JP3603317B2 - リクライニング装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の目的】
【0002】
【産業上の利用分野】
本発明は、リクライニング装置に関するものである。
【0003】
【従来の技術】
従来、この種のリクライニング装置としては、実開平1−169149号公報に示されるものが知られている。これは、ロアアーム,ロアアーム対して回動自在なラチエツト,ロアアームに摺動自在に支持され摺動動作によつてラチエツトと噛合及び噛合解除されるポール,ロアアームに回転自在に支持され回転動作によつてポールと当接又は当接解除されるカム部材及びポール及びカム部材に連係された操作部材を有するものであつて、操作部材の操作によりポールとカム部材とを当接させると共にポールとラチエツトとを噛合させることで、ラチエツトのロアアームに対する回動を規制し、操作部材の操作によりポールとカム部材とを当接解除させると共にポールとラチエツトとの噛合が解除されることで、ラチエツトのロアアームに対する回動が許容されるものであつた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来装置では、ポールはラチエツトと噛合可能であつて且つロアアームに支持されるものでなければならことからポールの配置はラチエツトとロアアームとの間になりポールと当接可能なカム部材もラチエツトとロアアームとの間に配置されることとなる。この配置は、ラチエツトとポールとの噛合及びポールとカム部材との当接が軸方向に対して同一平面上となることから強度的にも理想的な配置となるものであるが、ラチエツトのロアアームへの支持構造やポール及びカム部材と操作部材との連係構造が複雑なものとなるものであつた。
【0005】
故に、本発明は、簡単な構造のリクライニング装置を提供することを、その技術的課題とするものである。
【0006】
【発明の構成】
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記技術的課題を解決するために本発明において講じた技術的手段は、ロアアームと、該ロアアームの一側面側に配置され前記ロアアームに固定されたヒンジ部材により前記ロアアームに回動自在に支持されたラチエツトと、前記ロアアームに形成された開口と、該開口内に摺動自在に配置され摺動動作によつて前記ラチエツトと噛合及び噛合解除されるポールと、前記ロアアームの他側面側に配置され且つ前記ロアアームに回転自在に支持され回転動作によつて前記ポールと当接及び当接解除されるカム部材と、前記ロアアームの他側面側に配置され且つ前記ロアアームに回転自在に支持され前記ポール及び前記カム部材に連係された操作部材とを有し、ロアアームには、本体部分と、該本体部分の厚み方向にずれた絞り部分と、前記本体部分と前記絞り部分との間を連結する連結部分とが備えられ、前記開口部は前記連結部分に形成されていることを特徴とする、ことである。
【0008】
【作用】
上記技術的手段によれば、ポール及びカム部材が操作部材が配置されるロアアームの他側面側に露出することとなり、ロアアームの一側面側にはラチエツトが存在することとなる。よつて、ポール及びカム部材と操作部材とが近接し且つロアアームとラチエツトとが近接する。結果、ラチエツトのロアアームへの支持構造やポール及びカム部材と操作部材との連係構造を簡素化し得る。そして、ロアアームには厚み方向にずれた絞り部分が形成されており、開口部はこの絞り部分と本体部分との間の連結部分に形成され、カム部材はこの絞り部分内に位置して本体部分と同一平面上に配置される。これにより、ポールの厚みが最小限に抑えられ装置全体の軸方向厚みが小さく抑えられる。
【0009】
【実施例】
以下、本発明の一実施例を添付図面に基づいて説明する。
【0010】
図1に示されるように、シートクツシヨン1の後部両側には夫々ロアアーム2,3が固定されており、シートバツク4の下部両側にはラチエツト5,6が固定されている。このロアアーム2,3とラチエツト5,6とは夫々後述するブツシユ7,8を介してロアアーム2,3に対してラチエツト5,6が回動自在となるように連結されており、さらに、ロアアーム2,3とラチエツト5,6とはラチエツト5,6のロアアーム2,3に対する回動を規制状態又は許容状態とする後述の機構9,10によつて関連づけられている。
【0011】
機構9について説明する。
【0012】
図2ないし図4に示されるように、機構9は、対のポール91,カム部材92及びレリーズプレート93とを有して構成されている。
【0013】
ブツシユ7は、貫通穴71を有する筒状を呈したものであつて、ロアアーム2に形成された貫通穴21内に嵌挿されてロアアーム2の一側面22に立設されるように溶接等によつて固定されている。ラチエツト5はロアアーム2の一側面22側に配置されブツシユ7の外周に挿通されて回動自在に支持され、さらに、ブツシユ7を中心として内歯51が半抜き形成されている。ロアアーム2には径方向に延在する対の開口23がブツシユ7を中心として対称となるように形成されている。対のポール91は、この開口23内に夫々開口23の側壁に沿つて摺動自在に支持されており、摺動方向と直交する一端面には外歯91aが、他端面には摺動方向に対して傾斜した当接面91bが夫々形成され、さらに、側面にはピン91cが夫々半抜き形成されている。ブツシユ71には回転軸94が貫通穴71に挿通されて回転自在に支持されており、その両端はブツシユ71より外方に延在している。カム部材92は当接部92aが形成された菱形形状を呈するものであつて、ロアアーム2の他側面23側に配置され回転軸94の一端に一体回転するように固着されている。レリーズプレート93はロアアーム2の他側面23側に配置され回転軸94の一端に一体回転するように固着されている。このレリーズプレート93には対のカム長穴93aが形成されている。
【0014】
このように構成されたリクライニング機構9のポール9は、その厚み内において外歯91aがロアアーム2の他側面22側に配置されたラチエツト5の内歯51と噛合可能に且つ当接面91bがカム部材92の当接部92aと当接可能に開口23内に配置される。尚、ロアアーム2には厚み方向にずれた絞り部分2aが形成されており、開口部23はこの絞り部分2aと本体部分2bとの間の連結部分2cに形成され、カム部材92はこの絞り部分2a内に位置して本体部分2bと同一平面上に配置される。これにより、ポール91の厚みが最少限に抑えられ装置全体の軸方向厚みが小さく抑えられる。
【0015】
回転軸94の他端には操作レバー95が一体回転するように固着されている。
【0016】
この操作レバー95とロアアーム2との間にはスプリング96が配設されており、操作レバー95はこのスプリング96の付勢力を受けてポール91の外歯91aとラチエツト5の内歯51とが噛合し且つ外歯91aと内歯51との噛合を維持させるべくカム部材92の当接部92aとポール91の当接面91bとが当接してポール91の摺動動作が規制されるように他方向に回動付勢されている。尚、操作レバー95を設けずに、レリーズプレート93をケーブル等で直接操作するようにしてもよい。この場合、回転軸94は必ずしもカム部材92及びレリーズプレート93と共に回転するものでなくてもよい。
【0017】
ブツシユ7回りには一端がブツシユ7に係止され且つ他端がラチエツト5に係止されたスパイラルスプリング11が配設されており、このスパイラルスプリング11はポール91の外歯91aとラチエツト5の内歯51との噛合が解除された状態においてラチエツト5をロアアーム2に対して他方向(図2示半時計方向)に付勢する。又、レリーズプレート93にはフランジ部93bが形成されており、レリーズプレート93はこのフランジ部93bに連結された連動棒12を介して機構10のレリーズプレートに連結されている。機構10の構成は機構9と同様であるので省略する。
【0018】
次に作動について説明する。
【0019】
図2は、ポール91の外歯91aとラチエツト5の内歯51とが噛合してアツパアーム3のロアアーム2に対する回動が機構9,10により規制された状態を示す。
【0020】
この状態において、操作レバー95をスプリング96の付勢力に抗して操作して一方向(図1示時計方向)に回動させると、回転軸94を介してカム部材92及びレリーズプレート93が回転する。これにより、カム部材92の当接部92aとポール91の当接面91aとの当接が解除されポール91が摺動動作可能となると共にレリーズレバー93のカム長穴93aとポール91のピン91cとのカム作用によつてポール91が摺動させられ、ポール91の外歯91aとラチエツト5の内歯51との噛合が解除される。結果、機構9がラチエツト5のロアアーム2に対する回動を許容する状態となる。尚、レリーズプレート93の回転は連動棒12を介して機構10のレリーズプレートも回転させられるため、機構9と同様に機構10もラチエツト5のロアアーム2に対する回動を許容する状態となる。
【0021】
アツパアーム3がロアアーム2に対して回動が許容された状態で、操作レバー95のスプリング96の付勢力に抗した操作を解除すると、操作レバー95はスプリング96の付勢力を受けて他方向に回動し、回転軸94を介してカム部材92及びレリーズプレート93が回転する。これにより、レリーズレバー93のカム長穴93aとポール91のピン91cとのカム作用によつてポール91が摺動させられてポール91の外歯91aとラチエツト5の内歯51との噛合すると共にカム部材92の当接部92aとポール91の当接面91aとが当接してポール91の摺動動作が規制され外歯91aと内歯51との噛合が維持される。結果、機構9がラチエツト5のロアアーム2に対する回動を規制する状態となる。尚、レリーズプレート93の回転は連動棒12を介して機構10のレリーズプレートも回転させられるため、機構9と同様に機構10もラチエツト5のロアアーム2に対する回動を規制する状態となる。
【0022】
上記したように、ポール91がロアアーム2の開口21内に配置されるので、ポール91及びカム部材92がレリーズプレート93が配置されるロアアーム2の他側面23側に露出することとなり、ロアアーム2の一側面22側にはラチエツト5が存在することとなる。よつて、ポール91及びカム部材92とレリーズプレート93とが近接し且つロアアーム2とラチエツト5とが近接する。これにより、ポール91とレリーズレバー93との連係として半抜き形成されたピン91cを、カム部材92とレリーズプレート93との連係として夫々の回転支持及び操作を行う回転軸94を、ラチエツト5のロアアーム2への支持としてロアアーム2に固定されたブツシユ7を夫々利用でき、ラチエツト5のロアアーム2への支持構造やポール91及びカム部材92とレリーズプレート93との連係構造が簡素化される。特に、ピン91c及び回転軸94の利用は装置全体の軸方向厚みをより小さくすることに寄与され、ブツシユ7の利用はラチエツト5のロアアーム2に対する回動を安定化することに寄与される。
【0023】
【発明の効果】
本発明によれば、ポールをロアアームの開口内に配置したので、ポール及びカム部材が操作部材が配置されるロアアームの他側面側に露出することとなり、ロアアームの一側面側にはラチエツトが存在することとなる。これにより、ポール及びカム部材と操作部材とを近接させ且つロアアームとラチエツトとを近接させることができ、結果、ラチエツトのロアアームへの支持構造やポール及びカム部材と操作部材との連係構造を簡素化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るリクライニング装置を採用したシートの斜視図である。
【図2】本発明に係るリクライニング装置の平面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】図2の分解斜視図である。
【符号の説明】
2 ロアアーム
5 ラチエツト
23 開口
91 ポール
92 カム部材
93 レリーズプレート(操作部材)
94 ブツシユ(ヒンジ部材)

Claims (1)

  1. ロアアームと、該ロアアームの一側面側に配置され前記ロアアームに固定されたヒンジ部材により前記ロアアームに回動自在に支持されたラチエツトと、前記ロアアームに形成された開口と、該開口内に摺動自在に配置され摺動動作によつて前記ラチエツトと噛合及び噛合解除されるポールと、前記ロアアームの他側面側に配置され且つ前記ロアアームに回転自在に支持され回転動作によつて前記ポールと当接及び当接解除されるカム部材と、前記ロアアームの他側面側に配置され且つ前記ロアアームに回転自在に支持され前記ポール及び前記カム部材に連係された操作部材とを有し、ロアアームには、本体部分と、該本体部分の厚み方向にずれた絞り部分と、前記本体部分と前記絞り部分との間を連結する連結部分とが備えられ、前記開口部は前記連結部分に形成されていることを特徴とするリクライニング装置。
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