JP3602978B2 - 水没検知パワーウインド装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、水没検知パワーウインド装置に係わり、特に、ウインドロック回路を設けた運転席側ウインド操作ユニットに水没時を検知する水没検知部を配置し、水没検知部の水没検知時にウインドロック回路のロック状態を解き、ウインド開スイッチの操作により対応するウインドを開くことを可能にした水没検知パワーウインド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、運転席側ウインド操作ユニットと少なくとも1つの他席側ウインド操作ユニットとを有するパワーウインド装置においては、運転席側ウインド操作ユニットにウインドロック回路を設け、運転者がウインドロック回路のロックスイッチを操作したとき、他席側ウインド操作ユニットのウインド開スイッチまたはウインド閉スイッチを操作しても、対応するウインドの開閉動作をすることができないように構成したパワーウインド装置が知られている。
【0003】
図3は、かかる既知のパワーウインド装置の構成の一例を示す回路図である。
【0004】
なお、図3において、説明を簡単にするために、運転席側ウインド操作ユニットはウインドロック回路と制御部だけを、他席側ウインド操作ユニットは助手席側ウインド操作ユニットの回路だけをそれぞれ示し、それ以外のウインド操作ユニットの回路は図示を省略している。
【0005】
図3に示されるように、既知のパワーウインド装置は、運転席側ウインド操作ユニット31と助手席側ウインド操作ユニット32とを備える。
【0006】
運転席側ウインド操作ユニット31は、ウインドロック回路33と制御部(CPU)34とウインドロックスイッチ35とからなる。また、助手席側ウインド操作ユニット32は、ウインド開スイッチ36Dと、ウインド閉スイッチ36Uと、ウインド開リレー37Dと、ウインド閉リレー37Uと、開リレーコイル38Dと、閉リレーコイル38Uと、開リレー接点39Dと、閉リレー接点39Uと、ウインド開閉モーター40と、ウインド開動作用トランジスタ41D、42Dと、ウインド閉動作用トランジスタ41U、42Uと、第1乃至第5ダイオード43乃至43と、第1乃至第4抵抗44乃至44と、電源供給端子45と、制御部46とを備え、それらが図3に図示のように接続されている。この場合、ウインド開スイッチ36D及びウインド閉スイッチ36Uは、操作されないときに可動接点が図示の実線に示すように接地接続された固定接点側に切替えられており、ウインド開リレー37D及びウインド閉リレー37Uは、開リレーコイル38D及び閉リレーコイル38Uが駆動されないとき、開リレー接点39D及び閉リレー接点39Uの各可動接点が図示の実線に示すように接地接続された固定接点側に切替えられている。
【0007】
また、ウインドロック回路33は、第1乃至第3トランジスタ47、47、47と、第1乃至第5抵抗48、48、48、48、48と、電源出力端子49と、電源供給端子50とを備え、それらが図3に図示のように接続されている。制御部34は、第5抵抗48を通して第3トランジスタ47のベースに接続され、1回路2接点のウインドロックスイッチ35を通して接地接続される。
【0008】
前記構成による既知のパワーウインド装置は、概略、次のように動作する。
【0009】
ウインドロック回路33は、ウインドロックスイッチ35の可動接点が開いているとき、すなわち、ウインドロックスイッチ35の非操作時に、第3トランジスタ47に正電圧が供給され、第3トランジスタ47がオンになって、ダーリントン接続された第1及び第2トランジスタ47 47 もオンになる。電圧供給端子50に供給された電源電圧はオン状態の第1及び第2トランジスタ47、47を通して電源出力端子49に供給され、電源出力端子49から伝送線(バスライン)を通して助手席側ウインド操作ユニット32の電源供給端子45に供給される。
【0010】
一方、ウインドロック回路33は、運転者によってウインドロックスイッチ35が操作され、可動接点が閉じると、第3トランジスタ47に接地電圧のウインドロック制御信号が供給され、第3トランジスタ47がオフになって、ダーリントン接続された第1及び第2トランジスタ47 47 もオフになる。電圧供給端子50に供給された電源電圧はオフ状態の第1及び第2トランジスタ47、47で阻止され、電源出力端子49に供給されず、助手席側ウインド操作ユニット32の電源供給端子45にも供給されなくなる。
【0011】
助手席側ウインド操作ユニット32は、電源供給端子45に電源電圧が供給されている際に、ウインド開スイッチ36Dを操作すると、その可動接点が図示の点線で示されるように切替えられ、電源供給端子45の電源電圧は、ウインド開スイッチ36D、第3ダイオード43、開リレーコイル38D、第4ダイオード43、ウインド閉スイッチ36Uを通して接地点に流れ、開リレーコイル38Dが駆動される。このとき、開リレー接点39Dの可動接点が図示の点線で示されるように切替えられ、ウインド開閉モーター40間に電源電圧が印加され、ウインド開閉モーター40が一方方向に回転し、ウインド開閉モーター40に連結された助手席側ウインドが開かれる。この助手席側ウインドの開動作は、ウインド開スイッチ36Dの操作が停止するまで行われる。
【0012】
また、助手席側ウインド操作ユニット32のウインド閉スイッチ36Uを操作すると、その可動接点が図示の点線で示されるように切替えられ、電源供給端子45の電源電圧は、ウインド閉スイッチ36U、第5ダイオード43、閉リレーコイル38U、ウインド開スイッチ36Dを通して接地点に流れ、閉リレーコイル38Uが駆動される。このとき、閉リレー接点39Uの可動接点が図示の点線で示されるように切替えられ、ウインド開閉モーター40間に電源電圧が印加され、ウインド開閉モーター40が他方方向に回転し、ウインド開閉モーター40に連結された助手席側ウインドが閉じる。この助手席側ウインドの閉動作は、ウインド閉スイッチ36Uの操作が停止するまで行われる。
【0013】
次いで、運転席側ウインド操作ユニット31における図示されていない助手席用開閉スイッチが開側に操作されると、助手席用開スイッチの操作状態は運転席側ウインド操作ユニット31の制御部34からバスライン(記号なし)を通して助手席側ウインド操作ユニット32の制御部46に伝達され、制御部46からウインド開動作用トランジスタ41Dのベースに開動作制御信号が供給される。このとき、ウインド開動作用トランジスタ42D及びウインド開動作用トランジスタ41Dがオンになり、電源供給端子45の電源電圧は、オンになった開動作用トランジスタ42D、第1ダイオード43、開リレーコイル38D、第4ダイオード43、ウインド開スイッチ36Uを通して接地点に流れ、開リレーコイル38Dが駆動される。このときも、開リレー接点39Dの可動接点が図示の点線で示されるように切替えられ、ウインド開閉モーター40間に電源電圧が印加され、ウインド開閉モーター40が一方方向に回転し、助手席側ウインドが開かれる。
【0014】
同じように、助手席用開閉スイッチが閉側に操作されると、その動作状態が制御部34から制御部46に伝達され、制御部46からウインド閉動作用トランジスタ41Uのベースに閉動作制御信号が供給される。このとき、ウインド閉動作用トランジスタ42U及びウインド閉動作用トランジスタ41Uがオンになり、電源供給端子45の電源電圧は、ウインド閉動作用トランジスタ42U、第2ダイオード43、閉リレーコイル38U、ウインド開スイッチ36Dを通して接地点に流れ、閉リレーコイル38Uが駆動される。このとき、閉リレー接点39Uの可動接点が図示の点線で示されるように切替えられ、ウインド開閉モーター40は電源電圧が印加されて他方方向に回転し、助手席側ウインドが閉じる。
【0015】
ここで、運転者によってウインドロックスイッチ35が操作され、前述のように電源供給端子45への電源電圧の供給が阻止されると、ウインド開スイッチ36D及びウインド閉スイッチ36Uへの電源電圧の供給、ウインド開閉モーター40への電源電圧の供給、ウインド開動作用トランジスタ42D及びウインド閉動作用トランジスタ42Uへの電源電圧の供給がそれぞれ断たれるので、ウインド開スイッチ36Dやウインド閉スイッチ36Uを操作しても、ウインド開閉モーター40が回転駆動されず、助手席側ウインドの開閉が行なわれない。
【0016】
なお、前記動作の説明は、助手席側ウインド操作ユニット32に対するものであるが、それ以外のウインド操作ユニット、例えば後部右席側ウインド操作ユニットまたは後部左席側ウインド操作ユニットであっても同じ動作が行われる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
前記既知のパワーウインド装置は、運転席側ウインド操作ユニット31のウインドロック回路33がロック状態に設定されている場合、助手席側ウインド操作ユニット32及び後部席側ウインド操作ユニットは、電源供給端子45への電源電圧の供給を断っているので、運転者によってウインドロック回路33のロック状態が解かれない限り、自席側ウインド操作ユニットのウインド開スイッチ36Dを操作しても、自席側ウインドを開けないという問題がある。
【0018】
とりわけ、自動車が水没状態に陥った場合、運転者を始めとして各搭乗者がパニック状態にあるため、運転者によってウインドロック回路33のロック状態を解くことが思い付かなかったとき、各搭乗者の自動車からの脱出が遅れてしまう可能性が高くなる。
【0019】
本発明は、このような技術的背景に鑑みてなされたもので、その目的は、自動車の水没を水没検知器によって検知した場合、自動的にウインドロック回路のロック状態を解き、自席側ウインド操作ユニットのウインド開スイッチの操作を可能にした水没検知パワーウインド装置を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明による水没検知パワーウインド装置は、手動操作されるウインド開スイッチ及びウインド閉スイッチと、ウインド開スイッチの操作時に一方方向に回転して対応するウインドを開き、ウインド閉スイッチの操作時に他方方向に回転してウインドを閉じるモーターとを備えた運転席側ウインド操作ユニット及び少なくとも1つの他席側ウインド操作ユニットを配置するとともに、他席側ウインドのロックを可能にするウインドロック回路及び水没検知器を運転席側ウインド操作ユニットに備え、ウインドロック回路は、水没検知器で水没を検知した際にウインドロック状態が解かれる構成を備えている。
【0021】
本発明の具体例において、水没検知パワーウインド装置は、運転席側ウインド操作ユニット及び少なくとも1つのウインド操作ユニットがウインドロック状態を解かれたとき、モーターの両端に電源電圧が供給され、かつ、その後にウインド開スイッチの操作により対応するウインドを開くことを可能にする構成を備えている。
【0022】
本発明の適用例において、水没検知パワーウインド装置は、少なくとも1つのウインド操作ユニットが助手席側ウインド操作ユニット及び/または後部座席側ウインド操作ユニットである構成を備えている。
【0023】
これらの構成によれば、運転席側ウインド操作ユニット内に水没検知器を設け、自動車内に浸水を生じたとき、ウインドロック回路の水没検知器がその浸水状態を検知すると、水没検知器から得られる水没検知信号によってウインドロック回路のウインドロック状態が自動的に解かれ、ウインドロック回路を通して運転席側ウインド操作ユニット及び少なくとも1つのウインド操作ユニットのモーターの両端に電源電圧が供給されるようになる。この時点に、運転席側ウインド操作ユニット及び少なくとも1つのウインド操作ユニットのウインド開スイッチを操作したとき、そのウインド開スイッチの操作に対応してモーターが一方方向に回転し、モーターの一方方向への回転によってモーターに結合されたウインドを開くことができ、搭乗者の自動車内からの脱出の遅れを未然に防ぐことができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0025】
図1は、本発明による水没検知パワーウインド装置の第1の実施の形態の要部構成を示す回路図である。
【0026】
なお、図1においては、説明を簡単にするために、運転席側ウインド操作ユニット1については本件発明に直接関連する回路部分だけを示し、他席側ウインド操作ユニットについては助手席側ウインド操作ユニットだけを示し、右後部席側ウインド操作ユニットと左後部席側ウインド操作ユニットについては図示を省略している。
【0027】
運転席側ウインド操作ユニット1は、ウインドロック回路3と、制御部(CPU)4と、ウインドロックスイッチ5と、スイッチ操作部6と、電圧変換回路7と、電源出力端子21とを備え、これらの構成要素は図1に図示されるように接続されている。なお、ウインドロックスイッチ5は、操作されない(非ロック状態にある)とき、可動接点が図1に図示された実線で示すように開いた状態になっている。
【0028】
また、助手席側ウインド操作ユニット2は、ウインド開スイッチ8Dと、ウインド閉スイッチ8Uと、ウインド開リレー9Dと、ウインド閉リレー9Uと、開リレーコイル10Dと、閉リレーコイル10Uと、開リレー接点11Dと、閉リレー接点11Uと、ウインド開閉モーター12と、ウインド開動作用トランジスタ13D、14Dと、ウインド閉動作用トランジスタ13U、14Uと、水没検知用トランジスタ15と、一対の平行立設ピンからなる水没検知器16と、第1乃至第8ダイオード17乃至17と、第1乃至第10抵抗18乃至1810と、ウインド開信号供給端子19Dと、ウインド閉信号供給端子19Uと、電源供給端子20とを備え、これらの構成要素は図1に図示されるように接続されている。
【0029】
この場合、ウインド開スイッチ8D及びウインド閉スイッチ8Uは、それぞれ操作されないときに、可動接点が図1に図示された実線で示すように接地接続された固定接点側に切替わっている。ウインド開リレー9D及びウインド閉リレー9Uは、対応する開リレーコイル10D及び閉リレーコイル10Uが駆動されないときに、開リレー接点11D及び閉リレー接点11Uの各可動接点が図1に図示の実線で示すように接地接続された固定接点側に切替わっている。
【0030】
さらに、ウインドロック回路3は、第1乃至第3トランジスタ22乃至22と、一対の平行立設ピンからなる水没検知器23と、第1乃至第5抵抗24 乃至24 とを備え、これらの構成要素は図1に図示されるように接続されている。
【0031】
前記構成を有する第1の実施の形態の水没検知パワーウインド装置の動作について説明する。
【0032】
始めに、自動車が通常の状態(水没していない状態)にあるときの動作について説明すると、次の通りである。
【0033】
ウインドロック回路3は、ウインドロックスイッチ5が操作されず、その可動接点が開いた状態(非ロック状態)にあるとき、制御部4がその状態を検知して第5抵抗24を通して第3トランジスタ22のベースに正電圧の非ウインドロック信号を供給する。このとき、第3トランジスタ22はオンになり、ダーリントン接続された第1トランジスタ22及び第2トランジスタ22もオンになって、電源供給端子に供給される電源電圧(B+)がオンしている第1トランジスタ22及び第2トランジスタ22を通して電源出力端子21に供給される。その後、電源出力端子21の電源電圧(B+)は伝送線を通して助手席側ウインド操作ユニット2の電源供給端子20に供給される。
【0034】
一方、ウインドロック回路3は、運転者によりロックスイッチ5が操作され、可動接点が閉じた状態(ロック状態)になると、制御部4がその状態を検知して第5抵抗24を通して第3トランジスタ22のベースに接地電圧のウインドロック信号を供給する。このとき、第3トランジスタ22はオフになり、ダーリントン接続された第1トランジスタ22及び第2トランジスタ22もオフになって、電源供給端子に供給される電源電圧(B+)がオフである第1トランジスタ22及び第2トランジスタ22で阻止され、電源出力端子21に供給されなくなる。これと同時に、電源電圧(B+)は助手席側ウインド操作ユニット2の電源供給端子20にも供給されなくなる。
【0035】
助手席側ウインド操作ユニット2は、電源供給端子20に電源電圧(B+)が供給されているとき、すなわち、ウインドロック回路3がロック状態に設定されていないときに、助手席搭乗者が助手席側ウインド操作ユニット2のウインド開スイッチ8Dを操作すると、その可動接点が図1に図示の点線で示される位置に切替わる。このとき、電源供給端子20に供給された電源電圧(B+)は、ウインド開スイッチ8D、第7ダイオード17、開リレーコイル10D、第4ダイオード17、ウインド閉スイッチ8Uを通して接地点に流れ、開リレーコイル10Dが駆動されて、開リレー接点11Dの可動接点が図1に図示の点線で示される位置に切替わり、ウインド開閉モーター12間に電源電圧(B+)が印加される。これにより、ウインド開閉モーター12が一方方向に回転し、助手席側ウインドを開く。
【0036】
また、助手席搭乗者が助手席側ウインド操作ユニット2のウインド閉スイッチ8Uを操作すると、その可動接点が図1に図示の点線で示される位置に切替わり、電源供給端子20に供給された電源電圧(B+)は、ウインド閉スイッチ8U、第5ダイオード17、閉リレーコイル10U、第3ダイオード17、ウインド開スイッチ8Dを通して接地点に流れ、閉リレーコイル10Uが駆動される。閉リレーコイル10Uの駆動で、閉リレー接点11Uの可動接点が図1に図示の点線で示される位置に切替えられ、ウインド開閉モーター12間に電源電圧(B+)が印加される。これにより、ウインド開閉モーター12が他方方向に回転し、助手席側ウインドを閉じる。
【0037】
さらに、電源供給端子20に電源電圧(B+)が供給されているときに、運転者が運転席側ウインド操作ユニット1のスイッチ操作部6の中の助手席用ウインド開閉スイッチを開方向に操作すると、制御部4がこの操作状態を検知して助手席側ウインド開信号を発生する。助手席側ウインド開信号は、制御部4から制御線(バスライン)を通して助手席側ウインド操作ユニット2のウインド開信号供給端子19Dに伝送される。助手席側ウインド操作ユニット2は、ウインド開信号の供給でウインド開動作用トランジスタ14Dがオンになり、同時にウインド開動作用トランジスタ13Dもオンになる。このとき、電源供給端子に供給された電源電圧(B+)は、オンしているウインド開動作用トランジスタ13D、第1ダイオード17、開リレーコイル10D、第4ダイオード17、ウインド閉スイッチ8Uを通して接地点に流れ、開リレーコイル10Dが駆動されて、開リレー接点11Dの可動接点が図1に図示の点線で示される位置に切替わり、ウインド開閉モーター12間に電源電圧(B+)が印加される。これにより、ウインド開閉モーター12が一方方向に回転し、助手席側ウインドを開く。
【0038】
一方、電源供給端子20に電源電圧(B+)が供給されているときに、スイッチ操作部6の中の助手席用ウインド開閉スイッチを閉方向に操作すると、制御部4がこの操作状態を検知して助手席側ウインド閉信号を発生する。助手席側ウインド閉信号は、制御部4から制御線(バスライン)を通して助手席側ウインド操作ユニット2のウインド閉信号供給端子19Uに伝送される。助手席側ウインド操作ユニット2は、ウインド閉信号の供給でウインド閉動作用トランジスタ14Uとウインド閉動作用トランジスタ13Uとがオンになり、電源供給端子に供給された電源電圧(B+)は、オンしているウインド閉動作用トランジスタ13U、第2ダイオード17、閉リレーコイル10U、第3ダイオード17、ウインド開スイッチ8Dを通して接地点に流れ、閉リレーコイル10Uが駆動されて、閉リレー接点11Uの可動接点が図1に図示の点線で示される位置に切替わり、ウインド開閉モーター12間に電源電圧(B+)が印加される。これにより、ウインド開閉モーター12が他方方向に回転し、助手席側ウインドを閉じる。
【0039】
次に、何等かの原因で自動車が水中に落ち、自動車内に浸水が始まっている状態のときの動作について説明すると、次の通りである。
【0040】
自動車内への浸水が始まると、運転席側ウインド操作ユニット1及び助手席側ウインド操作ユニット2に相次いで浸水する。そして、運転席側ウインド操作ユニット1においては、ウインドロック回路3の一対の水没検知ピン(導体)23間に水が加わると、一対の水没検知ピン23間が低抵抗状態になり、水没検知ピン23に並列接続されている第3トランジスタ22のコレクタ・エミッタ間を電気的に短絡する。また、助手席側ウインド操作ユニット2においては、一対の水没検知ピン(導体)16間に水が加わると、一対の水没検知ピン間が低抵抗状態になり、水没検知トランジスタ15のベースを第10抵抗1810を通して接地点に接続する。
【0041】
運転席側ウインド操作ユニット1側の一対の水没検知ピン23間が低抵抗状態になったときに、ウインドロックスイッチ5が操作されておらず、第3トランジスタ22のベースに正電圧の非ウインドロック信号が供給され、第3トランジスタ22のオンによってそのコレクタ・エミッタ間を電気的に短絡と等価な状態になっている場合には、一対の水没検知ピン23の作動による第3トランジスタ22のコレクタ・エミッタ間の電気的な短絡の影響を殆んど受けず、助手席側ウインド操作ユニット2においては、電源供給端子20に電源電圧(B+)が供給されているときの動作と同じ動作を行なうことができるもので、助手席搭乗者が助手席側ウインド操作ユニット2のウインド開スイッチ8Dを操作すれば、助手席側ウインドを開くことができる。
【0042】
同じく、運転席側ウインド操作ユニット1側の一対の水没検知ピン23間が低抵抗状態になったときに、運転席側ウインド操作ユニット1において、ウインドロックスイッチ5が操作され、第3トランジスタ22のベースに接地電圧のウインドロック信号が供給され、第3トランジスタ22のオフによってそのコレクタ・エミッタ間が電気的に開放状態になっている場合には、一対の水没検知ピン23の作動による第3トランジスタ22のコレクタ・エミッタ間の電気的な短絡によって、オフされていた第1トランジスタ22及び第2トランジスタ22がオンになる。そして、電源供給端子に供給された電源電圧(B+)は、オンになった第1トランジスタ22及び第2トランジスタ22を通して電源出力端子21に供給され、次いで、伝送線を通して助手席側ウインド操作ユニット2の電源供給端子20に供給される。このとき、助手席搭乗者が助手席側ウインド操作ユニット2のウインド開スイッチ8Dを操作すれば、助手席側ウインドを開くことができる。
【0043】
これに対して、助手席側ウインド操作ユニット2の一対の水没検知ピン16間が低抵抗状態になった場合には、常時、ベース回路の開放によってオフされている水没検知用トランジスタ15がオンになり、電源電圧(B+)は、オンになった水没検知用トランジスタ15、第6ダイオード17を通して開リレーコイル10Dの一端に供給され、同時に、オンになった水没検知用トランジスタ15、第8ダイオード17を通して閉リレーコイル10Uの一端に供給される。このとき、助手席搭乗者が助手席側ウインド操作ユニット2のウインド開スイッチ8Dを操作すれば、開リレーコイル10Dの他端が第4ダイオード17、ウインド開スイッチ8Dの可動接点を通して接地点に接続され、開リレーコイル10Dに電流が流れるので、助手席側ウインドを開くことができ、助手席搭乗者が開いたウインドを通って脱出することができる。なお、助手席側ウインド操作ユニット2におけるこのような動作は、電源供給端子20に電源電圧(B+)が供給されている場合(ウインド非ロック状態になっている場合)、または、電源供給端子20に電源電圧(B+)が供給されていない場合(ウインドロック状態になっている場合)のいずれであっても、同じように実行できる。
【0044】
このように、第1の実施の形態のパワーウインド装置によれば、自動車が水没したときに、助手席側ウインド操作ユニット2のウインド開スイッチ8Dやウインド閉スイッチ8Uが運転席側ウインド操作ユニット1のウインドロックスイッチ5の操作によってウインドロック状態になっていたとしても、ウインドロック回路3の一対の水没検知ピン23が浸水を検知すると、自動的にウインドロック状態が解かれ、助手席側ウインド操作ユニット2の電源供給端子20に運転席側ウインド操作ユニット1のウインドロック回路3を通して電源電圧(B+)が供給され、このときウインド開スイッチ8Dを操作すると、ウインド開閉モーター12が一方方向に回転して助手席側ウインドが開くので、助手席搭乗者は開いたウインドから迅速に脱出することが可能になる。
【0045】
また、第1の実施の形態のパワーウインド装置によれば、自動車が水没したときに、助手席側ウインド操作ユニット2の一対の水没検知ピン16が浸水を検知すると、助手席側ウインド操作ユニット2のウインド開スイッチ8Dやウインド閉スイッチ8Uがウインドロック状態になっているかいないかに係りなく、ウインド開スイッチ8Dを操作すると、ウインド開閉モーター12が一方方向に回転して助手席側ウインドが開くので、やはり助手席搭乗者は開いたウインドから迅速に脱出することが可能になる。
【0046】
なお、第1の実施の形態においては、運転席側ウインド操作ユニット1に接続される他席側ウインド操作ユニットが助手席側ウインド操作ユニット2である例を挙げて説明したが、他席側ウインド操作ユニットは助手席側ウインド操作ユニット2に限られるものではなく、右後部席側ウインド操作ユニットまたは左後部席側ウインド操作ユニットであってもよく、助手席側ウインド操作ユニット2に加えて右後部席側ウインド操作ユニット及び/または左後部席側ウインド操作ユニットであってもよい。この場合、右後部席側ウインド操作ユニットや左後部席側ウインド操作ユニットの構成は、助手席側ウインド操作ユニット2の構成と殆んど同じである。
【0047】
次に、図2は、本発明による水没検知パワーウインド装置の第2の実施の形態の要部構成を示す回路図である。
【0048】
図2においても、説明を簡単にするために、運転席側ウインド操作ユニットについては、本件発明に直接関連する回路部分だけを示し、他席側ウインド操作ユニットについては助手席側ウインド操作ユニットだけを示しており、右後部席側ウインド操作ユニットや左後部席側ウインド操作ユニットについては図示を省略している。
【0049】
第2の実施の形態の水没検知パワーウインド装置(以下、これを第2実施形態という)と第1の実施の形態の水没検知パワーウインド装置(以下、これを第1実施形態という)との間には、主として、次のような構成の違いがある。
【0050】
第1に、運転席側ウインド操作ユニット1、1’に関して、第1実施形態の運転席側ウインド操作ユニット1がウインドロック回路3や電源出力端子21を具備しているのに対し、第2実施形態の運転席側ウインド操作ユニット1’がこれらを具備していない点である。
【0051】
第2に、助手席側ウインド操作ユニット2、2’に関して、第2実施形態の助手席側ウインド操作ユニット2’が水没検知回路3’及び制御部(CPU)25を具備しているのに対し、第1実施形態の助手席側ウインド操作ユニット2がこれらを具備していない点である。
【0052】
第3に、伝送線、制御線(バスライン)の接続に関して、第2実施形態が運転席側ウインド操作ユニット1’の制御部4と助手席側ウインド操作ユニット2’の制御部25の間にウインドロック信号等を伝送する伝送線(バスライン)26を接続しているのに対し、第1実施形態がこのような伝送線(バスライン)26を接続していない点、及び、運転席側ウインド操作ユニット1の電源出力端子21と助手席側ウインド操作ユニット2の電源供給端子20間に電源電圧(B+)を伝送する伝送線を接続しているのに対し、第2実施形態がこのような伝送線を接続していない点である。
【0053】
そして、第2実施形態と第1実施形態の間には、これ以外の点に構成上の違いがない。このため、第2実施形態の構成についてはこれ以上の説明を省略する。
【0054】
前記構成を有する第2の実施の形態の水没検知パワーウインド装置の動作について説明する。
【0055】
始めに、自動車が通常の状態(水没していない状態)にあるときの動作について説明すると、次の通りである。
【0056】
運転席側ウインド操作ユニット1’のウインドロックスイッチ5が運転者によって操作されず、可動接点が開いた状態(非ロック状態)にあるとき、制御部4がその状態を検知して伝送線(バスライン)26を通して助手席側ウインド操作ユニット2’の制御部25にウインドロックスイッチ操作信号が伝送されず、制御部25が正電圧の非ウインドロック制御信号を出力してウインドロック回路3’に供給している。ウインドロック回路3’は、受けた正電圧の非ウインドロック制御信号を第5抵抗24を通して第3トランジスタ22のベースに供給し、第3トランジスタ22をオンにし、同時にダーリントン接続された第1トランジスタ22及び第2トランジスタ22もオンにする。このとき、電源供給端子に供給される電源電圧(B+)は、オンしている第1トランジスタ22及び第2トランジスタ22を通してウインド開スイッチ8Dやウインド閉スイッチ8Uの一方の固定接点に供給される。そして、ウインド開スイッチ8Dやウインド閉スイッチ8Uの一方の固定接点に供給された状態は、第1の実施の形態の水没検知パワーウインド装置において電源供給端子20に電源電圧(B+)が供給されたときの状態と同じになり、以後、電源供給端子20に電源電圧(B+)が供給されたときの第1の実施の形態の水没検知パワーウインド装置の動作と同様の動作が行われる。
【0057】
一方、運転席側ウインド操作ユニット1’のウインドロックスイッチ5が運転者により操作され、可動接点が閉じた状態(ロック状態)に変化すると、制御部4がその状態を検知して伝送線(バスライン)26を通して助手席側ウインド操作ユニット2’の制御部25にウインドロックスイッチ操作信号を伝送し、制御部25が接地電圧のウインドロック制御信号をウインドロック回路3’に供給する。ウインドロック回路3’は、受けた接地電圧のウインドロック制御信号を第5抵抗24を通して第3トランジスタ22のベースに供給し、第3トランジスタ22をオフにし、同時にダーリントン接続された第1トランジスタ22及び第2トランジスタ22もオフにする。このとき、電源供給端子に供給される電源電圧(B+)は、オフしている第1トランジスタ22及び第2トランジスタ22で阻止され、ウインドロック回路3’から出力されない。このときの状態は、第1の実施の形態の水没検知パワーウインド装置において電源供給端子20への電源電圧(B+)の供給が停止したときの状態と同じになり、以後、電源供給端子20に電源電圧(B+)が供給されないときの第1の実施の形態の水没検知パワーウインド装置の動作と同様の動作が行われる。
【0058】
次に、何等かの原因で自動車が水中に落ち、自動車内に浸水が始まっている状態のときの動作について説明すると、次の通りである。
【0059】
自動車内への浸水が始まると、第1の実施の形態の水没検知パワーウインド装置と同じように運転席側ウインド操作ユニット1’及び助手席側ウインド操作ユニット2’に相次いで浸水する。そして、助手席側ウインド操作ユニット2’においては、ウインドロック回路3の一対の水没検知ピン(導体)23間に水が加わると、一対の水没検知ピン23間が低抵抗状態になり、水没検知ピン23に並列接続されている第3トランジスタ22のコレクタ・エミッタ間を電気的に短絡する。同じように、一対の水没検知ピン(導体)16間に水が加わると、一対の水没検知ピン間が低抵抗状態になり、水没検知トランジスタ15のベースを第10抵抗1810を通して接地点に接続する。
【0060】
一対の水没検知ピン23間が低抵抗状態になったときに、運転席側ウインド操作ユニット1’のウインドロックスイッチ5が操作されておらず、第3トランジスタ22のベースに正電圧の非ウインドロック制御信号が供給され、第3トランジスタ22のオンによってそのコレクタ・エミッタ間を電気的に短絡と等価な状態になっている場合には、一対の水没検知ピン23の作動による第3トランジスタ22のコレクタ・エミッタ間の電気的な短絡の影響を殆んど受けず、一対の水没検知ピン(導体)23間に水が加わる前のときの動作と同じ動作を行なうことができ、助手席搭乗者が助手席側ウインド操作ユニット2のウインド開スイッチ8Dを操作すれば、助手席側ウインドを開くことができる。
【0061】
一方、一対の水没検知ピン23間が低抵抗状態になったときに、運転席側ウインド操作ユニット1のウインドロックスイッチ5が操作され、第3トランジスタ22のベースに接地電圧のウインドロック制御信号が供給され、第3トランジスタ22のオフによってそのコレクタ・エミッタ間が電気的に開放状態になっている場合には、一対の水没検知ピン23の作動による第3トランジスタ22のコレクタ・エミッタ間の電気的な短絡によって、オフされていた第1トランジスタ22及び第2トランジスタ22がオンになる。そして、電源供給端子に供給される電源電圧(B+)は、オンになった第1トランジスタ22及び第2トランジスタ22を通してウインド開スイッチ8Dやウインド閉スイッチ8Uの一方の固定接点に供給される。このとき、助手席搭乗者が助手席側ウインド操作ユニット2のウインド開スイッチ8Dを操作すれば、助手席側ウインドを開くことができる。
【0062】
また、一対の水没検知ピン(導体)16間が低抵抗状態になったときは、助手席側ウインド操作ユニット2’において、第1の実施の形態の助手席側ウインド操作ユニット2で行われる動作と同様の動作が行われる。
【0063】
なお、第2の実施の形態においても、運転席側ウインド操作ユニット1に接続される他席側ウインド操作ユニットが助手席側ウインド操作ユニット2である例を挙げて説明したが、他席側ウインド操作ユニットは助手席側ウインド操作ユニット2に限られるものではなく、右後部席側ウインド操作ユニットまたは左後部席側ウインド操作ユニットであってもよく、助手席側ウインド操作ユニット2に加えて右後部席側ウインド操作ユニット及び/または左後部席側ウインド操作ユニットであってもよい。この場合においても、右後部席側ウインド操作ユニットや左後部席側ウインド操作ユニットの構成は、助手席側ウインド操作ユニット2の構成と殆んど同じである。
【0064】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、ウインドロック回路に水没検知部を設け、自動車内に浸水を生じたとき、ウインドロック回路の水没検知部がその浸水状態を検知すると、水没検知部から得られる水没検知信号によってウインドロック回路のウインドロック状態が自動的に解かれるので、この時点に、自席側ウインド操作ユニットのウインド開スイッチを操作すれば、そのウインド開スイッチの操作に対応してモーターが一方方向に回転し、モーターに結合されたウインドを開くことができ、搭乗者が浸水した自動車内からの脱出の遅れを未然に防げるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による水没検知パワーウインド装置の第1の実施の形態の要部構成を示す回路図である。
【図2】本発明による水没検知パワーウインド装置の第2の実施の形態の要部構成を示す回路図である。
【図3】既知のパワーウインド装置の要部構成の一例を示す回路図である。
【符号の説明】
1、1’ 運転席側ウインド操作ユニット
2、2’ 助手席側ウインド操作ユニット
3、3’ ウインドロック回路
4、25 制御部(CPU)
5 ウインドロックスイッチ
6 スイッチ操作部6
7 電圧変換回路
8D ウインド開スイッチ
8U ウインド閉スイッチ
9D ウインド開リレー
9U ウインド閉リレー
10D 開リレーコイル
10U 閉リレーコイル
11D 開リレー接点
11U 閉リレー接点
12 ウインド開閉モーター
13D、14D ウインド開動作用トランジスタ
13U、14U ウインド閉動作用トランジスタ
15 水没検知用トランジスタ
16、23 一対の水没検知ピン(水没検知器)
17 第1ダイオード
17 第2ダイオード
17 第3ダイオード
17 第4ダイオード
17 第5ダイオード
17 第6ダイオード
17 第7ダイオード
17 第8ダイオード
18、24 第1抵抗
18、24 第2抵抗
18、24 第3抵抗
18、24 第4抵抗
18、24 第5抵抗
18 第6抵抗
18 第7抵抗
18 第8抵抗
18 第9抵抗
1810 第10抵抗
19D ウインド開信号供給端子
19U ウインド閉信号供給端子
20 電源供給端子
21 電源出力端子
22 第1トランジスタ
22 第2トランジスタ
22 第3トランジスタ
26 伝送線(バスライン)

Claims (3)

  1. 手動操作されるウインド開スイッチ及びウインド閉スイッチと、前記ウインド開スイッチの操作時に一方方向に回転して対応するウインドを開き、前記ウインド閉スイッチの操作時に他方方向に回転して前記ウインドを閉じるモーターとを備えた運転席側ウインド操作ユニット及び少なくとも1つの他席側ウインド操作ユニットを配置するとともに、他席側ウインドのロックを可能にするウインドロック回路及び水没検知器を運転席側ウインド操作ユニットに備え、前記ウインドロック回路は、前記水没検知器で水没を検知した際にウインドロック状態が解かれることを特徴とする水没検知パワーウインド装置。
  2. 前記運転席側ウインド操作ユニット及び少なくとも1つのウインド操作ユニットは、ウインドロック状態が解かれたときに、前記モーターの両端に電源電圧が供給され、かつ、その後に前記ウインド開スイッチの操作により対応するウインドを開くことを可能にすることを特徴とする請求項1に記載の水没検知パワーウインド装置。
  3. 前記少なくとも1つのウインド操作ユニットは、助手席側ウインド操作ユニット及び/または後部座席側ウインド操作ユニットであることを特徴とする請求項1または2に記載の水没検知パワーウインド装置。
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