JP3597567B2 - 繰出しフィルムの端部接合方法 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
この発明は、自動充填製袋装置、ラミネート装置などにおいて、既に繰出し走行されている先行繰出しフィルムの後端部に、次に繰出し走行される後行繰出しフィルムの先端部を、粘着テープその他の副資材を用いることなしに、しかも自動的に接合可能ならしめる、繰出しフィルムの端部接合方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
たとえば、自動充填製袋装置におけるフィルムの端部接合は、フィルムをロール状に巻回してなるフィルムロールから実際に繰出されている先行繰出しフィルムのロール残量が少なくなったときに、多くは装置全体の完全停止下で、次に繰出される後行繰出しフィルムの先端部に予め貼着した接合テープの、その後行繰出しフィルムからの迫出し部分を、先行繰出しフィルムに、機械的に、または手作業によって貼り付けることにより行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、かかる従来技術にあってはフィルム接合に当たり、副資材としての接合テープが必須不可欠であった他、後行繰出しフィルムの貼着後においてもなお、巻端に至るまで 継続して繰出し走行される先行繰出しフィルムの後端部分に重なり合う、後行繰出しフィルムの繰出し先行部分が充填包装に全く寄与することができず、後行繰出しフィルムの相当長さのロスが避けがたいという問題があった。
【0004】
この発明は、従来技術の有するこのような問題を解決することを課題として検討した結果なされたものであり、この発明の目的は、接合テープその他の副資材を必要とすることなくフィルムの端部接合を実現することができ、また、後行繰出しフィルムの先端部分を、ほとんどロスなしに、充填包装等に有効に寄与させることができる、繰出しフィルムの端部接合方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明の、繰出しフィルムの端部接合方法は、繰出し走行を停止させた先行繰出しフィルムの後端部分の熱融着層を、待機位置にある後行繰出しフィルムの先端部分の熱融着層にヒートシール歯によって押圧してそれらの両フィルムを幅方向にヒートシールし、次いでフィルムの繰出し方向に対し、そのヒートシール位置より後方側に位置するフィルム部分を、フィルム幅方向に切断し、その後ヒートシール歯をフィルムから離隔させて後行繰出しフィルムを繰出し走行させるとともに、この後行繰出しフィルムの繰出し走行中に、そのフィルムの繰出し経路を、かっての先行繰出しフィルムの繰出し経路へ変化させるにある。
ここで好ましくは、フィルムの長さ方向に間隔をおいた二箇所でヒートシールを行い、しかる後、両ヒートシール位置間でフィルムの切断を行う。
【0006】
また、この発明の実施に用いることができる、繰出しフィルムの端部接合装置は、後行繰出しフィルムを、それの待機位置に、挟持、吸着などによって幅方向に保持するフィルム保持部材を設けるとともに、このフィルム保持部材とほぼ平行に位置し、それに対して進退変位されて、先行繰出しフィルムを後行繰出しフィルムに押圧してヒートシールするヒートシール歯を設け、またフィルムの繰出し方向に対し、ヒートシール歯より後方側に配置されて、フィルム保持部材に対して進退変位されるとともに、ヒートシール歯に沿った方向に走行されるカッター刃を設け、そして、前記フィルム保持部材を、フィルムを保持する進出位置と、フィルム繰出し経路から後退する後退位置との間で、フィルム幅方向にストロークさせる往復駆動手段を設け、より好ましくは、フィルム保持部材に対し、それのヒートシール歯側と、それとは反対側とに変位されるシフトガイドロールを設けたものである。この装置において、より好ましくは、ヒートシール歯をフィルムの長さ方向に間隔をおいた二箇所に配設し、両ヒートシール歯間にカッター刃を設ける。
【0007】
【作用】
この発明の方法では、先行繰出しフィルムの繰出し走行を停止させた状態の下で、ヒートシール歯の、たとえば下降変位によって、それの後端部を、待機位置にある後行繰出しフィルムの先端部分にヒートシールすることにより、接合テープ等の副資材を全く用いることなしに、両フィルムを所期した通りに接合することができる。
また、かかるヒートシールの後は、ヒートシール位置より後方側に位置する部分をカッター刃により切断することにより、後行繰出しフィルムの先端部分を充填包装に有効に寄与させることができて、フィルムロスを大きく低減させることができる。
【0008】
そしてその後は、両フィルムを押圧しているヒートシール歯をそれらから離隔させることにより先行繰出しフィルムに代えて、後行繰出しフィルムを繰出し走行させることが可能となる。
なお、この接合方法において、二箇所のヒートシール位置の間でフィルムを切断した場合には、後行繰出しフィルムの余剰先端部分を、先行繰出しフィルムの切断分離された後端部分および、その先行繰出しフィルムの巻芯とともにに処理することができるので、その余剰先端部分に対する別個の廃棄処理等が不要となる利点がある。
【0009】
また、この発明の実施装置では、上述した接合を、人手を一切必要とすることなく機械的に行うことができる。ここで、シフトガイドロールを設けた場合には、接合作業の終了後における、後行繰出しフィルムの繰出しに当たり、シフトガイドロールの作用下で、後行繰出しフィルムとフィルム保持部材との干渉を回避することにより、その繰出しを迅速かつ円滑に開始することができる。
【0010】
そしてまた、フィルム保持部材を往復駆動手段によって、フィルム繰出し経路から後退させることで、後行繰出しフィルムの繰出し走行の継続中にそのフィルムの繰出し経路をかっての先行繰出しフィルムの繰出し経路へ変位させることができる。これにより、後行繰出しフィルムのフィルムロールが存在していた位置に、さらに他のフィルムのフィルムロールを配設して、その後の繰出しを容易に、かつ迅速に準備することができる。
【0011】
なお、この装置において、フィルムの長さ方向に間隔をおいた二個所にヒートシール歯を設け、それらの両ヒートシール歯間にカッタ−刃を配設した場合には、ヒートシール位置間でのフィルムの切断を簡単に行うことができる。
【0012】
【実施例】
以下にこの発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は、この発明の実施に用いることができる装置の要部をそれの作用状態で例示する縦断面図である。 図に示す符号1は、実際に繰出し走行されている先行繰出しフィルムを示し、2は待機位置にあって、次に繰出し走行される後行繰出しフィルムを示す。ここで、後行繰出しフィルム2の待機位置への維持は、この例ではほぼロール状をなすフィルム保持部材3の周面に、後行繰出しフィルムの先端部分を、熱融着層が外側に向く姿勢で、ほぼ半周にわたって巻掛けるとともに、その先端を、フィルム保持部材3の周面に取り付けた、たとえばばね板4の下に挟み込むことにより行う。
【0013】
なお、この例では、後行繰出しフィルム2の先端部分に折れ曲がり等が生じるのを防止すべく、フィルム保持部材3の全体形状をほぼロール状としているが、その形状は、後行繰出しフィルム2の、待機位置への維持が可能である限りにおいて、図示例のみに限定されることなく、角筒形状、板状形状等の適宜形状とすることができる。
【0014】
またここでは、フィルム保持部材3に設けた平坦面に対向させて筒状部材5を配設するとともに、フィルム保持部材3と実質的に平行に位置するその筒状部材5の、フィルム保持部材3との対向面にもまた平坦面を形成し、そしてこの平坦面の幅方向に間隔をおいた位置に、それぞれのヒートシール歯6、7を、筒状部材軸線とほぼ平行に取り付ける。
【0015】
さらに図示例では、筒状部材5内に、たとえばロッドレスシリンダ8によって紙面と直行する方向に進退作動されるカッターホルダー9を配置し、このカッターホルダー9に、両ヒートシール歯6,7間で、筒状部材5に設けた軸線方向のスリット10から、フィルム保持部材3側へ突出するカッター刃11を取り付ける。なお、ここにおいて好ましくは、フィルム保持部材3の平坦面にもまたカッター刃11の進入を許容するスリット12を設け、これによりカッター刃11のフィルム保持部材による摩滅を防止する。
【0016】
ところで、ここにおけるロッドレスシリンダ8は、図2に示すように、筒状部材5の両端を閉止するそれぞれのエンドプレート13に、その筒状部材と同軸に取り付け固定されており、それらのエンドプレート13、ひいては筒状部材5およびカッター刃11のそれぞれは、両エンドプレート13に連結した相互に平行なそれぞれのシリンダ14により、筒状部材5およびカッター刃11が、フィルム保持部材3から図示のように離隔する後退位置と、筒状部材5に設けたヒートシール歯6、7が、フィルム保持部材3にフィルムを押圧する進出位置との間で、一体的に往復作動される。
なお、ここでは筒状部材5等の円滑にして確実な進退運動を確保すべく、フレーム15に取り付けたそれぞれの摺動ガイド16によって、シリンダ14のロッド端に固定したそれぞれのスライダ17の進退運動を案内する。
【0017】
そしてさらには、これもまたフレーム15に取り付けられて、フィルム保持部材3を、それが機能する図示の進出位置と、フィルム繰出し経路から完全に後退する後退位置との間で、その軸線方向にストロークさせる往復駆動手段18、たとえばシリンダ、ラックアンドピニオン等の歯車機構その他を、ロッド19を介してフィルム保持部材3に連結する。
【0018】
加えて、この装置では、図3に略線側面図で示すように筒状部材5を隔てて位置して先行繰出しフィルム1の繰出し走行を案内する一対のガイドロールのうち、繰出し走行の前方側に位置するものを、フィルム保持部材3に対し、図示のようにそれのヒートシール歯側の位置と、それとは反対側、図ではフィルム保持部材3の下方側の位置とに平行に変位されるシフトガイドロール20とする。ここでこのシフトガイドロール20の変位は、図示しない二本一対のシリンダその他により行うことができる。
【0019】
このように構成してなる装置を用いたこの発明の実施を以下に説明する。
先行繰出しフィルムの定常繰出し状態においては、図3に示すように、筒状部材5は、シリンダ14によってそのフィルムから十分に離隔されており、従って、両ヒートシール歯6、7はそれらの後退姿勢にある。また、シフトガイドロール20は、フィルム保持部材3に対し、それよりヒートシール歯側にあり、これがため、先行繰出しフィルム1は、フィルム保持部材3と筒状部材5との間を繰出し走行する。
【0020】
先行繰出しフィルム1がこのような定常繰出し状態にある間に、次に繰出し走行される後行繰出しフィルム2のフィルムロール21を、図3に示すところでは、二本一対のサーフェイスロール22上に位置決め載置してその後行繰出しフィルム2の先端部分を、図1に示すところから明らかなように、フィルム保持部材3の回りに巻き掛けるとともに、それの先端をばね板4の下側に挟み込むことによって、先行繰出しフィルム1の、後行繰出しフィルム2への接合を準備する。
【0021】
ここで、先行繰出しフィルム1のフィルムロール23の巻回径が所定値以下になったときには、そのことを光電管センサ−その他のセンサ−によって直接的に、または間接的に検知して、少なくとも、フィルムロール23の中空芯に差し込み掛合させたスピンドルの回転を停止し、これにより先行繰出しフィルム1の繰出し走行を停止する。なお、このような繰出し走行の停止の間は、自動充填製袋機その他の装置それ自体を停止することもできるが、通常は複数本のロールよりなるアキュムロールによって蓄えたフィルムを消費することにより、装置それ自体の作動をそのまま継続することができる。
【0022】
その後は、筒状部材5を、図4に示すように、フィルム1、2に近接変位させ、これによってあらかじめ加熱されているそれぞれのヒートシール歯6、7で、両フィルム1、2を図1に示すようにフィルム保持部材3に押圧することにより、両フィルム1、2の熱融着層を加熱融着させて、先行繰出しフィルム1の後端部に後行繰出しフィルム2の先端部を接合させる。
【0023】
続いて、筒状部材5とともにフィルム1、2に近接変位されて、フィルム1、2の一方の側端部の不作用位置に待機するカッター刃11を、ロッドレスシリンダ8によって往復作動させて、両フィルム1、2をヒートシール歯6、7間の位置、言い換えればフィルム1、2の長さ方向に間隔をおく、二個所のヒートシール位置の中間部で、それらの全幅にわたって切断する。
【0024】
このような接合および切断によって、先行繰出しフィルム1に、後行繰出しフィルム2の先端部を完全に連結した後は、筒状部材5を、図5に示すようにフィルム保持部材3から離隔させて、ヒートシール歯6、7によるフィルム1、2に対する拘束を解除する。これにより、両フィルム1、2の相互連結部分は、フィルム保持部材3およびシフトガイドロール20のそれぞれに接触して延在する。
【0025】
その後は、サーフェイスロール22の回転駆動に基づくフィルムロール21の回転により、フィルム保持部材3をそのままにして繰出し走行させることも可能であるが、このときには、フィルム2のベースフィルム層がフィルム保持部材3に擦れることによってそこに傷が生じるおそれがある。
この一方で、フィルム保持部材3を、往復駆動手段18によって、フィルム繰出し経路から完全に後退させた後に、後行繰出しフィルム2を繰出し走行させることもできるが、このときには、フィルム保持部材3に面接触するフィルム2がそれに共連れされて、それの幅方向に変位され、また変形されるおそれがある。
【0026】
そこで、図示の好適例では、筒状部材5のフィルム保持部材3からの離隔変位と同時に、もしくはそれに続いて、シフトガイドロール20を、図5に仮想線で示すように、フィルム保持部材3の下方位置まで変位させて後行繰出しフィルムをフィルム保持部材3の表面から離隔させ、そのシフトガイドロール20の案内下で、後行繰出しフィルム2の繰出し走行を開始することによって、フィルム2への傷の発生およびそれの変位、変形等のおそれを十分に取り除く。
従って、フィルム保持部材3は、シフトガイドロール20の作用下でフィルム2がその表面から離隔された後に、後退変位させることが好ましく、この後退変位によってフィルムロール21およびそれを支持し、回転駆動させるサーフェイスロール22の、後述するような上昇変位が後行繰出しフィルム2とそのフィルム保持部材との干渉なしに行われることになる。
【0027】
ところで、筒状部材5の、フィルム保持部材3からの前述した離隔変位はまた、図5に示すように不要部分となった先行繰出しフィルム1の切断後端部分1aおよび、そこにヒートシールされた、後行繰出しフィルム2の余剰先端部分2aのフィルムロール23の中空芯23aからの垂れ下がりをもたらすので、その後は、それらの両フィルム部分1a.2aをスピンドルの外周面に嵌め合わせて掛合させた、フィルムロール23の中空芯23aとともに、機械的にもしくは手作業によってそのスピンドルから取り外す。
なお、ここでは後行繰出しフィルム2の余剰先端部分2aが、それをヒートシールした先行繰出しフィルム1の切除後端部分1aと一体的に取り外し除去されるので、その余剰先端部分2aを処理するための特別の作業工程が不要となる。
【0028】
先行繰出しフィルム1のフィルムロール23の支持および回転駆動を行っていたスピンドルをこのようにして、フリーな状態とした後は、そのスピンドルの後退姿勢の下で、それぞれのサーフェイスロール22を上昇変位させて、フィルムロール21を後行繰出しフィルム2のそこからの繰出し走行を継続させたまま、スピンドルの直前位置にもたらす。この場合、フィルムロール21の上昇変位につれて、フィルム2の繰出し経路もまた次第に変化することになるも、その経路変化の途中に存在するフィルム保持部材3は、それを往復駆動手段18をもって予め後退ストロークさせておくことにより、後行繰出しフィルム2と干渉することがない。
【0029】
その後は、スピンドルを回転させ乍ら進出させて、それをフィルムロール21の中空芯21aの内周面に掛合させることにより、そのフィルムロール21の支持および回転駆動を、サーフェイスロール22からスピンドルに肩代わりさせる。
このことによって役割を終えたサーフェイスロール22は、図6に示すように元位置まで下降され、また繰出しフィルム2との干渉のおそれのなくなったフィルム保持部材3は、往復駆動手段18によって、図2に示すようなそれの進出位置へストロークされる。
このことによって、フィルム1、2の端部接合から、後行繰出しフィルム2のフィルムロール21のスピンドルへの引き渡しまでの一連の工程を終了した後は、その次に繰出されるフィルムのためのフィルムロールを、図6に仮想線で示すようにサーフェイスロール上に位置決め載置し、そしてその先端部分を、フィルム保持部材3によって前述したと同様に保持して、その後に続く端部接合を準備する。
【0030】
以上、この発明を図の装置を用いて行う場合について説明したが、後行繰出しフィルム2の先端部のフィルム保持部材3による保持は、そこに設けた複数の負圧吸引孔によってフィルム2を吸着することにより行うこともできる。
また、カッター刃11を、フィルム保持部材側に配設し、それの進退駆動手段を独立に配することもでき、さらには図では上下方向に対向させて設けているフィルム保持部材3とヒートシール歯6、7とを横方向、斜め方向等に対向させて配設することもできる。
【0031】
【発明の効果】
かくしてこの発明の方法によれば、先行繰出しフィルムの後端部分に、後行繰出しフィルムの先端部をヒートシールによって接合することにより、接合テープ等の副資材が不要になるとともに、接合テープの所定位置への予めの貼着等の準備作業もまた全く不要となる。
またこの方法では、ヒートシール位置より後方側に位置するフィルム部分を、切断除去することにより、先行繰出しフィルムの後端部分と、後行繰出しフィルムの先端部分との不要な重なり合いを防止して、後行繰出しフィルムのロスを極めて少ならしめることができる。
なおここで、フィルムの切断を二個所のヒートシール位置の間で行った場合には、後行繰出しフィルムの余剰先端部分を、先行繰出しフィルムの切除後端部分等と一体的に処分することができるので、その余剰先端部分に対する特例の処理工数が不要となる。
【0032】
ところで、この発明の実施装置によれば、この発明の方法を人手を一切用いることなく機械的に、また自動的にも確実に実施することができる。
またここでは、フィルム保持部材を、フィルム繰出し経路から完全に後退させることにより、後行繰出しフィルムの繰出し走行中に、そのフィルムの繰出し経路を、先行繰出しフィルムのかっての繰出し経路へ変位させることができ、これがため後行繰出しフィルムのフィルムロールが存在していた位置に、その後に繰出されるフィルムのフィルムロールを配置することで、さらなる繰出しを極めて容易に、かつ迅速に準備することができる。
そして、この発明装置にシフトガイドロールを付設した場合には、フィルムの接合後における後行繰出しフィルムの繰出しに当たり、そのフィルムとフィルム保持部材との干渉を防止することができる。
なお、この装置において、フィルムの長さ方向に間隔をおいた二個所にヒートシール歯を設け、それらの両ヒートシール歯間にカッター刃を配設した場合は、両フィルムの二個所のヒートシール位置間でのフィルムの切断を、簡易迅速にかつ正確に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施に用いることができる装置の要部を作用状態で例示する縦断面図である。
【図2】ヒートシール歯およびカッター刃の往復作動機構を例示する正面図である。
【図3】先行繰出しフィルムの繰出し走行状態を示す略線側面図である。
【図4】フィルムの接合工程を示す略線側面図である。
【図5】カッタ−刃によるフィルムの切断の状態を示す。
【図6】後行繰出しフィルムの繰出し経路の変更後の状態を示す。
【符号の説明】
1 先行繰出しフィルム
1a 切除後端部分
2 後行繰出しフィルム
2a 余剰先端部分
3 フィルム保持部材
4 ばね板
5 筒状部材
6、7 ヒートシール歯
8 ロッドレスシリンダ
9 カッタ−ホルダ−
10、12 スリット
11 カッタ−刃
13 エンドプレート
14 シリンダ
15 フレーム
17 スライダ
18 往復駆動手段
19 ロッド
20 シフトガイドロール
21,23 フィルムロール
21a,23a 中空芯
22 サ−フェイスロール
Claims (2)
- 繰出し走行を停止させた先行繰出しフィルムの後端部分の熱融着層を、待機位置にある後行繰出しフィルムの先端部分の熱融着層に、ヒートシール歯によって押圧して、それらの両フィルムを幅方向にヒートシールするとともに、フィルムの繰出し方向に対し、そのヒートシール位置より後方側に位置するフィルム部分をフィルム幅方向に切断し、その後ヒートシール歯をフィルムから離隔させて後行繰出しフィルムを繰出し走行させるとともに、この後行繰出しフィルムの繰出し走行中に、そのフィルムの繰出し経路を、かっての先行繰出しフィルムの繰出し経路へ変化させることを特徴とする繰出しフィルムの端部接合方法。
- 前記ヒートシールを、フィルムの長さ方向に間隔をおいた二箇所で行い、それらの両ヒートシール位置間でフィルムを切断することを特徴とする請求項1記載の繰出しフィルムの端部接合方法。
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