタンパ40との密着性がその樹脂層52と半導体堆積体120の密着性よりも低くなるようにするもの、すなわち、後述する樹脂層52とスタンパ40との剥離をする工程において、その剥離を容易にするためのものである。この表面処理としては、たとえば、CFガスプラズマによるフッ素処理などを挙げることができる。こうして、スタンパ40が完成する。
【0043】
(面発光レーザ100の製造プロセス)
次に、図1に示す面発光レーザ100の製造プロセスについて説明する。図4〜図7は、面発光レーザ100の製造工程を示した模式図である。
【0044】
(1)まず、図4を参照しながら説明する。n型GaAs基板109上に、Al0.15Ga0.85AsとAlAsとを交互に積層し、Seをドーピングした25ペアの下部DBRミラー104を形成する。次に、下部DBRミラー104上に、厚さ3nmのGaAsウエル層と、厚さ3nmのAl0.3Ga0.7Asバリア層から成り、該ウエル層が3層で構成される量子井戸活性層105を形成する。さらに、量子井戸活性層105上に、Al0.15Ga0.85AsとAl0.9Ga0.1Asとを交互に積層し、Znをドーピングした30ペアの上部DBRミラー103を形成する。その後、上部DBRミラー103上に、Al0.15Ga0.85Asからなるコンタクト層102を積層する。
【0045】
上記の各層は、有機金属気相成長(MOVPE:Metal−OrganicVapor Phase Epitaxy)法でエピタキシャル成長させることができる。このとき、例えば、成長温度は、750℃、成長圧力は、2×10Paで、III族原料にTMGa(トリメチルガリウム)、TMAl(トリメチルアルミニウム)の有機金属を用い、V族原料にAsH 、n型ドーパントにHSe、p型ドーパントにDEZn(ジメチル亜鉛)を用いることができる。
【0046】
次に、コンタクト層102上に、フォトレジストを塗布する。その後、フォトリソグラフィー法により、フォトレジストをパターニングし、図4に示すように、所定のパターンの第4のレジスト層R4を形成する。
【0047】
(2)次いで、図5に示すように、第4のレジスト層R4をマスクとして、反応性イオンエッチング法により、コンタクト層102、上部DBRミラー103、量子井戸活性層105および下部DBRミラー104の途中まで、メサ状にエッチングし、柱状部101を形成する。このエッチングには、通常、エッチングガスとして塩素または塩素系ガス(塩化水素,BCl)を用いた、反応性イオンビームエッチング法が使われる。
【0048】
(3)次いで、SiH(モノシラン)ガスとO(酸素)ガスを用い、N(窒素)ガスをキャリアガスとする常圧熱CVD法により、基板上に、例えば、膜厚100〜300nmのシリコン酸化膜(SiO膜)を形成する。その後、フォトリソグラフィー法とドライエッチングにより、図6に示すように、柱状部101の側面の一部および下部DBRミラー104の一部を除き、シリコン酸化膜をエッチング除去して、絶縁層108を形成する。
【0049】
次いで、基板109の下面に、真空蒸着法により、Au−Ge合金,Ni,Auを順次積層した下部電極107を形成する。
【0050】
さらに、図6に示すように、柱状部101の上面においてコンタクト層102とリング状に接触し、かつ、柱状部101の側面および絶縁層108を覆うように、上部電極106をリフトオフ法により形成する。ここでは、上部電極106には、チタン,白金,金を順次積層した金属層を用いる。
【0051】
以下、上記一連の工程で製造された柱状部101を含む下部電極107から上部電極106までの層構造を単に半導体堆積体120という。
【0052】
(4)次に、半導体堆積体120上に樹脂層52を形成するプロセスについて説明する。図7は、樹脂層52の製造工程を示したものである。図7においては、半導体堆積体120の層構造を省略し、半導体堆積体120を概略して示す。
【0053】
半導体堆積体120の裏面、具体的には、下部電極の下に、第2の補強板60を貼り付ける。第2の補強板60により、半導体堆積体120の機械的強度を高めることができる。また、これにより、後述する、スタンパ40を半導体堆積体120から剥離する工程において、その剥離の際に生じる歪みによる半導体堆積体120の破壊を防止することができる。第2の補強板60は、平坦であれば特に限定されないが、好ましくは、ガラス板などを挙げることができる。
【0054】
(5)スタンパ40の凹部34が面発光レーザの柱状部101の上に位置するように、スタンパ40と半導体堆積体120とをアライメンとをする。アライメント方法としては、たとえば、以下の方法を挙げることができる。
【0055】
1)スタンパ40と半導体堆積体120とを別々に位置決めし、機械的精度で張り合わせる方法。
【0056】
2)スタンパ40が透明な場合において、柱状部101が形成されている側の半導体堆積体120の面上に、アライメントの際の照準となるアライメントマークを付して、そのアライメントマークを利用してアライメントを行う方法。
【0057】
3)スタンパ40が透明でない場合には、スタンパ40の所定の部分において、中間盤32と第1の補強板20とが接する面に対して、垂直方向にスタンパ40を貫通する孔を設け、その孔を介して、上述のアライメントマークを利用してアライメントを行う方法。
【0058】
(6)スタンパ40と半導体堆積体120とをアライメントした後、樹脂の液状物50をスタンパ40と半導体堆積体120との間に導入し、図7(a)に示すように、半導体堆積体120の面上に載せる。また、樹脂の液状物50を半導体堆積体120の面上に載せた後、スタンパ40と半導体堆積体120とをアライメントしてもよい。
【0059】
樹脂の液状物50としては、エネルギーを付与することにより硬化するものが好ましい。樹脂が液状物であることで、スタンパ40の凹部34へ樹脂を充填することが容易となる。樹脂の液状物50としては、たとえば、紫外線硬化型のアクリル系樹脂、紫外線硬化型のエポキシ系樹脂あるいは熱硬化型のポリイミド系樹脂の前駆体などを挙げることができる。
【0060】
紫外線硬化型の樹脂は、紫外線照射のみで硬化することができるので、手軽に使用することができる。また、熱処理を加えないので、スタンパ40、半導体堆積体120および第2の補強板60などの間の熱膨張差に起因するトラブルを心配する必要がない。
【0061】
紫外線硬化型のアクリル系樹脂は、透明度が高い点で、レンズに適している。
【0062】
熱硬化型のポリイミド系樹脂の前駆体は、加熱キュア処理されることにより、イミド化反応が起こり、硬化してポリイミド系樹脂が生じる。ポリイミド系樹脂は、可視光領域で80%以上の透過率を有し、屈折率が1.7〜1.9と高いため、大きなレンズ効果が得られるという利点がある。
【0063】
樹脂の液状物50の半導体堆積体120上への導入方法としては、特に限定されるものではないが、たとえば、ディスペンサノズルによって、樹脂の液状物50を半導体堆積体120上に滴下して導入する方法を挙げることができる。
【0064】
(7)次いで、スタンパ40と半導体堆積体120とを、樹脂を介して密着させる。このように、スタンパ40と半導体堆積体120とを密着させることにより、樹脂の液状物50は、図7(b)に示すように、所定領域まで塗り拡げられ、スタンパ40と半導体堆積体120との間に樹脂の液状物50からなる層が形成される。なお、必要に応じて、スタンパ40と半導体堆積体120とを貼り合わせる際に、スタンパ40および半導体堆積体120の少なくともいずれか一方を介して加圧してもよい。また、樹脂層52の内部に気泡が混入することを防ぐため、10Pa程度の真空下で、スタンパ40と半導体堆積体120とを密着させてもよい。
【0065】
(8)続いて、樹脂の液状物50を硬化する。硬化方法は、樹脂の液状物50の種類に応じて、適宜の方法が選ばれる。紫外線硬化型の樹脂を用いた場合には、紫外線をスタンパ40側から樹脂の液状物50に照射することにより、硬化することができる。熱硬化型のポリイミド系樹脂の前駆体を用いた場合には、加熱キュア処理することにより、硬化することができる。加熱キュア温度は、前駆体によって異なるが、たとえば、100〜400℃である。好ましい加熱キュア温度は、面発光レーザなどの素子の熱によるダメージを避ける観点、半導体堆積体120とポリイミド系樹脂の熱膨張差を小さくする観点および上部電極の構成金属が樹脂層52への異常拡散を防止する観点から、150℃程度である。
【0066】
こうして、半導体堆積体120上には、スタンパ40の鋳型面32aに対応した形状が転写した樹脂層52が形成される。すなわち、スタンパ40の凹部34に対応する部分に、レンズ形状部54が形成され、凸部36に対応する部分に、コンタクトホール70が形成される。
【0067】
(9)スタンパ40を樹脂層52および半導体堆積体120から剥離する。この際、スタンパ40の鋳型面32aには、前述の工程により、スタンパ40が樹脂層52から離れ易くするための表面処理が施されている。このため、容易にスタンパ40を樹脂層52および半導体堆積体120から剥離することができる。
【0068】
(10)スタンパ40を剥離した後、図7(c)に示すように、樹脂層52のコンタクトホール70の底部に樹脂が残存する場合がある。樹脂が残存してしまうと、樹脂層52の上に金属層を設け、この金属層と上部電極106とをコンタクトホールを介して電気的な接触を取りたい場合に、上部電極106とその金属層との電気的な接触が十分に図れなくなる。また、コンタクトホール70の底部に樹脂が残存した状態で、たとえば、上部電極106に直接にワイヤーボンドを行うと、ワイヤーを上部電極106に接続ができなくなる問題が生じたりする。また、ワイヤーを上部電極106に接続できたとしても、ワイヤーと上部電極106との電気的な接触が十分に図れなくなるなどの問題が生じる。そのため、コンタクトホール70の底部に樹脂が残存した場合には、その残存した樹脂を除去するために、たとえば、以下に示す2つの工程のうち、いずれかの工程を行うことが望ましい。
【0069】
1)第1に、アッシング、すなわち、樹脂を気相中で除去する方法を用いてコンタクトホール70の底部に残存した樹脂を除去する。アッシングの具体例としては、オゾンアッシング、プラズマアッシングなどを挙げることができる。オゾンアッシングは、高濃度のオゾンの雰囲気下で、オゾンとレジストを化学反応させて、樹脂を除去する方法である。プラズマアッシングは、反応性ガス、たとえば、酸素ガスのプラズマを発生させて、そのプラズマを利用して樹脂を除去する方法である。このようなアッシングによる方法によれば、全てのコンタクトホール70について残存した樹脂を除去することができるので、処理時間を要しないという利点がある。
【0070】
2)第2に、コンタクトホール70の底部をエキシマレーザでアブレーションする。すなわち、細かく絞ったエキシマレーザビームをコンタクトホール70の底部に照準を合わせて照射し、コンタクトホール70の底部の樹脂を焼き飛ばす。エキシマレーザによれば、確実にコンタクトホール70の底部のみ処理を行うことができるので、レンズ形状部54の破損を心配する必要がないという利点がある。
【0071】
(11)次いで、第2の補強板60を剥離し、図1に示すような、本発明の面発光レーザ100が完成する。
【0072】
上述の製造方法は、スタンパ40を利用して一体的にレンズ形状部54とコンタクトホール70を形成することができるため、フォトリソグラフィー法により、レンズ形状部54とコンタクトホール70を形成することに比べて、簡単であり、製造に要する時間を大幅に短縮することができる。また、スタンパ40は、一度作成すれば、再度繰り返して使用することができるため、製造コストを削減することができ、経済的である。
【0073】
上記実施の形態において、スタンパ40は、紫外線に対して透明であるものであったが、これに限定されず、紫外線に対して透明でない材質、たとえば金属からなってもよい。スタンパ40が金属からなる場合には、電鋳を用いてスタンパ40を製造することができる。すなわち、マザー型14にニッケルなどの金属を電鋳により電着させ、マザー型14を金属から取り除くと金属製のスタンパ40が得られるという手法である。電鋳を用いたスタンパ40の製造は、簡便にスタンパ40を製造することができるという利点を有している。
【0074】
また、スタンパ40を作製する際、マザー型14を用いずに、直接にスタンパ40を作製してもよい。すなわち、ウエットエッチング法を用いて、スタンパ40の凹部34および凸部36を形成することもできる。この場合には、スタンパ40の材質としては、樹脂の他に、金属、半導体基板(たとえばシリコン)、石英、ガラスなどを用いることができる。
【0075】
スタンパ40が金属や半導体のように紫外線を透過することが困難な材質からなる場合には、樹脂の液状物は、紫外線硬化型の樹脂を適用することはできないが、熱硬化性の樹脂、たとえば、上述した熱硬化型のポリイミド系樹脂の前駆体を使用すれば、上記実施の形態と同様の作用効果を得られる。
【0076】
また、本発明の面発光レーザは、上記実施の形態の共振器の構造には限定されない。
【0077】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる面発光レーザを模式的に示す断面図である。
【図2】マザー型の製造工程を示した模式図である。
【図3】マザー型を利用してスタンパを製造する工程を示した模式図である。
【図4】本発明の実施の形態にかかる面発光レーザの製造工程を示した模式図である。
【図5】本発明の実施の形態にかかる面発光レーザの製造工程を示した模式図である。
【図6】本発明の実施の形態にかかる面発光レーザの製造工程を示した模式図である。
【図7】本発明の実施の形態にかかる面発光レーザの製造工程を示した模式図である。
【符号の説明】
10 シリコン基板
11 凸形状部
12 ホール
14 マザー型
20 第1の補強板
24 紫外線
30 液状の紫外線硬化型樹脂
32 中間盤
32a 鋳型面
34 凹部
36 凸部
40 スタンパ
50 樹脂の液状物
52 樹脂層
54 レンズ形状部
60 第2の補強板
70 コンタクトホール
101 柱状部
102 コンタクト層
103 上部DBRミラー
104 下部DBRミラー
105 量子井戸活性層
106 上部電極
107 下部電極
108 絶縁層
109 基板
120 半導体堆積体
R1 第1のレジスト層
R2 第2のレジスト層
R3 第3のレジスト層
R4 第4のレジスト層

Claims (2)

  1. 以下の工程(a)および(b)を含む面発光型半導体レーザの製造方法。
    (a)半導体基板上に、複数の半導体層を堆積して、共振器を含む半導体堆積体を形成する工程、および
    (b)レンズ形状部の反転形状部と、コンタクトホールの反転形状部とを有するスタンパを用いて樹脂層を形成する工程であって、
    前記レンズ形状部の反転形状部が前記半導体堆積体の共振器上に位置し、前記コンタクトホールの反転形状部が、コンタクトホールの形成領域に位置するように、前記スタンパを位置合わせした状態で、前記半導体堆積体と前記スタンパとの間に樹脂の液状物を介在させ、該樹脂の液状物を硬化させて樹脂層を形成し、前記共振器の上に位置する前記樹脂層の表面部にレンズ形状部を形成するとともに前記コンタクトホールを形成する工程。
  2. 請求項において
    前記スタンパは、その型面と前記樹脂層との密着性が前記樹脂層と前記半導体堆積体との密着性よりも低くなるような表面処理が施されている、面発光型半導体レーザの製造方法。
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