JP3601199B2 - スロットルポジションセンサ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関のスロットルバルブの回転軸に取り付けられ、スロットルバルブの開度を検出するスロットルポジションセンサに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、内燃機関のスロットルバルブの開度を検出するスロットルポジションセンサとして、特開平6−42907号公報に開示されるように、スロットルバルブの回転軸の先端に一対の磁石を取付け、この一対の磁石の磁界の方向を磁電変換素子を用いて検出することにより、回転軸の回転角度、ひいてはスロットル開度を検出するように構成された磁気検知式のスロットルポジションセンサが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術によると、回転軸を保持する保持部がスロットルバルブ側に設けられ、磁石の磁束の方向を検出する磁電変換素子から離れた位置に前記保持部が配設されている。このため、回転軸が保持部内で径方向にガタが生じた場合、回転軸の径方向の大きなふれによって、磁電変換素子と回転軸に取り付けられた一対の磁石との間隔がそれぞれ変わり、この結果、磁電変換素子から出力される検出出力が大きく変位することによって、検出精度が悪化する恐れがある。
【0004】
そこで、本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、回転部材の径方向のふれがあったとしても磁電変換素子からの検出出力の変位を抑制することができるスロットルポジションセンサを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1の手段を採用することができる。
この手段によると、固定部材が、磁電変換素子を位置決めする位置決め部と、スロットルバルブの開度に応じて回転する回転部材を回転自在に保持する保持部とを有し、位置決め部は、保持部の略中心部に設けられ保持部の軸上に配設された凹部であるので、仮に回転部材が径方向にふれたとしても、回転部材に配設された一対の磁石と磁電変換素子との間隔とが大きく変わることがなく、磁電変換素子からの検出出力の変位を抑制することができる。
【0006】
さらに、固定部材が、磁電変換素子を位置決めする位置決め部と、回転部材を回転自在に保持する保持部とを備えているので、従来のように、磁電変換素子を位置決めする部材を設けることなしに、部品点数が低減できる
【0007】
また、請求項の手段によれば、回転部材は合成樹脂製であり、一対の磁石が回転部材にインサートモールドされているので、磁石の取付けを行う作業を廃止でき、その他の組付け作業が簡単になる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
(実施例1)
図1は、実施例1のスロットルポジションセンサの内部構成を示す断面図である。
【0009】
実施例1のスロットルポジションセンサは、Nd−Fe−B系等の希土類からなり、円弧状に形成されたN、S一対の永久磁石(以下、単に磁石という)11a、11bを互いに対向配設することにより、円弧状磁石を形成し、これがスロットルバルブの回転軸の先端に係止される合成樹脂製レバー9にインサートモールドして取付けられる。固定部材である合成樹脂製ハウジング7は非磁性金属製スリーブ13、金属製ブッシング12及び金属製ターミナル14を備える。スリーブ13の内部には、2個のホール素子5及び6を位置決めできるような凹部13aが設けられている。ここで実施例1のスロットルポジションセンサは、図2に示す如く合成樹脂製ハウジング7に、スプリング8及びワッシャ17を介して合成樹脂製レバー9が突部13b上に配置されたスリーブ13の回りに回転可能に保持され、スリーブ13の突部13bの凹部13aには2個のホール素子5及び6が位置決めされ、突部13bが凹部13aの近傍に設けられている。また、2個のホール素子5及び6は樹脂製プリント基板3にハンダ付け固定され、ゴム製パッキン2を介して、金属製カバー1を組付け後、合成樹脂製ハウジング7の一部を熱かしめして構成されている。また、金属製ブッシング12を介して実施例1のスロットルポジションセンサは、スロットルボディにネジ固定されている。
【0010】
合成樹脂製レバー9には、図3に示すようにヨーク10a,10b及びマグネット11a,11bの位置決め用スリット15が設けられ、ヨーク10a,10b及びマグネット11a,11bがインサートモールドされ、図示しないスロットルバルブの回転軸の先端に係止される。
図4は、図1におけるA−A線に沿った断面図である。図4に示す如くハウジング7の中空部内では中央にホール素子5、6がハンダ付けにより樹脂製プリント基板3に接続固定されている。樹脂製プリント基板3に実装されたターミナル14により、各種回路素子に外部から電気供給を行い、回路素子を動作させるとともにこの動作によって得られる検出信号を外部に取り出すことができるようになっている。また、樹脂製プリント基板3より上方のハウジング開口部16には、ゴム製パッキン2が設けられ、さらにその上に金属製カバー1を設けてハウジング開口部16の周縁を熱かしめすることで、これら各部が固定されている。また樹脂製プリント基板3の上方にはヒューミシールのような防湿剤が充鎭もしくは塗布され、ゴム製パッキン2によって密閉された内部を湿気から保護している。
【0011】
以上のように構成された本実施例のスロットルポジションセンサを、図示しないスロットルバルブに取り付ける。通常の場合、スロットルバルブ側には図示しないスロットルシャフトが設けられ、このスロットルシャフトの先端部には、シャフトの回転をセンサ側に伝達する図示しないブラケットが固定され、ブラケットはセンサ側レバー9の回転受部9aに係合される。
【0012】
一方、上記センサハウジング7は、前述のように一対の金属製ブッシング12を介してスロットルバルブ側にネジ固定される。
次に、本実施例のスロットルバルブの作動について、説明する。
スロットルシャフトに回転に伴い、回転受部9aを介してセンサ側レバー9が回転する。レバー9の上記ブラケット側とは反対側の先端近傍には、前述のマグネット11a,11bが回転軸を中心として一体的に対向配設されており、上記スロットルシャフトの回転に伴って、ホール素子5,6の感磁面に対する磁界方向が変化する。
【0013】
したがって、ホール素子5,6の感磁面に対する磁界の入射角度をθとすると、各ホール素子5,6からの出力Vは、次式で示される。
=V・sinθ
すなわち、スロットルシャフトが−90°から+90°まで変化する間に、出力Vは−Vから+Vまで正弦波上を連続的に変化する。
【0014】
なお、上記出力Vは、通常の場合数十mVから数百mVであるため、前述の樹脂製プリント基板3上に配設された増幅回路によって所望の出力電圧値に増幅処理したり、使用環境条件によっては温度補償回路とを組み合わせることで、出力調整を行う構成をとっている。
従って、上記実施例1のスロットルポジションセンサの構成によれば、ヨーク10a,10b及びマグネット11a,11bが取付けられた合成樹脂製レバー9が合成樹脂製ハウジング7に、スプリング8及びワッシャ17を介してスリーブ13の回りに回転可能に保持され、スリーブ13内部の凹部13a内に2個のホール素子5及び6が位置決めされ、かつ突部13bが凹部13a近傍に配設されているため、仮に合成樹脂製レバー9が径方向にふれたとしても合成樹脂製レバー9に設けられた一対の磁石11a,11bとホール素子5,6との間隔とが大きく変わることがなく、ホール素子5,6からの検出出力の変位を抑制することができる。また、2個のホール素子5及び6を位置決めする凹部13aと、磁石を回転可能に保持するための軸受をスリーブ13で一体的に構成したため、従来のようにハウジング内に磁石を回転自在に固定するための軸受を設ける必要がなく、センサ構成の簡素化が図れるとともにスロットルバルブへの組付作業性を向上することができる。さらに部品点数を削減し、重量増及びコストアップを防ぐことができる。
【0015】
また、一対の磁石11a、11bは、Nd−Fe−B系等の希土類からなり、かつ円弧状に形成されたN、S一対を軸心に対して互いに対向配設することにより、円弧状磁石を形成する。これにより、スリーブ13の凹部13a内に配設された2個のホール素子5及び6には安定した平行磁界を供給でき、径方向の位置ずれを最小化できるため検出精度を向上することができる。
【0016】
また、ヨーク10a,10b及びマグネット11a,11bが合成樹脂製レバー9にインサートモールドされる。従って、ヨーク10a,10b及びマグネット11a,11bの取付けが接着剤を用いることなく行うことができるため、接着剤の塗布作業及び加熱作業の必要がなく、作業性がよくなる。
(実施例2)
図5は、ホール素子5、6を合成樹脂製ホルダー4に収納固定した後、樹脂製プリント基板3にハンダ付けされたものである。実施例1に比べ、ホール素子5、6が合成樹脂製ホルダー4によって保護されているので、長時間の使用に伴う温度、振動ストレスによるホール素子5、6のリードのシャフト回転方向へのねじれを防止することができるため、センサ自体の耐久性を向上することができる。
【0017】
(変形例)
また、実施例1及び2のスロットルポジションセンサにおいては、ホール素子を2個設けて2つの検出信号を出力するように構成したが、本発明は、ホール素子等の磁電変換素子を1個設けて1種類の検出信号を出力するようにしたスロットルポジションセンサであっても、またホール素子等の磁電変換素子を3個以上設けて3種類以上の検出信号を出力するようにしたスロットルポジションセンサであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1のスロットルポジションセンサ内部構成を示す断面図である。
【図2】実施例1のスロットルポジションセンサの構成を表す分解斜視図である。
【図3】実施例1のスロットルポジションセンサのレバーを表す斜視図である。
【図4】図1におけるA−A線に沿った断面図である。
【図5】本発明の実施例2のスロットルポジションセンサ内部構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1 カバー
2 パッキン
3 プリント基板
4 ホルダー
5、6 ホール素子 (磁電変換素子)
7 ハウジング (固定部材)
8 スプリング
9 レバー (回転部材)
13 スリーブ (保持部)
13a 凹部 (位置決め部)
13b 突部 (保持部)

Claims (2)

  1. 内燃機関のスロットルバルブの開度を検出するスロットルポジションセンサであって、
    前記スロットルバルブの開度に応じて回転する回転部材と、
    この回転部材に配設されるとともに、前記回転部材の軸に対して対向して設けられた一対の磁石と、
    この一対の磁石間に設けられ、前記一対の磁石による磁界の方向に応じて検出信号を発生する磁電変換素子と、
    前記回転部材を回転自在に保持する保持部と、前記磁電変換素子を位置決めする位置決め部とを有する固定部材と、
    を備え
    前記位置決め部は、前記保持部の略中心部に設けられ前記保持部の軸上に配設された凹部であることを特徴とするスロットルポジションセンサ。
  2. 前記回転部材は合成樹脂製であり、前記一対の磁石がインサートモールドされていることを特徴とする請求項1記載のスロットルポジションセンサ。
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