JPH08178013A - 回転軸の駆動伝達装置 - Google Patents

回転軸の駆動伝達装置

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JPH08178013A
JPH08178013A JP31987794A JP31987794A JPH08178013A JP H08178013 A JPH08178013 A JP H08178013A JP 31987794 A JP31987794 A JP 31987794A JP 31987794 A JP31987794 A JP 31987794A JP H08178013 A JPH08178013 A JP H08178013A
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JP
Japan
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rotary shaft
sliding
arms
sliding bodies
load
Prior art date
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JP31987794A
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English (en)
Inventor
Kouhei Nokubi
公平 野首
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CHUO GIKEN KOGYO KK
Original Assignee
CHUO GIKEN KOGYO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 駆動源側またはこれにより駆動される機械側
等に負荷が生じた場合に、機械側または駆動源側等に伝
達される衝撃負荷を緩衝することができる回転軸の駆動
伝達装置を、簡単な構造によって提供すること。 【構成】 各々個別に回転自在に支持された第一の回転
軸10と第二の回転軸20との相互間の回転駆動を伝達
する回転軸の駆動伝達装置100であって、前記第一の
回転軸10側に該第一の回転軸10の回転中心から放射
状に摺動自在に支持されると共に、前記回転中心方向に
付勢された複数の摺動体と、前記各摺動体間に配設され
ると共に、一端が前記第二の回転軸20側に軸着された
複数の揺動アーム50と、前記各摺動体と前記各揺動ア
ーム50との間に連結され、一端が揺動アーム50の他
端に軸着されると共に、他端が摺動体に軸着された連結
アーム60とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転軸の駆動伝達装置
に関し、詳しくは、例えば駆動源側またはこれにより駆
動される機械側に負荷が生じた場合等に、機械側または
駆動源側に伝達される衝撃負荷を緩衝させて、駆動源側
と機械側との相互間の回転駆動を円滑に伝達する回転軸
の駆動伝達装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばモータ等により駆動される種々の
機械等においては、モータ等の駆動源からの回転駆動を
回転軸によって、直接、或はギアやクラッチ等を介し
て、機械側に伝達されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに回転を伝達する機構にあっては、回転軸が等速回転
している場合には何等の問題も生じないのであるが、例
えば、始動時や停止時、或は、何等かの要因によって駆
動源側またはこれにより駆動される機械側に負荷が生じ
た時等において、機械側または駆動源側に衝撃負荷が伝
達され、モータ等の駆動装置や機械本体が損傷する虞が
あるという問題があった。
【0004】本発明は、このような実状を鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、駆動源側また
はこれにより駆動される機械側等に負荷が生じた場合
に、機械側または駆動源側等に伝達される衝撃負荷を緩
衝することができる回転軸の駆動伝達装置を、簡単な構
造によって提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、本発明の採った手段を、図面に使用する符号を付
して説明すると、「各々個別に回転自在に支持された第
一の回転軸10と第二の回転軸20との相互間の回転駆
動を伝達する回転軸の駆動伝達装置100であって、前
記第一の回転軸10側に該第一の回転軸10の回転中心
から放射状に摺動自在に支持されると共に、前記回転中
心方向に付勢された複数の摺動体40と、前記各摺動体
40間に配設されると共に、一端が前記第二の回転軸2
0側に軸着された複数の揺動アーム50と、前記各摺動
40体と前記各揺動アーム50との間に連結され、一端
が揺動アーム50の他端に軸着されると共に、他端が摺
動体40に軸着された連結アーム60とを備えたことを
特徴とする回転軸の駆動伝達装置100」である。
【0006】
【発明の作用】このように構成された本発明に係る回転
軸の駆動伝達装置100は、次のように作用する。
【0007】第一の回転軸10と第二の回転軸20と
は、各々個別に回転自在に支持されている。そして、第
一の回転軸10側には、第一の回転軸10の回転中心か
ら放射状に摺動自在に支持されると共に、回転中心方向
に付勢された複数の摺動体40が備えられており、第二
の回転軸20側には、各摺動体40間に対応する部位
に、揺動アーム50の一端が固着されている。また、各
摺動体40と各揺動アーム50との間は、一端が揺動ア
ーム50の他端に軸着され、他端が摺動体40に軸着さ
れた連結アーム60によって連結されている。
【0008】このため、まず、第一の回転軸10と第二
の回転軸20とが同速度で等速回転している場合には、
例えば図2に示すように、摺動体40がその付勢方向に
摺動して(図2における矢印a)、この摺動体40の摺
動に対応して各連結アーム60及び各揺動アーム50が
作動し、第一の回転軸10の回転を第二の回転軸20に
伝達する。この時、この駆動伝達装置100は平衡状態
となる。
【0009】一方、第一の回転軸10或は第二の回転軸
20に負荷が生じた場合には、例えば図5に示すよう
に、第一の回転軸10と第二の回転軸20との間にズレ
が生じる(図5における矢印b)。ここで、第一の回転
軸10と第二の回転軸20とのズレにより各揺動アーム
50及び各連結アーム60が作動し、摺動体40を、そ
の付勢方向とは逆方向に摺動させる。そして、第一の回
転軸10或は第二の回転軸20の負荷がなくなると、す
なわち、第一の回転軸10と第二の回転軸20とが各々
同速度で等速回転となると、摺動体40がその付勢方向
に摺動することによって、この駆動伝達装置100は、
前述の図2に示すような平衡状態に復帰される。
【0010】このように、本発明に係る回転軸の駆動伝
達装置100においては、等速回転している第一の回転
軸10或は第二の回転軸20に負荷が生じた場合に、第
一の回転10軸と第二の回転軸20との間にズレが生
じ、再び等速回転に戻った場合に、摺動体40の付勢力
により第一の回転軸10と第二の回転軸20との間のズ
レがなくなるように復帰される。よって、回転駆動が伝
達される第一の回転軸10と第二の回転軸20との相互
間において、一方に生じた負荷により他方に伝達される
衝撃負荷が緩衝されることになり、回転駆動が円滑に伝
達されることになる。
【0011】
【実施例】次に、本発明に係る回転軸の駆動伝達装置1
00の実施例を、図面に従って詳細に説明する。
【0012】図1〜4に、本発明に係る回転軸の駆動伝
達装置100の一実施例を示す。図1に示すように、第
一の回転軸10は、回転軸本体11と、回転軸本体11
の端部に固着された第一のフランジ12と、第一のフラ
ンジ12に固着され後述する摺動体40や連結アーム6
0等の動作部分を保護する円筒状のカバー13と、カバ
ー13に固着された第二のフランジ14と、第二のフラ
ンジ14に固着されたスリーブ15とから主に構成され
ており、回転軸本体11部分とスリーブ15部分とが、
ベアリング16、17を介して台座30に回転自在に支
持されている。また、第二の回転軸20は、ベアリング
22、23を介して第一のフランジ12と台座30とに
回転自在に支持されており、前述の第一の回転軸10と
は個別に回転自在に支持されている。そして、第二の回
転軸20には、第一のフランジ12と第二のフランジ1
4との間の部位に鍔部21が設けられている。
【0013】一方、図2に示すように、第一の回転軸1
0側には、この第一の回転軸10の回転中心から放射状
に3つの摺動体40が摺動自在に支持されており、この
摺動体40は、前記回転中心方向に付勢されている。こ
こで、本実施例においては、摺動体40を、磁石41
と、磁石41を保持する保持部材42と、保持部材42
に固着された2つの支持部材43とから構成してあり、
図3に示すように、2つの支持部材43を、第一のフラ
ンジ12と第二フランジ14とに設けられた各々4つの
ローラによって挟持することにより、第一の回転軸10
に対して摺動自在に支持してある。
【0014】また、第一のフランジ12と第二のフラン
ジ14との間には、摺動体40の磁石41と対向する部
位に、この磁石41と反発する磁石19が固定部材18
によって固定されており、摺動体40を、第一の回転軸
10の回転中心方向に摺動するように付勢している。こ
こで、摺動体40の回転中心方向への摺動は、保持部材
42がストッパ44に当接することにより制止され、逆
方向の摺動は、保持部材42が固定部材18に当接する
ことにより制止されるようにしてある。
【0015】他方、第二の回転軸20の鍔部21には、
揺動アーム50の一端がピン51を介して軸着されてい
る。そして、図2及び図3に示すように、摺動体40の
支持部材43には、連結アーム60の一端がピン61を
介して軸着されおり、図2及び図4に示すように、前記
揺動アーム50の他端には、前記連結アーム60の他端
がピン52を介して軸着されている。なお、揺動アーム
50と連結アーム60との軸着部位には、バランサ70
が装着されており、第一の回転軸10及び第二の回転軸
20の回転により生じる遠心力によって、後述するよう
に、連結アーム60によって構成されたリンクが円滑に
作動するようにしてある。
【0016】このように、本実施例においては、6つの
連結アーム60によって、六角形リンクが形成されるよ
うにしてあり、第一の回転軸10と第二の回転軸20と
が同速度で等速回転している場合には、図2に示すよう
に、摺動体40の付勢力によって、前記六角形リンクが
正六角形となり、平衡状態を形成する。また、この時、
前述したバランサ70の遠心力も加わるため、平衡状態
が確実に維持される。そして、第一の回転軸10或は第
二の回転軸20に負荷が生じた場合には、図5に示すよ
うに、第一の回転軸10と第二の回転軸20との間にズ
レが生じ、これに対応するように揺動アーム50及び連
結アーム60が作動して摺動体40が付勢力に反して摺
動され、前述の平衡状態が崩れるのであるが、負荷がな
くなると、摺動体40の付勢力及びバランサ70の遠心
力によって、連結アーム60及び揺動アーム50が作動
され、前述の平衡状態に復帰する。
【0017】以上、実施例を説明したが、本発明に係る
回転軸の駆動伝達装置は、これに限らず、例えば、摺動
体40を2つ或は4つ以上とし、連結アーム60によっ
て四角形リンク或は8角形以上の多角形リンクを形成す
るようにしてもよく、また、摺動体40を付勢する手段
として、磁石に限らず、バネ等を採用してもよい。
【0018】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る回転軸の駆動伝達装置は、第一の回転軸或は第二の回
転軸に負荷が生じた場合に、第一の回転軸と第二の回転
軸との間にズレを生じさせ、第一の回転軸或は第二の回
転軸に負荷がなくなった場合に、前述したズレをなくす
よう復帰するようにしたものである。
【0019】従って、本発明によれば、駆動源側または
これにより駆動される機械側等に負荷が生じた場合に、
機械側または駆動源側等に伝達される衝撃負荷を緩衝す
ることができる回転軸の駆動伝達装置を、簡単な構造に
よって提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る回転軸の駆動伝達装置の一実施例
を示す部分断面正面図である。
【図2】図1におけるA−A断面図である。
【図3】図2におけるB−B断面図である。
【図4】図2のおけるC矢視図である。
【図5】第一の回転軸と第二の回転軸との間にズレが生
じた状態を示す縦断面正面図である。
【符号の説明】
10 第一の回転軸 11 回転軸本体 12 第一のフランジ 13 カバー 14 第二のフランジ 15 スリーブ 16 ベアリング 17 ベアリング 18 固定部材 19 磁石 20 第二の回転軸 21 鍔部 22 ベアリング 23 ベアリング 30 台座 40 摺動体 41 磁石 42 保持部材 43 支持部材 44 ストッパ 45 ローラ 50 揺動アーム 51 ピン 52 ピン 60 連結アーム 61 ピン 70 バランサ 100 駆動伝達装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各々個別に回転自在に支持された第一の回
    転軸と第二の回転軸との相互間の回転駆動を伝達する回
    転軸の駆動伝達装置であって、 前記第一の回転軸側に該第一の回転軸の回転中心から放
    射状に摺動自在に支持されると共に、前記回転中心方向
    に付勢された複数の摺動体と、 前記各摺動体間に配設されると共に、一端が前記第二の
    回転軸側に軸着された複数の揺動アームと、 前記各摺動体と前記各揺動アームとの間に連結され、一
    端が揺動アームの他端に軸着されると共に、他端が摺動
    体に軸着された連結アームとを備えたことを特徴とする
    回転軸の駆動伝達装置。
JP31987794A 1994-12-22 1994-12-22 回転軸の駆動伝達装置 Pending JPH08178013A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31987794A JPH08178013A (ja) 1994-12-22 1994-12-22 回転軸の駆動伝達装置

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JP31987794A JPH08178013A (ja) 1994-12-22 1994-12-22 回転軸の駆動伝達装置

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JPH08178013A true JPH08178013A (ja) 1996-07-12

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ID=18115240

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JP31987794A Pending JPH08178013A (ja) 1994-12-22 1994-12-22 回転軸の駆動伝達装置

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JP (1) JPH08178013A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107795647A (zh) * 2017-11-26 2018-03-13 李涛涛 一种用于同步带传动的过载保护式组合同步带轮
CN108895133A (zh) * 2018-09-14 2018-11-27 西北工业大学 一种动力传动减速系统

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