JP3600438B2 - ガスタービンの可変翼回転装置 - Google Patents

ガスタービンの可変翼回転装置 Download PDF

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    • F01D17/12Final actuators arranged in stator parts
    • F01D17/14Final actuators arranged in stator parts varying effective cross-sectional area of nozzles or guide conduits
    • F01D17/16Final actuators arranged in stator parts varying effective cross-sectional area of nozzles or guide conduits by means of nozzle vanes
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガスタービンの可変翼回転装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ガスタービンにおいては、その可変静翼を回転させて翼角を変化させる手段として、図1に示すように、車室1内に枢支された翼(静翼)2の回転軸2aをレバー3を介して、回転可能なリング4に連結し、該リング4を回転させることにより前記翼2を図1の矢印のように回転させる手段が提供されている。
ここで、前記リング4は、これに設けられた複数の支持点6を車室1に設けられた座5にて支えられながら回転可能となっている。
尚、図1は翼2を1枚表示しているが、かかるガスタービンでは、当然ながらこの翼2は車室1に円周方向等間隔に複数個設けられており、前記リング4の回転によって各翼2が同時に回転するようになっている。
【0003】
図9〜図10はかかる翼回転用リングの回転装置の従来技術の1例を示す。
図9〜図10において4はリングで、図1に示すように、翼2を回転させる構造となっている。
前記リング4の外周の両端部にはピン51及び52が挿通され、該ピン51及び52を介して棒状のリンク10及び11の一端が枢支されている。
一方、前記支台40(図1参照)上に固定されたブラケット43には軸18を介して操作用のレバー17が枢支されている。
【0004】
該レバー17の端部にはピン200が挿通され、該ピン200には、図10に示すように、リンク14及びリンク15の一端が枢支されている。
一方、前記ブラケット43の左右には、前記支台40に夫々固定されたブラケット41、42が配設され、各ブラケット41、42には軸56及び55を介して互いに反対方向を向いたL字状のレバー12及び13が枢支されている。
【0005】
そして一方側(右側)のレバー12の一端には、ピン58を介して前記リンク14の他端が回動可能に連結され、他方側(左側)のレバー13の一端にはピン57を介して前記リンク15の他端が回動可能に連結されている。
さらに前記一方のL字状のレバー12の他端はピン53を介して前記リンク10の他端に連結され、他方のL字状のレバー13の他端はピン54を介して前記リンク11の他端に連結されている。
【0006】
かかるリングの回転装置において、サーボモータ等の駆動手段(不図示)により、前記駆動軸18を介してレバー17を図9のZ1矢印のように回動させると、リンク14、15はZ2矢印のように右方へ水平移動し、レバー12は軸56廻りにZ3矢印のように反時計方向に回転し、レバー13は軸55廻りにZ4矢印のように反時計方向に回転する。そして右側のリンク10は、上方、つまりZ5矢印方向に、左側のリンク11は下方、つまりZ6矢印の方向に移動する。
これによってリング4には前記リンク10及び11を介して偶力が作用し、該リング4はZ7矢印のように反時計方向に回転し、該リング4の回転に従がい翼2も所定の方向に回転せしめられる。
【0007】
図11は前記リング4をサーボモータを利用して回転駆動する回転装置の1例を示す。
この場合は、2つのシリンダのうち一方をサーボモータ60、他方をスレーブシリンダ61として双方を連通管64、65により接続する。
そして、サーボモータ60のピストン62を油圧駆動してピストンロッド66をY1矢印のように移動させるとともに、スレーブシリンダ61のピストン63及びピストンロッド67がY2矢印のように移動し、これによって発生する偶力によりリング4は、Y3矢印のように回転する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
かかるガスタービンにおける翼回転用リングの回転装置においては、リング4を回転させるためのリンク10を1本設けたものが提供されているが、この場合には、リング4を回転させる力は、リング4の支持点6の反力と釣り合う。
【0009】
然るに、かかる装置においては、前記車室1に支持される翼2の回転軸2aの直径と前記力の作用点との半径比が1に近く、このため摩擦力による抵抗トルクが大きくなる。
また前記リング4の半径は車室1の半径よりも大きくなるので変形し易いため、上記事項と相まってリング4回転のための円滑な操作が損なわれ易い。
【0010】
そこで、前記問題点を解決するリングの回転装置として、図9〜図10及び図11に示すような、リング4に偶力を付与してこれを回転させる手段が提供されている。
【0011】
図9〜図10に示す従来技術においては、リング4を駆動する2本のリンク10、11を該リング4の両端に連結して、リング4の操作力を偶力とし、一箇所の着力点に集中する荷重を低減すると同時に、支持点6に与えられる操作力の合力を0に近づけて、変形と摩擦を減じ、操作を円滑にせしめるとともに、操作力自体も低減している。
【0012】
しかしながら図9〜図10に示す従来技術にあっては、レバー17の端部に取付けられた1本のピン200に左右のリンク14及び15を直接取付けてこれらリンク14、15を左右動するようになっているため、リンク14、15に自由度が少なく過剰高速となって摩擦抵抗が増大する懸念があり、該リンク14、15を介してのリング4の駆動に大きな操作力を必要とするとともに、リンク14、15あるいはこれに連なるレバーやリンクの荷重や熱膨張による変形を吸収し難い構造となっているため、かかる変形に起因する操作力の過大化や操作不良の発生をみる。
【0013】
また図11に示すようなサーボモータを利用したものにあっては、駆動すべき翼列が複数列ある場合は、列数と同数のサーボモータ60、スレーブシリンダ61等の油圧駆動部材を必要とするため、部品数が多くなり、装置コストも高騰する。
また、かかる場合にはストローク端ではパイロットリレー付き側(サーボモタ60)とスレーブシリンダ61側とで操作力のバランスが崩れて所要の操作力が得られないことがある。
【0014】
本発明はかかる従来技術の課題に鑑み、部品点数を最少限とした簡単かつ低コストの構造で以って、車室内に枢支された翼の回転軸をレバーを介して、車室外周に設けた回転可能な環状リングの操作抵抗が小さくかつ荷重や熱膨張による変形を確実に吸収し得て、小さい操作力で以って前記環状リングを確実に回転し得るガスタービンの可変翼回転装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明はかかる課題を解決するため、車内に枢支された翼の回転軸2aをレバーを介して、車室外周に設けた回転可能な環状リングに連結し、該環状リングの周部に対をなす従動リンク10、11の一端を回動自在に連結して前記各従動リンク10、11に偶力を与えて前記環状リングを回動するようにしたガスタービンの可変翼回転装置において、
前記回転装置を支持する支台40上に固定された中央ブラケット43に支持された駆動軸18に回動自在に枢支された操作レバー17と、
前記操作レバー17上側の自由端側に中央部を回動自在に枢支させた駆動レバー16と、
該駆動レバー16の両端側に夫々一端が枢支された一対の駆動リンク14、15と、
前記中央ブラケット43の左右の前記支台40に夫々固定されたブラケット41、42に軸55、56を介して枢支された一対のL字状のレバー12、13とを具え、
前記L字状レバー12、13の一側には夫々前記駆動リンク14、15の他端が、他側には前記従動リンク10、11の他端が枢支されているとともに、
前記駆動レバー16は、一の駆動リンクとの間に遊びを持って一対の駆動リンク14、15と枢支され、
前記環状リング4は、これに設けられた複数の支持点6を前記車室外周側に設けられた座5にて支えられながら車室1に対して回転可能に構成され、
記操作レバー17を回動操作することにより、前記駆動レバー16及び対をなす駆動リンク14、15及び一対のL字状のレバー12、13を介して従動リンク10、11に同時に偶力を付与するように構成されたことを特徴とするガスタービンの可変翼回転装置を提案する。
【0016】
かかる発明によれば、操作レバー17を操作し、駆動レバー16をその支軸21とともに回動させ、該駆動レバー16の両端部にピン結合される左右の駆動リンク14、15を介して環状リングに偶力を附与してこれを回転する際において、環状リングの駆動部に連結されるリンク10、11類の荷重による変形や熱膨張による変形は、一自由度系の駆動レバー16が中間の支軸21廻りに回転することによって吸収される。
【0017】
従って、環状リングの駆動系における過剰拘束及びこれに伴なう不静定反力の発生が防止され、左右のリング14、15駆動系に均等に操作力を与えることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態を例示的に詳しく説明する。但しこの実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は特に特定的な記載がないかぎりは、この発明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
【0019】
図1は本発明の第1実施形態に係るガスタービンの可変翼回転装置の構造を示す正面図、図2は図1のA−A線断面図、図3は図2のB−B線断面図、図4は図1のZ矢視拡大図である。
【0020】
図1〜図4において、1は車室、2は円周方向等間隔に複数枚設けられた可変静翼(以下翼という)、2aは該翼2の回転軸、4は前記翼2の回転用の環状リングである。
前記環状リング4は、これに設けられた複数の支持点6を前記車室1に設けられた座5にて支えられながら車室1に対して回転可能となっている。
前記翼2は、これの回転軸2aをレバー3を介して前記環状リング4に連結し、該環状リング4を回転させることにより、図1のS矢印のように回転するようになっている。
【0021】
40は支台、43は該支台40上の中央部に固定されたブラケットで、該ブラケット43には、両端をこれに支持された軸18を介して操作用の操作レバー17が枢支されている。前記軸18はサーボモータ等の駆動源に連結されている。
操作レバー17の端部にはピン21が挿通され、該ピン21には図2〜図3に示すように、両端の断面がコの字状に形成された駆動レバー16の中央部が枢支されている。
そして、図2に示すように、該駆動レバー16のコの字状の一端側にはピン19が挿通され、該ピン19には水平方向の駆動リンク14の一端が枢支されている。また、前記駆動レバー16のコの字状の他端にはピン20が挿通され、該ピン20には水平方向の駆動リンク15の一端が枢支されている。
【0022】
一方、前記中央ブラケット43の左右には、前記支台40に夫々固定された左右ブラケット41、42が配設され、各左右ブラケット41、42には軸56及び55を介して互いに反対方向を向いたL字状レバー12及びL字状レバー13が枢支されている。
そして一方側(右側)の前記L字状レバー12の一端にはピン58を介して、前記駆動リンク14の他端が回動可能に連結され、他方側(左側)のレバー13の一端にはピン57を介して前記リンク15の他端が回動可能に連結されている。
【0023】
さらに前記一方のL字状レバー12の他端はピン53を介して前記従動リンク10の他端に連結され、他方のL字状レバー13の他端はピン54を介して前記従動リンク11の他端に連結されている。
以上は、1例の翼列の翼2を回転させる場合を示したが、複数の翼列を同時に回転作動させる場合は、以上に示したものと同様な回転装置を複数組設けることとなる。
【0024】
かかる構成からなるガスタービンの可変翼回転装置において、サーボモータ等の駆動手段(不図示)により前記軸18を介して操作レバー17を図1のX1矢印の方向に回動させると(図3のθは操作レバー17の回転範囲を示す)、ピン21を介して駆動レバー16が図3のX2矢印方向に押され、駆動リンク14及び駆動リンク15は図1及び図3のX3矢印の方向に移動する。
これにより、L字状レバー12は軸56廻りにX4矢印のように、又L字状レバー13は軸55廻りにX5矢印のように時計方向に回転する。
そして右側の従動リンク10は下方、つまりX6矢印方向に、左側の従動リンク11は上方、つまりX7矢印の方向に移動する。
【0025】
これによって環状リング4には前記従動リンク10及び11を介して偶力が作用し、該環状リング4はX8矢印のように時計方向に回転し、該環状リング4の回転に従い翼2も所定の方向に回転せしめられる。
【0026】
前記作動時において、駆動リンク14の側に遊び(間隙)が存在している場合には、駆動リンク15側には図1のX3矢印方向に移動するため反力が発生する。しかしながら駆動リンク14側においては前記遊びが無くなる迄は抵抗力は僅かであるため、駆動リンク15は静止したまま、駆動リンク14のみが専ら引張られ、駆動レバー16はピン21廻りを反時計方向に回転しながら、前記操作レバー17の回動に従って全体として図1の左方向(X3矢印の方向)に移動する。
【0027】
前記駆動レバー16の回転は、前記駆動リンク14側の遊びが無くなり抵抗力が発生するまで続く。そして、該駆動レバー16の回転が停止して環状リング4が回転している状態では、ピン21廻りの駆動レバー16に働く反力のモーメントは釣り合っており、かつ図3において、ピン21の中心からピン19の中心までの長さl1とピン21の中心からピン20の中心までの長さ12とは等しく構成されているため、駆動リンク14及び駆動リンク15に働く力は等しくなる。
尚前記駆動リンク14と駆動リンク15とに働く力の比を変える場合には、ピン21の位置を変え、前記ピン21の中心からピン19の中心までの長さl1とピン21の中心からピン20の中心までの長さ12との比を変える。
【0028】
また、かかる回転装置においては、環状リング4を駆動するための力(荷重)によるリンクの変形や、温度変化がある場合にはリンク類の熱膨張による変形が発生するが、かかる変形の集積値は前記駆動レバー16が一自由度を有しており、これがピン21廻りに、図3のZ1線とZ2線との間で適当に回転することによって吸収することができる。
【0029】
従って、かかる実施形態によれば、環状リング4の駆動に伴なう力(荷重)や熱膨張によるリンク類の変形を、前記駆動レバー16が、図3において、Z1線とZ2線との間を回転することにより吸収する静定機構を構成しており、環状リング4を駆動するためのリンク系に過剰拘束及びこれに伴なう不静定反力の発生を無くして、左右のリンク10及び11に均等な操作力を与えることができる。
【0030】
図5は、本発明の第2実施形態を示す図1に対応する図である。
この実施形態においては、左右のL字状レバー12及び13を図1〜図4に示す第1実施形態とは上下方向において逆向きに設けている。
【0031】
この場合は、操作レバー17支持用の中央ブラケット43、L字状レバー12及び13支持用の左右のブラケット41及び42の長さが前記第1実施形態よりも短くなるとともに、前記3つのブラケット43、42、41を同一面上に取付けることが可能となり、装置がシンプルとなる。
【0032】
図6は本発明の第3実施形態を示す図1に対応する図である。
この実施形態においては、環状リング4の回転力を取入れる接手部であるピン51、52の位置が環状リング4の中心4bよりも下方にずれた位置となっている。
従って、かかる実施形態においては、従動リンク10、11は下方に向かって内側に傾斜して配置されるとともに、該従動リンク10、11に連結されるL字状レバー12、13の形状が支軸56に対して鋭角形状となっている。
【0033】
上記のように、環状リング4の駆動用接手部であるピン51、52の位置が環状リング4の中心よりも下方にあるような環状リング4を回転駆動する場合においても、操作レバー17と左右の駆動リンク14、15との間に駆動レバー16を介在させて一自由度系としているため、リンク系の変形を吸収でき、該リンク系に不静定反力が生ずることは無く、抵抗の少ない偶力駆動が可能となる。
【0034】
図7〜図8は本発明の参考例を示す。
この実施形態においては、リンク14、15を同一水平方向位置に配置しており、図7〜図8において、210は前記レバー17の端部に挿通されたピンである。
該ピン210の中央部には前記レバー17の連結部、両端部には左右のリンク14、15の連結部が夫々設けられている。
60は球面ブッシュで、前記ピン210の外周に圧入され、外周の3個所に後述する3つの球面ブッシュ32、30、31に嵌合するよう球面が形成されている。
【0035】
32は前記レバー17の内周に固着された球面ブッシュ、30及び31は前記リンク14及び15の内周に固着された球面ブッシュで、これら球面ブッシュ32、30、31は前記ピン210側の球面ブッシュ60と球面嵌合することにより球面継手を構成している。
従って、この実施形態によれば、左右のリンク系の曲がりや倒れに伴なう変形は前記球面継手部によって吸収可能となり、かかる変形に伴なう不静定反力の発生は無く、小さい操作力で以って環状リング4の回転が可能となる。
【0036】
【発明の効果】
以上記載のごとく本発明によれば、操作レバーと環状リング駆動用リンク糸との間に駆動レバーをあるいは球面継手を介在させるという、きわめて簡単な構造で以って操作レバーと環状リングの回転駆動部との間のリンク系における荷重あるいは熱膨張による変形を確実に吸収することができる。
【0037】
これにより、リンク系の過剰拘束及びこれに伴なう不静定反力の発生を阻止することができ、小さな操作力で以って環状リングを確実に回転駆動することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るガスタービンの可変翼回転装置の構造を示す正面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図2のB−B線断面図である。
【図4】図1のZ矢視図である。
【図5】本発明の第2実施形態を示す図1に対応する図である。
【図6】本発明の第3実施形態を示す図1に対応する図である。
【図7】本発明の参考例を示す操作レバー部近傍の正面図である。
【図8】図7のC−C線断面図である。
【図9】従来技術の第1例を示す図1に対応する図である。
【図10】図9のD−D線断面図である。
【図11】従来技術の第2例を示す図1に対応する図である。
【符号の説明】
1 車室
2 翼(可変静翼)
4 環状リング
5 座
6 支持点
10、11 リンク
12、13 レバー
14、15 リンク
16 レバー(駆動レバー)
17 レバー(操作レバー)
18 軸(駆動軸)
19、20 ピン
21 ピン(支軸)
30、31、32 球面ブッシュ
41、42、43 ブラケット
51、52 ピン(環状リング用)
53、54 ピン
55、56 軸
57、58 ピン
60 球面ブッシュ(ピン側)
210 ピン

Claims (1)

  1. 車室内に枢支された翼の回転軸2aをレバーを介して、車室外周に設けた回転可能な環状リングに連結し、該環状リングの周部に対をなす従動リンク10、11の一端を回動自在に連結して前記各従動リンク10、11に偶力を与えて前記環状リングを回動するようにしたガスタービンの可変翼回転装置において、
    前記回転装置を支持する支台40上に固定された中央ブラケット43に支持された駆動軸18に回動自在に枢支された操作レバー17と、
    前記操作レバー17上側の自由端側に中央部を回動自在に枢支させた駆動レバー16と、
    該駆動レバー16の両端側に夫々一端が枢支された一対の駆動リンク14、15と、
    前記中央ブラケット43の左右の前記支台40に夫々固定されたブラケット41、42に軸55、56を介して枢支された一対のL字状のレバー12、13とを具え、
    前記L字状レバー12、13の一側には夫々前記駆動リンク14、15の他端が、他側には前記従動リンク10、11の他端が枢支されているとともに、
    前記駆動レバー16は、一の駆動リンクとの間に遊びを持って一対の駆動リンク14、15と枢支され、
    前記環状リングは、これに設けられた複数の支持点を前記車室外周側に設けられた座にて支えられながら車室に対して回転可能に構成され、
    記操作レバー17を回動操作することにより、前記駆動レバー16及び対をなす駆動リンク14、15及び一対のL字状のレバー12、13を介して従動リンク10、11に同時に偶力を付与するように構成されたことを特徴とするガスタービンの可変翼回転装置。
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