JP3601820B2 - 映像視聴装置の制御装置、その制御方法、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

映像視聴装置の制御装置、その制御方法、プログラムおよび記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数のリモコンが1つの映像視聴装置と対応付けられ、上記複数のリモコンのうちで、1つのリモコンのみが、上記映像視聴装置を制御する制御権を有する映像視聴装置の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のテレビ受像機のリモコンは、テレビ受像機から離れた位置で、そのテレビ受像機を制御する装置であり、従来のテレビ受像機のリモコンの他に、携帯電話機能付リモコン、PDA機能付リモコン、腕時計機能付リモコン等のリモコンが知られている。
【0003】
PDAは、Personal Digital Assistant(携帯用個人情報端末)であり、手のひらに収まる程度の大きさの電子機器であり、パソコンのもつ機能のうちのいくつかを実装している端末である。
【0004】
また、放送システムは、電波放送システム、インターネット放送等の放送システムである。電波放送は、一般の地上波テレビ受像機放送、ラジオ放送、衛星放送、ディジタル衛星放送等、電波を通じて番組を放送する放送形態である。インターネット放送は、インターネットを通じて番組を放送する放送形態である。
【0005】
テレビ受像機やビデオ記録再生装置等の映像視聴装置は、映像視聴装置1台に、専用リモコンが1台装備されている場合が一般的であり、専用リモコンを操作すると、赤外線信号や電波信号等の無線信号を介して、離れた場所から上記映像視聴装置を制御することができる。
【0006】
ユーザがテレビ受像機やビデオ記録再生装置等の映像視聴装置を操作する場合、リモコンを用いて操作することが一般的であり、1台のテレビ受像機を複数のユーザが視聴する場合に、リモコンを使用してテレビ受像機のチャンネル、音量等を操作する場合、リモコンを持っているユーザがそのリモコンを操作する。リモコンを持っていないユーザがチャンネル等を操作する場合には、リモコンを持っているユーザに、そのリモコンを借りる必要があり、その都度、リモコンを貸し借りすることは煩雑であるという欠点がある。
【0007】
この欠点を解消するには、複数のリモコンを使用し、どのリモコンからでも、1台の映像視聴装置を操作することができるようにすればよい。この場合、どのリモコンからでも、常に操作することができるようでは、チャンネルの奪い合いになることがあり、このチャンネルの奪い合いが新たな欠点となる。
【0008】
この新たな欠点を解消することを目的として、特開2001−61110公報には、リモコン装置に優先順位を付与し、テレビ受像機の操作性を向上させる方法や、複数のリモコンに付与されている優先度の合計から操作内容を決定する方法が提案されている。
【0009】
上記従来例における上記「優先順位」は、リモコンに優先度データを付与し、この付与された優先度データに応じて、決定される順位である。また、上記優先度データは、点数と同じように考えられるものであり、その数値(点数)の最も大きいリモコンの優先順位が高くなる。なお、各チャンネルに対する要求数を優先度で重み付けして加算し、最も要求数の多いチャンネルが表示される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
特開2001−61110公報記載の方法では、複数のリモコンを用いて1台の映像視聴装置を操作する場合、それぞれのリモコンの優先順位が固定されているので、映像視聴装置を制御する制御権を保持しているリモコンの操作者が、所望のリモコンに上記制御権を譲渡することができないという問題がある。
【0011】
本発明は、複数のリモコンを用いて1台の映像視聴装置を操作する場合、映像視聴装置を制御する制御権を保持しているリモコンの操作者が、所望のリモコンに上記制御権を譲渡することができる映像視聴装置の制御装置、その制御方法、プログラムおよび記録媒体を提供することを目的とするものである。
【0012】
また、制御権を有するリモコンが、制御権を有していないリモコンに、制御権を譲渡した場合、一旦、他のリモコンに制御権を譲渡すると、その制御権を返還してもらうことができないという新たな問題が生じる。
【0013】
本発明は、複数のリモコンを用いて1台の映像視聴装置を操作する場合、映像視聴装置を制御する制御権を保持しているリモコンの操作者が、所望のリモコンに上記制御権を貸与することができる映像視聴装置の制御装置、その制御方法、プログラムおよび記録媒体を提供することを目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明は、複数のリモコンが1つの映像視聴装置と対応付けられ、上記複数のリモコンのうちで、1つのリモコンのみが、上記映像視聴装置を制御する制御権を有する映像視聴装置の制御装置であって、所定のリモコンから、上記リモコンのIDを受信するリモコンID受信手段と、所定のリモコンから、上記制御権を譲渡する旨を示す譲渡信号を受信する譲渡信号受信手段と、上記制御権を保持しているリモコンから、所定の譲渡先を示す譲渡先信号を受信する譲渡先信号受信手段と、上記譲渡信号を受信すると、上記譲渡信号を送信した上記リモコンが保持している上記制御権を、上記譲渡先に譲渡する制御権管理手段とを有する映像視聴装置の制御装置である。
【0015】
【発明の実施の形態および実施例】
[第1の実施例]
図1は、本発明の第1の実施例である放送システムBS1を示すブロック図である。
【0016】
放送システムBS1は、第1のリモコンRC1と、第2のリモコンRC2と、第3のリモコンRC3と、映像視聴装置20と、映像視聴装置20を制御する制御装置10とを有する。
【0017】
リモコンRC1、RC2、RC3は、映像視聴装置20を制御することができるリモコンである。ただし、ある時点では、リモコンRC1、RC2、RC3のうちの1つのリモコンのみが、映像視聴装置20を制御する制御権を有する。映像視聴装置20の制御は、番組の選択、音量の制御、映像視聴装置20の電源のオン、オフ制御等である。
【0018】
また、リモコンRC1、RC2、RC3は、それぞれ、独自のリモコンIDを有し、リモコンを操作するときに、自己のIDを送信する。
【0019】
第1のリモコンRC1は、操作情報入出力部1と、ID記憶部2と、確定ボタン3と、制御部4と、信号入出力部5と、電源スイッチ6、譲渡実行ボタン7と、貸与実行ボタン8とを有する。
【0020】
操作情報入出力部1は、映像視聴装置20で表示させるべき番組を選択するための情報等、映像視聴装置20を制御する情報を入力するものである。
【0021】
ID記憶部2は、第1のリモコンRC1のIDを記憶している記憶部である。
【0022】
図2は、第1のリモコンRC1の概観図である。
【0023】
確定ボタン3は、映像視聴装置20に表示されている番組を確定する意思を示すボタンである。
【0024】
制御部4は、第1のリモコンRC1の全体を制御する。電源スイッチ6は、映像視聴装置20の電源をオン、オフするスイッチである。
【0025】
譲渡実行ボタン7は、上記制御権を譲渡する旨を示す譲渡信号を発生させるボタンである。
【0026】
貸与実行ボタン8は、上記制御権を貸与する旨を示す貸与信号を発生させるボタンである。
【0027】
第2のリモコンRC2、第3のリモコンRC3の構成は、第1のリモコンRC1の構成と同様であり、それぞれ独自のIDを記憶している。
【0028】
映像視聴装置20は、映像音声出力部21と、電源スイッチ22とを有する。
【0029】
映像視聴装置の制御装置10は、信号入出力部11と、制御部12と、制御権管理部13と、番組情報管理部16とを有する。
【0030】
信号入出力部11は、リモコンRC1〜RC3からの信号を入力する部分であり、所定のリモコンからリモコンのIDを受信するリモコンID受信手段の例であり、また、制御権を譲渡する旨を示す譲渡信号を受信する譲渡信号受信手段の例であり、さらに、制御権を保持しているリモコンからの信号を受信し、所定の譲渡先を決定する譲渡先決定手段の例である。
【0031】
そして、信号入出力部11は、制御権を貸与する旨を示す貸与信号を受信する貸与信号受信手段の例であり、さらに、制御権を保持しているリモコンからの信号を受信し、所定の貸与先を決定する貸与先決定手段の例である。
【0032】
なお、リモコンRC1〜RC3と、制御装置10との間で、双方向の無線通信を行うようにしてもよい。
【0033】
制御部12は、制御装置10の全体を制御するものである。
【0034】
制御権管理部13は、リモコンRC1〜RC3のうちでどのリモコンが、現在、制御権を持っているかを管理するものであり、図6、図8、図10、図12、図14〜図18に示す制御権管理データベースを格納しているものである。
【0035】
制御部12と制御権管理部13とは、上記譲渡信号を受信すると、上記譲渡信号を送信した上記リモコンが保持している上記制御権を、上記譲渡先に譲渡する制御権管理手段の例である。
【0036】
また、制御部12と制御権管理部13とは、上記貸与信号を受信すると、上記貸与信号を送信した上記リモコンが保持している上記制御権を、上記貸与先に貸与する制御権管理手段の例である。
【0037】
第1の実施例は、第1のリモコンRC1が、第2のリモコンRC2に、映像視聴装置20を制御する制御権を譲渡する実施例である。なお、制御権を譲渡すると、譲渡された制御権は、譲渡元には戻ってこない。
【0038】
次に、本発明の第1の実施例の動作について説明する。
【0039】
図3は、本発明の第1の実施例の動作を示すフローチャートである。
【0040】
図4は、上記実施例において、制御権管理部13に格納されている制御権管理データベースにおける制御権譲渡前の状態の内容例を示す図である。
【0041】
まず、第1のリモコンRC1が譲渡を宣言する(T1)。つまり、第1のリモコンRC1を使用するユーザが、第1のリモコンRC1に付与されている制御権を、他のリモコンに譲渡しようとする場合、第1のリモコンRC1に設けられている譲渡実行ボタン7を押下し、この押下によって、制御権を譲渡することを宣言する。これによって、制御権を譲渡する旨を示す譲渡信号と、第1のリモコンRC1のIDとが、制御部4と信号入出力部5とを介して、制御装置10に送信され、信号入出力部11が、制御権を譲渡する旨を示す譲渡信号と、第1のリモコンRC1のIDとを受信する。
【0042】
図5は、上記実施例において、映像音声出力部21が表示する譲渡条件設定画面の一例を示す図である。
【0043】
上記譲渡条件設定画面は、制御権が付与されているリモコンのユーザが、制御権の譲渡条件を設定するために使用する画面である。この譲渡条件設定画面が映像音声出力部21に表示され(T2)、この譲渡条件設定画面をユーザが見ながら、譲渡先リモコンのID(番号または名称等)が操作情報入出力部1から入力され、譲渡条件、つまり譲渡先リモコンが決定される(T3)。
【0044】
譲渡に関する他の条件として、再譲渡の可否、チャンネル指定の予約の可否、チャンネル指定されない予約の可否等を考えることができるが、本実施例では、これらの条件については、譲渡元リモコンで設定されていた条件が、譲渡先のリモコンに引き継がれるものとする。
【0045】
そして、上記のように、譲渡条件が決定されると(T3)、映像視聴装置20の映像音声出力部21に表示されている譲渡条件設定画面中の譲渡実行ボタン23をユーザが押す(または、譲渡実行ボタン7を押す)と、譲渡が実行される(T4)。このとき、譲渡実行ボタン7、23のうちの1つのみを設けるようにしてもよい。
【0046】
図6は、上記実施例において、制御管理データベースにおける譲渡後の状態の内容例を示す図である。
【0047】
つまり、制御権の譲渡が実行されると、たとえば、図4に示す譲渡前の状態から、図6に示す譲渡後の状態のように、制御権が譲渡され、制御権の譲渡が完了された旨が、映像音声出力部21に表示される(T5)。
【0048】
第1の実施例によれば、複数のリモコンを用いて1台の映像視聴装置を操作する場合、1つのリモコンが、他のリモコンに、制御権を譲渡することができる。
【0049】
[第2の実施例]
第2の実施例は、第1のリモコンRC1が、第2のリモコンRC2に、映像視聴装置20を制御する制御権を貸与する実施例である。
【0050】
ここで、「譲渡」は、制御権を有するリモコン(譲渡元リモコン)の制御権が有効な範囲内において、たとえば、有効期限があるときにはその期限内において、制御権を受け渡しするものであるが、「貸与」は、貸与条件で設定された所定の貸与時間だけ、制御権を他のリモコンに与え、その貸与時間が過ぎると、制御権が戻ってくる。
【0051】
また、貸与では、制御権の及ぶ範囲を限定する方向で指定できる。このように条件を定めて制御権を他のリモコンに与え、その後、元のリモコンに制御権が戻ってくることを貸与という。たとえば、貸与元のリモコン1に、以下で説明する予約権があっても、貸与先のリモコン2に予約権を付けずに貸与することができる。
【0052】
次に、本発明の第2の実施例の動作について説明する。
【0053】
図7は、本発明の第2の実施例の動作を示すフローチャートである。
【0054】
図8は、上記実施例において、制御権管理部13に格納されている制御権管理データベースにおける制御権貸与前の状態の内容例を示す図である。
【0055】
まず、第1のリモコンRC1が貸与を宣言する(S1)。つまり、第1のリモコンRC1を使用するユーザが、第1のリモコンRC1に付与されている制御権を、他のリモコンに貸与しようとする場合、第1のリモコンRC1に設けられている貸与実行ボタン8を押下し、この押下によって、制御権を貸与することを宣言する。これによって、制御権を貸与する旨を示す貸与信号と、第1のリモコンRC1のIDとが、制御部4と信号入出力部5とを介して、制御装置10に送信され、信号入出力部11が、制御権を貸与する旨を示す貸与信号と、第1のリモコンRC1のIDとを受信する。
【0056】
図9は、上記実施例において、映像音声出力部21が表示する貸与条件設定画面の一例を示す図である。
【0057】
上記貸与条件設定画面は、制御権が付与されているリモコンのユーザが、制御権の貸与条件を設定するために使用する画面である。この貸与条件設定画面をユーザが見ながら、貸与先リモコンのID(番号または名称等)が操作情報入出力部1から入力され、貸与条件が決定される(S5)。そして、上記のように、貸与条件が決定されると(S5)、映像視聴装置20の映像音声出力部21に表示されている貸与条件設定画面中の貸与実行ボタン24をユーザが押す(または、貸与実行ボタン7を押す)と、貸与が実行される(S6)。
【0058】
つまり、上記貸与条件は、上記制御権の貸与先リモコンが制御権を保有した時間の合計である操作合計時間が所定の時間に達するまで上記制御権を貸与するという条件である。また、上記貸与先リモコンが操作した回数の合計である操作合計回数が所定の回数に達するまで上記制御権を貸与するという条件を採用するようにしてもよい。貸与元リモコンが持っていた、予約が出来る予約権等の権利を制限し、貸与先リモコンに制御権を貸与することは可能であるが、貸与元リモコンが持っていない権利を貸与先リモコンに貸与することは不可能である。このように、制御内容は、拡張せずに、限定されるだけである。ただし、技術的には、上記2つの制限を設けずに、貸与することもできる。
【0059】
図10は、上記実施例において、制御管理データベースにおける貸与後の状態の内容例を示す図である。
【0060】
つまり、制御権の貸与が実行されると、たとえば、図8に示す貸与前の状態から、図10に示す貸与後の状態のように、制御権が貸与され、制御権の貸与が完了された旨が、映像音声出力部21に表示される(S7)。
【0061】
一方、上記貸与が、第1段階貸与でなければ(S2)、その貸与は再貸与であり、この再貸与の可否を判断する(S3)。つまり、制御権管理データベースに基づいて、再貸与の可否を判断する。再貸与が可能であれば(S3)、貸与条件設定画面が、図9に示すように、映像音声出力部21の画面に表示され(S4)、ユーザがこの画面を見て、貸与条件を決定する(S5)。
なお、貸与実行ボタン8、24のうちの1つのみを設けるようにしてもよい。
【0062】
第2の実施例によれば、複数のリモコンを用いて1台の映像視聴装置を操作する場合、1つのリモコンが、他のリモコンに、制御権を貸与することができる。
【0063】
[第3の実施例]
本発明の第3の実施例は、制御権を貸し与えられた第2のリモコンRC2が、番組を予約し、制御権を予約する実施例である。
【0064】
図11は、本発明の第3の実施例の動作を示すフローチャートであり、制御権を貸し与えられた第2のリモコンRC2が、番組予約、制御権予約する場合の動作を示すフローチャートである。
【0065】
図11(1)は、制御権を貸し与えられた第2のリモコンRC2が番組予約する動作を示すフローチャートである。
【0066】
まず、制御権を貸し与えられた第2のリモコンRC2が番組予約を申し込むと(S11)、番組予約が許可されているか否かを、図10に示す制御権管理データベース(第1段階貸与後の状態)に基づいて判断する(S12)。
【0067】
番組予約が可能であると判断されれば(S12)、番組予約の操作を実行する。つまり、所望の時刻から所望の時間の間、所定の番組について、番組予約を行う(S13)。
【0068】
一方、番組予約が不可能であると判断されれば(S12)、「番組予約は許可されていません」を、映像音声出力部21に表示する(S14)。
【0069】
図11(2)は、制御権を貸し与えられた第2のリモコンRC2が制御権予約する動作を示すフローチャートである。
【0070】
まず、制御権を貸し与えられた第2のリモコンRC2が制御権予約の申し込みを行う(S21)と、制御権予約が許可されているか否かを、図10に示す制御権管理データベース(第1段階貸与後の状態)に基づいて判断する(S22)。
【0071】
制御権予約が可能であると判断されれば(S22)、制御権を予約する(S23)。
【0072】
一方、制御権予約が不可能であると判断されれば(S22)、「制御権予約は許可されていません」を、映像音声出力部21に表示する(S24)。
【0073】
[第4の実施例]
第4の実施例は、一旦、貸与された制御権を、再貸与することを許容する実施例である。
【0074】
図12は、制御権管理部13に格納されている制御権管理データベース(第2段階貸与後の状態)を示す図である。
【0075】
一旦、貸し与えられた制御権を、再貸与することが許容され、この再貸与を実行すると、図12の制御権管理データベース(第2段階貸与後の状態)に示すように、再貸与可否の欄に「1」が記憶され、貸与後の経過時間、貸与許容時間が、新たに記憶される。再貸与に関する管理は、制御権管理部13が実行する。
【0076】
再貸与に関しても、再貸与条件で設定される所定の再貸与時間だけ制御権を他のリモコンに与え、その再貸与時間が過ぎると制御権が戻ってくる。また、再貸与でも、貸与と同様に、制御権の及ぶ範囲を限定する方向で指定できる。たとえば、再貸与元のリモコン1に予約権があっても、再貸与先のリモコン2に予約権をなくして再貸与することができる。
【0077】
つまり、制御権管理部13は、上記貸し与えられた制御権を、再貸与することを許容する手段の例である。
【0078】
さらに、制御権管理部13は、上記貸し与えられた制御権を、再貸与することを拒否する手段の例である。
【0079】
[第5の実施例]
本発明の第5の実施例は、第2のリモコンRC2に貸与した制御権を、第1のリモコンRC1が返還してもらう実施例である。
【0080】
制御権の最大占有時間が定められ、この最大占有時間が経過すると、第2のリモコンRC2の制御権が失われる場合等を考えると、貸与が終了した場合、返還によって、第1のリモコンRC1が、貸与前の状態に復帰するのか、または、新しく制御権を獲得したと同じ状態になるのかは、重要である。
【0081】
図13は、本発明の第5の実施例を示すフローチャートであり、第2のリモコンRC2に貸与した制御権を、第1のリモコンRC1が返還してもらう場合の動作を示すフローチャートである。
【0082】
図14は、制御権管理部13に格納されている制御権管理データベース(貸与前の状態)を示す図である。
【0083】
リモコンRC1には、制御権の最大占有時間が定められているとする。たとえば、その最大占有時間が90分である場合、貸与前の制御権管理データベースの内容は、図14に示す内容である。
【0084】
この例では、2001年11月16日12時00分00秒に制御権を獲得したリモコンRC1は、90分後の13時30分まで、制御権が保証されている。
【0085】
図15は、制御権管理部13に格納されている制御権管理データベース(貸与後返還前の状態)を示す図である。
【0086】
ここで、12時15分にリモコンRC2に制御権を貸与すると、制御権管理データベースの内容は、図15に示すようになる。貸与許容時間は30分と設定してあるが、第2の実施例と同様に設定すればよい。リモコンRC2は、貸与されて30分後の12時45分までは、制御権を保有することができる。第2のリモコンRC2が、貸し与えられた制御権の貸与許容時間が経過したか(S31)、または、第2のリモコンRC2が制御権返還ボタン(図示せず)を押すなどして(S32)、リモコンRC2が制御権を返還したか否かを判断する。
【0087】
第2のリモコンRC2が制御権を返還したと判断すれば、図15に示す制御権管理データベース(貸与後返還前の状態)において、第2のリモコンRC2への制御権の貸与元である第1のリモコンRC1に制御権を返還し(S33)、第1のリモコンRC1の条件を、図16に示す制御権管理データベースの状態のようにする。
【0088】
図16は、制御権管理部13に格納されている制御権管理データベース(返還後の状態)を示す図である。
【0089】
第1のリモコンRC1が制御権を獲得してからの経過時間は、第2のリモコンRC2に制御権を貸与している間にも計測されている(S31)。したがって、リモコンRC1がリモコンRC2へ制御権を貸与している間にも、リモコンRC1の占有時間は、徐々に少なくなる。
【0090】
一方、第2のリモコンRC2が制御権を返還したときに、リモコンRC1が制御権を獲得してからの経過時間を0にリセットすることも考えられる。
【0091】
図17は、制御権管理部13に格納されている制御権管理データベース(返還後の状態)を示す図である。図17は、制御権の返還後10分間が経過したときの状態を示している。
【0092】
この場合は、S33で、制御権管理データベースの内容を、図16に示す状態にはせずに、図17に示す状態のようにする。
【0093】
この場合、リモコンRC1に制御権が返還された時点で、リモコンRC1が制御権を獲得したことになる。つまり、制御権を獲得してからの経過時間として、制御権が返還された時点から計測し直すことになる。
【0094】
上記処理方法とは別に、貸与直前における経過時間を、制御権返還直後における経過時間であるとして定め、その後に、経過時間の加算を開始するようにしてもよい。
【0095】
すなわち、制御権管理部13は、貸与先リモコンから制御権が返還された場合、上記返還後の制御権を、上記貸与の直前における制御権として設定する。
【0096】
また、制御権管理部13は、貸与先リモコンから上記制御権が返還された場合、新たに制御権を獲得した場合における制御権の内容と同じ内容を、上記返還後の制御権の内容として設定する。
【0097】
[第6の実施例]
本発明の第6の実施例は、条件付で制御権を放棄する実施例である。
【0098】
制御権を持っているリモコンが、その制御権を次に獲得することのできるリモコンを指定した後に、制御権を放棄し、上記指定したリモコンに制御権を譲り渡すことができる。
【0099】
第1の実施例から第5の実施例までで説明した譲渡と貸与とは、譲渡元または貸与元のリモコンの有する制御権が有効な範囲内、たとえば、有効期限内に限って、制御権を渡すことができるのに対して、「条件付放棄」は、制御権を有するリモコンが、制御権を次に獲得するリモコンを指定した後に、制御権を放棄するものである。
【0100】
図7にフローチャートを示す第2の実施例では、S5において、図9に示す条件設定画面に従って条件を入力する。本実施例の場合も、上記と同様に条件を指定する。
【0101】
図18は、制御権管理部13に格納されている制御権管理データベース(条件付放棄前の状態)を示す図である。
【0102】
図7に示すように、制御権を受け渡す相手を指定し、放棄したとすると、リモコンRC1の条件付放棄に伴って、制御権管理データベースは、図18に示す状態から変更されて、リモコンRC2に制御権が受け渡される。この例では、制御権の及ぶ範囲は、指定していないが、技術的には指定することも可能である。
【0103】
つまり、第6の実施例における信号入出力部11は、所定のリモコンから、上記制御権を条件付放棄する旨を示す条件付放棄信号を受信する条件付放棄信号受信手段の例であり、また、上記制御権を保持しているリモコンからの信号を受信し、制御権を次に獲得する次獲得先を決定する次獲得先決定手段の例である。
【0104】
第6の実施例における制御権管理部13は、上記条件付放棄信号を受信すると、上記条件付放棄信号を送信した上記リモコンが保持している上記制御権を、上記次獲得先に付与する制御権管理手段の例である。
【0105】
また、上記実施例を、プログラムの発明として把握することができる。つまり、上記実施例は、複数のリモコンが1つの映像視聴装置と対応付けられ、上記複数のリモコンのうちで、1つのリモコンのみが、上記映像視聴装置を制御する制御権を有する場合、所定のリモコンから、上記リモコンのIDを受信するリモコンID受信手順と、所定のリモコンから、上記制御権を譲渡する旨を示す譲渡信号を受信する譲渡信号受信手順と、上記制御権を保持しているリモコンからの信号を受信し、所定の譲渡先を決定する譲渡先決定手順と、上記譲渡信号を受信すると、上記譲渡信号を送信した上記リモコンが保持している上記制御権を、上記譲渡先に譲渡する制御権管理手順とをコンピュータに実行させるプログラムの例である。
【0106】
さらに、上記実施例は、複数のリモコンが1つの映像視聴装置と対応付けられ、上記複数のリモコンのうちで、1つのリモコンのみが、上記映像視聴装置を制御する制御権を有する場合、所定のリモコンから、上記リモコンのIDを受信するリモコンID受信手順と、所定のリモコンから、上記制御権を貸与する旨を示す貸与信号を受信する貸与信号受信手順と、上記制御権を保持しているリモコンからの信号を受信し、所定の貸与先を決定する貸与先決定手順と、上記貸与信号を受信すると、上記貸与信号を送信した上記リモコンが保持している上記制御権を、上記貸与先に貸与する制御権管理手順とをコンピュータに実行させるプログラムの例である。
【0107】
そして、上記実施例は、複数のリモコンが1つの映像視聴装置と対応付けられ、上記複数のリモコンのうちで、1つのリモコンのみが、上記映像視聴装置を制御する制御権を有する場合、所定のリモコンから、上記リモコンのIDを受信するリモコンID受信手順と、所定のリモコンから、上記制御権を条件付放棄する旨を示す条件付放棄信号を受信する条件付放棄信号受信手順と、上記制御権を保持しているリモコンからの信号を受信し、制御権を次に獲得する次獲得先を決定する次獲得先決定手順と、上記条件付放棄信号を受信すると、上記条件付放棄信号を送信した上記リモコンが保持している上記制御権を、上記次獲得先に付与する制御権管理手順とをコンピュータに実行させるプログラムの例である。
【0108】
また、上記プログラムをFD(フロッピー(登録商標)ディスク)、CD(コンパクトディスク)、HD(ハードディスク)、DVD(Digital Versatile Disc)、半導体メモリ等の記録媒体に記録するようにしてもよい。
【0109】
上記各実施例は、電波放送システムに関するものであるが、電波放送に限らず、電波放送以外のインターネット放送等においても、上記実施例を適用することができ、また、リモコン情報を蓄える仕組みをどこに設置した場合でも、上記実施例を適用することができる。
【0110】
なお、リモコンを2つ有する場合でも、4つ以上有する場合にも、上記実施例を適用することができる。
【0111】
地上波のテレビ等の電波放送では、放送局1つについて、1つのチャンネルが割り当てられ、チャンネルを選択することによって、視聴する番組を選択することができ、見る番組を変更する場合には、チャンネルを変更すればよい。一方、インターネット放送において、チャンネルに相当するものはURLであり、URLを指定することによって、番組を選択することができる。上記実施例では、理解し易くするために、TVのチャンネルを例にとって説明したが、本発明は、地上波テレビ等の電波放送システムに限られるものではない。
【0112】
【発明の効果】
請求項1〜10、13〜20、23、26記載の発明によれば、複数のリモコンを用いて1台の映像視聴装置を操作する場合、映像視聴装置を制御する制御権を保持しているリモコンの操作者が、所望のリモコンに上記制御権を譲渡することができるという効果を奏する。
【0113】
請求項11、12、21、22、24、25、27、28記載の発明によれば、複数のリモコンを用いて1台の映像視聴装置を操作する場合、映像視聴装置を制御する制御権を保持しているリモコンの操作者が、所望のリモコンに上記制御権を貸与することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例である放送システムBS1を示すブロック図である。
【図2】第1のリモコンRC1の概観図である。
【図3】本発明の第1の実施例の動作を示すフローチャートである。
【図4】上記実施例において、制御権管理部13に格納されている制御権管理データベースにおける制御権譲渡前の状態の内容例を示す図である。
【図5】上記実施例において、映像音声出力部21が表示する譲渡条件設定画面の一例を示す図である。
【図6】上記実施例において、制御管理データベースにおける第1段階譲渡後の状態の内容例を示す図である。
【図7】本発明の第2の実施例の動作を示すフローチャートである。
【図8】上記実施例において、制御権管理部13に格納されている制御権管理データベースにおける制御権貸与前の状態の内容例を示す図である。
【図9】上記実施例において、映像音声出力部21が表示する貸与条件設定画面の一例を示す図である。
【図10】上記実施例において、制御管理データベースにおける第1段階貸与後の状態の内容例を示す図である。
【図11】本発明の第3の実施例の動作を示すフローチャートであり、制御権を貸与された第2のリモコンRC2が、番組予約、制御権予約する場合の動作を示すフローチャートである。
【図12】本発明の第4の実施例において、制御権管理部13に格納されている制御権管理データベース(第2段階貸与後の状態)を示す図である。
【図13】本発明の第5の実施例を示すフローチャートであり、第2のリモコンRC2に貸与した制御権を、第1のリモコンRC1が返還してもらう場合の動作を示すフローチャートである。
【図14】本発明の第5の実施例において、制御権管理部13に格納されている制御権管理データベースにおける制御権貸与前の状態の内容例を示す図である。
【図15】本発明の第5の実施例において、制御権管理部13に格納されている制御権管理データベースにおける制御権貸与後返還前の状態の内容例を示す図である。
【図16】本発明の第5の実施例において、制御権管理部13に格納されている制御権管理データベースにおける制御権返還後の状態の内容例を示す図である。
【図17】本発明の第5の実施例において、制御権管理部13に格納されている制御権管理データベースにおける制御権返還後の状態の内容例を示す図である。
【図18】本発明の第6の実施例において、制御権管理部13に格納されている制御権管理データベースにおける制御権条件付放棄前の状態の内容例を示す図である。

Claims (13)

  1. 複数のリモコンが1つの映像視聴装置と対応付けられ、上記複数のリモコンのうちで、1つのリモコンのみが、上記映像視聴装置を制御する制御権を有する映像視聴装置の制御装置であって、
    所定のリモコンから、上記リモコンのIDを受信するリモコンID受信手段と;
    所定のリモコンから、上記制御権を譲渡する旨を示す譲渡信号を受信する譲渡信号受信手段と;
    上記制御権を保持しているリモコンからの信号を受信し、所定の譲渡先を決定する譲渡先決定手段と;
    上記譲渡信号を受信すると、上記譲渡信号を送信した上記リモコンが保持している上記制御権を、上記譲渡先に譲渡する制御権管理手段と;
    を有することを特徴とする映像視聴装置の制御装置。
  2. 複数のリモコンが1つの映像視聴装置と対応付けられ、上記複数のリモコンのうちで、1つのリモコンのみが、上記映像視聴装置を制御する制御権を有する映像視聴装置の制御装置であって、
    所定のリモコンから、上記リモコンのIDを受信するリモコンID受信手段と;
    所定のリモコンから、上記制御権を貸与する旨を示す貸与信号を受信する貸与信号受信手段と;
    上記制御権を保持しているリモコンからの信号を受信し、所定の貸与先を決定する貸与先決定手段と;
    上記貸与信号を受信すると、上記貸与信号を送信した上記リモコンが保持している上記制御権を、上記貸与先に貸与する制御権管理手段と;
    を有することを特徴とする映像視聴装置の制御装置。
  3. 請求項において、
    上記制御権の貸与先リモコンが制御権を保有した時間の合計である操作合計時間が所定の時間に達するまで上記制御権を貸与するという貸与条件、または、上記貸与先リモコンが操作した回数の合計である操作合計回数が所定の回数に達するまで上記制御権を貸与するという貸与条件を決定する貸与条件決定手段を有することを特徴とする映像視聴装置の制御装置。
  4. 請求項において、
    上記制御権管理手段は、上記貸与を受けた制御権を、再貸与することを許容する手段であることを特徴とする映像視聴装置の制御装置。
  5. 請求項において、
    上記制御権管理手段は、上記貸与を受けた制御権を、再貸与することを拒否する手段であることを特徴とする映像視聴装置の制御装置。
  6. 請求項1または請求項2において、
    番組予約を行うことを特徴とする映像視聴装置の制御装置。
  7. 請求項1または請求項2において、
    制御権予約を行うことを特徴とする映像視聴装置の制御装置。
  8. 複数のリモコンが1つの映像視聴装置と対応付けられ、上記複数のリモコンのうちで、1つのリモコンのみが、上記映像視聴装置を制御する制御権を有する映像視聴装置の制御装置の制御方法であって、
    所定のリモコンから、上記リモコンのIDを受信するリモコンID受信段階と;
    所定のリモコンから、上記制御権を譲渡する旨を示す譲渡信号を受信する譲渡信号受信段階と;
    上記制御権を保持しているリモコンからの信号を受信し、所定の譲渡先を決定する譲渡先決定段階と;
    上記譲渡信号を受信すると、上記譲渡信号を送信した上記リモコンが保持している上記制御権を、上記譲渡先に譲渡する制御権管理段階と;
    を有することを特徴とする映像視聴装置の制御装置の制御方法
  9. 複数のリモコンが1つの映像視聴装置と対応付けられ、上記複数のリモコンのうちで、1つのリモコンのみが、上記映像視聴装置を制御する制御権を有する映像視聴装置の制御装置の制御方法であって、
    所定のリモコンから、上記リモコンのIDを受信するリモコンID受信段階と;
    所定のリモコンから、上記制御権を貸与する旨を示す貸与信号を受信する貸与信号受信段階と;
    上記制御権を保持しているリモコンからの信号を受信し、所定の貸与先を決定する貸与先決定段階と;
    上記貸与信号を受信すると、上記貸与信号を送信した上記リモコンが保持している上記制御権を、上記貸与先に貸与する制御権管理段階と;
    を有することを特徴とする映像視聴装置の制御装置の制御方法。
  10. 複数のリモコンが1つの映像視聴装置と対応付けられ、上記複数のリモコンのうちで、1つのリモコンのみが、上記映像視聴装置を制御する制御権を有する場合、
    所定のリモコンから、上記リモコンのIDを受信するリモコンID受信手順と;
    所定のリモコンから、上記制御権を譲渡する旨を示す譲渡信号を受信する譲渡信号受信手順と;
    上記制御権を保持しているリモコンからの信号を受信し、所定の譲渡先を決定する譲渡先決定手順と;
    上記譲渡信号を受信すると、上記譲渡信号を送信した上記リモコンが保持している上記制御権を、上記譲渡先に譲渡する制御権管理手順と;
    をコンピュータに実行させるプログラム。
  11. 複数のリモコンが1つの映像視聴装置と対応付けられ、上記複数のリモコンのうちで、1つのリモコンのみが、上記映像視聴装置を制御する制御権を有する場合、
    所定のリモコンから、上記リモコンのIDを受信するリモコンID受信手順と;
    所定のリモコンから、上記制御権を貸与する旨を示す貸与信号を受信する貸与信号受信手順と;
    上記制御権を保持しているリモコンからの信号を受信し、所定の貸与先を決定する貸与先決定手順と;
    上記貸与信号を受信すると、上記貸与信号を送信した上記リモコンが保持している上記制御権を、上記貸与先に貸与する制御権管理手順と;
    をコンピュータに実行させるプログラム。
  12. 複数のリモコンが1つの映像視聴装置と対応付けられ、上記複数のリモコンのうちで、1つのリモコンのみが、上記映像視聴装置を制御する制御権を有する場合、
    所定のリモコンから、上記リモコンのIDを受信するリモコンID受信手順と;
    所定のリモコンから、上記制御権を譲渡する旨を示す譲渡信号を受信する譲渡信号受信手順と;
    上記制御権を保持しているリモコンからの信号を受信し、所定の譲渡先を決定する譲渡先決定手順と;
    上記譲渡信号を受信すると、上記譲渡信号を送信した上記リモコンが保持している上記制御権を、上記譲渡先に譲渡する制御権管理手順と;
    をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
  13. 複数のリモコンが1つの映像視聴装置と対応付けられ、上記複数のリモコンのうちで、1つのリモコンのみが、上記映像視聴装置を制御する制御権を有する場合、
    所定のリモコンから、上記リモコンのIDを受信するリモコンID受信手順と;
    所定のリモコンから、上記制御権を貸与する旨を示す貸与信号を受信する貸与信号受信手順と;
    上記制御権を保持しているリモコンからの信号を受信し、所定の貸与先を決定する貸与先決定手順と;
    上記貸与信号を受信すると、上記貸与信号を送信した上記リモコンが保持している上記制御権を、上記貸与先に貸与する制御権管理手順と;
    をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
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