JP3601161B2 - Method for manufacturing liquid filled damper - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は液体封入ダンパーの製造方法に関し、詳しくは容器本体の開口を閉鎖する状態に蓋が固着され、容器本体内部に注入された液体がその蓋の固着と同時に内部に封入される形態の液体封入ダンパーの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば車両に搭載されるCDプレーヤー等においては、車体の振動がそのままCDプレーヤーに伝達されると音飛びを生ずることから、これを防止すべく液体封入ダンパーを介してCDプレーヤーを防振支持することが行われている。
この液体封入ダンパーとして、一端側に開口を有する容器本体と、その開口を閉鎖する状態に固着された蓋と、内部に封入された液体とからなる形態のものが従来公知である。
【0003】
この種形態の液体封入ダンパーを製造するに際しては、容器本体に対して液体を注入する工程と、液体の注入後において容器本体の開口を閉鎖する状態に蓋を固着する工程とが必要であり、更に一般にはその液体の注入工程の前段階工程としてのエアリークテスト工程を、また液体注入工程の後段階工程として液量検査工程及び蓋セット工程を実施し、更に蓋セット工程の後において蓋が正しくセットされているか否かを確認するための蓋傾き検査工程とをそれぞれ実施することとなる。
【0004】
その具体的な方法として、例えば回転テーブル上に容器本体を回転テーブルの回転に連動して逐次的に且つ所定ピッチでセットし、そして回転テーブルの回転軌跡に沿って設定した各ステーションにおいて液体注入工程等上記各工程を併行して実施することが考えられる。
【0005】
ところで上記エアリークテスト工程,液体注入工程,液量検査工程,蓋セット工程,蓋傾き検査工程,蓋の固着工程等の各工程はそれぞれ作業完了に要する時間が同一でなく、特に液体注入工程と蓋の固着工程とはそれぞれ所要時間が例えば7秒程度と他の各工程に対して時間が長くかかり、これら液体注入工程,蓋の固着工程の所要時間が液体封入ダンパーの生産能率を決定してしまう問題があった。
即ち、これら液体注入工程,蓋の固着工程のために生産効率が悪く、それらのために液体封入ダンパーの生産能力を高めることが難しいといった問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本願の発明はこのような事情を背景としてなされたものである。
而して本願の発明は、一端側に開口を有する容器本体と、該容器本体に対して該開口を閉鎖する状態に固着された蓋と、内部に封入された液体とからなる液体封入ダンパーを製造するに際して、まず該容器本体内部に該液体を注入し、しかる後に該開口を閉鎖する状態に該蓋を固着する液体封入ダンパーの製造方法において、回転テーブルの回転軌跡に沿った所定位置の容器本体セットステーションにおいて前記容器本体を該回転テーブルの回転とともに所定ピッチで該回転テーブル上に逐次載置・セットする容器本体セット工程を実施するとともに、該回転テーブルの回転方向下流側の液体注入ステーションにおいて液体注入装置により複数の前記容器本体に対して液体を同時に注入する液体注入工程を実施し、更に該液体注入ステーションの下流側の蓋セットステーションにおいて該液体の注入された容器本体に蓋をセットする蓋セット工程を実施し、該蓋セットステーションの更に下流側の蓋固着ステーションにおいて、複数個の蓋を対応する容器本体に対して同時に固着する蓋の固着工程を実施することを特徴とする(請求項1)。
【0007】
本願の別の発明は、請求項1において、前記蓋の固着工程が超音波溶着工程であることを特徴とする(請求項2)。
【0008】
本願の更に別の発明は、請求項1又は2において、前記液体の注入工程を、隣接する複数個の前記容器本体に対して同一の液体注入装置により同時に実施することを特徴とする(請求項3)。
【0009】
本願の更に別の発明は、請求項1,2,3の何れかにおいて、前記蓋の固着工程を、少なくとも複数ピッチ分離れた複数組の容器本体及び蓋に対して、異なった蓋固着装置により同時に実施することを特徴とする(請求項4)。
【0010】
本願の更に別の発明は、請求項1,2,3,4の何れかにおいて、前記容器本体のセット工程と前記液体の注入工程との間に該容器本体のエア漏れの有無を検査するエアリークテスト工程が、前記液体注入工程と蓋セット工程との間に注入した液量が適正量であるか否かを調べる液量検査工程が、前記蓋セット工程と前記蓋固着工程との間に蓋傾き検査工程がそれぞれ含まれており、且つ前記エアリークテスト工程が前記容器本体に対して複数個同時に、また前記液量検査工程及び蓋傾き検査工程が前記容器本体又は該容器本体と蓋との組に対して1個ないし1組ずつ実施するものとされていることを特徴とする(請求項5)。
【0011】
【作用及び発明の効果】
上記のように請求項1の発明は、回転テーブル上に容器本体又は容器本体及び蓋を載せてテーブルの回転とともに移動させるようにし、そして設定した液体注入ステーション及び蓋固着ステーションにおいて容器本体への液体の注入及び液体注入後における容器本体への蓋の固着工程を複数個同時に実施するもので、本発明によれば、他の工程に比べて作業に長い時間のかかる液体注入工程及び蓋の固着工程を複数個同時に行うために、液体注入工程,蓋固着工程の製品1個当りの所要時間を他の各工程と均等化することができる。
従って本発明によれば、製品(液体封入ダンパー)の製造所要時間を全体として短縮化することができ、生産能率を効果的に高めることができる。
【0012】
尚本発明においては、容器本体,蓋を回転テーブル上の同一円周上に載置・セットし、その円周上を移動させながら各種処理を行うようにするのが望ましい。このようにすると各処理工程を実施する装置を簡単に構成することができる。
【0013】
請求項2の製造方法は、上記蓋の固着工程として超音波溶着を行うもので、この方法によれば、蓋固着のために長い時間を要する超音波溶着を行う場合であっても、全体として液体封入ダンパーの製造のための時間を短縮化することができる。
【0014】
請求項3の製造方法は、上記液体注入工程を同一の液体注入装置を用いて隣接する複数個の容器本体に対し同時に実施するもので、本製造方法によれば、必要な液体注入装置が1つで済み或いはその数が少なくて済む。
【0015】
他方、蓋の固着工程、特に超音波による固着工程については隣接する複数組を同一の装置にて同時に行うことは装置的に困難である。
しかるに本発明では、複数ピッチ分離れた複数組の容器本体及び蓋に対して複数の蓋固着装置により蓋の固着を行うようにしており、これにより複数個の蓋を対応する容器本体に対して同時に固着することが可能となり、以て液体封入ダンパーの製造における蓋の固着工程が生産能率向上の阻害要因となるのを回避し得、液体封入ダンパーを高能率で生産可能となる(請求項4)。
【0016】
請求項5の製造方法は、容器本体のセット工程と液体注入工程との間でエアリークテスト工程を、また液体注入工程と蓋セット工程との間で液量検査工程を、更に蓋セット工程と蓋固着工程との間で蓋傾き検査工程をそれぞれ実施し、且つエアリークテスト工程では容器本体に対して2個ずつ、また液量検査工程,蓋傾き検査工程では容器本体又は容器本体と蓋とに対して1個ないし1組ずつ実施するもので、本製造方法によれば、容器本体からの液漏れのない良好な液体封入ダンパーを製造できるとともに、容器本体からの液漏れ、つまりエア漏れの有無の検査のための、所要時間の長いエアリークテスト工程の製品1個当りの所要時間を他の各工程と均等化できる。
【0017】
これにより回転テーブルの回転とともに液体封入ダンパーの製造に必要な一連の工程を短いタクト時間で連続的に実施することができ、且つ各工程の所要時間をバランスのとれたものとなし得て、液体封入ダンパーの生産効率を高めることができる。
【0018】
【実施例】
次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく説明する。
図10において、10は本例の製造方法の適用対象である液体封入ダンパーの例を示したもので、この液体封入ダンパー10は容器本体12と、その一端側開口13を閉鎖する状態に容器本体12に固着された蓋14と、内部に封入された液体(高粘性シリコン液)16とから成っている。
【0019】
容器本体12は、円筒形状の周壁部18と、中心部において液体16内部に突入する底付き円筒形状の撹拌軸部20と、周壁部18及び撹拌軸部20を連結する薄肉ひだ状の可撓部22とからなっている。
撹拌軸部20は中心部に挿入孔24を有し、その内部にCDプレーヤーを防振支持する際の支持体又は被支持体側の軸部が挿入されるようになっている。
【0020】
本例において液体封入ダンパー10は、容器本体12及び蓋14の外周部がそれぞれ硬質樹脂材26から成っており、また他の部分が軟質樹脂材又はゴム材からなっている。そしてその硬質樹脂材26の部分において容器本体12と蓋14とが超音波溶着されて一体化されている。
【0021】
図1は本例の液体封入ダンパーの製造方法の実施装置の概略平面構成を示したものである。図に示しているようにこの装置は回転テーブル28を有しており、その回転テーブル28の周辺に沿って容器本体セットステーションS1,エアリークテストステーションS2,液体注入ステーションS3,液量検査ステーションS4,蓋セットステーションS5,蓋傾き検査ステーションS6,蓋固着ステーションS7A,S7B及び製品の取出ステーションS8が所定間隔をおいて設定されている。
【0022】
そして容器本体セットステーションS1には容器本体12の供給セット装置30が、またエアリークテストステーションS2にはエアリークテスト装置32が、更に液体注入ステーションS3には液体注入装置34が、またその下流側に液量検査装置36及び蓋セット装置38が、更に蓋傾き検査ステーションS6において蓋傾き検査装置40が、また蓋固着ステーションS7A,S7Bにはそれぞれ別々の蓋固着装置42及び44が、更に容器本体セットステーションS1に隣接する取出ステーションS8に製品取出装置46がそれぞれ設置されている。
【0023】
図2(A)に示しているように、回転テーブル28には回転駆動装置48が連結されており、その回転駆動装置48によって回転テーブル28が間欠的に回転駆動されるようになっている。
尚、同図(B)に示しているように回転テーブル28の外周部には所定ピッチP(この例では中心角が15°となるピッチ)で複数の保持部50が同一円周上に設けられており、その保持部50において容器本体12が単独で、または容器本体12と蓋14とがそこに保持されるようになっている(図3(C)参照)。
【0024】
回転テーブル28の上方には、また、図3にも示しているように固定テーブル52が位置固定に設けられており、その固定テーブル52の外周部に、容器本体12又は容器本体12と蓋14(以下ワークとする)を検知するための複数の検知センサ54が取り付けられている。
これら検知センサ54は、図1に示しているようにステーションS1,S2,S3,S5,S8のそれぞれに対応する位置においては2個ずつセットされており、またステーションS7A,S7Bに対応する位置においてはそれぞれ1個ずつセットされている。
【0025】
即ち本例においては、ステーションS1,S2,S3,S5,S8においてはそれぞれワークを2個ずつ同時にセット或いは処理するようにしており、その際にワークが実際に回転テーブル28上に2個ずつ存在しているか否かを各検知センサ54にて検知するようにしている。
【0026】
また1個ずつ処理する工程においては、対応する1個のワークが存在しているか否かを各検知センサ54にて検知するようにしている。
ここで各検知センサ54は、反射型の光電センサからなるものである。
【0027】
図4は上記エアリークテスト装置32の概略構成を示したものである。同図において56は支柱で、この支柱56には上ノズル58がシリンダ59によって昇降可能に設けられている。また回転テーブル28を間にしてその下側には下ノズル60が上ノズル58に対向して且つシリンダ62によって昇降可能に設けられている。
下ノズル60にはテストエア注入のための管路64が設けられており、また上ノズル58にはエアを圧力センサに導くための管路66が設けられている。
【0028】
このエアリークテスト装置32を用いたエアリークテストでは、同図(C)に示すように保持部50にワークとしての容器本体12をセットした状態において、下ノズル60及び上ノズル58をそれぞれ上向き及び下向きに前進させ、その状態において下ノズル60からテストエアを吹き出させるとともに、上ノズル58からのエアを管路66を介して圧力センサに導き、エアリークの有無を検出する。
【0029】
図5は液体注入装置34の概略構成を示している。同図において68は機枠で、この機枠68には昇降シリンダ72が取り付けられており、この昇降シリンダ72によって、一対のディスペンサ70がガイドレール71に沿って昇降可能とされている。
【0030】
これら一対のディスペンサ70には、液体16をディスペンサ70に供給するための供給管路74が接続されており、また各ディスペンサ70からは注入針76が下向きに延び出しており、これら注入針76からワークとしての容器本体12内部に所定の液体16が注入されるようになっている。
【0031】
次に図6は液量検査装置36を示したもので、図示のようにこの装置は支柱78と、その支柱78によって支持された所定高さ位置のレーザー変位計80とを備えており、そのレーザー変位計80の透光部からレーザー光線を容器本体12内部の液体16に対して照射するとともに、その反射光を受光することによって液面の位置を計測し、以て液体16が設定された液量だけあるか否かを検出する。
【0032】
図7は蓋傾き検査装置40を示したもので、図7(B)に示すようにこの装置はレーザー投光器82と、保持部50を間にしてレーザー投光器82と対向するレーザー受光器84とを含んでいる。
ここでレーザー投光器82は支柱86によって所定高さ位置に保持されており、またレーザー受光器84は固定テーブル52に取り付けられている。
【0033】
この装置は、レーザー投光器82より発するレーザー帯88が、その一部を保持部50に保持されたワークとしての容器本体12及び蓋14によって遮られ、レーザー受光器84に投影・受光される。そしてこのレーザー帯88の投影量を測定することによって蓋14の傾きの有無を検査する(図7(A)参照)。
【0034】
次に図8は蓋固着装置42(44)の概略構成を示したものである。
同図において90は機枠で、この機枠90の上部には昇降シリンダ92が取り付けられており、この昇降シリンダ92によって超音波発振部94がガイドレール96に沿って昇降可能とされている。
この超音波発振部94には超音波振動を作用させるホーン98が下向きに設けられている。
【0035】
回転テーブル28を間にして、その下側には突上げピン100がホーン98に対向するように設けられている。この突上げピン100は機枠90に取り付けられたシリンダ102によって昇降可能とされている。
【0036】
この蓋固着装置42(44)は、保持部50にワークとしての容器本体12及び蓋14をセットした状態において、超音波振動作用部としてのホーン98を下降させて蓋14と容器本体12との接触部に当接させ、その状態で超音波を作用させることによって蓋14と容器本体12、具体的にはそれらの外周部の硬質樹脂材から成る部分を溶着する。
【0037】
図9は製品取出装置46の要部概略構成を示したものである。
同図において104は負圧供給管106と連通した一対の吸着部で、この吸着部104は下向きに設けられており、昇降シリンダ108によって昇降可能とされている。
【0038】
この装置は、保持部50におけるワークとしての容器本体12と蓋14の上方から昇降シリンダ108によって吸着部104を降下させる。そしてワークの上面に吸着部104を当接させた状態で、吸着部104に負圧供給管106より負圧を作用させることでワークを吸着させる。そして昇降シリンダ108を上昇させることで保持部50よりワークを取り出すようになっている。
尚昇降シリンダ108は、装置本体110と連結している横行シリンダ112によってガイドレール114に沿って横行可能とされている。
【0039】
次に本例の装置を使った液体封入ダンパー10の製造方法を具体的に説明する。
始めに、容器本体セットステーションS1において、供給セット装置30は回転テーブル28の隣接する2つの保持部50に対して2個の容器本体12を同時にセットする。そして2つの保持部50にセットされた容器本体12は、固定テーブル52に取り付けられた検知センサ54によってそれぞれ検知される。
【0040】
その後回転テーブル28は、図1において反時計回り方向に1ピッチずつ回転し、2ピッチ分回転するごとに容器本体セットステーションS1において、供給セット装置30が容器本体12を2個ずつセットする。
【0041】
次に容器本体セットステーションS1で保持部50にセットされた容器本体12は、回転テーブル28の回転によってエアリークテストステーションS2へと送られる。
エアリークテストステーションS2においては、エアリークテスト装置32が、隣接する2つの保持部50にセットされたワークとしての2個の容器本体12に対して同時にエアリークテストを行う。
【0042】
このエアリークテストステーションS2においては、始めに、固定テーブル52に取り付けられた2組の検知センサ54が、隣接する2つの保持部50にそれぞれ容器本体12がセットされているか否かを検知する(図1参照)。ここで検知センサ54が検知しなければ、エアリークテストは行われない。
【0043】
ワークとしての容器本体12の検知があったとき、2組の下ノズル60及び上ノズル58がそれぞれ上昇及び下降移動させられる。
次に、下ノズル60よりテストエアを容器本体12に向けて吹き出させるとともに、容器本体12を挾んで反対側の上ノズル58からのエアを管路66を介して圧力センサに導き、2個の容器本体12のエアリークの有無をそれぞれ検出する。
【0044】
その後、下ノズル60では負圧が作用され、テストエアによる容器本体12の変形を修正した上で、始めに上ノズル58が、そして下ノズル60がそれぞれ上昇及び下降移動する(図4参照)。
尚、このエアリークテストステーションS2においても、回転テーブル28が2ピッチ分回転するごとに、エアリークテスト装置32が動作するようになっている。
【0045】
エアリークテストを終えた容器本体12は、次に液体注入ステーションS3へと送られる。
液体注入ステーションS3では、液体注入装置34がエアリークテストに合格した容器本体12に対して液体(高粘性シリコン液)16の注入を行う。このステーションS3においても2個の容器本体12に対して同時に液体16の注入を行う(図1参照)。
【0046】
この液体注入ステーションS3においても、固定テーブル52に取り付けられた検知センサ54によって、隣接する2つの保持部50にワークがセットされているか否かをそれぞれ検出する。
そしてワークを検知した後、一対の液垂れ防止シャッターをそれぞれ開き、昇降シリンダ72によって一対のディスペンサ70を下降させるとともに、ディスペンサ70より下向きに延びる注入針76をそれぞれ容器本体12内部へ向かって所定の高さまで降下させる(図5参照)。
【0047】
その状態でポンプ(図示省略)より供給管路74を通じてディスペンサ70へ液体16が送られるとともに、ディスペンサ70から注入針76を通して容器本体12内部へ所定量の液体16が注入される。
この液体16の注入の際に、容器本体12内部から液体16が飛び出すのを防止するため、ディスペンサ70による液体16の注入速度を最適なものとしている。
【0048】
それぞれの容器本体12内部に液体16の注入が完了したら、昇降シリンダ72により一対のディスペンサ70とともに注入針76が上昇し、一対の液垂れ防止シャッターが閉じて容器本体12内へ注入針76から滴る液体16の流入を防止する。
この液体注入ステーションS3においても、前記ステーションS1,S2と同様に回転テーブル28が2ピッチ分回転するごとに液体注入装置34が動作する。
【0049】
次に、液体16を注入された容器本体12は液量検査ステーションS4へと送られる。
このステーションS4には1個の液量検査装置36が設けられており、図6に示すように液量検査装置36のレーザー変位計80からレーザー光線を容器本体12内部に注入された液体16に対して照射するとともに、その反射光を受光することによってその液面の位置を計測し、以て液体16が設定された液量だけあるか否かを検査する。
このステーションS4では、回転テーブル28が1ピッチ分回転するごとに液量検査装置36が動作する。
【0050】
液量検査を終えたワークは、蓋セットステーションS5へと送られる。
このステーションS5においても、固定テーブル52に取り付けられた検知センサ54がステーションS5内の隣接する2つの保持部50にワークがセットされているか否かを検知する(図1参照)。
【0051】
そしてワークを検知したら、次に蓋セット装置38が、液体16を注入した2個の容器本体12に対して上方から対応する蓋14をそれぞれ同時にセットする。
尚この蓋セットステーションS5でも、前記ステーションS1,S2及びS3と同様に回転テーブル28が2ピッチ分回転するごとに蓋セット装置38が動作する。
【0052】
次に蓋14のセット後、ワークは蓋傾き検査ステーションS6へと送られる。このステーションS6には、1組の蓋傾き検査装置40が設けられている。この蓋傾き検査装置40は、図7に示すようにレーザー投光器82から発せられるレーザー帯88が、途中保持部50,容器本体12及び蓋14によって一部を遮られ、レーザー受光器84へ投影され、受光される。この投影量を測定し、蓋14が傾いていないか否かを検査する。
そして蓋傾き検査を終えたワークは蓋固着ステーションS7A又はS7Bへと送られる。
【0053】
これら蓋固着ステーションS7AとS7Bは、本例においては互いに3ピッチ分離れた位置にそれぞれ設けられている。
各蓋固着ステーションS7A及びS7Bにおいて、固定テーブル52に取り付けられた検知センサ54は各ステーションS7A,S7B内の1つの保持部50に対してそれぞれ向けられており、それら保持部50にワークがセットされているか否かをそれぞれ検知する(図1参照)。
【0054】
各蓋固着ステーションS7A及びS7Bには、蓋固着装置42,44がそれぞれ設けられている。
そして各蓋固着装置42,44に入ってきたワークには、超音波振動が作用させられ、以て容器本体12及び蓋14のそれぞれの硬質樹脂材26の部分が互いに溶着され、一体化される。
【0055】
尚、各蓋固着ステーションS7A及びS7Bにおいても前記ステーションS1,S2,S3及びS5と同様に、回転テーブル28が2ピッチ分回転するごとに各蓋固着装置42及び44が同時に動作するようになっており、且つステーションS7AとS7Bが奇数ピッチ分(本例では3ピッチ分)離れていることで、それぞれが異なったワークに対して蓋14の固着作業を行う。
【0056】
次に蓋14の固着を終えたワークは、製品の取出ステーションS8へと送られる。
このステーションS8でも、検知センサ54が製品取出部の2つの保持部50におけるワークの有無を検知する。
【0057】
そして検知されたワークは製品取出装置46の吸着部104に吸着され、保持部50より取り出される。
このとき製品取出装置46には2つの吸着部104が備えられており、同時に異なる2つのワーク(製品)を取り出すことができる。
そして取り出された製品は横行シリンダ112によって図示しないコンベヤ上へと運ばれ、製品として搬出される。
【0058】
また前記エアリークステーションS2,液量検査ステーションS4,蓋傾き検査ステーションS6及び蓋固着ステーションS7A,S7B等で不具合のあったワークに対しては、取出ステーションS8において前記コンベヤとは別の場所に運ばれ、良品と区分けされるようになっている。
尚、この取出ステーションS8においても、前記ステーションS1,S2,S3,S5,S7A及びS7Bと同様に回転テーブル28が2ピッチ分回転するごとに製品取出装置46が動作する。
【0059】
上記のように本例は、回転テーブル28上にワークとして容器本体12又は容器本体12と蓋14とを載せて回転テーブル28の回転とともに移動させるようにし、そして設定した液体注入ステーションS3及び蓋固着ステーションS7A,S7Bにおいて、容器本体12への液体16の注入及び液体16の注入後における蓋14の容器本体12への固着工程を2個同時に実施するもので、本例によれば、他の工程に比べて作業に長い時間のかかる液体16の注入工程及び蓋固着工程を2個同時に行うために、液体16の注入工程,蓋固着工程の製品1個当りの所要時間を他の各工程と均等化することができる。
【0060】
従って本実施例によれば、液体封入ダンパー10の製造所要時間を全体として短縮化することができ、生産能率を効果的に高めることができる。
【0061】
また本例においては、容器本体12を回転テーブル28上の同一円周上に載置・セットし、その円周上を移動させながら各種処理を行うようにすることで、各処理工程を実施する装置を簡単に構成することができる。
【0062】
本例の製造方法では、蓋固着工程において長い時間を要する超音波溶着を適用しているが、蓋固着工程において2個同時に固着を行うことにより、全体として液体封入ダンパー10の製造のための時間を短縮化できる。
【0063】
また本例においては、液体16の注入工程を、同一の液体注入装置34を用いて隣接する2個の容器本体12に対して同時に実施することにより、必要な液体注入装置34が1つで済む。
【0064】
以上本発明の実施例を詳述したがこれはあくまで一例示である。
例えば本実施例においてはワークの送りピッチを15°ずつとして2個ずつ各処理を行っているが、これを変更して3個ずつ或いはそれ以上の個数を同時に処理することが可能である。その他本発明はその主旨を逸脱しない範囲において種々変更を加えた形態で構成可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である液体封入ダンパーの製造方法の実施装置の概略平面構成を示す図である。
【図2】図1における回転テーブルを備えた回転駆動装置の概略構成図である。
【図3】図2における保持部及びワーク検知センサの要部拡大図である。
【図4】図1におけるエアリークテスト装置の概略構成を示す図である。
【図5】図1における液体注入装置の概略構成を示す図である。
【図6】図1における液量検査装置の概略構成を示す図である。
【図7】図1における蓋傾き検査装置の概略構成を示す図である。
【図8】図1における蓋固着装置の概略構成を示す図である。
【図9】図1における製品取出装置の要部概略構成を示す図である。
【図10】本発明である液体封入ダンパーの製造方法の適用対象である液体封入ダンパーの一例を示す図である。
【符号の説明】
10 液体封入ダンパー
12 容器本体
13 開口
14 蓋
16 液体
28 回転テーブル
34 液体注入装置
42,44 蓋固着装置
P ピッチ
S1 容器本体セットステーション
S3 液体注入ステーション
S5 蓋セットステーション
S7A,S7B 蓋固着ステーション[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for manufacturing a liquid-filled damper, and more specifically, a liquid in a form in which a lid is fixed in a state in which an opening of a container body is closed, and the liquid injected into the container body is sealed in the interior at the same time as the lid is fixed. The present invention relates to a method of manufacturing an enclosed damper.
[0002]
[Prior art]
For example, in a CD player or the like mounted on a vehicle, if the vibration of the vehicle body is transmitted to the CD player as it is, sound skipping occurs, so that the CD player is supported by vibration isolation via a liquid-filled damper to prevent this. Has been done.
As this liquid-filled damper, there is conventionally known a form comprising a container main body having an opening on one end side, a lid fixed in a state of closing the opening, and a liquid sealed inside.
[0003]
In manufacturing this type of liquid-filled damper, a step of injecting liquid into the container body and a step of fixing the lid in a state of closing the opening of the container body after the injection of the liquid are necessary. More generally, an air leak test process as a pre-stage process of the liquid injection process is performed, and a liquid amount inspection process and a lid setting process are performed as a post-stage process of the liquid injection process. A lid inclination inspection process for confirming whether or not it is set is performed.
[0004]
As a specific method, for example, the container main body is set on the rotary table sequentially at a predetermined pitch in conjunction with the rotation of the rotary table, and the liquid injection process is performed at each station set along the rotation trajectory of the rotary table. It is conceivable to carry out the above processes in parallel.
[0005]
By the way, the air leak test process, the liquid injection process, the liquid amount inspection process, the lid setting process, the lid tilt inspection process, the lid fixing process, and the like are not the same in time required for completion of the work. Each of the fixing steps takes a long time, for example, about 7 seconds, and takes a long time for each of the other steps. The time required for the liquid injection step and the lid fixing step determines the production efficiency of the liquid-filled damper. There was a problem.
That is, there is a problem that the production efficiency is poor because of the liquid injection process and the lid fixing process, and it is difficult to increase the production capacity of the liquid-filled damper.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The invention of the present application has been made against such a background.
Thus, the invention of the present application provides a liquid-filled damper comprising a container body having an opening on one end side, a lid fixed to the container body so as to close the opening, and a liquid sealed inside. In the manufacturing method of the liquid-filled damper, in which the liquid is first injected into the container main body and then the opening is closed, the container at a predetermined position along the rotation trajectory of the rotary table. In the main body setting station, a container main body setting step of sequentially placing and setting the container main body on the rotary table at a predetermined pitch with the rotation of the rotary table is performed, and in the liquid injection station on the downstream side in the rotation direction of the rotary table A liquid injection step of simultaneously injecting liquid into the plurality of container bodies by the liquid injection device; and further, the liquid injection station A lid setting step of setting a lid on the container body into which the liquid has been injected at a lid setting station on the downstream side of the lid, and a plurality of lids corresponding to the containers at the lid fixing station further downstream of the lid setting station A lid fixing step of simultaneously fixing to the main body is performed (Claim 1).
[0007]
Another invention of the present application is characterized in that, in
[0008]
Still another invention of the present application is characterized in that, in
[0009]
According to still another aspect of the present invention, in any one of the first, second, and third aspects, the lid fixing step is performed by using different lid fixing devices for at least a plurality of sets of container main bodies and lids separated by a plurality of pitches. It is characterized by carrying out simultaneously (Claim 4).
[0010]
According to still another aspect of the present invention, in any one of the first, second, third, and fourth aspects, the air leak for inspecting the container body for air leakage between the container body setting step and the liquid injection step. In the test step, a liquid amount inspection step for checking whether or not the amount of liquid injected between the liquid injection step and the lid setting step is an appropriate amount is between the lid setting step and the lid fixing step. Inclination inspection steps are included, and a plurality of the air leak test steps are simultaneously performed on the container body, and the liquid amount inspection step and the lid inclination inspection step are the container body or a combination of the container body and the lid. One or one set is implemented for each of the above (claim 5).
[0011]
[Operation and effect of the invention]
As described above, according to the first aspect of the present invention, the container main body or the container main body and the lid are placed on the rotary table and moved together with the rotation of the table. And a plurality of lid fixing steps to the container body after the liquid injection. According to the present invention, the liquid injection step and the lid fixing step, which take a long time compared to other steps, are performed. Since a plurality of processes are performed simultaneously, the required time per product in the liquid injection process and the lid fixing process can be equalized with other processes.
Therefore, according to the present invention, the time required for manufacturing the product (liquid-filled damper) can be shortened as a whole, and the production efficiency can be effectively increased.
[0012]
In the present invention, it is desirable to place and set the container body and the lid on the same circumference on the rotary table, and to perform various processes while moving on the circumference. In this way, an apparatus for performing each processing step can be easily configured.
[0013]
The manufacturing method according to
[0014]
According to a third aspect of the present invention, the liquid injecting step is performed simultaneously on a plurality of adjacent container bodies using the same liquid injecting device. It can be completed or less.
[0015]
On the other hand, regarding the lid fixing process, particularly the ultrasonic fixing process, it is difficult to perform a plurality of adjacent sets simultaneously in the same apparatus.
However, in the present invention, a plurality of sets of container main bodies and lids separated by a plurality of pitches are fixed to each other by a plurality of cover fixing devices, whereby the plurality of lids are attached to the corresponding container main bodies. Since it is possible to fix at the same time, it is possible to avoid the lid fixing step in the production of the liquid-filled damper being an obstacle to the improvement of the production efficiency, and the liquid-filled damper can be produced with high efficiency. ).
[0016]
The manufacturing method according to
[0017]
As a result, a series of processes necessary for manufacturing the liquid-filled damper can be continuously performed with a short tact time as the rotary table rotates, and the time required for each process can be balanced, and the liquid The production efficiency of the enclosed damper can be increased.
[0018]
【Example】
Next, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
In FIG. 10, 10 shows an example of a liquid-filled damper to which the manufacturing method of the present example is applied. The liquid-filled
[0019]
The container
The stirring
[0020]
In this example, in the liquid-filled
[0021]
FIG. 1 shows a schematic plan configuration of an apparatus for carrying out a manufacturing method of a liquid-filled damper of this example. As shown in the figure, this apparatus has a rotary table 28, and along the periphery of the rotary table 28, a container body setting station S1, an air leak test station S2, a liquid injection station S3, and a liquid level inspection station S4. The lid setting station S5, the lid tilt inspection station S6, the lid fixing stations S7A and S7B, and the product take-out station S8 are set at predetermined intervals.
[0022]
The container body setting station S1 is provided with a
[0023]
As shown in FIG. 2A, a
As shown in FIG. 5B, a plurality of holding
[0024]
As shown in FIG. 3, a fixed table 52 is provided at a fixed position above the rotary table 28, and the container
As shown in FIG. 1, two
[0025]
That is, in this example, at stations S1, S2, S3, S5, and S8, two workpieces are set or processed simultaneously, and at that time, two workpieces actually exist on the rotary table 28. Each
[0026]
Moreover, in the process of processing one by one, each
Here, each
[0027]
FIG. 4 shows a schematic configuration of the air
The
[0028]
In the air leak test using the air
[0029]
FIG. 5 shows a schematic configuration of the
[0030]
A supply conduit 74 for supplying the liquid 16 to the
[0031]
Next, FIG. 6 shows a liquid
[0032]
FIG. 7 shows a lid
Here, the
[0033]
In this apparatus, a
[0034]
Next, FIG. 8 shows a schematic configuration of the lid fixing device 42 (44).
In the drawing,
The
[0035]
A push-up
[0036]
The lid fixing device 42 (44) lowers the
[0037]
FIG. 9 shows a schematic configuration of the main part of the product take-out
In the figure,
[0038]
In this apparatus, the
The elevating
[0039]
Next, a method for manufacturing the liquid filled
First, in the container main body setting station S1, the
[0040]
Thereafter, the rotary table 28 is rotated by one pitch in the counterclockwise direction in FIG. 1, and the
[0041]
Next, the
In the air leak test station S <b> 2, the air
[0042]
In the air leak test station S2, first, two sets of
[0043]
When the container
Next, the test air is blown out from the
[0044]
Thereafter, a negative pressure is applied to the
In the air leak test station S2, the air
[0045]
The
In the liquid injection station S3, the
[0046]
Also in this liquid injection station S3, the
Then, after detecting the workpiece, the pair of dripping prevention shutters are opened, the pair of
[0047]
In this state, the liquid 16 is sent from the pump (not shown) to the
In order to prevent the liquid 16 from jumping out from the inside of the container
[0048]
When the injection of the liquid 16 into each container
Also in the liquid injection station S3, the
[0049]
Next, the
This station S4 is provided with one liquid
In this station S4, the liquid
[0050]
The workpiece that has been subjected to the liquid amount inspection is sent to the lid setting station S5.
Also in this station S5, the
[0051]
When the workpiece is detected, the
In the lid setting station S5, the
[0052]
Next, after the
And the work which finished the lid inclination inspection is sent to lid adhering station S7A or S7B.
[0053]
These lid fixing stations S7A and S7B are provided at positions separated from each other by 3 pitches in this example.
In each of the lid fixing stations S7A and S7B, the
[0054]
Then, ultrasonic vibrations are applied to the workpieces that have entered the
[0055]
In each of the lid fixing stations S7A and S7B, as in the stations S1, S2, S3, and S5, the
[0056]
Next, the work on which the
Also in this station S8, the
[0057]
The detected workpiece is sucked by the
At this time, the product take-out
And the taken-out product is carried on the conveyor which is not shown in figure by the
[0058]
Also, workpieces that have failed at the air leak station S2, the liquid level inspection station S4, the lid inclination inspection station S6 and the lid fixing stations S7A, S7B, etc. are transported to a place different from the conveyor at the take-out station S8. , And are classified as good products.
In this take-out station S8, the product take-out
[0059]
As described above, in this example, the container
[0060]
Therefore, according to the present embodiment, the time required for manufacturing the liquid-filled
[0061]
Further, in this example, each processing step is performed by placing and setting the
[0062]
In the manufacturing method of this example, ultrasonic welding that requires a long time is applied in the lid fixing step. However, by simultaneously fixing two pieces in the lid fixing step, the time required for manufacturing the liquid-filled
[0063]
In this example, the liquid 16 injection step is simultaneously performed on two
[0064]
Although the embodiment of the present invention has been described in detail above, this is merely an example.
For example, in the present embodiment, each processing is performed in increments of two by setting the workpiece feed pitch to 15 °. However, it is possible to process three or more in parallel by changing this processing. In addition, this invention can be comprised in the form which added the various change in the range which does not deviate from the main point.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing a schematic plan configuration of an apparatus for carrying out a method for producing a liquid-filled damper according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a schematic configuration diagram of a rotary drive device including the rotary table in FIG.
3 is an enlarged view of a main part of a holding unit and a workpiece detection sensor in FIG. 2;
4 is a diagram showing a schematic configuration of an air leak test apparatus in FIG. 1. FIG.
FIG. 5 is a diagram showing a schematic configuration of the liquid injection apparatus in FIG. 1;
6 is a diagram showing a schematic configuration of the liquid amount inspection apparatus in FIG. 1. FIG.
7 is a diagram showing a schematic configuration of the lid tilt inspection apparatus in FIG. 1. FIG.
8 is a diagram showing a schematic configuration of the lid fixing device in FIG. 1. FIG.
9 is a diagram showing a schematic configuration of a main part of the product take-out device in FIG.
FIG. 10 is a diagram showing an example of a liquid-filled damper that is an application target of the liquid-filled damper manufacturing method according to the present invention.
[Explanation of symbols]
10 Liquid-filled damper
12 Container body
13 opening
14 Lid
16 liquid
28 Rotary table
34 Liquid injection device
42,44 Lid fixing device
P pitch
S1 Container body set station
S3 Liquid injection station
S5 Lid set station
S7A, S7B Lid fixing station
Claims (5)
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