JP3588407B2 - 長尺物ごみ切断装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、特に廃棄物処理設備において好適に用いることができる長尺物ごみ切断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、上記した用途に供される長尺物ごみ切断装置として、実開昭63−47892号公報に記載されている長尺物ごみ切断装置Cがあり、同装置の構成を図8〜図10を参照して簡単に説明する。
図8に示すように、塵芥焼却炉の塵芥ピット80に貯留され、長尺物ごみを含む塵芥は、バケット付クレーン81によって供給投入ホッパー82に投入され、そこから焼却炉83に供給される。そして、塵芥中の長尺物ごみ95は塵芥ピット80と焼却炉83との間に配設されている長尺物ごみ切断装置Cによって切断されることになる。
【0003】
図9及び図10に長尺物ごみ切断装置Cの具体的構成が記載されており、84は円盤状カッター85が移動するカッターレールで、架台86の長手方向に沿って延びるように取付けられている。87はガイドアームレールで、カッターレール84の下に平行に位置し、その右端が架台86の上枠長手方向に設けられた矩形の保持枠88の一端に取付けられている。保持枠88は、その一端部を回転軸89によって架台86上に回動自在に枢着されると共にその他端部は架台86に取付けられた押付用エアシリンダ90の出力軸91に連結されている。また、保持枠88の上には、カッター用エアシリンダ92の本体が保持枠88の長手方向に並行に取付けられ、カッター用エアシリンダ92の出力軸93の先端にはカッターレール84上を移動する円盤状カッター85が回転自在に取付けられている。なお、94は案内カバーである。
【0004】
これにより、円盤状カッター85はカッター用エアシリンダ92の伸長によってカッターレール84上を回転移動し長尺物ごみ95を切断する。この時、押付用エアシリンダ90の伸長側への作動に応じ、保持枠88の右側が回転軸89を支点に上方向へ揺動し、これと一体にガイドアームレール87が下降動作をして、長尺物ごみ95を容易に切断できるように円盤状カッター85に一定圧力が加えられることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記した長尺物ごみ切断装置Cは未だ以下の解決すべき課題を有していた。
即ち、長尺物ごみ95の大きさ及び材質が異なる場合、この長尺物ごみ切断装置Cでは十分対処できないおそれがある。また、長尺物ごみ95が長スパンにわたる場合、長尺物ごみ95がたるんでカッターレール84上に密着せず、その一部が円盤状カッター85より上方に位置する場合もある。この場合、円盤状カッター85ではもはや長尺物ごみ95を切断することができず、人手で長尺物ごみ95を除去する必要があった。このような長尺物ごみ95の除去作業は煩雑であると共に、高所作業となる場合が多いので、作業は危険性を伴っていた。
【0006】
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、長尺物ごみの大きさや質にかかわらず、自動的にかつ確実に除去することができ、長尺物ごみの除去作業を容易、確実かつ安全に行うことができると共に、作業環境も改善することができる長尺物ごみ切断装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的に沿う請求項1記載の長尺物ごみ切断装置は、作業床面上に投入ホッパーの側壁の外面に沿ってかつ該側壁に向けて起倒自在に取付けられ、上縁部が、傾倒位置で前記投入ホッパーの側壁の上縁部に接触すると共に、起立位置で前記投入ホッパーの側壁の上縁部から離隔し、前記上縁部同士で長尺物ごみにテンションをかけることができる前記投入ホッパーの側壁と同じ高さを有する矩形板状の傾動板と、前記傾動板が前記傾倒位置にある場合は前記投入ホッパーの側壁の一端側の待機位置に配設され、前記傾動板が前記起立位置にある場合は、前記投入ホッパーの側壁と前記傾動板との間に形成される横長空間を通して前記投入ホッパーの側壁の他端側まで移動でき、かつ、前記傾動板の上縁部と同じ高さ位置に第1のクランプ面とカッター受溝とを有するごみ移動台車と、前記投入ホッパーの側壁の他端側に配設され、前記ごみ移動台車の第1のクランプ面及びカッター受溝と同じ高さ位置に第2のクランプ面とカッター挿通溝を有し、前記第1のクランプ面と前記第2のクランプ面とによって前記長尺物ごみをクランプできるクランプ板と、前記投入ホッパーの側壁の他端側に配設され、前記カッター挿通溝を通して前記カッター受溝内に進入され、前記長尺物ごみを切断するごみ切断カッターとを具備する。
【0008】
請求項2記載の長尺物ごみ切断装置は、請求項1記載の長尺物ごみ切断装置において、前記クランプ板は固定板に弾性手段を介して取付けられている。
【0009】
【発明の実施の形態】
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
まず、図1を参照して、本発明の一実施の形態に係る長尺物ごみ切断装置Aの使用態様について説明する。図示するように、長尺物ごみ切断装置Aは、廃棄物処理設備の一部として用いられている。
即ち、廃棄物処理設備は、その前段階処理設備として、下部にごみピット19を有するごみ貯留室20を具備しており、ごみ貯留室20の上方にはバケット21を昇降自在に吊支するごみクレーン22が走行自在に配設されている。
また、廃棄物処理炉10の直上には投入ホッパー23が連設されており、この投入ホッパー23内にバケット21からごみを落下することによって、ごみを廃棄物処理炉10内に供給することができる。
【0010】
本実施の形態に係る長尺物ごみ切断装置Aは、図1に示すように、ごみ貯留室20の作業床面24上に、投入ホッパー23の側壁25の外面に沿って配設されており、後述するように、バケット21から投入ホッパー23内にごみを落下する際、投入ホッパー23の側壁25に引っ掛かる長尺物ごみa(図6参照)を切断することができる。
【0011】
次に、図2〜図6を参照して、長尺物ごみ切断装置Aの具体的構成について説明する。
まず、長尺物ごみ切断装置Aの全体的に構成について説明する。
図1〜図3に示すように、投入ホッパー23の側壁25の上部が作業床面24上に傾斜状態にオーバーハングしており、この側壁25に隣接する作業床面24の個所には、側壁25に向けて起倒自在に傾動板26が配設されており、傾動板26は、図2に示すように、投入ホッパー23の側壁25の上部と略同じ長さ及び高さを有している。
【0012】
図2に示すように、傾動板26の裏面下部は、投入ホッパー23の側壁25から離隔した位置で作業床面24上に設置された支持脚27の頂部に枢軸28によって揺動自在に枢支されている。一方、傾動板26の裏面上部は、投入ホッパー23の側壁25に支持脚27より近接した位置で作業床面24上に設置されている起倒シリンダ29の伸縮ロッド30の先部に枢軸31によって枢支されている。
【0013】
かかる構成によって、後述するように、起倒シリンダ29の作動によって、傾動板26は枢軸28周りに上下方向に回動し、傾倒位置と起立位置とを取ることができる。そして、投入ホッパー23へのごみ投入作業がなされる際に取られる傾倒位置では、傾動板26の上縁部32は投入ホッパー23の側壁25の上縁部33に接合する。一方、上記した上縁部32、33の接合部に中途部分が引っ掛かった長尺物ごみaを除去する際に取られる起立位置では、傾動板26の上縁部32は投入ホッパー23の側壁25の上縁部33から離隔される。従って、上縁部32、33間で上方凸の緩んだ状態で張設されている長尺物ごみaに、長尺ごみaと上縁部32、33との間の摺動抵抗を利用してテンションをかけ直線状にすることができる。
【0014】
図3に示すように、投入ホッパー23の側壁25の一端側には、ごみ移動台車34が待機状態に配置されており、このごみ移動台車34は、傾動板26が前記した起立位置にある場合は、投入ホッパー23の側壁25と傾動板26との間に形成される横長空間を通して投入ホッパー23の側壁25の他端側まで移動でき、かつ、少なくとも、傾動板26の上縁部32と同じ高さ位置に第1のクランプ面35とカッター受溝36とを有する。
【0015】
このごみ移動台車34の構成について、図2及び図3を参照してさらに詳細に説明する。
図2及び図3に示すように、投入ホッパー23の側壁25の一端側と他端側との間の作業床面24上には、一対のチャンネル37からなる上部ガイドレール38と、矩形箱型断面を有するボックス状の下部ガイドレール39とが設置されている。
【0016】
上部ガイドレール38上には、上部水平部材と一対の下部垂直部材とからなる門型形状の台車本体40が跨設状態に取付けられており、下部垂直部材の内側に取付けられた走行車輪41は、それぞれ、上部ガイドレール38のチャンネル37によって転動自在に支持されている。また、台車本体40の下部垂直部材には、さらに、走行時の垂直方向及び水平方向のぶれを防止するためのガイドローラ42、43が取付けられており、ガイドローラ42は上部ガイドレール38の下面に転動自在に当接されており、ガイドローラ43は下部ガイドレール39の側面に転動自在に当接されている。
台車本体40上には台形ブラケット44を介して縦長の矩形板からなるごみ当接板45が立設されている。
【0017】
図6に示すように、ごみ当接板45は凹溝が投入ホッパー23の側壁25の他端側に向けて開口するチャンネルからなり、凹溝によってカッター受溝36が形成されると共に、カッター受溝36の両側に位置する垂直壁46の端面によって第1のクランプ面35が形成されることになる。
また、図5にごみ移動台車34の他の支持走行方式を示す。図示するように、投入ホッパー23の側壁25の一端側と他端側との間の作業床面24上であって、上部ガイドレール38の上方をなす個所に、上方凸のアングルからなるガイドレール47が架設されており、このガイドレール47に、ごみ移動台車34の台形ブラケット44の下面に下端が切欠された略正方形の取付枠50を介して、上下2対のガイドローラ48、49が転動自在に支持されている。
【0018】
さらに、図3に示すように、投入ホッパー23の側壁25の一端側と他端側には、それぞれ、被駆動側スプロケット取付台51と駆動側スプロケット取付台52とが設置されており、被駆動側スプロケット取付台51には被駆動側スプロケット53が取付けられ、駆動側スプロケット取付台52には駆動側スプロケット54が取付けられている。そして、これらの被駆動側スプロケット53と駆動側スプロケット54とには駆動チェン55が巻回されており、その両端はごみ移動台車34の台車本体40の両端に結着されている。また、駆動側スプロケット54は、図示しないが、駆動側スプロケット取付台52に取付けられている台車走行モータの出力軸に固着されている。なお、図3において、56a,56bはアイドラースプロケットである。
【0019】
従って、台車走行モータを駆動することによって、ごみ移動台車34を、投入ホッパー23の側壁25の一端側と他端側の間で、上部ガイドレール38、下部ガイドレール39及びガイドレール47に沿って、円滑に往復移動させることができる。
【0020】
次に、投入ホッパー23の側壁25の他端側に配設されたクランプ板57について、図3、図4、図6及び図7を参照して説明する。
図示するように、クランプ板57は縦長の矩形板からなり、ごみ移動台車34の第1のクランプ面35及びカッター受溝36と同じ高さ位置に第2のクランプ面58と第1のカッター挿通溝59とを有している。従って、後述するように、ごみ移動台車34をクランプ板57に向けて移動した際、第1のクランプ面35は第2のクランプ面58と当接され、この当接によって長尺物ごみaはクランプされることになる。
【0021】
図3、図6及び図7に示すように、クランプ板57は略同一矩形形状を有する固定板60に、弾性手段の一例であるショックアブソーバ60aを介して取付けられている。そして、固定板60にも、第1のカッター挿通溝59と整合する第2のカッター挿通溝61が設けられている。
固定板60の基部はクランプ板移動台車62の先部に立設状態に取付けられており、クランプ板移動台車62は、作業床面24上に設置された架台63上に、進退シリンダ64によって、ごみ移動台車34に向けて進退自在に設置されている。なお、65はクランプ板移動台車62の進退を案内するガイドレールである。
【0022】
また、クランプ板移動台車62上であって、固定板60の後部をなす個所にはごみ切断カッター66が前後方向に揺動自在に配設されている。ごみ切断カッター66は周面に切削刃を有する円盤からなり、カッターケーシング67の先部に取付けられた回転モータ66aによって駆動される枢軸68に固着されており、かつ、その略半分がカッターケーシング67より外部に露出している。カッターケーシング67の基部は、一端が進退シリンダ64の伸縮ロッド69の先部に枢軸70によって連結されると共に、他端がクランプ板移動台車62の前部に枢軸72によって枢支された揺動レバー71の上側面に連結されている。なお、72aはクランプ板移動台車62とカッターケーシング67との間に介設された引き戻しばねである。
【0023】
かかる構成によって、進退シリンダ64を進出すると、図7に示すように、ごみ切断カッター66は、まず、クランプ板移動台車62と共に、実線で示す位置から一点鎖線で示す位置まで移動する。この位置でクランプ板移動台車62の先端部に立設されるクランプ板57が、移動してきたごみ移動台車34のクランプ面35に当接するので、クランプ板移動台車62は同位置に停止される。
進退シリンダ64をさらに進出すると、クランプ板移動台車62が更に移動して、架台63に取付けられたストッパー板73に当接する。クランプ板移動台車62は以降移動できないので、図7に示すように、ごみ切断カッター66が枢軸72周りに回転し、この回転によってカッターケーシング67の先部と円盤からなるごみ切断カッター66は、固定板60に設けられた第2のカッター挿通溝61とクランプ板57に設けられた第1のカッター挿通溝59を通して、ごみ当接板45に向けて進出することになる。即ち、ごみ切断カッター66は一点鎖線で示す位置から二点鎖線で示す位置に移動する。
【0024】
次に、上記した構成を有する長尺物ごみ切断装置Aの作動について、図1〜図7を参照して説明する。
通常のごみ投入作業時には、起倒シリンダ29の伸縮ロッド30を後退させて、図2及び図4に仮想線で示すように、傾動板26を枢軸28周りに時計方向に回転することによって傾倒し、その上縁部32を投入ホッパー23の側壁25の上縁部33に接合させる。その後、バケット21よりごみを投入ホッパー23を通して廃棄物処理炉10内に投入する。なお、このごみ投入作業時には、ごみ当接板45を搭載したごみ移動台車34は、投入ホッパー23の側壁25の一端部の待機位置に配設されている。
【0025】
そして、上記したごみ投入作業において、作業者が、図6に示すように、長尺物ごみaが傾動板26の上縁部32と投入ホッパー23の側壁25の上縁部33との接合頂部に引っ掛かっていることを発見した場合は、ただちに、投入ホッパー23へのごみの投入を停止すると共に、起倒シリンダ29の伸縮ロッド30を進出させて、図2及び図4に実線で示すように、傾動板26を枢軸28周りに反時計方向に回転することによって起立し、傾動板26の上縁部32を投入ホッパー23の側壁25の上縁部33から離隔する。これによって、長尺物ごみaの接合頂部に引っ掛かっている部分はテンションを受けて直線に引っ張られることになる。また、傾動板26と投入ホッパー23の側壁25との間には上部が開口した横長空間が形成されることになる。
【0026】
次に、駆動側スプロケット取付台52に取付けられている台車走行モータを駆動して、図3において反時計方向に周回させることによって、ごみ移動台車34を投入ホッパー23の側壁25の一端側から他端側に向けて移動する。この移動において、ごみ移動台車34に搭載したごみ当接板45が長尺物ごみaに当接した後、長尺物ごみaを、傾動板26の上縁部32及び投入ホッパー23の側壁25の上縁部33上を摺動させながら投入ホッパー23の側壁25の他端側に移動し、上記ごみ移動台車34が投入ホッパー23の側壁25の他端側に到達した時点でその移動を停止する。次に、図7に示すように、進退シリンダ64を進出してごみ切断カッター66をクランプ板移動台車62と共に実線で示す位置から一点鎖線で示す位置まで移動し、長尺物ごみaは、ごみ当接板45に形成されている第1のクランプ面35とクランプ板57に形成されている第2のクランプ面58との間に強力にクランプされることになる。
【0027】
その後、さらに進退シリンダ64を進出すると共に回転モータ66aを駆動すると、ごみ切断カッター66は回転しながら枢軸72周りに旋回し、固定板60に設けられた第2のカッター挿通溝61とクランプ板57に設けられた第1のカッター挿通溝59を通して、ごみ当接板45に向かい、第1のクランプ面35と第2のクランプ面58によって強力にクランプされている長尺物ごみaを確実に切断することができる。
【0028】
また、本実施の形態では、クランプ板57と固定板60との間にはショックアブソーバ60aが介設されているので、長尺物ごみaの大きさや質いかんにかかわらず、強力に長尺物ごみaを第1のクランプ面35と第2のクランプ面58でクランプすることができ、ごみ切断カッター66によって確実に切断することができる。
さらに、長尺物ごみaがなくなるので、廃棄物処理炉10のガスシール性を向上でき、ごみ貯留室20の環境を改善することができる。また、廃棄物処理炉10の上部から長尺物ごみaが垂れ下がるのを防止でき、美観の向上を図ることができる。
【0029】
【発明の効果】
請求項1及び2記載の長尺物ごみ切断装置においては、投入ホッパーへのごみ投入作業がなされる場合には傾動板の上縁部を投入ホッパーの側壁の上縁部に接合させて通常のごみ投入作業を行うことができると共に、上縁部の接合部に長尺物ごみが引っ掛かった場合は、傾動板の上縁部を投入ホッパーの側壁の上縁部から離隔して、上縁部同士間に張設される長尺物ごみにテンションをかけて直線上に引っ張り、その後、ごみ移動台車を投入ホッパーの側壁と傾動板との間に形成される横長空間を通して投入ホッパーの側壁の一端側から他端側に向けて移動して長尺物ごみを他端側に寄せた後、第1及び第2のクランプ面との間で長尺物ごみをクランプし、ごみ切断カッターによって切断することができる。
【0030】
従って、投入ホッパーに投入される長尺物ごみを確実に切断することができ、人手による除去作業をなくすことができ、作業者のメンテナンスを軽減することができる。
長尺物ごみ切断装置を廃棄物処理設備に用いた場合は、廃棄物処理炉において長尺物ごみがなくなり、ガスシール性を向上でき、ごみ貯留室の環境を改善することができる。また、廃棄物処理炉の上部から長尺物ごみが垂れ下がるのを防止でき、美観の向上を図ることができる。
【0031】
特に、請求項2記載の長尺物ごみ切断装置においては、クランプ板は固定板に弾性手段を介して取付けられている。
従って、長尺物ごみの大きさや質如何にかかわらず、強力に長尺物ごみをごみ当接板とクランプ板との間にクランプすることができ、ごみ切断カッターによって確実に切断することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る長尺物ごみ切断装置を具備する廃棄物処理設備のレイアウトの一部を示す説明図である。
【図2】同側面図である。
【図3】図2のI−I線による矢視図である。
【図4】図3の II − II 線による矢視図である。
【図5】ごみ移動台車のためのガイドレールの説明図である。
【図6】長尺物ごみ切断装置の要部斜視図である。
【図7】ごみ切断カッターの作動説明図である。
【図8】従来の長尺物ごみ切断装置の設置状態を示す説明図である。
【図9】同平面図である。
【図10】同正面図である。
【符号の説明】
A 長尺物ごみ切断装置 a 長尺物ごみ
10 廃棄物処理炉 19 ごみピット
20 ごみ貯留室 21 バケット
22 ごみクレーン 23 投入ホッパー
24 作業床面 25 側壁
26 傾動板 27 支持脚
28 枢軸 29 起倒シリンダ
30 伸縮ロッド 31 枢軸
32 上縁部 33 上縁部
34 ごみ移動台車 35 第1のクランプ面
36 カッター受溝 37 チャンネル
38 上部ガイドレール 39 下部ガイドレール
40 台車本体 41 走行車輪
42 ガイドローラ 43 ガイドローラ
44 台形ブラケット 45 ごみ当接板
46 垂直壁 47 ガイドレール
48 ガイドローラ 49 ガイドローラ
50 取付枠 51 被駆動側スプロケット取付台
52 駆動側スプロケット取付台 53 被駆動側スプロケット
54 駆動側スプロケット 55 駆動チェン
56a アイドラースプロケット 56b アイドラースプロケット
57 クランプ板 58 第2のクランプ面
59 第1のカッター挿通溝 60 固定板
60a ショックアブソーバ(弾性手段)
61 第2のカッター挿通溝 62 クランプ板移動台車
63 架台 64 進退シリンダ
65 ガイドレール 66 ごみ切断カッター
66a 回転モータ 67 カッターケーシング
68 枢軸 69 伸縮ロッド
70 枢軸 71 揺動レバー
72 枢軸 72a 引き戻しばね
73 ストッパー板
Claims (2)
- 作業床面上に投入ホッパーの側壁の外面に沿ってかつ該側壁に向けて起倒自在に取付けられ、上縁部が、傾倒位置で前記投入ホッパーの側壁の上縁部に接触すると共に、起立位置で前記投入ホッパーの側壁の上縁部から離隔し、前記上縁部同士で長尺物ごみにテンションをかけることができる前記投入ホッパーの側壁と同じ高さを有する矩形板状の傾動板と、
前記傾動板が前記傾倒位置にある場合は前記投入ホッパーの側壁の一端側の待機位置に配設され、前記傾動板が前記起立位置にある場合は、前記投入ホッパーの側壁と前記傾動板との間に形成される横長空間を通して前記投入ホッパーの側壁の他端側まで移動でき、かつ、前記傾動板の上縁部と同じ高さ位置に第1のクランプ面とカッター受溝とを有するごみ移動台車と、
前記投入ホッパーの側壁の他端側に配設され、前記ごみ移動台車の第1のクランプ面及びカッター受溝と同じ高さ位置に第2のクランプ面とカッター挿通溝を有し、前記第1のクランプ面と前記第2のクランプ面とによって前記長尺物ごみをクランプできるクランプ板と、
前記投入ホッパーの側壁の他端側に配設され、前記カッター挿通溝を通して前記カッター受溝内に進入され、前記長尺物ごみを切断するごみ切断カッターとを具備する長尺物ごみ切断装置。 - 前記クランプ板は固定板に弾性手段を介して取付けられていることを特徴とする請求項1記載の長尺物ごみ切断装置。
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