JP3588876B2 - 椅子の肘掛け装置 - Google Patents
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- A47C1/02—Reclining or easy chairs
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- A47C1/03—Reclining or easy chairs having independently-adjustable supporting parts the parts being arm-rests
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、座者の体型や作業内容に合わせて、肘当ての左右方向のためには、座体に対して調整し得る椅子の肘掛け装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
座者の体形による腕の位置の違いや、パソコンのキーボードやマウスを操作する場合の腕の支え位置の調整のために、肘当ての左右方向の位置を調整し得る椅子が、例えば実公平4−751号公報に開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述の従来技術では、肘当ての左右方向の移動のためには、基部の下面の前後1対のノブをそれぞれ緩めて、基部上の肘当てを左右方向の所望位置にスライドさせ、再び両ノブを締め付けることにより固定するなど、肘当ての左右方向の位置を調整するための操作が面倒であり、椅子の使用者が替わったり、作業内容が変わった場合などに、パソコンのキーボードやマウスの操作などの作業を長く中断してノブの操作を行うなど、肘当ての左右位置の変更が簡単に行えないという問題がある。
【0004】
また、ノブを締め付ける際など、座者の衣服が肘当て下面と基部上面との間に挾まれて、汚染されるばかりでなく、作業中に、基部の下面に突出するノブなどに身体をぶつけるなどの危険があった。
【0005】
本発明は、このような問題点を解決するため、椅子の使用者が替わったり、作業内容が変わったりした場合の肘当ての左右方向の位置調整を簡単に行え、かつ可動部に座者の衣服が挟まれて汚染されることがなく、座者が作業中に突出部に腕などをぶつけることのない、安全な椅子の肘掛け装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1) 座体の左右両側に立設した肘掛け支柱の頂部に、前後方向を向く肘当て支持部を設け、この肘当て支持部の上に配設した肘当ての裏面に、左右幅が前記肘当て支持部の左右幅よりもかなり広い嵌合溝を凹設し、前記肘当てを前記肘当て支持部に上方より被嵌して、左右方向に移動可能に取り付けるとともに、前記肘当てと前記肘当て支持部との相対向する部分に、互いに係合離脱できる左右方向の波形面からなる係止手段を設けてなる椅子の肘掛け装置であって、前記肘当て支持部の係止手段を、この肘当て支持部の前後端部の上方突出部の内壁に形成された左右方向の波形面とし、かつ肘当ての中間に取り付けた操作手段に設けた外向きの左右方向の波形面を、前記肘当て支持部の波形面に係合離脱させるようにしたものとする。
【0007】
(2) 上記 ( 1 ) 項において、操作手段を、外向きの左右方向の波形面を有し、上部を前記肘当ての嵌合溝内に、下部を前記肘当て支持部の両内壁間の凹所内に収容した前後方向に摺動可能なストッパと、このストッパを前記肘当て支持部の波形面に付勢する操作レバーとからなるものとする。
【0008】
(3) 上記 ( 2 ) 項において、ストッパに垂直ピンを立設し、かつ操作レバーに、この垂直ピンを案内する斜めの長孔を穿設する。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1に示す椅子(A)は、本発明の肘掛け装置の一実施例を適用したもので、座体(1)の左右両脇に、肘掛け支柱(2)が1本ずつ立設されている。この肘掛け支柱(2)の頂部に、肘当て支持部(3)(図2参照)が形成されており、この肘当て支持部(3)に、肘当て(4)が取り付けられている。
【0010】
図2は、図1のII−II線に沿う断面図、図3は、図2のIII−III線に沿う断面図、図4は、図3のIV−IV線に沿う断面図である。
これらの図に明らかなように、肘当て支持部(3)は、肘掛け支柱(2)と一体に形成され、肘掛け支柱(2)から前後両方向に、実質的に水平に延びている。この肘当て支持部( 3 )は、図3に示すように、肘掛け支柱(2)の幅と同じ程度の比較的幅の狭いもので、その前後端部には、上方突出部(3a)(3b)が形成され、これら上方突出部(3a)(3b)の対向面には、左右方向に延びる波形面(5)(6)が形成されている。
【0011】
肘当て支持部(3)の上方突出部(3a)(3b)の対向面間には、平らな凹所(7)が形成され、この凹所(7)には、後述する操作手段である前後のストッパ(8)( 8 )と操作レバー(9)とが収容されている。
【0012】
肘当て支持部(3)の上からは、肘当て(4)が被嵌され、下からは肘掛け下部カバー(10)が嵌合されて、肘当て(4)の前端部(11)に係止され、カバー (10) の後端部は、垂直ピン(12)により肘当て(4)に取り付けられている。
【0013】
肘当て(4)の裏面には、左右幅が肘当て支持部( 3 )の左右幅よりもかなり広い嵌合溝(13)が凹設されている。前述の肘当て支持部(3)の上部突出部(3a)(3b)は、この嵌合溝(13)内に収容されている。
【0014】
前述のストッパ(8)は、嵌合溝(13)のほとんど全幅にわたる幅を有し、嵌合溝(13)内を前後方向に滑動できる。前部ストッパ ( 8 ) の前面、および後部ストッパ ( 8 ) の後面には、左右方向の波形面(14)(15)が形成され、前後に対向する面には、左右方向を向く水平の溝(16)が刻設されている。この溝(16)内に、操作レバー(9)の前後端部(9a)が滑動可能に嵌入している。
【0015】
操作レバー ( 9 ) の前後端部(9a)には、図3に示すように、それぞれ斜め側方を向く長孔(17)が穿設されており、この長孔(17)へ貫挿した前後のスライドピン(18)は、それぞれ前後のストッパ(8)に固定されている。これらの長孔(17)は、図3に示すように、前後部においてハの字状をなすように揃えて配設されている。
【0016】
操作レバー(9)は、コイルばね(19)により内側方へ付勢され、操作ボタン(20)は椅子の内側に突出している。この状態においては、操作レバー(9)の長孔(17)は、前後のスライドピン(18)を、それぞれ前後方向に押す。そのためスライドピン(18)が固定されているストッパ(8)( 8 ) は、前後方向にスライドさせられる。
【0017】
その結果、ストッパ(8)の前後端面に形成された波形面(15)(16)は、それぞれ肘当て支持部(3)、上方突出部 (3a)(3b) における波形面(5)(6)と係合し、肘当て(4)の肘当て支持部(3)に対する左右方向の位置が固定される。すなわち、波形面(5)(6)は、波形面(15)(16)とともに係止手段を構成している。
【0018】
図5に示すように、操作ボタン(20)をコイルばね(19)に抗して押し込むと、斜めの長孔(17)が外方へ移動するため、前後のスライドピン(18)はそれぞれ近づく方向に滑動する。その結果、ストッパ(8)( 8 ) も互いに近づく方向へ滑動し、前部の波形面(14)は、波形面(5)から離れ、後部の波形面(15)は、波形面(6)から離れる。
【0019】
この状態においては、肘当て(4)は、肘当て支持部(3)に対して、嵌合溝(13)の左右幅が許容する限りにおいて、左右に移動することができる。すなわち、図6において、符号(21)を中心位置とすると、符号(22)により示す内方位置から、符号(23)により示す外方位置まで、左右方向に移動させることができる。
所望の左右位置に移動させた後、操作ボタン(20)から手を離せば、肘当て(4)はその位置で固定される。
【0020】
【発明の効果】
本発明によれば、椅子の使用者が替わったり、作業内容が変わったりした場合などに、パソコンのキーボードやマウスの操作を長く中断することなく、肘当ての左右位置の変更を簡単に行うことができる。また、肘当ての左右方向の極限位置で、その位置を越えようとする左右方向の負荷が加わった場合でも、各部材が破損することがなく、肘当ての左右位置の調整に支障をきたすことがない。
【0021】
さらに、肘当て支持部の係止手段を、この肘当て支持部の前後端部の上方突出部の内壁に形成された左右方向の波形面とし、肘当ての中間に取り付けた操作手段に設けた外向きの左右方向の波形面を、前記肘当て支持部の波形面に係合離脱させるようにしてあるから、係止手段が大きく露呈せず、体裁がよいばかりでなく、係止手段に座者の衣服が触れて汚染することもない。
【0022】
請求項2記載の発明によると、操作手段を、外向きの左右方向の波形面を有し、上部を前記肘当ての嵌合溝内に、下部を前記肘当て支持部の両内壁間の凹所内に収容された前後方向に摺動可能なストッパと、このストッパを前記肘当て支持部の波形面に付勢する操作レバーとからなるものとしてあるから、係止手段である波形面とこれを操作する手段のすべてが完全に嵌合溝及び凹所内に隠され、外部には全く露出せず、このためにも体裁が最もよいばかりでなく、座者に対する安全性が良好となる。
【0023】
請求項3記載の発明によると、ストッパに垂直ピンを立設し、操作レバーには、この垂直ピンを案内する斜めの長孔を穿設してあるから、簡単な構成により、確実なストッパの移動の操作を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の肘掛け装置を装備した椅子の正面図である。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図である。
【図3】図2のIII−III線に沿う断面図である。
【図4】図3のIV−IV線に沿う断面図である。
【図5】図3と同様の断面図であるが、作動状態を異にする図である。
【図6】肘当ての左右方向移動位置を示す略図である。
【符号の説明】
(A)椅子
(1)座体
(2)肘掛け支柱
(3)肘当て支持部
(3a)(3b)上方突出部
(4)肘当て
(5)(6)波形面(係止手段)
(7)凹所
(8)ストッパ
(9)操作レバー
(10)肘掛け下部カバー
(11)前端部
(12)垂直ピン
(13)嵌合溝
(14)(15)波形面(係止手段)
(16)水平方向の溝
(17)斜めの長孔
(18)スライドピン
(19)コイルばね
(20)操作ボタン
Claims (3)
- 座体の左右両側に立設した肘掛け支柱の頂部に、前後方向を向く肘当て支持部を設け、この肘当て支持部の上に配設した肘当ての裏面に、左右幅が前記肘当て支持部の左右幅よりもかなり広い嵌合溝を凹設し、前記肘当てを前記肘当て支持部に上方より被嵌して、左右方向に移動可能に取り付けるとともに、前記肘当てと前記肘当て支持部との相対向する部分に、互いに係合離脱できる左右方向の波形面からなる係止手段を設けてなる椅子の肘掛け装置であって、
前記肘当て支持部の係止手段を、この肘当て支持部の前後端部の上方突出部の内壁に形成された左右方向の波形面とし、かつ肘当ての中間に取り付けた操作手段に設けた外向きの左右方向の波形面を、前記肘当て支持部の波形面に係合離脱させるようにしたものとしたことを特徴とする椅子の肘掛け装置。 - 操作手段を、外向きの左右方向の波形面を有し、上部を前記肘当ての嵌合溝内に、下部を前記肘当て支持部の両内壁間の凹所内に収容した前後方向に摺動可能なストッパと、このストッパを前記肘当て支持部の波形面に付勢する操作レバーとからなるものとしたことを特徴とする請求項1記載の椅子の肘掛け装置。
- ストッパに垂直ピンを立設し、かつ操作レバーに、この垂直ピンを案内する斜めの長孔を穿設したことを特徴とする請求項2記載の椅子の肘掛け装置。
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JP28147395A JP3588876B2 (ja) | 1995-10-30 | 1995-10-30 | 椅子の肘掛け装置 |
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JPH09121976A JPH09121976A (ja) | 1997-05-13 |
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1995
- 1995-10-30 JP JP28147395A patent/JP3588876B2/ja not_active Expired - Fee Related
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