JP3598606B2 - ファスナーおよびその製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は車両用のウインドウモールディングを取付けるための長尺合成樹脂製のファスナー、特にアッパー部よりもサイド部の高さが高い車体パネルの開口縁に沿ってウインドウモールディングを取付けるためのファスナー、およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図10は車両のフロントウインドウを示す正面図であり、1はウインドウプレート、2は車体パネル、3はウインドウモールディング、4はファスナーである。ウインドウプレート1の外周縁と車体パネル2の開口部の間隙に沿って取付けられるウインドウモールディング3として、アッパー部5ではリップ3aがウインドウプレート1に近接してフラッシュな面を形成し、サイド部6ではウインドウプレート1から離間して水受部を形成するように、コーナー部7で徐々に変化して連続一体的に形成されたものが提案されている(例えば実願平1−141853号(実開平3−81115号))。このウインドウモールディング3は、サイド部6においてウインドウプレート1上の雨水を水受部に集めて流下させ、サイドウインドウへの横流れを防止するようになっている。
【0003】
このようなウインドウモールディング3を取付ける車体パネル2の開口部には、アッパー部5よりもサイド部6の高さが高いものがある。この場合、ウインドウプレート1の外周縁部を取付ける車体パネル2の底部フランジ2aを基準面とすると、側部フランジ2bの高さが変化することになる。
【0004】
図11は図10における車体パネル2の底部フランジ2aおよび側部フランジ2bの高さを示す展開図である。ほぼ一般的な車両においてはコーナー部7における底部フランジ2aを結ぶ面を基準面8とすると、底部フランジはアッパー部5の中間部分において基準面8から50〜80mm、サイド部6の中間部分において10〜30mmの範囲で車外側に凸の湾曲状になっているが、両サイド部6、6にアッパー部5を加えた全長ほぼ2200〜2600mmに比較するとほぼ直線に近い線上にある。側部フランジ2bの高さはアッパー部5で低く、サイド部6ではアッパー部5よりも高くなっており、コーナー部7またはその付近は高さが徐々に変化する変化部9となっている。2b′は高さがさらに高く、かつ全体が徐々に変化する側部フランジの例を示している。
【0005】
上記のような側部フランジ2bに取付けるファスナー4は、側部フランジ2bの高さに対応して、基準面からの高さが変化する必要がある。
ところがウインドウモールディング3の取付部は全長にわたってほぼ同一形状、同一寸法となっており、これを車体パネルの外表面に取付けるため、ファスナー4の上端部から一定距離の部分に係止部を形成する必要がある。このためファスナーの上端部は高さが変わるにもかかわらず、上部の断面形状はほぼ同一形状なる。
【0006】
図12は例えば特開平4−159131号に示された従来のファスナー4を示す斜視図である。ファスナー4は、帯状の本体部11の上端部11aと下端部11bの中間部から係止部12が突出した形状になっている。このうち上端部11aが単一直線状となるように、係止部12を含む上部が同形状に形成され、下端部11bの突出長さをアッパー部5とサイド部6の境界付近の変化部で変化させることにより、実質的にファスナー4の高さが変化している。上記のファスナー4は、合成樹脂の押出成形により、係止部12を含む同じ断面形状の上部を固定オリフィスから押出し、突出長さの変化する下部を可変オリフィスから押出すことにより製造されている。
【0007】
上記のファスナー4は、上端部11aが単一直線状となり、下端部11bは非単一直線状となっているが、下端部11bを取付ける車体パネル2の底部フランジ2aは、ウインドウプレート1に対応して基準面8に近い面となっているので、非単一直線状の下端部11bを底部フランジ2aに取付けるためには、高さが変化する変化部9において、ファスナー4を面方向に大きく変形させて側部フランジに固着する必要がある。
【0008】
ところがこのように面方向にファスナー4を大きく変形させて側部フランジに固着するのは困難であり、また取付後はその復元力により、経時的にファスナー4が浮上がって、側部フランジ2bから剥離し、ウインドウモールディング3も車体パネル2から浮上がるという問題点がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、上記問題点を解決するため、取付が容易で、取付後は安定な取付状態を維持し、変形、浮上がり、剥離等が生じることなく、ウインドウモールを車体パネルに安定して取付けることが可能なファスナーおよびその効率的な製造方法を得ることである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、次のファスナーおよびその製造方法である。
(1)アッパー部よりもサイド部の高さが高い車体パネルの開口縁に沿ってウインドウモールディングを取付けるための長尺合成樹脂製のファスナーであって、
車体パネルの窓開口縁の側部フランジに、アッパー部からコーナー部を経てサイド部に至る長手方向に沿って連続して固着される帯状の本体部と、
前記本体部と一体に成形され、その表面側で本体部の上端部と下端部との間の位置から窓開口の中心側に向けて、長手方向に連続して突出する係止部とからなり、
自由状態において前記本体部の下端部は、長手方向に沿って車体パネルの底部フランジにほぼ対応するほぼ単一直線状態を保ち、
この下端部から上端部に至る距離は、側部フランジの高さにほぼ対応して、アッパー部よりもサイド部の距離が大きくなり、これにより上端部はアッパー部とサイド部とで非単一直線状を保ち、
かつ本体部の下端部から係止部までの距離は、側部フランジの高さの増減にほぼ対応して、アッパー部よりもサイド部の距離が大きくなり、これにより係止部はアッパー部とサイド部とで非単一直線状を保つとともに、非単一直線状の上端部とほぼ平行になっていることを特徴とするファスナー。
(2)本体部の上端部とほぼ平行に形成された第1の固着材、および本体部の下端部とほぼ平行に形成された第2の固着材を、本体部の裏面側に有する上記(1)記載のファスナー。
(3)本体部の下端部とほぼ平行となるように、本体部の全長にわたって本体部と一体的に設けられた耐伸縮性の材料からなる芯材を有する上記(1)または(2)記載のファスナー。
(4)本体部の下端部から上端部および係止部に至る距離はコーナー部またはその近傍で徐々に変化している上記(1)ないし(3)のいずれかに記載のファスナー。
(5)本体部の下端部が窓開口部中心側に湾曲している上記(1)ないし(4)のいずれかに記載のファスナー。
(6)係止部が断面釣針状に形成されている上記(1)ないし(5)のいずれかに記載のファスナー。
(7)長手方向の中間位置から一定の位置にマーキングが形成されている上記(1)ないし(6)のいずれかに記載のファスナー。
(8)アッパー部よりもサイド部の高さが高い車体パネルの開口縁に沿ってウインドウモールディングを取付けるための長尺合成樹脂製のファスナーを押出成形により製造する製造方法であって、
車体パネルの窓開口縁の側部フランジに、アッパー部からコーナー部を経てサイド部に至る長手方向に沿って連続して固着される帯状の本体部と、
前記本体部と一体に成形され、その表面側で本体部の上端部と下端部との間の位置から窓開口の中心側に向けて、長手方向に連続して突出する係止部とからなる長尺材を、
自由状態において前記本体部の下端部が長手方向に沿ってほぼ単一直線状態を保ち、
この下端部から上端部に至る距離が、アッパー部よりもサイド部で大きくなり、これにより上端部はアッパー部とサイド部とで非単一直線状を保ち、
かつ本体部の下端部から係止部までの距離がアッパー部よりもサイド部で大きくなり、これにより係止部はアッパー部とサイド部とで非単一直線状を保つとともに、非単一直線状の上端部とほぼ平行になっているように、押出し長さに応じて押出成形型のオリフィスを変位させて、合成樹脂の押出成形により長尺材を得る工程と、
得られた長尺材をアッパー部からコーナー部を経てサイド部に至る部分を含む所定の長さに切断する工程とを含むことを特徴とするファスナーの製造方法。
(9)長尺材またはファスナーの本体部の裏面側に、本体部の上端部とほぼ平行に第1の固着材、本体部の下端部とほぼ平行に第2の固着材を形成する工程を含む上記(8)記載の方法。
(10)長尺材の押出成形に際して、本体部の下端部とほぼ平行な位置に、耐伸縮性の芯材を一体化させる工程を含む上記(8)または(9)記載の方法。
(11)長尺材の押出成形に際して、押出成形型に所定形状のオリフィスをそれぞれ有する固定ダイと可動ダイを設け、固定ダイにより長尺材の下端部をほぼ単一直線状に形成し、可動ダイにより長尺材の上端部および係止部を形成し、可動ダイの移動により、前記下端部を基準にして前記上端部および係止部の位置を変動させて押出成形するようにした上記(8)ないし(10)のいずれかに記載の方法。
(12)押出成形後に、長尺材の下端部を湾曲状に変形させるようにした上記(8)ないし(11)のいずれかに記載の方法。
(13) 長尺材の押出成形に際して、アッパー部の中間位置から一定の位置にマーキングを形成する上記(8)ないし(12)のいずれかに記載の方法。
【0011】
本発明のファスナーを形成する合成樹脂はゴムを含み、その材質は制限されないが、弾性と比較的剛性を有する樹脂、例えばポリアミド樹脂(ナイロン)が好ましい。また芯材としては、耐伸縮性材料例えば黄銅線やステンレス鋼等の金属細線、条、ガラス繊維ストランドなどが使用できる。
【0012】
ファスナーは帯状の本体部と、その上下端部の間の位置から窓開口側に突出する係止部とから構成される。本体部は完全な平板状であってもよいが、車体パネルの側部フランジの形状に対応して、上端部で車体パネルの外表面側に湾曲し、下端で窓開口の中心側に湾曲しているのが好ましい。係止部はウインドウモールディングの係合部と係合できるように、横方向から上向きに湾曲して突出する断面釣針状に形成されているのが好ましい。この係止部を含むファスナーの上部は同断面形状に形成される。
【0013】
ファスナーは下端部が車体パネルの底部フランジにほぼ対応して、ほぼ単一直線状態を保ち、この下端部を基準として下端部から上端部および係止部に至る距離は、側部フランジの高さに対応して変化し、これにより上端部および係止部は非単一直線状態を保つが、上記変化はコーナー部またはその付近で徐々に変化しているのが好ましい。
【0014】
請求項1のファスナーは上記のような帯状の本体部と係止部が一体的に形成されたものであり、請求項8の方法により製造される。請求項2のファスナーは請求項1のファスナーの本体部の裏面側に、第1および第2の固着材が形成されたものであり、請求項9の方法により製造される。請求項3のファスナーは請求項1または2のファスナー本体部に耐伸縮性の芯材が一体化されているものであり、請求項10の方法により製造される。請求項8ないし10の方法において、断面形状を変化させるためには、請求項11の方法を採用することができる。請求項5のファスナーは請求項12の方法により製造される。
【0015】
上記のファスナーは固着材を利用して車体パネルの側部フランジに取付けられるが、このとき長手方向ではマーキングを車体パネルの基準に合わせるのが好ましく、高さ方向では本体部の下端部を底部フランジに当接させてこの底部フランジを基準とし、上端部を側部フランジの上端にかかるように固着させる。この場合、本体部の形状は側部フランジにほぼ対応する形状となり、下端部は底部フランジに対応するほぼ単一直線状となっているので、面方向に大きく変形させることなくそのまま取付けることができ、取付けは容易である。
【0016】
取付状態において、係止部にウインドウモールディングをその係合部を係止させて取付けるが、従来のような復元力は生じないので、取付状態は安定し、変形、浮上がり、剥離等が生じることがない。このため、ウインドウモールディングを安定した取付状態を維持することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面により説明する。
図1は一実施形態のファスナーの取付前の状態を示す正面図であり、取付後の展開図も同様に表われる。図2はファスナーの取付状態を示し、(a)は図1および図10のA−A断面図、(b)はB−B断面図、(c)はC−C断面図で、それぞれアッパー部、コーナー部およびサイド部の断面を示す。図3は取付前のファスナーのアッパー部を示す図1のA−A断面図である。
【0018】
車体パネル2は図11について説明したような構造を有しているが、ウインドウプレート1に対応して形成される底部フランジ2aから立上がる側部フランジ2bの高さが図2に示すように、サイド部6でH、コーナー部7でH、アッパー部5でHの高さを有し、H>H>Hの関係となっている。コーナー部7におけるHの高さは、変化部9の範囲で徐々に変化している。
【0019】
ファスナー4は長尺帯状の本体部11と、この帯状の本体部11の中間部から断面釣針状に突出する係止部12とが、ポリアミド樹脂等のように弾性を有する合成樹脂の押出成形により一体的に形成されている。本体部11の内部には本体部11の樹脂よりも耐伸縮性の2本の芯材13が長手方向の全長に埋込まれて本体部11と一体化されている。本体部11の下端部11bは自由状態で底部フランジ2aとほぼ対応するように、ほぼ単一直線状に形成されている。なおこのファスナー4は、後でコーナー部7で車体パネルの曲りに沿って曲げて取付けるものであるから、芯材13は厚さ方向の曲げを阻害しないような形状、材質のものが好ましく、具体的には金属細線(ワイヤー)、ガラス繊維ストランド等を使用するのが好ましい。テープ状の芯材を使用するときには、本体部11と平行になるように埋込めば、厚さ方向の曲げを阻害しない。
【0020】
この本体部11の下端部11bから上端部11aに至る距離は、側部フランジ2bの高さにほぼ対応して、アッパー部5の距離W3よりもサイド部6の距離W1の方が大きくなり、両者の境界部の変化部9の距離W2が徐々に変化している。これにより上端部11aは側部フランジ2bの上端部の形状にほぼ対応する非単一直線状に形成されている。なお図1における三角印Mはマーキングを示し、このマーキングMはファスナー4の全長の中間位置C/L(車体パネルのアッパー部の幅方中心位置に対応する)からL3aだけ離れた位置に2ケ所設けられている。L aは中間位置C/Lに設けてもよいが、実際上はL a=300〜400mmの位置に設けておくと、ファスナー取付時のアクセス上便利である。このマーキングMは、後述するように、ファスナー4を車体パネル2に取付ける際の長手方向の基準位置として使用されるもので、マーキングMとしては本体部11とは異色のペイント、プリント、ファスナー4の一部に設けた切欠、孔等で形成できる。
【0021】
こうして上記各値は、W1>W2>W3で、かつH1≒W1、H2≒W2、H3≒W3の関係にある。下端部11bから係止部12に至る距離も側部フランジ2bの高さの増減に対応して変化し、係止部12の上端部12aおよび下端部12bも本体部11の上端部11aと平行な非単一直線状に形成されている。本体部11の下端部11bから係止部12の上端部12aに至るアッパー部5、コーナー部7およびサイド部6の距離をそれぞれh1、h2、h3とすると、h1>h2>h3の関係がある。
【0022】
これにより係止部12の下端部12bまたはその若干下の平面部分を境として、上部4aは下端部11bからの距離は変動するが、同じ断面形状を有する同断面形状部となり、下部4bは下端部11bから上部4a側に向けた突出長さが変動する変化断面形状部となっている。芯材13は本体部11の下端部11bと平行に配置され、芯材13同志も平行に配置されている。このため、下部4bの形状(長さ)変化により、芯材13の本体部11における埋込位置は変化する。
【0023】
本体部11の中間部はほぼ平面状に形成されているが、上端部11a付近は先細で車体パネル2の側部フランジ2bの上面側に対応して湾曲し、下端部11b付近は側部フランジ2bの下面側に対応して窓開口14の中心側に湾曲している。係止部12は本体部11から横向きに突出したのち上方(車外側方向)に向きを変え、さらに本体部11側に係合部12cが突出し、全体的に断面釣針状に形成されている。
【0024】
本体部11の裏面側(側部フランジ2b側)には、上端部11aとほぼ平行に第1の固着材15aが、また下端部11bとほぼ平行に同様の第2の固着材15bが形成されている。これらの固着材15a、15bは一定幅にスリットした両面粘着テープ、接着材層等の固着性材料からなり、ファスナー4を車体パネル2の側部フランジ2bに固着可能にする。
【0025】
図2(a)〜(c)において、二点鎖線で断面を示すウインドウモールディング3はリップ3aがアッパー部5ではウインドウプレート1に近接してフラッシュな面を形成し、サイド部6で離間して水受部3bが形成され、コーナー部7またはその近くではその中間の構造となっており、取付脚3cを係止部12に係合させることにより、ファスナー4に取付けられるようになっている。
【0026】
上記のファスナー4は下端部11bは底部フランジ2aの面にほぼ対応する断面形状を有し、長手方向にはほぼ単一直線状に形成され、本体部11の形状は側部フランジ2bにぼぼ対応する形状となっているから、従来のようにコーナー部においてファスナー4の本体部11を面方向に大きく変形させる必要はなく、そのままの状態でマーキングMを車体パネル2の底部フランジ2aおよび/または側部フランジ2bに設けた例えば突起等の基準に一致させて側部フランジ2bに対向させ、下端部11bを底部フランジ2aに当接させ、上端部11aが側部フランジ2bの上端部にかかるように固着させて、コーナー部7で厚さ方向に曲げて車体パネル2に取付ける。なお、このファスナー4はウインドウモールディング3を取付ける前に車体パネル2に取付けられる。またコーナー部7で厚さ方向に曲げるときに、係止部12および下端部11bには圧縮応力が発生するが、実用上の限度を超える応力が発生する場合には係止部12および下端部11bに細幅のスリットや切欠きを複数個設けておけばよい。このように部分的にスリットや切欠きを設けたものであっても、本願では長手方向に連続するものとして説明している。
【0027】
ファスナー4の取付状態において、ウインドウモールディング3の取付脚3cを差し込んで係止部12cに係合させることにより、ウインドウモールディング3をファスナー4に取付ける。このとき係止部12は側部フランジ2bの上端からほぼ同距離に連続して配置されているから、その高さの変化に対応してウインドウモールディングの取付高さも変わる。これによりリップ3aはアッパー部5ではウインドウプレート1の外表面に近接してフラッシュ面を形成し、サイド部6では離間して水受部3bが形成され、ウインドウプレート上の雨水を集めて流下させ、ウインドウプレート1上の水がウインドウモールディング3を横切って流れるのを防ぐ。
【0028】
上記のファスナー4の取付は、ファナスーをコーナー部またはその近くで面方向に変形させることなく、そのまま取付けることができるので取付けは容易である。またファスナーの取付状態においては、従来のような本体部11の復元力は生じないので、取付状態は安定し、変形、浮上がり、剥離等が生じることがない。このため、ウインドウモールディング3の安定した取付状態を維持することができる。
【0029】
耐伸縮性芯材13を一体化させることにより、ファスナー4の長手方向の寸法安定性が向上し、製造に際して所定の位置に正確に変化断面部を形成でき、ファスナーとしての使用に際して伸縮が防止される。また本体部11の上端部11aが車体パネル2の上面側に湾曲し、下端部11bが窓開口14の中心側に湾曲していると、側部フランジ2bの上端および下端部の曲面部にフィットして、ファスナー4の取付時の基準として使用できるので、固着が容易にかつ正確に行なえる。
【0030】
図4はファスナー4の製造方法を示す系統図である。
図中、21はアンコイラ、22は送出量検出器、23は押出成形型、24a、24bは第1および第2の整形機、25は冷却装置(加硫装置)、26は引取機、27は引取量検出器、28は固着材貼付機、29は切断機、30は制御装置である。
【0031】
ファスナー4の製造方法は、アンコイラ21から金属ワイヤー等の芯材13を送出し、ロータリ式エンコーダ等の送出量検出器22で芯材13の送出量を検出して制御装置30に信号を送り、その後芯材13を連続して押出成形型23に供給して押出成形を行う。押出成形型23では芯材13を埋込むように、押出機31から軟化した樹脂(ゴムを含む)を固定ダイ32に押出し、可動ダイ32により図2に示すファスナー4の左サイド部6、左コーナー部7、アッパー部5、右コーナー部7、右サイド部6の断面形状の繰返し形状を連続して形成して、押出成形し、整形機24で整形して長尺材20を形成する。芯材13の表面には樹脂との固着性を高めるために接着剤等のコーティングをしておくのが好ましい。
【0032】
図5は図4におけるD−D断面図、図6は図5のE−E断面図、図7(a)は図5のF−F断面図、図8は図6のG−G断面図である。
押出成形型23の固定ダイ32では、芯材ホルダ34から供給される芯材13を埋込むとともに本体部11を形成するように、樹脂流路35aおよび係止部12を形成する樹脂流路35bから同期して樹脂36を押出し、長尺材20を押出成形する。固定ダイ32には樹脂流路35a、35bに対応して、オリフィス37a、37bが独立して開口しており、これらから押出された樹脂36は可動ダイ33内で合流して互いに融着するように構成されている。
【0033】
可動ダイ33は固定ダイ32の出口側に、固定ダイ32のオリフィス37a、37bを部分的に塞ぐように配置され、サーボモータやパルスモータ等のモータ、あるいはシリンダ等の駆動装置38により、ガイドレール39に沿って上下動可能となっており、オリフィス41が開口している。図5における可動ダイ33の実線位置はアッパー部5を成形する上限位置を示し、2点鎖線33aの位置はサイド部6を成形する上限位置を示す。なお、図5に関する説明においては、紙面上の左側を上、上側、上部とし、右側を下、下側、下部としている。
【0034】
可動ダイ33が33aに移動することにより、オリフィス41は41aに移動するが、オリフィス41の移動範囲をカバーするように、固定ダイ32のオリフィス37a、37bは開口している。すなわちオリフィス37aは実線で示された上下端を有する縦に細長い長方形状に開口し、その上端部は可動ダイ33の上端部より高く開口している。
【0035】
オリフィス37bは係止部12の上部および下部の曲線に対応する曲線状の上辺および下辺を有する平行四辺形状に開口しているが、図5には破線37bで示されている。
固定ダイ32のオリフィス37aは可動ダイ33の移動範囲を越えて上部に開口しているため、余分の樹脂36bが排出されているので、可動ダイ33の移動による固定ダイ32のオリフィスの面積は実質的に変化せず、従ってオリフィスの部分における樹脂圧の変化はなく、樹脂流に流速の変動や乱流は生じない。
【0036】
可動ダイ33の出口側の上部には第1の整形機24aが固着され、可動ダイ33とともに上下動するようになっている。第1の整形機24aは長尺材20の上端部20a付近を湾曲させるように、ねじれガイド型が採用されている。
さらに可動ダイ33の下流側の離れた位置には、固定ダイ32に対して固定位置を保って第2の整形機24bが設けられ、1対の回転する整形ローラ42、43の整形面42a、43a間に長尺材20の下端部20bを挟んで湾曲させるようになっている。整形ローラ42、43を支持するガイド42b、43bは逆ねじ棒44の回転により間隔を調整するようになっている。
【0037】
上記の構成において押出成形型23の固定ダイ32のオリフィス37a、37bから押出される樹脂36は部分的に可動ダイ33に遮ぎられ、オリフィス37a、37bおよび41が一致した部分から長尺材20が押出される。このため固定ダイ32の上流の芯材13の送出量検出装置22の送出量信号に基づき制御装置30の指令によって駆動装置38が駆動して可動ダイ33が上下動して、実線の下限位置33から2点鎖線の上限位置33aまで移動することによって、断面形状の変化する長尺材20が得られる。なお、芯材13は耐伸縮性の材料なので芯材13の送出量は長尺材20の押出量に実質的に一致する。従って長尺材20の押出量を直接測定しなくても、押出量の代用値として使用し得る。
【0038】
この場合、長尺材20の下端部20bは固定ダイ32のオリフィス37aによってほぼ単一直線状に形成され、本体部11の上部および係止部12が一体化した部分は可動ダイ33のオリフィス41によって形成され、可動ダイ33の移動により、下端部20bに対してその位置が変動し断面形状の異なる長尺材20が形成される。なお、芯材13、13は互いに平行でかつ下端部20bから一定の距離を保って一体化された状態で押出される。
【0039】
ここで可動ダイ33は、下限位置に図1のサイド部6に相当するL×2の長さ分とどまり、これから変化部9に相当するLの長さ分の時間で下限位置33から上限位置33aに移動し、この上限位置でアッパー部5に相当するLの長さ分とどまり、さらにLの長さ分の時間で下限位置33に戻り、これを繰返す。これにより図1のようにアッパー部5とサイド部6が変化部9を介して繰返す長尺材20が得られる。なお、図1で説明したマーキングMは長尺材20の押出成形と同期して形成するのが好ましく、固定ダイ32の出口側に設けたペイントスプレー装置(図示せず)から係止部12側に向けてペイントやインクを間欠的に噴射することで形成できる。ペイント噴射のタイミングは可動ダイ33の移動制御と同様に芯材13の送出し量を検出して、噴射装置を作動させればよい。
【0040】
可動ダイ33を出た長尺材20の上端部20aは、図7(b)の断面形状から可動ダイ33とともに上下動する第1の整形機24aにガイドされて進むことにより、係止部12とは逆方向に湾曲し、図7(c)の断面形状になる。また下端部20bは第2の整形機24bの整形ローラ42、43の整形面42a、43a間を通過することにより、上端部20aとは逆方向に湾曲する。
【0041】
このようにして整形された長尺材20は、図4に示す冷却装置25で冷却(ゴムの場合は加硫)し、引取機26で引取られる。引取量検出器27は長尺材20の引取量を検出するもので、送出量検出器22の代りに設けられるものであり、どちらか一方でよい。引取られた長尺材20は固着材貼付機28において固着材15a、15bを貼付する。
【0042】
図9は固着材貼付機28を示す図4のH−H断面図である。固着材貼付機28は固定ローラ51に長尺材20を受け、アンコイラ53から送出される第1および第2の固着材15a、15b(この例では片面に離型紙を有する一定幅の両面粘着テープ)を圧着ローラ54で圧着して長尺材20の本体部20cの裏面に貼着する。
【0043】
このとき第2の固着材15bは下端部20b側の一定位置に貼着されるが、長尺材20の下端部20bは固定ローラ51の溝51aに係合するため、本体部11の長さが長くなる(幅が大きくなる)に従い、係止部12に係合する可動ローラ52は圧縮スプリング55を押して52aの位置まで移動する。これに同期して制御装置30からの指令により、モータ56およびねじ棒57が回転し、ガイドリール58が58aの位置まで移動し、第1の固着材15aの固着位置を変える。
【0044】
以上により第1および第2の固着材15a、15bを固着した長尺材20は、制御装置30の指令により切断機29において、図1のLの長さとなるようにサイド部6の下端末位置に対応する切断位置Xで切断し、1本のファスナー4が製造される。
【0045】
上記の製造方法では、可動ダイ33を移動させることにより、前記のように断面形状が変化するファスナーを効率よく製造することができ、上端部11aおよび下端部11bの変形、ならびに固着材の形成も容易である。そして製造のための装置および操作も簡単である。
【0046】
上記の製造方法において、ファスナー4の形状により装置の構成も変わり、例えば本体部11の上端部11aおよび下端部11bが湾曲しない場合は、整形機24a、24bは省略される。また固着材貼付機28は、固着材が接着剤の場合は塗布機に代わる。さらに固着材15a、15bは長尺材20の長さLの切断後に行ってもよい。また芯材13の送出量を検出したが、長尺材の押出量を直接検出してもよい。
【0047】
【発明の効果】
本発明のファスナーは、帯状の本体部の下端部が自由状態では長手方向にほぼ単一直線状に形成され、このほぼ単一直線状の下端部から本体部の上端部および係止部に至る距離が変化して上端部および係止部が長手方向に非単一直線状に形成されているため、被取付部である車体パネルの側部フランジの形状にほぼ対応する形状のファスナーが得られる。このため取付に際し従来のように面方向への変形が不要になり、取付が容易で、取付後は安定な取付状態を維持する。そして変形、浮上がり、剥離等が生じることなく、ウインドウモールディングを車体パネルに対して正確な位置で安定して取付けることが可能である。
【0048】
本発明のファスナーに第1および第2の固着材を設けると、ファスナーおよび被取付部である側部フランジの形状に対応した位置に固着材を形成して、固着性を高めることができる。
【0049】
本発明のファスナーに耐伸縮性の芯材を一体化する。ファスナーの寸法および形状安定性を保つことができ、また製造に際して送出量の基準として、位置精度を高めることができる。
【0050】
本発明のファスナーの本体部の下端部から上端部に至る距離をコーナー部付近で徐々に変えることにより、被取付体である側部フランジの形状に対応した形状にして固着性を高めることができる。
【0051】
本発明のファスナーの下端部を湾曲させることにより、被取付部への適合性を高めることができ、取付が正確かつ容易になり、取付安定性が高くなる。
【0052】
本発明のファスナーの長手方向の一定位置にマーキングを形成し、車体パネルの基準点と一致させて取付けることにより、長手方向でズレのない正確な位置にファスナーを取付けることができる。
【0053】
本発明のファスナーの製造方法は、押出成形により断面形状を変化させて長尺材を形成し、これを切断するようにしたので、簡単な装置と操作により、上記のファスナーを効率よく製造することができる。
【0054】
本発明の製造方法において、第1および第2の固着材を形成する工程を付加することにより、固着性の高いファスナーを容易に製造することができる。
【0055】
本発明の製造方法において、耐伸縮性の芯材を一体化させることにより、送出量を検出して断面変化のための正確な位置基準とすることができ、長尺材の伸縮を防止して位置精度の高いファスナーを製造することができる。
【0056】
本発明の製造方法において、固定ダイおよび可動ダイを有する押出成形型を用いてファスナーを製造することにより、本体部の下端をほぼ単一直線状に形成し、本体部の上部および係止部を同断面形状のまま突出位置のみを変えたファスナーを容易に製造することができる。
【0057】
本発明の製造方法において、押出成形後に長尺材の下端部を変形させることにより、下端部がほぼ単一直線状を保ち、かつ湾曲したファスナーを容易に製造することができる。
【0058】
本発明の製造方法において、押出成形に同期してマーキングを形成することにより、所定の位置にマーキングを形成したファスナーを容易に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態のファスナーの取付前の状態を示す正面図である。
【図2】(a)はファスナーの取付状態を示す図1および図10のA−A断面図、(b)はB−B断面図、(c)はC−C断面図である。
【図3】ファスナー取付前の図1のA−A断面図である。
【図4】ファスナーの製造方法を示す系統図である。
【図5】図4のD−D断面図である。
【図6】図5のE−E断面図である。
【図7】(a)は図5のF−F断面図、(b)、(c)は長尺材の一部の断面図である。
【図8】図6のG−G断面図である。
【図9】図4のH−H断面図である。
【図10】車両のフロントウインドウを示す正面図である。
【図11】底部フランジと側部フランジの高さを示す展開図である。
【図12】従来のファスナーを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ウインドウプレート
2 車体パネル
2a 底部フランジ
2b 側部フランジ
3 ウインドウモールディング
3a リップ
4 ファスナー
5 アッパー部
6 サイド部
7 コーナー部
8 基準面
9 変化部
11 本体部
11a 上端部
11b 下端部
12 係止部
13 芯材
14 窓開口
15a 第1の固着材
15b 第2の固着材
20 長尺材
21 アンコイラ
22 送出量検出器
23 押出成形型
24a、24b 整形機
25 冷却装置
26 引取機
27 引取量検出器
28 固着材貼付機
29 切断機
30 制御装置
31 押出機
32 固定ダイ
33 可動ダイ
34 芯材ホルダ
35a、35b 樹脂流路
36 樹脂
37a、37b、41 オリフィス
38 駆動装置
39 ガイドレール
42、43 整形ローラ
42a、43a 整形面
42b、43b ガイド
44 逆ねじ棒
51 固定ローラ
52 可動ローラ
53 アンコイラ
54 圧着ローラ
55 圧縮スプリング
M マーキング

Claims (13)

  1. アッパー部よりもサイド部の高さが高い車体パネルの開口縁に沿ってウインドウモールディングを取付けるための長尺合成樹脂製のファスナーであって、
    車体パネルの窓開口縁の側部フランジに、アッパー部からコーナー部を経てサイド部に至る長手方向に沿って連続して固着される帯状の本体部と、
    前記本体部と一体に成形され、その表面側で本体部の上端部と下端部との間の位置から窓開口の中心側に向けて、長手方向に連続して突出する係止部とからなり、
    自由状態において前記本体部の下端部は、長手方向に沿って車体パネルの底部フランジにほぼ対応するほぼ単一直線状態を保ち、
    この下端部から上端部に至る距離は、側部フランジの高さにほぼ対応して、アッパー部よりもサイド部の距離が大きくなり、これにより上端部はアッパー部とサイド部とで非単一直線状を保ち、
    かつ本体部の下端部から係止部までの距離は、側部フランジの高さの増減にほぼ対応して、アッパー部よりもサイド部の距離が大きくなり、これにより係止部はアッパー部とサイド部とで非単一直線状を保つとともに、非単一直線状の上端部とほぼ平行になっていることを特徴とするファスナー。
  2. 本体部の上端部とほぼ平行に形成された第1の固着材、および本体部の下端部とほぼ平行に形成された第2の固着材を、本体部の裏面側に有する請求項1記載のファスナー。
  3. 本体部の下端部とほぼ平行となるように、本体部の全長にわたって本体部と一体的に設けられた耐伸縮性の材料からなる芯材を有する請求項1または2記載のファスナー。
  4. 本体部の下端部から上端部および係止部に至る距離はコーナー部またはその近傍で徐々に変化している請求項1ないし3のいずれかに記載のファスナー。
  5. 本体部の下端部が窓開口部中心側に湾曲している請求項1ないし4のいずれかに記載のファスナー。
  6. 係止部が断面釣針状に形成されている請求項1ないし5のいずれかに記載のファスナー。
  7. 長手方向の中間位置から一定の位置にマーキングが形成されている請求項1ないし6のいずれかに記載のファスナー。
  8. アッパー部よりもサイド部の高さが高い車体パネルの開口縁に沿ってウインドウモールディングを取付けるための長尺合成樹脂製のファスナーを押出成形により製造する製造方法であって、
    車体パネルの窓開口縁の側部フランジに、アッパー部からコーナー部を経てサイド部に至る長手方向に沿って連続して固着される帯状の本体部と、
    前記本体部と一体に成形され、その表面側で本体部の上端部と下端部との間の位置から窓開口の中心側に向けて、長手方向に連続して突出する係止部とからなる長尺材を、
    自由状態において前記本体部の下端部が長手方向に沿ってほぼ単一直線状態を保ち、
    この下端部から上端部に至る距離が、アッパー部よりもサイド部で大きくなり、これにより上端部はアッパー部とサイド部とで非単一直線状を保ち、
    かつ本体部の下端部から係止部までの距離がアッパー部よりもサイド部で大きくなり、これにより係止部はアッパー部とサイド部とで非単一直線状を保つとともに、非単一直線状の上端部とほぼ平行になっているように、押出し長さに応じて押出成形型のオリフィスを変位させて、合成樹脂の押出成形により長尺材を得る工程と、
    得られた長尺材をアッパー部からコーナー部を経てサイド部に至る部分を含む所定の長さに切断する工程とを含むことを特徴とするファスナーの製造方法。
  9. 長尺材またはファスナーの本体部の裏面側に、本体部の上端部とほぼ平行に第1の固着材、本体部の下端部とほぼ平行に第2の固着材を形成する工程を含む請求項8記載の方法。
  10. 長尺材の押出成形に際して、本体部の下端部とほぼ平行な位置に、耐伸縮性の芯材を一体化させる工程を含む請求項8または9記載の方法。
  11. 長尺材の押出成形に際して、押出成形型に所定形状のオリフィスをそれぞれ有する固定ダイと可動ダイを設け、固定ダイにより長尺材の下端部をほぼ単一直線状に形成し、可動ダイにより長尺材の上端部および係止部を形成し、可動ダイの移動により、前記下端部を基準にして前記上端部および係止部の位置を変動させて押出成形するようにした請求項8ないし10のいずれかに記載の方法。
  12. 押出成形後に、長尺材の下端部を湾曲状に変形させるようにした請求項8ないし11のいずれかに記載の方法。
  13. 長尺材の押出成形に際して、アッパー部の中間位置から一定の位置にマーキングを形成する請求項8ないし12のいずれかに記載の方法。
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