JP4820002B2 - グルコシドパウキラメラベシクル - Google Patents

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Description

【0001】
(技術分野)
本発明は、脂質ベシクル用配合物及びそれらの製造方法に関する。一層特に、本発明は、化粧、食用、皮膚科学、及び薬剤使用について別格の性質を有する物質でデザインされたパウキラメラ(paucilamellar)(小数層状の)脂質ベシクルについて開示する。
【0002】
(従来技術)
脂質ベシクルは、両親媒性物質、例えば界面活性剤又はリン脂質で造られる実質的に球状の構造である。これらの球状のベシクルの脂質は、二層の間に水性容積を包含する脂質二層、例えば脂質二層の複数のタマネギ様外殻の形状で組織化されているのが普通である。パウキラメラ脂質ベシクルは、大きな組織化されていない中央空洞を囲む周囲二層を2〜10有する。
【0003】
リポソーム技術は、最近まで、ほとんどリン脂質で構成されるベシクルに関係してきた。これは、主に、リン脂質が天然膜の主要な構造成分であり、よって脂質ベシクルが天然膜を研究するためのモデル系として使用されてきたためである。しかし、リン脂質を合成膜として使用することに関して多数の問題が存在する。生物学的膜は、膜タンパク質で安定化されかつ膜脂質を急速に入れ換える、交換する又は変える広範囲の酵素的「支持体」系によって維持される。膜タンパク質も必須の酵素的支持体系も実際にリポソームの壁構造中に組み入れることができず、構造を天然膜に比べて固有に安定の低いものにする。加えて、生物学的環境には、幾種もの強力なホスホリパーゼが含まれていて、遊離のリン脂質を急速に分解する。これらのリン脂質は、リポソームを攻撃して膜を分解させることになる。リン脂質リポソームは、これらの理由で、急速にインビボ分解される。
【0004】
その上に、リン脂質リポソーム技術は、その他の問題を有する。リン脂質は、不安定であり、精製又は合成するのに費用がかかる。加えて、代表的なリン脂質リポソームは、パウキラメラベシクルと対照してマルチラメラ(複数層状の)の形態であり、特に親油性の物質について環境収容力(carrying capacities)不良であり、暗がりで酸化防止剤を用いて凍結乾燥されない場合には、保存寿命不良である。最終的に、リン脂質は、ほとんどの製剤又はワクチン用途についてあまりに急速にインビボ分解する。これらの理由で、当分野においてその他の両親媒性物質で造られるパウキラメラ脂質ベシクルについての関心が増大している。
【0005】
(発明の概要)
本発明は、脂質ベシクル及び所定のグルコシドを主要な壁形成体として用いる脂質ベシクルの製造方法を特徴とする。これらのベシクルは、化粧及び皮膚科学プロセス及び生成物用に特別の有用性を有する物質を特徴とする。
【0006】
発明におけるベシクルは、2〜10の二層を、脂質二層の存在しない大きな非晶質中央空洞を囲む水性二層によって分離された実質的に球状の外殻の形態で配置させているのが普通である。脂質二層は、グルコシド第一両親媒性物質又は壁形成体(former)とコレステロールのようなステロイドとの混合物を、それらの主要な壁成分として有する。グルコシド第一両親媒性物質は、ステロイドの不存在においてベシクルを形成しないと考えられる。ベシクルは、随意に、C12〜C18脂肪アルコール、ポリオキシエチレンアシルアルコール、ポリグリセロール、ソルビタン脂肪酸エステル、エトキシル化ソルビタン脂肪酸エステル、C12〜C18グリコールモノエステル、C12〜C18グリセリルモノ−及びジエステル、プロピレングリコールステアレート、スクロースジステアレート、グリセリルジラウレート、及びこれらの混合物のような第二両親媒性物質、例えばベシクルの保存寿命安定性を向上させるものを少量含んでよい。
【0007】
一実施態様では、グルコシドは、脂肪グルコシド、例えばココイルグルコシド、アラキジルベヘニルグルコシド、セテアリール(cetearyl)グルコシド、ミリスチルグルコシド又はこれらの混合物である。いくつかの実施態様では、脂質二層は、グルコシドの脂肪酸部分に相当するアルコール、例えばミリスチルアルコールをある量含んでよい。
【0008】
一実施態様では、ステロイドは、コレステロール、コレステロール誘導体、ヒドロコルチゾン、フィトステロール、及びこれらの混合物のようなステロールにすることができる。その他の実施態様では、電荷生成剤のようなその他の添加剤、及びその他の脂質可溶性物質をベシクル中に組み込んでよい。
【0009】
(好ましい具体例の説明)
本発明は、両親媒性物質のブレンドを使用してパウキラメラ脂質ベシクルを形成する。特に、脂肪グルコシドのようなグルコシドをコレステロールのようなステロイドの少なくとも一種と組み合わせて脂質相を形成し、これを水和させてベシクルを形成することができる。C12〜C18脂肪アルコールのようなその他の添加剤も少量脂質相にブレンドしてよい。
【0010】
本明細書中に開示する脂質ベシクルは、一般的に2〜10の脂質二層又は外殻を有し、小さい水性容積が各々の実質的に球状の脂質外殻を分離していることを特徴とするパウキラメラ脂質ベシクルである。最も内奥の脂質二層は、大きな実質的に非晶質の中央空洞を囲み、該中央空洞は水溶液か又は水不混和性油状溶液のいずれかで充填されてよい。
【0011】
脂質二層は、グルコシド第一両親媒性物質(又は壁形成体)とコレステロールのようなステロイドとの混合物を、それらの主要な壁成分として有する。グルコシド第一両親媒性物質は、ステロイドの不存在においてベシクルを形成しないと考えられる。好適な実施態様では、グルコシド第一両親媒性物質は、脂肪グルコシド、例えばグルコシドの脂肪部分がC10〜C50脂肪酸に由来するものにすることができる。典型的なグルコシド第一両親媒性物質は、ココイルグルコシド、アラキジルベヘニルグルコシド、セテアリールグルコシド、ミリスチルグルコシド、及びこれらの混合物を含む。脂質二層は、グルコシド第一両親媒性物質を約0〜75%含むのが普通である。
【0012】
好適なステロイドは、コレステロール、コレステロール誘導体、エトキシル化コレステロール、ヒドロコルチゾン、フィトステロール、及びこれらの混合物を含むステロールを含む。ステロールの量は、ある程度、それが被包すべきいずれかの親油性物質と競合するかどうかに依存し得る。一実施態様では、脂質二層は、ステロールのようなステロイドを約0〜25%含むのが普通である。
【0013】
ベシクルは、随意に、第二両親媒性物質、例えばベシクルの保存寿命安定性をおそらくベシクルの相転移を変えることによって向上させるものを少量含んでよい。また、いくつかの用途では、第二両親媒性物質を組み込むと、被包された活性分子の皮膚を通る浸透を調節し得る。典型的な第二両親媒性物質は、C12〜C18脂肪アルコール、ポリオキシエチレンアシルアルコール、ポリグルセロール、ソルビタン脂肪酸エステル、エトキシル化ソルビタン脂肪酸エステル、C12〜C18グリコールモノエステル、C12〜C18グリセリルモノ−及びジエステル、プロピレングリコールステアレート、スクロースジステアレート、グリセリルジラウレート、及びこれらの混合物を含む。
【0014】
脂質二層は、また、ジセチルホスフェート、第四級アンモニウム塩、セチルスルフェート、サルコシンアミド、ホスファチジン酸、ホスファチジルセリン、及びオレイン酸又はパルミチン酸のような脂肪酸のような電荷生成剤を約0〜5%含んでもよい。
【0015】
中央空洞中に被包することができる水不混和性油状溶液の例は、鉱油、大豆油、パラフィンワックス、ペトロラタム、トリグリセリド油及び脂肪、香料及び芳香、フレーバー油、ペルフルオロカーボン液、アントラリン、レチノイン酸、水不溶性ビタミン、並びに水不混和性溶媒である。アボカド油不けん化物もまた中央空洞中に被包することができ、それらは、加えてベシクル二層を安定化するためのフィトステロールの源として使用し得るので、特に有用である。
【0016】
油充填されたベシクル、例えばそれらの非晶質中央空洞を水不混和性油状溶液で充填させたベシクルは、米国特許第4,911,928号に開示されている「高温充填」技術か又は米国特許第5,160,669号に記載されている「常温充填」技術のいずれかを用いて形成してよく、これらの米国特許の開示を本明細書中に援用する。いずれの場合でも、脂質相は、グルコシド第一両親媒性物質及び適合し得る両親媒性物質を、脂質二層中に組み込むべきいずれのステロール又は親油性物質と共にブレンドして均質な脂質相を形成することによって形成する。「高温充填」技術では、ベシクルに被包すべき任意の水不混和性油状物質を、すでに形成された脂質相にブレンドし、親油性相を形成する。任意の油溶性又は油懸濁性物質をベシクル内に被包するつもりならば、それらを初めに油中に分散させる。本明細書中で用いる通りの「分散された」なる用語は、溶解或は懸濁体又はコロイドを形成して流動性相を生じることを含む。
【0017】
一旦親油性相を造ったら、それを水性相(例えば、水、塩水、又は脂質を水和するのに用いられるであろう任意のその他の水溶液)と剪断混合条件下でブレンドしてベシクルを形成する。本明細書中で用いる通りの「剪断混合条件」とは、1mmオリフィスを通る相対流量5〜50m/秒に相当する剪断応力を意味する。開示のパウキラメラ脂質ベシクルは、剪断混合するための十分に高い剪断応力をもたらす種々の装置によって造ることができる。本発明の脂質ベシクルを造るのに特に有用な装置は、Micro Vesicular Systems,Inc.に譲渡された米国特許第4,985,452号に記載されている。
【0018】
「常温充填」技術では、脂質相と水性相とを剪断混合条件下でブレンドしてベシクルを形成する。一旦実質的に水性の充填された脂質ベシクルを形成したら、それらを被包すべき「カーゴ」物質、例えば水不混和性物質と組み合わせる。水不混和性物質の滴は、おそらくエンドサイトーシスに似たプロセスによってベシクルに入る。常温充填法については、上述した米国特許第5,160,669号に一層詳細に記載されている。これらのベシクルを、次いで米国特許第5,160,669号に記載されている通りに、低剪断条件下でブレンドする。
【0019】
発明を更に下記の例によって例示するが、下記の例は、主題の発明を更に制限するものと解釈すべきでない。従来技術の欄を含む本出願を通して引用するすべての参考文献、発行された特許、及び公表された特許出願の内容を本明細書中に援用する。
【0020】
例1
本例では、パウキラメラ脂質ベシクルを、下記の通りの本開示に従って造った。
【0021】
【表1】
Figure 0004820002
【0022】
各々のサンプルについて、両親媒性物質とコレステロールとをブレンドし、次いで形成された脂質相を水で水和することによってベシクルを造った。水和して脂質ベシクルを形成することは、脂質相と水性相とを、2つの60cc注入器をストップコックによって接続させて使用して剪断混合することによって達成した。脂質相と水性相とを一方の注入器から他方の注入器へとブレンドして水性の充填されたベシクルを2分以下で形成した。しかし、本例及び下記の例では、適当な剪断を達成する任意の方法を用いてよい。NovaMix(登録商標)ベシクル成形機のようなフロー装置を使用するのが好ましい。NovaMix系の基本的な詳細は米国特許第4,985,452号に記載されており、同米国特許の開示を本明細書中に援用する。
【0023】
生成したベシクルの顕微鏡検査は、サンプルAが、凝集をいくらか有する非常に良好な小さい、球形の均質なパウキラメラベシクルを生成することを示した。サンプルBは、凝集をいくらか有する良好な中位の及び小さい球形のパウキラメラベシクルを生成した。サンプルCは、良好な小さい球形のパウキラメラベシクルを形成した。
【0024】
本例は、開示に従うパウキラメラ脂質ベシクルを、少なくとも一種の他の第二両親媒性物質も入れることによって形成し得ることを示す。
【0025】
例2
本例では、所定の油、例えばプロピレングリコールジカプレート/カプレート及び鉱油の被包を立証するために、例1と同様の脂質ベシクルを造った。
【0026】
【表2】
Figure 0004820002
【0027】
サンプルAは、非常に良好な小さい、球形の均質なパウキラメラベシクルを生成した。サンプルBは、一層大きい球形のパウキラメラベシクル及び一層小さい不均質なパウキラメラベシクルを生成した。サンプルCは、一層大きい、異形であるが、容認し得るパウキラメラベシクルを生成した。サンプルDは、サンプルCに比べて一層球形であるが、品質不良のパウキラメラベシクルを生成した。サンプルEは、非常に良好な小さい、球形の均質なパウキラメラベシクルを生成した。サンプルFは、品質不良のベシクルを生成し、それらの多くは割れていた。
【0028】
例3
本例では、本開示に従う一層の脂質ベシクルを、種々のグルコシド第一両親媒性物質を用いて造った。
【0029】
【表3】
Figure 0004820002
【0030】
サンプルA及びBは、「流体白(fluid white)」、小さい、球形の均質なパウキラメラベシクル(遊離の油がない)を生成した。サンプルC及びDは、一層大きい、一層異形であるが、依然容認し得るパウキラメラベシクルを生成した。サンプルE〜Hは、「固体白(solid white)」、非常に良好な小さい、球形の均質なパウキラメラベシクルを生成した。サンプルFは、品質不良のベシクルを生成し、それらの多くは割れていた。サンプルGは、非常に良好な小さい、球形の均質なパウキラメラベシクルを生成した。サンプルHは、品質不良のベシクルを生成し、それらの多くは割れていた。
【0031】
均等物
当業者ならば、日常の実験以上のものを用いないで、本明細書中に記載する特定の手順に均等な物を多数認める、又は確認することができよう。そのような均等物は、本発明の範囲内であると考えられかつ特許請求の範囲に含まれる。本出願を通して引用するすべての参考文献、発行された特許、及び公表された特許出願の内容を本明細書中に援用する。

Claims (10)

  1. 水不混和性油状物質を含有する大きな非晶質中央空洞を囲む二層を2〜10有するパウキラメラ脂質ベシクルであって、該二層の各々はステロイド及びグルコシド第一両親媒性物質を含み該グルコシド第一両親媒性物質は、ココイルグルコシド、アラキジルベヘニルグルコシド、セテアリールグルコシド、ミリスチルグルコシド、及びこれらの混合物よりなる群から選択される、パウキラメラ脂質ベシクル。
  2. 前記ステロイドをコレステロール、コレステロール誘導体、ヒドロコルチゾン、フィトステロール、及びこれらの混合物からなる群より選ぶ請求項1の脂質ベシクル。
  3. 前記フィトステロールをアボカド油不けん化物から供給する請求項2の脂質ベシクル。
  4. 前記脂質二層が、更に、前記脂質ベシクルの保存寿命安定性を向上させる第二両親媒性物質を少量含み、該第二両親媒性物質をC12〜C18脂肪アルコール、ポリオキシエチレンアシルアルコール、ポリグリセロール、ソルビタン脂肪酸エステル、エトキシル化ソルビタン脂肪酸エステル、C12〜C18グリコールモノエステル、C12〜C18グリセリルモノ−及びジエステル、プロピレングリコールステアレート、スクロースジステアレート、グリセリルジラウレート、及びこれらの混合物からなる群より選ぶ請求項1の脂質ベシクル。
  5. 前記水不混和性油状物質を鉱油、シリコーン、ペトロラタム、エステル、パラフィンワックス、トリグリセリド油及び脂肪、香料及び芳香、フレーバー油、ペルフルオロカーボン液、アントラリン、水不溶性ビタミン、水不混和性溶媒、プロピレングリコールジカプレート、プロピレングリコールカプレート、及びこれらの混合物からなる群より選ぶ請求項の脂質ベシクル。
  6. 前記脂質二層が、更に、ジメチルジステアリルアミン、ジセチルホスフェート、セチルスルフェート、ホスファチジン酸、ホスファチジルセリン、レチノイン酸、オレイン酸、パルミチン酸、ステアリルアミン及びオレイルアミン、並びにこれらの混合物からなる群より選ぶ電荷生成剤を含む請求項1の脂質ベシクル。
  7. 前記コレステロール誘導体がエトキシル化コレステロールである請求項2の脂質ベシクル。
  8. 前記トリグリセリド油が植物油である請求項の脂質ベシクル。
  9. 前記植物油が大豆油である請求項の脂質ベシクル。
  10. 前記水不溶性ビタミンがレチノイン酸である請求項の脂質ベシクル。
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