JP3599509B2 - 液体封入式防振マウント - Google Patents

液体封入式防振マウント Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車のサスペンションメンバマウント等として用いられる液体封入式防振マウントに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の液体封入式防振マウントして、従来、特開平5−280582号公報に開示されるようなものが案出されている。
【0003】
この防振マウントは、図6に示すように、自動車の車体に取り付けられる内筒1と、サスペンションメンバに取り付けられる外筒2とが同心に配置され、この内筒1と外筒2の上下両端部がゴム弾性体3a,3bで連結されて、これらに囲繞された空間部が液室4とされると共に、この液室4の内部が仕切部材5によって上部室4aと下部室4bとに分割されている。そして、仕切部材5は、その中心部が内筒1に固着されると共に、外筒2の内周面に僅かな隙間をもって対向するようにその外周面にストッパ部6とオリフィスリング部7とが一体に設けられている。ストッパ部6は、内筒1と外筒2の軸直角方向の過大な相対変位を規制する部分であって、外筒2との間で比較的広い環状の隙間を成すようになっており、これに対し、オリフィスリング部7は、外筒2との間でごく狭い環状の隙間を成し、その隙間が上下二室4a,4bを連通する環状のオリフィス隙間dを構成するようになっている。尚、オリフィスリング部7はストッパ部6の端部外周に形成されたゴム製の環状突起によって構成されている。
【0004】
この防振マウントは上記のような構成であるため、軸方向の低周波数域の振動が入力されると、内筒1と外筒2が軸方向に相対変位して上下二室4a,4bの液体がオリフィス隙間dを通して流動し、その結果、ゴム弾性体3a,3bの動ばねとオリフィス(オリフィス隙間d)による共振によってその入力振動を低減する。また、軸直角方向の高周波数域の振動が入力された場合には、その入力振動は上下のゴム弾性体3a,3bと環状突起(オリフィスリング部7)の動ばねとによって低減する。さらにまた、軸直角方向の大きな振動や衝撃が入力された場合には、環状突起がある程度以上に変形したところでストッパ部6が外筒2の内周面に当接し、それによって内筒1と外筒2の軸直角方向の過大変位を規制する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の防振マウントの場合、オリフィスリング部7を構成する環状突起がストッパ部6の端部外周に形成された構造となっていることから、軸直角方向の荷重の入力に対して環状突起のゴム材が圧縮方向に変形することとなり、その結果、環状突起のゴム材が僅かに撓んだところでその剛性が急激に高まり、軸直角方向の動ばねを充分に下げることができなかった。このため、上記の防振マウントにおいては、軸直角方向の高周波数域の振動を充分に低減することがむずかしかった。
【0006】
また、上記従来の防振マウントにおいては、軸直角方向の動ばねを下げるために環状突起(オリフィスリング部7)の厚みを薄くすることも考えられるが、このように環状突起の厚みを薄くした場合には、軸直角方向の動ばねは小さくなるものの、軸方向の入力に対する環状突起の剛性も同時に小さくなることから、軸方向の低周波数域の振動が入力されたときに充分なロスファクターを得られなくなる。このため、軸方向の低周波数域の振動に対する減衰性能が低下するという不具合を招く。
【0007】
そこで本発明は、軸方向の低周波数域の振動に対する減衰性能の低下を招くことなく、軸直角方向の高周波数域の振動を充分に低減することのできる液体封入式防振マウントを提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するための手段として、請求項1の発明は、同心に配置された内筒と外筒と両筒の両側の端部相互に渡設された弾性体とによって液室が形成され、前記両筒のうちの一方の筒に、液室内を二室に隔成する仕切部材が固設され、この仕切部材の他方の筒の周壁に臨む部分に、前記両筒の軸直角方向の相対変位時に他方の筒の周壁と当接してその相対変位を規制するストッパ部と、この他方の筒の周壁との間に環状のオリフィス隙間を形成するオリフィスリング部とが連設されて成る液体封入式防振マウントにおいて、前記オリフィスリング部を、補強リングを埋設したゴム材によって構成すると共に、前記両筒の軸方向に沿う弾性壁を介して仕切部材に連結し、かつ、前記補強リングの内径と外径を前記弾性壁の内径と同じ内径位置から弾性壁の外径位置を越える範囲に亘って形成した。
軸方向の振動の入力時には、二室の圧力差による力がオリフィスリング部に作用するが、オリフィスリング部は両筒の軸方向に沿う弾性壁を介して仕切部材に連結されていることから、弾性壁はこのとき圧縮引っ張り方向に変形する。また、軸直角方向の振動の入力時にオリフィスリング部と他方の筒が当接すると、弾性壁は剪断方向に変形する。このため、軸方向の振動の入力時には弾性壁が変形しにくくなって大きなロスファクターを得ることが可能になり、軸直角方向の振動の入力時には弾性壁が容易に変形して小さな動ばねを得ることが可能になる。
【0009】
また、オリフィスリング部を、補強リングを埋設したゴム材によって構成したことによって、オリフィスリング部の剛性が補強リングによって高められるため、軸方向の振動の入力時には、二室の圧力差による力が確実に弾性壁の軸方向に沿うように作用する。このため、このとき弾性壁には圧縮方向の変形が生じ、剪断方向の変形は生じにくくなる。
特にこの発明では、補強リングの内径と外径を前記弾性壁の内径と同じ内径位置から弾性壁の外径位置を越える範囲に亘って形成したことから、オリフィスリング部が前記二室の圧力差による力を受けたときに、このオリフィスリング部から弾性壁に軸方向に沿う荷重を入力できることになる。
【0010】
また、請求項の発明は、同心に配置された内筒と外筒と、これら両筒の両側の端部相互に渡設された弾性体とによって液室が形成され、前記両筒のうちの一方の筒に、液室内を二室に隔成する仕切部材が固設され、この仕切部材の他方の筒の周壁に臨む部分に、前記両筒の軸直角方向の相対変位時に他方の筒の周壁と当接してその相対変位を規制するストッパ部と、この他方の筒の周壁との間に環状のオリフィス隙間を形成するオリフィスリング部とが連設されて成る液体封入式防振マウントにおいて、前記オリフィスリング部を前記両筒の軸方向に沿う厚肉円筒状のゴム材によって構成し、その一端を前記仕切部材の端面に結合するようにした。オリフィスリング部は、軸方向の振動の入力時には圧縮引っ張り方向に変形し、軸直角方向の振動の入力時には剪断方向に変形する。したがって、軸方向の振動の入力時にはオリフィスリング部が変形しにくくなって大きなロスファクターを得ることが可能になり、軸直角方向の振動の入力時にオリフィスリング部が容易に変形して小さな動ばねを得ることが可能になる。
【0011】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の一実施例を図1〜図3に基づいて説明する。
【0012】
この液体封入式防振マウントは、図1に示すように、車体側に取り付けられる内筒11とサスペンションメンバ側に取り付けられる外筒12が同心に配設され、これら内筒11と外筒12の上端部相互、下端部相互が夫々ゴム弾性体13a,13bによって連結されている。これら内外筒11,12とゴム弾性体13a,13bに囲繞された空間は所定の液体が充填された液室14となっている。そして、内筒11の軸方向略中央部には仕切部材15が嵌着固定され、液室14の内部がこの仕切部材15によって上部室14aと下部室14bとに隔成されている。
【0013】
仕切部材15は金属リングによって構成され、その外周面には所定の厚みの緩衝ゴム16が被着されている。仕切部材15のこの緩衝ゴム16の被着された部分は、外筒12の内周面に対して所定の隙間dをもって対向し、内筒11と外筒12の軸直角方向の過大な相対変位を規制するストッパ部を構成するようになっている。つまり、この緩衝ゴム16の被着された部分は、内筒11と外筒12が軸直角方向に所定量以上相対変位したときに外筒12の内周面に当接し、それによって両筒11,12の軸直角方向の相対変位を規制する。
【0014】
また、仕切部材15の外周縁部下面には、両筒11,12の軸方向に沿う円筒状の弾性壁17が固着されており、この弾性壁17の下端には、外筒12の内周面に向かって張り出し、その内周面との間で環状のオリフィス隙間d2を形成するオリフィスリング部18が一体に設けられている。このオリフィスリング部18は、その基本形状を弾性壁17と同じゴム材料によって一体に形成されるが、その内部には、補強リングである金属リング19が埋設されている。この金属リング19は、少なくとも弾性壁17の内径と同じ内径位置から弾性壁17の外径位置を越える範囲にわたるように内径と外径が夫々設定され、オリフィスリング部18が上部室14aと下部室14bの圧力差による力を受けたときに、オリフィスリング部18から円筒状の弾性壁17に軸方向に沿う荷重を入力できるようになっている。
【0015】
この液体封入式防振マウントは以上のような構成であるため、サスペンションメンバから内筒11に低周波数域の軸方向の振動が入力されると、内外筒11,12の軸方向の相対変位に伴って上下二室14a,14bの液体がオリフィス隙間d2を通して流動し、その結果、ゴム弾性体13a,13bの動ばねとオリフィス(オリフィス隙間d2)とによる共振によってその振動が低減される。
このとき、内筒11と外筒12が軸方向に相対変位すると、オリフィスリング部18と仕切部材15の間の弾性壁17に荷重が伝達されることとなるが、弾性壁17が内外筒11,12の軸方向に沿う円筒形状であって、しかも、オリフィスリング部18の剛性が金属リング1によって高められているため、この荷重は弾性壁17を圧縮引っ張り方向のみに変形させることとなる。このため、このときの弾性壁17の変形量は極めて小さくなり、弾性壁17の変形によるオリフィス隙間d2での液体の通過抵抗の低下は小さく抑えられることとなる。したがって、低周波数域の軸方向の振動を大きな減衰力でもって効果的に低減することが可能になる。
【0016】
また、サスペンションメンバから内筒11に高周波数域の軸直角方向の振動が入力されると、その振動は、上下のゴム弾性体13a,13bと弾性壁17の動ばねによって低減される。このとき、円筒状の弾性壁17には、オリフィスリング部18と仕切部材15からその上下端に軸直角方向の荷重が入力されるため、弾性壁17は専ら剪断方向に変形することとなる。この結果、軸直角方向の荷重の入力に対しては、図3中の実線で示すように、充分な撓み領域の間剛性を低く抑えることが可能になる。したがって、軸直角方向の高周波域の振動に対しては小さな動ばねでもって効果的に低減することが可能となる。尚、図3中破線は、図6に示した従来のものの荷重−撓み特性を示す。
【0017】
次に、本発明の他の実施例を図4,図5によって説明する。尚、図1,図2に示した実施例と同一部分には同一符号を付し、重複する部分についてはその説明を一部省略するものとする。
【0018】
この実施例の液体封入式防振マウントは、内筒11と外筒12の上端部相互、下端部相互がゴム弾性体3a,3bによって連結されている点や、これらの内部に形成された液室14が仕切部材15によって上部室14aと下部室14bとに隔成される点、仕切部材15の外周に緩衝ゴム16が被着され、その部分がストッパ部とされる点等の基本的な構成は図1,図2に示した実施例のものと同様であるが、オリフィスリング部28と仕切部材25の構成が図1,図2に示した実施例のものとは大きく異なる。
【0019】
即ち、この実施例の防振マウントは、オリフィスリング部28が仕切部材25の上下に一対設けられ、その各オリフィスリング部28が厚肉円筒状のゴム材によって構成されている。そして、各オリフィスリング部28は軸方向の一端側が仕切部材25の上面と下面に夫々固着され、その状態で円筒壁部分が内外筒11,12の軸方向に沿うようになっている。つまり、この実施例の場合、仕切部材25に連結されるオリフィスリング部28自体が前記実施列の弾性壁とほぼ同様の機能を為すようになっている。
【0020】
また、仕切部材25の上部側と下部側には、外周面が前記各オリフィスリング部28の内周面に所定隙間dをもって対向するボス部25aが夫々一体に形成されている。このボス部25aは内筒11と外筒12が軸直角方向に所定量以上相対変位したときにオリフィスリング部28の内周面に当接し、ストッパ部(緩衝ゴム16部分)と共に両筒11,12間の過大な相対変位を規制する。
【0021】
この防振マウントは以上のような構成であるため、前記実施例と同様に、軸方向の振動の入力時にはゴム弾性体13a,13bの動ばねとオリフィス(オリフィス隙間d)とによる共振によってその振動を低減し、軸直角方向の振動の入力時には上下のゴム弾性体13a,13bとオリフィスリング部28の動ばねによってその振動を低減する。
【0022】
そして、オリフィスリング部28は、内外筒11,12の軸方向に沿う厚肉円筒状のゴム材から構成され、その一端側が仕切部材25の端面に直接連結されていることから、軸方向の振動の入力時にはオリフィスリング部28が圧縮引っ張り方向のみに変形し、軸直角方向の振動の入力時にはオリフィスリング部28が剪断方向のみに変形する。したがって、この実施例の場合にも、低周波数域の軸方向の振動を大きな減衰力でもって低減し、高周波数域の軸直角方向の振動を小さな動ばねでもって低減することができる。そして、特にこの実施例の場合、金属リング等の別部品を埋設することなく、軸方向の振動入力時におけるゴム材の剪断変形を防止することができるため、図1,図2に示した実施例のものに比較してより低コストでの製造が可能である。
【0023】
また、この防振マウントに軸直角方向の大きな振動や衝撃が入力された場合には、最初に、オリフィスリング部28が仕切部材25のボス部25aと外筒12の内周面の間に挟圧されて弾性変形し、このオリフィスリング部28がある程度変形したところでストッパ部(緩衝ゴム16部分)が外筒12の内周面に当接する。したがって、この防振マウントの場合、内筒11と外筒12の変位を段階的に規制するようにしたことから、両筒11,12の変位を規制する際の衝撃をより小さくすることができる。
【0024】
尚、以上では、仕切部材の上下にオリフィスリング部を夫々設けるようにした場合について説明したが、オリフィスリング部を仕切部材の上面側または下面側だけに設けるようにしても良い。また、以上で説明した実施例は、いずれも仕切部材を内筒に嵌着固定し、ストッパ部とオリフィスリング部を外筒の内周面に臨ませるようにしたが、逆に仕切部材を外筒側に固定し、ストッパ部とオリフィスリング部を内筒の外周面に臨ませるようにしても良い。
【0025】
【発明の効果】
以上のように請求項1の発明は、オリフィスリング部を、内筒と外筒の軸方向に沿う弾性壁を介して仕切部材に連結するようにしたため、弾性壁が、軸方向の振動の入力時には圧縮変形し、軸直角方向の振動の入力時には剪断変形することとなり、その結果、軸方向の低周波数域の振動は大きな減衰力により、軸直角方向の高周波数域の振動は小さな動ばねにより共に効果的に低減することができる。
【0026】
また、この請求項1の発明は、オリフィスリング部を、補強リングを埋設したゴム材によって構成し、軸方向の振動が入力されたときにオリフィスリング部から弾性壁に荷重が確実に軸方向に沿って入力されるようにしたため、軸方向の低周波数域の振動が入力されたときに、弾性壁に剪断方向の変形が生じにくくなって、より高い減衰力を得ることが可能になる。
しかも、補強リングの内径と外径を前記弾性壁の内径と同じ内径位置から弾性壁の外径位置を越える範囲に亘って形成したことから、オリフィスリング部が前記二室の圧力差による力を受けたときに、このオリフィスリング部から弾性壁に軸方向に沿う荷重を入力できることになる。
このため、このときの弾性壁の変形量は極めて小さくなり、弾性壁の変形によるオリフィス隙間での液体の通過抵抗の低下は小さく抑えられることとなる。したがって、低周波数域の軸方向の振動を大きな減衰力でもって効果的に低減することが可能になる。
【0027】
請求項の発明は、オリフィスリング部を内筒と外筒の軸方向に沿う厚肉円筒状のゴム材によって構成し、その一端を仕切部材の端面に結合するようにしたため、オリフィス部が、軸方向の振動の入力時には圧縮変形し、軸直角方向の振動の入力時には剪断変形することとなり、その結果、軸方向の低周波数域の振動は大きな減衰力により、軸直角方向の高周波数域の振動は小さな動ばねにより共に効果的に低減することができる。
そして、さらにこの発明においては、別部品を付設することなく、軸方向の振動入力時にオリフィスリング部を確実に圧縮引っ張り方向に変形させることができることから、部品点数の削減による製造コストの低減を図ることができるという利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図。
【図2】同実施例を示す図1のA部の拡大断面図。
【図3】同実施例のものと従来のものの荷重−撓み特性を示す線図。
【図4】本発明の他の実施例を示す断面図。
【図5】同実施例を示す図4のB部の拡大断面図。
【図6】従来の技術を示す断面図。
【符号の説明】
11…内筒、
12…外筒、
13a,13b…ゴム弾性体、
14…液室、
14a…上部室、
14b…下部室、
15,25…仕切部材、
16…緩衝ゴム(ストッパ部)、
17…弾性壁、
18,28…オリフィスリング部、
19…金属リング(補強リング)。

Claims (2)

  1. 同心に配置された内筒と外筒と両筒の両側の端部相互に渡設された弾性体とによって液室が形成され、前記両筒のうちの一方の筒に、液室内を二室に隔成する仕切部材が固設され、この仕切部材の他方の筒の周壁に臨む部分に、前記両筒の軸直角方向の相対変位時に他方の筒の周壁と当接してその相対変位を規制するストッパ部と前記他方の筒の周壁との間に環状のオリフィス隙間を形成するオリフィスリング部とが連設されて成る液体封入式防振マウントにおいて、
    前記オリフィスリング部を、補強リングを埋設したゴム材によって構成すると共に、前記両筒の軸方向に沿う弾性壁を介して仕切部材に連結し、かつ、前記補強リングの内径と外径を前記弾性壁の内径と同じ内径位置から弾性壁の外径位置を越える範囲に亘って形成したことを特徴とする液体封入式防振マウント。
  2. 同心に配置された内筒と外筒と、これら両筒の両側の端部相互に渡設された弾性体とによって液室が形成され、前記両筒のうちの一方の筒に、液室内を二室に隔成する仕切部材が固設され、この仕切部材の他方の筒の周壁に臨む部分に、前記両筒の軸直角方向の相対変位時に他方の筒の周壁と当接してその相対変位を規制するストッパ部と、この他方の筒の周壁との間に環状のオリフィス隙間を形成するオリフィスリング部とが連設されて成る液体封入式防振マウントにおいて、
    前記オリフィスリング部を前記両筒の軸方向に沿う厚肉円筒状のゴム材によって構成し、その一端を前記仕切部材の端面に結合したことを特徴とする液体封入式防振マウント。
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