JP3593226B2 - 自動車の後部座席 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、自動車の後部座席に関し、特に後傾可能なシートバックと、シートバックの上縁部とリアウインドウの下縁部との間を塞ぐように設けられたリアシェルフとを有する自動車の後部座席に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
乗用車の後部座席は、客席用として最も快適であることが望ましいが、小型車の場合はスペース上の制約が大きく、こうした要望(快適性)を満たすことが困難であった。
【0003】
限られた空間内での快適性を高めるには、上体を倒したくつろいだ姿勢を乗客がとり得るようにして眼前の空間を広げることが有効である。従って、シートバックを後傾可能なようにする、所謂リクライニング機構を採用すれば、小型車であっても十分に快適な乗り心地の後部座席を得ることができるものと考えられる。このような観点に立脚した後部座席が、実開昭56−30130号公報などに開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、固定式シートの場合は、シートバックの上縁部とリアウインドウの下縁部との間にリアシェルフを設けることによって客室と荷室間を隔絶して遮音性を確保し得るが、既に客室寸法が制限されている小型車にあっては、シートバックを後傾させる空間を荷室に求める以外になく、十分な後傾角度を得ようとすると、リアシェルフとの干渉が避けられない。そのため、シートバックを後傾可能にすると、客室と荷室間の隔絶機能を犠牲にせざるを得なくなり、遮音性の低下を余儀なくされる。
【0005】
また、従来のシートベルトのショルダアンカは、固定式シートを対象としているので、これをそのまま後傾式シートに適用した場合、シートバックを後傾させると乗客の肩の位置が後退するので、ショルダベルトの掛かり具合が適切で無くなることが懸念される。
【0006】
さらに、固定式シートのヘッドレストは、上体を起こした姿勢で丁度良くなるようにその角度が定められているので、そのままシートバックを後傾させて楽な姿勢をとった場合、必ずしも最適な頭の保持性が得られない、という問題がある。
【0007】
このような問題点に鑑み、本発明の目的は、自動車の後部座席を、主として以下の3点について改善するところにある。即ち、先ず第1に、客室と荷室間の隔絶機能を損なわずにシートバックを十分に後傾させることができるように改良し、次に第2に、シートバックを後傾させてもショルダベルトの掛かり具合が大きく変化しないように改良し、さらに第3に、後傾時にも良好な頭の保持性が得られるように改良することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
このような目的を果たすために、本発明の請求項1においては、後傾可能なシートバック(2)と、該シートバックの上縁部とリアウインドウ(7)の下縁部との間を塞ぐべく、車幅方向に延在した支軸(ヒンジ軸9c)を中心として回動可能且つ前記シートバックの上端部にその上面が当接可能であると共に前記シートバックに対する当接状態を維持する向きに弾発付勢された可動部(可動分割体8m)を前記シートバックの最外郭の傾動軌跡の外側に備えたリアシェルフ(8)とを有する自動車の後部座席を、起立位置における前記シートバックの前記可動部の上面に対する当接部が、前記可動部の傾動中心軸より下側に位置していることを特徴とするものとした。これにより、シートバックを後傾させる時にリアシェルフに加わる押し下げ力が増大するので、相対的にシートバックの後傾作動力が軽減される。
【0009】
特に、前記可動部を、その断面形状がへの字形をなすように車幅方向に延在する直線に沿って屈曲させ、屈曲線より前方の部分が前記シートバックに当接するものとすれば(請求項2)、上記の条件を満たした上でシートバックの起立時にリアシェルフの水平部分の面積を増やし、リアシェルフ上面に物を置く際の利便性が高められる。
【0010】
また、その先端を後方へ向けて傾けた爪(18)と該爪を受容するノッチ(窪み20)とからなり、前記シートバックが起立位置にある時は互いに係合して前記可動部の旋回運動を阻止し、前記シートバックを後傾させると互いの係合を解くロック手段(ロック装置17)を、前記シートバックと前記可動部との間に設けるものとすれば(請求項3)、リアシェルフの下向きの傾動を止めるのに前記の弾発付勢手段のばね力に頼らずに済むので、そのばね力を低く設定することができ、しかもシートバックが起立位置にある時の可動部の保持力を確保し、かつ特別な操作を要さずにシートバックの後傾動作に追従して可動部が回動するようにできる。
【0011】
さらに、前記リアシェルフに、前記可動部の回動中心軸の後方に固定されたシートベルトのリトラクタ装置(22)と、前記回動中心軸の近傍に設けられたウェビングの引き出し口(23)とを設けるものとすれば(請求項4)、シートバックを後傾させてもショルダベルト(25)の身体に掛かる位置変化が少なくて済むようにできる。
【0012】
以上に加えて、前記シートバックを後傾させると前記可動部に当接してその上部を前方へ傾動させるべく、前記可動部との当接部より下側に枢支点(24c)を位置させたヘッドレスト(24)を備えるものとすれば(請求項5)、シートバックを後傾させると可動部に当接してその上部が前方へ傾動するので、シートバックの後傾動作に応じてヘッドレストの角度も適切に自動調節されるようにできる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下に添付の図面に示された具体的な実施例に基づいて本発明の構成について詳細に説明する。
【0014】
図1は、本発明が適用されたノッチバック型乗用車の後部側面の概略を示している。図1において、シート1とシートバック2とからなる後部座席は、後輪3のタイヤハウス4の前縁に接続したフロワパネル5の上面に設置されている。そしてシート1の後端とシートバック2の下端とがヒンジ軸6を介して連結されており、シートバック2は、所定角度範囲を後傾可能になっている。またシート1とシートバック2とを連結するヒンジ軸6の部分には、公知のラチェット式などであって良いロック機構(図示せず)が組み込まれており、一般のリクライニングシートと同様に、シートバック2の後傾角度を適宜に調節し得ると共に、後傾状態でロックを解除すると、その一端を当該シートバック2の背面に当接させると共に、その他端を荷室の床10(スペアタイヤ収納部の周縁部など)に当接させたトーションバースプリング11の弾発力により、元の角度、つまり起立位置にシートバック2が自動復帰し得るようになっている。なお、トーションバースプリング11の装着部は、スペアタイヤカバー12などによって隠されて目立たなくされている。
【0015】
シートバック2の背面上縁部とリアウインドウ7の内面下縁部との間には、リアシェルフ8が設けられている。このリアシェルフ8は、車幅方向に延在する分割線に沿って前後に分割されると共に、ヒンジ9を介して屈曲可能に連結された2つの部分からなり、後側部分8fが車体に固定され、前側部分8mがシートバック2の後傾動作に追従して分割線から下向きに折れ曲がるようになっている。
【0016】
図2に併せて示すように、2分割されたリアシェルフ8の前側部分である可動分割体8mは、ヒンジ9の軸9cを中心にしてその前端を下向きに回動させ得るようになっており、その前端部が、起立位置にあるシートバック2の背面上部に当接し得るようになっている。ここでヒンジ軸9cには、図3に示すトーションバースプリング13、或いは図4に示すねじりコイルばね14などのような弾発付勢手段が設けられており、シートバック2の背面上部に対する当接状態を維持するように、可動分割体8mが常時弾発付勢されている。またこの状態で、固定・可動両分割体8f・8mの上面が、通常は互いに連続した概ね水平の面をなすようになっている。この弾発付勢手段のばね定数を適度に設定することにより、リアシェルフ8の上面に通常は物を載せることができると共に、ばね力に打ち勝って可動分割体8mを押し下げると、可動分割体8mが下向きに回動し、起立位置にあるシートバック2の背面と固定分割体8fの前縁との間が開かれるようになっている。この開口を介し、例えば荷室の前側に設置したCDプレーヤのオートチェンジャ(図示せず)などに対して車室内からのアクセスが可能である。
【0017】
上記したリアシェルフ8の可動分割体8mと固定分割体8fとを連結したヒンジ軸9cは、シートバック2の最外郭(ヘッドレストを含む)の傾動軌跡L1の外側に配されている。このようにすれば、リアシェルフ8の屈曲中心、つまり固定分割体8fの前縁に対して後傾時のシートバック2が干渉しないので、シートバック2の後傾角度を大きくとることができる。
【0018】
シートバック2の上端部には、凸部15が後向きに突設されている。この凸部15の下面は、起立状態時(図2に実線で示す位置)は可動分割体8mの前端部上面に面接触し、シートバック2を後傾させる(図2に2点鎖線で示す位置)と、凸部15の突端が可動分割体8mの前端部上面に概ね線接触するようになっている。これにより、通常時は大きな接触面積で互いに当接しているので当接面の変形が少ないためにシートバック2の後傾動作に追従して可動分割体8mが円滑に回動することができ、回動途中では接触面積が小さくなるので摩擦抵抗が小さくなってシートバック2の円滑な後傾作動が阻害されずに済む。ここで互いの当接部は、ある程度硬質であることが変形を防止する上に好ましいが、例えばフッ素系合成樹脂材などの低摩擦材を当接部に貼り付けたり、シートバック2の上縁部に転動ローラを組み込んだりしても良い。
【0019】
リアシェルフ8の可動分割体8mとシートバック2の凸部15との当接部の位置は、ヒンジ軸9cより下側に位置している(図2のD寸法参照)。これによると、図5に示すように、シートバック2を後傾させる際に当接部に作用する力をFとした時、可動分割体8mを回動させようとする力f1は、δ=θ+φであるから、f1=F・sin(θ+φ)で与えられる。一方、図6に示すように、例えば当接部の位置がヒンジ軸9cと同一高さであった場合、当接部に作用する力をFとすると、可動分割体8mを回動させようとする力f2は、δ=θであるから、f2=F・sinθで与えられる。つまりf1>f2が成立するので、可動分割体8mとシートバック2の凸部16との当接部をヒンジ軸9cより下側に位置させるものとすれば、シートバック2を後傾させる時に可動分割体8mに加わる押し下げ力がより一層増大することとなるので、相対的にシートバック2の後傾作動力が軽減されることになる。
【0020】
またこの場合、断面形状がへの字形をなすように、その遊端を下向きに可動分割体8mを屈曲させるものとすれば、上記の条件を満たした上で、シートバック2の起立時にリアシェルフ8全体としての水平部分の面積を増やすことができるので、リアシェルフ8の上面に物を置く際の利便性が高められる。
【0021】
これに加えて、可動分割体8mを上記の如くへの字形に屈曲させると、シートバック2の凸部15の突端が可動分割体8mの上面を押して早期に可動分割体8mの遊端縁がシートバック2の背面から離間するので、シートバック2の背面と可動分割体8mの遊端縁との間の逃げ寸法が少なくて済む。因みに、可動分割体8mを平面で構成する場合は、この逃げ寸法が少ないと、可動分割体8mの遊端縁の回動軌跡と、これに対向するシートバック2の背面部分の傾動軌跡とが互いに重なり合ってシートバック2の後傾過程で可動分割体8mの遊端縁がシートバック2の背面に食い込む形となるので、そうならないようにするために、図7に示すように、シートバック2の背面と可動分割体8mの遊端縁との間に十分な逃げ寸法Gをとっておく必要がある。
【0022】
なお、凸部15によってこのような逃げ代Gを作らずに、図8に示すように、シートバック2の背面上部に窪み16を設けることで逃げ代Gを作るようにしても良い。
【0023】
シートバック2とリアシェルフ8の可動分割体8mとの当接部には、走行振動でばたつくことを防止するために、例えばマグネットキャッチャや公知のラッチ機構などのような機械的な連結保持手段を設けておくと良い。
【0024】
図9にロック装置の好適実施例を示す。このロック装置17は、可動分割体8mの前端部上面に突設された爪18と、シートバック2の凸部15の下面に設けられたラッチ19とからなっている。爪18は、その先端を後方へ向けて傾けており、ラッチ19には、この爪18を受容する窪み20が凹設されている。そしてラッチ19は、幾分か上下に変位可能であると共に、圧縮コイルばね21をもって下向きに常時弾発付勢されている。
【0025】
これによると、シートバック2が起立位置にあり、かつ爪18とラッチ19とが係合した状態にあっては、ラッチ19が爪18の先端に弾発的に押し付けられているので、可動分割体8mに下向きの荷重が作用しても、ラッチ19の窪み20のアンダカット形状によって可動分割体8mの下向き変位が阻止される。そしてシートバック2を後傾させると、シートバック2の回動軌跡L1と可動分割体8mの回動軌跡L2とが互いに離反する関係にあるので、爪18とラッチ19とは自然にその係合が解かれ、シートバック2を起立位置に戻すと、その過程でラッチ19の窪み20に爪18が自然に入り込む。
【0026】
可動分割体8mの回動中心軸(ヒンジ軸9c)の後方、つまり本実施例に於ける固定分割体8fの下面には、図10に示すように、シートベルトのリトラクタ装置22が固設されている。そして、可動分割体8mに於ける回動中心軸の近傍には、ウェビングの引き出し口23が設けられている。またこのウェビング引き出し口23は、図11に示したように、ヘッドレスト24の側面より外側であり、かつ最後傾状態にあるヘッドレスト24の前面より後方に設けてある。
【0027】
これによれば、ウェビング引き出し口23と乗客の肩との相対高さがシートバック2の角度によって大きく変化することが無くなるので、シートバック2を後傾させた際のショルダベルト25の身体に掛かる位置変化が少なくて済むようにできる。
【0028】
なお、本実施例はウェビング引き出し口23を可動分割体8m側に設けるものとしたが、これは固定分割体8f側であっても良い。また、シートベルト端部の固定やバックル側の処理については従来と何ら変わりがないので説明を省略する。
【0029】
ところで、上体を後傾させた際に頭の角度がそのままであると、視線が上を向き過ぎるので、本発明に於いては、ヘッドレスト24の枢支点24cを、可動分割体8mとの当接部より下側に位置させるものとした。これによると、図12に示すように、シートバック2を後傾させると、リアシェルフ8の可動分割体8mの上面にヘッドレスト24の背面が当接し、この反力によってヘッドレスト24に傾倒モーメントMが作用する。その結果、ヘッドレスト24の上部が前方へ傾動し、頭の支持位置が前方へ移動するようになる。従って、シートバック2を後傾させても、顔を前方へ向けた姿勢を楽にとることができる。
【0030】
図13は、本発明に基づくリアシェルフ8の別の実施例である。本実施例に於いては、リアシェルフ8を3分割し、それらの各々をヒンジ9b・9cで屈曲自在に連結すると共に、前端をシートバック2の上縁にヒンジ9aで連結し、後端を車体に固定するものとした。この場合も、シートバック2の上縁の軌跡L1の外側に固定分割体8cとこれに直接連結される一方の可動分割体8bとのヒンジ9cの中心を位置させてあり、シートバック2を起こした通常時は、リアシェルフ8が伸びきってその上面が概ね水平となり(2点鎖線で示した状態)、シートバック2を後傾させると、3つのヒンジ9a・9b・9cにてリアシェルフ8の2つの可動分割体8a・8bが屈曲してシートバック2の後傾運動に追従し得ることとなる。この場合は、通常時の荷室へのアクセス性は失われるが、シートバック2とリアウィンドウ7間の接続状態は密にできるので、遮音性をより一層高く保つことができる。
【0031】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の請求項1の構成によれば、リアシェルフによる客室と荷室間の隔絶状態を保った上で後部座席を後傾し得るので、後部座席の居住性を高めることができることはもとより、シートバックを後傾させる時のリアシェルフの押し下げ力を増大させることができるので、シートバックの後傾作動力を軽減する上に大きな効果を奏することができる。特に、請求項2の構成によれば、シートバックの起立時にリアシェルフの水平部分の面積を増やし、リアシェルフ上面に物を置く際の利便性を高めるのに効果的であり、また、請求項3の構成によれば、リアシェルフの可動部の下向き傾動を止めるためのばね力を低く設定することができ、しかもシートバックが起立位置にある時の可動部の保持力を確保し、かつ特別な操作を要さずにシートバックの後傾動作に追従して可動部が回動するように構成することができる。
これに加えて、請求項4の構成によれば、シートバックを後傾させてもショルダベルトの身体に掛かる位置変化が少なくて済むようにできるので、シートベルト本来の効用を損なわずにくつろいだ乗車姿勢をとらせる上に効果的であり、さらに請求項5の構成によれば、シートバックの後傾動作に応じてヘッドレストの位置が自動的に変化するようになるので、上体を後傾させた際の頭の角度を最適化する上に効果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されたノッチバック型乗用車の後部概略側面図。
【図2】本発明の第1実施例を示す概念的要部側面図。
【図3】弾発手段の一例としてのトーションバースプリングの斜視図。
【図4】弾発手段の別の例としてのねじりコイルばねの斜視図。
【図5】本発明の一実施例の作用の説明図。
【図6】本発明を適用しない場合の作用の説明図。
【図7】シートバックとリアシェルフとの関係の一例を示す要部概略側面図。
【図8】シートバックとリアシェルフとの関係の別の例を示す要部概略側面図。
【図9】シートバックとリアシェルフ間のロック装置の一例を示す要部側面図。
【図10】本発明の第2実施例を示す図2と同様な概念的要部側面図。
【図11】本発明の第2実施例を示す要部斜視図。
【図12】本発明の第3実施例を示す図2と同様な概念的要部側面図。
【図13】本発明の変形実施例を示す図2と同様な概念的要部側面図。
【符号の説明】
1 シート
2 シートバック
3 後輪
4 タイヤハウス
5 フロワパネル
6 ヒンジ軸
7 リアウインドウ
8 リアシェルフ
8f 固定分割体
8m 可動分割体
9 ヒンジ
9c ヒンジ軸
10 荷室の床
11 トーションバースプリング
12 スペアタイヤカバー
13 トーションバースプリング
14 ねじりコイルばね
15 凸部
16 窪み
17 ロック装置
18 爪
19 ラッチ
20 窪み
21 圧縮コイルばね
22 リトラクタ装置
23 ウェビング引き出し口
24 ヘッドレスト
24c 枢支点
25 ショルダベルト

Claims (5)

  1. 後傾可能なシートバックと、該シートバックの上縁部とリアウインドウの下縁部との間を塞ぐべく、車幅方向に延在した支軸を中心として回動可能且つ前記シートバックの上端部にその上面が当接可能であると共に前記シートバックに対する当接状態を維持する向きに弾発付勢された可動部を前記シートバックの最外郭の傾動軌跡の外側に備えたリアシェルフとを有する自動車の後部座席であって、
    起立位置における前記シートバックの前記可動部の上面に対する当接部は、前記可動部の傾動中心軸より下側に位置していることを特徴とする自動車の後部座席。
  2. 前記可動部は、その断面形状がへの字形をなすように車幅方向に延在する直線に沿って屈曲しており、屈曲線より前方の部分が前記シートバックに当接することを特徴とする請求項1に記載の自動車の後部座席。
  3. その先端を後方へ向けて傾けた爪と該爪を受容するノッチとからなり、前記シートバックが起立位置にある時は互いに係合して前記可動部の旋回運動を阻止し、前記シートバックを後傾させると互いの係合を解くロック手段が、前記シートバックと前記可動部との間に設けられていることを特徴とする請求項1若しくは2に記載の自動車の後部座席。
  4. 前記リアシェルフは、前記可動部の回動中心軸の後方に固定されたシートベルトのリトラクタ装置と、前記回動中心軸の近傍に設けられたウェビングの引き出し口とを有するものであることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の自動車の後部座席。
  5. 前記シートバックを後傾させると前記可動部に当接してその上部を前方へ傾動させるべく、前記可動部との当接部より下側に枢支点を位置させたヘッドレストを備えることを特徴とする請求項乃至4のいずれかに記載の自動車の後部座席。
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