JP3592060B2 - 画像記録装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像記録装置に着脱可能に形成されたカートリッジに設けられるメモリへのデータ書込み制御に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電子写真画像形成プロセスを用いた画像形成装置においては、電子写真感光体及び電子写真感光体に作用するプロセス手段を一体的にカートリッジ化して、このカートリッジを画像形成装置本体に着脱可能とするプロセスカートリッジ方式が採用されている。このプロセスカートリッジ方式によれば、装置のメンテナンスをサービスマンによらずにユーザー自身で行なうことができるので、格段に操作性を向上させることができる。そのため、このプロセスカートリッジ方式は、画像形成装置において広く用いられている。
【0003】
又、特に、カラーレーザービームプリンタでは電子写真感光体、クリーニングユニット及び廃トナー容器が一体となったプロセスカートリッジ(感光ドラムカートリッジ)と、マゼンタ、シアン、イエロー、ブラック色のトナーが入った各色の現像カートリッジを画像形成装置本体に着脱可能とすることでメンテナンスフリーを実現している。
【0004】
このような画像形成装置では、例えば長期使用によリプロセスカートリッジに組込まれた構成部品の機能が低下した場合プロセスカートリッジ全体が交換されている。この交換作業はワンタッチで画像形成装置本体を開放して装置本体内部から古いプロセスカートリッジを取り出し、装置本体に新品のプロセスカートリッジを装着するといった極めて簡単な作業であり、操作者自身で容易に実施し得るものである。
【0005】
更に、最近では上述の機能をさらに発展させ、画像形成装置の利用者のユーザビリティーを向上するために以下の様な機能、
(1)プロセスカートリッジにメモリ等の電子デバイスを搭載することにより製造出荷時に製造条件等のデータを書き込み、このプロセスカートリッジを画像形成装置本体に装着した際、画像形成装置側がこのデータを参照し、そのプロセスカートリッジの最適条件での画像形成動作を行わせる機能。
(2)感光ドラム残寿命を画像形成動作中に検知し、このデータをメモリに保持することにより、感光ドラム残寿命の逐次参照を可能とする機能。
(3)画像形成装置本体の診断データをプロセスカートリッジのメモリに保持し、異常発生時、或はメンテナンス時にサービス提供者がこの内容を参照することにより迅速なサービス対応を可能とする画像形成装置の自己診断機能。
を付加する試みがなされている。
【0006】
上述の機能を画像形成装置に付加する場合、プロセスカートリッジ等の着脱可能なユニットに例えばEEPROM等の電子デバイスを搭載する必要がある。これら電子デバイスを搭載した従来のプロセスカートリッジでは、メモリ等の電子デバイス及びコネクタをプリント基板上に設け、このプリント基板をプロセスカートリッジに装着していた。
【0007】
又、このように装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジに対し電気部品を実装する場合には、プリント基板上に、例えば不揮発性メモリのようなIC、更に、ICを外部からのサージパルスから保護するためのダイオード、抵抗、コンデンサ、コネクタ等の電子部品及び機能部品がプリント基板上に実装されるのが一般的である。
【0008】
コネクタとして、基板実装タイプではなく、ケーブルにて引き出す構成としたものもある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、画像形成装置内にはメカニカルな部材の駆動や高圧発生器などによるノイズが発生しており、プロセスカートリッジのメモリへデータを書込むタイミングを考慮しなければならない。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、メモリを有する消耗品ユニットが着脱可能な画像記録装置において、前記消耗品ユニットの着脱のために開閉される開閉部材と、前記開閉部材の開閉を検知する第1の検知手段と、記画像記録装置の電源オフの指示を検知する第2の検知手段と、画像記録に必要な高圧を発生する高圧発生手段と、前記第1の検知手段により前記開閉部材が閉状態から開状態へ変化したことが検知された場合に、前記高圧発生手段の停止、及び前記画像装置のメカニカルな部材の駆動を停止させた後に、前記消耗品ユニットのメモリにデータを書き込み、かつ、前記第2の検知手段により電源オフ指示が検知された場合に、前記高圧発生手段の停止、及び前記画像記録装置のメカニカルな部材の駆動を停止させた後に、前記消耗品ユニットのメモリへデータを書き込む制御手段とを有するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
図1は、本発明を適用できるカラーレーザビームプリンタ(以下、単に「プリンタ」という)の概略構成を示す側面断面図である。
【0012】
図1に示す画像形成装置において、給紙部101から搬送手段102などにより給紙された転写紙Pはその先端をグリッパ103fにより挟持されて、転写ドラム103の外周に保持される。このとき、転写紙Pの先端を検出器8が検出して、その検出信号によって垂直同期信号(後述)が生成される。光学ユニット107より、像担持体(以下、「感光ドラム」という。)100に形成された各色の潜像は、各色現像器Dy、Dc、Dm、Dbにより現像化されて、転写ドラム外周の用紙に複数回転写されて、多色画像が形成される。その後、転写紙Pは転写ドラム103より分離されて定着ユニット104で定着され、搬送手段としての排紙部105より排紙トレー部106に排出される。
【0013】
ここで、各色の現像器Dy、Dc、Db、Dmは、その両端に回転支軸を有し、各々がその軸を中心に回転可能に現像器選択機構部108に保持される。これによって、各現像器Dy、Dc、Db、Dmは、図1に示すように、現像器選択のために現像器選択機構部108が回転軸110を中心にして回転しても、その姿勢を一定に維持できる。選択された現像器が現像位置に移動後、現像器選択機構部108は、現像器と一体で支点100bを中心にして、選択機構保持フレーム109がソレノイド109aにより感光ドラム100方向へ引っ張られ、感光ドラム100方向へと移動する。
【0014】
次に、上記構成のカラーレーザビームプリンタのカラー画像形成動作について具体的に説明する。
【0015】
先ず、帯電器111によって感光ドラム100が所定の極性に均一に帯電され、レーザビーム光Lによる露光によって感光ドラム100上に、例えば、M(マゼンタ)色の潜像がM(マゼンタ)色の現像器Dmにより現像され、感光体ドラム100上にM(マゼンタ)色の第1のトナー像が形成される。一方、所定のタイミングで転写紙Pが給紙され、トナーと反対極性(例えばプラス極性)の転写バイアス電圧(+1.8kV)が転写ドラム103に印加され、感光体ドラム100上の第1トナー像が転写紙Pに転写されると共に、転写紙Pが転写ドラム103の表面に静電吸着される。その後、感光ドラム100はクリーナ112によって残留するM(マゼンタ)色トナーが除去され、廃トナー容器180に送られ、次の色の潜像形成及び現像工程に備える。本実施形態では、廃トナー容器180と感光ドラム100と帯電器111とは同一ユニットに配備され、プロセスカートリッジ(感光ドラムカートリッジ)199を構成している。このプロセスカートリッジ199は装着手段80を介して装置本体に着脱自在に取り付けられている。
【0016】
次に、感光体ドラム100上にレーザビーム光LによりC(シアン)色の第2の潜像が形成され、次いでC(シアン)色の現像器Dcにより感光体ドラム1上の第2の潜像が現像されてC(シアン)色の第2のトナー像が形成される。そして、C(シアン)色の第2のトナー像は、先に転写紙Pに転写されたM(マゼンダ)色の第1のトナー像の位置に合わせて転写紙Pに転写される。この2色目のトナー像の転写においては、転写紙Pが転写部に達する直前に、転写ドラム103に+2.lkVバイアス電圧が印加される。
【0017】
同様にして、Y(イエロー)色、Bk(ブラック)色の第3、第4の潜像が感光体ドラム100上に順次形成され、それぞれが現像器Dy、Dbによって順次現像され、転写紙Pに先に転写されたトナー像と位置合わせされてY(イエロー)色、Bk(ブラック)色の第3、第4の各トナー像が順次転写される。このようにして転写紙P上に4色のトナー像が重なった状態で形成されることになる。
【0018】
このように各色のトナー像の転写を行うごとに転写バイアス電圧を高くしていくのは、転写効率の低下を防止するためのものである。この転写効率の低下の主な原因は、転写紙が転写後に感光ドラム100から離れる時に、気中放電により転写紙の表面が転写バイアス電圧と逆極性に帯電し(転写紙を担持している転写ドラム表面も若干帯電する)、この帯電電荷が転写を行う毎に蓄積されるので転写バイアス電圧が一定であると転写を行う毎に転写電界が低下していくことにある。
【0019】
上記4色目の転写の際に、転写紙先端が転写開始位置に達したときに(直前直後を含む)、実効交流電圧5.5kV(周波数は500Hz)に、第4のトナー像の転写時に印加された転写バイアスと同極性でかつ同電位の直流バイアス電圧+3.0kVを重畳させて帯電器111に印加する。このように4色目の転写の際に、転写紙先端が転写開始位置に達したときに帯電器111を動作させるのは転写ムラを防止するためのものである。特に、フルカラー画像の転写においては僅かな転写ムラが発生しても色の違いとして目立ちやすいので、上述したように帯電器111に所要のバイアス電圧を印加して放電動作を行わせることが必要となる。
【0020】
この後、4色のトナー像が重畳転写された転写紙Pの先端部が分離位置に近づくと、分離爪113が接近してその先端が転写ドラム103の表面に接触し転写紙Pを転写ドラム103から分離させる。分離爪113の先端は転写ドラム表面との接触状態を保ち、その後転写ドラム103から離れて元の位置に戻る。帯電器111は、上記のように転写紙の先端が最終色(第4色目)の転写開始位置に達したときから転写紙後端が転写ドラム111を離れるまで作動して転写紙上の蓄積電荷(トナーと反対極性)を除電し、分離爪1‐13による転写紙の分離を容易にすると共に、分離時の気中放電を減少させる。なお、転写紙の後端が転写終了位置(感光ドラム100と転写ドラム103とが形成するニップ部の出口)に達したときに、転写ドラム103に印加する転写バイアス電圧をオフ(接地電位)にする。これと同時に、帯電器111に印加していたバイアス電圧をオフにする。次に、分離された転写紙Pは定着器104に搬送され、ここで転写紙上のトナー像が定着されて排紙トレイ106上に排出される。
【0021】
次に、レーザビーム走査による画像形成の動作を説明する。
【0022】
図1において、107は光学ユニットであり、検出器9、半導体レーザ120、ポリゴンミラー121、スキャナモータ122、レンズ123、ミラー125により構成されている。記録紙Pが給紙され、その先端が転写ドラム103に搬送されてきたら、それに同期して1ページ分の画像信号VDOが半導体レーザ120へと出力され、画像信号VDOにより変調された光ビームLが、スキャナモータ122により回転されるポリゴンミラー121に向けて射出され、その射出された光ビームLはレンズ123、ミラー125により感光ドラム100に導かれる。また光ビームLが射出されると主走査軸上に配置された検出器9により光ビームLが検出され、水平同期信号となるBD(ビーム検出)信号が出力される。その結果、光ビームLによりBD信号に同期して感光ドラム100が走査露光され、静電潜像が形成される。
【0023】
本実施形態のカラーレーザビームプリンタは、以上のような画像形成過程を経て600ドット/インチ(dpi)の解像度で画像出力を行う。
【0024】
この装置の入カデータとしては、ホストコンピュータ(以下、「ホスト」という。)で生成するカラー画像データ(例えば、RGB成分で表現されるデータ)や、他の画像データ生成装置(スチル画像レコーダなど)で生成し、何らかの記憶媒体に格納した画像データなどが考えられる。このため、この装置には、図1に示すように、ホストからの画像情報を受信して画像データを生成するプリンタコントローラ2とその画像データを処理する信号処理部4が設けられている。
【0025】
以下に示すいくつかの実施形態ではホストから送られてくるカラー画像データを入カデータとして考える。
【0026】
図2は、プリンタ1の機能構成を示すブロック図である。図2において、プリンタ1はホストコンピュータ(以下、ホストという)1000から送られてくる所定の記述言語の画像情報5を受信して展開し、これを各色成分が8ビット(DO〜D7)で構成されるYMCBk画像信号6として出力するプリンタコントローラ2とプリンタエンジン3とで構成される。或いは、ホスト1はイメージリーダ等で読み込んだRGB等のビットデータを画像情報5として送出することもあり、この場合にはプリンタコントローラ2はこれを解釈することなく処理する。
【0027】
プリンタコントローラ2とプリンタエンジン3との間には、画像信号6以外にも種々の画像信号がシリアル通信の形で授受される。これらの画像信号には、プリンタエンジン3からプリンタコントローラ2に送出するページ(副走査方向)同期信号(PSYNC)、主走査方向の同期信号(LSYNC)、データ転送用クロック(VCLK)がある。プリンタコントローラ2は、画像信号6を各色成分の8ビットの信号を、データ転送用クロック(VCLK)に同期して出力する。
【0028】
図3は、プリンタエンジン3の機能構成を示すブロック図である。図3において、光学ユニット107に含まれる基準発振器10からの基準クロックは分周器11により分周され、分周クロックとスキャナモータ122からのフィードバック信号との位相差を所定量とするようにスキャナモータ122がモータ制御回路12(図示しない公知の位相制御回路を内蔵)により等速回転される。そして、スキャナモータ122の回転がポリゴンミラー121に伝達され、ポリゴンミラー121を等速回転させる。
【0029】
一方、転写ドラム103が駆動モータ(不図示)により等速回転され、転写ドラム103上の記録紙Pの先端が検出器8により検出され、垂直同期信号(VSYNC)が信号処理部4に出力される。そして、垂直同期信号(VSYNC)により、各色の画像先端が規定される。垂直同期信号(VSYNC)が出力された後、検出器9によって生成されるBD信号を水平同期信号(HSYNC)として、BD信号に同期して、画像信号(VDO)が順次、半導体レーザ120に送出される。
【0030】
又、信号処理部4が内蔵するCPU14はプリンタコントローラ2と通信ライン15を介してシリアル通信を行なって、制御信号を交換し、プリンタコントローラ2とプリンタエンジン3の動作を同期させる。またCPU14は、現像器メモリ203〜207と感光ドラムメモリ207と、バックアップメモリ230をシリアル通信ライン202を介して通信を行っている。前記現像器メモリは、各色の現像器に取り付けてあるEEPROMであり、感光ドラムメモリはプロセスカートリッジ、即ち、感光ドラムカートリッジに取り付けてあるEEPROMである。
【0031】
図3にて、ドアセンサ416は感光ドラムカートリッジまたは現像器カートリッジを交換もしくは取り外す際のドアの開閉を検出するスイッチである。本センサの出力信号418がドア開であることを示した場合にはCPU14は、いずれかのカートリッジがユーザによって交換もしくは取り外されたと判断して、メモリ203〜207の内容を更新する。ドアセンサ416がドア開を検出してからユーザがカートリッジを取り外すまで、つまりメモリ203〜207の各I/Oがプリンタ本体から切り離されるまでの間に,CPU14は各メモリ203〜207のデータを更新する。
【0032】
電源スイッチ415は,ユーザが,プリンタ本体の電源をONもしくはOFFするためのものであり,OFFする場合には,まず,CPU14が信号417のOFFの指示を認識したのちに,CPU14は不図示の電源ユニットに電源をオフする指示をする。CPU14は,信号417のOFFの指示を認識してから,各メモリ203〜207のデータを更新して,その後に不図示の電源ユニットに電源をオフする指示をする。
【0033】
画像形成プロセスにおける上述の垂直同期信号(VSYNC)、水平同期信号(HSYNC)、及び画像信号(VDO)のタイミングは図4に示すようになる。
【0034】
図5は、信号処理部4とブラック現像器メモリ206と、感光ドラムメモリ207の信号のやりとりを示す図である。同図で、感光ドラムカートリッジ側(CRG側)のコネクタ(第1のコネクタ)196は、一方がコネクタ嵌合面とされ、他方がICソケット形状となっており、感光ドラムメモリ、即ち、EEPROM207が前記ソケットに挿入された状態で感光ドラムカートリッジ199に取り付けられる。そして、プリンタ本体に取り付けられた本体側コネクタ(第2のコネクタ)195と嵌合して、信号処理部4のCPU14に信号が送られる。
【0035】
EEPROM207に供給される電源Vccは、CPU14によりON/OFFできる構成となっていてCPUボートのVCCONが「LOW」で電源ON、「High」で電源OFFとなる。CPU14はEEPROMのリード動作或はライト動作のときに電源の供給をONして、リード時には、クロック信号182に同期してデータ信号184を読み込み、ライト時には、クロック信号182に同期してデータ信号183をEEPROMに送出してメモリに書き込む。信号186は感光ドラム有無検出信号であり、CPU14がこの信号を監視して、「LOW」で感光ドラムカートリッジ無し、「High」で感光ドラムカートリッジ有りの判断をする。この有無検出信号は、感光ドラムカートリッジが本体に挿入されコネクタ同士が嵌合されると、EEPROMの電源Vccがリターンされ、「High」となる。又、CRG側コネクタ198は、ブラック現像器メモリEEPROM206が挿入された状態でブラック色の現像カートリッジに取り付けられる。信号のやり取りについては、前述の感光ドラムカートリッジの場合と同様である。
【0036】
EEPROM207と206はいずれもDip形状のICであり、CRG側コネクタ196と198に直に接続される。図6はDip形状のEEPROM−ICのピン配置の一例である。
【0037】
図7は、感光ドラムカートリッジ199と、前述のEEPROM207と、カートリッジ側コネクタ196との取り付け態様を示す。感光ドラムカートリッジ199は、主に感光ドラム100と、廃トナー容器180と、EEPROM207と、カートリッジ側コネクタ196と、コネクタ196とカートリッジとを接続するネジ360とにて構成される。
【0038】
図8は、カートリッジ側コネクタ196(又は198)と本体側コネクタ195(又は197)とEEPROM207(又は206)の形状を示した図である。図のようにカートリッジ側コネクタ196は感光ドラムカートリッジ199のコネクタ取り付け部354にねじ360によって固定される。本体側コネクタ195は、本体の取り付け部358にねじ356によって固定される。
【0039】
図9〜図11に感光ドラムメモリに対するアクセス処理のフローチャートを示す。図9はプリンタの電源ONから電源OFFまでの,全体のフローチャートであり、図10はEEPROMの読み込みシーケンスのフローチャートであり、図11はEEPROMの書き込みシーケンスのフローチャートである。
【0040】
まず,図9の説明を行う。プリンタ本体の電源を投入すると(419)、CPU14が立ち上がり、感光ドラムのEEPROMから所望の情報を読み込むシーケンス(420)を行う。読み込むシーケンス(420)の詳細な説明は後述する。この後にプリンタは待機状態となり、プリンタコントローラから送出してくる印字開始命令(421)とドア開(423)と電源OFF(424)をモニタする。印字開始命令(421)が送られてくるとプリンタは印字動作を行う(422)。ドア開と判断(423)したら,ユーザにより感光ドラムが交換されると判断して,CPU14から感光ドラムのEEPROMに所望の情報を書き込むための書き込みシーケンス(425)を行う。そしてドア閉と判断(426)したら,感光ドラムのEEPROMから所望の情報を読み込むシーケンスを行い(420)、再たび,待機状態となる。ユーザが電源スイッチをOFFしたと判断(427)したら,CPU14から感光ドラムのEEPROMに所望の情報を書き込むための書き込みシーケンスを行い(425)、不図示の電源ユニットに電源の供給を止める指示を行ってプリンタ本体の電源を停止する。
【0041】
次に、図10の説明を行う。本図は,前述のEEPROM読み込みシーケンス(420)の詳細説明フローチヤートである。CPU14は,EEPROMに格納してあるデータを読み込む(429)。そして、CPU14は読み込んだデータが正常であることをチェックサムによって確認する(430)。チェックサムエラーとなった場合は,何回か読み込みを繰り返して,それでもエラーの場合は,ユーザにEEPROM故障を警告する(433)。読み込みデータが正常であったら,プリンタ本体は,メカ駆動を開始(431)して,電子写真プロセスのための高電圧発生ユニットを起動する(432)。
【0042】
以上の処理では、プリンタ本体の高電圧とメカ駆動がともにOFFした状態でCPU14はEEPROMをアクセスできるので,ノイズによる誤読み込みや,読み込み命令が他の命令と誤認識(書き込み命令など)されることが無くなり,信頼性が向上する。
【0043】
次に,図11の説明を行う。本図は,前述のEEPROM書き込みシーケンス(425)の詳細説明フローチヤートである。まず,プリンタ本体は,電子写真プロセスのための高電圧発生ユニットを停止して(436)、メカ駆動を停止する(437)。そして,CPU14は,CPU14のRAMに記憶されているデータをEEPROMに書き込む(438)。
【0044】
以上の処理では,プリンタ本体の高電圧とメカ駆動がともにOFFした状態でCPU14はEEPROMをアクセスできるので,ノイズによる誤書き込みや,書き込み命令が他の命令と誤認識(全消去命令など)されることが無くなり,信頼性が向上する。
【0045】
なお、感光ドラムメモリ207に格納する情報とは,例えば,感光ドラムの残寿命情報や印字枚数や廃トナー容器の状態などである。
【0046】
本実施形態では,プロセスカートリッジである感光ドラムカートリッジ199を例にとって説明したが、マゼンタ,シアン,イエロー,ブラックトナーの封入されている現像器カートリッジや、定着器などのユニットについても同様にしてEEPROMを取り付けてもよい。また、感光ドラムと現像器と廃トナー容器が一体となっているプロセスカートリッジに上述のコネクタとメモリを搭載してもよい。
【0047】
また、本実施形態では,メモリICをEEPROMであるとして説明したが,他の不揮発性メモリでもよい。
【0048】
また、画像記録装置としてはレーザビームプリンタのほか電子写真方式のプリンタ、複写機にも適用できる。
【0049】
(第2の実施形態)
第1の実施形態においては、感光ドラム100に形成されたトナー像を転写ドラム103に担持された転写紙Pに転写するカラーレーザビームプリンタに本発明を適用した場合について説明したが、第2の実施形態においては、図12に示すように、感光ドラム71に形成されたトナー像を一旦中間転写ユニットに転写し、その後中間転写ユニットから転写紙Pにトナー像を一括転写するカラーレーザビームプリンタに適用される。つまり、図12において、感光ドラム71は、不図示の駆動手段によって図の矢印方向に駆動され、ローラー帯電器72により所定の電位に均―に帯電される。次いで、イエロー成分の画像に応じた信号が入力され、露光装置73によりレーザ光が感光ドラム71に照射され、感光ドラム71上に潜像が形成される。
【0050】
更に感光ドラム71が矢印方向に進むと支持体75に支持された現像装置74a、74b、74c、74dのうち、例えばイエロートナーが収容された現像装置74aが感光ドラム71に対向するように支持体5が回転され、上記の潜像は現像装置74aによって可視化される。次いて、現像されたトナー像は中間転写体である中間転写ベルト66上に転写される。
【0051】
中間転写ベルト66は3本の支持ローラー61、62、63上に張設され、不図示の駆動源に連結された支持ローラー62が回転することにより、図中矢印方向に移動する。又、中間転写ベルト66の内側の感光ドラム対向部には、一次転写ローラ64が設けられ、不図示の高圧電源から所定のバイアスが印加され、感光ドラム71上のトナーは中間転写ベルト66上に転写される。
【0052】
以上の工程を更に例えばマゼンタ、シアン、黒の順に現像装置74b、74c、74dにより実施することによって中間転写ベルト66上に4色のトナー像が形成される。この4色のトナー像は、中間転写ベルト66の移動と同期をとって給紙装置76から搬送手段77を介して搬送された転写紙P上に、2次転写ローラー65により一括転写される。更に、転写紙は、加熱・加圧定着装置7・8によって溶融定着されカラー画像が得られる。感光ドラム71上の転写残トナーはブレード手段を備えたクリーニング装置9によって清掃される。
【0053】
又、本実施形態においては、帯電ローラー72、感光ドラム71及びクリーニング装置79が一体のプロセスカートリッジ90として構成され、装置本体に対して装着ガイド手段80により脱着自在とされている。更に、第1の実施形態と同様に、第1及び第2のコネクタを備えたメモリICを備え、同様に機能するコネクタ84を備えている。
【0054】
尚、4色の各現像器74a〜74dもプロセスカートリッジと同様に、装置本体と脱着可能な構成とされている。これらの構成により、従来サービスマンが行っていた上記部材の交換、メンテナンスをユーザが簡単に行うことができる。
【0055】
この様な構成のフルカラー画像形成装置に第1の実施形態で説明した処理を適用することにより、上記と同様な信頼性の高いメモリの読み出し,書き込みを行うことができる。加えて、本構成の画像形成装置では、中間転写ベルトユニット(中間転写ベルト66と支持ローラ61,62,63と1次転写ローラ64で構成されたユニット)にメモリを搭載してもよい。
【0056】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、メモリを有する消耗品ユニットが着脱可能な画像記録装置において、前記消耗品ユニットの着脱のために開閉される開閉部材と、前記開閉部材の開閉を検知する第1の検知手段と、操作者による前記画像記録像装置の電源オフの指示を検知する第2の検知手段と、前記第1の検知手段により前記開閉部材が閉状態から開状態へ変化したことが検知された場合もしくは前記第2の検知手段により電源オフ指示が検知された場合に前記消耗品ユニットのメモリへデータを書き込む制御手段とを有することで、下記の内容を実現できる。
(1)メモリの書き換え回数を最小限に抑えて,精度のよいユニット情報(例えば,残寿命やプリント枚数など)をメモリに保存可能となり、信頼性の向上が実現できる。
(2)高電圧発生ユニットやメカ駆動(モータ,クラッチなど)によるノイズの影響を受けない状態でメモリのアクセスが可能なので、誤書き込みなどによるメモリ内容の破損を防げて、信頼性の向上が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像記録装置の断面図である。
【図2】画像記録装置の機能構成を示すブロック図である。
【図3】プリンタエンジンの機能構成を示すブロック図である。
【図4】同期信号及び画像信号のタイムチャートである。
【図5】信号処理部とブラック現像器メモリと感光ドラムメモリの信号のやりとりを示す図である。
【図6】EEPROM−ICのピン配置を示す図である。
【図7】感光ドラムカートリッジとEEPROMとカートリッジ側コネクタとの取り付け態様を示す図である。
【図8】カートリッジ側コネクタと本体側コネクタとEEPROMの形状を示した図である。
【図9】プリンタの電源ONから電源OFFまでの処理を示すフローチャートである。
【図10】EEPROMの読み込みシーケンスのフローチャートである。
【図11】EEPROMの書き込みシーケンスのフローチャートである。
【図12】第2の実施形態における画像記録装置の断面図である。
【符号の説明】
14 CPU
203 マゼンダ現像器メモリ
204 シアン現像器メモリ
205 イエロー現像器メモリ
206 ブラック現像器メモリ
207 感光ドラムメモリ
415 電源スイッチ
416 ドア開閉センサ

Claims (6)

  1. メモリを有する消耗品ユニットが着脱可能な画像記録装置において、
    前記消耗品ユニットの着脱のために開閉される開閉部材と、
    前記開閉部材の開閉を検知する第1の検知手段と、
    記画像記録装置の電源オフの指示を検知する第2の検知手段と、
    画像記録に必要な高圧を発生する高圧発生手段と、
    前記第1の検知手段により前記開閉部材が閉状態から開状態へ変化したことが検知された場合に、前記高圧発生手段の停止、及び前記画像装置のメカニカルな部材の駆動を停止させた後に、前記消耗品ユニットのメモリにデータを書き込み、かつ、前記第2の検知手段により電源オフ指示が検知された場合に、前記高圧発生手段の停止、及び前記画像記録装置のメカニカルな部材の駆動を停止させた後に、前記消耗品ユニットのメモリへデータを書き込む制御手段とを有することを特徴とする画像記録装置。
  2. 更に前記制御手段は、前記第1の検知手段により前記開閉部材が開状態から閉状態へ変化したことが検知された場合、前記画像記録装置のメカニカルな部材の駆動停止させた状態で、前記消耗品ユニットのメモリのデータを読み込むことを特徴とする請求項1記載の画像記録装置。
  3. 前記消耗品ユニットは画像記録のためのプロセスユニットであることを特徴とする請求項1記載の画像記録装置。
  4. 前記プロセスユニットは画像記録のための現像ユニット或いは感光体ユニットであることを特徴とする請求項記載の画像記録装置。
  5. 前記消耗品ユニットのメモリは不揮発性メモリであることを特徴とする請求項記載の画像記録装置。
  6. 前記制御手段は前記消耗品ユニットへ消耗品ユニットの寿命に関するデータを記憶させることを特徴とする請求項1記載の画像記録装置。
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