JP3591341B2 - 電磁式動弁装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電磁力によりバルブを駆動する電磁式動弁装置に係り、特に、2つの電磁石を一定の距離に保持するディスタンスブロックとアーマチュアとの摩擦を低減することができる電磁式動弁装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
内燃機関の吸排気弁の駆動方式において、従来のカムにより弁体を駆動するカム駆動方式に代えて、電磁力により弁体を駆動する電磁式動弁装置が提案されている。この装置によれば、弁体駆動用のカム機構が不要となることに加えて、内燃機関の動作状態に応じて吸排気弁の開閉時期を容易に最適化することができ、内燃機関の出力向上及び燃費の向上を図ることができる。
【0003】
図4は、従来の電磁式動弁装置の構成例を示す縦断面図であり、1つの吸気弁または排気弁を示す。以下の説明において、吸気弁又は排気弁を単にバルブと呼ぶこととする。
【0004】
図4において、電磁式動弁装置は、バルブ(傘部)101、バルブ101から上方に伸延するバルブステム102、エンジンのシリンダヘッド103、バルブシート104、バルブガイド105、シリンダヘッド103に設けられた凹設部106、コッター107、バルブリテーナ108、ハウジング109、アーマチュア(可動板)110、閉弁側の電磁石111、開弁側の電磁石112、コイルバネを用いた開弁側スプリング113、コイルバネを用いた閉弁側プリング114、電磁石111と電磁石112とを所定の距離に離間させるディスタンスブロック116、電磁石111、112のそれぞれ中央を上下に貫通するガイド120、ガイド120内を上下に滑動可能なアーマチュアシャフト121、スプリングリテーナ122、を備えている。
【0005】
バルブ101の弁軸であるバルブステム102は、シリンダヘッド103に埋め込まれた円筒形のバルブガイド105の内部を上下に摺動可能になっている。シリンダヘッド103には凹設部106が設けられ、凹設部106の内部では、バルブステム102にコッター107を介してスプリングリテーナ108が固定されている。スプリングリテーナ108とシリンダヘッド103との間にはコイルスプリングを用いた閉弁側スプリング114が装着されている。
【0006】
シリンダヘッド103の上方には、電磁式動弁装置の筐体であるハウジング109a,ディスタンスブロック116、ハウジング109b,およびハウジング109cが設けられている。ハウジング109aの内部にはコア129及びコイル130からなる開弁側の電磁石112が設けられている。ハウジング109bの内部にはコア126及びコイル125からなる閉弁側の電磁石111が設けられている。ハウジング109aとハウジング109bとの間にはディスタンスブロック116が設けられているので、電磁石111と電磁石112とはディスタンスブロック116の高さだけ離間して固定されている。
【0007】
そして、電磁石111と112との間には、軟磁性体のアーマチュア110が設けられ、アーマチュア110のシャフト121がそれぞれの電磁石111、112の中心に設けられたガイド120を挿通している。またアーマチュアシャフト121の上端部にはスプリングリテーナ122が固定され、スプリングリテーナ122とハウジング109cとの間にはコイルスプリングを用いた開弁側スプリング113が装着されている。
【0008】
電磁石111、112のいずれにも通電されないとき、アーマチュア110に作用する開弁側スプリング113と閉弁側スプリング114との付勢力は、開弁側最大変移位置と閉弁側最大変移位置とのほぼ中間の位置で釣り合うように設定されている。そして、アーマチュア110、アーマチュアシャフト121、バルブ101、及びこれらの付属品からなる可動部の質量と、開弁側スプリング113及び閉弁側スプリング114のバネ定数とは、バネ・マス系の固有振動数を形成する。
【0009】
次に、この電磁式動弁装置の動作を説明する。まず、電磁式動弁装置の通常の動作の前に、初期化動作が行われる。この初期化動作は、上記固有振動数に等しい切換サイクルで開弁側の電磁石112と閉弁側の電磁石111とに交互にパルス電流を通電し、上記可動部を中心位置の静止状態から順次振幅が増大する振動状態へ移行させ、最後に閉弁側電磁石111にアーマチュア110を吸着してバルブを閉弁状態として初期化動作を終了する。
【0010】
初期化終了後、通常のエンジン回転時には、車両の走行状態及びクランクシャフトの回転に同期して、開弁と閉弁を繰り返す。例えばアーマチュア110が閉弁側電磁石111に吸着された閉弁状態から開弁状態へ移行するには、まず、電磁石111の保持電流の通電を停止する。
【0011】
これによりアーマチュア110は、圧縮された開弁側スプリング113の復元力により開弁側電磁石112へ向かって加速される。この加速による速度は、閉弁側電磁石111と開弁側電磁石112との中間点で最大となり、以後閉弁側スプリングの圧縮に対する抗力が優勢となり、アーマチュア110が開弁側電磁石112に向かう速度を低下させる。
【0012】
上記バネマス系で摩擦がなければ、アーマチュア110は上記固有振動により開弁側電磁石112へ到達するとともに速度が0になる。しかし、実際にはバルブステム102とバルブガイド105との摩擦、アーマチュアシャフト121とガイド120との摩擦等があり、アーマチュア110の開弁側電磁石112に向かう運動はその手前で反転する。この反転位置の前後で開弁側電磁石112に通電すると、アーマチュア110は開弁側電磁石112に吸着され、バルブ101は最大開度となる。開弁から閉弁への動作は、前記制御対象の開弁側電磁石112と閉弁側電磁石111とを入れ替えれば同様に達成される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
このような電磁式動弁装置を吸、排気弁としてそれぞれ複数個備えた燃焼室構造のエンジンでは、これら電磁式動弁装置を平面矩形に構成して、それぞれ吸気弁側と排気弁側とで隣接する複数個の動弁装置を近接して配設できることが望まれる。
【0014】
動弁装置を平面矩形に構成するためには、ハウジングの一対の対向する側壁もしくはディスタンスブロック等の側壁構成部材の間に、前述のアーマチュアおよび電磁石を投影平面でほぼ整合する平面矩形に形成して組み付ければよい。
【0015】
しかし、この場合、平面矩形のアーマチュアがその上下作動するのに伴って回転方向に位置ずれを生じると、アーマチュアの端部がディスタンスブロックと接触して擦れ合い、摩擦力を生じる。
【0016】
このため、この摩擦力を見込んで電磁石の電磁力を予め強めに設定すると、その分電磁石の消費電力が大きくなってしまう。
【0017】
特に、前述の開弁側および閉弁側の各ばね部材としてコイルスプリングが用いられる場合、該コイルスプリングの捩り力がアーマチュアの回転方向に作用するため、前述の現象が顕著となる。
【0018】
この様子を図4のA−A断面について示すと図5のようになる。このアーマチュアの回転により、アーマチュア110の端部はディスタンスブロック116の内側面と接触し摩擦力を生じるとともに、相互に磨耗する。
【0019】
このようにアーマチュアとディスタンスブロックとの摩擦力を考慮して電磁石の吸引力を強化しなければならず、消費電力の増大を招くという問題点があった。
【0020】
またアーマチュアが回転し、その端部が隣接する電磁式動弁装置の領域へはみ出すと、相互に干渉が生じ、開閉弁動作に支障が生じる恐れがあった。
【0021】
この干渉を防止しようとすれば、隣接する電磁式動弁装置同士を隔壁で隔離しなければならず、隔壁設置余地を作るためにエンジン寸法が増加したり、エンジン重量の増加を招くという問題点があった。
【0022】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、アーマチュアが回転したときディスタンスブロックとの摩擦を減少させることのできる電磁式動弁装置を提供することである。
【0023】
また本発明の目的は、エンジン寸法、重量の増加を招くことなく、隣接する電磁式動弁装置との干渉を防止できる電磁式動弁装置を提供することである。
【0024】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、上記課題を解決するため、内燃機関の吸気弁又は排気弁の各弁軸にシャフトを介して連設されたアーマチュアと、該アーマチュアを挟んで対向して配設された2つの電磁石と、前記弁軸を開弁側と閉弁側とに付勢する2つの付勢手段を備え、吸気弁又は排気弁をこれら電磁石と付勢手段との協働により電磁的に開閉するようにした電磁式動弁装置であって、前記電磁石の吸引面および前記アーマチュアの該吸引面に対向する面は、前記内燃機関の長手方向に短く、長手方向と垂直の方向には長い略矩形に形成され、前記2つの電磁石を所定の間隔に保持するディスタンスブロックの前記アーマチュアに対向する表面の少なくとも一部に、該ディスタンスブロックとアーマチュアとのクリアランスを調整するシムを設け、前記アーマチュアの隅角部が前記シムに当接するまでの範囲に前記シャフト回りの前記アーマチュアの回転量を規制したことを要旨とする。
【0025】
請求項2記載の発明は、上記課題を解決するため、請求項1記載の電磁式動弁装置において、前記シムの表面は平滑に形成され、摩擦係数が低いものであることを要旨とする。
【0026】
請求項3記載の発明は、上記課題を解決するため、請求項1または請求項2記載の電磁式動弁装置において、前記シムの少なくとも表面は、前記アーマチュアの硬度に比べて高い硬度を有する材質により形成されていることを要旨とする。
【0027】
請求項4記載の発明は、上記課題を解決するため、請求項1ないし請求項3のいずれか1項記載の電磁式動弁装置において、前記アーマチュアの前記シムに対向する側面と前記電磁石の吸引面に対向する上面又は下面とが交わる部分は、面取り又は丸み付けが行われたことを要旨とする。
【0028】
【発明の効果】
請求項1記載の本発明によれば、内燃機関の吸気弁又は排気弁の各弁軸にシャフトを介して連設されたアーマチュアと、該アーマチュアを挟んで対向して配設された2つの電磁石と、前記弁軸を開弁側と閉弁側とに付勢する2つの付勢手段を備え、吸気弁又は排気弁をこれら電磁石と付勢手段との協働により電磁的に開閉するようにした電磁式動弁装置において、前記電磁石の吸引面および前記アーマチュアの該吸引面に対向する面は、前記内燃機関の長手方向に短く、長手方向と垂直の方向には長い略矩形に形成され、前記2つの電磁石を所定の間隔に保持するディスタンスブロックの前記アーマチュアに対向する表面の少なくとも一部に、該ディスタンスブロックとアーマチュアとのクリアランスを調整するシムを設け、前記アーマチュアの隅角部が前記シムに当接するまでの範囲に前記シャフト回りの前記アーマチュアの回転量を規制しているので、ディスタンスブロックとアーマチュアとのクリアランスを所定の範囲内に保つことができるため、アーマチュアの回転量を低減し、吸引部の面積を安定化し、電磁石の消費電力を削減することができるとともに、エンジン寸法や重量の増加を招くことなく隣接する電磁式動弁装置間の干渉を防止できる。
【0029】
また、請求項2記載の本発明によれば、前記シムの表面は平滑に形成され、摩擦係数が低いものとしているので、請求項1記載の発明の効果に加えて、アーマチュアとシムとの摩擦力が低減され、アーマチュアを吸引するための電磁石の消費電力をさらに低減することができる。
【0030】
また、請求項3記載の本発明によれば、前記シムの少なくとも表面は、前記アーマチュアの硬度に比べて高い硬度を有する材質により形成するようにしているので、請求項1または請求項2記載の発明の効果に加えて、アーマチュア及びシムの磨耗を低減し、長期間安定した低い摩擦係数を保持し、保守性を向上させることができる。
【0031】
また、請求項4記載の本発明によれば、前記アーマチュアの前記シムに対向する側面と前記電磁石の吸引面に対向する上面又は下面とが交わる部分は、面取り又は丸み付けが行われていることにより、請求項1ないし請求項3に記載の発明の効果に加えて、さらにアーマチュアとシムとの摩擦を低減することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係る電磁式動弁装置の第1の実施形態の構成を示す縦断面図である。図2は、図1におけるA−A線断面図である。
【0033】
図1に示すように、電磁石111と112とを所定の距離に離間して保持するディスタンスブロック116の内側面には、ディスタンスブロック116とアーマチュア110との隙間(クリアランス)を所定の範囲に保つためにシム115が固着されている。シムは、例えば図示しない皿ネジにより取り付けられている。
【0034】
電磁石111、112の吸引面およびアーマチュア110の前記吸引面に対向する面は、前記内燃機関の長手方向に短く、長手方向と垂直の方向には長い略矩形に形成され、アーマチュア110のディスタンスブロック116に対向する端部は、上面(表面)及び下面(裏面)と側面とが滑らかな凸曲面によって接続されるように面取りしてある。その他の構成は、図4に示した従来例の構成と同様である。
【0035】
アーマチュア110の端部とディスタンスブロック116の内側面に設けられたシム115との隙間は、例えば1.0±0.1mmとなるように調整されている。このため、シムの厚さも例えば0.1mm単位で各種の厚さのものが製造工程及びサービス部門に準備されることとなる。
【0036】
アーマチュア110の材質には、透磁率が大きく、かつ保磁力が小さい軟質磁性材料の純鉄、電磁軟鉄、低炭素鋼、ケイ素鋼、パーマロイ等の鉄ニッケル系合金などが用いられる。
【0037】
これに対して、シム115の材質は、アーマチュアの材質より硬度が高いステンレス材、またはアルミ合金等の軽金属の表面をモリブデン等の硬質金属で覆ったもの、或いは潤滑油を含浸した焼結合金を用いて、表面が滑らかに形成されたものを使用する。これにより、アーマチュアとシムとの摩擦係数を大幅に低減することができ、かつアーマチュア及びシムの磨耗を極めて小さいものとすることができる。
【0038】
図2は、アーマチュア110の一方の短辺に対向するディスタンスブロック116の内側面にシムを設けた例を示している。図2(a)の状態が中立状態とすれば、アーマチュアとディスタンスブロックとの隙間がシムを設けたことにより所定の値、例えば1.0±0.1mmに保持されている。そして、アーマチュア110が一方の変位端まで変位し、最大の回転位置にまで回転した図2(b)に示す場合でも、前記隙間が比較的小さい所定の値であるため、隅角部がシムに当接するまでアーマチュアが回転したとしても、平面視してアーマチュアが電磁石112からはみ出すことがない。
【0039】
図3は、本発明の第2の実施形態を説明する横断面図であり、図1のA−A線断面図に相当するものである。そして図3(a)はアーマチュアが中立状態を示し、図3(b)はアーマチュアが一方の変位端に位置する状態を示し、図3(c)はアーマチュアが他方の変位端に位置する状態を示す。
【0040】
第1の実施形態との相違は、本実施形態においてアーマチュアを挟んで対向する2つのディスタンスブロック116にそれぞれシム115を設けたことである。この場合シム115は、ディスタンスブロック116の内側面の全面に設けてもよいし、図3に示したように、ディスタンスブロックの内側面の一端部から中心線までの半面に設けてもよい。シムの材質については、第1の実施形態と同様である。
【0041】
本実施形態は、アーマチュア110の上下運動に伴ってその右回転と左回転とが交互に切り替わる場合に、特に有効であり、アーマチュア110が右回転する場合と、左回転する場合とで、互いに当接するアーマチュア110の端部とシム115とが異なるので、偏磨耗の発生を抑制することができる。
【0042】
本実施形態においては、各電磁式動弁装置毎に2箇所の隙間調整をそれぞれシムを用いて行わねばならず、第1の実施形態よりも隙間調整が複雑となるが、アーマチュアとシムとが接触する位置がアーマチュアの上下動に伴って切り替わるので、アーマチュアまたはシムの偏磨耗が発生することが少なく、第1の実施形態より長期間調整なくエンジンを稼働させることができるという利点がある。
【0043】
また、第1及び第2の実施形態において、アーマチュア110のディスタンスブロック116に対向する端部は、上面(表面)及び下面(裏面)と側面とが滑らかな凸曲面によって接続されるように面取りしたので、アーマチュア110が上下動しながら回転し、その端部がディスタンスブロック116の内側面に設けられたシム115と接触する場合に、互いの表面を引っ掻くことなく、滑動することができ、摩擦力及び磨耗を極めて小さく抑えることができる。
【0044】
なお、アーマチュア110のディスタンスブロック116に対向する側面の周囲に斜面を設けるだけでもある程度の摩擦力及び磨耗の低減効果を期待することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電磁式動弁装置の実施形態の構造を示す縦断面図である。
【図2】本発明に係る電磁式動弁装置の第1実施形態の構造を示す横断面図であり、図1のB−B線に沿った断面図である。
【図3】本発明に係る電磁式動弁装置の第2実施形態の構造を示す横断面図であり、図1のB−B線に沿った断面図である。
【図4】従来の電磁式動弁装置の構造を示す縦断面図である。
【図5】アーマチュアを矩形としたときの問題点を説明する横断面図であり、図4におけるA−A線断面図に相当する。
【符号の説明】
101 バルブ
102 バルブステム
103 シリンダヘッド
104 バルブシート
105 バルブガイド
106 凹設部
107 コッター
108 バルブリテーナ
109 ハウジング
110 アーマチュア
111 閉弁側の電磁石
112 開弁側の電磁石
113 開弁側スプリング
114 閉弁側プリング
115 シム
116 ディスタンスブロック
120 ガイド
121 アーマチュアシャフト
122 スプリングリテーナ

Claims (4)

  1. 内燃機関の吸気弁又は排気弁の各弁軸にシャフトを介して連設されたアーマチュアと、該アーマチュアを挟んで対向して配設された2つの電磁石と、前記弁軸を開弁側と閉弁側とに付勢する2つの付勢手段を備え、吸気弁又は排気弁をこれら電磁石と付勢手段との協働により電磁的に開閉するようにした電磁式動弁装置であって、
    前記電磁石の吸引面および前記アーマチュアの該吸引面に対向する面は、前記内燃機関の長手方向に短く、長手方向と垂直の方向には長い略矩形に形成され、
    前記2つの電磁石を所定の間隔に保持するディスタンスブロックの前記アーマチュアに対向する表面の少なくとも一部に、該ディスタンスブロックとアーマチュアとのクリアランスを調整するシムを設け、前記アーマチュアの隅角部が前記シムに当接するまでの範囲に前記シャフト回りの前記アーマチュアの回転量を規制したことを特徴とする電磁式動弁装置。
  2. 前記シムの表面は平滑に形成され、摩擦係数が低いものであることを特徴とする請求項1記載の電磁式動弁装置。
  3. 前記シムの少なくとも表面は、前記アーマチュアの硬度に比べて高い硬度を有する材質により形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の電磁式動弁装置。
  4. 前記アーマチュアの前記シムに対向する側面と前記電磁石の吸引面に対向する上面又は下面とが交わる部分は、面取り又は丸み付けが行われたことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項記載の電磁式動弁装置。
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