JP3590227B2 - 業務用炊飯器 - Google Patents

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株式会社日立ホームテック
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電磁誘導による炊飯の加熱シーケンスを有する、主として業務用の炊飯器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、内釜の底面に密着させた温度センサーの検出温度があらかじめ決められた制御温度に達した後に、沸騰を維持するために制御時間の間、制御温度を維持するように出力電力を調整し、その後炊飯終了検出温度に達した時点で内釜の加熱を停止し、蒸らし工程に切り替えていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の炊飯器では、温度センサーの検出温度が制御温度(T1)に達した時点で直ちに加熱コイルへの通電を制御し沸騰を維持する制御を行っていた。
【0004】
しかし、高出力で大容量の炊飯を行う業務用の炊飯器では、大型の内釜の外側底面に発熱層を設けこれに高出力を実現させる加熱コイルを組み合わせて、この加熱コイルで内釜底面を加熱するもので、通電と同時に内釜底面の温度が上昇しそれに遅れて内釜内の被加熱物の温度が上昇する。
【0005】
ハイパワーにて加熱を行うと、加熱を開始した直後は釜内部の温度が低く、釜底発熱層の温度のみが急激に上昇し、釜内部の被加熱物の温度はまだ所望の温度よりも低く徐々に上昇しているにもかかわらず、温度センサーの検出温度はT1以上の高温となりその後、下がってくるという結果となる。
【0006】
従って、T1の検出温度にて沸騰を維持すべく加熱シーケンスの工程に移行するが、まだ内釜内部の被加熱物の温度は低く、出来上がったご飯はおいしいものとはならなかった。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものであり、業務用炊飯器の本体に収納される内釜と、この内釜を加熱する誘導加熱コイルと、内釜の温度を検出する温度センサーと、炊飯の加熱シーケンスを制御する制御部とを備え、電磁誘導により内釜を加熱し炊飯する業務用炊飯器において、炊飯を開始後、誘導加熱コイルを最大電力にて通電し、温度センサーの検出温度を任意時間(H)秒毎に制御部にて取り込み、任意時間ごとに取り込んだ温度差(TH)が任意に設定された温度以下となった場合に次の加熱ステップ(ステップ2)に移行し、さらに次の加熱ステップ(ステップ2)では、誘導加熱コイルの最大電力にて通電を継続し、温度差(TH)が任意に設定された温度(TH2)以上となった場合に、次のステップ(ステップ3)に移行し、次の加熱ステップ(ステップ3)では、沸騰制御温度T2を保つように誘導加熱コイルの通電電力を調整する制御を制御部にて行うようにしたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明は、加熱を開始後、誘導加熱コイルを最大電力にて通電し、任意時間(H)毎に温度センサーの値を取り込み、検出温度が任意に定められた温度差(TH1)以下となった場合に、次の加熱シーケンスのステップに移行する。次のステップでは、誘導加熱コイルの最大電力にて加熱を続け沸騰してきた時点で釜内部の温度が上昇し、その温度上昇をH秒毎に読み取り、温度差が設定温度(TH2)以上となった時点で次のステップの沸騰制御温度T2を保つように誘導加熱コイルの通電電力を調整する沸騰維持の制御を行うものである。
【0009】
沸騰維持をH1時間行った後、設定温度(T3)に温度センサーが達した時点で、次の行程である蒸らし工程に移行する。
【0010】
上記のような構成にしたことにより、ハイパワーな電磁誘導を用い加熱を行う炊飯器で、温度センサーの情報に従い、釜内部の沸騰時の検出ができ、加熱の制御を行うことができる。
【0011】
【実施例】
以下、本発明の一実施例を図面に従って説明する。
【0012】
図1は、本発明の一実施例を施した業務用炊飯器の外観斜視図であり、図2は同じく業務用炊飯器の要部の断面図を示すものである。図3は同じく右側断面図であり、図4は同じく操作部を表す正面図であり、図5は同じく加熱シーケンスを説明するための温度特性図である。
【0013】
図において、1はステンレス板よりなる業務用炊飯器の本体である。2は被調理物を入れて加熱調理を行う内釜であり、内釜2は外側底面に電磁誘導により発熱可能な発熱層を設けたアルミ製である。3は内釜2の下方に設けられ内釜2を誘導加熱する誘導加熱コイルである。4は温度センサーであり、誘導加熱コイル3の中央部に孔を開けスプリングによりその孔より突出させて内釜2の底面に密着させて温度を検出するものである。5は内釜2の上面開口部を塞ぐための蓋、6は本体1の前面に設けられた扉であり、この扉6を開けハンドルを手前に引くと内釜2が前方手前にレールに沿って引き出すことができる。7は本体1に設けられた操作部であり、8は操作部7のSW入力や温度センサー4の温度検出や誘導加熱コイル3の通電等を制御する制御部である。本体底部には誘導加熱コイル3やインバータを冷却するための冷却ファンが設けられている。
【0014】
以上の構成において、炊飯の加熱シーケンスは制御部8内に設けられたマイクロコンピュータによって行われ、内釜2は底面の発熱層で誘導加熱コイル3によって加熱され、内釜2内の米と水が加熱される。本実施例による業務用炊飯器の出力電力は500Wから6KWまでの10段階の制御が出来るものである。
【0015】
次に、上記構成から成る本実施例の動作について説明する。内釜2に米と水を規定量入れて本体1に収納し、扉6を閉めて、図4に示す操作部7上の炊飯メニューを選択し、炊飯スイッチを操作する。すると、6KWの最大電力にて誘導加熱コイル3へ通電される。これによって、釜底の発熱層は加熱され、図5に示すごとく温度センサー4と釜内の米と水の温度は上昇する。炊飯の加熱制御は、炊飯の課程にて図5に示すようにそれぞれステップ1から5まで行い、炊飯を終了する。
【0016】
ステップ1にて、制御部では、任意にきめた20秒毎に温度センサー4の値を取り込み、前回の温度センサー4の取り込み値と比較を行い、その温度差が0℃以下となった場合に、次のステップ2に移行する。温度センサー4は、炊飯を開始直後の本ステップでは、急激に上昇し、また米と水の温度は徐々に上昇する。やがて、温度センサー4は米と水の温度がまだ低いのにもかかわらず、徐々に下がってくる。この現象を、制御部8にて前記温度差として検出し、次のステップ2に移行する。
【0017】
ステップ2では、ステップ1と同様に6KWにて加熱を続ける。温度センサー4の値は、同じ温度をしばらく続けるが、やがて釜内部の温度が上昇し、米の温度が100℃に近い高温になると、徐々に上昇してくる。本ステップでは、この米の温度が100℃近い高温になったことを検出すべく、ステップ1と同様に20秒毎に温度センサー4の値を取り込みその温度差を比較する。温度差が4℃以上となった時点で、前記高温到達を検出し、次の沸騰維持を行うステップ3に移行する。
【0018】
ステップ3では、沸騰状態を維持するように沸騰制御温度T2を保つように出力を調整し、沸騰維持時間H1を経過した後に、ドライアップに対応するドライアップ制御温度T3になるまで任意の出力加熱し、その後出力を停止させ、ステップ5である蒸らし工程を経て、炊飯を終了する。
【0019】
【発明の効果】
以上、本発明によれば、炊飯開始初期の温度センサーの急激な上昇による誤検知をなくし、また米の温度が高温になり沸騰間近であることを温度センサーの上昇で検出でき、その後の沸騰の維持を十分に行うことが出来、温度むらの少ないおいしいご飯を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す業務用炊飯器の外観斜視図である。
【図2】同じく正面断面図である。
【図3】同じく右側断面図である。
【図4】同じく操作部を表す正面図である。
【図5】同じく加熱シーケンスを説明するための温度特性図である。
【符号の説明】
1 本体
2 内釜
3 誘導加熱コイル
4 温度センサー
8 制御部

Claims (1)

  1. 業務用炊飯器の本体(1)に収納される内釜(2)と、この内釜(2)を加熱する誘導加熱コイル(3)と、内釜(2)の温度を検出する温度センサー(4)と、炊飯の加熱シーケンスを制御する制御部(8)とを備え、電磁誘導により内釜(2)を加熱し炊飯する業務用炊飯器において、炊飯を開始後、誘導加熱コイル(3)を最大電力にて通電し、温度センサー(4)の検出温度を任意時間(H)秒毎に制御部(8)にて取り込み、任意時間ごとに取り込んだ温度差(TH)が任意に設定された温度以下となった場合に次の加熱ステップ(ステップ2)に移行し、さらに次の加熱ステップ(ステップ2)では、誘導加熱コイル(3)の最大電力にて通電を継続し、温度差(TH)が任意に設定された温度(TH2)以上となった場合に、次のステップ(ステップ3)に移行し、次の加熱ステップ(ステップ3)では、沸騰制御温度T2を保つように誘導加熱コイル(3)の通電電力を調整する制御を制御部(8)にて行うことを特徴とする業務用炊飯器。
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