JP3592645B2 - 光学部材支持機構 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、光学部材支持機構に係り、特にピンホール、ファイバ等の光学部材の位置決めを行う光学部材支持機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の光学部材支持機構としてピンホール支持機構100を図7,8に示す。図7はピンホール支持機構100の正面方向の断面図であり、図8は図7のX−X線に沿った断面図である。
【0003】
このピンホール支持機構100は、対物レンズ101aを備えたレンズホルダ101及びピンホール102aが形成されたピンホール部材102を支持することにより、いわゆるスペイシャルフィルタを構成する。即ち、入射するレーザ光を対物レンズ101aで集光し、その焦点位置に位置決めしたピンホール102aを通過させることでレーザ光に対する外乱光の影響を低減する。
【0004】
このピンホール支持機構100は、基部103と、この基部103上でピンホール部材102を支持する支持部140と、ピンホール102aの中心線に対して垂直な平面上で直交する二方向の各々に沿ってピンホール部材102の移動調節を行う第一及び第二の調節部110,120と、ピンホール102aの中心線に沿ってピンホール部材102の移動調節を行う第三の調節部130と、対物レンズを保持するレンズ保持部104とを備えている。
【0005】
上記レンズ保持部104はレンズホルダ101の円筒部を締結して保持を行い、基部103に対して対物レンズ101aの光軸は一定方向に固定される。
【0006】
一方、支持部140は、ピンホール部材102の外周に形成された雄ネジ部に螺合する雌ネジ部が内側に形成されたスライドリング141と、このスライドリング141をその中心線方向に沿って滑動自在に支持する移動リング142と、支持状態にあるピンホール部材102のピンホール102aの中心線に垂直な所定平面内を移動リング142を滑動自在に支持する支持枠体143とを備えている。
【0007】
上記スライドリング141は円筒状であり、その雌ネジ部にてピンホール部材102を保持するとピンホール102aの中心線とスライドリング141の中心線とが一致するように設定されている。またスライドリング141の外周面はその中心線方向に沿って外径が均一に設定されている。
【0008】
移動リング142はスライドリング141を支持する円筒部142aと当該円筒部142aの一端部に設けられた鍔状部142bとを備えている。円筒部142aは一端部から他端部まで均一な内径で貫通しており、スライドリング141を挿入し且つ滑動可能な内径に設定されている。
【0009】
鍔状部142bは円筒部142aの半径方向にフランジ状に突出形成されており、円筒部142aの中心線方向に沿った厚さが均等に設定されている。従って、鍔状部142bは全体的にピンホール102aの中心線に垂直な平面に沿った平板状となっている。支持枠体143は、基部103と一体的に形成されており、鍔状部142bにて移動リング142を支持している。
【0010】
支持枠体143は鍔状部142bをその一平面と他平面とにそれぞれ摺接した状態で支持している。従って、ピンホール部材102のピンホール102aは、鍔状部142bの各平面とこれらに個別に摺接する支持枠体143の各内面との滑動により、ピンホール102aの中心線に垂直な平面上を移動することが可能となっている。
【0011】
なお、レンズ保持部104に保持されたレンズホルダ101の対物レンズ101aの光軸と支持部140に支持されたピンホール部材102のピンホール102aの中心線とが平行となり且つおおよそ一致するようにレンズ保持部104と支持部140とは基部103に形成されている。
【0012】
次に、第一の調節部110と第二の調節部120とについて説明する。これら調節部110,120はいずれも支持枠体143に装備されている。即ち、各調節部110,120は、移動リング142の鍔状部142bの周縁部の所定の各位置に対して筒状部142aの半径方向外側から当接する調節ネジ111,121と、鍔状部142bを挟んで各調節ネジ111,121の反対側から押圧する押圧部材112,122と、各押圧部材112,122に押圧力を付勢する押圧バネ113,123とを備えている。第一の調節部110と第二の調節部120とは、各々の調節ネジ111,121の移動方向がピンホール102aの中心線に垂直な平面上において互いに直交する直線にそれぞれ沿うように支持枠体143に取り付けられている。従って、各調節ネジ111,121の操作により移動リング142,スライドリング141を介してピンホール102aを各調節ネジ111,121の移動方向に移動調節することができる。
【0013】
第三の調節部130は、スライドリング141の外周面上に半径方向外側に向かって突設されたスライドピン131と、支持枠体143の上部においてピンホール102aの中心線方向に移動自在に装備されると共にその先端部がスライドピン131と当接した調節ネジ132と、スライドピン131を挟んで調節ネジの反対側からスライドピン131を押圧する押圧部材133と、押圧部材133に押圧力を付勢する押圧バネ134を備えている。上記スライドピン131は移動リング142の鍔状部142bに貫通して設けられた長穴状のガイド穴142cに遊挿されており、かかるガイド穴143cの長さの範囲内で移動リング142に対するスライドリング141の滑動を自在とする。そして、調節ネジ131の操作によりスライドピン131及びスライドリング141を介してピンホール102aをその中心線方向に移動調節することができる。
【0014】
上記構成により、ピンホール支持機構100では、対物レンズ101aの光軸とピンホール102aの中心線とにズレが生じている場合には、第一及び第二の調節部110,120の各調節ネジ111,121を操作してそれらを同軸上に一致させ、またピンホール102aが対物レンズ101aの焦点位置からずれている場合には、第三の調節部130の調節ネジ132を操作して焦点位置に位置決めする。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例には以下のような不都合があった。即ち、上述したように、ピンホール部材102は、スライドリング141及び移動リング142を介して基部103に支持されている状態にある。そして、移動リング142は、その鍔状部142bの両側各面と支持枠体143の対向する二つの内壁面とがそれぞれ摺接し、これら各面が滑動することにより、ピンホール102aの中心線に対する垂直面上における位置決めを行うので、これら各面の加工精度及び組立精度(例えば支持枠体143が複数の部材から組み立てられている場合)の影響を受けやすく、例えば隙間が生じている場合には移動リング142にガタつきが発生し、ピンホール102aを正確に位置決めすることが困難となるという不都合が生じていた。
【0016】
また、加工精度及び組立精度を高くすると、ピンホール支持機構100の生産コストの上昇や生産性の低下を招くと共に、隙間がなくなることで移動リング142の円滑な移動が妨げられる恐れがあった。
【0017】
【発明の目的】
本発明は、かかる従来例の有する不都合を改善し、特に、光学部材の入射部を精度良くまた円滑に位置決めすることを可能とし、生産性の高い光学部材支持機構を提供することを、その目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、請求項1記載の発明は、照射光の入射する入射部を備えた光学部材を支持する光学部材支持機構であって、
前記光学部材を支持する支持部と、この支持部を保持する基部と、前記基部に設けられて前記入射部の中心軸に直交する平面内で前記光学部材の移動位置を調節する調節部とを備え、
前記支持部は、前記中心軸に直交する1つの直線を共通の法線として備えた板バネからなる第一の弾性体を前記中心軸の両側に有し、
前記第一の弾性体の一端が前記基部に固着される一方、前記第一の弾性体の他端にはリング状の中間部材が固設されると共に、
前記中心軸に直交し且つ前記直線と交差する他の1つの直線を共通の法線として備えて前記中心軸の両側に位置する板バネからなる第二の弾性体の一端が前記リング状の中間部材に固着される一方、前記第二の弾性体の他端には、前記光学部材が固設されていることを特徴とした構成を有する。
【0019】
上記構成では、照射光が光学部材の入射部に入射するように位置決めが行われる。まず、基部の配置により光学部材を支持する支持部を照射光の照射位置に粗位置決めし、しかる後に調節部にて光学部材の位置を精密に位置決めする。
この際、光学部材の入射部の中心軸の両側に位置し其の一端を光学部材支持機構の基部に固着された板バネからなる第一の弾性体が、この第一の弾性体の他端に固設されたリング状の中間部材の姿勢を光学部材支持機構の基部に対して保持すると共に、板バネからなる第一の弾性体の法線方向に沿ったリング状の中間部材の移動を許容する。
また、光学部材の入射部の中心軸の両側に位置し其の一端をリング状の中間部材に固着された板バネからなる第二の弾性体が、この第二の弾性体の他端に固設された光学部材の姿勢をリング状の中間部材に対して保持すると共に、板バネからなる第二の弾性体の法線方向、より具体的には、第一の弾性体の法線方向とは異なる第二の弾性体の法線方向に沿った光学部材の移動を許容する。
この結果、入射部の中心軸に直交する平面内での光学部材の移動があらゆる方向に許容され、かつ、光学部材の姿勢は常に一定の状態に保持される。
光学部材は弾性体のみにより支持されており他の部材とは摺接していないので、調節部から外力を受けると光学部材は入射部の中心軸に直交する平面内で忠実に移動し、部材同士の表面荒さや加工精度の影響は生じない。
【0020】
請求項2記載の発明では、請求項1記載の発明と同様の構成を備えると共に、第一の弾性体と第二の弾性体が、入射部の中心軸の方向性を基準として、前記中間部材の同一側に位置することを特徴とする構成を有する。
【0021】
中心軸の方向性を基準として、第一の弾性体と第二の弾性体を中間部材の同一側に位置させることで、各弾性体の合計長さ分のスペースは不要となり、いずれか長い方の弾性体の長さ分のスペースしか必要とならない。
【0022】
請求項3記載の発明では、各第一の弾性体のバネ定数をほぼ等しく設定すると共に各第二の弾性体のバネ定数をほぼ等しく設定する、という構成を採っている。かかる構成では、複数の第一の弾性体のバネ定数がいずれも等しいので、第一の弾性体の撓み方向に光学部材を移動する場合に各第一の弾性体ごとに均一な変位を生じ、光学部材の移動調節時における姿勢変化の発生をより低減することができる。また、各第二の弾性体についても同様である。
【0023】
請求項4記載の発明では、各第一の弾性体と各第二の弾性体の全てのバネ定数をほぼ等しく設定する、という構成を採っている。従って、かかる構成では、光学部材はその四方から均等な反力を受けるので、光学部材がその自然位置から入射部の中心軸に直交する平面に沿っていずれの方向に移動しても、方向によって反力の発生のし方が異なるような偏りを生じることがなく、光学部材の距離変位にのみ応じた反力を各弾性体から受けることとなる。従って、調節部による光学部材の位置調節を行うに際していずれの方向に光学部材を移動調節する場合であっても良好に位置決めが行われる。
【0024】
本発明は、上述した各構成によって前述した目的を達成しようとするものである。
【0025】
【発明の実施の形態】
[全体概要]
本発明の実施形態である光学部材支持機構としてのピンホール支持機構10を図面に基づいて説明する。図1は本発明の実施形態であるピンホール支持機構10の正面図であり、図2はピンホール支持機構10を正面方向から見た後述するレーザ光の照射方向に沿った断面図であり、図3は図1におけるY−Y線に沿った断面図であり、図4は平面方向から見たレーザ光の照射方向に沿った断面図である。
【0026】
このピンホール支持機構10は、対物レンズ11aを備えたレンズホルダ11及びピンホール12aが形成された光学部材であるピンホール部材12を支持することにより、いわゆるスペイシャルフィルタを構成する。即ち、保持状態にあるレンズホルダ11に対して入射するレーザ光を対物レンズ11aで集光し、その焦点位置においてピンホール12aを通過させることでレーザ光に対する外乱光の影響を低減することを目的に使用される。かかる使用時においては、レンズホルダ11を介して保持された対物レンズ11aの光軸にレーザ光の照射軌跡が一致するように照射される。また、このピンホール支持機構10は対物レンズ11aの光軸とピンホール12aの中心線Cとが平行となるようにレンズホルダ11及びピンホール部材12を保持し、さらに、これら光軸及び中心線Cが一致するように調節を行う機能を備えている。
【0027】
なお、このピンホール部材12は平板に垂直に貫通して設けられた入射部としてのピンホール12aを備えている。そして、ピンホール部材12の基準面とはピンホール12aが設けられた平板のレーザ光が入射する側の平板面をいうものとする。また、ピンホール12aの中心線C、即ち、入射部の中心軸Cとは、ピンホール12aの中心を通過し基準面と垂直な方向の線をいう。
【0028】
このピンホール支持機構10は、ピンホール部材12を支持する支持部20と、支持されたピンホール部材12の基準面にほぼ平行な平面、つまり、入射部の中心軸と直交する平面内で直交する二方向の各々に沿って当該ピンホール部材12の移動調節を行う第一及び第二の調節部30,40と、ピンホール部材12の基準面にほぼ垂直に当該ピンホール部材12の移動調節を行う第三の調節部50と、対物レンズ11aを保持するレンズ保持部14と、上記各構成を保持する基部60とを備えている。以下、各部を詳説する。
【0029】
[基部]
基部60は、レンズホルダ11を保持する円筒状の基部本体61と、支持部20を保持する可動枠体62と、対物レンズ11aの光軸方向に沿って基部本体61に対する可動枠体62の往復動を自在として支持する二本の支持アーム63と、を備えている。符号64は、基部本体61の下部に装備されたピンホール支持機構10の外部固定用の棒状体である(図1,2)。
【0030】
基部本体61の一端部には、その円筒形状の中心線と対物レンズ11aの光軸とが一致するようにレンズホルダ11を保持する保持穴61aが形成されている(図3)。符号61bはレンズホルダ11を固定する止めネジである。また、基部本体61の他端部は広く開口し、可動枠体62の一端部が滑動自在に挿入されている(図1)。
【0031】
可動枠体62は、その一端部が基部本体61の開口部に挿入可能な円筒状を呈し、他端部には後述する支持部20の移動部材21を外部から臨む円形の貫通穴62aが形成されている。かかる貫通穴62aを介してピンホール部材12が可動枠体62の外部から移動部材21に装着される。なお、貫通穴62aはピンホール部材12よりも大径に形成されており、ピンホール部材12はかかる貫通穴62aに遊挿された状態で中心軸Cに直交する平面内である程度移動することが可能となっている(図1,2)。
【0032】
各支持アーム63は、基部本体61の両側面にそれぞれ配置されており、その一端部が可動枠体62に固定されている(図4)。また、各支持アーム63はその中間部でスライダ65を介して基部本体61と連結されている。各スライダ65は、基部本体61の両側面に設けられ,当該基部本体61の中心線方向に沿って一定範囲内で往復自在に案内するガイド66に支持されている。従って、可動枠体62は、各支持アーム63及びスライダ65を介して基部本体61に対し、対物レンズ11aの光軸に沿った方向で往復動を自在とされている。
【0033】
[支持部:全体]
支持部20は、ピンホール部材12を保持する移動部材21と、中心軸Cに直交する平面内で可動枠体62に対して移動部材21を移動自在に支持する弾性構造体22とを備えている(図2,5)。
【0034】
上記移動部材21は、その中央部に貫通穴21aが設けられると共に当該貫通穴21aの内部にはピンホール部材12の外周に設けられた雄ネジ溝と螺合するする雌ネジ溝が形成されている。従って、ピンホール部材12は移動部材21にねじ込まれて保持される。
【0035】
[支持部:弾性構造体]
弾性構造体22は、板バネからなる二枚の第一の弾性体23と、板バネからなる二枚の第二の弾性体24と、リング状の中間部材25とから構成されている(図5)。
そして、第一の弾性体23の一端(図5中で右端)が、基部60の一部である可動枠体62に固着される一方、第一の弾性体23の他端(図5中で左端)には、リング状の中間部材25が固設されている。また、第二の弾性体24の一端(図5中で左端)がリング状の中間部材25に固着され、第二の弾性体24の他端(図5中で右端)には、光学部材であるピンホール部材12を保持する移動部材21が固設されている
【0036】
各第一の弾性体23及び各第二の弾性体24は全て短冊状を呈し、その材質,寸法及びそのバネ定数が等しく設定されており、また、全ての弾性体23,24は撓みを生じていない状態で、保持状態にあるピンホール部材12のピンホール12aの中心線Cと平行に配設されている(図2,4)。
【0037】
[支持部:第二の弾性体]
上記各第二の弾性体24は、移動部材21における中心線Cを中心とする円周の一の直径の両端部に該当する位置に、各々の板面を上記直径に垂直となる方向に向けてそれぞれ固定されている。
【0038】
言い換えれば、これら2つの第二の弾性体24は、中心線Cに直交する1つの直線、つまり、図5中で左右方向に伸びる一点鎖線を共通の法線として備えた板バネであり、中心線Cを挟んで中心線Cの両側に位置することになる。従って、各第二の弾性体24の板面は相互に平行で、かつ、図5中で左右方向に伸びる前述の一点鎖線に対して共に垂直である。
【0039】
よって、光学部材であるピンホール部材12を保持する移動部材21は、リング状の中間部材25に対して一定の姿勢を保持したまま、中心軸Cに直交する平面内で第二の弾性体24の法線方向に移動を許容されることになる。
【0040】
さらに、移動部材21は、中間部材25に対してバネ定数の等しい二本の第二の弾性体24により支持されているので、移動部材21が外力を受けて移動する場合でも中間部材25に対する姿勢変化の発生を(バネ定数が異なる場合と比べて)低減することができる。
【0041】
[支持部:第一の弾性体]
一方、各第一の弾性体23の他端(図5中で左端)は、リング状の中間部材25の外周であってその直径の両端部に相当する各位置に、各第一の弾性体23の板面がいずれもその直径に対して垂直となる方向を向いて固定されている(図4)。かかる二つの第一の弾性体23の固定位置を結ぶ中間部材25の直径の方向は、前述した二つの第二の弾性体24の他端(図5中で左端)の固定位置を結ぶ直径の方向と直交している。即ち、中間部材25の外周面上には、90[°]だけ位相をずらせて第一の弾性体23と第二の弾性体24とが交互に固定されている(図3,5)。
【0042】
また、各第一の弾性体23の一端(図5中で右端)は、これら第一の弾性体23が平行状態を維持しながら基部60の一部である可動枠体62の貫通穴62aの近傍にそれぞれ固定されている。また、各第一の弾性体23の一端(図5中で右端)は、可動枠体62の貫通穴62aの同心円の一直径の両端部に相当する各位置にそれぞれ固定されている(図3,4)。
【0043】
また、各第一の弾性体23は互いに対向し均一な間隔を維持した状態で、各々の一端(図5中で右端)が可動枠体62の貫通穴62aを挟んでその両側に固定されている。各第一の弾性体23は、貫通穴62aの中心線を中心とする円周の一の直径の両端部に該当する位置において、各々の板面を上記直径に垂直となる方向に向けてそれぞれ固定されている(図3,4)。
【0044】
言い換えれば、これら2つの第一の弾性体23は、中心線Cに直交する1つの直線、つまり、前述した第二の弾性体24の法線とは方向性が異なる図5中で上下方向に伸びる一点鎖線を共通の法線として備えた板バネであり、中心線Cを挟んで中心線Cの両側に位置することになる。従って、各第一の弾性体23の板面は相互に平行で、かつ、図5中で上下方向に伸びる一点鎖線に対して共に垂直である。
【0045】
よって、リング状の中間部材25は、基部60の一部である可動枠体62に対して一定の姿勢を保持したまま、中心軸Cに直交する平面内で前述した移動部材21の移動方向とは相異なる第一の弾性体23の法線方向に移動を許容されることになる。
【0046】
さらに、中間部材25は、可動枠体62に対してバネ定数の等しい二本の第一の弾性体23により支持されているので、中間部材25が外力を受けて移動する場合でも可動枠体62に対する姿勢変化の発生を(バネ定数が異なる場合と比べて)低減することができる。
【0047】
[支持部:弾性構造体の効果]
上述のように、各第一の弾性体23の他端(図5中で左端)及び各第二の弾性体24の他端(図5中で右端)の移動方向は、それぞれがピンホール12aの中心線Cを中心とする円周上の互いに直交する二つの直径に沿っている。従って、ピンホール部材12は弾性構造体22により、中心軸Cに直交する平面内を貫通穴62aに制限される範囲内で移動自在に支持されていることとなる。
【0048】
つまり、リング状の中間部材25が、基部60の一部である可動枠体62に対して一定の姿勢を保持したまま中心軸Cに直交する平面内で第一の弾性体23の法線方向に移動を許容され、かつ、光学部材であるピンホール部材12を保持する移動部材21が、リング状の中間部材25に対して一定の姿勢を保持したまま中心軸Cに直交する平面内で前述した第一の弾性体23の法線方向とは異なる第二の弾性体24の法線方向に移動を許容される結果として、光学部材であるピンホール部材12は、最終的に、中心軸Cに直交する平面内のあらゆる方向への移動が許容され、同時に、ピンホール部材12の姿勢は、基部60の一部である可動枠体62に対し常に一定の状態に保持されることになる。
【0049】
また、ピンホール部材12は、各弾性体23,24により中心軸Cに直交する平面内で直交する二方向から弾性力を受けると共に各弾性体23,24のバネ定数がいずれも等しいので、ピンホール部材12の移動方向によって各弾性体から受ける反力が変化するということはなく、いずれの方向にも良好に移動調節することが可能である。
【0050】
また、弾性構造体22は、各第一の弾性体23の他端部(図5中で左端)で中間部材25を介して各第二の弾性体24を連結し、これら各第二の弾性体24の他端部(図5中で右端)が各第一の弾性体の23の一端部(図5中で右端)側に折り返されているので、第一の弾性体23と第二の弾性体24とが、入射部の中心軸Cの方向性を基準として、中間部材25の同一側(図5中で右側)に位置することになり、中間部材25を挟んで第一の弾性体23の延長方向に第二の弾性体24を延設する場合と同様にピンホール部材12の支持が可能であると共に、その長さを半分にまで小型化することが可能である。さらにかかる小型化により各弾性体23,24の自重による撓み誤差の発生を抑制することが可能である。
【0051】
[第一及び第二の調節部]
可動枠体62には、弾性構造体22に支持された移動部材21を介してピンホール部材12の移動調節を行う第一及び第二の調節部30,40が装備されている。これら各調節部30,40は、可動枠体62に取り付けられ,その先端部が移動部材21に当接する調節ネジ31,41と、可動枠体62の内部において各調節ネジ31,41とは反対側から移動部材21を押圧する押圧部材32,42と、各押圧部材32,42に押圧力を付勢する押圧バネ33,43とを備えている(図3)。
【0052】
第一の調節部30の調節ネジ31は可動枠体62に対してその外部から内部に貫通して設けられ、その先端部が移動部材21に当接する。この調節ネジ31は人為的な操作によりピンホール12aの中心線Cを中心とする円の一の直径に沿って往復動する。また、調節ネジ31の先端部の形状は球状に形成されており、移動部材21の当接面に対して点接触する構造となっている。
【0053】
一方、押圧部材32は調節ネジ31が往復する直径と同一線上を往復自在に可動枠体62の内部に装備されており、押圧バネ33がその背後から移動部材21側に押圧部材を押圧するようになっている。また、押圧部材32の先端部の形状は球状に形成されており、移動部材21の当接面に対して点接触する構造となっている。
【0054】
第二の調節部40も第一の調節部30と同一の構造となっているが、調節ネジ41及び押圧部材42の往復方向が異なっている。即ち、調節ネジ41及び押圧部材42は、調節ネジ31及び押圧部材32が往復する中心線Cを中心とする円の直径方向に直交する他の直径方向に沿って往復するように可動枠体62に配置されている。
【0055】
従って、第一及び第二の調節部30,40により直交する二方向について移動部材21を自在に移動させることができ、これら二方向を含んだ平面(中心軸Cに直交する平面)上の任意の位置に移動部材21を位置決めすることができる。またこれにより、移動部材21に装着されたピンホール部材12を、可動枠体62の貫通穴62aに制限される範囲内で中心軸Cに直交する平面上の任意の位置に位置決めすることができる。
【0056】
[第三の調節部]
基部本体61の上部には、可動枠体62を介してピンホール部材12を対物レンズ11aの光軸に沿った方向について位置決めする第三の調節部50が装備されている。この第三の調節部50は、可動枠体62の上部にその基端部が固定されると共にその先端部が基部本体61側に延設された移動力伝達部材51と、基部本体61の上部に設けられた支持構造体52と、その先端部が移動力伝達部材51の先端部に当接する調節ネジ53と、移動力伝達部材51の先端部を挟んで調節ネジ53とは反対側から移動力伝達部材51の先端部を押圧する押圧部材54と、押圧部材54に押圧力を付勢する押圧バネ55とを備えている(図2)。
【0057】
移動力伝達部材51は、その形状がL字状を呈し、その基端部が可動枠体62の上部に固定されると共に屈曲した先端部を上方に向けた状態で基部本体61側に延設されている。
【0058】
支持構造体52は、基部本体61の上部に固定装備され、支持構造体52の上部から移動力伝達部材51の先端部を露出させた状態で当該移動力伝達部材51を遊挿する中空部を有している。そして、露出した移動力伝達部材51の先端部に臨む配置で調節ネジ53,往復部材54及び押圧バネ55を支持している。なお、支持構造部52の中空部は移動力伝達部材51に対して寸法に余裕を持って形成されており、移動力伝達部材51の先端部は、支持構造体52に遊挿された状態で基部本体61の中心線方向に沿って往復移動することが可能である。
【0059】
調節ネジ53は、支持構造体52に基部本体61の中心線方向に沿って設けられたネジ穴に螺合して装着されており、その先端部が移動力伝達部材51の先端部に当接する。また、調節ネジ53の先端部の形状は球状に形成されており、移動力伝達部材51との当接面に対して点接触する構造となっている。
【0060】
一方、押圧部材54は調節ネジ53の中心線と同一線上を往復自在に支持構造体52に装備されており、押圧バネ55がその背後から移動力伝達部材51の先端部側に押圧部材54を押圧するようになっている。また、押圧部材54の先端部の形状は球状に形成されており、移動力伝達部材51の当接面に対して点接触する構造となっている。
【0061】
第三の調節部50は上述の構成からなるので、調節ネジ53の回転により移動力伝達部材51の先端部を押圧し又は押圧部材54の押圧力に従動させることにより、可動枠体62を基部本体61の中心線方向に往復させ、さらに、支持部20を介してピンホール部材12を同方向について位置決めすることが可能である。かかるピンホール部材12の移動方向は保持された対物レンズ11aの光軸方向と一致するので、ピンホール12aを対物レンズ11aの焦点位置に位置決めすることができる。
【0062】
[ピンホール支持機構全体の動作]
ピンホール支持機構10の使用時には、基部本体61に保持されたレンズホルダ11の対物レンズ11aに対してその光軸に沿ってレーザ光が照射される。対物レンズ11aによりレーザ光は集光され、理想的にはその焦点位置においてピンホール部材12のピンホール12aを通過することで、外乱光の影響が除かれる。しかし、実際にはレーザ光の焦点に対するピンホール12の配置にはかなりの精度が要求されるのに対して、ピンホール12の配置には様々な要因(各部の加工精度、組立精度、対物レンズの光軸に対するレーザ光の位置ズレ、各部の膨張変化、各弾性体23,24の撓み等)により位置ズレを生じている場合が多い。
【0063】
従って、このような場合に各調節部30,40,50によりピンホール部材12の位置決め調節を行う。
【0064】
まず、各調節部30,40の調節ネジ31,41の操作により移動部材21をレーザ光の通過軌跡上に位置決めする。このとき、ピンホール部材12は移動部材21を介して各弾性体23,24により中心軸Cに直交する平面内で直交する二つの直線方向に移動自在に支持されているので、各調節部30,40から受ける外力に従って自在に移動し、円滑に位置決めが行われる。
【0065】
次に、第三の調節部50により対物レンズ11の光軸方向に沿って可動枠体62及び支持部20を介してピンホール部材12が移動調節される。これにより、ピンホール12aがレーザ光の焦点位置に位置決めされる。
【0066】
[ピンホール支持機構全体の効果]
上述したピンホール支持機構10では、前述した従来例と異なり、ピンホール部材12及び移動部材21はいずれも他の部材と摺接することがない。このため、互いに摺接する部材間での高い加工精度や組立精度が要求されず、ガタつきのない状態で安定したピンホール部材12(光学部材)の位置調節を行うことが可能である。
【0067】
また、上記ピンホール支持機構10では、それぞれ異なる方向に沿ってピンホール部材12の移動調節を行う三つの調節部30,40,50を備えるので、これらに従って各方向ごとの移動調節を行うことが可能である。このとき、ピンホール12及び移動部材21は弾性構造体22によりガタつきの発生が防止されているので、各方向ごとの調節時に影響し合うことなく安定した位置決めを行うことが可能となる。
【0068】
[その他]
上記実施形態では、光学部材としてのピンホール部材を支持するピンホール支持機構を例示したが、支持の対象とする光学部材についてはこれに限らず、入射部を備える他のものでも良い。例えば、微小な入射部を備えたファイバを照射光の照射位置に位置決めする場合にも上述した各構成を適用しても良い。
【0069】
また、上述したピンホール支持機構10では、第一の弾性体23及び第二の弾性体24として板バネを例示しているが、特にこれに限定されず、例えば長手棒状の弾性体であっても良い。さらに、第一の弾性体23及び第二の弾性体24のバネ定数を全て均一とした例を示したが、ピンホール部材12の調節距離が各弾性体の長さに比べて小さければ特にバネ定数を均一化しなくとも良い。
【0070】
また、上記実施形態では、第一の弾性体23と第二の弾性体24とをそれぞれ二つずつ備える弾性構造体22を例示したが、各弾性体の個数については特にこれに限定されるものではなく、より少なくともまたより多くとも良い。例えば、図6に示すように、中間部材25の一直径の径方向の両端部に相当する各位置に二本ずつ第二の弾性体24の一端部を固定し、これと方向性の異なる中間部材25の他の直径の両端部に相当する各位置に二本ずつ第一の弾性体23の他端部を固定しても良い。また、上記各位置に固定する弾性体の個体数は二つに限らずより多く設定しても良いが、各位置とも同数とすることが望ましい。
【0071】
【発明の効果】
本発明にあっては、光学部材が、1つの直線を共通の法線として備えた平行な板バネからなる第一の弾性体とこの直線に交差する他の1つの直線を共通の法線として備えた平行な板バネからなる第二の弾性体とを介して支持されており、光学部材が他の部材とは摺接していないので、従来の如く、互いに摺接する部材間の加工精度や各部材の組立精度の影響を排除し、調節部から受ける外力に従って円滑に光学部材の位置決めを行うことが可能である。特に、光学部材の位置決めを同一平面上で交差する複数の方向に沿って行う場合、従来の如く加工精度等を原因とするガタつきがあると一つの方向について調節すると他の方向についても位置変化を生じてしまうが、本発明ではガタつきが生じないので、各方向ごとの調節時に影響し合うことなく安定した位置決めを行うことが可能となる。また、光学部材を支持する部材の加工精度及び組み立て精度を低減しても良好な位置決めが可能であるため、その生産コストの低減が可能となると共に生産性を向上することが可能となる。
【0072】
また、入射部の中心軸の方向性を基準として、第一の弾性体と第二の弾性体を中間部材の同一側に位置させて中間部材に連結した場合、中間部材を挟んで第一の弾性体の延長方向に第二の弾性体を延設する場合と同様に光学部材の支持が可能であると共にその長さを第一の弾性体と第二の弾性体のいずれか長い方の長さにまで造体を小型化することが可能である。さらにかかる小型化により各弾性体の自重による撓み誤差の発生を抑制することが可能である。
【0073】
さらに、各第一の弾性体のバネ定数をほぼ等しく設定すると共に各第二の弾性体のバネ定数をほぼ等しく設定した場合には、光学部材の姿勢変化の発生をより低減することができ、位置決め操作時における光学部材の向き変化の発生を防止することが可能である。
【0074】
また、第一の弾性体及び第二の弾性体のバネ定数をほぼ等しく設定した場合には、光学部材を入射部の中心軸に直交する平面に沿っていずれの方向に移動させた場合でも、四箇所に配置された複数の弾性体からの合成した反力は、方向にかかわらず移動距離に応じた値となる。このため、移動方向によって生じる反力の偏りがなく、調節部による光学部材の位置調節を行うに際していずれの方向に光学部材を移動調節する場合であっても良好に位置決めを行うことが可能である。
【0075】
また、第一の弾性体及び第二の弾性体をいずれも板バネとすることにより、各弾性体の撓み方向を一定化することができ、例えば単なる丸棒状のバネと比較して、光学部材にねじれ方向の位置変化を生じる可能性を排除することができる。
【0076】
本発明は、以上のように構成され機能するので、これにより従来にない優れた光学部材支持機構を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態であるピンホール支持機構の正面図を示す。
【図2】上記ピンホール支持機構の正面方向から見た断面図を示す。
【図3】図1におけるY−Y線に沿った断面図である。
【図4】ピンホール支持機構を平面方向から見た断面図である。
【図5】図2に開示された弾性構造体の斜視図である。
【図6】弾性構造体の他の例を示す斜視図である。
【図7】従来例の正面方向の断面図である。
【図8】従来例の側面方向からの断面図である。
【符号の説明】
10 ピンホール支持機構(光学部材支持機構)
12 ピンホール部材(光学部材)
12a ピンホール(入射部)
20 支持部
22 弾性構造体
23 第一の弾性体
24 第二の弾性体
25 中間部材
30 第一の調節部
40 第二の調節部
50 第三の調節部
60 基部
Claims (4)
- 照射光の入射する入射部を備えた光学部材を支持する光学部材支持機構であって、
前記光学部材を支持する支持部と、この支持部を保持する基部と、前記基部に設けられて前記入射部の中心軸に直交する平面内で前記光学部材の移動位置を調節する調節部とを備え、
前記支持部は、前記中心軸に直交する1つの直線を共通の法線として備えた板バネからなる第一の弾性体を前記中心軸の両側に有し、
前記第一の弾性体の一端が前記基部に固着される一方、前記第一の弾性体の他端にはリング状の中間部材が固設されると共に、
前記中心軸に直交し且つ前記直線と交差する他の1つの直線を共通の法線として備えて前記中心軸の両側に位置する板バネからなる第二の弾性体の一端が前記リング状の中間部材に固着される一方、前記第二の弾性体の他端には、前記光学部材が固設されていることを特徴とする光学部材支持機構。 - 前記第一の弾性体と前記第二の弾性体が、前記中心軸の方向性を基準として、前記中間部材の同一側に位置することを特徴とする請求項1記載の光学部材支持機構。
- 前記各第一の弾性体のバネ定数をほぼ等しく設定すると共に前記各第二の弾性体のバネ定数をほぼ等しく設定したことを特徴とする請求項1または請求項2記載の光学部材支持機構。
- 前記各第一の弾性体と前記各第二の弾性体の全てのバネ定数をほぼ等しく設定したことを特徴とする請求項1または請求項2記載の光学部材支持機構。
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