JP3603157B2 - メーキャップ化粧料 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はメーキャップ化粧料に関する。更に詳しくは、化粧持ちに優れ、のびが軽く、さっぱりとした独特の使用感を有し、特に、50℃以上の高温においても油浮きが発生しない極めて優れた高温安定性を有することを特徴とするメーキャップ化粧料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、メーキャップ化粧料は、タルク、マイカ等の体質顔料、酸化鉄等の着色顔料、油分、活性剤、香料、酸化防止剤、防腐防黴剤等の構成成分よりなるが、メーキャップ化粧料としての機能については種々の特性が必要とされてきた。
【0003】
種々の特性の中でも、特に、化粧持ちについては最も重要な機能として従来より数多くの研究がなされてきている。
【0004】
例えば、揮発性油分を配合し、化粧後にその油分が揮散することで化粧持ちをよくする方法、水中油型の乳化基剤により化粧持ちをよくする方法等があるが、化粧持ちに関しては、皮脂、汗、物理的な摩擦等の問題が複雑に影響を与えるため、完全なものは得られていない。
【0005】
一方、化粧料に配合するワックスは、油っぽさやのびの重さ等の欠点を有するため、使用感触の点で改善が望まれていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述の化粧持ちを改善するため、シリコーンワックスを配合する方法(特開平1−294612号公報)が提案されているが、経時での系の安定性に劣ることがある。また、軽い使用感を付与する目的でシリコーン油を配合する方法(特開平3−264510公報)が提案されているが、化粧持ちについては完全とは言えず経時での系の高温安定性が劣ることもある。
【0007】
そこで、本発明者らは、既に、アルキル変性シリコーン油とアルキル変性環状シリコーンワックスを組合せることにより、化粧持ちに優れ、高温安定性に優れたメーキャップ化粧料を提案しているが(特開平7−41413号公報)、アルキル変性環状シリコーンワックスは分子量が十分に大きく出来ず、50℃以上の高温に長期間保管すると、一般に「発汗」と呼ばれる油浮きが見られるという問題が発生した。
【0008】
本発明者等は上述の問題点を解決すべく鋭意研究した結果、直鎖状のアルキル変性シリコーンワックスとアルキル変性シリコーン油とを組み合わせてメーキャップ化粧料に配合すると、全く予測不可能なことに、50℃以上の高温に長期間保管しても「発汗」と呼ばれる油浮きが発生することがなく、また、色変化もない非常に優れた系の高温安定性を有し、さらに、化粧持ちに優れ、のびが軽く、かつ、さっぱりとした、今までにない独特の使用感を有するメーキャップ化粧料が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0009】
本発明は、50℃以上の高温に長期間保管しても「発汗」と呼ばれる油浮きが発生することがなく、また、色変化もない非常に優れた系の高温安定性を有すると同時に、化粧持ちに優れ、のびが軽く、かつ、さっぱりとした優れた使用感を有するメーキャップ化粧料を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明は、(A)下記一般式(1)、(2)若しくは(3)で表されるアルキル変性シリコーン油の一種または二種以上と、(B)下記一般式(4)で表される直鎖状のアルキル変性シリコーンワックスと、(C)粉末とを含有することを特徴とするメーキャップ化粧料を提供するものである。
一般式(1)
【化5】
Figure 0003603157
一般式(2)
【化6】
Figure 0003603157
一般式(3)
【化7】
Figure 0003603157
一般式(1),(2),(3)において、R 1 はC 6 13 ,C 8 17 ,C 10 21 ,C 12 25 ,C 14 29 ,C 16 33 ,C 18 35 ,C 20 41 を示し、mは1ないし2、nは0ないし1を示し、l(エル)は4ないし5を示す。
一般式(4)
【化8】
Figure 0003603157
一般式(4)において、R 2 は炭素数20〜40のアルキル基を示し、繰り返し単位で異なってもかまわない。uは3〜50の整数である。
また、本発明は、前記一般式(1)において、R 1 がC 8 17 ,C 10 21 ,C 12 25 ,C 14 29 ,C 16 33 ,C 18 35 ,C 20 41 であることを特徴とする上記のメーキャップ化粧料を提供するものである。
さらに、本発明は、前記メーキャップ化粧料が固形であることを特徴とする固形状メーキャップ化粧料を提供するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の構成について詳述する。
【0012】
本発明に用いる(A)上記一般式(1)、(2)若しくは(3)で表されるアルキル変性シリコーン油は、本発明者らが先に出願したメーキャップ化粧料(特開平7−41413号公報)において使用されるアルキル変性シリコーン油と同一のものであり、分子中にSiH基を有する下記一般式(5)、(6)若しくは(7)で表される化合物に、1−ヘキセン、1−オクテン、1−デセン、1−ドデセン、1−テトラデセン、1−ヘキサデセン、1−オクタデセン、1−エイコセン等のオレフィンを反応させるヒドロシリル化反応によって得ることができる。オレフィンとして単一鎖長のものを用いると、アルキル基の炭素鎖長に分布のないアルキル変性シリコーン油が得られ、オレフィンの混合物を用いると、アルキル鎖長に分布があるアルキル変性シリコーン油が得られる。
【0013】
一般式(5)
【化9】
Figure 0003603157
一般式(6)
【化10】
Figure 0003603157
一般式(7)
【化11】
Figure 0003603157
〔一般式(5),(6),(7)において、mは1ないし2、nは0ないし1を示し、l(エル)は4ないし5を示す。〕
【0014】
本発明に用いる上記のアルキル変性シリコーン油の粘度は5〜100mPa・sの範囲にあるが、10〜20mPa・sにあるものが使用性上最も好ましい。
【0015】
上記アルキル変性シリコーン油は任意の1種または2種以上を配合することができ、その配合量は、メーキャップ化粧料の形態によって異なるが、通常1〜80重量%の範囲で配合可能である。のびが軽く、さっぱりとした使用感触をより優れたものとするためには、5重量%以上配合することが好ましい。
【0016】
本発明に用いる直鎖状のアルキル変性シリコーンワックスは、上記一般式(4)で表されるものであり、分子中にSiH基を有する下記一般式(8)にて表される化合物にオレフィン等を付加反応させるヒドロシリル化反応によって得ることが出来る。
一般式(8)
【化12】
Figure 0003603157
〔uは3〜50の整数である。〕
【0017】
本発明においては、上記アルキル変性シリコーンワックスは、化粧持ち効果及び高温安定性の点から、融点が60℃以上であることが好ましい。
【0018】
上記アルキル変性シリコーンワックスは任意の1種または2種以上を配合することができ、その配合量は、メーキャップ化粧料の形態によって異なるが、通常1〜60重量%の範囲で配合可能である。優れた化粧持ちの向上をはかるためには、5重量%以上配合することが好ましい。
【0019】
本発明のメーキャップ化粧料は、上記必須成分に加えて、目的とするメーキャップ化粧料の剤形に応じて、通常、化粧料に用いる他の成分を配合して常法により製造することが出来る。配合可能な粉末成分としては、例えば、タルク、白雲母、合成雲母、金雲母、紅雲母、黒雲母、リチア雲母、セリサイト、パーミキュライト、カオリン、二酸化チタン、酸化チタン被覆雲母、酸化チタン被覆タルク、酸化チタン被覆オキシ塩化ビスマス、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔、着色酸化チタン被覆雲母等のパール顔料、アルミニウムパウダー、カッパーパウダー等の金属粉末顔料、酸化鉄(ベンガラ)、チタン酸鉄の無機赤色顔料、γ−酸化鉄等の無機褐色系顔料、黄酸化鉄、黄土等の無機黄色系顔料、黒酸化鉄、カーボンブラック等の無機黒色系顔料、マンゴバイオレット、コバルトバイオレット等の無機紫系顔料、酸化クロム、水酸化クロム、チタン酸コバルト等の無機緑色系顔料、群青、紺青等の無機青色系顔料、亜鉛華、ベントナイト、硫酸バリウム、金属石鹸、珪ソウ土、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸ストロンチウム、タングステン酸金属塩、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化クロム、水酸化クロム、カーボンブラック、アルミナ、ヒドロキシアパタイト、窒化ホウ素、シリカ、ナイロンパウダー、ゼオライト、ベンゾグアナミンパウダー、四弗化エチレンパウダー、ポリアミドパウダー、ポリエステルパウダー、ポリエチレンパウダー、ポリプロピレンパウダー、ポリスチレンパウダー、セルロースパウダー、赤色201号、赤色202号、赤色204号、赤色205号、赤色220号、赤色226号、赤色228号、赤色405号、橙色203号、橙色204号、黄色205号、黄色401号及び青色404号等の有機顔料、赤色3号、赤色104号、赤色106号、赤色227号、赤色230号、赤色401号、赤色505号、橙色205号、黄色4号、黄色5号、黄色202号、黄色203号、緑色3号及び青色1号のジルコニウム、バリウム、又はアルミニウムレーキ等の有機顔料、クロロフィル、β−カロチン等の天然色素等が挙げられる。また、配合可能な油分としては、スクワラン、流動パラフィン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス、オゾケライト、セレシン、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、イソステアリン酸、セチルアルコール、ヘキサデシルアルコール、オレイルアルコール、セチル−2−エチルヘキサノエート、2−エチルヘキシルパルミテート、2−オクチルドデシルミリステート、2−オクチルドデシルガムエステル、ネオペンチルグリコール─2−エチルヘキサネート、トリイソオクタン酸グリセライド、2−オクチルドデシルオレエート、イソプロピルミリステート、トリイソステアリン酸グリセライド、トリヤシ油脂肪酸グリセライド、オリーブ油、アボガド油、ミツロウ、ミリスチルミリステート、ミンク油、ラノリン、ジメチルポリシロキサン、環状ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、シリコーンレジン、ポリエーテル変性シリコーン、アミノ変性シリコーン等の各種炭化水素、高級脂肪酸、油脂類、エステル類、高級アルコール、ロウ類、シリコーンオイル等が挙げられる。その他、界面活性剤、保湿剤、低級アルコール、増粘剤、紫外線吸収剤、香料、酸化防止剤、防腐防黴剤を本発明の効果を損なわない質的量的範囲内で配合することができる。
【0020】
【実施例】
次に、本発明を実施例及び比較例を挙げてさらに具体的に説明する。本発明は、これらの実施例のみに限定されるものではない。配合量は重量%である。
【0021】
「実施例1 口紅」
Figure 0003603157
(製法)
(1)〜(5)および(9)を加熱溶解し、(6)〜(8)を分散後脱気する。その混合物を所定の金型に充填冷却し口紅を得た。
(注1)下記化学式にて表される化合物で、融点は75℃である。
【化13】
Figure 0003603157
(注2)下記化学式にて表される化合物。
【化14】
Figure 0003603157
【0022】
「比較例1 口紅」
Figure 0003603157
(製法)
実施例1と同様の方法にて比較例1の口紅を得た。
(注3)下記化学式にて表される化合物で融点は73℃である。
【化15】
Figure 0003603157
(注4)下記化学式にて表される化合物であり、実施例1と同じアルキル変性シリコーン油である。
【化16】
Figure 0003603157
【0023】
「比較例2 口紅」
Figure 0003603157
(製法) 実施例1と同様の方法にて比較例2の口紅を得た。
(注5)下記化学式にて表される化合物であり、融点は38℃である。
【化17】
Figure 0003603157
(注6)下記化学式にて表される化合物であり、実施例1と同じアルキル変性シリコーン油である。
【化18】
Figure 0003603157
【0024】
「比較例3 口紅」
Figure 0003603157
(製法)
実施例1と同様の方法にて比較例3の口紅を得た。
【0025】
実施例1と比較例1、2、3で得られた口紅を、油浮きと色変化についての高温安定性試験及び使用性についての官能試験を行い、その結果を「表1」に示した。
【0026】
「評価方法及び評価基準」
〔高温安定性試験〕
各口紅10個を、55℃、一ヵ月間保存し、油浮き及び色変化について、目視により観察した。尚、評価基準は下記に従った。
<油浮き>
○:全く変化なし。
△:わずかに油のしみ出しが見られる。
×:油のしみ出しが見られる。
<色の変化>
○:全く変化なし。
△:わずかであるが、色むら、色の分離がみられる。
×:明らかに、色むら、色の分離がみられる。
〔使用性試験〕
女性専門パネル20名による実使用試験を行い、使用性(化粧持ち、のびの軽さ、さっぱりさ、つや)を官能により評価した。尚、評価基準は下記に従った。
◎:15〜20名が使用性良好と判定。
○:10〜14名が使用性良好と判定。
△:5〜9名が使用性良好と判定。
×:0〜4名が使用性良好と判定。
【0027】
【表1】
Figure 0003603157
【0028】
「表1」より明らかなように、本発明の実施例1の口紅は、油浮きが全く見られず、色変化もなく、かつ、化粧持ち、のびの軽さ、肌へのさっぱりさ、つや等の使用性において優れていることが分かる。
【0029】
「実施例2 固形ファンデーション」
Figure 0003603157
(製法)
(1)〜(5)を混合し、他方(6)〜(12)を80℃で加熱溶解して上記(1)〜(5)の粉末に吹きつけ、さらに混合する。ついで、粉砕、篩処理して圧縮成型により中皿に成型し、固形ファンデーションを得た。
(注7)下記化学式で表される化合物。
【化19】
Figure 0003603157
(注8)下記化学式で表される化合物。
【化20】
Figure 0003603157
(注9)下記化学式で表される化合物であり、融点は63℃である。
【化21】
Figure 0003603157
【0030】
「比較例4 固形ファンデーション」
(1)二酸化チタン 10.0
(2)タルク 30.0
(3)ナイロンパウダー 5.0
(4)マイカ 34.0
(5)酸化鉄 5.0
(6)流動パラフィン 10.0
(7)固形パラフィン 5.0
(8)ソルビタンセスキオレート 1.0
(9)パラベン 適 量
(10)酸化防止剤 適 量
(11)香料 適 量
(製法)
実施例2と同様の方法にて比較例4の固形ファンデーションを得た。
【0031】
「比較例5 固形ファンデーション」
(1)二酸化チタン 10.0
(2)タルク 30.0
(3)ナイロンパウダー 5.0
(4)マイカ 34.0
(5)酸化鉄 5.0
(6)アルキル変性シリコーン油(注10) 5.0
(7)アルキル変性シリコーン油(注11) 5.0
(8)固形パラフィン 5.0
(9)ソルビタンセスキオレート 1.0
(10)パラベン 適 量
(11)酸化防止剤 適 量
(12)香料 適 量
(製法)
実施例2と同様の方法にて比較例5の固形ファンデーションを得た。
(注10)下記一般式で表される化合物であり、実施例2と同じアルキル変性シリコーン油である。
【化22】
Figure 0003603157
(注11)下記一般式で表される化合物であり、実施例2と同じアルキル変性シリコーン油である。
【化23】
Figure 0003603157
【0032】
「比較例6 固形ファンデーション」
Figure 0003603157
(製法)
実施例2と同様に比較例5を得た。
(注12)下記化学式にて表される化合物であり、融点は63℃である。
【化24】
Figure 0003603157
【0033】
実施例2と比較例3〜5で得られた固形ファンデーションについて、実施例1と同様の方法及び評価基準にて、油浮きと色変化についての高温安定性試験、及び、さっぱりさ、のびの軽さ、化粧持ちについて使用性の官能試験を行い、その結果を「表2」に示した。
【0034】
【表2】
Figure 0003603157
【0035】
「表2」より明らかなように、本発明の実施例2の固形ファンデーションは、油浮きが全く見られず、色変化もなく、かつ、化粧持ち、のびの軽さ、肌へのさっぱり等の使用性において優れていることが分かる。
【0036】
「実施例3 アイシャドー」
Figure 0003603157
(製法)
実施例2と同様にしてアイシャドーを得た。
(注13)下記化学式で表される化合物。
【化25】
Figure 0003603157
(注14)下記化学式で表される化合物であり、融点は75℃である。
【化26】
Figure 0003603157
【0037】
実施例3のアイシャドーは、油浮き及び色変化についての高温安定性を有し、かつ、化粧持ち、のびの軽さ、さっぱりさ等の使用性が優れたものであった。
【0038】
「実施例4 油性ファンデーション」
Figure 0003603157
(製法)
(5)〜(9)を90℃で加熱したものに、(1)〜(4)をあらかじめ混合した粉末部を添加し、ホモミキサーで撹拌混合した後、脱気,充填,冷却して油性ファンデーションを得た。
【0039】
実施例4の油性ファンデーションは、油浮き及び色変化についての高温安定性を有し、かつ、化粧持ち、のびの軽さ、肌へのさっぱりさ等の使用性が優れたものであった。
【0040】
「実施例5 両用ファンデーション」
Figure 0003603157
(製法)
実施例2と同様にして両用ファンデーションを得た。
【0041】
実施例5の両用ファンデーションは、実施例2と同様に、油浮き及び色変化についての高温安定性を有し、かつ、化粧持ち、のびの軽さ、肌へのさっぱりさ等の使用性が優れたものであった。
【0042】
「実施例6 油性サンケアスティック」
Figure 0003603157
(製法)
実施例1と同様にして油性サンケアスティックを得た。
【0043】
実施例6の油性サンケアスティックは、油浮き及び色変化の高温安定性を有し、かつ、化粧持ち、のびの軽さ、肌へのさっぱりさ等の使用性が優れたものであった。
【0044】
「実施例7 固形乳化ファンデーション」
Figure 0003603157
(製法)
(1)〜(8)を90℃で加熱してホモミキサーで撹拌混合したものに、(9)〜(11)をあらかじめ混合した水相を添加し、ホモミキサーで乳化した後、脱気,充填,冷却して固形乳化ファンデーションを得た。
【0045】
実施例7の固形乳化ファンデーションは、油浮き及び色変化の高温安定性を有し、かつ、化粧持ち、のびの軽さ、肌へのさっぱりさ等の使用性が優れたものであった。
【0046】
【発明の効果】
本発明によれば、50℃以上の高温に長期間保管しても「発汗」と呼ばれる油浮きが発生することがなく、また、色変化がない非常に優れた系の高温安定性を有すると同時に、化粧持ちに優れ、のびが軽く、かつ、さっぱりとした使用感を有するメーキャップ化粧料が提供できる。

Claims (3)

  1. (A)下記一般式(1)、(2)若しくは(3)で表されるアルキル変性シリコーン油の一種または二種以上と、(B)下記一般式(4)で表される直鎖状のアルキル変性シリコーンワックスと、(C)粉末とを含有することを特徴とするメーキャップ化粧料。
    一般式(1)
    Figure 0003603157
    一般式(2)
    Figure 0003603157
    一般式(3)
    Figure 0003603157
    一般式(1),(2),(3)において、R 1 はC 6 13 ,C 8 17 ,C 10 21 ,C 12 25 ,C 14 29 ,C 16 33 ,C 18 35 ,C 20 41 を示し、mは1ないし2、nは0ないし1を示し、l(エル)は4ないし5を示す。
    一般式(4)
    Figure 0003603157
    一般式(4)において、R 2 は炭素数20〜40のアルキル基を示し、繰り返し単位で異なってもかまわない。uは3〜50の整数である。
  2. 前記一般式(1)において、R 1 がC 8 17 ,C 10 21 ,C 12 25 ,C 14 29 ,C 16 33 ,C 18 35 ,C 20 41 であることを特徴とする請求項1記載のメーキャップ化粧料。
  3. 請求項1または2記載のメーキャップ化粧料が固形であることを特徴とする固形状メーキャップ化粧料。
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