JP3592633B2 - 除雪車両におけるサイドフォースの抗力発生装置 - Google Patents

除雪車両におけるサイドフォースの抗力発生装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、除雪車両に配設されているスノープラウ・サイドウイング・グレーダの各々の除雪作業により発生するサイドフォースに対する抗力発生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のものにあっては、下記のようなものになっている。
従来の除雪車両に配設されているスノープラウ・サイドウイング・グレーダの除雪作業時に発生するサイドフォースに対しては、当該除雪車両の運転者がハンドル操作により前輪をサイドフォースに対して抗力が発生する方向へ向けることが通常の方法であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の技術で述べたものにあっては、下記のような問題点を有していた。
従来の除雪作業においてスノープラウによりサイドフォースが発生した場合は、除雪車両の前部が対向車線側へサイドスリップし始めると、運転者の体感により迅速に対向車及び伴走車あるいは後続車等に細心の注意をはらいながらのハンドル操作により、前輪をサイドフォースに対して効力が発生する方向へ向けてサイドスリップを防止するものである。
また、サイドウイングによる除雪作業においてもサイドウイングによりサイドフォースが発生した場合は、除雪車両の後部が対向車線側へサイドスリップするものであるが、後輪の変角による抗力発生は不可能であった。
さらに、グレーダによりサイドフォースが発生した場合は、除雪車両の後部が対向車線側ヘサイドスリップする、また、状況によっては除雪車両の前部が対向車線側ヘサイドスリップするものであった。
したがって、運転者の負担が大きく疲労が増大し高度な熟練が必要となるものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は下記のようになるものである。
1.除雪車両のフレーム前部に固設されている懸架装置にスプライン軸及び横軸と縦ピン及び横ピンにより連設されている上下4組のスノープラウ用昇降リンクと、スノープラウ用昇降シリンダの作動により昇降作動する公知のスノープラウの支持機構において、片端が懸架装置前部左側の軸付ブラケットに回動自在に連設され、他端はスノープラウ支持枠後部右側の軸付ブラケットに回動自在に連設されている前部振止用支持軸にはスノープラウ用荷重変換器が具備されている。
さらに、ステアリングパワーブースタのピットマンアームが枢支されているセクタシャフトには同軸枢支のアームが具備され、該アームとピットマンアームには前部油圧センシングシリンダの両端が各々ネジ付ピンにより回動自在に連設されている。
この場合、セクタシャフトとアームは相互のスプラインによる嵌合である。
また、セクタシャフトとピットマンアームは、回動自在に嵌合されている。
除雪作業時にスノープラウにより発生するサイドフォースの力量を、該スノープラウ用荷重変換器により検出された電気信号を自動制御部に入力し、該自動制御部は、この信号を基に演算処理しサイドフォースの力量に応じた指令信号を発信し、比例制御電磁弁を介して前部油圧センシングシリンダを適宜に伸縮させピットマンアームを作動させることにより、サイドフォースの力量に応じた抗力を発生させるよう前輪をサイドフォースに対する抗力が発生する方向へ自動的にθ角まで適宜に向けるものである。
さらに、該前部油圧センシングシリンダの伸縮量を電気信号として自動制御部に入力し、指令信号に合致した作動をしていることを確認できるよう構成されている。
なお、本発明の構成において除雪作業中は、サイドフォースに対してはハンドル操作を必要とせず自動的に前輪をサイドフォースに対して抗力が発生する方向へ向けるものであるが、必要なハンドル操作においては自動制御に関係なく随時自由に操作が可能となっている手動優先方式となっている。
【0005】
2.除雪車両のフレームの中央部上に固設されている支持台にサイドウイング用昇降リンクと共に連設されているサイドウイング昇降用油庄シリンダ(図示略)の作動により昇降するサイドウイングの背面には、除雪車両のフレームの後部側面に片端をヒンジ及びヒンジピンにより回動自在に連設されている油圧シリンダ式調整管の他端がヒンジ及びヒンジピンにより回動自在に連設され、該油圧シリンダ式調整管は電磁弁を介しての伸縮作動によりサイドウイングの進行角の任意可変を行う公知のサイドウイングの支持機構において、除雪作業時にサイドウイングにより発生するサイドフォースの力量として油圧シリンダ式調整管の内部に発生する圧力を、該油圧シリンダ式調整管の油圧回路内に具備されている圧力変換器により検出された電気信号を自動制御部に入力し、該自動制御部は、この電気信号を基に演算処理しサイドフォースの力量に応じた指令信号を発信し、後輪軸及び後後輪軸を支持しているトルクロッドに換えて具備されている4本の後部油圧センシングシリンダを、比例制御電磁弁を介して適宜に伸縮させ、サイドフォースの力量に応じた抗力を発生させるよう後輪及び後後輪をサイドフォースに対する抗力が発生する方向へ自動的にθ角まで適宜に向けるものである。
さらに、該後部油圧センシングシリンダ各々の伸縮量を電気信号として自動制御部に入力し指令信号に合致した作動をしていることを確認できるよう構成されている。
【0006】
3.除雪車両のフレームの中央部に固設されている支持装置に垂下されているグレーダに連設されているチルトブラケットとフレームに固着されているブラケット7aに、両端が各々ヒンジ及びヒンジピンにより連設されている後部振止用支持軸34を配設した公知のグレーダの支持機構において、除雪作業時に、グレーダにより発生するサイドフォースの力量を後部振止用支持軸に具備されているグレーダ用荷重変換器により検出された電気信号を自動制御部に入力し、該自動制御部はこの信号を基に演算処理しサイドフォースの力量に応じた指令信号を発信し、後輪軸及び後後輪軸を支持しているトルクロッドに換えて具備されている4本の後部油圧センシングシリンダを、比例制御電磁弁を介して適宜に伸縮させ、サイドフォースの力量に応じた抗力を発生させるよう後輪及び後後輪をサイドフォースに対する抗力が発生する方向へ自動的にθ角まで適宜に向けるものである。
さらに、ステアリングパワーブースタのピットマンアームとアームに連設されている前部油圧センシングシリンダを適宜に伸縮させ、ピットマンアームを作動させることによりサイドフォースの力量に応じた抗力を発生させるよう前輪をサイドフォースに対する抗力が発生する方向へ自動的にθ角まで適宜に向けるものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を実施例に基づき図面を参照して説明する。
図1、図2、図3、図4を参照して、除雪車両Aのフレーム7の前部に固設されている懸架装置1にスプライン軸2及び横軸3と縦ピン4及び横ピン5により連設されているスノープラウ用昇降リンク6a、6bと、スノープラウ用昇降シリンダ1aの作動により該スノープラウ用昇降リンク6a、6bを介して昇降作動する公知のスノープラウの支持機構において、スノープラウ用昇降リンクは4組とも各々3分割されているものであり、縦ピン4により回動自在に連設されているものである。
上部のスノープラウ用昇降リンク6aは、左右とも後端部は懸架装置両側のスプライン軸2に相互のスプラインにより嵌合されており、各スノープラウ用昇降リンクの中央部は、2本の縦ピン4により後部と前部に回動自在に連設されており、前部は横ピン5により回動自在にスノープラウ支持枠8aの後部のブラケットに連設されているものである。
下部のスノープラウ用昇降リンク6bは、左右とも後部は懸架装置両側の横軸3に回動自在に連設され、各スノープラウ用昇降リンクの中央部は2本の縦ピン4により後部と前部に回動自在に連設されており、前部は横ピン5により回動自在にスノープラウ支持枠8aの後部のブラケットに連設されているものである。
【0008】
しかし、上述の状態では除雪作業時に発生するサイドフォースによりスノープラウ8が除雪車両の横方向へ揺動するため、懸架装置前部左側の軸付ブラケット9bとスノープラウ支持枠8aの後部右側の軸付ブラケット9aに各々前部振止用支持軸11の両端を回動自在に連設し、該スノープラウ8の揺動を防止するものである。
さらに、前部振止用支持軸11には、除雪作業時にスノープラウ8により発生するサイドフォースの力量を検出するためのスノープラウ用荷重変換器12が具備されているものである。
【0009】
したがって、除雪車両Aの前部に配設されたスノープラウ8による除雪作業時に発生したサイドフォースを、前部振止用支持軸11に具備されたスノープラウ用荷重変換器12により検出された電気信号を自動制御部13に入力し、自動制御部13はこの信号を基に演算処理しサイドフォースの力量に応じた指令信号を発信し、比例制御電磁弁14aを介して以下の作動を制御する。
ステアリングパワーブースタのピットマンアーム15が枢支されているセクタシャフト16には、同軸枢支のアーム17が具備され、該アーム17には、前部油圧センシングシリンダ18のクレビスがネジ付ピン19により回動自在に連設され、ピストンロッド部はピットマンアーム15にネジ付ピン19により回動自在に連設している。
この場合、セクタシャフト16とアーム17は相互のスプラインによる嵌合であるが、セクタシャフト16とピットマンアーム15は回動自在に嵌合されており、前部油圧センシングシリンダ18をサイドフォースの力量に応じて適宜に伸長作動させ、前輪10をサイドフォースに対する抗力が発生する方向へ自動的にθ角まで適宜に向け該除雪車両Aのサイドスリップを防止するものである。
【0010】
図5、図6を参照して、除雪車両Aのフレーム7の中央部上に固設されている支持台に連設されているサイドウイング用昇降リンクに連設されたサイドウイング昇降用油圧シリンダ(図示略)の作動により昇降するサイドウイング25の背面には、除雪車両Aの後部側面に片端をヒンジ22及びヒンジピン23により回動自在に連設されている油圧シリンダ式調整管21の他端が、ヒンジ24及びヒンジピン23により回動自在に連設され、該油圧シリンダ式調整管21は電磁弁14fを介しての伸縮作動によりサイドウイング25の進行角の任意可変を行う公知のサイドウイングの支持機構において、除雪作業時にサイドウイング25により発生するサイドフォースの力量として油圧シリンダ式調整管21の内部に発生する圧力を、該油圧シリンダ式調整管21の油圧回路内に具備されている圧力変換器29により検出された電気信号を自動制御部13に入力し、該自動制御部13はこの信号を基に演算処理しサイドフォースの力量に応じた指令信号を発信し、後輪軸及び後後輪軸を支持しているトルクロッドに換えて具備されている後部油圧センシングシリンダ26a、26b、26c、26dを、比例制御電磁弁14b、14c、14d、14eを介して適宜に伸縮させ、サイドフォースの力量に応じた抗力を発生させるよう後輪20aおよび後後輸20bを、サイドフォースに対する抗力が発生する方向へ自動的にθ角まで適宜に向けるものである。
【0011】
この場合、後輪軸及び後後輪軸を支持しているトルクロッドに換えて具備されている後部油圧センシングシリンダ26a、26b、26c、26dのクレビスは、各々横ピン28によりトラニオン部に回動自在に連設され、さらにピストンロッドは各々横ピン27により後輪軸及び後後輪軸に回動自在に連設されているものである。
上述の動作の一例を図5で説明すると、後部油圧センシングシリンダ26a、26dを収縮させ、同時に、後部油圧センシングシリンダ26b、26cを伸長させ、サイドフォースに対する効力を発生させるよう後輪及び後後輪をθ角まで適宜に向けているものである。
さらに、各々の後部油圧センシングシリンダの伸縮量を電気信号として自動制御部13に入力し、指令信号に合致した作動をしていることを確認できるよう構成されているものである。
【0012】
図7、図8を参照して、除雪車両Aのフレーム7の中央部に固設されている支持装置にナックル軸36aによりナックルブラケット36が回動自在に具備され、該ナックルブラケット36には、グレーダ用昇降リンク37とホルダ38が各々ピンにより回動自在に連設され、ホルダ38にはグレーダ用昇降シリンダ39のピストンロッドがピンにより回動自在に連設され、該グレーダ用昇降シリンダ39のトラニオンはヨーク40に回動自在に連設され、ヨーク軸40aは支持装置に回動自在に連設されており、ナックル軸36aとヨーク軸40aは同心に構成され回動自在となる公知のグレーダの支持機構において、ホルダ軸下部にピンにより回動自在に連設されているグレーダ30は、ナックル軸36aとヨーク軸40aを枢軸として垂下された状態のため、除雪作業時にグレーダ30により発生するサイドフォースによる揺動を防止するために、車両のフレーム7に固着されているブラケット7aとグレーダ30に連設されているチルトブラケット35に後部振止用支持軸34が両端を各々ヒンジ33a、33b及びヒンジピン31により回動自在に連設されており、さらに該後部振止用支持軸34にはグレーダ用荷重変換器32が具備されているものである。
【0013】
したがって、除雪作業時に、グレーダ30により発生したサイドフォースの力量を、後部振止用支持軸34に具備されているグレーダ用荷重変換器32により検出された電気信号を自動制御部13に入力し、該自動制御部13はこの信号を基に演算処理しサイドフォースの力量に応じた指令信号を発信し、後輪軸及び後後輪軸を支持しているトルクロッドに換えて具備されている後部油圧センシングシリンダ26a、26b、26c、26dを比例制御電磁弁14b、14c、14d、14eを介して適宜に伸縮させ、サイドフォースの力量に応じた抗力を発生させるよう後輪20a及び後後輪20bをサイドフォースの発生方向へ自動的にθ角まで適宜に向けるものである。
さらに、ステアリングパワーブースタのピットマンアーム15とアーム17に連設されている前部油圧センシングシリンダ18を適宜に伸縮させ、サイドフォースの力量に応じた抗力を発生させるよう前輪10をサイドフォースに対する抗力が発生する方向へ自動的にθ角まで適宜に向けるものである。
【0014】
【発明の効果】
本発明は、上述の通り構成されているので次に記載する効果を奏する。
1.除雪作業時に発生するサイドフォースに対して自動的に抗力を発生させることで、対向車線へのサイドスリップを防止でき、運転者に対して高度な熟練を必要としないと共に疲労軽減に寄与できる。
2.除雪作業における直進性の確保が容易となるため、高速除雪が可能となり、時間当たりの除雪距離が増大することから経済性向上に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】除雪車両にスノープラウを配設した作業姿勢の平面図である。
【図2】除雪車両にスノープラウを配設した作業姿勢の左側面図である。
【図3】除雪車両のパワーステアリング装置の左側面図である。
【図4】除雪車両のステアリングパワーブースタの要部拡大正面図である。
【図5】除雪車両にサイドウイングを配設した作業姿勢の底面図である。
【図6】除雪車両の後輪軸及び後後輪軸周辺の左側面図である。
【図7】除雪車両にグレーダを配設した作業姿勢の平面図である。
【図8】除雪車両にグレーダを配設した作業姿勢の背面図である。
【図9】油圧回路と自動制御機構に関する信号系統の併記図である。
【図10】自動制御機構のフロー図である。
【符号の説明】
A 除雪車両
1 懸架装置
2 スプライン軸
3 横軸
4 縦ピン
5、27、28 横ピン
6a、6b スノープラウ用昇降リンク
7 フレーム
7a ブラケット
8 スノープラウ
8a スノープラウ支持枠
9a、9b 軸付ブラケット
10 前輪
11 前部振止用支持軸
12 スノープラウ用荷重変換器
13 自動制御部
14a、14b、14c、14d、14e 比例制御電磁弁
14f 電磁弁
15 ピットマンアーム
16 セクタシャフト
17 アーム
18 前部油圧センシングシリンダ
19 ネジ付ピン
20a 後輪
20b 後後輪
21 油圧シリンダ式調整管
22、24、33a、33b ヒンジ
23、31 ヒンジピン
25 サイドウイング
26a、26b、26c、26d 後部油圧センシングシリンダ
29 圧力変換器
30 グレーダ
32 グレーダ用荷重変換器
34 後部振止用支持軸

Claims (3)

  1. 除雪車両(A)のフレーム(7)の前部に固設されている懸架装置(1)にスプライン軸(2)及び横軸(3)と縦ピン(4)及び横ピン(5)により連設されている上下4組のスノープラウ用昇降リンクと、スノープラウ用昇降シリンダ(1a)の作動により昇降作動するスノープラウの支持機構において、片端が懸架装置前部左側の軸付ブラケット(9b)に回動自在に連設され、他端はスノープラウ支持枠(8a)の後部右側の軸付ブラケット(9a)に回動自在に連設されている前部振止用支持軸(11)にはスノープラウ用荷重変換器(12)が具備され、さらに、ステアリングパワーブースタのピットマンアーム(15)が枢支されているセクタシャフト(16)には同軸枢支のアーム(17)が具備され、該アーム(17)とピットマンアーム(15)には前部油圧センシングシリンダ(18)の両端が各々ネジ付ピン(19)により回動自在に連設され、セクタシャフト(16)とアーム(17)は相互のスプラインによる嵌合であり、また、セクタシャフト(16)とピットマンアーム(15)は回動自在に嵌合され、除雪作業時にスノープラウ(8)により発生するサイドフォースの力量を、該スノープラウ用荷重変換器(12)により検出された電気信号を自動制御部(13)に入力し、該自動制御部(13)はこの信号を基に演算処理しサイドフォースの力量に応じた指令信号を発信し、比例制御電磁弁(14a)を介して前部油圧センシングシリンダ(18)を適宜に伸縮させピットマンアーム(15)を作動させることにより、サイドフォースの力量に応じた抗力を発生させるよう前輪(10)をサイドフォースに対して抗力が発生する方向へ自動的にθ角まで適宜に向け、さらに、該前部油圧センシングシリンダ(18)の伸縮量を電気信号として自動制御部(13)に入力し、指令信号に合致した作動をしていることを確認できるよう構成されていることを特徴とする除雪車両におけるサイドフォースの抗力発生装置。
  2. 除雪車両(A)のフレーム(7)の中央部上に固設されている支持台にサイドウイング用昇降リンクと共に連設されているサイドウイング昇降用油圧シリンダの作動により昇降するサイドウイング(25)の背面には、除雪車両(A)のフレーム(7)の後部側面に片端をヒンジ(22)及びヒンジピン(23)により回動自在に連設されている油圧シリンダ式調整管(21)の他端がヒンジ(24)及びヒンジピン(23)により回動自在に連設され、該油圧シリンダ式調整管(21)の伸縮作動によりサイドウイング(25)の進行角の任意可変を行うサイドウイングの支持機構において、除雪作業時にサイドウイング(25)により発生するサイドフォースの力量として油圧シリンダ式調整管(21)の内部に発生する圧力を、該油圧シリンダ式調整管(21)の油圧回路内に具備されている圧力変換器(29)により検出された電気信号を自動制御部(13)に入力し、該自動制御部(13)は、この電気信号を基に演算処理しサイドフォースの力量に応じた指令信号を発信し後輪軸及び後後輪軸を支持しているトルクロッドに換えて具備されている後部油圧センシングシリンダ(26a、26b、26c、26d)を、比例制御電磁弁(14b、14c、14d、14e)を介して適宜に伸縮させ、サイドフォースの力量に応じた抗力を発生させるよう後輪(20a)および後後輪(20b)をサイドフォースに対する抗力が発生する方向へ自動的にθ角まで適宜に向け、さらに、該後部油圧センシングシリンダ各々の伸縮量を電気信号として自動制御部(13)に入力し、指令信号に合致した作動をしていることを確認できるよう構成されていることを特徴とする除雪車両におけるサイドフォースの抗力発生装置。
  3. 除雪車両(A)のフレーム(7)の中央部に固設されている支持装置に垂下されているグレーダ(30)に連設されているチルトブラケット(35)とフレーム(7)に固着されているブラケット(7a)に、両端が各々ヒンジ(33a、33b)及びヒンジピン(31)により連設されている後部振止用支持軸(34)を配設したグレーダの支持機構において、除雪作業時に、グレーダ(30)により発生するサイドフォースの力量を後部振止用支持軸(34)に具備されているグレーダ用荷重変換器(32)により検出された電気信号を自動制御部(13)に入力し、該自動制御部(13)は、この信号を基に演算処理しサイドフォースの力量に応じた指令信号を発信し、後輪軸及び後後輪軸を支持しているトルクロッドに換えて具備されている後部油圧センシングシリンダ(26a、26b、26c、26d)を、比例制御電磁弁(14b、14c、14d、14e)を介して適宜に伸縮させ、サイドフォースの力量に応じた抗力を発生させるよう後輪(20a)及び後後輪(20b)をサイドフォースに対する抗力が発生する方向へ自動的にθ角まで適宜に向け、さらに、ステアリングパワーブースタのピットマンアーム(15)とアーム(17)に連設されている前部油圧センシングシリンダ(18)を適宜に伸縮させピットマンアーム(15)を作動させることにより、サイドフォースの力量に応じた抗力を発生させるよう前輪(10)をサイドフォースに対する抗力が発生する方向へ自動的にθ角まで適宜に向けるよう構成された請求項1、2記載の除雪車両におけるサイドフォースの抗力発生装置。
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