JP3599333B2 - 脂質小胞含有油中水エマルジョン - Google Patents

脂質小胞含有油中水エマルジョン Download PDF

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Description

発明の背景
本発明は、水相又は水性相部分として完全な脂質小胞を有する安定な油中水エマルジョンの製造方法に関する。これらの油中水エマルジョンは、第1に、化粧品産業に有用であるが、食品製造業(例えば、マーガリン製造)及び薬品製造業等の他の産業においても有用であり得る。
油中水エマルジョンは、油の「連続相」中に分散した「不連続相」と呼ばれる水又は水性溶媒の別々の液滴を有する。この型のエマルジョン中で有用な油は、鉱油、シリコーン油及びトリグリセリド等の水不混和性物質の広いスペクトルを含む。油中水エマルジョンは、水が連続相を形成し油滴が不連続相を形成する水中油エマルジョンから区別される。水中油エマルジョンは、確立するのがもっと容易であり多くの異なる界面活性剤の利用により安定化し得るので、より一般的である。対照的に、油中水エマルジョンは、確立するのが一層困難であり(有意の量の水性相が存在すると仮定)、しばしば、安定性が一層低い。更に、油中水エマルジョンを確立するのに通常用いる条件は、水中油エマルジョンに必要とされるよりも厳しい。
脂質小胞を含む水中油エマルジョンは、多年にわたって公知である。例えば、米国特許第3,957,971号は、リン脂質小胞(即ち、リポソーム)を初期成分として用いる種々のエマルジョンを記載している。この特許中に示されている実施例の殆どはリポソームの懸濁液の皮膚保湿剤としての利用に関係するものであるが、後の方の実施例のあるもの(特に、実施例16及び17)は、これらのリポソームを用いて作られたハンドローション又はハンドクリームを記載している。この記載からは、これらの後者の実施例が油中水エマルジョンか水中油エマルジョンかは不明瞭である。しかしながら、そのハンドローション及びハンドクリームを作るために記載されている条件は如何なる脂質小胞をも破壊しそうな高温での高剪断手順を含んでいるので、如何なる脂質小胞も残っているとは考えにくい。
2つの英国特許出願(英国特許出願第GB2079179A号及び英国特許出願第GB2078534号)は、水性相中に分散した水不混和性相又は油相を安定化する脂質小胞を有する化粧品に関するものである。これらの特許出願は、L'Orealに譲渡されているが、特に、油中水エマルジョンではなく水中油エマルジョンに向けられている。
もし何れかの油中水エマルジョンが皮膚に付着したならば、水滴は油フィルムの真中に合着する。このフィルムは、皮膚を有害な薬物又は刺激物から保護し、皮膚の水和を保持するのを助成する。油中水エマルジョンの他の利点は、これらのエマルジョンにおいて通常用いられる乳化剤が皮膚に洗浄作用を生じないことである。これは、典型的に洗剤を基礎としそれ故吸湿性の水中油エマルジョンにおいて用いられる乳化剤と対照的である。油中水エマルジョンは、それらが表皮を通っての水分損失及びひび割れを減らすのを助成する、より良い保湿特性を有する。更に、この油相は、皮膚の垢及び皮脂を乳化する傾向を有する。
油中水エマルジョンの他の可能な利用は、日焼け止め剤にある。これらのエマルジョンは非吸湿性であるので、容易に水を取り込まずそれ故容易に洗い落とされない。従って、それらは、本質的に、耐湿性である。
油中水エマルジョンは又、化粧品分野以外にも用途を有している。例えば、油中水エマルジョンは、マーガリン製造において用いられる。1985年6月4日に発行された米国特許第4,521,440号は、第1の油を形成するトリグリセリドとして構造化脂質を用いる油中水エマルジョン形態の押し固めたマーガリンの製造に関する。この特許はエマルジョン中での脂質小胞の利用に関係していないし或は示唆していないが、もし小胞を作る物質がGRAS生成物であるならば、脂質小胞がマーガリン中で利用出来ないという理由はない。更に、このエマルジョンは、医薬製造並びに非経口及び経腸栄養配合物においても利用し得るであろう。
従って、この発明の目的は、エマルジョンの部分として完全な脂質小胞を有する油中水エマルジョンの製造方法を提供することである。
この発明の更なる目的は、完全な小胞を分散して有する油中水エマルジョンを有する化粧品及びその他の有用な生成物を提供することである。
この発明の他の目的は、水性相中に完全な非リン脂質小胞を有する安定な油中水エマルジョンを提供することである。
この発明のこれらの及び他の目的並びに特徴は、下記の説明から明らかとなるであろう。
発明の要約
本発明は、不連続相又は水性相中に分散した完全な脂質小胞を有する油中水脂質エマルジョンの製造方法を叙述する。この発明は、更に、それらのエマルジョン自身を叙述する。これらのエマルジョンは、特に、化粧品(例えば、スキンクリーム)における利用に有用であるが、マーガリン製造業及び医薬製造業等の他の産業における利点をも有し得る。
この発明の油中水エマルジョンは、不連続水性相を分散して有する連続油相を有する。この不連続相は、水又は水性溶媒の液滴の形態であり、好ましくは、約0.1〜5mm(最も好ましくは、0.3〜3mm)の直径を有する。不連続相を形成するこれらの水性液滴は、その内部に完全な脂質小胞を分散して有する(好ましくは、液滴当り1〜3小胞)。
この不連続相中に分散した脂質小胞は、任意の小胞形成物質から作成し得るが、非イオン性両親媒性物質が好ましい主要構造成分即ち小胞を形成する壁物質である。用語「主要構造成分」は、ここで用いる場合、その物質が脂質小胞の二重層構造の(重量で)最大の脂質成分であることを意味し、含み且つ含意する。好ましい非イオン性両親媒性物質は、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸エーテル、ジエタノールアミド、長鎖アシルヘキソサミド、長鎖アシルアミノ酸アミド、長鎖アミノ酸アミン、ポリオキシエチレンソルビタンエステル、ポリオキシエチレングリセリルモノ及びジエステル、グリセロールモノ及びジステアレート、グリセロールモノ及びジオレエート、グリセロールモノ及びジパルミテート並びにこれらの混合物からなる群より選択する。
この二重層構造は、幾らか(又はすべて)の非イオン性両親媒性物質の代りにイオン性両親媒性物質を含むことが出来る。もしイオン性両親媒性物質を用いるならば、好ましい両親媒性物質は、ベタイン、サルコシネート、アルキドモノマー及びダイマー、ジメチルジステアリルアミン及びそれらの混合物からなる群より選択する。レシチン即ちホスファチジルコリン等のリン脂質も又用いることが出来る。更に、このエマルジョンは、好ましくは、エマルジョンを安定化するのを助ける第二の界面活性剤を含む。用語「第二の界面活性剤」は、ここで用いる場合、二重層の「主要構造成分」の他の界面活性剤を意味し、含み且つ含意するが、事実、この「第二の界面活性剤」は二重層構造の部分を形成しない。好ましい第二の界面活性剤は小胞を形成しない。
油中水エマルジョンは、水溶性又は油溶性物質の何れを含むことも出来る。水溶性物質は、脂質小胞の外の水性相又は脂質小胞自身の何れかに取り込まれ得る。同様に、任意の油溶性物質もこのエマルジョン中に含まれ得る(連続相中又は脂質小胞中に)。もし水不混和性物質が脂質小胞自身に取り込まれるならば、油溶性物質は、その水不混和性物質に可溶性の任意の物質をも、それらがエマルジョンの連続相を形成する油に可溶性であるか否かにかかわらずに含み得る。これらの水不混和性物質を取り込む脂質小胞は、好ましくは、中央空隙を満たす水不混和性物質を有する少ラメラ(paucilamellar)脂質小胞である。事実、少ラメラ小胞は、一般に、この発明の実施のために好ましい小胞である。
水中油エマルジョンは、全体的に又は部分的に、化粧品組成物として、又は食用組成物(マーガリン等)として用いることが出来る。他の油中水エマルジョンの産業上の利用は周知であり、この発明に含まれる。
この発明の方法は。水性相即ち不連続相に取り込まれた完全な脂質小胞を有する安定な油中水エマルジョンを形成する。水性相は、水又は塩溶液等の水性溶媒、完全な脂質小胞及び第二の界面活性剤から形成される。水不混和性の油性物質からなる油相を、温和な混合条件下で、水性相とブレンドする。用語「温和な混合条件」は、ここで用いる場合、混合羽根又はボルテックス機を約3000±300rpmで100ml容積当り約5分間にわたって用いるのと同等であることを意味し、含み且つ含意する。水性相を、これらの温和な混合条件を用いて水不混和性物質又は油相中にブレンドした後に、混合条件の力(及び混合速度)を増して中程度の混合条件にする。用語「中程度の混合条件」は、ここで用いる場合、100ml容積につき約30分間にわたる、約5000±500rpmの混合速度と同等であることを意味し、含み且つ含意する。これらの中程度の混合条件は、初期混合物を油中水エマルジョンに変換するのに十分でなければならないが、水性相中に分散した脂質小胞を崩壊させる程に酷烈であるべきでない。混合の後、水不混和性物質は連続相を形成し及び、水性相は、完全な脂質小胞を有する不連続相を形成する。第二の界面活性剤は、不連続相と連続相との境界を安定化する。好ましくは、不連続相は、水性相の別々の液滴を含み、各液滴は約0.1〜5mm(好ましくは、0.3〜3mm)の直径を有する。これらのエマルジョンを作るのに有用な任意の脂質小胞形成物質を、この方法において用いることが出来るが、非イオン性両親媒性物質が好ましい。これらのエマルジョンを安定化させるのに特に有用な第二の界面活性剤は、イソプロピルステアレート、PPG−3ミリストイルエーテル、ソルビタンセスキオレエート、ポリオキシエチレンソルビタンエーテル、ウラリルメチコンコポリオール、セチルジメチコンコポリオール、ポリグリセリル−4−イソステアレートヘキサウラレート及びソルビタンエステルを含む。これらの第二の界面活性剤は、通常、油性相中に取り込まれる。
少ラメラ脂質小胞(好ましくは、油又は水不混和性物質で満たされた少ラメラ脂質小胞)は、この発明の方法において用いるのに好ましい。水性物質は、小胞の外又は内側の水性相中に取り込まれ得るが、他方、同様に、油溶性物質は小胞中又は連続相中に取り込まれ得る。これらの小胞は、エマルジョン中の多くの異なる物質の取り込みに柔軟性を提供する(これらの物質は、そうでなければ、不相容性である物質を含む)。
好ましい実施態様の説明
本発明の油中水エマルジョンは、多くの生成物に改善された安定性と利点とを提供する。化粧品領域は、この発明の油中水エマルジョンが、日焼け止め剤、芳香剤、保湿剤及びその他の多様な物質をそれらの相容性にかかわりなく運び得るので特に重要である。このエマルジョンは、生成物が非吸湿性であり、湿り気を皮膚に保持し且つ与え得るという利点を提供する。
これらのエマルジョンを製造するための記載した方法の1つの主要な利点は、これらのエマルジョンを形成するのに必要な条件がむしろ穏やかであることである。これらの穏やかな条件は、脂質小胞が完全性を維持することを可能にし、それらをキャリアーとして働かせる。二重層を形成する脂質物質は、これらの小胞及び外部相にて運ばれる任意の物質に保護コーティングとして作用するので、そうでなければ非相容性である物質を用いることが出来る。ある例においては、これらの小胞は、水不混和性溶媒を中央空隙内又は積載領域内にて運搬し得る。この手順を用いて、外部水性相又は外部油相に不溶性であるが水不混和性溶媒に可溶性である物質をエマルジョン中に含ませることが出来る。事実、幾つかの異なる型の物質が、この技術を用いて、単一エマルジョン中に取り込まれ得る。
任意の脂質小胞が、温和な形成条件によって完全性を保持する限り、この発明のエマルジョンにおいて利用し得るが、この発明において有用な好ましい脂質小胞は、米国特許第4,911,924号(標題「少ラメラ脂質小胞」)、米国特許出願第410,608号(標題「局所荷電を有する一本鎖非リン脂質界面活性剤を用いる少ラメラ脂質小胞」)、米国特許出願第598,120号(標題「油充満した少ラメラ脂質小胞の製造方法」)、及び米国特許出願第654,327号(標題「壁形成物質としてアルキドを有する脂質小胞」)において記載されたものである。これらの特許のすべては、Micro Vesicular Systems,Inc.により所有され又は許諾され、その各々の開示を本明細書中に参考として援用する。本発明において有用な小胞は任意の方法により製造し得るけれども、米国特許第4,895,452号(標題「脂質小胞を製造するための方法及び装置」)に記載された方法及び装置が好ましい。この特許の開示も又、本明細書中に参考として援用する。
手短に記せば、この発明の好ましい方法は、エマルジョン中で用いられる脂質小胞の形成で始まる。任意の手順を用いて脂質小胞を形成することが出来るが、好ましい方法は、主要構造成分又は第1脂質を壁構造に取り込まれるべき任意の他の脂溶性物質とブレンドすることにより形成された脂質相で始まる。熱相転移を調節するのを援助するコレステロール、フィトコレステロール及び類似物質等のステロールは、この脂質相への通常の添加剤である。更に、脂肪酸又はジセチルホスフェート等のある種の電荷生成物質を用いることが出来る。この脂質相を、流動化するまで加熱し、次いで、少ラメラ脂質小胞が形成されるような剪断条件下で過剰の水性相とブレンドする。もし油又は水不混和性物質をこの小胞に取り込むべきであるならば、それを、水性相による水和の前に、先ず脂質相とブレンドすることが出来る。水性相及び脂質相についての混合条件は、米国特許第4,911,928号に記載されており、実質的に、1mmのオリフィスを通る相対流速5〜30m/sに等しい。
一度水性充満小胞が形成されたならば、それらに、米国特許出願第598,120号に記載された手順を用いて、油性物質を充填することが出来、又はエマルジョン中で利用するために正に分離することが出来る。これらのビヒクル(充填していてもいなくても)を、次いで、エマルジョンの水性相中に分散させる。特性によって、第2の界面活性剤は、水性相又は油相の何れかに含まれ得る。別個の乳化剤を加えることも出来る。
水性相を、穏やかな混合によって、油相(又は水不混和物質相)中にブレンドする。例えば、油相にゆっくりと加えられる水性相に室温で約3300rpmの速度で約5分間にわたってTラインミキサーを用いることが出来る。水性相を油相と完全に混合した後に、撹拌速度を約5000〜5500rpmに増大する。この中程度の混合を、約30分間にわたって行なうが、その間に、油相が合着して連続相を形成し、他方、水性相は別々の粒子に崩壊して油中水エマルジョンが形成される。この油中水エマルジョンは、安定であり、ハンドクリーム、ハンドローション及びその他の化粧品又は化粧品以外の製品に用いることが出来る。
この発明は、下記の非制限的実施例から一層明確に理解されるであろう。
実施例1
この実施例は、鉱油を連続相として用い、非リン脂質小胞を含むリン酸緩衝塩溶液を不連続相として用いる油中水エマルジョンを示す。
先ず、少ラメラ脂質小胞を、ポリオキシエチレン−9グリセリルモノステアレート、コレステロール及びジステアリルジメチルアンモニウムクロリド(33:11:1.75のモル比)からなる脂質相を約75℃に加熱し、均質にブレンドすることにより作成した。次いで、この脂質相の1部を、10mMリン酸緩衝塩溶液を含む4部の水性相で、シリンジを用いて水和した。この技術は、米国特許第4,911,928号に一層詳細に記載されている。脂質相を脂質の融点より高温(この場合、約75℃)に加熱し、1つのシリンジ内に入れた。水性相を約65℃に加熱し、第2のシリンジ内に入れた。これらのシリンジを活栓を介して繋ぎ、これらの相を一方のシリンジから他方のシリンジへ活栓を通して送り、約30秒〜2分間にわたって混合した。約0.5ミクロンの直径を有する少ラメラ脂質小胞が形成された。
約20mlの脂質小胞を、追加の1.4gの塩化ナトリウムを加えた54mlのリン酸緩衝塩溶液中に懸濁した。これにより、エマルジョン作成において利用するための水性相が形成された。次いで、水不混和性相又は油相を、24mlの鉱油(Draketex 50,Penreco)を2gのウラリルメチコンコポリオール(Dow Corning Q2−5200)及び0.5mlのPPG−3ミリストイルエーテル(軟化剤)と混合することにより作成した。油相を室温のモデルTラインミキサー中に入れ、水性相(これもやはり室温である)を、低速(約3300rpm)で撹拌しながらゆっくりと油相に加えた。5分間の低速撹拌の後に、撹拌速度を約5500rpmに増加した。
その結果生じた油中水エマルジョンは、流し込み可能なクリームであった。顕微鏡検査において、この油相は、明らかに、直径約2〜3mmの水性相の空洞(それぞれ1つ以上の脂質小胞を含む)を有する連続相であった。
実施例2
この実施例においては、実施例1に記載したのと同じ脂質小胞を用いた。約20mlのこれらの小胞を、54mlのリン酸緩衝塩溶液及び0.1gの塩化ナトリウムと混合して水性相を作った。この油相を、シクロメチコンとジメチコンコポリオール(Amersil ME358)の組合せ9.2ml、シクロメチコン(Dow Corning 345 Fluid)16.6ml、ソルビタンセスキオレエート(Arlacel 83,ICI)0.5mlを第2の界面活性剤としてブレンドし、及びキャスター油0.5mlをブレンドすることにより作った。
実施例1に記載したのと同じ条件を用いてエマルジョンを作成した。水性相は、再び、顕微鏡検査において完全な小胞を含む直径約2〜3mmの液滴からなる別々の相即ち不連続相を形成した。
実施例3
この実施例において、実施例1及び2におけるのと同じ脂質小胞を用いたが、水性相及び油相の成分は改変した。水性相は、約20mlの脂質小胞、52mlのリン酸緩衝塩溶液、2.0gの塩化ナトリウム及び4mlのグリセリンを有した。グリセリンは保湿剤として機能する。油相は、2gのウラリルメチコンコポリオール、6.0mlのシクロメチコン、14.6mlの鉱油、及び1.4mlのソルビタンセスキオレエートを第2の界面活性剤として有した。
この油中水エマルジョンを、実施例1に記載したようにして作成した。その結果生成したエマルジョンは、濃厚なローションであった。
実施例4
この実施例は、実施例1に記載したのと同じ物質及び方法を用いたが、小胞は「常温充填(cold loaded)」して5%(v/v)の香料を含んだ。これらの小胞を、実施例1に記載した工程を用いて作成し、次いで、19mlの予備成形した小胞に1mlの香料を常温充填した。この香料は水不混和性物質である。予備成形した小胞を1つのシリンジ内に入れ、香料を第2のシリンジに入れてこれらのシリンジを3方活栓により結合した。これらの溶液を1つのシリンジから他方へ約40〜50ストローク周囲温度にて混合した。その結果生じた溶液を、次いで、3500rpmで30分間にわたって遠心してカプセル封入されなかった香料を分離した。
これらの香料充填した脂質小胞を、次いで、実施例1の水性充填した脂質小胞の代りに用いて油中水エマルジョンを形成した。このエマルジョンの特性は、実質的に、実施例1のものと区別し得なかったが、これらの小胞は、その破砕により放出される芳香剤を含む。
実施例5
この実施例においては、同じ物質を用いて実施例3に記載したように油相を形成したが、異なる小胞を水性相中で用いた。これらの小胞を、グリセロールモノステアレート、コレステロール、及びソルビタンモノオレエートを33:11:1.75の比率で用いて作った。この脂質相を、次いで、実施例1に記載したシリンジ法を用いて水和して小胞を形成した(1部の脂質相及び4部の1.5%ラウリル硫酸ナトリウム溶液を使用)。脂質小胞の形成及び分離の後に、実施例4に記載したのと同じ「常温充填」手順を用いて、それらに同じ芳香剤を詰めた。
次いで、これらの小胞を用いて、実施例1に記載した手順に従ってエマルジョンを作成した。油相は、ラウリルメチコンコポリオール、シクロメチコン、鉱油及びソルビタンセスキオレエートを含み、他方、水性相は、小胞、リン酸緩衝塩溶液、塩化ナトリウム及びグリセリンを含んだ。用いた比率は、実施例3において用いたものと同じであった。
その結果生じた油中水エマルジョンは、実質的に、実施例3に記載したエマルジョンと区別できなかった。
実施例6
この実施例のエマルジョンは、実施例1〜3において調製したのと同じ脂質小胞を用いたが、それらは、ジステアリルジメチルアンモニウムクロリドを用いなかったので充填されていなかった。次いで、これらの小胞を、実施例1に記載したのと同じ手順を用いて、異なる油相とブレンドした。油相は、分画したココナッツ油(Miglyol 320)6.25ml及びセチルジメチコンコポリオール、ポリグリセリル−4−イソステアレート及びヘキサラウレート(Abil WE09,Goldschmidt)の組合せ30mlからなった。この油を65mlの未充填の脂質小胞とブレンドして油中水エマルジョンを形成した。このエマルジョンは濃いローションであった。
実施例7
この実施例においては、実施例4で用いたのと同じ小胞を異なる油相とブレンドしてエマルジョンを形成した。特に、8.02gのポリオキシエチレングリセリルモノステアレート、1.4gのコレステロール及び0.08gのジセチルジメチルアンモニウムクロリドをブレンドし、75℃に加熱して脂質相を形成した。次いで、この脂質相を、実施例1に記載したシリンジ技術を用いて、40mlの10mMリン酸緩衝塩溶液で水和して小胞を形成した。これらの小胞を室温に冷却し、次いで、47.5mlの小胞を、実施例4に記載した常温充填技術を用いて、2.5mlの香料(Q2370,Quest)とブレンドした。
油相を、セチルジメチコンコポリオール、ポリグリセリル−4−イソステアレート及びヘキサラウレートの混合物5.55g、イソプロピルステアレート5.55ml、カプリン及びカプリルトリグリセリド(Neobee M−5,Stepan)10ml、及び鉱油(Drakeol Oil 19,Penreco)6.3mlから作成した。この油相を、実施例1に記載した手順を用いて、20.5mlの香料充填した小胞、57.5mlの10mMリン酸緩衝塩溶液、及び0.27gの塩化ナトリウムを含む水性相とブレンドした。このエマルジョンは、非常に濃厚なローションであった。
実施例8
この実施例においては、更に別の型の脂質小胞を用いた。これらの小胞は、4.3gのポリオキシエチレン−4ラウリルエステル(Brij 30−ICI)、1.2gのコレステロール及び0.09gのセチルトリメチルアンモニウムブロミド(Sigma)から作った。これらの小胞は、正味の正電荷を有する。脂質相を65℃に加熱し、実施例1に記載したシリンジ法を用いて、60℃で48mlの10mMリン酸緩衝塩溶液で水和した。次いで、これらの小胞を集め、後の使用のために保存した。
エマルジョンの油相を、2.5gのラウリルメチコンコポリオール、6.5mlのシクロメチコン、18.25mlの鉱油(Drakatex 50)及び2.5mlのソルビタンセスキオレエートから形成した。この油相を、17.8mlの脂質小胞、49.8mlの10mMリン酸緩衝塩溶液、5.0mlのグリセリン及び1.75gの塩化ナトリウムからなる水性相と、実施例1に記載した手順を用いてブレンドした。その結果生成したエマルジョンは、濃厚な流し込み可能なローションであった。
これらの実施例は、表現上、非制限的であり、単に、この発明において用い得る工程と物質とを説明するものである。当業者は、この発明において有用な他の工程及び物質を推知することが出来るであろう。かかる他の工程及び物質は、下記の請求の範囲に含まれる。

Claims (13)

  1. 不連続水性相を内部に分散して有する連続油相を含み、該不連続相がその中に分散した完全な脂質小胞を有する形態である油中水エマルジョンであって、該脂質小胞が、主要構成成分として、非イオン性両親媒性物質、並びにベタイン、サルコシネート、モノマー及びダイマーのアルキド、ジメチルジステアリルアミン及びこれらの混合物からなる群より選択するイオン性両親媒性物質から選択する一種以上の成分を含む、当該油中水エマルジョン。
  2. 更に、第2の界面活性剤を含む、請求の範囲第1項に記載の油中水エマルジョン。
  3. 水性相が更に前記のエマルジョンに取り込まれるべき水溶性物質を含む、請求の範囲第1項に記載の油中水エマルジョン。
  4. 前記の油相が更に前記のエマルジョンに取り込まれるべき油溶性物質を含む、請求の範囲第1項に記載の油中水エマルジョン。
  5. 前記の脂質小胞が少ラメラ脂質小胞を含む、請求の範囲第1項に記載の油中水エマルジョン。
  6. 水性相の部分として完全な脂質小胞を有する安定な油中水エマルジョンの製造方法であって、下記のステップ:
    水性溶媒、完全な脂質小胞及び第2の界面活性剤から水性相を形成し、
    前記の水性相を温和な混合条件を用いて油相中にブレンドし、そして
    前記の混合条件の力を、前記の油相が連続相を形成し且つ前記の水性相が不連続相を形成するまで増加し(前記の脂質小胞は前記の不連続相中で完全でいる)、それにより、前記の第2の界面活性剤が前記の不連続相と前記の連続相との間の境界を安定化すること
    を含む、上記の製造方法。
  7. 前記の脂質小胞が主要構造成分として非イオン性両親媒性物質を含む、請求の範囲第6項に記載の方法。
  8. 前記の脂質小胞が、ベタイン、サルコシネート、モノマー及びダイマーのアルキド、ジメチルジステアリルアミン及びこれらの混合物からなる群より選択するイオン性両親媒性物質を主要構造成分として含む、請求の範囲第項に記載の方法。
  9. 前記の第2の界面活性剤を、イソプロピルステアレート、PPG−3、ミリストイルエーテル、ソルビタンセスキオレエート、ポリオキシエチレンソルビタンエーテル、ラウリルメチコンコポリオール、セチルジメチコンコポリオール、ポリグリセリル−4−イソステアレートヘキサラウレート及びソルビタンエステルからなる群より選択する、請求の範囲第6項に記載の方法。
  10. 前記の脂質小胞が少ラメラ脂質小胞を含む、請求の範囲第6項に記載の方法。
  11. 前記の水性相が、前記のエマルジョン中に取り込まれるべき水溶性物質をそれらの中に分散して有する、請求の範囲第6項に記載の方法。
  12. 前記の油相が、前記のエマルジョン中に取り込まれるべき油溶性物質をそれらの中に分散して有する、請求の範囲第6項に記載の方法。
  13. 請求の範囲第1項に記載の油中水エマルジョンを含む化粧品組成物。
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